Cisco CallManager Express 3.2 システム アドミニストレータ ガイド
Cisco CME Phone 機能の設定
Cisco CME Phone 機能の設定
発行日;2012/01/08 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

Cisco CME Phone 機能の設定

内容

関連機能

ダイヤル機能

通話中のユーザに対するコールバック

ローカル短縮ダイヤル

モニタ回線ボタンの短縮ダイヤル

オンフック ダイヤル

個人用短縮ダイヤル

短縮ダイヤル ボタン

ルータの CLI からの短縮ダイヤル ボタン情報の定義

IP Phone からの既存の短縮ダイヤル ボタン情報の変更

前提条件

自動回線選択

コール転送機能と自動転送機能

ダイレクト ステーション選択に対する打診転送のサポート

CFwdAll([フザイ])ソフトキーの制限制御

DND 自動転送

電話会議機能

会議開催者の終了制御

G.711 での 3 者間電話会議

設定可能な電話機の表示と音

コール ウェイティング ビープ音

制約事項

着信名と ephone-dn 名の表示

オーバーレイされた ephone-dn の着信名の表示設定

制約事項

オーバーレイされていない ephone-dn の着信名の表示設定

オーバーレイされた ephone-dn の ephone-dn 名の表示設定

制約事項

発信コールに関する発信者 ID のブロック

制約事項

コールごとの発信者 ID のブロック

IP Phone のヘッダー バー

ソフトキーの選択と順序

Cisco IP Phone 7905G、Cisco IP Phone 7912G、Cisco IP Phone 7940、および Cisco IP Phone 7960 のシステム テキスト メッセージ

Cisco IP Phone 7940G と Cisco IP Phone 7960G のシステム表示メッセージ(アイドル URL)

カスタマイズされた機能ボタンの URL プロビジョニング

ダイレクト FXO トランク回線

制約事項

Cisco CME Phone 機能の設定

この章では、Cisco CallManager Express(Cisco CME)システムで使用される各 IP Phone のオプション機能について説明します。


) 「Cisco IOS Voice Configuration Library」全体(ライブラリの前書きと用語集、他の機能に関する資料、トラブルシューティングに関する資料を含む)には、
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios123/123cgcr/vcl.htm からアクセスできます。


関連機能

設定可能なラベルによって、ephone-dn の回線ボタンの横に表示されるテキストを指定できます。「 プライマリ コール カバレッジ用のアテンダントの設定 」の章の「ラベル サポート」の項を参照してください。

コール ピックアップおよびコール ピックアップ グループについては、「 セカンダリ コール カバレッジの設定 」の章を参照してください。

ページング機能とインターコム機能については、「 生産性ツールの設定 」の章を参照してください。

ダイヤル機能

この項では、次のダイヤル機能について説明します。

「通話中のユーザに対するコールバック」

「モニタ回線ボタンの短縮ダイヤル」

「オンフック ダイヤル」

「個人用短縮ダイヤル」

「短縮ダイヤル ボタン」

通話中のユーザに対するコールバック

この機能を使用すると、通話中の内線番号をダイヤルした発信者は、その番号が空いたときにシステムからコールバックを要求できます。発信者は、応答のない内線番号へのコールバックも要求できます。システムは、その内線番号の電話機が次に使用されたときにコールバックを通知します。

この機能を使用できるのは、Cisco 無線 IP 電話 7920、Cisco IP Phone 7940、および Cisco IP Phone 7960 だけです。

内線番号をダイヤルしてビジー トーンまたは無応答トーンが聞こえた後にコールバック機能をアクティブにするには、 CallBack ([オリカエシ])ソフトキーを押します。電話をかけた回線が空いたことを通知するためにシステムがコールバックすると、短い呼び出し音が 1 回鳴り、「オリカエシ リダイヤル」というメッセージとともに内線番号が表示されます。その番号に電話をかけるには、 Redial ([リダイヤル])ソフトキーを押します。

特定の内線番号に対して指定できるコールバック要求は 1 つだけですが、発信者はさまざまな番号に対していくつかのコールバックを開始できます。コールバック要求がすでに指定されている番号に対して、発信者がさらにコールバック要求を指定しようとすると、小刻みなビジー トーンが聞こえます。

電話をかけた番号でコール転送が有効になっている場合、コールバック要求は最終的な宛先番号に対して指定されます。

この機能に必要な設定はありません。 show ephone-dn callback コマンドは、現時点でコールバック要求が指定されている電話機のリストを表示します。

ローカル短縮ダイヤル

ローカル短縮ダイヤル機能は、システム全体で頻繁に使用する電話番号のリストを作成します。管理者がすべての電話機に対して最大 32 エントリまでプログラムできます。ローカル短縮ダイヤル番号は、電話機のディレクトリ ボタンから使用できます。

ローカル短縮ダイヤルを定義するには、最初にシステム管理者が、「speeddial.xml ファイルの例」に示されている speeddial.xml という XML ファイルを作成します。管理者が speeddial.xml ファイルを Cisco CME ルータのフラッシュ メモリに置くと、Directories([ディレクトリ])メニューから Local Speed Dial([ローカルタンシュクダイヤル])が選択されたときに、ローカル短縮ダイヤル メニューが表示されます。

モニタ回線ボタンの短縮ダイヤル

Cisco CME 3.2 以降のバージョンでは、モニタ回線ボタンを使用すると、モニタ回線の番号を短縮ダイヤルできます。モニタ回線とは、2 人のユーザが共有する回線です。共有回線でコールを一度に発信および受信できるのは一方のユーザだけです。このとき、もう一方のユーザは、自分の回線がモニタ モードになるため、回線が使用中であることを識別できます。短縮ダイヤルは、モニタ回線のランプが消灯しているときに使用できます。たとえば、マネージャと会話しようとするアシスタントは、消灯しているモニタ回線ボタンを押して、マネージャの番号を短縮ダイヤルすることができます。

モニタ回線ランプは、その回線がアイドル コール状態にある場合にだけ消灯します。アイドル状態になるのは、コールの完了後からコールの発信前までです。それ以外のコール状態では、モニタ回線ランプは点灯します。

必要な設定はありません。

オンフック ダイヤル

オンフック ダイヤルを使用すると、電話機をオンフックにして受話器を置いたままの状態で番号をダイヤルして電話をかけることができます。番号をダイヤルすると、その番号が電話機のディスプレイに表示されます。バックスペース ソフトキー(<<)を使用すると、誤入力した数字を消去できます。番号の入力を終えてその番号に電話をかけるには、次のいずれかの方法に従います。

スピーカフォンやヘッドセットを使用している場合は、回線ボタンまたは Dial ソフトキーを押す。

受話器を取り上げる。

この機能をアクティブにするために必要な設定はありません。

個人用短縮ダイヤル

個人用短縮ダイヤル機能を使用すると、IP Phone ごとに最大 24 の個人用短縮ダイヤル番号をプログラムできます。この機能を使用できるのは、Cisco IP Phone 7940 と Cisco IP Phone 7960 だけです。

個人用短縮ダイヤル番号は、Cisco IP Phone 7940 および Cisco IP Phone 7960 で、[ディレクトリ] > [ローカル サービス]> Personal Speed Dial オプションから表示されるメニューのエントリとして示されます。個人用短縮ダイヤル エントリは、入力された順に表示されます。

要約手順

1. ephone phone-tag

2. fastdial dial-tag number name name-string

3. exit

詳細手順

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

ephone phone-tag

 

Router(config)# ephone 1

ephone 設定モードを開始します。

phone-tag :個人用短縮ダイヤル番号をプログラムする電話機の固有のシーケンス番号。

ステップ 2

fastdial dial-tag number name name-string

 

Router(config-ephone)# fastdial 1 5552 name Sales

この IP Phone に個人用短縮ダイヤル番号のエントリを作成します。

dial-tag:設定時にこのエントリを識別する固有の ID。値の範囲は 1 ~ 24 です。

number:ダイヤルする電話番号または内線番号。

name name-string:Personal Speed Dial メニューに表示されるラベル。英数字の文字列で、最大 24 文字まで指定できます。

ステップ 3

exit

 

Router(config-ephone)# exit

ephone 設定モードを終了します。

次の例では、1 つの IP Phone に対して 3 つの個人用短縮ダイヤル リストを持つディレクトリを作成します。

ephone 1
fastdial 1 5489 name Marketing
fastdial 2 12125550155 name Sales-NY
fastdial 3 12135550112 name Sales-LA

短縮ダイヤル ボタン

内線番号用に使用されていない IP Phone のボタンを短縮ダイヤル ボタンとしてプログラムできます。最初に管理者が短縮ダイヤル定義を電話機に設定する必要があります。短縮ダイヤル定義は、未使用のボタンに短縮ダイヤル機能を自動的に実装するために使用されます。たとえば、管理者が 6 つのボタンがある電話機に対して 4 つの短縮ダイヤル定義を作成した場合、2 つのボタンだけが内線電話番号に割り当てられます。残りの 4 つのボタンは 4 つの短縮ダイヤル定義に割り当てられ、管理者またはユーザがそれらに対して短縮ダイヤル番号をプログラムできます。

管理者は、短縮ダイヤル番号を関連付けて短縮ダイヤル定義を作成することも、関連付けずに作成することもできます。短縮ダイヤル定義に番号が関連付けられている場合、管理者は電話機からその番号が変更されないようにロックできます。番号がロックされていない場合、または番号が定義に関連付けられていない場合、電話機ユーザは電話機から短縮ダイヤル番号をプログラムできます。電話機で使用できるボタンより多くの定義が作成されると、余分な定義は無視されます。

Cisco ATA-186 デバイスまたは Cisco ATA-188 デバイスを使用して Cisco CME にアクセスしているアナログ電話機のユーザは、別の方法で短縮ダイヤル番号にアクセスします。ATA デバイスを使用している電話機のユーザは、短縮ダイヤル ボタンを押す代わりに、アスタリスク(*)キーと短縮ダイヤル ID の数字を押すことによって、短縮ダイヤル番号をダイヤルします。たとえば、ATA-186 を使用している電話機のユーザは、*1 を押すことによって、短縮ダイヤル 1 としてプログラムされた番号をダイヤルします。Analog Telephone Adaptor(ATA; アナログ電話アダプタ)デバイスを備えた電話機では、短縮ダイヤル番号の最大数が 9 に制限され、それらはシステム管理者がプログラムする必要があります。番号を電話機からプログラムすることはできません。ATA デバイスを使用する電話機で短縮ダイヤル番号をプログラムした場合、システム管理者はそれを電話機ユーザに伝える必要があります。

この項では、次の作業について説明します。

「ルータの CLI からの短縮ダイヤル ボタン情報の定義」

「IP Phone からの既存の短縮ダイヤル ボタン情報の変更」

ルータの CLI からの短縮ダイヤル ボタン情報の定義

短縮ダイヤル定義は、管理者が Cisco CME の ルータ の CLI から追加または変更できます。番号は、電話機から変更されないようにロックできます。短縮ダイヤル ボタン定義に加えられた変更は、タイマーによる遅延の後、ルータの Nonvolatile Random-Access Memory(NVRAM; 不揮発性 RAM)の設定に保存されます。

短縮ダイヤル定義は、固有の ID( speed-tag )、ダイヤルする番号、およびオプションのラベルで構成されます。各定義は、すべての内線番号が電話機に割り当てられた後、未使用の電話ボタンに対して自動的に割り当てられます。各定義は、それぞれの短縮ダイヤル ID( speed-tag )番号の順序で割り当てられます。これらの ID 番号は、電話機の物理的なボタン レイアウトとは関連していません。

たとえば、短縮ダイヤル 1 は、電話機の最初(一番上)のボタンではなく、短縮ダイヤルに使用できる最初のボタンに割り当てられます。ボタンが 6 つある電話機に 2 つの内線番号と 4 つの短縮ダイヤル定義がある場合、短縮ダイヤル 1 は、電話機の 3 番目の物理的なボタン(短縮ダイヤルに使用できる最初のボタン)に表示されます。内線番号に使用されるボタンの数が変更されると、特定の短縮ダイヤル定義を割り当てられるボタンも自動的に変わります。前の例の電話機でボタン 3 に第 3 の内線番号を追加すると、短縮ダイヤル 1 はボタン 4(この場合、これが短縮ダイヤルに使用できる最初のボタンになります)に移動します。初めの 3 つのボタンに内線番号が割り当てられ、後の 3 つのボタンに短縮ダイヤル定義が割り当てられます。4 番目の短縮ダイヤル定義は、使用できるボタンがないため、電話機には表示されなくなります。4 番目の短縮ダイヤル定義は無視されます。

要約手順

1. ephone phone-tag

2. speed-dial speed-tag digit-string [ label label-text ]

3. restart

4. exit

詳細手順

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

ephone phone-tag

 

Router(config)# ephone 55

ephone 設定モードを開始します。

phone-tag :短縮ダイヤル機能を追加する電話機を識別する固有のシーケンス番号。

ステップ 2

speed-dial speed-tag digit-string [ label label-text ]

 

Router(config-ephone)# speed-dial 1 +5001 label “Head Office”

固有の短縮ダイヤル ID、ダイヤルする数字列、ボタンの横に表示するオプションのラベルを定義します。IP Phone に対しては最大 34、ATA を備えた電話機に対しては最大 9 の短縮ダイヤルを定義できます。

speed-tag :短縮ダイヤル定義の ID。値の範囲は 1 ~ 34 です。

digit-string :短縮ダイヤル ボタンが押されたときにダイヤルされる番号。先頭にプラス記号(+)を付けた場合、この短縮ダイヤル番号はロックされ、電話機で変更することはできません。シャープ記号(#)だけである場合は、短縮ダイヤル番号が割り当てられていない空の短縮ダイヤル定義が設定されます。空の短縮ダイヤル定義は、電話機でプログラムできます。

label label-text :短縮ダイヤル ボタンの横に表示する識別テキストが含まれるキーワードと文字列。スペースが含まれている場合は、文字列を引用符で囲みます。最大長は 32 文字ですが、電話機に表示できるのは 16 文字だけです。

ステップ 3

restart

 

Router(config-ephone)# restart

この ephone の高速リブートを実行します。更新情報を取得するために DHCP または TFTP サーバには連携しません。

ステップ 4

exit

 

Router(config-ephone)# exit

ephone-dn 設定モードを終了します。

次の例では、短縮ダイヤル ボタンの横にラベルが表示される、ロックされた短縮ダイヤル番号を 2 つ定義します。これらの短縮ダイヤル定義は、すべての内線番号が割り当てられた後、次の空のボタンに割り当てられます。たとえば、Cisco IP Phone 7960 で 2 つの内線番号が割り当てられている場合、これらの短縮ダイヤル定義は 3 番目と 4 番目のボタンに表示されます。

ephone 1
mac-address 1234.5678.ABCD
button 1:24 2:25
speed-dial 1 +5002 label Receptionist
speed-dial 2 +5001 label Security

IP Phone からの既存の短縮ダイヤル ボタン情報の変更

管理者が IP Phone に対して 1 つまたは複数の短縮ダイヤル定義を作成したら、電話機ユーザは次の手順を実行して、番号のないボタンや番号がロックされていないボタンをプログラムし直すことができます。

要約手順

1. 使用可能な電話回線を選択します。

2. シャープ キー(#)を押します。

3. プログラムする短縮ダイヤル ボタンを押します。

4. 短縮ダイヤル番号を入力します。

5. もう一度、同じ短縮ダイヤル ボタンを押します。

6. 受話器を置きます。あるいは、別の短縮ダイヤル ボタンを押します。

詳細手順


ステップ 1 使用可能な電話回線を選択します。受話器を取り上げ、[ハッシン]ソフトキーを押すか、ボタンを押します。ダイヤル トーンが聞こえることを確認してください。Cisco IP Phone 7905G と Cisco IP Phone 7912G の場合、[ハッシン]ソフトキーを無効にしてはならないことに注意してください。

ステップ 2 シャープ キー(#)を押します。

ステップ 3 プログラムする短縮ダイヤル ボタンを押します。このボタンのプログラムを開始したことを確認する短いビープ音が鳴ります。

ステップ 4 短縮ダイヤル番号を入力します。入力した数字が電話機のディスプレイに表示されます。Cisco IP Phone 7940 または Cisco IP Phone 7960 で短縮ダイヤル番号を入力する場合は、誤入力した数字をバックスペース ソフトキー(<<)で訂正できます。短縮ダイヤル番号を新しい番号に置換せずに削除するには、シャープ キー(#)を押します。

ステップ 5 もう一度、同じ短縮ダイヤル ボタンを押すことにより、短縮ダイヤル番号の入力を終了して、新しい短縮ダイヤル番号を登録します。

ステップ 6 受話器を置きます。あるいは、別の短縮ダイヤルのプログラムを続ける場合は、対象の短縮ダイヤル ボタンを押してこの手順を繰り返します。


 

前提条件

任意のテキスト エディタで、シスコが指定するディレクトリ DTD 形式の speeddial.xml というファイルを作成します。「speeddial.xml ファイルの例」に示されているキーワードと形式を使用して、ローカル短縮ダイヤル リストに名前と番号を指定します。Cisco DTD 形式の詳細については、『 Cisco IP Phone Services Application Development Notes』を参照してください

Cisco CME ルータ上の TFTP サーバ アプリケーションにファイルをコピーします。

speeddial.xml ファイルの例

<CiscoIPPhoneDirectory>
<Title>Local Speed Dial</Title>
<Prompt>Record 1 to 1 of 1 </Prompt>
 
<DirectoryEntry>
<Name>Security</Name>
<Telephone>71111</Telephone>
</DirectoryEntry>
 
<DirectoryEntry>
<Name>Marketing</Name>
<Telephone>71234</Telephone>
</DirectoryEntry>
 
<DirectoryEntry>
<Name>Tech Support</Name>
<Telephone>71432</Telephone>
</DirectoryEntry>
 
</CiscoIPPhoneDirectory>

要約手順

1. copy tftp flash

2. configure terminal

3. ip http server

4. ip http path flash:

詳細手順

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

copy tftp flash

 

Router# copy tftp flash

 

Address or name of remote host []? 172.24.59.11

Source filename []? speeddial.xml

Destination filename [speeddial.xml]?

Accessing tftp://172.24.59.11/speeddial.xml...

Erase flash:before copying? [confirm]n

Loading speeddial.xml from 172.24.59.11 (via

FastEthernet0/0):!

[OK - 329 bytes]

 

Verifying checksum... OK (0xF5DB)

329 bytes copied in 0.044 secs (7477 bytes/sec)

TFTP サーバからルータのフラッシュ メモリにファイルをコピーします。

最初のプロンプトで、リモート ホストの IP アドレスまたは DNS 名を入力します。

両方のファイル名プロンプトで speeddial.xml と入力します。

フラッシュの消去を求めるプロンプトで、 no を入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

global 設定モードを開始します。

ステップ 3

ip http server

 

Router(config)# ip http server

ルータ の Cisco Web ブラウザ ユーザ インターフェイスを有効にします。

ステップ 4

ip http path flash:

 

Router(config)# ip http path flash:

基本 HTTP パスをフラッシュ メモリに設定します。

次の例では、Cisco Web ブラウザを有効にして、HTTP パスをフラッシュ メモリに設定し、フラッシュ メモリ内の speeddial.xml ファイルに IP Phone がアクセスできるようにします。

ip http server
ip http path flash:
 

トラブルシューティングのヒント

ローカル短縮ダイヤルの問題を診断するには、 debug ephone detail コマンドを使用します。

自動回線選択

多重回線の電話機については、受話器を取り上げたときに、最初の着信回線を自動的に選択し、また、呼び出し音が鳴っていない場合には最初の使用可能なアイドル回線を自動的に選択するように電話機をセットアップしておくと便利です。Cisco CME 3.0 以前は、多重回線の IP Phone はすべてこの動作になります。

しかし、状況によっては、発信回線の選択や着信コールへの応答の際に手動で回線ボタンを押さなければならない場合もあります。そのため、Cisco CME 3.0 以降は、各 IP Phone で実行する回線選択の種類を柔軟に割り当てることができるようになっています。

個々の電話機に対して次の動作を割り当てることができます。

自動回線選択:受話器を取り上げたときに、最初の着信回線に応答し、また、呼び出し音が鳴っていない場合には最初のアイドル回線を選択します。キーワードまたは引数を指定せずに auto-line コマンドを使用します。

手動回線選択(自動回線選択なし):Answer ソフトキーを押して最初の着信回線に応答し、回線ボタンを押して発信コールの回線を選択します。受話器を取り上げただけでは、コールには応答できず、ダイヤル トーンも聞こえません。 no auto-line コマンドを使用します。

着信コールのみ自動回線選択:受話器を取り上げたときに、最初の着信回線に応答しますが、呼び出し音が鳴っていない場合には発信コールのアイドル回線を選択できません。発信コールの回線を選択するには、回線ボタンを押します。 auto-line incoming コマンドを使用します。

発信コールのみ自動回線選択:Cisco CME 3.1 以降のバージョンにおいて、受話器を取り上げたときに、この機能のために auto-line コマンドと button-number 引数を使用して設定された回線が選択されます。ボタン番号が指定されている場合、そのボタンに関連付けられた回線が使用できないとき(別の電話機で使用中の共有回線であるため)は、受話器を取り上げてもダイヤルトーンが聞こえないため、使用可能な回線ボタンを押してコールを発信する必要があります。この機能は、着信コールには適用されません。着信コールに応答するには、Answer ソフトキーまたは着信回線ボタンを押す必要があります。

要約手順

1. ephone phone-tag

2. [ no ] auto-line [ incoming ] [ button-number ]

3. exit

詳細手順

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

ephone phone-tag

 

Router(config)# ephone 24

ephone 設定モードを開始します。

phone-tag :自動回線選択を設定する電話機の固有のシーケンス番号。

ステップ 2

[ no ] auto-line [ incoming ] [ button-number ]

 

Router(config-ephone)# no auto-line

回線選択動作の種類をこの電話機に割り当てます。

auto-line :受話器を取り上げたときに、最初の着信回線に応答し、また、呼び出し音が鳴っていない場合には最初のアイドル回線を選択します。この動作は、このコマンドを使用しない場合のデフォルト設定になります。

no auto-line :Answer ソフトキーを押して最初の着信回線に応答し、回線ボタンを押して発信コールの回線を選択します。受話器を取り上げただけでは、コールには応答できず、ダイヤル トーンも聞こえません。

auto-line incoming :受話器を取り上げたときに、最初の着信回線に応答しますが、呼び出し音が鳴っていない場合には発信コールのアイドル回線を選択できません。発信コールの回線を選択するには、回線ボタンを押します。

auto-line button-number :Cisco CME 3.1 以降のバージョンでは、受話器を取り上げると、設定時にこのコマンドで指定されたボタン番号に関連付けられている回線が選択されます。この引数を使用しない場合のデフォルトは、一番上にある使用可能な回線です。

ステップ 3

exit

 

Router(config-ephone)# exit

ephone 設定モードを終了します。

次の例では、電話機 1 および 2 に「自動回線選択なし」を割り当て、電話機 3 に「着信コールのみ自動回線選択」を割り当てます。

ephone 1
mac-address 00e0.8646.9242
button 1:1 2:4 3:16
no auto-line
 
ephone 2
mac-address 01c0.4612.7142
button 1:5 2:4 3:16
no auto-line
 
ephone 3
mac-address 10b8.8945.3251
button 1:6 2:4 3:16
auto-line incoming

コール転送機能と自動転送機能

この項では、次のコール転送機能と自動転送機能について説明します。

「ダイレクト ステーション選択に対する打診転送のサポート」

「CFwdAll([フザイ])ソフトキーの制限制御」

「DND 自動転送」

ダイレクト ステーション選択に対する打診転送のサポート

CME 3.2 以降のバージョンでは、ダイレクト ステーション選択において打診転送を行うことができます。デフォルトの動作は、ブラインド転送です。ダイレクト ステーション選択とは、電話機ユーザがアイドル モニタ回線にコール転送できるようにする機能です。モニタ回線とは、2 人のユーザが共有する回線です。共有回線でコールを一度に発信および受信できるのは一方のユーザだけです。このとき、もう一方のユーザは、自分の回線がモニタ モードになるため、回線が使用中であることを識別できます。

モニタ回線に対して打診転送を行うには、次の手順に従います。


ステップ 1 着信コールに応答します。

ステップ 2 Trnsfer([テンソウ])ソフトキーを押します。

ステップ 3 モニタ ランプが消灯している場合、モニタ回線ボタンを押します。

ステップ 4 コールを通知します。

ステップ 5 受話器を置くか、Trnsfer([テンソウ])ソフトキーをもう一度押して、コールを転送します。


 

モニタ回線を共有するユーザがコールを拒否した場合、コールを通知しているユーザが着信コールに再接続するには、EndCall([シュウリョウ])ソフトキーを押して通知コールを終了し、Resume([フッキ])ソフトキーを押して元の発信者に再接続します。

ダイレクト ステーション選択における打診転送を有効にするには、 transfer-system full-consult コマンドに dss キーワードを付加します。このコマンドは、ルータが管理する回線すべてのコール転送方式を定義します。

transfer-system full-consult dss コマンドは keep-conference コマンドもサポートしています。「会議開催者の終了制御」を参照してください。

要約手順

1. telephony-service

2. transfer-system full-consult dss

3. exit

詳細手順

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

telephony-service

 

Router(config)# telephony-service

telephony-service 設定モードを開始します。

ステップ 2

transfer-system full-consult dss

 

Router(config-telephony)# transfer-system full-consult dss

International Telecommunications Union(ITU-T)H.450.2 標準と Session Interface Protocol(SIP)を使用する IP Phone 内線番号において、アイドル モニタ回線へのすべてのコール転送に打診転送が使用されるように、コール転送方式を指定します。

Session Interface Protocol(SIP)には、full-consult モードが必要です。

ステップ 3

exit

 

Router(config-telephony)# exit

telephony-service 設定モードを終了します。

CFwdAll([フザイ])ソフトキーの制限制御

Cisco CME 3.1 以降のバージョンでは、 call-forward max-length コマンドを使用すると、IP Phone の CFwdAll([フザイ])ソフトキーを使用して通話料金のかかる番号に自動転送が行われることを防止できます。このコマンドの length 引数には、CFwdAll([フザイ])ソフトキーで設定できる自動転送コールの宛先をローカル番号または社内番号に制限する桁数を設定できます。

length 引数を 0 に設定すると、CFwdAll([フザイ])ソフトキーは完全に無効になります。

このコマンドで作成される制限は、Cisco IOS Command-Line Interface(CLI; コマンドライン インターフェイス)または Cisco CME GUI を使用して入力する自動転送先には適用されません。

要約手順

1. ephone-dn dn-tag

2. number number [ secondary number ] [ no-reg [ both | primary ]]

3. call-forward max-length length

4. exit

詳細手順

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

ephone-dn dn-tag

 

Router(config)# ephone-dn 55

ephone-dn 設定モードを開始します。

ステップ 2

number number [ secondary number ] [ no-reg [ both | primary ]]

 

Router(config-ephone-dn)# number 2345

この ephone-dn の有効な内線番号を設定します。

number :この ephone-dn に関連付ける電話番号または内線番号を表す最大 16 桁の数字列。

secondary :(オプション)2 つ目の電話番号を
ephone-dn と関連付けることができます。

no-reg :(オプション)この番号を H.323 ゲートキーパーに登録しないことを指定します。オプション キーワード( both または primary )の 1 つを no-reg キーワードの後に指定する場合を除いて、セカンダリ番号だけが登録されなくなります。

ステップ 3

call-forward max-length length

 

Router(config-ephone-dn)# call-forward max-length 4

IP Phone の CFwdAll([フザイ])ソフトキーを使用して入力できる桁数を制限します。

length :IP Phone の CFwdAll([フザイ])ソフトキーを使用して入力できるようにする桁数。

ステップ 4

exit

 

Router(config-ephone-dn)# exit

ephone-dn 設定モードを終了します。

次の例では、電話機ユーザが CFwdAll([フザイ])ソフトキーを使用して入力できる桁数を 4 に制限します。この例では、電話機ユーザの Cisco CME システムの内線番号は 4 桁になっています。そのため、ユーザは IP Phone を使用して、システム内の任意の内線番号にすべてのコールを自動転送できますが、システム外の番号には自動転送できません。

ephone-dn 1
number 5001
call-forward max-length 4

DND 自動転送

Cisco CME 3.2 以降のバージョンでは、Do Not Disturb(DND; 着信拒否)のための [サイレント]ソフトキーを使用して、ボイスメールなどのターゲット番号か、ミュート コールのどちらかに自動転送することができます。自動転送するには、ephone-dn に Call Forward No Answer(CFNA)番号を設定する必要があります。コールをミュート状態にするには、ephone-dn に CFNA 以外の番号を設定する必要があります。


) 自動転送を実行できるのは、alerting コール ステージで[サイレント]ソフトキーを押した場合のみです。コールの着信中に[サイレント]ソフトキーを選択しても、元の DND 機能のオン/オフは切り替わりません。


要約手順

1. ephone-dn dn-tag

2. call-forward noan directory-number timeout seconds

3. exit

詳細手順

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

ephone-dn dn-tag

 

Router(config)# ephone-dn 1

ephone-dn 設定モードを開始して、Cisco IP Phone 回線、インターコム回線、ページング回線、ボイスメール ポート、またはメッセージ受信のインジケータ(MWI)の内線番号(ephone-dn)を作成します。

ステップ 2

call-foward noan directory-number timeout seconds

 

Router(config-ephone-dn)# call-forward noan 5555 timeout 30

内線番号(ephone-dn)に着信したコールに応答がない場合にそのコールが別の内線番号に自動転送されるように、自動転送を設定します。コールの alerting ステージで、電話機ユーザが[サイレント]ソフトキーを押して別の内線番号にコールを転送できるようにします。

directory-number :自動転送先となる電話番号。完全な E.164 番号を表します。

timeout seconds :コールに応答がないまま呼び出しを継続できる時間を設定します。この時間を過ぎると、コールは別の内線番号に自動転送されます。値の範囲は 3 ~ 60000 です。デフォルト値はありません。

ステップ 3

exit

 

Router(config-ephone-dn)# exit

ephone-dn 設定モードを終了します。

電話会議機能

この項では、次のコール転送機能と自動転送機能について説明します。

「会議開催者の終了制御」

「G.711 での 3 者間電話会議」

会議開催者の終了制御

Cisco CME 3.2 以降のバージョンでは、電話会議を開催してから電話を切るユーザは、残りの通話相手を接続されたままにするか、切断するかを選択できます。

keep-conference コマンドと keep-conference endcall コマンドは、会議開催者が電話を切っても(受話器をオンフックの位置に戻しても)残りの会議相手が接続されたままになるよう IP Phone を設定します。会議開催者は、Confrn([カイギ])ソフトキーを押すと、電話会議から切断できます。開催者が Confrn([カイギ])ソフトキーを使用して電話会議から切断すると、最も古いコール レッグが保留になり、開催者は最新のコール レッグに接続された状態になります。その後、会議開催者は、Hold([ホリュウ])ソフトキーまたは回線ボタンを押して目的のコールを選択すると、2 者間を移動できます。

keep-conference コマンドを使用した場合、リモートの会議相手は、会議開催者が電話を切っても接続されたままになり、開催者が EndCall([シュウリョウ])ソフトキーを押すと切断されます。
keep-conference endcall
コマンドを使用した場合、リモートの会議相手は、会議開催者が電話を切るか EndCall([シュウリョウ])ソフトキーを押しても、接続されたままになります。

会議開催者の終了制御は、ephone ごとに設定できます。

前提条件

会議開催者が電話を切ると、Cisco CME はコール転送を実行して、残りの 2 つの回線を接続します。コール転送を容易にするには、 transfer-system コマンドとともに、 full-blind full-conference 、または full conference dss のいずれかのキーワードを使用する必要があります。終了制御の動作は、3 つのキーワードすべてに共通です。開催者が電話を切ると、残りのコールは、打診を使用せずに転送されます。

要約手順

1. telephony-service

2. transfer-system { full-blind | full-consult [ dss ]}

3. exit

4. ephone ephone-tag

5. keep-conference [ endcall ]

6. exit

詳細手順

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

telephony-service

 

Router(config)# telephony-service

telephony-service 設定モードを開始します。

ステップ 2

transfer-system { full-blind | full-consult [ dss ]}

 

Router(config-telephony)# transfer-system full-blind

International Telecommunications Union(ITU-T)H.450.2 標準を使用する IP Phone の内線番号に関するコール転送方式を指定します。

正しく機能させるには、 keep-conference コマンドに対して、 full-consult または full-blind キーワードを使用する必要があります。

ステップ 3

exit

 

Router(config-telephony)# exit

telephony-service 設定モードを終了します。

ステップ 4

ephone e phone-tag

 

Router(config)# ephone 10

IP Phone の Ethernet Phone(ephone)設定モードを開始します。

ステップ 5

keep-conference [ endcall ]

 

Router(config-ephone)# keep-conference endcall

IP Phone の会議開催者が、会議を終了した後、残りの通話相手の会議を終了または維持できるようにします。

endcall :電話会議開催者が、電話を切るか EndCall
([シュウリョウ])ソフトキーを押すことによって、会議を終了した後、残りの通話相手を接続されたままにできます。

ステップ 6

exit

 

Router(config-ephone)# exit

ephone 設定モードを終了します。

次の例では、会議開催者が電話を切り、残りの会議レッグを接続されたままにできるように ephone1 を設定します。コールは、打診を使用せずに転送されます。

telephony-service
transfer-system full-blind
 
ephone 1
keep-conference
 

次の例では、会議開催者が、電話を切るか EndCall([シュウリョウ])ソフトキーを押すことによって、電話会議を終了した後、残りの会議レッグが接続されたままにできるように ephone 10 を設定します。コールは、打診を使用せずに転送されます。

telephony-service
transfer-system full-consult
 
ephone 10
keep-conference endcall

G.711 での 3 者間電話会議

Cisco CME は、内部コールおよびオンネット コールの 3 者間会議をサポートしています。このサービスは、G.711 の mu-law と A-law の変換、および G.711 と G.729 の変換をサポートしています。変換の詳細については、このガイドの 「G.729 と G.711 の変換」 の章を参照してください。

同時会議の最大数はプラットフォームによって異なります。

要約手順

1. telephony-service

2. max-conferences max-conference-number

3. exit

詳細手順

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

telephony-service

 

Router(config)# telephony-service

telephony-service 設定モードを開始します。

ステップ 2

max-conferences max-conference-number

 

Router(config-telephony-service)# max-conferences 6

ルータによってサポートされる同時 3 者間会議の最大数を設定します。

デフォルトは、各プラットフォームの同時 3 者間会議の最大数の半分です。

ルータによってサポートされる同時 3 者間会議の最大数は、次のとおりプラットフォームごとに決まっています。

8:Cisco 1751、Cisco 1760、Cisco 2610XM、
Cisco 2611XM、Cisco 2620XM、Cisco 2621XM、Cisco 2650XM、Cisco 2691、Cisco 3640、
Cisco 3640A

16:Cisco 3660、Cisco 3725、Cisco 3745

ステップ 3

exit

 

Router(config-telephony-service)# exit

telephony-service 設定モードを終了します。

次の例では、Cisco CME システムの同時 3 者間会議の最大数として 6 を設定します。

telephony-service
max-conferences 6

設定可能な電話機の表示と音

次に示す IP Phone の表示と音は、Cisco CME システムにおける電話機ユーザのためにカスタマイズできます。

「コール ウェイティング ビープ音」

「着信名と ephone-dn 名の表示」

「発信コールに関する発信者 ID のブロック」

「コールごとの発信者 ID のブロック」

「IP Phone のヘッダー バー」

「IP Phone のヘッダー バー」

「ソフトキーの選択と順序」

「Cisco IP Phone 7905G、Cisco IP Phone 7912G、Cisco IP Phone 7940、および Cisco IP Phone 7960 のシステム テキスト メッセージ」

「Cisco IP Phone 7940G と Cisco IP Phone 7960G のシステム表示メッセージ(アイドル URL)」

「カスタマイズされた機能ボタンの URL プロビジョニング」

コール ウェイティング ビープ音

Cisco CME 3.2 以降のバージョンでは、ephone-dn ごとにコール ウェイティング ビープ音のオン/オフを切り替えることができます。ephone-dn で生成および受け入れが行われるコール ウェイティング ビープ音を有効または無効にできます。

デフォルトでは、コール ウェイティング ビープ音は有効になっています。ephone-dn のビープ音生成を無効にするコマンドは、 no call-waiting beep generate です。ephone-dn によるコール ウェイティング ビープ音の受け入れを無効にするコマンドは、 no call-waiting beep accept です。

ephone-dn のビープ音生成を無効にすると、ephone-dn にコールが着信してもコール ウェイティング ビープ音は生成されません。ephone dn によるビープ音の受け入れを無効にすると、ephone-dn をアクティブ コール用に使用する ephone-dn ユーザにビープ音が聞こえなくなります。

表 5 は、別の発信者に接続された ephone-dn にコールを発信する ephone-dn で起こり得るビープ音の動作を示しています。

 

表 5 コール ウェイティング ビープ音の動作

ephone-dn 1 の設定
ephone-dn 2 の設定
DN へのアクティブ コール
DN への着信
コール
所定の動作

no call-waiting beep

DN 1

DN 2

ビープ音なし

no call-waiting beep

DN 1

DN 2

ビープ音なし

no call-waiting beep generate

DN 1

DN 2

ビープ音なし

no call-waiting beep accept

DN 1

DN 2

ビープ音あり

no call-waiting beep accept
no call-waiting beep generate

DN 1

DN 2

ビープ音なし

no call-waiting beep

DN 1

DN 1

ビープ音なし

no call-waiting beep generate

DN 1

DN 1

ビープ音なし

no call-waiting beep accept

DN 1

DN 1

ビープ音なし

no call-waiting beep accept no call-waiting beep generate

DN 1

DN 1

ビープ音なし

no call-waiting beep generate

DN 1

DN 2

ビープ音あり

no call-waiting beep accept

DN 1

DN 2

ビープ音なし

no call-waiting beep

DN 1

DN 1

ビープ音あり

コール ウェイティング ビープ音の設定を確認するには、 show running-config コマンドを使用します。 no call-waiting beep generate コマンドと no call-waiting beep accept コマンドが設定されている場合、 show running-config コマンドを使用すると、出力に no call-waiting beep コマンドが表示されます。

制約事項

Cisco IP Phone 7902G、Cisco IP Phone 7905G、Cisco IP Phone 7912G、Cisco ATA-186、および Cisco ATA-188 の場合、Cisco CME からコール ウェイティング ビープ音の音量を調整することはできません。

要約手順

1. ephone-dn dn-tag

2. no call-waiting beep [ accept | generate ]

3. exit

詳細手順

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

ephone-dn dn-tag

 

Router(config)# ephone-dn 12

ephone-dn 設定モードを開始して、Cisco IP Phone 回線、インターコム回線、ページング回線、ボイスメール ポート、またはメッセージ受信のインジケータ(MWI)の内線番号(ephone-dn)を作成します。

ステップ 2

no call-waiting beep [ accept | generate ]

 

Router(config-ephone-dn)# no call-waiting beep accept

ephone-dn が別の ephone-dn で受信可能なコール ウェイティング ビープ音を生成できるようにします。

ビープ音が聞こえるのは、もう一方の ephone-dn がコール ウェイティング ビープ音を受け入れるように設定されている場合だけです(デフォルト)。

accept :ephone-dn でコール ウェイティング ビープ音が聞こえるようにします。

generate :ephone-dn でコール ウェイティング ビープ音を生成できるようにします。

ステップ 3

exit

 

Router(config-ephone-dn)# exit

ephone-dn 設定モードを終了します。

次の例では、ephone-dn 10 ~ ephone-dn 13 がコール ウェイティング ビープ音の受け入れおよび生成を行わないよう設定します。

ephone-dn 10
no call-waiting beep accept
no call-waiting beep generate
exit
ephone-dn 11
no call-waiting beep accept
no call-waiting beep generate
exit
ephone-dn 12
no call-waiting beep accept
no call-waiting beep generate
exit
ephone-dn 13
no call-waiting beep accept
no call-waiting beep generate
exit

着信名と ephone-dn 名の表示

Cisco 3.2 以降のバージョンでは、オーバーレイ ephone-dn を使用する IP Phone 上に、着信コールの着信名または ephone-dn 名を表示できます。また、オーバーレイされていないハント グループおよび ephone-dn を使用する IP Phone 上に、着信名を表示することもできます。オーバーレイされた ephone-dn の詳細については、「ephone-dn オーバーレイ」を参照してください。

着信名または ephone-dn 名を表示することは、異なる番号からのコールの呼び出し音が 1 つまたは複数の回線で鳴るように設定されている場合や、発信者の名前とダイヤルされた番号を特定する必要がある場合に有用です。たとえば、注文受付部門が 3 つのカタログを管理している場合、1 つのオーバーレイ ephone-dn に 800 の番号が設定されているときは、「Thank you for calling catalog N . May I take your order?」などの適切なグリーティングを通知するため、コールの着信先がどのカタログなのかを知る必要があります。医師の留守番電話サービスのオペレータは、患者が呼び出している医師の名前を知る必要があります。

着信名の場合、着信番号の名前を表示するには、 service dnis dir-lookup コマンドと名前検索サービスを使用します。着信番号の名前は、telephony-service 設定モードで directory entry コマンドを使用して Cisco CME システムのディレクトリ名リストから取得します。ephone-dn 名の場合、ephone-dn 名を表示するには、 service dnis overlay コマンド、および ephone-dn 設定モードで name コマンドを使用して設定された ephone-dn の名前を使用します。


) telephony-service モードでの設定時に service dnis overlay コマンドと service dnis dir-lookup コマンドの両方を使用した場合は、service dnis dir-lookup が優先されます。


次のトピックでは、着信名と ephone-dn 名の表示設定について説明します。

「オーバーレイされた ephone-dn の着信名の表示設定」

「オーバーレイされていない ephone-dn の着信名の表示設定」

「オーバーレイされた ephone-dn の ephone-dn 名の表示設定」

オーバーレイされた ephone-dn の着信名の表示設定

オーバーレイされた ephone-dn からの着信名の表示を設定するには、 service dnis dir-lookup コマンド、および directory entry コマンドで宣言する name 値を使用します。 directory entry コマンドを使用すると、最大 100 の名前を設定できます。これらの directory-entry 名を使用する着信番号からのコールを受信できるように個々の ephone-dn を設定するには、ephone-dn の名前にワイルドカード(.)文字を含める必要があります。ephone-dn 名は、ephone-dn 設定モードで name コマンドを使用して設定します。

オーバーレイされた ephone-dn を設定するには、ハント グループを使用します。 service dnis
dir-lookup
コマンドと ephone-hunt コマンドを併用するには、ワイルドカード文字を含むパイロット番号を使用するように ephone-hunt グループを設定する必要があります。この設定により、ephone-hunt グループがさまざまな番号からのコールを受信できるようになります。 list コマンドを使用してハント グループのメンバーとして設定する個々の ephone-dn では、number フィールドにワイルドカード文字を含めることはできません。

制約事項

オーバーレイされた ephone-dn では、コール ウェイティングはサポートされていません。

要約手順

1. telephony-service

2. service dnis dir-lookup

3. directory entry { directory-tag number name name | clear }

4. exit

5. ephone-dn dn-tag

6. number number

7. exit

8. ephone phone-tag

9. button button-number o dn-tag [[ , dn-tag ][ , dn-tag ] ...]

10. exit

詳細手順

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

telephony-service

 

Router(config)# telephony-service

telephony-service 設定モードを開始します。

ステップ 2

service dnis dir-lookup

 

Router(config-telephony)# service dnis overlay

着信コールの着信番号に関連付けられた名前が IP Phone 上に表示されるようにします。

ステップ 3

directory entry { directory-tag number name name | clear }

 

Router(config-telephony)# directory entry 1 5550001 name user1

IP Phone 上に表示可能なローカル電話ディレクトリにエントリを追加します。

directory-tag :この特定のディレクトリ エントリを一意に識別するための数字列。値の範囲は 1 ~ 100 です。

number :このディレクトリ エントリの電話番号または内線番号。最大 32 文字です。

name name :この番号に関連付けられたディレクトリに表示される名前。最大 24 文字の文字列です。

clear :このコマンドで作成されたディレクトリ エントリをすべて削除します。

ステップ 4

exit

 

Router(config-telephony)# exit

telephony-service 設定モードを終了します。

ステップ 5

ephone-dn dn-tag

 

Router(config)# ephone-dn 1

ephone-dn 設定モードを開始して、Cisco IP Phone 回線の内線番号(ephone-dn)を作成します。

dn-tag :この ephone-dn を設定作業時に識別する固有のシーケンス番号。値の範囲は、1 から、ルータ プラットフォームにおける ephone-dn の許容最大数までです。この引数の最大値については、CLI のヘルプを参照してください。

ステップ 6

number number

 

Router(config-ephone-dn)# number 555000.

Cisco CME システムの内線番号(ephone-dn)に電話番号または内線番号を関連付けます。

number :E.164 電話番号を表す最大 16 文字の文字列。通常、この文字列は数字で構成しますが、インターコム番号のように、番号がルータだけでダイヤルされるときはアルファベットを含めることができます。

ステップ 7

exit

 

Router(config-ephone-dn)# exit

ephone-dn 設定モードを終了します。

ステップ 8

ephone phone-tag

 

Router(config)# ephone 1

IP Phone の Ethernet Phone(ephone)設定モードを開始します。

phone-tag :ephone を設定作業時に識別する固有の
シーケンス番号。最大数はプラットフォームに依存します。Cisco IOS CLI のヘルプを参照してください。

ステップ 9

button button-number o dn-tag[[ , dn-tag][ , dn-tag] ...]

 

Router(config-ephone)# button 1o1,2,3

ephone-dn を Cisco IP Phone の個々のボタンに関連付け、それらのボタンの呼び出し動作を指定します。

button-number :内線番号(ephone-dn)に関連付ける Cisco IP Phone の回線ボタンの番号。ボタンと
ephone-dn のペアの最大数は、電話機タイプによって異なります。

o :オーバーレイ回線。複数(最大で 10 個)の
ephone-dn が単一のボタンを共有します。 dn-tag 引数に、最大 10 個の異なる dn タグをコンマで区切って指定できます。

dn-tag :オーバーレイ回線。複数(最大で 10 個)の
ephone-dn が単一のボタンを共有します。dn-tag 引数に、最大 10 個の異なる dn タグをコンマで区切って指定できます。

ステップ 10

exit

 

Router(config-ephone)# exit

ephone 設定モードを終了します。

次の例では、オーバーレイされた ephone-dn を設定します。ここでは、医師の留守番電話サービスにおいて、1 つのボタンで 9 人の医師へのコールを受け付ける 3 台の IP Phone を使用します。
18005550001 へのコールの呼び出し音が ephone 1 ~ ephone 3 上のボタン 1 で鳴り、「doctor1」が 3 つすべての ephone 上に表示されます。

telephony-service
service dnis dir-lookup
 
directory entry 1 5550001 name doctor1
directory entry 2 5550002 name doctor2
directory entry 3 5550003 name doctor3
 
directory entry 4 5550010 name doctor4
directory entry 5 5550011 name doctor5
directory entry 6 5550012 name doctor6
 
directory entry 7 5550020 name doctor7
directory entry 8 5550021 name doctor8
directory entry 9 5550022 name doctor9
 
ephone-dn 1
number 555000.
 
ephone-dn 2
number 555001.
 
ephone-dn 3
number 555002.
 
ephone 1
button 1o1,2,3
mac-address 1111.1111.1111
 
ephone 2
button 1o1,2,3
mac-address 2222.2222.2222
 
ephone 3
button 1o1,2,3
mac-address 3333.3333.3333

次の例では、2 台の電話機と 4 人の医師に対する医療用留守番電話サービスのハント グループを設定します。各電話機には 2 つのボタンがあり、各ボタンには 2 人の医師の番号が割り当てられます。患者が 5550341 を呼び出すと、Cisco CME により、ハント グループのパイロット番号(555....)が照合され、どちらかの電話機のボタン 1 で呼び出し音が鳴り、「doctor1」が表示されます。ハント グループの動作の詳細については、「ephone ハント グループ」を参照してください。

telephony-service
service dnis dir-lookup
max-redirect 20
directory entry 1 5550341 name doctor1
directory entry 2 5550772 name doctor1
directory entry 3 5550263 name doctor3
directory entry 4 5550150 name doctor4
 
ephone-dn 1
number 1001
ephone-dn 2
number 1002
ephone-dn 3
number 1003
ephone-dn 4
number 104
 
ephone 1
button 1o1,2
button 2o3,4
mac-address 1111.1111.1111
 
ephone 2
button 1o1,2
button 2o3,4
mac-address 2222.2222.2222
 
 
ephone-hunt 1 peer
pilot number 555....
list 1001, 1002, 1003, 1004
final number 5556000
hops 5
preference 1
timeout 20
no-reg

オーバーレイされていない ephone-dn の着信名の表示設定

オーバーレイされていない ephone-dn からの着信名の表示を設定するには、 service dnis dir-lookup コマンド、および directory entry コマンドで宣言する name 値を使用します。 directory entry コマンドを使用すると、最大 100 の名前を設定できます。これらの directory-entry 名を使用する着信番号からのコールを受信できるように個々の ephone-dn を設定するには、ephone-dn の名前にワイルドカード(.)文字を含める必要があります。ephone-dn 名は、ephone-dn 設定モードで name コマンドを使用して設定します。また、セカンダリ回線番号を設定することもできます。その場合、セカンダリ回線に着信名が表示されます。

要約手順

1. telephony-service

2. service dnis dir-lookup

3. directory entry { directory-tag number name name | clear }

4. exit

5. ephone-dn dn-tag

6. number number [ secondary number ]

7. exit

8. ephone phone-tag

9. button button-number : dn-tag [[ , dn-tag ][ , dn-tag ] ...]

10. exit

詳細手順

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

telephony-service

 

Router(config)# telephony-service

telephony-service 設定モードを開始します。

ステップ 2

service dnis dir-lookup

 

Router(config-telephony)# service dnis overlay

着信コールの着信番号に関連付けられた名前が IP Phone 上に表示されるようにします。

ステップ 3

directory entry { directory-tag number name name | clear }

 

Router(config-telephony)# directory entry 1 5550001 name user1

IP Phone 上に表示可能なローカル電話ディレクトリにエントリを追加します。

directory-tag :特定のディレクトリ エントリを一意に識別するための数字列。値の範囲は 1 ~ 100 です。

number :このディレクトリ エントリの電話番号または内線番号。最大 32 文字です。

name name :この番号に関連付けられたディレクトリに表示される名前。最大 24 文字の文字列です。

clear :このコマンドで作成されたディレクトリ エントリをすべて削除します。

ステップ 4

exit

 

Router(config-telephony)# exit

telephony-service 設定モードを終了します。

ステップ 5

ephone-dn dn-tag

 

Router(config)# ephone-dn 1

ephone-dn 設定モードを開始して、Cisco IP Phone 回線の内線番号(ephone-dn)を作成します。

dn-tag :ephone-dn を設定作業時に識別する固有のシーケンス番号。値の範囲は、1 から、ルータ プラットフォームにおける ephone-dn の許容最大数までです。この引数の最大値については、CLI のヘルプを参照してください。

ステップ 6

number number [ secondary number ]

 

Router(config-ephone-dn)# number 1001 secondary 555000.

Cisco CME システムの内線番号(ephone-dn)に電話番号または内線番号を関連付けます。

セカンダリ回線方式を使用して着信名を表示する場合は必須です。

number :E.164 電話番号を表す最大 16 文字の文字列。通常、この文字列は数字で構成しますが、インターコム番号のように、番号がルータだけでダイヤルされるときはアルファベットを含めることができます。セカンダリ番号の文字列にはワイルドカードを含めることができます。詳細については、
Cisco CallManager Express 3.2 Command Reference』で、このコマンドに関する「Usage Guidelines」を参照してください。

(オプション) secondary number :この内線番号
(ephone-dn)に、従属する番号を追加番号として関連付けます。

ステップ 7

exit

 

Router(config-ephone-dn)# exit

ephone-dn 設定モードを終了します。

ステップ 8

ephone phone-tag

 

Router(config)# ephone 1

IP Phone の Ethernet Phone(ephone)設定モードを開始します。

phone-tag :ephone を設定作業時に識別する固有の
シーケンス番号。最大数はプラットフォームに依存します。Cisco IOS CLI のヘルプを参照してください。

ステップ 9

button button-number : dn-tag[[ , dn-tag][ , dn-tag] ...]

 

Router(config-ephone)# button 1o1,2,3

ephone-dn を Cisco IP Phone の個々のボタンに関連付け、それらのボタンの呼び出し動作を指定します。

button-number :内線番号(ephone-dn)に関連付ける Cisco IP Phone の回線ボタンの番号。ボタンと
ephone-dn のペアの最大数は、電話機タイプによって異なります。

: (コロン):通常の呼び出し。この内線番号にコールが着信すると、電話機で呼び出し音が生成され、電話機のディスプレイで ((< アイコンが点滅し、受話器の赤いライトが点滅します。Cisco IP Phone 7914 拡張モジュールでは、コールが着信すると黄色のライトも点滅します。

dn-tag :オーバーレイ回線。複数(最大で 10 個)の
ephone-dn が単一のボタンを共有します。dn-tag 引数に、最大 10 個の異なる dn タグをコンマで区切って指定できます。

ステップ 10

exit

 

Router(config-ephone)# exit

ephone 設定モードを終了します。

次の例では、2 つのボタンをそれぞれ持つ 3 台の IP Phone を設定します。ボタン 1 は doctor1、doctor2、および doctor3 からのコールを受信し、ボタン 2 は doctor4、doctor5、および doctor6 からのコールを受信します。

telephony-service
service dnis dir-lookup
 
directory entry 1 5550001 name doctor1
directory entry 2 5550002 name doctor2
directory entry 3 5550003 name doctor3
 
directory entry 4 5550010 name doctor4
directory entry 5 5550011 name doctor5
directory entry 6 5550012 name doctor6
 
ephone-dn 1
number 555000.
 
ephone-dn 2
number 5552001.
 
ephone 1
button 1:1
button 2:2
mac-address 1111.1111.1111
 
ephone 2
button 1:1
button 2:2
mac-address 2222.2222.2222
 
ephone 3
button 1:1
button 2:2
mac-address 3333.3333.3333
 

次の例では、セカンダリ回線を設定します。ephone-dn 1 は内線 1001 からのコールと、5550000、
5550001、および 5550002 からのコールを受け付けることができます。

telephony-service
service dnis dir-lookup
 
directory entry 1 5550000 name doctor1
directory entry 2 5550001 name doctor2
directory entry 3 5550002 name doctor3
 
ephone-dn 1
number 1001 secondary 555000.
 
ephone 1
button 1:1
mac-address 2222.2222.2222

オーバーレイされた ephone-dn の ephone-dn 名の表示設定

IP Phone 上に ephone-dn 名を表示するには、 service dnis overlay コマンドを使用し、ephone-dn 設定モードで name コマンドを使用して各 ephone-dn に名前を割り当てる必要があります。各ボタンでは、オーバーレイ セットごとに最大 10 の ephone-dn と 10 の名前を表示できます。

button コマンドで指定する最初の ephone-dn の番号は、オーバーレイされた ephone-dn の同一セットを使用する電話機すべてのデフォルト表示になります。最初の ephone-dn にコールが着信したときは、発信者 ID が表示されます。残りの ephone-dn にコールが着信したときは、ephone-dn 名が表示されます。次の例では、オーバーレイされた ephone-dn の同一セットを各電話機のボタン 1 で使用する 3 台の電話機を設定します。

telephony-service
service dnis overlay
 
ephone-dn 1
number 18005550000
ephone-dn 2
name department1
number 18005550001
ephone-dn 3
name department2
number 18005550002
 
ephone 1
button 1o1,2,3
 
ephone 2
button 1o1,2,3
 
ephone 3
button 1o1,2,3
 

3 台すべての電話機のデフォルト表示は、オーバーレイ セットで指定された最初の ephone-dn の番号(18005550000)になります。最初の ephone-dn(18005550000)にコールが着信すると、発信者 ID(たとえば、4085550123)が 3 台すべての電話機上に表示されます。電話機 1 のユーザがコールに応答します。電話機 1 には発信者 ID(4085550123)が表示されたままになり、電話機 2 と電話機 3 の表示はデフォルト表示(18005550000)に戻ります。次の ephone-dn にコールが着信します。電話機 2 と電話機 3 のデフォルト表示が、着信側 ephone-dn の名前(18005550001)に変わります。

制約事項

コール ウェイティング設定に関係なく、オーバーレイされた ephone-dn のコール ウェイティングは自動的に無効になります。

要約手順

1. telephony-service

2. service dnis overlay

3. exit

4. ephone-dn dn-tag

5. name name

6. number number

7. exit

8. ephone phone-tag

9. button button-number o dn-tag [[ , dn-tag ][ , dn-tag ] ...]

10. exit

詳細手順

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

telephony-service

 

Router(config)# telephony-service

telephony-service 設定モードを開始します。

ステップ 2

service dnis overlay

 

Router(config-telephony)# service dnis overlay

ephone-dn オーバーレイにコールが着信したときに、個々の着信側 ephone-dn 名が表示されるようにします。

ステップ 3

exit

 

Router(config-telephony)# exit

telephony-service 設定モードを終了します。

ステップ 4

ephone-dn dn-tag

 

Router(config)# ephone-dn 1

ephone-dn 設定モードを開始して、Cisco IP Phone 回線の内線番号(ephone-dn)を作成します。

dn-tag :この ephone-dn を設定作業時に識別する固有のシーケンス番号。値の範囲は、1 から、ルータ プラットフォームにおける ephone-dn の許容最大数までです。この引数の最大値については、CLI のヘルプを参照してください。

ステップ 5

name name

 

Router(config-ephone-dn)# name Main Office Number

Cisco CME 内線番号(ephone-dn)に名前を関連付けます。

name :IP Phone のディスプレイ上に表示される名前。

ステップ 6

number number

 

Router(config-ephone-dn)# name 18005550000

Cisco CME 内線番号(ephone-dn)に電話番号または内線番号を関連付けます。

name:E.164 電話番号を表す最大 16 文字の文字列。

ステップ 7

exit

 

Router(config-ephone-dn)# exit

ephone-dn 設定モードを終了します。

ステップ 8

ephone phone-tag

 

Router(config)# ephone 1

IP Phone の Ethernet Phone(ephone)設定モードを開始します。

phone-tag :ephone を設定作業時に識別する固有の
シーケンス番号。最大数はプラットフォームに依存します。Cisco IOS CLI のヘルプを参照してください。

ステップ 9

button button-number o dn-tag[[ , dn-tag][ , dn-tag] ...]

 

Router(config-ephone)# button 1o1,2,3

ephone-dn を Cisco IP Phone の個々のボタンに関連付け、それらのボタンの呼び出し動作を指定します。

button-number :内線番号(ephone-dn)に関連付ける Cisco IP Phone の回線ボタンの番号。ボタンと
ephone-dn のペアの最大数は、電話機タイプによって異なります。

o :オーバーレイ回線。複数(最大で 10 個)の
ephone-dn が単一のボタンを共有します。 dn-tag 引数に、最大 10 個の異なる dn タグをコンマで区切って指定できます。

dn-tag :オーバーレイ回線。複数(最大で 10 個)の
ephone-dn が単一のボタンを共有します。dn-tag 引数に、最大 10 個の異なる dn タグをコンマで区切って指定できます。

ステップ 10

exit

 

Router(config-ephone)# exit

ephone 設定モードを終了します。

次の例では、3 つの異なるカタログに関して 800 の番号からのコールをピックアップするように割り当てられたボタン 1 を持つ 3 台の電話機を設定します。18005550000 という番号が、すべての電話機のデフォルト表示です。3 台すべての電話機のデフォルト表示は、18005550000(ephone-dn 1)になります。

telephony-service
service dnis overlay
 
ephone-dn 1
number 18005550000
ephone-dn 2
name catalog1
number 18005550001
ephone-dn 3
name catalog2
number 18005550002
ephone-dn 4
name catalog3
number 18005550003
 
ephone 1
button 1o1,2,3,4
 
ephone 2
button 1o1,2,3,4
 
ephone 3
button 1o1,2,3,4

発信コールに関する発信者 ID のブロック

この項のコマンドを使用すると、特定の ephone-dn から発信したすべてのコールについて、Caller-ID(CLID; 発信者 ID)の表示をすべてブロックできます。また、VoIP 発信コールについては、名前と番号のどちらか、または両方を選択してブロックすることもできます。

特定の内線番号から発信したコールの CLID の表示をすべてブロックするには、ephone-dn 設定モードで caller-id block コマンドを使用します。このコマンドは、遠端ゲートウェイ デバイスに対して、この ephone-dn から受信されたコールの発信側情報の表示をブロックするように指示します。

あるいは、 caller-id block コマンドを使用せずに CLID 情報をローカル表示させ、ダイヤルピア設定モードで clid strip コマンドを使用して VoIP 発信コールの CLID 名と CLID 番号のどちらか、または両方を個別にブロックすることもできます。この処理の利点は、内部コールの発信者 ID の表示はブロックせずに、VoIP に発信する外部コールの発信者 ID の表示はブロックできるということです。

制約事項

発信者 ID のブロッキング(発信者電話番号非通知)は、Foreign Exchange Office(FXO)ポートを介して行われる Public Switched Telephone Network(PSTN; 公衆電話交換網)コールには適用されません。FXO 接続の加入者線の発信者 ID 機能は、PSTN サービス プロバイダーによって制御されます。場合によっては、そのプロバイダーの発信者電話番号非通知サービスに加入する必要があります。

要約手順

1. ephone-dn dn-tag

2. caller-id block

3. exit

4. dial-peer voice tag voip

5. clid strip

6. clid strip name

7. exit

詳細手順

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

ephone-dn dn-tag

 

Router(config)# ephone-dn 3

ephone-dn 設定モードを開始します。

ステップ 2

caller-id block

 

Router(config-ephone-dn)# caller-id block

(オプション)この ephone-dn から発信したコールの発信者 ID 情報の表示をすべてブロックします。

デフォルトでは、Cisco IP Phone から発信したコールの発信者 ID はブロックされません。

ステップ 3

exit

 

Router(config-ephone-dn)# exit

ephone-dn 設定モードを終了します。

ステップ 4

dial-peer voice tag voip

 

Router(config)# dial-peer voice 3 voip

dial-peer 設定モードを開始します。

ステップ 5

clid strip

 

Router(config-dial-peer)# clid strip

(オプション)VoIP コールで送信される CLID 情報から発信側の番号を削除します。

ステップ 6

clid strip name

 

Router(config-dial-peer)# clid strip name

(オプション)VoIP コールで送信される CLID 情報から発信側の名前を削除します。

ステップ 7

exit

 

Router(config-dial-peer)# exit

dial-peer 設定モードを終了します。

次の例では、タグ 3 を持つ ephone-dn に対して CLID のブロッキングを設定します。

ephone-dn 3
number 2345
caller-id block
 

次の例では、VoIP コールの CLID の名前および番号の表示はブロックしますが、内部コールの CLID の表示はブロックしません。

ephone-dn 3
number 2345
dial-peer voice 2 voip
clid strip
clid strip name

コールごとの発信者 ID のブロック

発信コールの発信者 ID の表示をコールごとにブロックできるため、ユーザは必要に応じてプライバシーを守ることができます。まず、システム管理者が発信者 ID をブロックするためのコードをシステムに定義します。ユーザは、着信側の電話機に番号を表示させたくない場合、電話をかける前にそのコードをダイヤルします。この場合も発信者 ID は送信されますが、プレゼンテーション パラメータが「restricted」に設定されるので、発信者 ID は表示されません。

コールごとに発信者 ID のブロッキングを有効にするには、まずシステム管理者がコードを定義する必要があります。ユーザは、番号を送信したくない場合、電話をかける前にそのコードを入力します。

要約手順

1. telephony-service

2. caller-id block code code-string

3. exit

詳細手順

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

telephony-service

 

Router(config)# telephony-service

telephony-service 設定モードを開始します。

ステップ 2

caller-id block code code-string

 

Router(config-telephony-service)# caller-id block code *1234

電話をかける前に入力して発信者 ID を送信しないようにするためのコードを定義します。

code-string :最大 16 桁の文字列。最初の文字はアスタリスク(*)にする必要があります。

ステップ 3

exit

 

Router(config-telephony-service)# exit

telephony-service 設定モードを終了します。

次の例では、発信コールの発信者 ID をブロックするためにユーザが入力するコードとして *1234 を定義します。

telephony-service
caller-id block code *1234

IP Phone のヘッダー バー

通常、Cisco IP Phone 7940 または Cisco IP Phone 7960 の電話機のヘッダー バー(一番上の行)には、最初の回線ボタンの横に表示されるのと同じテキストが表示されます。図 31 にヘッダー バーを示します。ただし、ヘッダー バーには、内線番号の代わりにユーザが定義できるメッセージを表示することもできます。たとえば、名前または電話機の完全な E.164 番号をヘッダー バーに表示することもできます。表示する説明を指定しない場合、ヘッダー バーには、電話機の最初のボタンの横に表示されるのと同じ内線番号が表示されます。

図 31 Cisco IP Phone の表示

 

要約手順

1. ephone-dn dn-tag

2. description display-text

3. exit

4. ephone phone-tag

5. restart

6. exit

詳細手順

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

ephone-dn dn-tag

 

Router(config)# ephone-dn 55

ephone-dn 設定モードを開始します。

dn-tag :表示する説明を有効にする ephone-dn を識別する固有のシーケンス番号。

ステップ 2

description display-text

 

Router(config-ephone-dn)# description 408-555-0134

指定された ephone-dn が最初の回線ボタンに関連付けられている Cisco IP Phone 7940 または Cisco IP Phone 7960 のヘッダー バーに対して表示内容を定義します。

display-text :英数字の文字列で、最大 40 文字まで指定できます。ただし、表示されるのは 14 文字までで、その後の文字は切り捨てられます。

ステップ 3

exit

 

Router(config-ephone-dn)# exit

ephone-dn 設定モードを終了します。

ステップ 4

ephone phone-tag

 

Router(config)# ephone 1

ephone 設定モードを開始します。

phone-tag :新しい説明が表示される ephone の固有のシーケンス番号。

ステップ 5

restart

 

Router(config-ephone)# restart

この ephone の高速リブートを実行します。更新情報を取得するために DHCP または TFTP サーバには連携しません。

ステップ 6

exit

 

Router(config-ephone)# exit

ephone 設定モードを終了します。

次の例では、電話機のヘッダー バーに電話回線の完全な E.164 番号を表示します。

ephone-dn 55
description 408-555-0149

ソフトキーの選択と順序

Cisco CME 3.2 以降のバージョンでは、IP Phone のソフトキーを無効および有効にすること、さらに個々の ephone のディスプレイにおけるソフトキーの表示順序を変更することが可能です。この機能を使用できるのは、Cisco IP Phone 7905G、Cisco IP Phone 7912G、Cisco IP Phone 7940G、および
Cisco IP Phone 7960G です。

最大 5 つのソフトキー テンプレートを作成できます。各テンプレートには、次のコール ステージのすべてまたは一部に関するソフトキー設定を含めることができます。

alerting:リモート ポイントにコールの着信を通知している段階、およびリングバックまたは通話中としてリモート ポイントを発信者に中継している状態。このコール ステージでのソフトキー オプションとそのデフォルト順序は、次のとおりです。

Acct(アカウント):「account code」の略。設定済みのアカウントにアクセスします。

Callback(オリカエシ):通話中の着信回線が空いたときのコールバック通知を要求します。

Endcall(シュウリョウ):現在のコールを終了します。

connected:リモート ポイントへの接続が確立された段階。このコール ステージでのソフトキー オプションとそのデフォルト順序は、次のとおりです。

Acct(アカウント):「account code」の略。設定済みのアカウントにアクセスします。

Confrn(カイギ):「conference」の略。発信者を電話会議に接続します。

Endcall(シュウリョウ):現在のコールを終了します。

Flash(フラッシュ):「hookflash」の略。FXO ポートを介して PSTN に接続されたコールに対して、PSTN サービス用のフックフラッシュ機能を提供します。

Hold(ホリュウ):アクティブ コールを保留にし、コールを再開します。

Park(パーク):システム内の別の電話機から取得できる形でアクティブ コールを保留にします。

Trnsfer(テンソウ):「call transfer」の略。アクティブ コールを別の内線番号に転送します。

idle:コールの発信前およびコールの完了後。このコール ステージでのソフトキー オプションとそのデフォルト順序は、次のとおりです。

Cfwdall(フザイ):「call forward all」の略。すべてのコールを自動転送します。

Dnd(サイレント):「do not disturb」の略。着信拒否機能を有効にします。

Gpickup(Gピック):「group call pickup」の略。ピックアップ グループに属する電話番号に着信するコールを選択してピックアップします。

Login(ログイン):制限された電話機能に PIN によってアクセスします。

Newcall(ハッシン):スピーカフォンで回線を開き、新しいコールを発信します。Cisco IP Phone 7905G と Cisco IP Phone 7912G の場合、[ハッシン]ソフトキーを無効にしてはならないことに注意してください。

Pickup(ピック):別の内線番号に着信したコールを選択してピックアップします。

Redial(リダイヤル):最後にダイヤルした番号をリダイヤルします。

seized:発信者がコールの発信を試みているが、まだ接続されていない段階。このコール ステージでのソフトキー オプションとそのデフォルト順序は、次のとおりです。

Cfwdall(フザイ):「call forward all」の略。すべてのコールを自動転送します。

Endcall(シュウリョウ):現在のコールを終了します。

Gpickup(Gピック):「group call pickup」の略。ピックアップ グループに属する電話番号に着信するコールを選択してピックアップします。

Pickup(ピック):別の内線番号に着信したコールを選択してピックアップします。

Redial(リダイヤル):最後にダイヤルした番号をリダイヤルします。

デフォルトのソフトキー表示設定は、次のとおりです。

alerting:Acct、Callback、および Endcall

connected:Acct、Confrn、Endcall、Flash、Hold、および Trnsfr

idle:Cfwdall、Dnd、Gpickup、Login、Newcall、Pickup、および Redial

seized:Cfwdall、Endcall、Gpickup、Pickup、および Redial

ephone ソフトキー テンプレートを設定するには、次のタスクが必要です。

テンプレートの宣言と定義

ephone-template 1
softkey idle Newcall Redial
softkey seized Endcall
softkey connected Endcall Hold Trnsfer
 

個々の ephone へのテンプレートの適用

ephone 15
ephone-template 1
ephone 20
ephone-template 5

) Cisco IP Phone 7905G と Cisco IP Phone 7912G では、3 番目に選択されるソフトキー ボタンは[メッセージ] ソフトキー用に予約されています。これらの電話機のテンプレートでは、3 番目のソフトキーは、デフォルトで[メッセージ]ソフトキーになっています。たとえば、softkey idle Redial Dnd Pickup Login Gpickup コマンドで設定すると、[リダイヤル]、[サイレント]、[メッセージ]、[ピック]、[ログイン]、[Gピック] という順序でソフトキーが表示されます。


要約手順

1. ephone-template tag

2. softkey alerting [ Acct ] [ Callback ] [ Endcall ]

3. softkey connected [ Acct ] [ Confrn ] [ Endcall ] [ Flash ] [ Hold ] [ Trnsfer ]

4. softkey idle [ Cfwdall] [ Dnd ] [ Gpickup] [ Login ] [ Newcall ] [ Pickup] [Redial ]

5. softkey seized [ Cfwdall ] [ Endcall ] [ Gpickup ] [ Pickup ] [ Redial ]

6. exit

7. ephone phone-tag

8. ephone-template tag

9. exit

詳細手順

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

ephone-template tag

 

Router(config)# ephone-template 1

IP Phone 上のソフトキー表示を設定する ephone テンプレートを宣言および指定し、ephone-template 設定モードを開始します。

tag :1 ~ 5 の番号。

ステップ 2

softkey alerting [ Acct ] [ Callback ] [ Endcall ]

 

Router(config-ephone-template)# softkey alerting Callback Endcall

(オプション)alerting コール ステージのソフトキー表示に関する ephone テンプレートを設定します。

任意のキーワードを任意の順序で入力できます。

明示的に定義されないソフトキーは無効になります。

ステップ 3

softkey connected [ Acct ] [ Confrn ] [ Endcall ] [ Flash ] [ Hold ] [ Trnsfer ]

 

Router(config-ephone-template)# softkey connected Hold Trnsfer Confrn Endcall

(オプション)connected コール ステージのソフトキー表示に関する ephone テンプレートを設定します。

任意のキーワードを任意の順序で入力できます。

明示的に定義されないソフトキーは無効になります。

ステップ 4

softkey idle [ Cfwdall ] [ Dnd ] [ Gpickup ] [ Login ] [ Newcall ] [ Pickup ] [ Redial ]

 

Router(config-ephone-template)# softkey idle Dnd Pickup Redial Cfwdall

(オプション)idle コール ステージのソフトキー表示に関する ephone テンプレートを設定します。

任意のキーワードを任意の順序で入力できます。

明示的に定義されないソフトキーは無効になります。

ステップ 5

softkey seized [ Cfwdall ] [ Endcall ] [ Gpickup ] [ Pickup ] [ Redial ]

 

Router(config-ephone-template)# softkey seized Pickup Redial Cfwdall Endcall Gpickup

(オプション)seized コール ステージのソフトキー表示に関する ephone テンプレートを設定します。

任意のキーワードを任意の順序で入力できます。

明示的に定義されないソフトキーは無効になります。

ステップ 6

exit

 

Router(config-ephone-template)# exit

ephone template 設定モードを終了します。

ステップ 7

ephone phone-tag

 

Router(config)# ephone 10

IP Phone の ephone 設定モードを開始します。

ステップ 8

ephone-template tag

 

Router(config-ephone)# ephone-template 1

ephone テンプレートを ephone に適用します。

ephone テンプレートを持たない ephone は、ソフトキーのデフォルト順序を使用します。

ステップ 9

exit

 

Router(config-ephone)# exit

ephone 設定モードを終了します。

次の例では、ephone テンプレート 1 と 2 を設定します。テンプレート 1 は ephone 13 および 15 に適用され、テンプレート 2 は ephone 10 および 34 に適用されます。

ephone-template 1
softkey idle Redial Newcall
softkey connected Endcall Hold Trnsfer
 
ephone-template 2
softkey idle Redial Newcall
softkey seized Redial Endcall Pickup
softkey alerting Redial Endcall
softkey connected Endcall Hold Trnsfer
 
ephone 10
ephone-template 2
ephone 13
ephone-template 1
ephone 15
ephone-template 1
ephone 34
ephone-template 2

Cisco IP Phone 7905G、Cisco IP Phone 7912G、Cisco IP Phone 7940、および Cisco IP Phone 7960 のシステム テキスト メッセージ

Cisco IP Phone 7905G、Cisco IP Phone 7912G、Cisco IP Phone 7940G、および Cisco IP Phone 7960 では、システム テキスト メッセージ機能を使用すると、アイドル状態の電話機に対してデフォルトの静的テキスト表示を設定できます。メッセージが設定されていない場合は、デフォルトのメッセージ「Cisco CallManager Express」が表示されます。

IP Phone は一般にプロポーショナル フォント(固定幅ではない)を使用するので、表示できる文字数は決まっていません。約 30 文字の英数字を表示できます。

表示メッセージは、次のいずれかのイベントの発生後、新規メッセージにリフレッシュされます。

通話中の電話機がオンフックに戻ったとき

アイドル状態の電話機がキープアライブ メッセージを受信したとき

電話機が再起動されたとき

同様の機能を使用して、アイドル状態の電話機に表示するファイルが含まれる URL を指定できます。「Cisco IP Phone 7940G と Cisco IP Phone 7960G のシステム表示メッセージ(アイドル URL)」を参照してください。

要約手順

1. telephony-service

2. system message text-message

3. exit

詳細手順

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

telephony-service

 

Router(config)# telephony-service

telephony-service 設定モードを開始します。

ステップ 2

system message text-message

 

Router(config-telephony-service)# system message ABC Company

電話機がアイドル状態のときに表示するメッセージを設定します。

text-message :表示する英数字の文字列。表示にはプロポーショナル幅のフォントが使用されるので、表示される文字数は、使用する文字の幅によって変わります。表示される最大文字数は、約 30 文字です。

ステップ 3

exit

 

Router(config-telephony-service)# exit

telephony-service 設定モードを終了します。

次の例では、使用中でない IP Phone に表示するテキストを指定します。

telephony-service

system message ABC Company

Cisco IP Phone 7940G と Cisco IP Phone 7960G のシステム表示メッセージ(アイドル URL)

システム表示メッセージ機能を使用すると、Cisco IP Phone 7940G および Cisco IP Phone 7960 ユニットが使用中でないときに表示するファイルを指定できます。この機能を使用すると、システム テキスト メッセージ機能でメッセージを指定するのと同様の方法で、電話機の表示に対して、設定可能な間隔でリフレッシュされるシステム メッセージを指定できます。この 2 つの違いは、システム テキスト メッセージ機能では電話機の画面の下部に単一行のテキストを表示するのに対し、システム表示メッセージ機能では表示領域全体を使用してグラフィック イメージを組み込むことができる点です。システム テキスト メッセージ機能の詳細については、「Cisco IP Phone 7905G、Cisco IP Phone 7912G、Cisco IP Phone 7940、および Cisco IP Phone 7960 のシステム テキスト メッセージ」を参照してください。

Cisco CME システムは URL をプロビジョニングするだけなので、システム表示メッセージ機能を使用するには、電話機のディスプレイにブラウザ ページを表示するためのバックエンド Web サーバが必要です。システム表示メッセージ機能では、電話機のソフトキーによって、電話機ユーザからの入力を受け付けて対話型サービスを実現します。

アイドル状態の電話機に対してシステム表示メッセージを指定するには、使用中でない Cisco IP Phone に表示する XML ファイルが含まれる URL を指定します。また、表示のリフレッシュ間隔を秒単位で指定します。指定するファイルには、テキスト、アイコン、またはイメージを含めることができます。ただし、このファイルは、『 Cisco IP Phone Services Application Development Notes 』に記載されている Cisco XML DTD に準拠している必要があります。

要約手順

1. telephony-service

2. url idle url idle-timeout seconds

3. exit

詳細手順

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

telephony-service

 

Router(config)# telephony-service

telephony-service 設定モードを開始します。

ステップ 2

url idle url idle-timeout seconds

 

Router(config-telephony-service)# url idle http://www.abcwrecking.com/public/logo idle-timeout 35

電話機が使用中でないときに表示するファイルが含まれる URL を定義し、表示のリフレッシュ間隔を秒単位で指定します。

url :RFC 2396 に準拠した任意の URL。

seconds :値の範囲は 0 ~ 300 です。

ステップ 3

exit

 

Router(config-telephony-service)# exit

telephony-service 設定モードを終了します。

次の例では、使用中でない IP Phone に logo.htm というファイルを表示することを指定します。

telephony-service

url idle http://www.abcwrecking.com/public/logo.htm idle-timeout 35

カスタマイズされた機能ボタンの URL プロビジョニング

Cisco IP Phone 7940 および Cisco IP Phone 7960 には、電話機のコールのステータスやアクティビティをディスプレイ パネルに表示するようにカスタマイズされた機能ボタンがあります。これらのカスタマイズされた機能ボタンは、コール関連以外のプログラマブル サービスも起動します。サービス、ディレクトリ、メッセージ、情報(i ボタン)という 4 つのボタンは、プログラマブル URL によって該当する機能オペレーションにリンクされます。設定ボタンをカスタマイズすることはできません。

これらのボタンを実装するには、Cisco IP Phone で特定の URL をプロビジョニングします。URL は、Cisco IP Phone が認識して使用する XML タグでフォーマットされた XML ベースの Web ページを指します。機能ボタンを押すと、Cisco IP Phone は設定された URL を使用して該当する XML Web ページにアクセスし、指示を受け取ります。Web ページは、ユーザがナビゲートするための情報を画面に表示するように Cisco IP Phone に指示を送ります。ユーザはソフトキーとスクロール ボタンを使用して、オプションの選択や情報の入力を実行できます。

Cisco IP Phone 7940 および Cisco IP Phone 7960 は、IP Phone の 4 つのプログラマブル機能ボタンに関連付けられた 4 つの URL をサポートできます。IP Phone の 4 つの機能ボタンは、 url コマンド キーワードを使用して設定します。5 番目のボタン( 設定 )は、完全に電話機によって管理されます。これらのサービスのオペレーションは、IP Phone の機能と参照される URL のコンテンツによって決まります。

要約手順

1. telephony-service

2. url { directory | information | messages | services } url

3. reset all [t ime-interval ]

4. exit

詳細手順

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

telephony-service

 

Router(config)# telephony-service

telephony-service 設定モードを開始します。

ステップ 2

url { directory | information | messages | services } url

 

Router(config-telephony-service)# url information http://10.4.212.4/CCMUser/
GetTelecasterHelpText.asp

Cisco IP Phone で使用する URL をプロビジョニングします。4 つのキーワード( directory information
messages services )は、IP Phone の 4 つの機能ボタン(ディレクトリ、情報、メッセージ、サービス)に対応しています。 url コマンドの目的は、電話機の登録時に Cisco CME ルータが Cisco IP Phone に提供する
SEPDEFAULT.cnf 設定ファイルを介して URL をプロビジョニングすることです。URL の最大長は 128 文字です。

url directories none コマンドを入力すると、ローカル ディレクトリを無効にできます。 url コマンドを有効にするには、Cisco IP Phone をリセットする必要があります。


) デフォルトでは、ルータは自動的にローカル ディレクトリ サービスを使用します。ディレクトリ URL をプロビジョニングして外部ディレクトリ リソースを選択すると、Cisco CME ローカル ディレクトリ サービスが無効になります。


 

ステップ 3

reset all [ time-interval ]

 

Router(config-telephony-service)# reset all

すべての電話機の完全リブートを実行し、最新の設定情報取得のため DHCP サーバおよび TFTP サーバに連携します。

all :Cisco CME ルータに関連付けられたすべての電話機をリセットします。

time-interval :電話機の連続的なリセットを開始するときの時間間隔(秒数)。値の範囲は 0 ~ 60 です。デフォルトは 15 です。

ステップ 4

exit

 

Router(config-telephony-service)# exit

telephony-service 設定モードを終了します。

次の例では、情報、ディレクトリ、サービス、メッセージの各ボタンをプロビジョニングします。

telephony-service
url information http://10.4.212.4/CCMUser/GetTelecasterHelpText.asp
url directories http://10.4.212.11/localdirectory
url services http://10.4.212.4/CCMUser/123456/urltest.html
url messages http://10.4.212.4/Voicemail/MessageSummary.asp

ダイレクト FXO トランク回線

Cisco CME3.2 以降のバージョンでは、専用 FXO トランク回線(以下、「FXO 回線」と呼ぶ)をボタンに割り当てるように IP Phone を設定できます。従業員がプライベート PSTN 番号を必要とする企業では、ダイレクト FXO トランク回線を使用する場合があります。たとえば、主番号を経由せずに顧客からコールしてもらえるように、営業担当者が特別な番号を必要とする場合があります。ダイレクト番号にコールが着信すると、営業担当者は、発信者が顧客であることを識別できます。営業担当者が不在であれば、顧客はボイスメールを残すことができます。専用回線では、PSTN サービス プロバイダーのボイスメールを使用できます。この場合、回線ボタンが押されると PSTN-FXO 回線が確保され、ユーザには、ボイスメールが使用可能であることを示すために PSTN が提供する断続的なダイヤル トーンが聞こえます。

専用 FXO 回線は専用回線として動作するため、ユーザは、外線にアクセスするためにプレフィックス(9 や 8 など)をダイヤルする必要はありません。企業内の電話機ユーザにアクセスする場合、FXO 回線ユーザは、企業の PSTN 番号を使用する番号をダイヤルする必要があります。ローカル IP Phone など、非 PSTN の宛先へのコールに対しては、2 つ目の ephone-dn をプロビジョニングする必要があります。

FXO 回線で発信または受信されるコールは、Cisco CME サービスの制限を受け(「制約事項」を参照)、Cisco CME で転送することはできません。ただし、電話機ユーザは、Flash([フラッシュ])ソフトキーを使用して、フックフラッシュ制御の PSTN サービスにアクセスすることができます。『 Cisco CallManager Express 3.2 Command Reference』に記載されている fxo hook-flash コマンドを参照してください。

高水準なダイレクト FXO トランク回線の設定は、次のとおりです。

Private Line Automatic Ringdown(PLAR)Off-Premises Extension(OPX)接続用の FXO ポートを設定し、専用回線の番号を宣言する。次の例を参考にしてください。

voice-port 1/1/0
connection plar-opx 1020
 

FXO ポート用のダイヤルピアを設定し、FXO ポートとそのダイヤルピアを ephone-dn にバインドするトランク タグを宣言する。次の例を参考にしてください。

dial-peer voice 111 pots
destination-pattern 82
port 1/1/0
 

ephone-dn と ephone を設定する。次の例を参考にしてください。

ephone-dn 12
number 1020
 
ephone-dn 1
mac-address 1111.1111.1111
button 1:12
 

trunk コマンドを使用して、ephone-dn を FXO ポートにバインドする。次の例を参考にしてください。

ephone-dn 12
number 1020
trunk 82 timeout 30
 

trunk コマンドの timeout seconds キーワードおよび引数は、ダイヤルした番号の数字を収集するために Cisco CME が待機する時間を制御します。この待機時間中に、電話機のリダイヤル バッファと Placed Call([ハッシンリレキ])ディレクトリに数字が取り込まれます。timeout で設定した期間後に入力された数字は、電話機のリダイヤル バッファまたは Placed Call([ハッシンリレキ])ディレクトリに含まれません。timeout パラメータは、電話機のトランク ボタンから FXO ポートまでの接続を通過するために要する時間には影響を与えません。

また、電話機ユーザは、電話機のオンフック ダイヤル機能を使用するオプションを使用できます。このオプションを使用すると、電話機自体がダイヤル文字列の数字を完全に収集してから、Cisco CME にオフフック信号を送るようになります。この場合、数字はすべて着信履歴および発信履歴に含まれます。

制約事項

ephone-dn とトランク回線の組み合せを、自動転送、通話中、または無応答に関して設定することはできません。

ephone-dn とトランク回線の組み合せを、単一回線 ephone-dn 専用の設定にすることはできません。

トランク回線の確保後に入力された番号は表示されません。IP Phone にはトランク タグだけが表示されます。

トランク回線の確保後に入力された番号は、Cisco CME ルータのコール履歴または Call Detail Record(CDR; 呼詳細レコード)に表示されません。トランク回線から発信されたコールについては、トランク タグだけが記録されます。

FXO トランク回線では、CFwdAll([フザイ])、Trnsfer([テンソウ])、PickUp([ピック])、
GPickUp([Gピック])、Park([パーク])、CallBack([オリカエシ])、および NewCall([ハッシン])の各ソフトキーはサポートされていません。

FXO トランク回線では、会議開催者の終了制御はサポートされていません。

FXO トランク回線では、オンフック リダイヤルはサポートされていません。電話機ユーザは、FXO トランク回線を明示的に選択してから、リダイヤル ボタンを押す必要があります。

FXO トランク回線では、IP Phone へのコール転送はサポートされていません。ただし、コールの発信側は保留ボタンを押すことで、FXO 回線および IP Phone と会議を行うことができます。その結果、FXO トランク回線と IP Phone は接続されたままになります。会議開催者は、会議に参加できませんが、別の回線でコールを発信できます。

要約手順

1. voice-port { slot-number / subunit-number / port | slot / port :ds0- group-number }

2. connection plar-opx digits

3. exit

4. dial-peer voice tag pots

5. destination-pattern [ + ] string [ T ]

6. port { slot-number / subunit-number / port | slot / port :ds0- group-number }

7. exit

8. ephone-dn dn-tag

9. number number

10. trunk digit-string timeout seconds

11. exit

12. ephone phone-tag

13. mac-address tag

14. button button-number { separator } dn-tag [[ button-number { separator } dn-tag ] ...]

15. exit

詳細手順

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

voice-port { slot-number / subunit-number / port | slot /port :ds0- group-number }

 

Router(config)# voice-port 0/0/0

voice-port 設定モードを開始します。


) この例は、Cisco 2600、Cisco 3600 シリーズ、および Cisco 7200 シリーズに関する voice-port 設定を示しています。他のプラットフォームでは、構文のオプションが異なる場合があります。詳細については、『Cisco IOS Master Commands List,
Release 12.3
』を参照してください。


 

ステップ 2

connection plar-opx digits

 

Router(config-voice-port)# connection plar-opx 5550111

PLAR OPX 接続を指定します。

このオプションを使用すると、ローカル音声ポートがローカルで応答してから、リモート音声ポートが応答を受信するようになります。FXO インターフェイスでは、リモート側が応答してから、音声ポートが応答します。

digits :宛先の電話番号を指定します。有効なエントリは、E.164 電話番号を指定する任意の数字列です。

ステップ 3

exit

 

Router(config-voice-port)# exit

voice-port 設定モードを終了します。

ステップ 4

dial-peer voice tag pots

 

Router(config)# dial-peer voice 53 pots

POTS に関する dial-peer 設定モードを開始します。

tag :特定のダイヤルピアを定義する数字。値の範囲は 1 ~ 2147483647 です。

ステップ 5

destination-pattern [ + ] string [ T ]

 

Router(config-dial-peer)# destination-pattern 20

ダイヤルピアで使用するプレフィックス、アクセス コード、または完全な E.164 電話番号(ダイヤル プランによって異なる)を宣言します。

ステップ 6

port { slot-number / subunit-number / port | slot /port :ds0- group-number }

 

Router(config-dial-peer)# port 0/0/0

ダイヤルピアを特定の音声ポートに関連付けます。


) この例は、Cisco 2600、Cisco 3600 シリーズ、および Cisco 7200 シリーズに関する voice-port 設定を示しています。他のプラットフォームでは、構文のオプションが異なる場合があります。詳細については、『Cisco IOS Master Commands List,
Release 12.3
』を参照してください。


connection コマンドで設定した PLAR 接続音声ポートを使用します。

ステップ 7

exit

 

Router(config-ephone-template)# exit

dial-peer 設定モードを終了します。

ステップ 8

ephone-dn tag

 

Router(config)# ephone-dn 1

ephone-dn 設定モードを開始して、Cisco IP Phone 回線、インターコム回線、ページング回線、ボイスメール ポート、または MWI の内線番号(ephone-dn)を作成します。

dn-tag :ephone-dn を設定作業時に識別する固有の
シーケンス番号。値の範囲は、1 から、ルータ プラットフォームにおける ephone-dn の許容最大数までです。この引数の最大値については、CLI のヘルプを参照してください。

ステップ 9

number number

 

Router(config-ephone-dn)# number 5550111

内線番号(ephone-dn)に電話番号または内線番号を関連付けます。

number :E.164 電話番号を表す最大 16 文字の文字列。 connection コマンドで設定した PLAR 番号を入力します。

ステップ 10

trunk digit-string timeout seconds

 

Router(config-ephone-dn)# trunk 20 timeout 30

FXO ポートのトランク番号に ephone-dn を関連付けます。この関連付けにより、ephone-dn がダイレクト FXO 回線をサポートできるようになります。

digit-string :トランク回線の番号を宣言します。
destination-pattern
コマンドで指定した string 引数を使用します。

timeout seconds :ダイヤルするときの数字間タイムアウトを設定します。電話機ユーザは、シャープ(#)キーを入力するか、数字間タイムアウトまで待機して、数字のダイヤルを完了する必要があります。値の範囲は 3 ~ 30 です。デフォルトは 3 です。

ステップ 11

exit

 

Router(config-ephone-dn)# exit

ephone-dn 設定モードを終了します。

ステップ 12

ephone phone-tag

 

Router(config)# ephone 1

IP Phone の ephone 設定モードを開始します。

ステップ 13

mac-address mac-address

 

Router(config-ephone)# mac-address CFBA.321B.96FA

Cisco IP Phone の MAC アドレスを、Cisco CME システムの ephone 設定に関連付けます。

mac-address :IP Phone の MAC アドレス。これは、電話機の底面にあるステッカーに記載されています。

ステップ 14

button button-number { separator } dn-tag [[ button-number { separator } dn-tag ] ...]

 

Router(config-ephone)# button 1:1

ephone-dn を Cisco IP Phone の個々のボタンに関連付け、ボタンごとの呼び出し動作を指定します。

button-number :内線番号(ephone-dn)に関連付ける Cisco IP Phone の回線ボタンの番号。ボタンと
ephone-dn のペアの最大数は、電話機タイプによって異なります。

separator :このボタンと内線番号(複数可)に関連付ける特性を表す単一文字。オプションのリストについては、『 Cisco CallManager Express 3.2 Command
Reference
』にある button コマンドの説明を参照してください。


separatoro を使用すると、dn-tag 引数に、最大 10 個の異なる DN タグをコンマで区切って指定できます。


dn-tag ephone-dn コマンドを使用して定義された ephone-dn タグ。

ステップ 15

exit

 

Router(config-ephone)# exit

ephone 設定モードを終了します。

この例は、10 台の電話機に関する設定を示しています。すべての電話機には共通した 3 つのボタンがあります。ただし、1 台の電話機にのみ 4 番目として専用回線用ボタンがあります。これら 4 つのボタンの説明は、次のとおりです。

最初のボタンは、企業内の電話機ユーザの内線番号(1020 ~ 1029)です。電話機ユーザは、同僚の内線番号をダイヤルできます。コールを発信するには、9 をダイヤルする必要があります。

2 番目と 3 番目のボタンは、企業の主番号の着信回線です。どちらの回線も、共通の PSTN 電話番号(1000)が割り当てられています。すべてのユーザは、2 つの主番号が使用中かどうかを一目で識別できます。また、着信した顧客からのコールにはどの電話機からでも応答できます。これらの回線でコールを発信する場合、ユーザは外線用の 9 をダイヤルする必要があります。

4 番目のボタンは、電話機 1029 の専用 FXO 回線です。

次の部分は、2 つの主番号の ephone-dn に関する設定です。

voice-port 1/0/0
connection plar-opx 1000
voice-port 1/0/1
connection plar-opx 1000
 
dial-peer voice 100 pots
destination-pattern 9
port 1/0/0
 
dial-peer voice 101 pots
destination-pattern 9
port 1/0/1
 
ephone-dn 1
number 1000
name Line1
no huntstop
 
ephone-dn 2
number 1000
name Line2
no huntstop
 

次の部分は、ephone-dn 20 ~ ephone-dn 28 に関する設定です。これらの ephone-dn を ephone-dn 1 および ephone-dn 2 と一緒に使用して、ephone 1 ~ ephone 28 を 3 ボタン電話機として設定します。これらの電話機の最初のボタンは、各 ephone に個別に割り当てられた ephone-dn 用です。2 番目と 3 番目のボタンには、主番号の ephone-dn(ephone-dn 1 と ephone-dn 2)を関連付けます。

ephone-dn 20
name ext20
number 1020
 
ephone-dn 21
name ext21
number 1021
.
.
.
ephone-dn 28
name ext28
number 1028
 
ephone 1
mac-address 1111.1111.1111
button 1:20 2:1 3:2
 
ephone 2
mac-address 1111.1111.1112
button 1:21 2:1 3:2
.
.
.
ephone 28
mac-address 1111.1111.1129
button 1:28 2:1 3:2
 

次の部分は、ephone 29 に関する設定です。この 4 ボタン電話機には、3 回線電話機と同じボタン設定と、ephone-dn 30 を使用する専用回線のボタン設定を加えます。

voice-port 1/1/0
connection plar-opx 1030
 
dial-peer voice 111 pots
destination-pattern 81
voice-port 1/0/1
 
ephone-dn 29
name ext29
number 1029
 
ephone-dn 30
number 1030
name Private line
trunk 81
 
ephone 29
mac-address 1111.1111.1130
button 1:29 2:1 3:2 4:30