Cisco Unified Communications Manager Express 4.3 システム アドミニストレータ ガイド
テンプレートの作成
テンプレートの作成
発行日;2012/01/07 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 11MB) | フィードバック

目次

テンプレートの作成

内容

テンプレートに関する情報

電話機テンプレート

ephone-dn テンプレート

テンプレートの設定方法

SCCP:ephone テンプレートの有効化

前提条件

SCCP:ephone-dn テンプレートの有効化

SCCP:テンプレートの確認

SIP:SIP 電話機に対するテンプレートの作成と適用

前提条件

テンプレート作成の設定例

ephone テンプレートを使用したパークおよび転送ソフトキーの使用ブロック

ephone-dn テンプレートを使用したコール自動転送の設定

関連情報

その他の資料

関連マニュアル

テクニカル サポート

テンプレート作成に関する機能情報

テンプレートの作成

Revised: March 24, 2008

 

この章では、Cisco Unified Communications Manager Express(Cisco Unified CME)で利用可能なテンプレートのサポートについて説明します。

この章で説明する機能について

この章で説明している機能の一部は、ご使用のバージョンの Cisco Unified CME でサポートされていない場合があります。それぞれの機能がサポートされているバージョンの一覧については、「テンプレート作成に関する機能情報」を参照してください。

テンプレートに関する情報

テンプレートを有効にするには、次の概念を理解しておく必要があります。

「電話機テンプレート」

「ephone-dn テンプレート」

電話機テンプレート

ephone テンプレートまたは voice-register テンプレートは、一連の機能をまとめて、1 台以上の電話機に 1 回で適用できるようにしたものです。

ephone テンプレートは、IP Phone のソフトキーの表示および順序を制御するために、Cisco CME 3.2 で導入されました。

Cisco Unified CME 4.0 では、ephone テンプレートが大幅に拡張され、多くの電話機能が追加されました。テンプレートを使用すると、選択した機能を複数の電話機に均等かつ簡単に実装できます。Cisco Unified CME システムでは、最大で 20 の ephone テンプレートを作成できます。ただし、1 台の ephone に一度に適用できるテンプレートは 1 つだけです。

Cisco Unified CME 4.3 以降のバージョンでは、設定ファイルに MAC アドレスが含まれていない限り、ephone テンプレートを特定の電話機に適用できません。MAC アドレスが設定されていない電話機に対してテンプレートを適用すると、メッセージが表示されます。

ephone テンプレートを使用して電話機にコマンドを適用した場合は、同じ電話機に対して同じコマンドを ephone 設定モードでも使用すると、ephone 設定モードで設定した値が優先されます。

Cisco CME 3.4 では voice-register テンプレートが導入され、Cisco Unified CME に直接接続されている個々の SIP IP Phone に対して、一連の機能を適用できるようになりました。通常、voice-register テンプレートを使用して有効になる機能は、他の設定モードで設定できません。Cisco Unified CME システムでは、最大で 10 の voice-register テンプレートを作成できます。ただし、1 台の電話機に一度に適用できるテンプレートは 1 つだけです。

テンプレートを使用して実装できる機能の一覧を表示するには、ephone-template または voice-register-template 設定モードで ? を入力します。

設定については、「SCCP:ephone テンプレートの有効化」を参照してください。

ephone-dn テンプレート

ephone-dn を使用すると、共通して使用される一連の機能を複数の ephone-dn に適用できます。Cisco Unified CME システムでは、最大で 15 の ephone-dn テンプレートを作成できます。ただし、1 つの ephone-dn に一度に適用できるテンプレートは 1 つだけです。

ephone-dn テンプレートを使用して ephone-dn にコマンドを適用した場合、同じ ephone-dn に対して同じコマンドを ephone-dn 設定モードでも使用すると、ephone-dn 設定モードで設定した値が優先されます。

テンプレートを使用して実装できる機能の一覧を表示するには、ephone-dn-template 設定モードで ? を入力します。

設定については、「SCCP:ephone-dn テンプレートの有効化」を参照してください。

テンプレートの設定方法

この項では、次の作業について取り上げます。

「SCCP:ephone テンプレートの有効化」

「SCCP:ephone-dn テンプレートの有効化」

「SCCP:テンプレートの確認」

「SIP:SIP 電話機に対するテンプレートの作成と適用」

SCCP:ephone テンプレートの有効化

ephone テンプレートを作成して電話機に適用するには、次の手順を実行します。

前提条件

Cisco Unified CME 4.3 以降のバージョンでは、ephone テンプレートを電話機に適用する前に、特定の電話機に対する設定ファイルに MAC アドレスを含めておく必要があります。MAC アドレスを明示的に設定するには、ephone 設定モードで mac-address コマンドを使用します。設定については、 基本的なコールを発信するための電話機の設定を参照してください。

要約手順

1. enable

2. configure terminal

3. ephone-template template-tag

4. (コマンド)

5. exit

6. ephone phone-tag

7. ephone-template template-tag

8. restart

9. end

詳細手順

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードを有効にします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

global 設定モードを開始します。

ステップ 3

ephone-template template-tag

 

Router(config)# ephone-template 15

ephone-template 設定モードを開始して、ephone テンプレートを作成します。

template-tag :作成する ephone テンプレートの固有の ID。値の範囲は 1 ~ 20 です。

ステップ 4

command

 

Router(config-ephone-template)# features blocked Park Trnsfer

作成中の ephone テンプレートに、指定したコマンドを適用します。

この手順で使用できるコマンドの一覧を表示するには、 ? を入力します。

ephone テンプレートに追加するコマンドごとに、このステップを繰り返します。

ステップ 5

exit

 

Router(config-ephone-template)# exit

ephone-template 設定モードを終了します。

ステップ 6

ephone phone-tag

 

Router(config)# ephone 36

ephone 設定モードを開始します。

phone-tag :この ephone を設定作業時に識別する固有のシーケンス番号。

ステップ 7

ephone-template template-tag

 

Router(config-ephone)# ephone-template 15

設定対象の ephone に ephone テンプレートを適用します。

ステップ 8

restart

 

Router(config-ephone)# restart

この ephone の高速リブートを実行します。更新情報を取得するために DHCP または TFTP サーバには連携しません。


) すべての ephone を再起動するには、restart all コマンドを telephony-service 設定モードで使用します。


ステップ 9

end

 

Router(config-ephone)# end

特権 EXEC モードに戻ります。

SCCP:ephone-dn テンプレートの有効化

ephone-dn テンプレートを作成して ephone-dn に適用するには、次の手順を実行します。

要約手順

1. enable

2. configure terminal

3. ephone-dn-template template-tag

4. (コマンド)

5. exit

6. ephone-dn dn-tag

7. ephone-dn-template template-tag

8. end

詳細手順

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードを有効にします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

global 設定モードを開始します。

ステップ 3

ephone-dn-template template-tag

 

Router(config)# ephone-dn-template 3

ephone-dn-template 設定モードを開始して、ephone-dn テンプレートを作成します。

template-tag :作成する ephone-dn テンプレートの固有の ID。値の範囲は 1 ~ 20 です。

ステップ 4

command

 

Router(config-ephone-dn-template)# call-forwarding busy 4000

作成中の ephone-dn テンプレートに、指定したコマンドを適用します。

この手順で使用できるコマンドの一覧を表示するには、 ? を入力します。

テンプレートに別のコマンドを追加するには、このステップを繰り返します。

ステップ 5

exit

 

Router(config-ephone-dn-template)# exit

ephone-dn-template 設定モードを終了します。

ステップ 6

ephone-dn dn-tag

 

Router(config)# ephone-dn 23

ephone-dn 設定モードを開始します。

dn-tag :この ephone-dn を設定作業時に識別する固有のシーケンス番号。

ステップ 7

ephone-dn-template template-tag

 

Router(config-ephone-dn)# ephone-dn-template 3

設定対象の ephone-dn に ephone-dn テンプレートを適用します。

ステップ 8

end

 

Router(config-ephone-dn)# end

特権 EXEC モードに戻ります。

SCCP:テンプレートの確認

テンプレートの設定を表示し、テンプレートがどの電話機または電話番号に適用されているかを確認するには、次の手順を実行します。

要約手順

1. show telephony-service ephone

2. show telephony-service ephone-template

3. show telephony-service ephone-dn

4. show telephony-service ephone-dn-template

詳細手順


ステップ 1 show telephony-service ephone

電話機の設定でどの template-tag が有効になっているかなど、Cisco Unified CME 内の SCCP 電話機に関する情報を表示するには、このコマンドを使用します。

Router# show telephony-service ephone 1
ephone-dn-template 1
description Call Center Line 1
call-forward busy 500
call-forward noan 500 timeout 10
pickup-group 33!
!

ステップ 2 show telephony-service ephone-template

設定で有効になっている機能の一覧など、Cisco Unified CME 内の ephone テンプレートに関する情報を表示するには、このコマンドを使用します。

ステップ 3 show telephony-service ephone-dn

電話番号の設定でどの template-tag が有効になっているかなど、電話番号に関する情報を表示するには、このコマンドを使用します。

Router# show telephony-service ephone-dn 4
!
ephone-dn 4 dual-line
number 136
description Desk4
ephone-dn template 1
ephone-hunt login
 

ステップ 4 show telephony-service ephone-dn-template

設定で有効になっている機能の一覧など、Cisco Unified CME 内の ephone-dn テンプレートに関する情報を表示するには、このコマンドを使用します。


 

SIP:SIP 電話機に対するテンプレートの作成と適用

個々の Cisco SIP IP Phone に適用できる一般的な機能およびソフトキーのテンプレートを作成するには、この項の手順を実行します。

前提条件

Cisco CME 3.4 以降のバージョン。

Cisco Unified CME で mode cme コマンドを有効にする必要があります。

要約手順

1. enable

2. configure terminal

3. voice register template template-tag

4. (コマンド)

5. exit

6. voice register pool pool-tag

7. template template-tag

8. end

詳細手順

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードを有効にします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

global 設定モードを開始します。

ステップ 3

voice register template template-tag

 

Router(config)# voice register template 1

voice register template 設定モードを開始し、Cisco Unified CME 内の SIP 電話機に対して、共通パラメータのテンプレートを定義します。

値の範囲は 1 ~ 5 です。

ステップ 4

command

 

Router(config-register-template)# anonymous block

 

指定したコマンドをこのテンプレートに適用し、このコマンドが設定されているテンプレートを使用する、サポート対象のすべての SIP 電話機で、該当する機能を有効にします。

voice register テンプレートで使用できるコマンドの一覧を表示するには、 ? を入力します。

この voice register テンプレートに追加する機能ごとに、このステップを繰り返します。

ステップ 5

exit

 

Router(config-register-template)# exit

設定モードを終了し、設定モード階層の中で次に高いモードを開始します。

ステップ 6

voice register pool pool-tag

 

Router(config)# voice register pool 3

voice register pool 設定モードを開始し、SIP 電話機の電話機固有のパラメータを設定します。

pool-tag :設定対象の Cisco SIP 電話機に固有のシーケンス番号。値の範囲は 1 ~ 100、または max-pool コマンドで定義された上限までです。

ステップ 7

template template-tag

 

Router(config-register-pool)# voice register pool 1

voice register template コマンドで作成したテンプレートを適用します。

template-tag voice register pool コマンドで指定した SIP 電話機に適用される、テンプレートの固有のシーケンス番号。値の範囲は 1 ~ 5 です。

ステップ 8

end

 

Router(config-register-pool)# end

設定モードを終了し、特権 EXEC モードを開始します。

次の例は、テンプレート 1 と 2、および次の実行方法を示しています。

テンプレート 1 を SIP 電話機 1 ~ 3 に適用します。

テンプレート 2 を SIP 電話機 4 に適用します。

以前に作成したテンプレート 5 を SIP 電話機 5 から削除します。

Router(config)# voice register template 1
Router(config-register-temp)# anonymous block
Router(config-register-temp)# caller-id block
Router(config-register-temp)# voicemail 5001 timeout 15
 
Router(config)# voice register template 2
Router(config-register-temp)# anonymous block
Router(config-register-temp)# caller-id block
Router(config-register-temp)# no conference
Router(config-register-temp)# no transfer-attended
Router(config-register-temp)# voicemail 5005 timeout 15
 
Router(config)# voice register pool 1
Router(config-register-pool)# template 1
 
Router(config)# voice register pool 2
Router(config-register-pool)# template 1
 
Router(config)# voice register pool 3
Router(config-register-pool)# template 1
 
Router(config)# voice register pool 4
Router(config-register-pool)# template 2
 
Router(config)# voice register pool 5
Router(config-register-pool)# no template 5

テンプレート作成の設定例

この項では、次の例について説明します。

「ephone テンプレートを使用したパークおよび転送ソフトキーの使用ブロック」

「ephone-dn テンプレートを使用したコール自動転送の設定」

ephone テンプレートを使用したパークおよび転送ソフトキーの使用ブロック

次の例では、[パーク]ソフトキーと[転送]ソフトキーをブロックして使用できないようにする ephone テンプレートを作成します。このテンプレートは、ephone 36 と内線番号 2333 に適用されます。

ephone-template 15
features blocked Park Trnsfer
 
ephone-dn 2
number 2333
 
ephone 36
button 1:2
ephone-template 15

ephone-dn テンプレートを使用したコール自動転送の設定

次の例では、コールを内線番号 4000 に自動転送する通話中および無応答時のコール自動転送を設定し、ピックアップ グループを 4 に設定する ephone-dn テンプレート 3 を作成します。ephone-dn テンプレート 3 は、ephone 13 と 14 にそれぞれ表示される ephone-dn 23 と ephone-dn 33 に適用されます。

ephone-dn-template 3
call-forwarding busy 4000
call-forwarding noan 4000 timeout 30
pickup group 4
 
ephone-dn 23
number 2323
ephone-dn-template 3
 
ephone-dn 33
number 3333
ephone-dn-template 3
 
ephone 13
button 1:23
 
ephone 14
button 1:33

関連情報

ソフトキーの表示

さまざまなコール状態でのソフトキーの表示を管理するには、ephone テンプレートを使用します。詳細については、 ソフトキーのカスタマイズを参照してください。

その他の資料

次の項では、Cisco Unified CME の機能に関連する参照資料を示します。

関連マニュアル

テクニカル サポート

説明
リンク

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http://www.cisco.com/techsupport

テンプレート作成に関する機能情報

表66 は、この章で説明した機能、およびバージョンごとの機能拡張を示しています。

特定の Cisco Unified CME バージョンをサポートする正確な Cisco IOS リリースについては、「 Cisco Unified CME and Cisco IOS Software Version Compatibility Matrix 」( http://www.cisco.com/en/US/docs/voice_ip_comm/cucme/requirements/guide/33matrix.htm )を参照してください。

プラットフォームおよびソフトウェア イメージのサポートに関する情報を参照するには、Cisco Feature Navigator を使用します。Cisco Feature Navigator では、特定のソフトウェア リリース、機能セット、またはプラットフォームをサポートしている Cisco IOS ソフトウェアを確認できます。Cisco Feature Navigator にアクセスするには、 http://www.cisco.com/go/cfn に移動してください。Cisco.com のアカウントは必要ありません。


表66 は、所定の機能に対するサポートが導入された Cisco Unified CME のバージョンを示しています。特に断りのない限り、その機能は以降のバージョンの Cisco Unified CME ソフトウェアでもサポートされます。


 

表66 テンプレートに関する機能情報

機能名
Cisco Unified CME のバージョン
機能情報

ephone テンプレート

4.0

作成できる ephone テンプレートの数が 5 から 20 に増やされました。

ephone テンプレートに組み込むことができるコマンドが増えました。

3.2

ソフトキーを管理するための ephone テンプレートが導入されました。ephone テンプレートで使用できる唯一のコマンドは、 softkeys コマンドです。

ephone-dn テンプレート

4.0

ephone-dn テンプレートが導入されました。

SIP 電話機用の電話機テンプレート

4.1

設定できるテンプレートの最大数が 5 から 10 に増えました。

3.4

Cisco Unified CME ルータに直接接続されている SIP IP Phone に、voice-register テンプレートが導入されました。