Cisco Unified Communications Manager Express 4.3 システム アドミニストレータ ガイド
SCCP ベースのエンドポイントでの ビデオ サポートの設定
SCCP ベースのエンドポイントでのビデオ サポートの設定
発行日;2012/01/13 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 11MB) | フィードバック

目次

SCCP ベースのエンドポイントでのビデオ サポートの設定

内容

SCCP ベースのエンドポイントのビデオ サポートに関する前提条件

SCCP ベースのエンドポイントのビデオ サポートに関する制約事項

SCCP ベースのエンドポイントのビデオ サポートに関する情報

ビデオのサポートの概要

エンドポイント機能の一致の確認

ビデオ コーデック情報の取得

音声のみのコールへのフォールバック

ビデオ エンドポイントでのコールの確立

2 つのローカル SCCP エンドポイント間でのコールの確立

SCCP エンドポイントと H.323 エンドポイント間でのコールの確立

H.323 ネットワークを介した 2 つの SCCP エンドポイント間でのコールの確立

RTP ビデオ ストリームの流れ

SCCP ベースのエンドポイントのビデオの設定方法

SCCP:H.323 ネットワークを介したビデオ ストリームのサポートの有効化

前提条件

制約事項

SCCP:システム レベルのビデオ機能の有効化

SCCP:電話機のビデオ機能の有効化

前提条件

SCCP ベースのエンドポイントのビデオ サポートの確認

SCCP ベースのエンドポイントのビデオ サポートのトラブルシューティング

関連情報

その他の資料

関連マニュアル

テクニカル サポート

SCCP ベースのエンドポイントのビデオ サポートに関する機能情報

SCCP ベースのエンドポイントでのビデオ サポートの設定

Revised: January 28, 2008

 

この章では、Cisco Unified Communications Manager Express(Cisco Unified CME)の、SCCP ベースのエンドポイントでのビデオ サポートについて説明します。

この章で説明する機能について

この章で説明している機能の一部は、ご使用のバージョンの Cisco Unified CME でサポートされていない場合があります。それぞれの機能がサポートされているバージョンの一覧については、「SCCP ベースのエンドポイントのビデオ サポートに関する機能情報」を参照してください。

SCCP ベースのエンドポイントのビデオ サポートに関する前提条件

音声コール用の H.323 ネットワークまたは SIP ネットワークが機能している必要があります。

Cisco Unified CME 4.0 以降のバージョン。

Cisco Unified IP Phone が Cisco Unified CME に登録されている必要があります。

Cisco Unified Video Advantage 1.02 以降のバージョンと Cisco Unified IP Phone との間の接続が機能している必要があります。Cisco Unified Video Advantage Version 1.02 以降がインストールされた PC から、Cisco Unified Video Advantage と Cisco Unified IP Phone 間の回線が正常に機能していることを確認します。詳細については、『 Cisco Unified Video Advantage User Guide 』を参照してください。

正しいなビデオ ファームウェアが Cisco Unified IP Phone にインストールされている必要があります。

Cisco Unified IP Phone 7940G および 7960G では 6.0(4) 以降のバージョン。

Cisco Unified IP Phone 7970G では 7.0(3) 以降のバージョン。

Cisco Unified IP Phone 7941G および 7961G では 7.0(3) 以降のバージョン。


Cisco Unified Communications Manager に登録されたその他のビデオ対応エンドポイントが、Cisco Unified IP Phone にビデオ コールを発信できるのは、適切なビデオ ファームウェアが Cisco Unified IP Phone にインストールされ、その電話機が Cisco Unified CME に登録されている場合のみです。


SCCP ベースのエンドポイントのビデオ サポートに関する制約事項

この機能がサポートしているのは、次のビデオ コーデックだけです。

H.261

H.263

この機能がサポートしているのは、次のビデオ形式だけです。

4CIF:解像度 704x576

16CIF:解像度 1408x1152

Common Intermediate Format(CIF):解像度 352x288

One-Quarter Common Intermediate Format(QCIF):解像度 176x144

Sub QIF(SQCIF):解像度 128x96

call start fast 機能は、H.323 ビデオ接続ではサポートされません。H.323 ビデオには call start slow を設定する必要があります。設定については、「SCCP:H.323 ネットワークを介したビデオ ストリームのサポートの有効化」を参照してください。

ビデオ機能は、回線ごとではなく電話機ごとに設定されます。

コール機能制御(ミュートや保留など)は、すべて音声コールとビデオ コールの両方に適用されます(適用可能な場合)。

この機能では、次の操作はサポートしていません。

ビデオ機能の動的な追加:ビデオ接続を利用するには、コールの確立を開始する前にビデオ機能が存在している必要があります。

2 つの SCCP エンドポイント間での T-120 データ接続。

ビデオのセキュリティ。

SCCP エンドポイントでの遠隔カメラ制御(FECC)。

ビデオ コーデックの再ネゴシエーション:ネゴシエートされたビデオ コーデックと一致している必要があります。一致していない場合、コールは音声のみにフォールバックします。既存コールでネゴシエートされたコーデックを新しいコールに使用できます。

ビデオ コーデックの変換。

SIP エンドポイント:ビデオ対応の SCCP エンドポイントが SIP エンドポイントに接続した場合は、コールは音声のみにフォールバックします。

テレビ会議:コールは音声のみにフォールバックします。

音声ストリームを Cisco Unified CME で混合する、会議などの機能。この場合、コールは音声のみにフォールバックします。

Cisco Unified CME と Cisco Unified Communications Manager との間でのビデオ補足サービス。

Cisco Unified Communications Manager を Media Termination Point(MTP; メディア ターミネーション ポイント)変換用に設定している場合、Cisco Unified CME と Cisco Unified Communications Manager の間でのビデオ コールはサポートされません。

Cisco Unified CME MTP と codec g729/dspfarm-assist という設定を使用するビデオ テレフォニーは、ephone ではサポートされません。

SCCP エンドポイントがローカル Cisco Unified CME 上の SCCP エンドポイントにコールし、いずれかのエンドポイントで転送が H323 ネットワークを経由している場合、Cisco Unified CME システム間でのビデオ打診転送はサポートされません。

ビデオ対応のエンドポイントが音声専用のエンドポイントに接続した場合、コールは音声のみにフォールバックします。音声のみのコールでは、ビデオ メッセージはスキップされます。

Cisco Unified CME の場合、ベンダー設定ファームウェアのビデオ機能はグローバル設定です。つまり、ビデオは ephone ごとに有効にできますが、ビデオ アイコンは Cisco Unified CME でサポートされているすべての Cisco Unified IP Phone 上に表示されます。

RTP ストリームの混合では、CPU 使用率が非常に高くなります。このため、Cisco Unified CME でサポートされる H.323 ネットワーク経由のビデオ コールの数は、サポートされている ephone の最大数よりも少なくなります。

Cisco Unified CME は、音声のみのストリームと音声/ビデオ混合ストリームを区別できません。音声ストリームとビデオ ストリームの DSCP 値を H.323 ダイヤルピアで設定する必要があります。

Cisco Unified CME 上で RSVP を有効にする場合、ビデオ コールはサポートされません。

リモートの H.323 ネットワークから Cisco Unity Express システムへのビデオ コールを確立するには、高速接続手順用に設定された別個の VoIP ダイヤルピアが必要です。

SCCP ベースのエンドポイントのビデオ サポートに関する情報

SCCP エンドポイントのビデオ サポートの設定では、次の概念を理解しておく必要があります。

「ビデオのサポートの概要」

「エンドポイント機能の一致の確認」

「ビデオ コーデック情報の取得」

「音声のみのコールへのフォールバック」

「ビデオ エンドポイントでのコールの確立」

「RTP ビデオ ストリームの流れ」

ビデオのサポートの概要

ビデオ サポートを使用すると、2 つのビデオ対応 SCCP エンドポイント間、または SCCP エンドポイントと H.323 エンドポイント間で、音声コールを使用してビデオ ストリームを渡すことができます。ビデオ対応エンドポイントは、Cisco Unified CME ルータを経由してローカルに相互に通信でき、ゲートウェイまたは H.323 ネットワークを経由してリモート H.323 エンドポイントと通信できます。

ビデオ機能は、デフォルトでは無効になっています。また、Cisco Unified CME 上でビデオ機能を有効にしても、すべての ephone で自動的にビデオが有効になるわけではありません。まず、Cisco Unified CME ルータに関連付けられたすべてのビデオ対応 SCCP 電話機で、ビデオをグローバルに有効にする必要があります。次に、電話機ごとにビデオを有効にします。最高ビットレートなどのビデオ パラメータは、システム レベルで設定します。

ビデオ機能のグローバル設定については、「SCCP:システム レベルのビデオ機能の有効化」を参照してください。電話機ごとのビデオ機能の設定については、「SCCP:電話機のビデオ機能の有効化」を参照してください。


) ビデオをグローバルに有効にすると、すべてのビデオ対応 ephone にビデオ アイコンが表示されます。


エンドポイント機能の一致の確認

電話機の登録時に、エンドポイントが備えている機能の情報が Cisco Unified CME に格納されます。これらの機能は、他のエンドポイントと一致しているかどうかがコールの確立時に確認されます。エンドポイントはいつでもアップデートできます。ただし、ルータがエンドポイントの機能の変更を認識するのは、コール確立時だけです。ビデオ機能をエンドポイントに追加した場合、その情報はルータの内部データ構造ではアップデートされますが、次にコールが発生するまで有効になりません。ビデオ機能を削除した場合、コールが終了するまでは、ルータは引き続きビデオ機能が存在していると認識します。ただし、2 つのエンドポイント間でビデオ ストリームは交換されません。


) エンドポイント間で機能が一致しているかどうかは、新しいコールが確立されるか、既存のコールが再開されるたびに確認されます。


ビデオ コーデック情報の取得

音声ゲートウェイは、ダイヤルピアの設定を使用して音声コーデックのコーデック情報を取得します。ビデオ コーデックの選択は、エンドポイントによって実行されます。ダイヤルピアまたはその他の設定を通じて、H.323 Service Provider Interface(SPI)によって制御されることはありません。ビデオ コーデックの情報は、コールの確立時に機能要求を使用して SCCP エンドポイントから取得されます。

音声のみのコールへのフォールバック

ビデオ対応のエンドポイントが音声専用のエンドポイントに接続した場合、コールは音声のみの接続にフォールバックします。また、会議などの特定の機能についても、ビデオ サポートを使用できない場合、コールは音声のみのコールにフォールバックします。

Cisco Unified CME ルータは、コールがビデオ対応か音声専用かを、コール タイプ フラグを使用して示します。ビデオ機能が一致した場合、コール タイプ フラグは video に設定されます。音声専用 TDM または音声専用 SIP エンドポイントに接続している場合は、audio-only に設定されます。


) 音声のみでの接続時は、ビデオ関連のメディア メッセージがすべてスキップされます。


ビデオ エンドポイントでのコールの確立

SCCP ビデオ エンドポイントを処理するプロセスは、SCCP 音声エンドポイントを処理する場合と同じです。ビデオ コールは、音声コールの一部である必要があります。音声コールの確立に失敗すると、ビデオ コールは失敗します。

ビデオ コールを確立するときに、メディアのセットアップ処理によって、ビデオ メディア パスが必要かどうかが判断されます。必要な場合は、対応するビデオ メディア パス確立アクションが実行されます。

SCCP エンドポイントの場合、ビデオ メディア パスの確立には、エンドポイントにメッセージを送信してマルチメディア パスを開き、マルチメディアの伝送を開始することが含まれます。

H.323 エンドポイントの場合、ビデオ メディア パスの確立には、エンドポイント間で情報を交換してビデオ ストリーム用の論理チャネルを開くことが含まれます。

コール タイプ フラグが設定されるのは、一致したエンドポイント機能に基づいてコールを確立するときです。コールが確立されると、追加のビデオ メディア パスが必要かどうかがコール タイプ フラグを使用して判断されます。コールのシグナリングは Cisco Unified CME ルータによって管理され、同じルータ上の 2 つのビデオ対応 SCCP エンドポイント間でメディア ストリームが直接接続されます。ビデオ関連のコマンドおよびフロー制御メッセージは、他方のエンドポイントに自動転送されます。ルータはこれらのメッセージを処理しません。

2 つのローカル SCCP エンドポイント間でのコールの確立

同じルータ上の 2 つのローカル SCCP エンドポイントの連携動作では、ビデオ コールを確立する場合、既存のすべての音声コール確立処理が使用されます(メディアのセットアップ時を除く)。メディアのセットアップ時には、ビデオ メディア パスを確立するためのメッセージが送信されます。エンドポイントが応答すると、ビデオ メディア パスが確立され、start-multimedia-transmission 関数が呼び出されます。

SCCP エンドポイントと H.323 エンドポイント間でのコールの確立

SCCP エンドポイントと H.323 エンドポイント間でのコールの確立は、SCCP エンドポイント間でのコールの確立と同じです。ただし、ビデオ機能が選択されている場合は、ビデオ オープン論理チャネル(OLC)を要求するイベントが H.323 コール レッグに送信され、ゲートウェイがビデオ チャネル用の OLC を生成します。ルータはメディア ストリームの終点と始点の両方になる必要があるため、コールの確立を開始する前に、ルータ上でビデオを有効にしておく必要があります。

H.323 ネットワークを介した 2 つの SCCP エンドポイント間でのコールの確立

SCCP エンドポイント間で H.323 ネットワークを経由してコールを確立する場合は、前の 2 つの項で示したプロセスを組み合せてコールが確立されます。ルータは、2 つのエンドポイント間でのビデオ メディアのセットアップを制御し、ゲートウェイが OLC を生成できるように、H.323 コール レッグにイベントが送信されます。

エンドポイント機能のネゴシエーションと一致は H.323 接続メッセージの後で行われるため、H.323 ネットワークを通じたビデオ ストリームでは、Cisco Unified CME のコール設定手順でスロースタートを使用する必要があります。H.323 ネットワークは、リモート Cisco Unified CME ルータ、Cisco Unified Communications Manager、リモート IP 間ゲートウェイ、ビデオ対応 H.323 エンドポイントに接続できます。設定については、「SCCP:システム レベルのビデオ機能の有効化」を参照してください。

RTP ビデオ ストリームの流れ

2 つのローカル SCCP エンドポイント間で発生するビデオ ストリームの場合、Real-Time Transport Protocol(RTP)ストリームはフローアラウンド(迂回)モードになります。SCCP エンドポイントと H.323 エンドポイントの間、またはそれぞれ別の Cisco Unified CME ルータ上にある 2 つの SCCP エンドポイントの間で発生するビデオ ストリームの場合、RTP ストリームはフロースルー(通過)モードになります。

メディア フローアラウンド モードでは、RTP パケットを VoIP コールのエンドポイント間で直接伝送できるため、ゲートウェイの関与がなくなります。デフォルトでは、ゲートウェイが着信メディアを受信し、コールを終了して、発信コール レッグ上で再発信します。フローアラウンド モードの場合は、シグナリング データだけがゲートウェイに渡されるため、スケーラビリティとパフォーマンスが向上します。

フロースルー モードでは、ビデオ メディア パスは音声コールの場合と同じです。メディア パケットがゲートウェイを通過するので、両端のエンドポイントからは相手のネットワークが見えません。

ローカルおよびリモート エンドポイントの発信者 ID 番号、IP アドレス、ポートなど、RTP 名前付きイベント パケットの情報を表示するには、 show voip rtp connections コマンドを使用します。出力の例を次に示します。

Router# show voip rtp connections
 
VoIP RTP active connections :
No. CallId dstCallId LocalRTP RmtRTP LocalIP RemoteIP
1 102 103 18714 18158 10.1.1.1 192.168.1.1
2 105 104 17252 19088 10.1.1.1 192.168.1.1
Found 2 active RTP connections
============================

SCCP ベースのエンドポイントのビデオの設定方法

この項では、次の作業について取り上げます。

「SCCP:H.323 ネットワークを介したビデオ ストリームのサポートの有効化」(必須)

「SCCP:システム レベルのビデオ機能の有効化」(必須)

「SCCP:電話機のビデオ機能の有効化」(必須)

「SCCP ベースのエンドポイントのビデオ サポートの確認」(オプション)

「SCCP ベースのエンドポイントのビデオ サポートのトラブルシューティング」(オプション)

SCCP:H.323 ネットワークを介したビデオ ストリームのサポートの有効化

H.323 ネットワークと H.323 ビデオ エンドポイントに対して、Cisco Unified CME で低速接続手順を有効にするには、次の手順を実行します。

前提条件

H.323 ネットワークを介したビデオ補足サービスでは、H.450(H.450.2、H.450.3、または H.450.1)標準プロトコルが必要です。

制約事項

Cisco Unified CME がサポートする H.323 ビデオ エンドポイントは、Tandberg バージョン E3.0 と E4.1、および Polycom リリース バージョン 7.5.2 のみです。

要約手順

1. enable

2. configure terminal

3. voice service voip

4. h323

5. call start slow

6. end

詳細手順

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードを有効にします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

global 設定モードを開始します。

ステップ 3

voice service voip

 

Router(config)# voice service voip

voice-service 設定モードを開始します。

ステップ 4

h323

 

Router(config-voi-serv)# h323

H.323 voice-service 設定モードを開始します。

ステップ 5

call start slow

 

Router(config-serv-h323)# call start slow

H.323 ゲートウェイで、すべての VoIP コールに低速接続手順を強制的に使用します。

ステップ 6

end

 

Router(config-serv-h323)# end

設定モードを終了し、特権 EXEC モードを開始します。

SCCP:システム レベルのビデオ機能の有効化

Cisco Unified CME ルータに関連付けられたすべてのビデオ対応電話機に対して、ビデオ機能を有効にしてビデオ パラメータを設定するには、次の手順を実行します。

要約手順

1. enable

2. configure terminal

3. telephony-service

4. service phone videoCapability { 0 | 1 }

5. video

6. maximum bit-rate value

7. end

詳細手順

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードを有効にします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

global 設定モードを開始します。

ステップ 3

telephony-service

 

Router(config)# telephony-service

telephony-service 設定モードを開始します。

ステップ 4

service phone videoCapability { 0 | 1 }

 

Router(config-telephony)# service phone videoCapability 1

Cisco Unified CME ルータに関連付けられた該当するすべての IP Phone に対して、ビデオ機能パラメータを有効、または無効にします。

このパラメータ名は 1 語で入力し、大文字と小文字が区別されます。

0 :無効にします(デフォルト)。

1 :有効にします。

ステップ 5

video

 

Router(config-telephony)# video

(オプション)video 設定モードを開始します。

必要になるのは、すべてのビデオ対応電話機に対してビデオ帯域幅の最大値を変更する場合のみです。

ステップ 6

maximum bit-rate value

 

Router(conf-tele-video)# maximum bit-rate 256

(オプション)IP Phone のビデオの最大帯域幅を kb/s 単位で設定します。

value :値の範囲は 0 ~ 10000000 です。デフォルトは 10000000 です。

ステップ 7

end

 

Router(conf-tele-video)# end

設定モードを終了し、特権 EXEC モードを開始します。

SCCP:電話機のビデオ機能の有効化

Cisco Unified CME ルータに関連付けられたビデオ対応電話機のビデオを有効にするには、次の手順を実行します。

前提条件

ビデオ機能がシステム レベルで有効になっている必要があります。「SCCP:システム レベルのビデオ機能の有効化」を参照してください。

show ephone registered コマンドを使用して、Cisco Unified CME に登録されている個々の SCCP 電話機を、ephone-tag ごとに識別する必要があります。次の例は、ephone 1 がビデオ機能を備えていて、ephone 2 は音声専用の電話機であることを示しています。

Router# show ephone registered
 
ephone-1 Mac:0011.5C40.75E8 TCP socket:[1] activeLine:0 REGISTERED in SCCP ver 6 + Video and Server in ver 5
mediaActive:0 offhook:0 ringing:0 reset:0 reset_sent:0 paging 0 debug:0 caps:7
IP:10.1.1.6 51833 7970 keepalive 35 max_line 8
button 1: dn 1 number 8003 CH1 IDLE CH2 IDLE
 
ephone-2 Mac:0006.D74B.113D TCP socket:[2] activeLine:0 REGISTERED in SCCP ver 6 and Server in ver 5
mediaActive:0 offhook:0 ringing:0 reset:0 reset_sent:0 paging 0 debug:0 caps:7
IP:10.1.1.4 51123 Telecaster 7960 keepalive 36 max_line 6
button 1: dn 2 number 8004 CH1 IDLE CH2 IDLE
button 2: dn 4 number 8008 CH1 IDLE CH2 IDLE
===========================================

要約手順

1. enable

2. configure terminal

3. ephone phone-tag

4. video

5. end

詳細手順

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードを有効にします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

global 設定モードを開始します。

ステップ 3

ephone phone-tag

 

Router(config)# ephone 6

ephone 設定モードを開始します。

phone-tag :ephone を設定作業時に識別する固有のシーケンス番号。

ステップ 4

video

 

Router(config-ephone)# video

指定した ephone のビデオ機能を有効にします。

ステップ 5

end

 

Router(config-ephone)# end

設定モードを終了し、特権 EXEC モードを開始します。

SCCP ベースのエンドポイントのビデオ サポートの確認

設定に含まれているビデオ設定を確認するには、 show running-config コマンドを使用します。

Cisco Unified CME にビデオ サポートを設定するコマンドについては、出力の telephony-service の部分を参照します。

特定の ephone にビデオ サポートを設定するコマンドについては、出力の ephone の部分を参照します。

次の例は、出力の telephony-service の部分を示しています。

telephony-service

video

maximum bit-rate 256

load 7960-7940 P00306000404

max-ephones 24

max-dn 24

ip source-address 10.0.180.130 port 2000

service phone videoCapability 1

timeouts interdigit 4

timeouts ringing 100

create cnf-files version-stamp Jan 01 2002 00:00:00

keepalive 60

max-conferences 4 gain -6

call-park system redirect

call-forward pattern .T

web admin system name cisco password cisco

web customize load xml.jeff

dn-webedit

time-webedit

transfer-system full-consult

transfer-pattern .T

 

次の例は、出力の ephone の部分を示しています。

ephone 6
video
mac-address 000F.F7DE.CAA5
type 7960
button 1:6

SCCP ベースのエンドポイントのビデオ サポートのトラブルシューティング


ステップ 1 SCCP エンドポイントをトラブルシューティングするには、次の debug コマンドを使用します。

debug cch323 video :H.323 Service Provider Interface(SPI)に対するビデオ デバッグ トレースを有効にします。

debug ephone detail :ルータに登録されているすべての Cisco Unified IP Phone をデバッグし、エラーと状態レベルを表示します。

debug h225 asn1 :送信または受信された H.225 メッセージの Abstract Syntax Notation One(ASN.1; 抽象構文記法 1)の内容を表示します。

debug h245 asn1 送信または受信された H.245 メッセージの ASN.1 の内容を表示します。

debug voip ccapi inout :コール制御アプリケーション プログラミング インターフェイス(CCAPI)を通じた実行パスを表示します。

ステップ 2 ephone をトラブルシューティングするには、次の debug コマンドを使用します。

debug ephone message: Cisco Unified IP Phone 間でやり取りされるメッセージのトレースを有効にします。

debug ephone register:Cisco Unified IP Phone の登録のデバッグを設定します。

debug ephone video: ephone のビデオのトレースを設定します。ビデオ機能の選択、起動、停止を含めて、コールに関する各種のビデオ状態情報が提供されます。

ステップ 3 基本的なビデオ対ビデオ コールの検証には、次の show コマンドを使用します。

show call active video: 進行中の SCCP ビデオ コールのコール情報を表示します。

show ephone offhook:受話器がオフフックの状態になっている ephone について、情報およびパケット数を表示します。

show ephone registered :登録済みの ephone のステータスを表示します。

show voip rtp connections :ローカルおよびリモート エンドポイントの発信者 ID 番号、IP アドレス、ポートなど、RTP 名前付きイベント パケットの情報を表示します。


 

関連情報

Cisco Unified CME のビデオ対応電話機用にビデオを有効にした後は、新しい設定ファイルを作成する必要があります。 電話機用の設定ファイルの生成を参照してください。

その他の資料

次の項では、Cisco Unified CME の機能に関連する参照資料を示します。

関連マニュアル

テクニカル サポート

説明
リンク

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http://www.cisco.com/techsupport

SCCP ベースのエンドポイントのビデオ サポートに関する機能情報

表62 は、この章で説明した機能、およびバージョンごとの機能拡張を示しています。

特定の Cisco Unified CME バージョンをサポートする正確な Cisco IOS リリースについては、「 Cisco Unified CME and Cisco IOS Software Version Compatibility Matrix 」( http://www.cisco.com/en/US/docs/voice_ip_comm/cucme/requirements/guide/33matrix.htm )を参照してください。

プラットフォームおよびソフトウェア イメージのサポートに関する情報を参照するには、Cisco Feature Navigator を使用します。Cisco Feature Navigator では、特定のソフトウェア リリース、機能セット、またはプラットフォームをサポートしている Cisco IOS ソフトウェアを確認できます。Cisco Feature Navigator にアクセスするには、 http://www.cisco.com/go/cfn に移動してください。Cisco.com のアカウントは必要ありません。


) 次の表は、所定の機能に対するサポートが導入された Cisco Unified CME のバージョンを示しています。特に断りのない限り、その機能は以降のバージョンの Cisco Unified CME ソフトウェアでもサポートされます。


 

表62 SCCP ベースのエンドポイントのビデオ サポートに関する機能情報

機能名
Cisco Unified CME のバージョン
機能情報

SCCP ベースのエンドポイントのビデオ サポート

4.0

SCCP ベースのエンドポイントに対するビデオのサポートが導入されました。