Cisco Unified Communications Manager Express 4.3 システム アドミニストレータ ガイド
保留音の設定
保留音の設定
発行日;2012/01/13 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 11MB) | フィードバック

目次

保留音の設定

内容

保留音に関する前提条件

保留音に関する制約事項

保留音に関する情報

保留音(MOH)

SIP 電話機の保留音

ライブ フィードからの保留音

保留音の設定方法

オーディオ ファイルからの MOH の設定

前提条件

制約事項

ライブ フィードからの MOH の設定

前提条件

制約事項

保留音(MOH)の確認

保留音の設定例

オーディオ ファイルからの MOH の例

ライブ フィードからの MOH の例

その他の資料

関連マニュアル

テクニカル サポート

保留音の機能情報

保留音の設定

Revised: November 26, 2007

 

この章では、Cisco Unified Communications Manager Express(Cisco Unified CME)の保留音機能について説明します。

この章で説明する機能について

この章で説明している機能の一部は、ご使用のバージョンの Cisco Unified CME でサポートされていない場合があります。それぞれの機能がサポートされているバージョンの一覧については、「保留音の機能情報」を参照してください。

保留音に関する前提条件

G.729 を使用するシステムで MOH を受信する電話機では、G.711 と G.729 との間の変換が必要です。変換の詳細については、 変換リソースの設定を参照してください。

保留音に関する制約事項

IP Phone は、224.x.x.x アドレスでのマルチキャストをサポートしていません。

Cisco Unified CME 3.3 以前のバージョンでは、MOH は、他の Cisco Unified CME 電話機で保留中のローカル Cisco Unified CME 電話機に対してはサポートされません。これらのパーティに対しては、断続的に繰り返されるトーンが再生されます。

Cisco Unified CME 4.0 以降のバージョンでは、 multicast moh コマンドを使用して、電話機の配置されたサブネットにパケットが流れるようにしている場合のみ、内部コールに対して MOH をサポートしています。

アナログ音声ゲートウェイ(Cisco VG 224)または WAN(リモート内線)を経由して接続される内部の内線は、内部コールで MOH は再生されません。

電話機が、 mtp コマンドまたは paging-dn コマンドに unicast キーワードを指定して設定されている場合、その電話機ではマルチキャスト MOH がサポートされません。

保留音に関する情報

保留音を有効にするには、次の概念を理解しておく必要があります。

「保留音(MOH)」

保留音(MOH)

Music On Hold(MOH; 保留音)は、Cisco Unified CME システム内の電話機によって保留された PSTN および VoIP G.711 または G.729 の発信者に対して再生されるオーディオ ストリームです。このオーディオ ストリームは、まだコールに接続されていることを発信者に知らせることを目的としています。

MOH を受信する電話機が、G.729 コーデックを使用するシステムの一部である場合は、G.711 と G.729 の変換が必要になります。G.711 MOH を G.729 に変換する必要があります。圧縮のため、G.729 を使用する MOH は、G.711 を使用する MOH よりも忠実度が劣ります。変換の詳細については、 変換リソースの設定を参照してください。

また、MOH オーディオ ストリームがマルチキャスト ソースとして識別された場合、Cisco Unified CME ルータは、設定時に指定された Cisco Unified CME ルータの物理 IP インターフェイスでもストリームを送信します。そのため、外部デバイスがストリームにアクセスできるようになります。

一部の IP Phone は IP マルチキャストをサポートしていないため、マルチキャスト MOH をサポートしていません。マルチキャストをサポートしていない電話機ごとに、個別にマルチキャスト MOH を無効にすることができます。保留された発信者には、反復トーンが再生されます。

MOH に使用されるオーディオ ストリームは、次の 2 つのソースのいずれかから得られます。

オーディオ ファイル:オーディオ ファイルの MOH オーディオ ストリームは、ルータのフラッシュ メモリ内にある .au ファイルまたは .wav ファイルから提供されます。

ライブ フィード:ライブ フィードの MOH オーディオ ストリームは、FXO または「Ear and Mouth」(E&M)アナログ音声ポートを介してルータに直接接続された標準回線レベルのオーディオ接続から提供されます。

同時に両方のソースが Cisco Unified CME ルータに設定されている場合、Cisco Unified CME ルータは最初にライブ フィードを検索します。ライブ フィードが検出されると、オーディオ ファイル ソースはそれに置き換えられます。ライブ フィードが検出されない場合やある時点で検出に失敗した場合、ルータは設定時に MOH に対して指定されたオーディオ ファイル ソースにフォール バックします。

SIP 電話機の保留音

Cisco Unified CME 4.1 以降のバージョンでは、SIP 電話機からコールが保留にされている場合、および SIP、SCCP、または PORTS のエンドポイントによって SIP 電話機のユーザが保留にされている場合に、MOH 機能がサポートされます。保留する側(保留キーを押している人)と保留される側(保留されている人)は、同じ Cisco Unified CME を使用していても、SIP トランクを介して接続された別の Cisco Unified CME を使用していてもかまいません。MOH は、変換デバイスの有無にかかわらず、コール転送および会議に対してサポートされます。

SIP 電話機に対する MOH の設定は、SCCP 電話機に対する MOH の設定と同じです。設定については、「保留音の設定方法」を参照してください。

ライブ フィードからの保留音

一般に、ライブ フィード機能は CD ジュークボックス プレーヤーに接続するために使用されます。ライブ フィードから MOH を設定するには、コールの音声ポートとダイヤルピアを設定し、「ダミー」の ephone-dn を作成します。ephone-dn には、コールを送受信できるように電話番号または内線番号を割り当てる必要がありますが、この番号は物理的な電話機には割り当てられません。システムごとにサポートされるライブ MOH フィードは 1 つだけです。

アナログ E&M ポートをライブ フィード MOH 用のインターフェイスとして使用するには、最小限の外部コンポーネントが必要です。回線レベルのオーディオ フィード(標準オーディオ ジャック)を E&M RJ-45 コネクタのピン 3 と 6 に直接接続します。E&M Voice Interface Card(VIC; 音声インターフェイス カード)には、外部オーディオ ソースに対して適切な電気的遮蔽を提供する音声周波変圧器が内蔵されています(E&M ポートでのオーディオ接続には、ループ電流は必要ありません)。 signal immediate コマンドと auto-cut-through コマンドは、この音声ポートの E&M シグナリングを無効にします。G.711 オーディオ パケット ストリームは、E&M ポートの Digital Signal Processor(DSP; デジタル信号プロセッサ)によって生成されます。

FXO ポートをライブフィード MOH のインターフェイスとして使用する場合、MOH ソースのコネクタが FXO の RJ-11 コネクタと異なっているときは、MOD-SC ケーブルを使用して MOH ソースを FXO ポートに接続します。ライブフィードからの MOH は、VIC2-2FXO、VIC2-4FXO、EM-HDA-3FXS/4FXO、EM-HDA-6FXO、および EM2-HDA-4FXO でサポートされます。

音声ポートで signal loop-start live-feed コマンドが設定されている場合は、ライブフィード ソースを FXO ポートに直接接続できます。その他の場合は、外部のサードパーティ アダプタを介してポートを接続し、バッテリーから電源を供給する必要があります。外部アダプタは、FXO ポートのチップとリングのリード線に対して、正しい極性で通常の telephone company(telco; 電話会社)のバッテリー電圧を供給する必要があります。また、外部オーディオ ソースと、FXO ポートのチップとリングのリード線との間を、トランスで絶縁する必要があります。

ライブ フィードからの音楽は、フラッシュ ファイルから読み取られるのではなく、MOH 再生バッファに送り続けられるので、通常は 2 秒の遅延が生じます。MOH 用に設定された電話番号で接続が確立されるまで、MOH ライブ フィード ソースへの発信コールが 30 秒おきに試行(または再試行)されます。ライブ フィード ソースが何らかの理由でシャットダウンされると、フラッシュ メモリ ソースが自動的にアクティブになります。

ライブ フィード MOH 接続は、自動的に接続される音声コールとして確立されます。この音声コールは、Cisco Unified CME MOH システムによって生成されるか、または、ライブ フィード MOH ポートに直接発信する外部ソースによって生成されます。MOH コールの送受信は、PSTN を介して行うことができます。あるいは、Voice Activity Detection(VAD; 音声アクティビティ検出)を無効にした状態で VoIP を介して行うこともできます。このコールは、設定時に moh コマンドでオプションの out-call キーワードを使用しない限り、受信コールと見なされます。

Cisco Unified CME ルータは、コールからのオーディオ ストリームを MOH ストリームのソースとして使用し、フラッシュ ファイルから入手できるオーディオ ストリームをすべてそれに置き換えます。着信コールを介して受信される MOH ストリームの例としては、ephone-dn を呼び出して Cisco Unified CME ルータにオーディオ ストリームを配信する外部 H.323 ベースのサーバ デバイスがあります。

保留音の設定方法

この項では、次の作業について取り上げます。

「オーディオ ファイルからの MOH の設定」(オプション)

「ライブ フィードからの MOH の設定」(オプション)

「保留音(MOH)の確認」(オプション)

オーディオ ファイルからの MOH の設定

ファイルを使用してオーディオ ストリームを提供している場合に MOH を設定するには、次の手順を実行します。

前提条件

SIP 電話機では Cisco Unified CME 4.1 以降のバージョンが必要です。

音楽ファイルは、ルータのフラッシュ メモリに格納する必要があります。また、G.711 形式にする必要があります。.au または .wav のファイル形式にすることもできますが、たとえば、ITU-T の A-law データ形式や mu-law データ形式など、8 ビット 8kHz のデータが含まれるファイル形式にする必要があります。

制約事項

オーディオ ファイルの MOH とライブ フィードの MOH の両方が Cisco Unified CME ルータに設定されている場合、Cisco CME ルータは最初にライブ フィードを検索します。ライブ フィードが検出されると、オーディオ ファイル ソースはそれに置き換えられます。ライブ フィードが検出されない場合やある時点で検出に失敗した場合、ルータはオーディオ ファイル ソースにフォールバックします。

オーディオ ファイルを別のファイルに変更するには、 no moh コマンドを使用して最初のファイルを削除してから、2 番目のファイルを指定する必要があります。最初のファイルを削除せずに 2 番目のファイルを設定すると、MOH メカニズムは機能しなくなります。この問題を解決するためにルータのリブートが必要になる場合があります。

MOH ファイルの音量レベルは、Cisco IOS ソフトウェアでは調整できません。したがって、このファイルがルータのフラッシュ メモリにロードされている場合、音量レベルは変更できません。MOH ファイルの音量レベルを調整するには、ファイルをオーディオ編集ソフトウェアで編集してから、ルータのフラッシュ メモリにダウンロードします。

要約手順

1. enable

2. configure terminal

3. telephony-service

4. moh filename

5. multicast moh ip-address port port-number [ route ip-address-list ]

6. exit

7. ephone phone-tag

8. multicast-moh

9. end

詳細手順

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードを有効にします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

global 設定モードを開始します。

ステップ 3

telephony-service

 

Router(config)# telephony-service

telephony-service 設定モードを開始します。

ステップ 4

moh filename

 

Router(config-telephony)# moh minuet.au

指定されたファイルを使用して MOH を有効にします。

filename :MOH のオーディオ ストリームのソース


) このコマンドでファイルを指定し、その後、別のファイルを使用する場合は、no moh コマンドで最初のファイルの使用を無効にした後に、別のファイルを設定する必要があります。


ステップ 5

multicast moh ip-address port port-number [ route ip-address-list ]

 

Router(config-telephony)# multicast moh 239.10.16.4 port 2123 route 10.10.29.17 10.10.29.33

MOH オーディオ ストリームを既定のマルチキャストとしても指定します。


) このコマンドは、内部コールに対して MOH を使用する場合は必須です。また、moh コマンドで MOH を有効にしてから設定する必要があります。


ip-address :MOH だけでなくマルチキャストに対してもこのオーディオ ストリームを使用することを示し、マルチキャスト用の宛先 IP アドレスを指定します。

port port-number :マルチキャストのメディア ポート。値の範囲は 2000 ~ 65535 です。ポート 2000 を推奨します。ポート 2000 は、IP Phone とルータ間の標準 Rapid Transport Protocol(RTP; 敏速移送プロトコル)メディア伝送にすでに使用されているためです。

route :(オプション)IP マルチキャスト パケットのための明示的なルータ インターフェイスのリストを指定します。

ip-address-list :(オプション)マルチキャスト MOH の最大 4 つの明示的なルートのリスト。デフォルトでは、 ip source-address コマンドで設定されたアドレスに対応するインターフェイスで MOH マルチキャスト ストリームが自動的に出力されます。


) 内部コールに対して MOH を使用する場合は、電話機が配置されているサブネットへのパケット フローを有効にする必要があります。


ステップ 6

exit

 

Router(config-telephony)# exit

telephony-service 設定モードを終了します。

ステップ 7

ephone phone-tag

 

Router(config)# ephone 28

ephone 設定モードを開始します。

ステップ 8

multicast-moh

 

Router(config-ephone)# no multicast-moh

(オプション)電話機でマルチキャスト MOH を有効にします。これはデフォルトです。

マルチキャストをサポートしていない電話機について MOH を無効にするには、このコマンドの no 形式を使用します。保留された発信者には、反復トーンが再生されます。


) このコマンドは、1 台以上の電話機に適用される ephone テンプレートでも使用できます。


ステップ 9

end

 

Router(config-ephone)# end

特権 EXEC モードに戻ります。

ライブ フィードからの MOH の設定

ライブ フィードから保留音を設定するには、次の手順を実行します。

前提条件

SIP 電話機では Cisco Unified CME 4.1 以降のバージョンが必要です。

VIC2-2FXO、VIC2-4FXO、EM-HDA-3FXS/4FXO、EM-HDA-6FXO、または EM2-HDA-4FXO。

VoIP からのライブ フィードの場合は、VAD を無効にする必要があります。

制約事項

Foreign Exchange Station(FXS)ポートをライブ フィードに使用することはできません。

要約手順

1. enable

2. configure terminal

3. voice-port port

4. input gain decibels

5. auto-cut-through (E&M のみ)

6. operation 4-wire (E&M のみ)

7. signal immediate (E&M のみ)

8. signal loop-start live-feed (FXO のみ)

9. no shutdown

10. exit

11. dial peer voice tag pots

12. destination-pattern string

13. port port

14. exit

15. ephone-dn dn-tag

16. number number

17. moh [ out-call outcall-number ] [ ip ip-address port port-number [ route ip-address-list ]]

18. exit

19. ephone phone-tag

20. multicast-moh

21. end

詳細手順

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードを有効にします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

global 設定モードを開始します。

ステップ 3

voice-port port

 

Router(config)# voice-port 1/1/0

voice-port 設定モードを開始します。


Port 引数は、プラットフォームに依存します。構文を表示するには、? を入力します。詳細については、『Cisco IOS Voice Command Reference』を参照してください。


ステップ 4

input gain decibels

 

Router(config-voice-port)# input gain 0

インターフェイスの受信側に挿入するゲインの量をデシベルで指定します。許容値は -6 ~ 14 の整数です。

ステップ 5

auto-cut-through

 

Router(config-voice-port)# auto-cut-through

(E&M ポートのみ)PBX が M リード線の応答を提供しない場合にコールの完了を有効にします。MOH では、E&M ポートでこのコマンドを使用する必要があります。

ステップ 6

operation 4-wire

 
Router(config-voice-port)# operation 4-wire

(E&M ポートのみ)4 線式のケーブル接続方式を選択します。MOH では、このコマンドで E&M ポートに対して 4 線式のオペレーションを指定する必要があります。

ステップ 7

signal immediate

 

Router(config-voice-port)# signal immediate

(E&M ポートのみ)E&M タイ トランク インターフェイスの場合、発信側に対して、E リード線をオフフックにして回線を確保し、アドレス情報を Dual Tone MultiFrequency(DTMF; デュアルトーン複数周波数)ディジットとして送信するように指示します。

ステップ 8

signal loop-start live-feed

 

Router(config-voice-port)# signal loop-start live-feed

(FXO ポートのみ)ライブ フィードからの MOH オーディオ ストリームが、FXO ポートを介してルータに直接接続されるようにします。

Cisco IOS Release 12.4(15)T 以降のリリースでサポートされています。

ステップ 9

no shutdown

 

Router(config-voice-port)# no shutdown

音声ポートを有効にします。

音声ポートを停止し、ライブ フィードからの MOH を無効にするには、 shutdown コマンドを使用します。

ステップ 10

exit

 

Router(config-voice-port)# exit

voice-port 設定モードを終了します。

ステップ 11

dial peer voice tag pots

 

Router(config)# dial peer voice 7777 pots

dial-peer 設定モードを開始します。

ステップ 12

destination-pattern string

 

Router(config-dial-peer)# destination-pattern 7777

ダイヤルピアに使用するプレフィックスまたは完全な E.164 の電話番号を指定します。

ステップ 13

port port

 

Router(config-dial-peer)# port 1/1/0

ステップ 3 で指定した音声ポートにダイヤルピアを関連付けます。

ステップ 14

exit

 

Router(config-dial-peer)# exit

dial-peer 設定モードを終了します。

ステップ 15

ephone-dn dn-tag

 

Router(config)# ephone-dn 55

ephone-dn 設定モードを開始します。

dn-tag :この ephone-dn を設定作業時に識別する固有のシーケンス番号。値の範囲は 1 ~ 288 です。

ステップ 16

number number

 

Router(config-ephone-dn)# number 5555

この ephone-dn の有効な内線番号を設定します。

この番号は電話機には割り当てられません。これは、MOH に使用するオーディオ ストリームが含まれるコールを送受信するためにだけ使用されます。

number :この ephone-dn に関連付ける電話番号または内線番号を表す最大 16 桁の数字列。

ステップ 17

moh [ out-call outcall-number ] [ ip ip-address port port-number [ route ip-address-list ]]

 

Router(config-ephone-dn)# moh out-call 7777 ip 239.10.16.8 port 2311 route 10.10.29.3 10.10.29.45

MOH ストリームのソースとなる着信コールまたは発信コールに、この ephone-dn を使用することを指定します。 out-call キーワードを指定せずにこのコマンドを使用した場合、MOH ストリームは着信コールから受信されます。

out-call outcall-number :(オプション)MOH 用のライブ フィードにルータが発信することを示し、発信先の番号を指定します。ステップ 3 で指定したローカル音声ポートに強制的に接続されます。

ip ip-address :(オプション)MOH だけでなくマルチキャスト ソースとしてもこのオーディオ ストリームを使用することを示し、マルチキャスト用の宛先 IP アドレスを指定します。


) このコマンドでマルチキャスト アドレスを指定し、telephony-service 設定モードの multicast moh コマンドで別のマルチキャスト アドレスを指定すると、MOH オーディオ ストリームを 2 つのマルチキャスト アドレスに送信できます。


port port-number :(オプション)マルチキャストのメディア ポート。値の範囲は 2000 ~ 65535 です。ポート 2000 を推奨します。ポート 2000 は、IP Phone とルータ間の Rapid Transport Protocol(RTP; 敏速移送プロトコル)メディア伝送にすでに使用されているためです。

route ip-address-list :(オプション)IP マルチキャスト パケットを送信する特定のルータ インターフェイスを指定します。最大 4 つの IP アドレスを指定できます。デフォルトでは、 ip source-address コマンドで設定されたアドレスに対応するインターフェイスで MOH マルチキャスト ストリームが自動的に出力されます。

ステップ 18

exit

 

Router(config-ephone-dn)# exit

ephone-dn 設定モードを終了します。

ステップ 19

ephone phone-tag

 

Router(config)# ephone 28

ephone 設定モードを開始します。

ステップ 20

multicast-moh

 

Router(config-ephone)# no multicast-moh

(オプション)電話機でマルチキャスト MOH を有効にします。

このコマンドは、デフォルトで有効になっています。

マルチキャストをサポートしていない電話機について MOH を無効にするには、このコマンドの no 形式を使用します。保留された発信者には、反復トーンが再生されます。


) このコマンドは、ephone テンプレートに組み込んで 1 台以上の電話機に適用することもできます。


ステップ 21

end

 

Router(config-ephone)# end

特権 EXEC モードに戻ります。

保留音(MOH)の確認


ステップ 1 show running-config コマンドを使用して、実行設定を表示します。MOH コマンドは、出力の telephony-service の部分に示されます。

Router# show running-config

 

telephony-service

fxo hook-flash

load 7960-7940 P00307020300

load 7914 S00104000100

max-ephones 100

max-dn 500

ip source-address 10.123.23.231 port 2000

max-redirect 20

timeouts ringing 100

system message XYZ Company

voicemail 7189

max-conferences 8 gain -6

call-forward pattern .T

moh flash:music-on-hold.au

multicast moh 239.15.10.1 port 2000

web admin system name admin1 password admin1

dn-webedit

time-webedit

transfer-system full-consult

secondary-dialtone 9

fac custom callfwd all **1

fac custom callfwd cancel **2

fac custom pickup local **3

fac custom pickup group *7

fac custom pickup direct **5

fac custom park *8

fac custom dnd **7

fac custom redial #8

fac custom voicemail **9

fac custom ephone-hunt join *3

fac custom ephone-hunt cancel #3

create cnf-files version-stamp Jan 01 2002 00:00:00

ステップ 2 telephony-service 設定情報だけを表示するには、 show telephony-service コマンドを使用します。


 

保留音の設定例

この項では、次の例について説明します。

「オーディオ ファイルからの MOH の例」

「ライブ フィードからの MOH の例」

オーディオ ファイルからの MOH の例

次の例では、MOH を有効にし、使用する音楽ファイルを指定します。

telephony-service

moh minuet.wav

 

次の例では、MOH を有効にし、オーディオ ストリーム用のマルチキャスト アドレスを追加指定します。

telephony-service

moh minuet.wav

multicast moh 239.23.4.10 port 2000

ライブ フィードからの MOH の例

次の例では、音声ポート 1/1/0 およびダイヤルピア 7777 で発信コールからの MOH を有効にします。

voice-port 1/1/0

auto-cut-through

operation 4-wire

signal immediate

!

dial-peer voice 7777 pots

destination-pattern 7777

port 1/1/0

!

ephone-dn 55

number 5555

moh out-call 7777

その他の資料

次の項では、Cisco Unified CME の機能に関連する参照資料を示します。

関連マニュアル

テクニカル サポート

説明
リンク

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保留音の機能情報

表57 は、この章で説明した機能、およびバージョンごとの機能拡張を示しています。

特定の Cisco Unified CME バージョンをサポートする正確な Cisco IOS リリースについては、「 Cisco Unified CME and Cisco IOS Software Version Compatibility Matrix 」( http://www.cisco.com/en/US/docs/voice_ip_comm/cucme/requirements/guide/33matrix.htm )を参照してください。

プラットフォームおよびソフトウェア イメージのサポートに関する情報を参照するには、Cisco Feature Navigator を使用します。Cisco Feature Navigator では、特定のソフトウェア リリース、機能セット、またはプラットフォームをサポートしている Cisco IOS ソフトウェアを確認できます。Cisco Feature Navigator にアクセスするには、 http://www.cisco.com/go/cfn に移動してください。Cisco.com のアカウントは必要ありません。


表57 は、所定の機能に対するサポートが導入された Cisco Unified CME のバージョンを示しています。特に断りのない限り、その機能は以降のバージョンの Cisco Unified CME ソフトウェアでもサポートされます。


 

表57 保留音の機能情報

機能名
Cisco Unified CME のバージョン
機能情報

保留音(MOH)

4.1

SIP 電話機に対する保留音がサポートされました。

4.0

内部コールでの保留音が導入されました。

マルチキャスト MOH を電話機ごとに無効にする機能が導入されました。

3.0

ライブ オーディオ フィードをマルチキャスト ソースとして使用する機能が導入されました。

2.1

外部コールでのライブ オーディオ フィードからの保留音が導入されました。

2.0

外部コールでのオーディオ ファイルからの保留音が導入されました。