Cisco Unified Communications Manager Express 4.3 システム アドミニストレータ ガイド
サイレントの設定
サイレントの設定
発行日;2012/01/13 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 11MB) | フィードバック

目次

サイレントの設定

内容

サイレントに関する情報

サイレント

サイレントの設定方法

SCCP:サイレントのブロック

前提条件

制約事項

SCCP:サイレントの確認

SIP:サイレントの設定

前提条件

制約事項

サイレントの設定例

関連情報

その他の資料

関連マニュアル

テクニカル サポート

サイレントに関する機能情報

サイレントの設定

Revised: April 30, 2008

 

この章では、Cisco Unified Communications Manager Express(Cisco Unified CME)のサイレント機能について説明します。

この章で説明する機能について

この章で説明している機能の一部は、ご使用のバージョンの Cisco Unified CME でサポートされていない場合があります。それぞれの機能がサポートされているバージョンの一覧については、「サイレントに関する機能情報」を参照してください。

サイレントに関する情報

サイレントを設定するには、次の概念を理解しておく必要があります。

「サイレント」

サイレント

Do Not Disturb(DND; サイレント)機能を使用すると、電話機ユーザは、着信コールの呼出音を無効にできます。DND を有効にすると、電話機に着信コールがあったときに呼出音は鳴りませんが、可視アラートとコール情報が表示されるので、必要に応じてコールに応答できます。ローカル IP Phone から DND 状態にある別のローカル IP Phone にコールを発信すると、着信側の電話機が DND 状態にあることを示す「リングアウト サイレント」というメッセージが発信側の電話機に表示されます。

電話機ユーザは、アイドル状態または呼出音が鳴っている状態で[サイレント]ソフトキーを使用すると、DND のオンとオフを切り替えることができます。SSCP 電話機ユーザが、呼出音が鳴っている状態で DND のオンとオフを切り替えることができるのは、電話機で DND がまだアクティブになっていない場合のみです。コールが新たに着信したときに DND がすでにアクティブになっている場合、SCCP 電話機ユーザは、[サイレント]ソフトキーを押しても DND 状態を変更できません。

着信コール中に SSCP 電話機ユーザが DND をオンに切り替えると、DND 状態は、現在のコールのみに対してアクティブなままになります。着信コール中に SIP 電話機ユーザが DND をオンに切り替えると、ユーザが明示的に DND をオフに切り替えるまで、現在のコール中、および今後のコールに対して DND 状態はアクティブなままになります。

無応答時のコール自動転送が有効になっている場合、コールが着信している間に[サイレント]ソフトキーを押すと、無応答時のコール自動転送の宛先に転送されます。無応答時のコール自動転送が無効の場合、[サイレント]ソフトキーを押すと、呼出音と可視アラートが無効になりますが、コール情報は電話機のディスプレイに表示されます。

Cisco CME 3.2.1 以降のバージョンでは、フィーチャ呼び出し機能を使用すると、電話機の DND をブロックできます。フィーチャ呼出音とは、三重パルスの呼出音です。これは呼出音の断続周期の一種で、内部コールと外部コールの呼出音の断続周期に追加されました。たとえば、米国の場合、内部コールの呼出音は、2 秒間オンになった後、4 秒間オフになります(単一パルスの呼出音)。外部コールの呼出音は、0.4 秒間オンになった後、0.2 秒間オフになり、再度 0.4 秒間オンになった後、0.2 秒間オフになります(二重パルスの呼出音)。

三重パルスの呼出音は、電話機ユーザの音声 ID として使用されます。たとえば、営業部門の営業担当者がそれぞれ、同一セットの ephone-dn を営業スタッフと共有するボタンと、ひいきのお客様の専用回線ボタンを IP Phone に設定したとします。専用線にフィーチャ呼び出し機能を設定すると、営業担当者が専用回線への着信コールを容易に識別できるようになります。フィーチャ呼び出し回線の DND 機能を無効にできます。上記の例で、営業担当者が電話機で DND をアクティブにしても、専用回線へのコールの呼出音は聞こえます。

サイレントの設定方法

この項では、次の作業について取り上げます。

「SCCP:サイレントのブロック」(必須)

「SCCP:サイレントの確認」(オプション)

「SIP:サイレントの設定」(必須)

SCCP:サイレントのブロック

フィーチャ呼び出し用にボタンが設定されている電話機で DND をブロックするには、次の手順を実行します。DND を有効にするには、ソフトキーをサポートする Cisco Unified IP Phone で[サイレント]ソフトキーを使用します。

前提条件

Cisco Unified 3.2.1 以降のバージョン。

DND を使用して自動転送するには無応答時のコール自動転送を電話機に設定しておく必要があります。設定については、 コール転送とコール自動転送の設定を参照してください。基本的な DND の場合、それ以外の設定は必要ありません。

制約事項

ハント グループの共有回線に対して DND を有効にすることはできません。ソフトキーはアイドル状態と呼び出し状態のときに表示されますが、ソフトキーを押してもハント グループの共有回線に対して DND は有効になりません。

要約手順

1. e nable

2. configure terminal

3. ephone phone-tag

4. no dnd feature-ring

5. end

詳細手順

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードを有効にします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

global 設定モードを開始します。

ステップ 3

ephone phone-tag

 

Router(config)# ephone 10

ephone 設定モードを開始します。

phone-tag :設定対象の ephone を識別する固有のシーケンス番号。

ステップ 4

no dnd feature-ring

 

Router(config-ephone)# no dnd feature-ring

フィーチャ呼び出しオプションが設定された電話ボタンで、IP Phone がサイレント(DND)モードになっていても、呼出音が鳴るようにします。

ステップ 5

end

 

Router(config-ephone)# end

特権 EXEC モードに戻ります。

SCCP:サイレントの確認

show ephone dnd

このコマンドを使用して、DND が有効になっている SCCP 電話機の一覧を表示します。

Router# show ephone dnd

ephone-1 Mac:0007.0EA6.353A TCP socket:[1] activeLine:0 REGISTERED

mediaActive:0 offhook:0 ringing:0 reset:0 reset_sent:0 paging 0 debug:0

IP:1.2.205.205 52486 Telecaster 7960 keepalive 2729 max_line 6 DnD

button 1: dn 11 number 60011 CH1 IDLE

 


 

SIP:サイレントの設定

SIP 電話機でサイレント(DND)機能を有効にするには、次の手順を実行します。


) voice register template 設定モードで dnd-control コマンドを使用すると、1 台以上の SIP 電話機で[サイレント]ソフトキーを有効にできます。テンプレートの設定については、 テンプレートの作成を参照してください。


前提条件

Cisco CME 3.4 以降のバージョン。

DND を使用して自動転送するには、通話中のコールの自動転送を SIP IP Phone に設定しておく必要があります。設定については、 コール転送とコール自動転送の設定を参照してください。

制約事項

Cisco Unified IP Phone 7911G、7941G、7941GE、7961G、7961GE、7970G、または 7971GE でユーザが[サイレント]ソフトキーを無効にした場合、電話機をリセットまたは再起動すると、[サイレント]ソフトキーが表示されなくなります。DND は、Cisco Unified CME で有効にし、電話機の[サイレント]ソフトキーを使用して電話機でも有効にする必要があります。

要約手順

1. enable

2. configure terminal

3. voice register pool pool-tag

4. dnd

5. end

詳細手順

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードを有効にします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

global 設定モードを開始します。

ステップ 3

voice register pool pool-tag

 

Router(config)# voice register pool 1

voice register pool 設定モードを開始して、設定対象の SIP 電話機にパラメータを設定します。

ステップ 4

dnd

 

Router(config-register-pool)# dnd

電話機で DND を有効にします。


) 内線に無応答時のコール自動転送が設定されていない場合、[サイレント]ソフトキーを押すと、呼び出し機能がミューティングされます。


ステップ 5

end

 

Router(config-register-pool)# end

特権 EXEC モードに切り替えます。

サイレントの設定

次の設定例では、ephone 1 と ephone 2 で DND を有効にした場合、ボタン 1 では呼出音が鳴りますが、ボタン 2 では鳴りません。

ephone-dn 1

number 1001

ephone-dn 2

number 1002

ephone-dn 10

number 1110

preference 0

no huntstop

ephone-dn 11

number 1111

preference 1

ephone 1

button 1f1

button 2o10,11

no dnd feature-ring

ephone 2

button 1f2

button 2o10,11

no dnd feature-ring

関連情報

ephone ハント グループおよび Cisco Unified CME B-ACD に関するエージェント ステータス制御

ephone ハント グループのエージェントは、電話機の DND 機能またはハント機能を使用して、受信可/受信不可ステータス(コールを受信できるかどうか)を制御します。[サイレント]ソフトキーを使用した場合、エージェントは電話機のすべての内線番号でコールを受信しません。[ハント]ソフトキーを使用した場合、エージェントは、ハント グループの内線番号ではコールを受信しませんが、それ以外の内線番号ではコールを受信します。エージェント ステータス制御とハント機能の詳細については、 コール カバレッジ機能の設定を参照してください。

コール自動転送

[サイレント]ソフトキーを使用して自動転送するには、SCCP 電話機の無応答時のコール自動転送を有効にするか、SIP IP Phone の通話中のコールの自動転送を有効にします。 コール転送とコール自動転送の設定を参照してください。

機能アクセス コード(FAC)

DND を有効または無効にする場合、標準またはカスタム FAC が有効になっているときは、[サイレント]ソフトキーの代わりに、Feature Access Code(FAC; 機能アクセス コード)を使用できます。DND の標準 FAC は次のとおりです。

DND:**7

機能アクセス コードの設定を参照してください。

ソフトキーの表示

[サイレント]ソフトキーの位置は、移動または変更が可能です。 ソフトキーのカスタマイズを参照してください。

その他の資料

次の項では、Cisco Unified CME の機能に関連する参照資料を示します。

関連マニュアル

テクニカル サポート

説明
リンク

Cisco Support Web サイトでは、シスコ製品やシスコの技術に関するトラブルシューティングにお役立ていただけるように、マニュアルなどの豊富なオンライン リソースやツールを提供しています。Cisco Support Web サイトのほとんどのツールにアクセスするには、Cisco.com のユーザ ID とパスワードが必要です。サービス契約が有効で、ユーザ ID またはパスワードを取得していない場合は、Cisco.com で登録手続きを行ってください。

http://www.cisco.com/techsupport

サイレントに関する機能情報

表43 は、この章で説明した機能、およびバージョンごとの機能拡張を示しています。

特定の Cisco Unified CME バージョンをサポートする正確な Cisco IOS リリースについては、「 Cisco Unified CME and Cisco IOS Software Version Compatibility Matrix 」( http://www.cisco.com/en/US/docs/voice_ip_comm/cucme/requirements/guide/33matrix.htm )を参照してください。

プラットフォームおよびソフトウェア イメージのサポートに関する情報を参照するには、Cisco Feature Navigator を使用します。Cisco Feature Navigator では、特定のソフトウェア リリース、機能セット、またはプラットフォームをサポートしている Cisco IOS ソフトウェアを確認できます。Cisco Feature Navigator にアクセスするには、 http://www.cisco.com/go/cfn に移動してください。Cisco.com のアカウントは必要ありません。


表43 は、所定の機能に対するサポートが導入された Cisco Unified CME のバージョンを示しています。特に断りのない限り、その機能は以降のバージョンの Cisco Unified CME ソフトウェアでもサポートされます。


 

表43 サイレントに関する機能情報

機能名
Cisco Unified CME のバージョン
機能情報

サイレント

3.4

Cisco Unified CME に接続され、SIP を実行しているサポート済み Cisco Unified IP Phone で、[サイレント](DND)ソフトキーのサポートが追加されました。

3.2.1

フィーチャ呼び出しの電話機に対する DND バイパスが導入されました。

3.2

DND が導入されました。