Cisco Unified Communications Manager Express 4.3 システム アドミニストレータ ガイド
コール カバレッジ機能の設定
コール カバレッジ機能の設定
発行日;2012/01/13 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 11MB) | フィードバック

目次

コール カバレッジ機能の設定

内容

コール カバレッジ機能に関する情報

コール カバレッジの概要

コール ハント

コール ピックアップ

コール ウェイティング

SCCP 電話機のコール ウェイティング ビープ音

SCCP 電話機のコール ウェイティング呼出音

通話中のユーザに対するコールバック

ハント グループ

ephone ハント グループとボイス ハント グループの比較

シーケンシャル ハント グループ

ピア ハント グループ

最長アイドル ハント グループ

パラレル ハント グループ(コール ブラスト)

ハント グループ エージェントの可用性オプション

動的ハント グループ メンバーシップ

エージェントによるステータス制御

エージェント ステータスの受信不可への自動変更

夜間サービス

オーバーレイ ephone-dn

共有回線のオーバーレイ

オーバーレイ ephone-dn でのコール ウェイティング

オーバーレイ ephone-dn へのコールの同じ電話機の他のボタンへの拡張

コール カバレッジ機能の設定方法

SCCP:コール ハントの設定

次の作業

SCCP:コール ハントの確認

SIP:コール ハントの設定

次の作業

SCCP:システム レベルでのローカル グループのコール ピックアップの有効化

SCCP:ピックアップ グループの作成

前提条件

制約事項

SCCP:コール ピックアップの確認

SCCP:コール ウェイティングのインジケータ トーンの設定

制約事項

SCCP:コール ウェイティングのインジケータ トーンの確認

SIP:コール ウェイティングの有効化

前提条件

SCCP:ephone ハント グループの設定

前提条件

制約事項

SCCP:ephone ハント グループの確認

ボイス ハント グループの設定

前提条件

制約事項

SCCP:夜間サービスの設定

制約事項

SCCP:夜間サービスの確認

SCCP:オーバーレイ ephone-dn の設定

制約事項

SCCP:オーバーレイ ephone-dn の確認

コール カバレッジ機能の設定例

コール ハントの例

ephone-dn ダイヤルピア プリファレンスの例

無効にされたハントストップの例

チャネル ハントストップの例

SIP コール ハントの例

コール ピックアップの例

コール ウェイティング ビープ音の例

コール ウェイティング呼出音の例

ハント グループの例

シーケンシャル ephone ハント グループの例

ピア ephone ハント グループの例

最長アイドル ephone ハント グループの例

from-ring オプションを使用した最長アイドル ephone ハント グループの例

シーケンシャル ハント グループの例

ログアウト表示の例

動的なメンバーシップの例

エージェントによるステータス制御の例

夜間サービスの例

オーバーレイ ephone-dn の例

オーバーレイ ephone-dn の例

オーバーレイ二重回線 ephone-dn の例

共有回線オーバーレイ ephone-dn の例

コール ウェイティングを使用するオーバーレイ ephone-dn の例

ロールオーバー ボタンを設定したオーバーレイ ephone-dn の例

オーバーレイ ephone-dn での着信側ディレクトリ名表示の例

オーバーレイ ephone-dn での着信側 ephone-dn 名表示の例

関連情報

その他の資料

関連マニュアル

テクニカル サポート

コール カバレッジ機能に関する機能情報

コール カバレッジ機能の設定

Revised: April 14, 2008

 

この章では、Cisco Unified Communication Manager Express(Cisco Unified CME)に着信するコールに対して、適切で柔軟なカバレッジを提供するための機能について説明します。

この章で説明する機能について

この章で説明している機能の一部は、ご使用のバージョンの Cisco Unified CME でサポートされていない場合があります。それぞれの機能がサポートされているバージョンの一覧については、「コール カバレッジに関する機能情報」を参照してください。

コール カバレッジ機能に関する情報

コール カバレッジ機能を設定するには、次の概念を理解しておく必要があります。

「コール カバレッジの概要」

「コール ハント」

「コール ピックアップ」

「コール ウェイティング」

「通話中のユーザに対するコールバック」

「ハント グループ」

「夜間サービス」

「オーバーレイ ephone-dn」

コール カバレッジの概要

コール カバレッジ機能を使用すると、コールされた番号が通話中の場合や無応答の場合でも、Cisco Unified CME システムに着信するすべてのコールが確実に応答されるようになります。

ハント グループなど、ダイヤル先番号を 1 つだけ指定できるコール カバレッジ機能では、1 つの内線番号に対する着信コールを、電話機エージェントのプールに送信できます。これに対して、コール ハント、コール ウェイティング、コール転送などの他の機能は、ダイヤルされた番号が使用できない場合に別の接続手段を用意して、コールへの応答率を高めることができます。

コール ピックアップ、夜間サービス、オーバーレイ ディレクトリ番号など、ダイヤル先を複数指定できるコール カバレッジ機能は、1 人のユーザに対して、複数の番号への着信コールに応答するためのさまざまな手段を提供します。

コール カバレッジ機能を、他のコール カバレッジ機能、および共有回線やセカンダリ番号と自由に組み合せることで、それぞれのニーズに最適なコール カバレッジ プランを設計できます。

表34 に、コール カバレッジ機能の要約を示します。

 

表34 コール カバレッジ機能の要約

機能
説明
設定方法

コール自動転送

通話中のコール、無応答のコール、すべてのコール、または夜間サービス時間に着信したコールが、設定した番号に自動的に転送されます。

コールが着信したときに内線番号 3444 が通話中であるか応答しなかった場合、内線番号 3555 にコールを転送するように内線番号 3444 を設定します。

「SCCP:ディレクトリ番号に対するコール自動転送の有効化」

または

「SIP:SIP 対 SIP 電話機のコール自動転送の設定」

コール ハント

コールが応答されるか、ハントが停止されるまで、一致したディレクトリ番号のグループから、利用可能なディレクトリ番号が自動的に検索されます。

3 つの ephone-dn が同じ内線番号 755 を持っています。1 つは管理職の電話機の ephone-dn で、その他はアシスタントの電話機の ephone-dn です。プリファレンスとハントストップを使用すると、コールが最初に必ず管理職の電話機に着信するように設定されます。このコールが応答されない場合は、1 人目のアシスタントの電話機が呼び出され、それでも応答がない場合は、2 人目のアシスタントの電話機が呼び出されます。

「SCCP:コール ハントの設定」

または

「SIP:コール ハントの設定」

コール ピックアップ

ユーザが不在の電話機にコールが着信した場合、ソフトキーを使用するか、短いコードをダイヤルすると、他の電話機ユーザが応答できます。

内線番号 201 と 202 は、両方ともピックアップ グループ 22 に所属しています。コールが 201 に着信しましたが、応答するユーザがいません。202 のエージェントが、[Gピック]ソフトキーを押してコールに応答します。

「SCCP:ピックアップ グループの作成」

コール ウェイティング

通話中の番号にコールが着信した場合、電話機ユーザに通知されます。電話機ユーザは、コールに応答することも、コールを自動転送することもできます。

内線番号 564 で、通話中にコール ウェイティング ビープ音が聞こえました。電話機のディスプレイには、内線番号 568 からのコールが表示されます。電話機ユーザは、そのコールをボイスメールに送信するように指定します。

「SCCP:コール ウェイティングのインジケータ トーンの設定」

または

「SIP:コール ウェイティングの有効化」

Cisco CME B-ACD

対話式アプリケーションで発信者に選択メニューを提供してから、コールをハント グループのキューに送信すると、パイロット番号へのコールが自動的に応答されます。

DID 番号 555-0125 は、XYZ 社のパイロット番号です。このパイロット番号にコールが着信すると、選択メニューが再生されます。発信者は、1 を押すと営業部門に、2 を押すとサービス部門に転送され、3 を押すとメッセージを残すことができます。発信者が操作を選択すると、コールが適切に自動転送されます。

Cisco Unified CME B-ACD and Tcl Call-Handling Applications 』を参照してください。

ハント グループ

コールは、応答されるか最終番号に送信されるまで、プール内のエージェントに順に自動転送されます。

内線番号 200 は、営業部門のパイロット番号です。内線番号 213、214、および 215 は、このハント グループ内の営業部門エージェントが保有しています。内線番号 200 に着信するコールは、いずれかのエージェントが応答するまで、リスト内のエージェントに順に転送されます。すべてのエージェントが通話中であるか、応答しない場合、コールはボイスメールに送信されます。

「SCCP:ephone ハント グループの設定」

または

「ボイス ハント グループの設定」

夜間サービス

ユーザ不在の ephone-dn に特定の時間帯にコールが着信した場合、コール ピックアップを使用して他の電話機で応答できます。

内線番号 7544 は会計担当者のデスクの番号ですが、会計担当者は午後 3 時までしか勤務しません。午後 4 時 30 分にコールが着信した場合は、サービス部門の責任者の電話機に通知が送信されます。サービス部門の責任者は、コール ピックアップを使用してコールに応答します。

「SCCP:夜間サービスの設定」

オーバーレイされた ephone-dn

複数の番号へのコールに対して、1 人または複数のエージェントが応答できます。

電話機のボタン 1 に、内線番号 451、452、および 453 が表示されています。これらのいずれかの番号にコールが着信した場合は、ボタン 1 を押すことで応答できます。

「SCCP:オーバーレイ ephone-dn の設定」

コール ハント

コール ハントでは、単一の着信番号に対して複数のディレクトリ番号を使用したカバレッジを提供できます。設定するには、複数のプライマリ ephone-dn またはセカンダリ ephone-dn に同じ番号を割り当てるか、ディレクトリ番号に関連付けられた番号でワイルドカードを使用します。

ダイヤル先番号と、ダイヤル ピアに関連付けられた宛先パターンとの一致に基づいて、コールがルーティングされます。宛先パターンでワイルドカードを使用すると、特定のコール先番号に複数のダイヤルピアを一致させることができます。コール ハントは、コール先番号と一致するダイヤルピアがないかどうかを、コールが応答されるまで検索していく機能です。コール ハントでは、プリファレンスと呼ばれる技術を利用して、複数のダイヤルピアをどのような順序で着信コールと照合するかを制御します。また、ハントストップと呼ばれる技術を利用して、別の一致ダイヤルピアの検索をいつ終了するかを制御します。

Cisco Unified CME では、ディレクトリ番号を定義したときに自動的に作成された仮想ダイヤルピアを、着信コールが検索します。これらの仮想ダイヤル ピアは直接設定できません。仮想ダイヤル ピアに対するコール ハントを制御するよう、ディレクトリ番号を設定する必要があります。

チャネル ハントストップを使用して、二重回線ディレクトリ番号の 2 つのチャネルに対する検索を停止します。チャネル ハントストップは、最初のチャネルが通話中または無応答の場合に、着信コールが 2 番目のチャネルをハントするのを防ぎます。着信コールにハントされるのを防ぐことにより、2 番目のチャネルをコール転送、コール ウェイティング、または 3 者間会議のために空けておくことができます。

ハントストップを使用すると、通話中のハントによって、通話中の電話機からのコールが、一般的なデフォルトの宛先が設定されたダイヤル ピアにリダイレクトされるのを防ぐことができます。

設定については、「SCCP:コール ハントの設定」および 「SIP:コール ハントの設定」を参照してください。

コール ピックアップ

コール ピックアップ、およびピックアップ グループを使用すると、電話機ユーザは自分の電話機以外の内線番号で鳴っているコールに応答することができます。応答される両方の番号が同じピックアップ グループ内にあれば、電話機ユーザはより少ないキー操作でコールをピックアップできます。

コール ピックアップには次の種類があります。

ディレクテッド コール ピックアップ:内線番号を明示的に指定したコール ピックアップ。すべてのローカル電話機ユーザは、[ピック]ソフトキーを押して内線番号をダイヤルすることで、別の電話機の着信コールをピックアップできます。この方法を使用する場合、電話機ユーザがピックアップ グループに属している必要はありません。これはデフォルトの動作です。

他のグループのグループ ピックアップ:グループの内線番号を明示的に指定したコール ピックアップ。電話機ユーザは、[Gピック]ソフトキーを押して内線番号をダイヤルすることで、ピックアップ グループ内で鳴っている電話機に応答できます。Cisco Unified CME システムで定義されているピックアップ グループが 1 つのみの場合は、[Gピック]ソフトキーを押すだけでコールをピックアップできます。この方法を使用する場合、電話機ユーザがピックアップ グループに属している必要はありません。

ローカル グループ ピックアップ:ローカル グループの内線番号を明示的に指定したピックアップ。電話機ユーザは、2 つの電話機が同じピックアップ グループ内にある場合は、[Gピック]ソフトキーとアスタリスク(*)を押すことで、別の電話機の着信コールをピックアップできます。

各 ephone-dn は 1 つのピックアップ グループにのみ割り当てることができます。単一のピックアップ グループに割り当てることができる ephone-dn の数には制限がありません。また、Cisco Unified CME システム内で定義できるピックアップ グループの数にも制限はありません。

ピックアップ グループ番号の長さはそれぞれ異なっていてもかまいませんが、先頭番号は固有である必要があります。たとえば、同じ Cisco Unified CME システムにピックアップ グループ 17 とピックアップ グループ 177 を定義することはできません。これは、ユーザが 177 の最後の 7 を入力する前に、グループ 17 のピックアップが起動してしまうためです。

図35 に、4 つのコール ピックアップ シナリオを示します。

図35 コール ピックアップ

 

設定については、「SCCP:ピックアップ グループの作成」を参照してください。

コール ウェイティング

コール ウェイティングを使用すると、電話機ユーザが別のコールに応答しているときに着信コールを受信した場合に通知を受け取ることができます。電話機ユーザは、別の発信者が通話しようとしているときに、IP Phone でコール ウェイティング トーンが聞こえます。発信側の情報は、電話機の画面に表示されます。

ソフトキーを備えた IP Phone にコール ウェイティング コールが着信した場合は、[応答]ソフトキーを使用して応答できます。Cisco Unified CME システムで制御されているアナログ電話機にコール ウェイティング コールが着信した場合は、フックフラッシュを使用して応答します。電話機ユーザがコール ウェイティング コールに応答すると、それまでに通話していたコールは自動的に保留されます。電話機ユーザがコール ウェイティング通知に応答しない場合は、その内線番号に対して call-forward noan コマンドで指定された内容に従って、コールが自動転送されます。

SCCP の動作している IP Phone で単一回線の ephone-dn でコール ウェイティングを利用するには、2 つのコールを処理するための 2 つの ephone-dn が必要です。二重回線の ephone-dn でコール ウェイティングを利用する場合は、ephone-dn の 2 つのチャネルで 2 つのコールを処理するため、必要な ephone-dn は 1 つだけです。可聴コール ウェイティング インジケータは、コール ウェイティングのビープまたはコール ウェイティングの呼出音のいずれかです。設定については、「SCCP:コール ウェイティングのインジケータ トーンの設定」を参照してください。

SIP 電話機では、音声レジスタ プールを設定するとコール ウェイティングが自動的に有効になります。Cisco Unified CME に直接接続されている SIP 電話機では、電話機レベルでコール ウェイティングを無効にすることができます。設定については、「SIP:コール ウェイティングの有効化」を参照してください。

オーバーレイされた ephone-dn を使用したコール ウェイティングについては、「オーバーレイ ephone-dn」を参照してください。

SCCP 電話機のコール ウェイティング ビープ音

デフォルトでは、コール ウェイティング ビープ音は有効になっています。ディレクトリ番号で生成および受信されるコール ウェイティング ビープ音は、無効にすることができます。ビープ音生成を無効にすると、ディレクトリ番号にコールが着信してもコール ウェイティング ビープ音は生成されません。ビープ音の受け入れを無効にすると、アクティブ コールに対してディレクトリ番号を使用しているときに、電話機ユーザはビープ音が聞こえなくなります。

表35 は、別の発信者に接続された ephone-dn にコールを発信する ephone-dn で起こり得るビープ音の動作を示しています。

 

表35 コール ウェイティング ビープ音の動作

ephone-dn 1 の設定
ephone-dn 2 の設定
DN へのアクティブ コール
DN への着信コール
所定の動作

no call-waiting beep

DN 1

DN 2

ビープ音なし

no call-waiting beep

DN 1

DN 2

ビープ音なし

no call-waiting beep generate

DN 1

DN 2

ビープ音なし

no call-waiting beep accept

DN 1

DN 2

ビープ音あり

no call-waiting beep accept
no call-waiting beep generate

DN 1

DN 2

ビープ音なし

no call-waiting beep

DN 1

DN 1

ビープ音なし

no call-waiting beep generate

DN 1

DN 1

ビープ音なし

no call-waiting beep accept

DN 1

DN 1

ビープ音なし

no call-waiting beep accept no call-waiting beep generate

DN 1

DN 1

ビープ音なし

no call-waiting beep generate

DN 1

DN 2

ビープ音あり

no call-waiting beep accept

DN 1

DN 2

ビープ音なし

no call-waiting beep

DN 1

DN 1

ビープ音あり

SCCP 電話機のコール ウェイティング呼出音

標準のコール ウェイティング ビープ音を受話器で再生する代わりに、短い呼出音をコール ウェイティング通知に使用することもできます。デフォルトでは、ディレクトリ番号はコール ウェイティングなどのコール割り込みを受け入れて、ビープ音を再生して通知します。

呼出音を使用するには、ディレクトリ番号でコール ウェイティングのインジケータ トーンを受け入れる必要があります。設定については、「SCCP:コール ウェイティングのインジケータ トーンの設定」または 「SIP:コール ウェイティングの有効化」を参照してください。

通話中のユーザに対するコールバック

この機能を使用すると、通話中の内線番号をダイヤルした発信者は、その番号が使用できるようになったときにシステムからコールバックを要求できます。発信者は、応答のない内線番号へのコールバックも要求できます。システムは、その内線番号の電話機が次に使用されたときにコールバックを通知します。

特定の内線番号に対して指定できるコールバック要求は 1 つだけですが、発信者はさまざまな番号に対して複数のコールバックを開始できます。コールバック要求がすでに指定されている番号に対して、発信者がさらにコールバック要求を指定しようとすると、小刻みなビジー トーンが聞こえます。電話をかけた番号でコール自動転送が有効になっている場合、コールバック要求は最終的な宛先番号に対して指定されます。

この機能に必要な設定はありません。コールバック要求を保留している電話機の一覧を表示するには、 ephone-dn callback コマンドを参照してください。

ハント グループ

ハント グループでは、特定の番号(パイロット番号)への着信コールを、定義済み内線番号グループへ転送できます。

着信コールは、パイロット番号からリダイレクトされて、設定で定義されている最初のディレクトリ番号に到達します。最初の番号が通話中または無応答の場合は、リスト内の次の電話機にリダイレクトされます。コールは、最初の番号が通話中または無応答の場合、応答されるか最終番号として定義された番号に達するまで、リスト内の番号から番号へ順にリダイレクトされていきます。

1 つのディレクトリ番号からリスト内の次のディレクトリ番号へのリダイレクトは、「ホップ」とも呼ばれます。特定のピアまたは最長アイドル ハント グループに対するリダイレクトの最大回数、および内部と外部の両方のハント グループに対する、Cisco Unified CME システムで可能なリダイレクトの最大回数を設定できます。コールが応答されないまま、ホップ(リダイレクト)の回数が上限に達した場合、コールは廃棄されます。

ephone ハント グループの統計表示については、『 Cisco Unified CME B-ACD and Tcl Call-Handling Applications 』を参照してください。

ハント グループには 4 つのタイプがあります。次に示すように、タイプごとに、パイロット番号にコールが着信したときに最初に呼び出す番号を決定する方法が異なります。

シーケンシャル ハント グループ :常に、ハント グループを定義する際に指定したリストの左から右への順序で番号が呼び出されます。パイロット番号がコールされたときに最初に呼び出される番号は、常にリストの最初の番号です。ホップの最大回数は、シーケンシャル ハント グループの場合は設定可能なパラメータではありません。図36に例を示します。

ピア ハント グループ :最初に呼び出される番号は、パイロット番号がコールされたときに最後に呼び出されたディレクトリ番号の右側にある番号です。呼び出しは、ハント グループの設定で指定したホップの数だけ、左から右へ循環して行われます。図37に例を示します。

最長アイドル ハント グループ :コールは、最も長くアイドル状態になっている番号に最初に着信し、ハント グループを定義したときに指定した数だけホップします。最長アイドル時間は、電話機が登録された、再登録された、またはオンフック状態になった最後の時刻からの時間で決まります。図38に例を示します。

パラレル ハント グループ(コール ブラスト) :コールは、ハント グループ内のすべての番号を同時に呼び出します。

ハント グループのチェーンは任意の長さに設定できますが、チェーン内で到達可能なホップの実際の数は、 max-redirect コマンド設定によって決まります。次の例では、発信者が最終番号 5000 に到達するまでのリダイレクトの最大数を 15 以上に設定する必要があります。それより小さい数値が設定された場合、コールは切断されます。

ephone-hunt 1 sequential

pilot 8000

list 8001, 8002, 8003, 8004

final 9000

ephone-hunt 2 sequential

pilot 9000

list 9001, 9002, 9003, 9004

final 7000

ephone-hunt 3 sequential

pilot 7000

list 7001, 7002, 7003, 7004

final 5000

Cisco Unified CME 4.3 以降のバージョンは、次のボイス ハント グループ機能をサポートしています。

パラレル ボイス ハント グループへのコールの自動転送(コール ブラスト)

ボイス ハント グループへのコール転送

SIP 電話機、SCCP 電話機、FXS アナログ電話機、DS0 グループ、PRI グループ、SIP トランクのどれもが、ボイス ハント グループのメンバーになれます。

ephone ハント グループとボイス ハント グループの比較

SIP 電話機はボイス ハント グループをサポートしています。SCCP 電話機は ephone ハント グループをサポートし、Cisco Unified CME 4.3 以降のバージョンでは、SCCP 電話機がボイス ハント グループもサポートしています。 表36 は、ephone ハント グループとボイス ハント グループの機能を比較しています。

 

表36 ephone ハント グループとボイス ハント グループの機能比較

機能
ephone ハント
ボイス ハント グループ

サポートしているエンドポイント

SCCP のみ

SIP、SCCP、PSTN、および FXS

パラレル ハント グループ(コール ブラスト)

なし(他の方法については 「共有回線のオーバーレイ」を参照)

あり

ハントの統計サポート

あり

なし

B-ACD サポート

あり

なし

present-call およびログイン/ログアウトなどの機能

あり

なし

シーケンシャル ハント グループ

シーケンシャル ハント グループでは、常にハント グループを定義する際に指定したリストの左から右への順序で、内線番号が呼び出されます。パイロット番号がコールされたときに最初に呼び出される番号は、常にリストの最初の番号です。ホップの最大回数は、シーケンシャル ハント グループの場合は設定可能なパラメータではありません。

図36 シーケンシャル ハント グループ

 

ピア ハント グループ

ピア ハント グループでは、ラウンドロビン方式の順序で内線番号が呼び出されます。最初に呼び出される内線番号は、パイロット番号が最後にコールされたときに、リスト内で最後に呼び出された内線番号の右側にある番号です。呼び出しは、ハント グループを定義したときに指定したホップの数だけ、左から右へ循環して行われます。

図37 に、ピア ハント グループの図を示します。

図37 ピア ハント グループ

 

最長アイドル ハント グループ

最長アイドル ハント グループの場合、コールを次に受信する内線番号を選択するアルゴリズムは、オンフック タイムスタンプの比較に基づいています。コールが次にハント グループに到着したときは、オンフック タイムスタンプ値の最も小さい内線番号が選択されます。

デフォルトでは、内線番号のオンフック タイムスタンプ値が更新されるのは、当該のエージェントがコールに応答したときだけです。Cisco Unified CME 4.0 以降のバージョンでは、コールが内線番号を呼び出したとき、およびエージェントがコールに応答したときに、オンフックのタイムスタンプを更新するよう指定できます。

図38 に、最長アイドル ハント グループの図を示します。

図38 最長アイドル ハント グループ

 

パラレル ハント グループ(コール ブラスト)

パラレル ハント グループでは、コールは複数の電話機を同時に呼び出します。パラレル ハント グループを使用すると、1 つのコールを複数の宛先へ分けることが可能なため、アプリケーションレベルのフォークとも呼ばれます。Cisco Unified CME 4.3 よりも前のバージョンでは、SIP 電話機のみがパラレル ハント グループをサポートしています。Cisco Unified CME 4.3 以降のバージョンでは、SCCP 電話機もボイス ハント グループをサポートしています。

共有回線で ephone-dn のオーバーレイ機能を使用すると、パラレル ハント グループに似た機能を SCCP 電話機で実現できます。「共有回線のオーバーレイ」を参照してください。

次のパラレル ハント グループの例では、発信者が内線番号 1000、内線番号 1001、1002、などのようにダイヤルしたときに、同時に呼出音が鳴ります。最初に応答する内線番号が接続されます。どの内線番号でも応答がない場合、そのコールは、ボイスメール サービスの番号である内線番号 2000 へ転送されます。

voice hunt-group 4 parallel

pilot 1000

list 1001, 1002, 1003, 1004

final 2000

timeout 20

パラレル ハント グループでサポートできる着信コールの数は、SIP 電話機でコール ウェイティングが有効になっているかどうかで異なります。

コール ウェイティングが有効になっている場合(デフォルト)、パラレル ハント グループは、特定の SIP 電話機モデルでサポートしているコール ウェイティング コールの上限まで、複数のコールをサポートします。ただし、エージェントがすでにコールを処理していて、多数のコールの待機が望ましくない場合は、パラレル ハント グループで無制限のコール ウェイティングを使用しないこともあります。

コール ウェイティングが無効な場合、パラレル ハント グループは呼び出し状態のコールを一度に 1 つのみサポートします。(ハント グループ内のいずれかの電話機が)コールに応答すると、2 番目のコールが可能になります。2 番目以降のコールは、ハント グループ内のアイドル状態の電話機のみを呼び出し、最初のコールに応答している通話中の電話機をバイパスします(この電話機は最初のコールに接続されているため)。2 番目のコールが応答されると、3 番目のコールが可能になり、このようにしてパラレル ハント グループ内のすべての電話機でコールが行われます。ハント グループは、少なくとも 1 台の電話機がアイドル/オンフック状態を返すまで、それ以上のコールは受け取りません。

同じパラレル ハント グループ内の複数の電話機が同じコールに応答しようとしても、1 台の電話機のみがそのコールに接続されます。接続できなかった電話機がその後のコールを受け取るためには、オンフック状態に戻る必要があります。電話機がオンフック状態になる前に届いたコールは、その電話機に渡されません。たとえば、電話機 1 が元のコールに応答した後で、電話機 2 がオンフックに戻る前に 2 番目のコールが到着した場合は、2 番目のコールは電話機 2 をバイパスします(電話機 2 がオフフック状態のため)。

電話機がアイドル/オンフック状態に戻っても、その電話機は、応答を待機している次のコールと自動的には再同期されません。たとえば、前のシナリオでは、電話機 2 がオンフック状態になったときに 2 番目のコールがまだ電話機 3 を呼び出している場合、電話機 2 は呼び出されません(2 番目のコールが到着したときに電話機 2 はオフフック状態だったため)。

設定については、「ボイス ハント グループの設定」を参照してください。

ハント グループ エージェントの可用性オプション

3 つのオプションを利用することで、ハント グループ エージェントの柔軟性が向上します。エージェントは、ハント グループへの参加や脱退を動的に実行できるようになり、受信不可ステータスに一時的に移行して、コールを受信しないようにすることもできます。

表37 で、次のエージェントの可用性機能を比較しています。

「動的ハント グループ メンバーシップ」

「エージェントによるステータス制御」

「エージェント ステータスの受信不可への自動変更」

 

表37 ハント グループ エージェントの可用性機能の比較

比較要素
動的なメンバーシップ
エージェントによるステータス制御
エージェント ステータスの受信不可への自動変更
目的

権限のあるエージェントが、ハント グループに参加し、グループを脱退することができます。

エージェントは、手動で一時的に受信不可状態に入ることができます。この状態では、ハント グループ コールは当該エージェントの電話機をバイパスします。

エージェントの電話機によって応答されないハント グループ コールが指定数に達した場合、当該エージェントの電話機を自動的に受信不可状態にします。

エージェント A がハント グループに午前 8 時に参加し、午後 1 時までコールを受け付けた後、ハント グループを脱退します。エージェント A は、ハント グループに所属している間、ハント グループ用として設定された番号のリストに含まれているワイルドカード スロットを 1 つ占有します。午後 1 時にハント グループに参加したエージェント B は、エージェント A が脱退するときに放棄したワイルドカード スロットを使用します。

エージェント A が午前 10 時に休憩を取り、休憩中は自分の電話機を受信不可ステータスにします。休憩から戻ると、電話機を受信可ステータスに戻して、ハント グループ コールの受信をすぐに再開します。このエージェントは、受信不可ステータスになっている間も自分のワイルドカード スロットを保持しています。

エージェント B は、急な招集がかかったため、電話機を手動で受信不可ステータスにする前にデスクを離れます。ハント グループ コールがエージェント B の電話機に着信し、コールが応答されなかった場合、この電話機は自動的に受信不可ステータスになり、以後はハント グループ コールの処理に提供されなくなります。エージェント B は、席に戻ったら電話機を手動で受信可ステータスに戻します。

ハント グループ スロットの可用性

ハント グループに参加するエージェントは、ハント グループ リスト内のワイルドカード スロットを 1 つ占有します。グループを脱退するエージェントは、スロットを放棄し、このスロットは別のエージェントが使用できるようになります。

エージェントは、受信不可の状態に移行してもハント グループ内のスロットを放棄しません。エージェントは、受信不可ステータスになっているかどうかにかかわらず、スロットを占有します。

エージェントは、受信不可の状態に移行してもハント グループ内のスロットを放棄しません。エージェントは、受信不可ステータスになっているかどうかにかかわらず、スロットを占有します。

エージェントをアクティブにする方法

権限のあるエージェントが、機能アクセス コード(FAC)を使用してハント グループに参加し、別の FAC を使用してハント グループを脱退します。

エージェントは、[ハント]ソフトキーを使用して自分のステータスを受信可/受信不可に切り替えます。FAC が有効になっている場合は、HLog ephone FAC または HLog ephone-dn FAC を使用して受信可/受信不可を切り替えることもできます。

[ハント]ソフトキーが有効になっていない場合は、[サイレント]ソフトキーを使用してエージェントを受信不可ステータスにできますが、エージェントはすべてのコールを受信しなくなります。

auto logout コマンドが設定されたハント グループに属しているエージェントの場合、コールに応答しない回数が指定された数に達すると、そのエージェントの電話機は自動的に受信不可ステータスに変更されます。受信可ステータスに戻すには、エージェントが[ハント]ソフトキーまたは FAC を使用します。

[ハント]ソフトキーまたは FAC が設定で有効になっていない場合は、[サイレント]ソフトキーを使用すると受信可ステータスに戻ります。

設定

システム管理者は、 list コマンドを使用して、ハント グループ内に最大で 20 のワイルドカード スロットを設定し、 ephone-hunt login コマンドを使用して、特定のディレクトリ番号にこれらのワイルドカード スロットの使用を許可します。

「SCCP:ephone ハント グループの設定」を参照してください。

ディスプレイを備えた電話機で[ハント]ソフトキーを使用できるようにするには、システム管理者が HLog キーワードを指定して hunt-group logout コマンドを使用します。標準の FAC を有効にする場合や、カスタム FAC を作成する場合は、 fac コマンドを使用します。

「SCCP:ephone ハント グループの設定」を参照してください。

システム管理者が auto logout コマンドを使用して、ハント グループでのエージェント ステータスの受信不可への自動変更を有効にします。

この機能は、デフォルトで無効になっています。

「SCCP:ephone ハント グループの設定」を参照してください。

カスタマイズ オプション

システム管理者は、ハント グループに参加する場合やグループを脱退する場合にエージェントが使用するカスタム FAC を作成できます。

システム管理者は、 softkeys コマンドを使用して個々の電話機の[ハント]ソフトキーの位置を変更することや、このキーを非表示にすることができます。

システム管理者は、 auto logout コマンドを使用して、コールが何回無応答になったときにエージェントのステータスを受信不可に変更するか、およびこの機能を動的なハント グループ メンバーと静的ハント グループ メンバーのどちらに(または両方に)適用するかを指定できます。

システム管理者は、 hunt-group logout コマンドを使用して、電話機を受信不可ステータスに自動変更したときに電話機を DND モードにするかどうかを指定できます。

動的ハント グループ メンバーシップ

ハント グループを使用すると、着信コールに応答する内線番号のプールを設定できます。最大で 20 のワイルドカード スロットをハント グループ内線番号のリストに入力すると、グループ メンバーシップを動的に変更できるようになります。権限のある電話機ユーザは、空いているワイルドカード スロットがあればハント グループに参加でき、いつでもグループを脱退できます。グループに参加する各電話機ユーザは、それぞれスロットを 1 つ占有します。使用可能なスロットがない場合、グループに参加しようとしたユーザにはビジー信号が聞こえます。

ハント グループのメンバーシップを動的に変更できるようにする作業は、次の 3 つのプロセスで構成されます。

1. list コマンドを ephone-hunt 設定モードで使用して、ハント グループ内に最大で 20 のワイルドカード スロットを指定します。

2. ハント グループに動的に参加および脱退できるようにするディレクトリ番号ごとに、 ephone-hunt login コマンドを使用します。ディレクトリ番号は、デフォルトではハント グループへの参加を拒否されます。このため、ハント グループにログインできるようにするディレクトリ番号ごとに、この操作を明示的に許可する必要があります。

3. fac standard コマンドを使用して、標準 FAC を有効にします。または、 fac custom コマンドを使用してカスタム FAC を定義します。エージェントが FAC を使用してハント グループに参加し、グループを脱退できるようにするには、FAC が有効になっている必要があります。

電話機ユーザは、ハント グループに動的に参加するには、ハント グループに参加するための標準 FAC またはカスタム FAC をダイヤルします。ハント グループに参加するための標準 FAC は *3 です。メンバーシップを動的に変更できるハント グループを複数作成した場合、電話機ユーザはハント グループのパイロット番号もダイヤルする必要があります。たとえば、次のハント グループを定義した場合、Sales ハント グループに参加しようとする電話機ユーザは *38000 をダイヤルします。

ephone-hunt 24 sequential

pilot 8000

list 8001, 8002, *, *

description Sales Group

final 9000

ephone-hunt 25 sequential

pilot 7000

list 7001, 7002, *, *

description Service Group

final 9000

電話機ユーザは、ハント グループを脱退するには、ハント グループを脱退するための標準 FAC またはカスタム FAC をダイヤルします。ハント グループを脱退するための標準 FAC は #3 です。 ソフトキーのカスタマイズを参照してください。


) 動的なメンバーシップ機能は、エージェントによるステータス制御機能や、エージェント ステータスの受信不可への自動変更機能とは別のものです。表37で、これらの機能を比較しています。


エージェントによるステータス制御

エージェントによるステータス制御機能を有効にすると、ephone ハント グループのエージェントが自分の電話機のステータスを制御して、受信可または受信不可にできるようになります。受信可ステータスになっている電話機は、コールをハント グループから受信できます。受信不可ステータスになっている電話機は、ハント グループからのコールを拒否します。エージェントは、しばらく休憩する場合や、ハント グループ コールを受信できないその他の一時的な用事がある場合に、受信不可ステータスを利用します。

エージェントが電話機を受信不可ステータスにしても、ハント グループ リスト内のスロットは放棄されません。

エージェントは、電話機を受信不可ステータスにするには[ハント]ソフトキーまたは[サイレント]ソフトキーを使用します。[ハント]ソフトキーを使用して電話機を受信不可ステータスにすると、電話機はハント グループ コールを受信しなくなりますが、その他のコールは受信できます。[サイレント]ソフトキーを使用した場合は、受信可ステータスに戻るまで、電話機はすべてのコールを受信しなくなります。[ハント]ソフトキーと[サイレント]ソフトキーを押すと、機能の状態が切り替わります。電話機が受信可ステータスになっている場合は、キーを押すと受信不可ステータスになります。電話機が受信不可ステータスになっている場合は、キーを押すと受信可ステータスになります。

[サイレント]ソフトキーは電話機にデフォルトで表示されますが、[ハント]ソフトキーは、 hunt-group logout コマンドを使用して設定で有効にする必要があります。このコマンドには、次のオプションがあります。

HLog :アイドル、確保、および接続済みの各コール状態で、電話機の[ハント]ソフトキーと[サイレント]ソフトキーの両方を使用できるようにします。[ハント]ソフトキーを押すと、電話機のステータスが受信可から受信不可に(または受信不可から受信可に)変更されます。受信不可ステータスになっている電話機は、ハント グループからコールを受信しません。ハント グループを経由していないコール(この電話機の内線番号を直接ダイヤルしたコール)は受信できます。[サイレント]ソフトキーは、電話機へのコールをすべてブロックする目的で使用することもできます(そのような動作が必要な場合)。

DND :電話機の[サイレント]ソフトキーだけを有効にします。[サイレント]ソフトキーを押した場合も、電話機のステータスが受信可から受信不可に(または受信不可から受信可に)変更されます。ただし、外部ハント グループからのコールを含めて、電話機はすべての着信コールを受信しなくなります。

ソフトキーが表示されない電話機では、FAC を使用することでステータスを受信可から受信不可に切り替えたり、受信可に戻したりできます。一連の標準 FAC を有効にする場合や、カスタム FAC を作成する場合は、 fac コマンドを使用する必要があります。受信不可ステータスをディレクトリ番号(内線番号)レベルで切り替えるための標準 FAC は、*4 です。受信不可ステータスをディレクトリ番号レベル(電話機のすべてのディレクトリ番号)で切り替えるための標準 FAC は、*5 です。「関連情報」を参照してください。


) エージェントによるステータス制御機能は、動的なメンバーシップ機能やエージェント ステータスの受信不可への自動変更機能とは別のものです。表37で、これらの機能を比較しています。


エージェント ステータスの受信不可への自動変更

Cisco Unified CME 4.0 より前のバージョンでは、この機能は自動ハント グループ ログアウトと呼ばれていました。ハント グループで auto logout コマンドが有効になっていた場合、電話機の回線がそのハント グループのコールに timeout コマンドで指定された制限時間以内に応答しないと、電話機が DND モードに移行しました。

Cisco Unified CME 4.0 以降のバージョンでは、Cisco IOS コマンドは同じままですが、この機能の名称と動作が変更されました。 auto logout コマンドは、ハント グループ コールに対する無応答の回数を指定するコマンドになりました。この回数に達すると、ディレクトリ番号のエージェントのステータスが自動的に受信不可に変更されます。エージェント ステータスの受信不可への自動変更は、動的なハント グループ メンバー( list コマンドで設定されたワイルドカード スロットを使用してログインするメンバー)と静的なハント グループ メンバー( list コマンドで明示的に指定されたメンバー)のいずれか一方に適用することも、すべてのハント グループ メンバーに適用することもできます。

関連コマンドの hunt-group logout では、電話機が受信不可ステータスに自動的に変更された場合に、電話機を DND モードにも移行するかどうかを指定します。受信不可ステータスになっている電話機は、ハント グループからのコールは受け入れませんが、その電話機の内線番号を直接ダイヤルしたコールは受け入れます。DND モードになっている電話機は、コールを一切受け入れません。 hunt-group logout コマンドを使用していない場合、デフォルトでは、受信不可ステータスに自動的に変更された電話機は DND モードに移行します。

エージェントの電話機は、自動的に受信不可ステータスに変更された場合、ハント グループ リスト内のスロットを放棄しません。


) エージェント ステータスの受信不可への自動変更機能は、動的なメンバーシップ機能やエージェントによるステータス制御機能とは別のものです。表37で、これらの機能を比較しています。


夜間サービス

夜間サービス機能を使用すると、「夜間サービス」時間として指定した時間帯に、ユーザ不在の内線番号に着信するコールを処理できるようになります。夜間サービス時間帯に、指定した内線番号(夜間サービスのディレクトリ番号または夜間サービス回線と呼びます)にコールが着信すると、特殊な「バースト」呼出音を受信するように指定した夜間サービスの電話機に、この呼出音が送信されます。夜間サービス電話機のユーザは、コール ピックアップ機能を使用して夜間サービスのディレクトリ番号から着信コールに応答できます。

夜間サービス機能を使用すると、たとえば残業している従業員が、帰宅した受付担当者の電話機に送信されるコールを代行受信して、コールに応答することができます。Cisco Unified CME システムへの Public Switched Telephone Network(PSTN; 公衆電話交換網)接続は Direct Inward Dialing(DID; ダイヤルイン方式)をサポートしていないので、この機能は、すべての着信 PSTN コールを受け付け担当者が転送する必要があるサイトに便利です。夜間サービス時間として指定された時間帯に不在の受け付け担当者の電話機にコールが着信すると、着信コール用に指定された一連の電話機でバースト呼出音が鳴ります。夜間サービス電話機のすべてにおいて、コール ピックアップ機能を使用してコールを代行受信できます。コールが応答または中止されるまで、夜間サービス コール通知が 12 秒ごとに送信されます。

ユーザは夜間サービスのコードを入力すると、夜間サービスに割り当てられている回線を持つ任意の電話機から、夜間サービス処理のオンとオフを手動で切り替えることができます。Cisco CME 3.3 より前のバージョンでは、夜間サービス コードを使用したときに夜間サービスがオンまたはオフになるのは、コードの入力に使用した電話機のディレクトリ番号だけでした。Cisco CME 3.3 以降のバージョンでは、夜間サービス ディレクトリ番号を持つどの電話機で夜間サービス コードを使用しても、夜間サービス ディレクトリ番号を持つすべての電話機で夜間サービスがオンまたはオフになります。

図39 に、夜間サービスの図を示します。

図39 夜間サービス

 

オーバーレイ ephone-dn

オーバーレイ ephone-dn は、1 台の電話機上の同一のボタンを共有する複数のディレクトリ番号です。オーバーレイされた ephone-dn は、着信コールの受信と発信コールの送信に使用できます。電話機の 1 つのボタンに、25 までの ephone-dn を割り当てることができます。これらの ephone-dn では、同じ内線番号を使用することも、それぞれ別の番号を使用することもできます。同じ一連の ephone-dn を複数の電話機に表示することや、複数の電話機で同じ一連のオーバーレイ ephone-dn を使用することもできます。

着信コールでオーバーレイ ephone-dn が使用される順序は、コール ハント関連コマンドの preference および huntstop で決定できます。たとえば、ephone-dn 1 から ephone-dn 4 が、同じ内線番号 1001 を持っていて、3 台の電話機が button 1o1,2,3,4 コマンドで設定されているとします。1001 に着信コールがあると、優先順位が最も高い ephone-dn で呼出音が鳴り、オンフック状態のすべての電話機に発信者 ID が表示されます。最初のコールがアクティブなうちに 1001 に別の着信コールがかかってきた場合(さらに、優先順位が最も高い最初の ephone-dn が no huntstop コマンドで設定されている場合)、2 番目の着信コールは、優先順位が次に高い ephone-dn へと順に転送されます。詳細については、「コール ハント」を参照してください。

1 つの ephone-dn オーバーレイ内の ephone-dn が複数の異なる番号を使用している場合、着信コールは、最も高い優先順位を持つ ephone-dn に転送されます。優先順位が設定されていない場合は、 dial-peer hunt コマンドの設定を使用して、着信コールの受信に使用する ephone-dn を決定します。 dial-peer hunt コマンドのデフォルト設定では、着信番号に一致する ephone-dn をランダムに選択します。


ephone-dn の検索を続行するには no huntstop コマンドを、中止するには huntstop コマンドを、個々の ephone-dn においてそれぞれ使用する必要があります。このハントストップ設定は、telephony-service モードにおいて ephone-dn コマンドによって影響を受けるダイヤル ピアにだけ適用されます。global 設定モードで設定されたダイヤル ピアは、global 設定でのハントストップ設定に従います。


図40 は、2 つのディレクトリ番号のオーバーレイ セットと、2 台の電話機で共有する 1 つの番号を示しています。ephone-dn 17 は、優先度のデフォルト値である 0 を持つため、内線 1001 への最初のコールを受信します。電話機 9 の電話機ユーザがコールに応答した場合、内線 1001 に着信する 2 つ目のコールには、ディレクトリ番号 18 を使用する電話機 10 で応答できます。

図40 オーバーレイ ephone-dn(単純なケース)

 

コールが ephone-dn で応答されると、オーバーレイ モードでその ephone-dn を共有する別の電話機ではその ephone-dn を利用できなくなります。たとえば、内線番号 1001 が電話機 1 で応答されると、内線 1001 の発信者 ID は電話機 1 に表示され、電話機 2 および電話機 3 の画面からは削除されます。内線 1001(ephone-dn 17)へのコールに関するアクションはすべて、電話機 1 でのみ表示されます。電話機 1 で内線 1001 を保留にする場合、他の電話機で、単純な共有回線ピックアップを使用して保留中のコールをピックアップすることはできません。さらに、他の 4 台の電話機では、使用中の ephone-dn からコールを発信することができません。これら 4 台の電話機ユーザがボタン 1 を押すと、 button コマンドで一覧表示されている使用可能な次の ephone-dn に接続されます。たとえば、電話機 1 と電話機 2 が ephone-dn 1 および ephone-dn 2 をそれぞれ使用している場合、電話機 3 は発信コールについて ephone-dn 3 を使用する必要があります。

ephone-dn オーバーレイ セットに関連付けられている ephone-dn よりも電話機の数の方が多い場合は、オーバーレイ セット内の ephone-dn がすべて他の電話機によって使用されているために、一部の電話機で ephone-dn が使用できない状態になることがあります。たとえば、5 台の電話機が、 button 1o1, 2, 3 コマンドによって設定された回線ボタンを 1 つ持っている場合、オーバーレイ セット内の ephone-dn が 3 つとも使用中になることがあります。その場合、残りの 2 台の電話機は、このオーバーレイ セット内の ephone-dn を使用できません。オーバーレイ セット内のすべての ephone-dn が使用中である場合、このオーバーレイ セットが設定された電話機では、対応する回線ボタンについて remote-line-in-use アイコン(電話機に X が点滅しているアイコン)が表示されます。オーバーレイ セット内で少なくとも 1 つの ephone-dn が使用可能になると(つまり、その ephone-dn がアイドル状態または呼び出し中になると)、電話機のディスプレイに使用可能な ephone-dn の状態(アイドル状態または呼び出し中)が再び表示されます。

共有回線のオーバーレイ

二重回線 ephone-dn もオーバーレイを使用できます。設定パラメータは単一回線 ephone-dn のものと同じです。ただし、コールが ephone-dn の 2 番目のチャネルをハントするのを防ぐため、 huntstop channel コマンドを使用する必要があります。

共有回線のオーバーレイ セットのプライマリ ephone-dn は、電話機に対して必ず一意になるようにすることで、電話機が発信コールで使用できる回線を必ず持ち、共有回線の残りのオーバーレイ セットで使用できるアイドル状態の回線がない場合でも、電話機ユーザがダイヤルトーンを取得できるようにする必要があります。一意の ephone-dn を使用すると、電話機で発信されたコールに発信側の一意の ID が提供され、コールされたユーザが、どの電話機がコールされているかわかるようになります。

次の例は、簡単な共有回線オーバーレイ セットの設定を示しています。各電話機に設定されるプライマリ ephone-dn は一意ですが、残りの ephone-dn 10、11、および 12 は両方の電話機のオーバーレイ セットで共有されます。

!

ephone 1

mac-address 1111.1111.1111

button 1o1,10,11,12

!

ephone 2

mac-address 2222.2222.2222

button 1o2,10,11,12

.

ディレクトリ番号のより複雑な設定としては、同じ電話機においてディレクトリ番号を共有するオーバーレイ ディレクトリ番号と一般二重回線ディレクトリ番号を混在する場合があります。図41は、2 人のアシスタントを持つマネージャに関する次の例を示しています。マネージャの電話機のボタン 1 とボタン 2 には、2001 という同じ番号が表示されています。内線 2001 の 2 つの回線着信表示には 2 つの単一回線ディレクトリ番号が使用されているため、マネージャは、この番号で 2 つのアクティブなコールを各ボタンに 1 つずつ同時に接続できます。ディレクトリ番号の設定では、最初にボタン 1 で呼出音が鳴り、2 つ目のコールが着信すればボタン 2 で呼出音が鳴るようになっています。各アシスタントは個人のディレクトリ番号を持ち、マネージャのディレクトリ番号を共有しています。アシスタント 1 の 1 つのボタンにはオーバーレイ セットにある 3 つのディレクトリ番号がすべて割り当てられています。一方、アシスタント 2 の 1 つ目のボタンには専用回線が、2 つ目のボタンにはオーバーレイ セットにあるマネージャの回線が両方とも割り当てられています。コールが次の順序で接続されたとします。

1. マネージャがボタン 1 の内線 2001(ディレクトリ番号 20)で着信コールに応答します。

2. 2 つ目のコールが 2001 で鳴り、マネージャの電話機にある 2 つ目のボタン(ディレクトリ番号 21)に転送されます。このコールは、両方のアシスタントの電話機(同じくディレクトリ番号 21、つまり共有のディレクトリ番号)でも鳴ります。

3. アシスタント 2 がコールに応答します。これは共有オーバーレイ回線です(このディレクトリ番号 21 は 3 台の電話機で共有され、そのうち 2 台の電話機ではオーバーレイ セットの一部になっています)。ephone-dn 21 はマネージャの電話機のボタン 2 で共有されているため、マネージャはアシスタント 2 がコールに応答するのがわかります。

4. アシスタント 1 がディレクトリ番号 22 でコールを発信します。アシスタント 1 の電話機にはオーバーレイ セットのディレクトリ番号が追加されているため、ボタンは使用可能です。

この時点で、マネージャはディレクトリ番号 20 で会話中、アシスタント 1 はディレクトリ番号 22 で会話中、アシスタント 2 はディレクトリ番号 21 で会話中となっています。

図41 オーバーレイ ephone-dn(複雑なケース)

 

設定については、「SCCP:オーバーレイ ephone-dn の設定」を参照してください。

オーバーレイ ephone-dn でのコール ウェイティング

コール ウェイティングを使用すると、電話機で通話している電話機ユーザが、別の人からのコールが着信していることを把握できます。電話機ユーザには、別の通話相手が通話しようとしていることを示すコール ウェイティング トーンが聞こえます。コールの着信先がソフトキーを備えた IP Phone である場合は、[応答]ソフトキーを使用して応答できます。コールの着信先がアナログ電話機である場合は、フックフラッシュを使用して応答できます。電話機ユーザがコール ウェイティング コールに応答すると、それまでに通話していたコールは自動的に保留されます。無応答時のコール自動転送(CFNA)が設定されている場合は、電話機ユーザがコール ウェイティング コールを無視すると、発信者は自動転送されます。

Cisco CME 3.2.1 以降のバージョンでは、オーバーレイ ephone-dn でコール ウェイティングを使用できます。コール ウェイティングを使用するオーバーレイ ephone-dn と、コール ウェイティングを使用しないオーバーレイ ephone-dn との設定上の違いは、コール ウェイティングを使用するオーバーレイ ephone-dn の場合は button コマンドで c キーワードを使用し、コール ウェイティングを使用しないオーバーレイ ephone-dn の場合は o キーワードを使用する点です。設定については、「SCCP:オーバーレイ ephone-dn の設定」を参照してください。

コール ウェイティングを使用するオーバーレイ ephone-dn と使用しないオーバーレイ ephone-dn の動作は同一ですが、次の点が異なります。

コール ウェイティングを使用するオーバーレイ ephone-dn に含まれている番号にコールが着信した場合、アクティブではない電話機で呼出音が鳴ります。他の通話相手に接続されているアクティブな電話機では、音によるコール ウェイティング通知が生成されます。デフォルトの音はビープ音ですが、呼出音を使用するように ephone-dn を設定することもできます(「SCCP:コール ウェイティングのインジケータ トーンの設定」を参照してください)。視覚によるコール ウェイティング通知には、受話器のインジケータ ライトの点滅、および発信者 ID の表示があります。

たとえば、4 台の電話機のうち 3 台に、コール ウェイティングを使用する同じオーバーレイ ephone-dn 番号へのコールが接続されているとします。別のコールが着信すると、アクティブではない 1 台の電話機で呼出音が鳴り、アクティブな 3 台の電話機では、音と視覚によるコール ウェイティング通知が発生します。

Cisco Unified CME 4.0 以降のバージョンでは、最大で 6 つの待機コールを Cisco Unified IP Phone 7940G、7941G、7941G-GE、7960G、7961G、7961G-GE、7970G、および 7971G-GE に表示できます。この他のすべての電話機、およびこれ以前の Cisco Unified CME バージョンでは、一連のオーバーレイ ephone-dn の番号に着信している 2 つのコールを通知できます。以降のコールは、最初の 2 つのコールのいずれかが終了するまで、回線上で待機する必要があります。回線上で待機している発信者には、リングバック トーンが聞こえます。

たとえば、Cisco Unified IP Phone 7910(最大 2 つのコール ウェイティング コールに対応)に、コール ウェイティングを使用する一連のオーバーレイ ephone-dn が設定されたボタン( button 1c1,2,3,4 )があるとします。ephone-dn 1 にコールが着信し、応答されました。ephone-dn 2 にコールが着信すると、コール ウェイティング通知が生成されます。ephone-dn 3 および ephone-dn 4 に着信したコールは回線上で待機し、最初の 2 つのコールのいずれかが終了するまで、電話機ユーザからは見えません。ephone-dn 1 へのコールが終了すると、電話機ユーザは ephone-dn 2 にコールした人と通話します。ephone-dn 3 へのコールによってコール ウェイティング通知が発生し、ephone-dn 4 へのコールは回線上で待機します(Cisco Unified IP Phone 7960 は 6 つのコール ウェイティングをサポートしています)。コール ウェイティングが設定されている電話機は、コールを転送するとき、および会議コールをホスティングするときはコール ウェイティング通知を生成しません。

オーバーレイ ephone-dn に無応答時のコール自動転送(CFNA)が設定されている場合、その ephone-dn に着信したコールに対して応答がないまま無応答タイムアウトが満了すると、コールは設定された宛先に自動転送されます。無応答時のコール自動転送が設定されていない場合、着信コールは、応答されるまでリングバック トーンを受信します。

複数の電話機で、同じ一連のオーバーレイ ephone-dn を使用することができます。この場合は、コール ウェイティングの動作が少し異なります。次に、2 台の電話機で共有されているオーバーレイ ephone-dn でのコール ウェイティングの例を示します。

ephone 1

button 1c1,2,3,4

!

ephone 2

button 1c1,2,3,4

1. ephone-dn 1 にコールが着信すると、ephone 1 と ephone 2 が呼び出されます。ephone 1 が応答すると、コールは ephone 2 から見えなくなります。

2. ephone-dn 2 にコールが着信すると、コール ウェイティング通知が ephone 1 に発行され、ephone 2 が呼び出されます。ephone 2 が応答します。2 番目のコールは、ephone 1 から見えなくなります。

3. ephone-dn 3 にコールが着信すると、コール ウェイティング通知が ephone 1 と ephone 2 に発行されます。ephone 1 は ephone-dn 1 へのコールを保留し、ephone-dn 3 へのコールに応答します。ephone-dn 3 へのコールは、ephone 2 から見えなくなります。

4. ephone-dn 4 にコールが着信すると、コール ウェイティング通知が ephone 2 に発行されます。このコールは、ephone 1 からは見えません。これは、ephone 1 が ephone-dn 1 へのコールと ephone-dn 3 へのコールを処理していて、上限である 2 つのコールに達しているためです(最大コール数は、6 つのコール ウェイティング コールを処理できる電話機の場合は 6 です。上の説明を参照してください)。


) ephone-dn は、デフォルトでコール ウェイティングなどのコール割り込みを受け入れます。コール ウェイティングが機能するには、このデフォルト設定がアクティブになっている必要があります。詳細については、「SCCP:コール ウェイティングのインジケータ トーンの設定」を参照してください。


オーバーレイ ephone-dn へのコールの同じ電話機の他のボタンへの拡張

オーバーレイ ephone-dn を設定した電話機に対して button コマンドを x キーワードを指定して使用すると、1 つ以上の追加ボタンでオーバーフロー コールを受信することができます。オーバーレイ ボタンが通話中である場合、他の一連のオーバーレイ ephone-dn のいずれかにコールが着信すると、オーバーフローを受信するように設定された各電話機の最初の使用可能なオーバーフロー ボタンが呼び出されます。この機能が動作するのは、 button コマンドと o キーワードを使用して設定されたオーバーレイ ephone-dn だけです。 button コマンドと c キーワードを使用して設定されたオーバーレイ ephone-dn、およびオーバーレイされていない他のタイプの ephone-dn はサポートされていません。

button コマンドと c キーワードを使用すると、1 つのボタン上で複数のコールが発生します(このボタンは、コール ウェイティングを使用する複数の ephone-dn でオーバーレイされます)。これに対して、 button コマンドで o キーワードと x キーワードを使用すると、コールはボタンごとに 1 つですが、複数のボタン上でコールが発生します。

たとえば、 button コマンドと o キーワードを使用して ephone にオーバーレイ ボタンを設定し、10 個の番号を割り当てたとします。この電話機のその次の 2 つのボタンは、 button コマンドと x キーワードを使用して設定します。この 2 つのボタンは、最初のボタンが使用中の場合に、最初のボタンのオーバーレイ内線番号への追加コールを受信するために予約されます。

ephone 276

button 1o24,25,26,27,28,29,30,31,32,33 2x1 3x1

設定については、「SCCP:オーバーレイ ephone-dn の設定」を参照してください。

コール カバレッジ機能の設定方法

この項では、次の手順について取り上げます。

コール ハント

「SCCP:コール ハントの設定」(必須)

「SCCP:コール ハントの確認」(オプション)

「SIP:コール ハントの設定」(必須)

コール ピックアップ

「SCCP:ピックアップ グループの作成」(必須)

「SCCP:コール ピックアップの確認」(オプション)

コール ウェイティング

「SCCP:コール ウェイティングのインジケータ トーンの設定」(オプション)

「SIP:コール ウェイティングの有効化」(必須)

ハント グループ

「SCCP:ephone ハント グループの設定」(必須)

「SCCP:ephone ハント グループの確認」(オプション)

「ボイス ハント グループの設定」(必須)

夜間サービス

「SCCP:夜間サービスの設定」(必須)

「SCCP:夜間サービスの確認」(オプション)

オーバーレイされた ephone-dn

「SCCP:オーバーレイ ephone-dn の設定」(必須)

「SCCP:オーバーレイ ephone-dn の確認」(オプション)

SCCP:コール ハントの設定

ディレクトリ番号のグループを設定して、1 つの送信先番号に対してコール カバレッジを提供するには、グループ内の各ディレクトリ番号に対して次の手順を実行します。

要約手順

1. enable

2. configure terminal

3. ephone-dn dn-tag [ dual-line ]

4. number number [ secondary number ] [ no-reg [ both | primary ]]

5. preference preference-order [ secondary secondary-order ]

6. huntstop

7. huntstop channel

8. end

詳細手順

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードを有効にします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

global 設定モードを開始します。

ステップ 3

ephone-dn dn-tag [ dual-line ]

 

Router(config)# ephone-dn 20 dual-line

ディレクトリ番号を設定するには、ephone-dn 設定モードを開始します。

ステップ 4

number number [ secondary number ] [ no-reg [ both | primary ]]

 

Router(config-ephone-dn)# number 101

ディレクトリ番号に電話機または内線番号を関連付けます。

同じ番号を複数のプライマリまたはセカンダリ ephone-dn に割り当てて、仮想ダイヤル ピアのグループを作成します。着信番号は、このグループで検索する必要があります。

ステップ 5

preference preference-order [ secondary secondary-order ]

 

Router(config-ephone-dn)# preference 2

ephone-dn のプリファレンス値を設定します。

デフォルトは 0 です。

同じ番号を持つ以降の ephone-dn に対して、順番に優先順位を付けます。つまり、最初のディレクトリ番号はデフォルトで優先順位が 0 で、同じ番号の 2 番目の ephone-dn に対しては 1 を、次の ephone-dn に対しては 2 、というように指定する必要があります。

secondary secondary-order :(オプション)ephone-dn のセカンダリ番号のプリファレンス値。デフォルトは 0 です。

ステップ 6

no huntstop

または

huntstop

 

Router(config-ephone-dn)# no huntstop

 

または

Router(config-ephone-dn)# huntstop

ディレクトリ番号に対して、コール ハントの動作を明示的に有効にします。

同じ番号を持つ ephone-dn セットの中のすべての ephone-dn(最後の ephone-dn を 除く )に、 no huntstop を設定します。

同じ番号を持つ ephone-dn セットの中の最後の ephone-dn に、 huntstop を設定します。

ステップ 7

huntstop channel

 

Router(config-ephone-dn)# huntstop channel

(オプション)チャネル ハントストップを有効にします。チャネル ハントストップを有効にすると、最初のチャネルが通話中または無応答であっても、コールは ephone-dn の次のチャネルをハントしません。

二重回線の ephone-dn に必要です。

ステップ 8

end

 

Router(config-ephone-dn)# end

特権 EXEC モードに戻ります。

次の作業

ハント グループの統計を収集する場合は、『 Cisco Unified CME B-ACD and Tcl Call-Handling Applications 』を参照してください。

SCCP:コール ハントの確認

コール ハントの設定を確認するには、次の手順を実行します。

要約手順

1. show running-config

2. show telephony-service ephone-dn

3. show telephony-service all
または
show telephony-service dial-peer

詳細手順


ステップ 1 show running-config

このコマンドでは、設定が表示されます。プリファレンスおよびハントストップの情報は、出力の ephone-dn の部分に示されます。

Router# show running-config

ephone-dn 2 dual-line

number 126

description FrontDesk

name Receptionist

preference 1

call-forward busy 500

huntstop channel

no huntstop

ステップ 2 show telephony-service ephone-dn

このコマンドでは、ephone-dn のプリファレンスとハントストップの設定情報が表示されます。

Router# show telephony-service ephone-dn

ephone-dn 243

number 1233

preference 1

huntstop

ステップ 3 show telephony-service all
または
show telephony-service dial-peer

これらのコマンドでは、ephone-dn ダイヤル ピアのプリファレンスとハントストップの設定が表示されます。

Router# show telephony-service dial-peer

!

dial-peer voice 20026 pots

destination-pattern 5002

huntstop

call-forward noan 5001 timeout 45

port 50/0/2


 

SIP:コール ハントの設定

コール ハンティング機能を設定し、通話中のハントによって通話中の電話機からのコールが、一般的なデフォルトの宛先が設定されたダイヤルピアにダイレクトされるのを防ぐには、次の手順を実行します。

要約手順

1. enable

2. configure terminal

3. voice register dn dn-tag

4. number number

5. preference preference-order

6. huntstop

7. end

詳細手順

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードを有効にします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

global 設定モードを開始します。

ステップ 3

voice register dn dn-tag

 

Router(config)# voice register dn 1

voice register dn 設定モードを開始して、SIP 電話機、インターコム回線、音声ポート、または MWI のディレクトリ番号を定義します。

ステップ 4

number number

 

Router(config-register-dn)# number 5001

ディレクトリ番号に電話番号を関連付けます。

同じ番号を複数のディレクトリ番号に割り当てて、仮想ダイヤル ピアのグループを作成します。着信番号は、このグループで検索する必要があります。

ステップ 5

preference preference-order

 

Router(config-register-dn)# preference 4

このディレクトリ番号に関連付けられた番号に対して作成された VoIP ダイヤル ピアを照合するための優先順位を作成し、着信コールに対するハントの方式を確立します。

デフォルトは 0 で、最も優先順位が高くなります。

ステップ 6

huntstop

 

Router(config-register-dn)# huntstop

SIP 電話機の内線番号に対するコール ハント動作を無効にします。

ステップ 7

end

 

Router(config-register-dn)# end

設定モードを終了し、特権 EXEC モードを開始します。

次の作業

ハント グループの統計を収集する場合は、『 Cisco Unified CME B-ACD and Tcl Call-Handling Applications 』を参照してください。

SCCP:システム レベルでのローカル グループのコール ピックアップの有効化

ローカル グループのコール ピックアップをシステム レベルで有効化し、ディレクテッド コール ピックアップを無効にするには、次の手順を実行します。


) 1 台以上の SCCP 電話機に対してディレクテッド コール ピックアップを無効にするには、ephone-template モードで features blocked コマンドを使用します。設定については、 SCCP:ephone テンプレートの有効化を参照してください。


要約手順

1. enable

2. configure terminal

3. telephony-service

4. no service directed-pickup

5. end

詳細手順

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードを有効にします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

global 設定モードを開始します。

ステップ 3

telephony-service

 

Router(config)# telephony-service

telephony-service 設定モードを開始します。

ステップ 4

no service directed-pickup

 

Router(config-telephony)# no service directed-pickup

ディレクテッド コール ピックアップを無効にします。

[ピック]ソフトキーの動作を変更し、ディレクテッド コール ピックアップではなく、ローカル グループ コール ピックアップが実行されるようにします。

ステップ 5

end

 

Router(config-telephony)# end

特権 EXEC モードに戻ります。

SCCP:ピックアップ グループの作成

ピックアップ グループを作成するには、次の手順を実行します。

前提条件

ピックアップ グループに追加するディレクトリ番号は、Cisco Unified CME で設定されている必要があります。設定については、 SCCP:ディレクトリ番号の作成を参照してください。

制約事項

各ディレクトリ番号は、それぞれ最大 1 つのピックアップ グループに割り当てることができます。

1 つのピックアップ グループに割り当てることができるディレクトリ番号の数には、制限がありません。

Cisco Unified CME で定義できるピックアップ グループの数にも、制限はありません。

ピックアップ グループ番号の長さはそれぞれ異なっていてもかまいませんが、先頭番号は固有である必要があります。

要約手順

1. enable

2. configure terminal

3. ephone-dn dn-tag [ dual-line ]

4. pickup-group number

5. end

詳細手順

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードを有効にします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

global 設定モードを開始します。

ステップ 3

ephone-dn dn-tag [ dual-line ]

 

Router(config)# ephone-dn 20 dual-line

ディレクトリ番号を設定するには、ephone-dn 設定モードを開始します。

ステップ 4

pickup-group number

 

Router(config-ephone-dn)# pickup-group 2345

ピックアップ グループを作成し、そのグループに設定対象のディレクトリ番号を割り当てます。

number :最大 32 桁の数字列。グループ番号の長さはそれぞれ異なっていてもかまいませんが、先頭番号は固有である必要があります。たとえば、グループ番号 17 がある場合、グループ番号 177 を指定することはできません。

ステップ 5

exit

 

Router(config-ephone-dn)# exit

ephone-dn 設定モードを終了します。

ステップ 6

end

 

Router(config-telephony)# end

特権 EXEC モードに戻ります。

SCCP:コール ピックアップの確認


ステップ 1 設定を確認するには、 show running-config コマンドを使用します。コール ピックアップ グループは、出力の ephone-dn の部分に示されます。

Router# show running-config

!

ephone-dn 34 dual-line

ring feature secondary

number 330 secondary 331

pickup-group 30

call-forward noan 500 timeout 10 secondary

huntstop channel

no huntstop

ステップ 2 コール ピックアップの設定情報を表示するには、 show telephony-service ephone-dn コマンドを使用します。

Router# show telephony-service ephone-dn

ephone-dn 2

number 5002

pickup group 30

call-forward noan 5001 timeout 8


 

SCCP:コール ウェイティングのインジケータ トーンの設定

SCCP 電話機で可聴コール ウェイティング インジケータのタイプを指定するには、次の手順を実行します。デフォルトでは、ephone-dn はコール ウェイティングなどのコール割り込みを受け入れて、ビープ トーンを再生します。標準のコール ウェイティング ビープ音を再生する代わりに、短い呼出音をコール ウェイティング用に使用することもできます。

制約事項

no call-waiting beep accept コマンドで ephone-dn が設定されている場合、call-waiting ring オプションはサポートされません。

サイレント呼び出しのためのボタンを設定した場合は、そのボタンに関連付けられた ephone-dn がコール ウェイティング ビープ音やコール ウェイティング呼出音を再生するように設定されているかどうかにかかわらず、コール ウェイティング ビープ音およびコール ウェイティング呼出音は再生されません。サイレント呼び出し用のボタンを設定するには、 SCCP:電話機へのディレクトリ番号の割り当てを参照してください。

Cisco Unified IP Phone 7902G、Cisco Unified IP Phone 7905G、Cisco Unified IP Phone 7912G、Cisco ATA-186、および Cisco ATA-188 の場合、Cisco Unified CME からコール ウェイティング ビープ音の音量を調整することはできません。

call-waiting ring オプションは、Cisco Unified IP Phone 7902G、Cisco Unified IP Phone 7905G、および Cisco Unified IP Phone 7912G でサポートされていません。

要約手順

1. enable

2. configure terminal

3. ephone-dn dn-tag [ dual-line ]

4. call-waiting beep [ accept | generate ]

5. call-waiting ring

6. end

詳細手順

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードを有効にします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

global 設定モードを開始します。

ステップ 3

ephone-dn dn-tag [ dual-line ]

 

Router(config)# ephone-dn 20 dual-line

ephone-dn 設定モードを開始し、ephone-dn を作成します。オプションで、ephone-dn に二重回線ステータスを割り当てます。

ステップ 4

call-waiting beep [ accept | generate ]

 

Router(config-ephone-dn)# no call-waiting beep accept

ephone-dn で、コール ウェイティング ビープ音を生成または受け入れを行えるようにします。

デフォルトでは、ディレクトリ番号でコール ウェイティング ビープ音の受け入れと生成の両方を行うことができます。

ビープ音が聞こえるのは、もう一方の ephone-dn がコール ウェイティング ビープ音を受け入れるように設定されている場合だけです(デフォルト)。

ステップ 5

call-waiting ring

 

Router(config-ephone-dn)# call-waiting ring

(オプション)ephone-dn で、コール ウェイティング通知にリング インジケータを使用できるようにします。

このコマンドを使用するには、 no call-waiting beep accept コマンドを使用して、コール ウェイティング ビープ音を無効にしないでください。

ステップ 6

end

 

Router(config-ephone-dn)# end

特権 EXEC モードに戻ります。

SCCP:コール ウェイティングのインジケータ トーンの確認


ステップ 1 設定を確認するには、 show running-config コマンドを使用します。コール ウェイティングの設定は、出力の ephone-dn の部分に示されます。 no call-waiting beep generate コマンドと no call-waiting beep accept コマンドが設定されている場合は、 show running-config コマンドを使用すると、出力に no call-waiting beep コマンドが表示されます。

Router# show running-config

!

ephone-dn 3 dual-line

number 126

name Accounting

preference 2 secondary 9

huntstop

huntstop channel

call-waiting beep

!

ステップ 2 コール ウェイティングの設定情報を表示するには、 show telephony-service ephone-dn コマンドを使用します。

Router# show telephony-service ephone-dn

ephone-dn 1 dual-line

number 126 secondary 1261

preference 0 secondary 9

no huntstop

huntstop channel

call-forward busy 500 secondary

call-forward noan 500 timeout 10

call-waiting beep

 


 

SIP:コール ウェイティングの有効化

個々の SIP 電話機でコール ウェイティングを有効にするには、次の手順を実行します。

前提条件

Cisco Unified CME 3.4 以降のバージョン。

Cisco Unified CME で mode cme コマンドが設定されている必要があります。

要約手順

1. enable

2. configure terminal

3. voice register pool pool-tag

4. call-waiting

5. exit

6. voice register global

7. hold-alert timeout

8. end

詳細手順

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードを有効にします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

global 設定モードを開始します。

ステップ 3

voice register pool pool-tag

 

Router(config)# voice register pool 3

voice register pool 設定モードを開始し、Cisco Unified CME 内の SIP 電話機に対して、電話機固有パラメータを設定します。

ステップ 4

call-waiting

 

Router(config-register-pool)# call-waiting

設定対象の SIP 電話機でコール ウェイティングを設定します。


) このステップが含まれているのは、このコマンドが以前に無効にされていた場合に、コマンドを有効にする方法を示すためです。


デフォルトでは有効になっています。

ステップ 5

exit

 

Router(config-register-pool)# exit

voice register pool 設定モードを終了します。

ステップ 6

voice register global

 

Router(config)# voice register global

voice register global 設定モードを開始し、Cisco Unified CME 内のサポートされるすべての SIP 電話機のパラメータを設定します。

ステップ 7

hold-alert timeout

 

Router(config-register-global)# hold-alert 30

コールが SIP 電話機で保留された場合の、可聴アラート通知を設定します。デフォルトでは無効になっています。

timeout :次回の可聴アラート通知が行われるまでの時間(秒)です。値の範囲は 15 ~ 300 です。

ステップ 8

end

 

Router(config-register-global)# end

特権 EXEC モードに切り替えます。

SCCP:ephone ハント グループの設定

ハント グループおよびオプションのエージェントの可用性パラメータを定義するには、次の手順を実行します。

前提条件

ハント グループに含めるディレクトリ番号は、Cisco Unified CME で設定されている必要があります。設定については、 SCCP:ディレクトリ番号の作成を参照してください。

制約事項

[ハント]ソフトキーを使用できるのは、ディスプレイを備えた電話機だけです。Cisco Unified IP Phone 7902、7905、7912、Cisco IP Communicator、および Cisco VG 224 では使用できません。

共有 ephone-dn では、エージェントによるステータス制御機能、およびエージェント ステータスの受信不可への自動変更機能は使用できません。

エージェントによるステータス制御機能および[ハント]ソフトキーを使用するには、ユーザ ロケールが US に設定されている必要があります。[ハント]ソフトキーを Cisco Unified IP Phone 7940 または Cisco Unified IP Phone 7960 に表示するには、ユーザ ロケールを US 以外の任意のロケールに変更し、電話機をリセットします。次に、ユーザ ロケールを US に変更し、電話機をもう一度リセットします。

あるハント グループの最後の番号が、2 番目のハント グループのパイロット番号として割り当てられている場合の無限ループを防止するため、最初のハント グループのパイロット番号を、いずれかのハント グループの最後の番号として設定できません。

ハント グループのメンバーになっているディレクトリ番号が、着信名の表示用に設定されている場合は、次の制約が適用されます。

1 つ以上のワイルドカード文字を使用して、プライマリまたはセカンダリ パイロット番号を定義しておく必要があります。

list コマンド内の電話番号には、ワイルドカード文字を含めることができません。

要約手順

1. enable

2. configure terminal

3. ephone-hunt hunt-tag { longest-idle | peer | sequential }

4. pilot number [ secondary number ]

5. list number [ , number ...]

6. final final-number

7. hops number

8. timeout seconds [ , seconds ...]

9. max-timeout seconds

10. preference preference-order [ secondary secondary-order ]

11. no-reg [ both | pilot ]

12. fwd-final { orig-phone | final }

13. forward local-calls

14. secondary start [ current | next | agent-position ]

15. present-call { idle-phone | onhook-phone }

16. from-ring

17. description text-string

18. display-logout text-string

19. exit

20. telephony-service

21. max-redirect number

22. hunt-group logout { DND | HLog }

23. exit

24. ephone-dn dn-tag

25. ephone-hunt login

26. end

詳細手順

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードを有効にします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

global 設定モードを開始します。

ステップ 3

ephone-hunt hunt-tag { longest-idle | peer | sequential }

 

Router(config)# ephone-hunt 23 peer

ephone-hunt 設定モードを開始し、ephone ハント グループを定義します。

hunt-tag :このハント グループを設定作業時に識別する固有のシーケンス番号。値の範囲は 1 ~ 100 です。

Cisco CME 3.3 以前のバージョン:値の範囲は 1 ~ 10 です。

longest-idle :コールは、最も長くアイドル状態になっている ephone-dn に最初に着信し、ephone ハント グループを定義したときに指定した数だけホップします。最長アイドルは、電話機が登録された、再登録された、またはオンフック状態になった最後の時刻からの時間で決まります。

peer :最初に呼び出される ephone-dn は、前回パイロット番号に着信コールがあったときに最後に呼び出された ephone-dn の右側にある番号です。呼び出しは、ephone ハント グループを定義したときに指定したホップの数だけ、左から右へ循環して行われます。

sequential :ハント グループを定義したときに指定したリストの左から右への順序で ephone-dn が呼び出されます。

ステップ 4

pilot number [ secondary number ]

 

Router(config-ephone-hunt)# pilot 5601

パイロット番号を定義します。このパイロット番号をダイヤルすると、発信者はハント グループに転送されます。

number :最大 127 文字の E. 164 番号。ダイヤル プラン パターンをパイロット番号に適用できます。

secondary :(オプション)ephone ハント グループ用の追加のパイロット番号を定義します。

ステップ 5

list number [ , number ...]

 

Router(config-ephone-hunt)# list 5001, 5002, 5017, 5028

ephone ハント グループが着信コールのリダイレクト先にする番号(2 ~ 20)のリストを定義します。

number :最大 127 文字の E. 164 番号。ephone-dn に割り当てられるプライマリまたはセカンダリの番号です。

ステップ 6

final final-number

 

Router(config-ephone-hunt)# final 6000

ephone ハント グループ内の最終番号を定義します。この番号に達すると、コールはそれ以上リダイレクトされません。ephone-dn のプライマリ番号またはセカンダリ番号、ボイスメール パイロット番号、別のハント グループのパイロット番号、または FXS 番号を指定できます。


) 最終番号を別のハント グループのパイロット番号として定義したら、最初のハント グループのパイロット番号を他のハント グループ内の最終番号として設定することはできません。



) このコマンドは、Cisco Unified CME B-ACD サービスの構成要素になっている ephone ハント グループには使用しません。これらのグループの最終宛先は、B-ACD サービスによって決まります。


ステップ 7

hops number

 

Router(config-ephone-hunt)# hops 7

(オプション。ピア ハント グループおよび最長アイドル ハント グループのみ)コールが最終番号に進むまでのホップの回数を設定します。

number :コールが最終 ephone-dn に進むまでのホップの回数。値の範囲は 2 から 20 ですが、 list コマンドで指定した内線番号の数以下である必要があります。デフォルトでは、自動的にハント グループ メンバーの数に調整されます。

ステップ 8

timeout seconds [ , seconds ...]

 

Router(config-ephone-hunt)# timeout 7, 10, 15

(オプション)コールに対して応答がない場合、何秒後にハント グループ リスト内の次の番号へコールがリダイレクトされるかを設定します。

seconds :秒数。値の範囲は 3 ~ 60000 です。複数の値をカンマで区切って入力できますが、値の個数は list コマンドに含まれている ephone-dn の数と対応している必要があります。複数の値を入力した場合、それぞれの値は、対応する ephone-dn を呼び出す秒数を表しています。この期間が過ぎると、コールはリスト内の次の番号に自動転送されます。値を 1 つだけ入力した場合、その値は各 ephone-dn の無応答期間として使用されます。

このコマンドを使用しない場合は、 timeouts ringing コマンドで設定された秒数がデフォルトになります。デフォルトは 180 秒です。デフォルトの 180 秒では長過ぎる場合もあります。

ステップ 9

max-timeout seconds

 

Router(config-ephone-hunt)# max-timeout 25

(オプション)ephone ハント リスト内のすべての ephone-dn の合計無応答期間について、上限値(タイムアウト)を設定します。このタイムアウトが満了した場合、コールのハント サイクルが完了したかどうかにかかわらず、コールは最終的な宛先に転送されます。

seconds :秒数。値の範囲は 3 ~ 60,000 です。

このコマンドを使用しない場合は、デフォルトで、複合タイムアウト制限は設定されません。

ステップ 10

preference preference-order [ secondary secondary-order ]

 

Router(config-ephone-hunt)# preference 1

(オプション)ハント グループのパイロット番号に関連付けられている ephone-dn の優先順位を設定します。

preference-order :最も高い優先順位が 0 である場合の数値については、CLI のヘルプを参照してください。デフォルトは 0 です。

secondary secondary-order :(オプション)セカンダリ パイロット番号のプリファレンス値。最も高い優先順位が 0 である場合の数値の範囲については、CLI のヘルプを参照してください。デフォルトは 9 です。

ステップ 11

no-reg [ both | pilot ]

 

Router(config-ephone-hunt)# no-reg

(オプション)ハント グループのパイロット番号を H.323 ゲートキーパーに登録しないように指定します。このコマンドを使用しない場合、デフォルトでは、パイロット番号が H.323 ゲートキーパーに登録されます。

both :(オプション)プライマリとセカンダリいずれのパイロット番号も登録されません。

pilot :(オプション)プライマリ パイロット番号だけが登録されません。

Cisco CME 3.1 以降のバージョンでは、 both キーワードまたは pilot キーワードを使用しないでこのコマンドを使用した場合、セカンダリ番号だけが登録されません。

ステップ 12

fwd-final { orig-phone | final }

 

Router(config-ephone-hunt)# fwd-final orig-phone

(オプション)ローカル内線番号によって ephone ハント グループに転送されたコールについて、ハント グループで応答されない場合の最終的な宛先を決定します。

final final コマンドで指定された ephone-dn 番号にコールを自動転送します。

orig-phone :コールをハント グループに転送した電話機のプライマリ ディレクトリ番号にコールを自動転送します。

ステップ 13

forward local-calls

 

Router(config-ephone-hunt)# no forward local-calls

(オプション。シーケンシャル ハント グループのみ)内部コール(同じ Cisco Unified CME システム上の ephone-dn からのコール)については、ハント グループ内の最初の番号より後には自動転送しないことを指定します。最初の番号が通話中の場合、内部発信者にはビジー音が聞こえます。最初の番号が応答しない場合、内部発信者にはリングバックが聞こえます。

ステップ 14

secondary start [ current | next | list-position ]

 

Router(config-ephone-hunt)# secondary start next

(オプション)ハント グループ メンバーの電話機によってパークされたコールが、パークからセカンダリ パイロット番号に再発信される場合、またはコールをセカンダリ パイロット番号に自動転送する ephone-dn にパークから転送される場合、(このコマンドで指定する)ハント グループ内の別のエントリ ポイントにコールを戻します。

current :コールをパークした ephone-dn。

next :ハント グループ リスト内で、コールをパークした ephone-dn の次にある ephone-dn。

list-position list コマンドで指定されたリスト内で、この指定位置にある ephone-dn。値の範囲は 1 ~ 10 です。

ステップ 15

present-call { idle-phone | onhook-phone }

 

Router(config-ephone-hunt)# present-call idle-phone

(オプション)アイドルまたはオンフックのいずれか(このコマンドで指定)になっているメンバー電話機にだけ、ephone ハント グループ コールを送信します。

idle-phone :電話機のすべての回線がアイドルになっている場合だけ、ephone ハント グループからのコールを ephone に送信します。このオプションは、 button m コマンドを使用して電話機上に設定されている監視対象回線を無視します。

onhook-phone :電話機がオンフック状態になっている場合だけ、ephone ハント グループからのコールを ephone に送信します。このキーワードを設定した場合、ハント グループに関係しないコールが呼び出し中または保留中になっていても、ephone ハント グループからコールが送信されなくなることはありません。

ステップ 16

from-ring

 

Router(config-ephone-hunt)# from-ring

(オプション)コールが内線番号を呼び出しているとき、およびコールが応答されたときに、オンフック タイムスタンプを記録することを指定します。デフォルトでは、オンフック タイムスタンプが記録されるのはコールが応答されたときだけです。

ステップ 17

description text-string

 

Router(config-ephone-hunt)# description Marketing Hunt Group

(オプション)設定の出力に表示されるテキストを定義します。

ステップ 18

display-logout text-string

 

Router(config-ephone-hunt)# display-logout Night Service

(オプション)ハント グループのすべてのメンバーが受信不可ステータスになっている場合に、ハント グループに所属する IP Phone に表示されるテキストを定義します。この文字列を利用すると、ハント グループのメンバーがコールを受信できないときにコールがどこに送信されているかを、メンバーに通知できます。

ステップ 19

exit

 

Router(config-ephone-hunt)# exit

ephone-hunt 設定モードを終了します。

ステップ 20

telephony-service

 

Router(config)# telephony-service

telephony-service 設定モードを開始します。

ステップ 21

max-redirect number

 

Router(config-telephony)# max-redirect 8

(オプション)Cisco Unified CME システム内でコールをリダイレクトできる回数を設定します。

number :値の範囲は 5 ~ 20 です。デフォルトは 5 です。


) このコマンドは、ホップの回数が 5 回を超える場合は必須です。


ステップ 22

hunt-group logout { DND | HLog }

 

Router(config-telephony)# hunt-group logout HLog

(オプション)エージェントの受信不可ステータスを電話機の ephone ハント グループ内線番号だけに適用するか(HLog モード)、電話機のすべての内線番号に適用するか(DND モード)を指定します。エージェントの受信不可ステータスは、[ハント]ソフトキーまたは FAC を使用してエージェントがアクティブにできます。また、コールに応答しない回数が auto logout コマンドで指定された回数に達したときに、自動的にアクティブにすることもできます。

このコマンドを使用しない場合のデフォルトは、 DND です。

DND :電話機がエージェント受信不可ステータスに移行した場合、電話機のすべての ephone-dn がコールを受け入れなくなります。

HLog :[ハント]ソフトキーの表示を有効にします。電話機がエージェント受信不可ステータスに移行した場合、ephone ハント グループに割り当てられている ephone-dn だけがコールを受け入れなくなります。

ステップ 23

exit

 

Router(config-telephony)# exit

telephony-service 設定モードを終了します。

ステップ 24

ephone-dn dn-tag

 

Router(config)# ephone-dn 29

(オプション)ephone-dn 設定モードを開始します。

dn-tag :ephone ハント グループへの参加、およびグループからの脱退が許可される ephone-dn のタグ番号。

ステップ 25

ephone-hunt login

 

Router(config-ephone-dn)# ephone-hunt login

(オプション)この ephone-dn が ephone ハント グループに参加し、グループから脱退できるようにします(動的なメンバーシップ)。

ステップ 26

end

 

Router(config-ephone-dn)# end

特権 EXEC モードに戻ります。

SCCP:ephone ハント グループの確認


ステップ 1 設定を確認するには、 show running-config コマンドを使用します。ephone ハント グループのパラメータは、出力の ephone-hunt の部分に示されます。

Router# show running-config

ephone-hunt 1 longest-idle

pilot 500

list 502, 503, *

max-timeout 30

timeout 10, 10, 10

hops 2

from-ring

fwd-final orig-phone

!

!

ephone-hunt 2 sequential

pilot 600

list 621, *, 623

final 5255348

max-timeout 10

timeout 20, 20, 20

fwd-final orig-phone

!

!

ephone-hunt 77 longest-idle

from-ring

pilot 100

list 101, *, 102

!

ステップ 2 ephone ハント グループの動的なメンバーシップの設定を確認するには、 show running-config コマンドを使用します。出力の ephone-hunt の部分を調べて、ワイルドカード スロットが 1 つ以上設定されていることを確認します。ephone-dn セクションを調べて、特定の ephone-dn が ephone ハント グループへの参加を許可されているかどうかを確認します。telephony-service セクションを調べて、FAC が有効になっているかどうかを確認します。

Router# show running-config

ephone-hunt 1 longest-idle

pilot 500

list 502, 503, *

max-timeout 30

timeout 10, 10, 10

hops 2

from-ring

fwd-final orig-phone

!

!

ephone-dn 2 dual-line

number 126

preference 1

call-forward busy 500

ephone-hunt login

!

telephony-service

fac custom alias 5 *5 to *35000

fac custom ephone-hunt cancel #5

ステップ 3 ダイヤルピアのタグ番号、ハント グループ エージェントのステータス、オンフックのタイム スタンプなど、ハント グループの詳細な情報を参照するには、 show ephone-hunt コマンドを使用します。グループに動的に参加し、コマンド実行時にグループのメンバーになっているすべての ephone-dn のダイヤルピア タグ番号も表示されます。

Router# show ephone-hunt

Group 1
type: peer
pilot number: 450, peer-tag 20123
list of numbers:
451, aux-number A450A0900, # peers 5, logout 0, down 1
peer-tag dn-tag rna login/logout up/down
[20122 42 0 login up ]
[20121 41 0 login up ]
[20120 40 0 login up ]
[20119 30 0 login up ]
[20118 29 0 login down]
452, aux-number A450A0901, # peers 4, logout 0, down 0
peer-tag dn-tag rna login/logout up/down
[20127 45 0 login up ]
[20126 44 0 login up ]
[20125 43 0 login up ]
[20124 31 0 login up ]
453, aux-number A450A0902, # peers 4, logout 0, down 0
peer-tag dn-tag rna login/logout up/down
[20131 48 0 login up ]
[20130 47 0 login up ]
[20129 46 0 login up ]
[20128 32 0 login up ]
477, aux-number A450A0903, # peers 1, logout 0, down 0
peer-tag dn-tag rna login/logout up/down
[20132 499 0 login up ]
preference: 0
preference (sec): 7
timeout: 3, 3, 3, 3
max timeout : 10
hops: 4
next-to-pick: 1
E.164 register: yes
auto logout: no
stat collect: no
Group 2
type: sequential
pilot number: 601, peer-tag 20098
list of numbers:
123, aux-number A601A0200, # peers 1, logout 0, down 0
peer-tag dn-tag rna login/logout up/down
[20097 56 0 login up ]
622, aux-number A601A0201, # peers 3, logout 0, down 0
peer-tag dn-tag rna login/logout up/down
[20101 112 0 login up ]
[20100 111 0 login up ]
[20099 110 0 login up ]
623, aux-number A601A0202, # peers 3, logout 0, down 0
peer-tag dn-tag rna login/logout up/down
[20104 122 0 login up ]
[20103 121 0 login up ]
[20102 120 0 login up ]
*, aux-number A601A0203, # peers 1, logout 0, down 1
peer-tag dn-tag rna login/logout up/down
[20105 0 0 - down]
*, aux-number A601A0204, # peers 1, logout 0, down 1
peer-tag dn-tag rna login/logout up/down
[20106 0 0 - down]
final number: 5255348
preference: 0
preference (sec): 9
timeout: 5, 5, 5, 5, 5
max timeout : 40
fwd-final: orig-phone
E.164 register: yes
auto logout: no
stat collect: no
Group 3
type: longest-idle
pilot number: 100, peer-tag 20142
list of numbers:
101, aux-number A100A9700, # peers 3, logout 0, down 3
on-hook time stamp 7616, off-hook agents=0
peer-tag dn-tag rna login/logout up/down
[20141 132 0 login down]
[20140 131 0 login down]
[20139 130 0 login down]
*, aux-number A100A9701, # peers 1, logout 0, down 1
on-hook time stamp 7616, off-hook agents=0
peer-tag dn-tag rna login/logout up/down
[20143 0 0 - down]
102, aux-number A100A9702, # peers 2, logout 0, down 2
on-hook time stamp 7616, off-hook agents=0
peer-tag dn-tag rna login/logout up/down
[20145 142 0 login down]
[20144 141 0 login down]
all agents down!
preference: 0
preference (sec): 7
timeout: 100, 100, 100
hops: 0
E.164 register: yes
auto logout: no
stat collect: no


 

ボイス ハント グループの設定

特定の番号(パイロット番号)のコールを、SIP 電話機に定義されているディレクトリ番号のグループ、または SCCP 電話機のパラレル ハント グループにリダイレクトするには、次の手順を実行します。

前提条件

SIP 電話機では Cisco Unified CME 3.4 以降のバージョン。

SCCP 電話機、FXS アナログ電話機、DS0 グループ、PRI グループ、または SIP トランクをボイス ハント グループに含めるには、Cisco Unified CME 4.3 以降のバージョンが必要です。

ボイス ハント グループへのコール転送では、Cisco Unified CME 4.3 以降のバージョンが必要です。

ハント グループに含めるディレクトリ番号は、Cisco Unified CME で設定されている必要があります。設定については、 基本的なコールを発信するための電話機の設定を参照してください。

制約事項

Cisco Unified CME 4.3 よりも前のバージョンでは、ボイス ハント グループへの転送がサポートされていません。

Cisco Unified CME 4.3 以降のバージョンでは、コール転送はパラレル ハントグループ(ブラスト ハント グループ)に対してのみサポートされます。

SIP 対 H.323 コールはサポートされません。

ハント グループのメンバーに対してコール自動転送が設定されている場合、コール自動転送はハント グループで無視されます。

コーデック リストを指定した voice-class は voice register pool で設定でき、B2BUA コールに対しては複数のリスト メンバーがサポートされません。

発信者 ID の更新は、補足サービスでサポートされません。

ボイス ハント グループは max-redirect によって制限されます。

パイロット ダイヤル ピアを、ボイス ハント グループと ephone ハント グループに対して同時に使用することはできません。

ボイス ハント グループは、 dialplan-pattern コマンドを使用したパイロット番号の拡張をサポートしていません。外部の電話機がパイロット番号をダイヤルできるようにするには、完全な E.164 番号を使用して、セカンダリ パイロット番号を設定する必要があります。

コール ウェイティングが有効になっている場合(デフォルト)、パラレル ハント グループは、特定の SIP 電話機モデルでサポートしているコール ウェイティング コールの上限まで、複数のコールをサポートします。コール ウェイティングが無効な場合、パラレル ハント グループは呼び出し状態のコールを一度に 1 つのみサポートします。接続できなかった電話機が他のコールを受け取るためには、オンフック状態に戻る必要があります。

FXO ポートに関連付けられた電話番号は、パラレル ハント グループでサポートされません。

要約手順

1. enable

2. configure terminal

3. voice hunt-group hunt-tag [ longest-idle | parallel | peer | sequential ]

4. pilot number [ secondary number ]

5. list dn-number , dn-number [, dn-number ...]

6. final final-number

7. preference preference-order [ secondary secondary-order ]

8. hops number

9. timeout seconds

10. end

詳細手順

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードを有効にします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

global 設定モードを開始します。

ステップ 3

voice hunt-group hunt-tag [ longest-idle | parallel | peer | sequential ]

 

Router(config)# voice hunt-group 1 longest-idle

voice hunt-group 設定モードを開始し、ハント グループを定義します。

hunt-tag :設定対象のハント グループに固有のシーケンス番号。値の範囲は 1 ~ 100 です。

longest idle :最も長い間アイドル状態になっているディレクトリ番号に、ハント グループ内のコールが着信します。

parallel :コールは、ハント グループの中で複数の電話機を同時に呼び出します。

peer :最初のディレクトリ番号は、ハント グループの中でリストからラウンドロビン方式で選択されます。

sequential :ディレクトリ番号は、ハント グループの中でリストされている順序で左から右へ呼び出されます。

hunt-group のタイプを変更するには、コマンドの no 形式を使用して、最初に既存のハント グループを削除してから、グループを再作成します。

ステップ 4

pilot number [ secondary number ]

 

Router(config-voice-hunt-group)# pilot number 8100

電話番号を定義します。発信者がこの番号にダイヤルすると、ボイス ハント グループに転送されます。

number :E.164 電話番号を表す最大 16 文字の文字列。

この番号が、インターコム番号と同様に Cisco Unified CME ルータでのみダイヤルされ、電話機のキーパッドからはダイヤルされない場合は、この数字列には英字を含めることができます。

secondary number :(オプション)キーワードと引数の組み合せにより、ボイス ハント グループ用の追加のパイロット番号として続く番号を定義します。

セカンダリ番号には、ワイルドカードを含めることが可能です。ワイルドカードは 1 つのピリオド(.)であり、入力した任意の数字と一致します。

ステップ 5

list directory-number , directory-number [, directory-number ...]

 

Router(config-voice-hunt-group)# list 8000, 8010, 8020, 8030

ボイス ハント グループのメンバーになる内線番号のリストを作成します。ルータの設定からリストを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。

directory-numbers :ボイス ハント グループへメンバーとして追加される内線番号のリスト。複数の内線番号はカンマで区切ります。

1 つのハント グループ リスト内のすべての内線番号を、一度に追加または削除します。既存のリストに番号を 1 つだけ追加または削除することはできません。

hunt-group リストには 2 ~ 10 個の内線番号が必要で、各番号はプライマリ番号またはセカンダリ番号のいずれかとなります。

リスト内のいずれの番号も、パラレル ハント グループのパイロット番号にはできません。

ステップ 6

final d irectory-number

 

Router(config-voice-hunt-group)# final 8888

ボイス ハント グループ内の最後の内線番号を定義します。

あるハント グループ内で 1 つの最終番号が、別のハント グループのパイロット番号として設定されている場合、最初のハント グループのパイロット番号を他のハント グループの最終番号として設定することはできません。

ステップ 7

preference preference-order [ secondary secondary-order ]

 

Router(config-voice-hunt-group)# preference 6

ボイス ハント グループのパイロット番号に関連付けられているディレクトリ番号の優先順位を設定します。


) パラレル ハント グループのパイロット番号はシステム内で一意にすることをお勧めします。ダイヤルピアとの部分一致または完全一致が複数ある場合は、パラレル ハント グループは機能しません。たとえば、パイロット番号が「8000」で、「8...」と一致するもう 1 つのダイヤル ピアがあるとします。複数の一致が生じてしまう場合は、他のダイヤル ピアに低い優先順を割り当てて、パラレル ハント グループの優先順位を最も高くします。10 が最も低いプリファレンス値であることに注意してください。デフォルトでは、パラレル ハント グループで作成されたダイヤル ピアのプリファレンス値は 0 になっています。


preference-order :値の範囲は 0 ~ 8 です。優先順位が最も高いのは 0、最も低いのは 8 です。デフォルトは 0 です。

secondary secondary-order :(オプション)キーワードと引数の組み合せを使用して、セカンダリ パイロット番号の優先順位を設定します。値の範囲は 0 ~ 10 です。優先順位が最も高いのは 0、最も低いのは 10 です。デフォルトは 9 です。

ステップ 8

hops number

 

Router(config-voice-hunt-group)# hops 2

ピアまたは最長アイドルのボイス ハント グループのみを設定します。コールが最終番号へ進むまでに、ピアまたは最長アイドルのボイス ハント グループ内で、コールが次の番号へホップする回数を定義します。

number :ホップの数。値の範囲は 2 から 10 です。 list コマンドで指定した内線番号の数以下にする必要があります。

デフォルトは、 list コマンドで定義した宛先と同じ数です。

ステップ 9

timeout seconds

 

Router(config-voice-hunt-group)# timeout 100

コールに応答がない場合に、何秒後にボイス ハント グループ リスト内の次のディレクトリ番号へコールがリダイレクトされるかを定義します。

デフォルトは 180 秒です。

ステップ 10

end

 

Router(config-voice-hunt-group)# end

特権 EXEC モードに切り替えます。

SCCP:夜間サービスの設定

この手順では、夜間サービス時間、オプションの夜間サービス コード、通知プロセスを起動する ephone-dn、および通知を受信する ephone を定義します。

制約事項

夜間サービスの通知は、Cisco Integrated Services Router(ISR; サービス統合型ルータ)または Cisco VG224 Analog Phone Gateway の FXS ポートに接続されたアナログ エンドポイントでサポートされません。

Cisco Unified CME 4.0 以降のバージョンでは、 button コマンドで s キーワードを使用して電話機に設定するサイレント呼び出しは、夜間サービス機能を使用する場合は動作しなくなります。サイレント呼び出しは無効になり、指定された夜間サービス時間中に着信があると、電話機の呼出音が鳴ります。

要約手順

1. enable

2. configure terminal

3. telephony-service

4. night-service day day start-time stop-time

5. night-service date month date start-time stop-time

6. night-service everyday start-time stop-time

7. night-service weekday start-time stop-time

8. night-service weekend start-time stop-time

9. night-service code digit-string

10. timeouts night-service-bell seconds

11. exit

12. ephone-dn dn-tag

13. night-service bell

14. exit

15. ephone phone-tag

16. night-service bell

17. end

詳細手順

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードを有効にします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

global 設定モードを開始します。

ステップ 3

telephony-service

 

Router(config)# telephony-service

telephony-service 設定モードを開始します。

ステップ 4

night-service day day start-time stop-time

 

Router(config-telephony)# night-service day mon 19:00 07:00

夜間サービスをアクティブにする時間帯を曜日で定義します。

day :曜日の省略形。使用できる曜日の省略形は、 sun mon tue wed thu fri 、および sat です。

start-time stop-time :夜間サービスの開始時刻と終了時刻。24 時間単位の HH:MM 形式で指定します。開始時刻よりも小さい値を終了時刻として指定すると、終了時刻は夜間サービス開始日の翌日のその時刻になります。たとえば、「mon 19:00 07:00」は、「月曜日の午後 7 時に開始して火曜日の午前 7 時に終了する」ことを意味します。

ステップ 5

night-service date month date start-time stop-time

 

Router(config-telephony)# night-service date jan 1 00:00 00:00

夜間サービスをアクティブにする時間帯を月と日で定義します。

month :月の省略形。使用できる月の省略形は、 jan feb mar apr may jun jul aug sep oct nov 、および dec です。

date :日付の値。値の範囲は 1 ~ 31 です。

start-time stop-time :夜間サービスの開始時刻と終了時刻。24 時間単位の HH:MM 形式で指定します。終了時刻には、開始時刻よりも大きな値を指定する必要があります。値 24:00 は無効です。終了時刻に 00:00 を入力すると、23:59 に変更されます。開始時刻と終了時刻の両方に 00:00 を入力すると、指定した日は 24 時間通してコールがブロックされます。

ステップ 6

night-service everyday start-time stop-time

 

Router(config-telephony)# night-service everyday 1200 1300

夜間サービスを毎日有効にする場合に、その時間帯を定義します。

start-time stop-time :夜間サービスの開始時刻と終了時刻。24 時間単位の HH:MM 形式で指定します。開始時刻よりも小さい値を終了時刻として指定すると、終了時刻は夜間サービス開始日の翌日のその時刻になります。たとえば、「19:00 07:00」は「午後 7 時~翌朝午前 7 時」を意味します。24:00 という値は無効です。終了時刻に 00:00 を入力すると、23:59 に変更されます。開始時刻と終了時刻の両方に 00:00 を入力すると、夜間サービス機能は 24 時間通してアクティブになります。

ステップ 7

night-service weekday start-time stop-time

 

Router(config-telephony)# night-service weekday 1700 0700

すべての平日に夜間サービスを有効にする場合に、その時間帯を定義します。

start-time stop-time :夜間サービスの開始時刻と終了時刻。24 時間単位の HH:MM 形式で指定します。開始時刻よりも小さい値を終了時刻として指定すると、終了時刻は夜間サービス開始日の翌日のその時刻になります。たとえば、「19:00 07:00」は「午後 7 時~翌朝午前 7 時」を意味します。24:00 という値は無効です。終了時刻に 00:00 を入力すると、23:59 に変更されます。開始時刻と終了時刻の両方に 00:00 を入力すると、夜間サービス機能は 24 時間通してアクティブになります。

ステップ 8

night-service weekend start-time stop-time

 

Router(config-telephony)# night-service weekend 00:00 00:00

毎週末(土曜日と日曜日)に夜間サービスを有効にする場合に、その時間帯を定義します。

start-time stop-time :夜間サービスの開始時刻と終了時刻。24 時間単位の HH:MM 形式で指定します。開始時刻よりも小さい値を終了時刻として指定すると、終了時刻は夜間サービス開始日の翌日のその時刻になります。たとえば、「19:00 07:00」は「午後 7 時~翌朝午前 7 時」を意味します。24:00 という値は無効です。終了時刻に 00:00 を入力すると、23:59 に変更されます。開始時刻と終了時刻の両方に 00:00 を入力すると、夜間サービス機能は 24 時間通してアクティブになります。

ステップ 9

n ight-service code digit-string

 

Router(config-telephony)# night-service code *6483

夜間サービスに割り当てられたシステム内のすべての回線で夜間サービスのオンとオフを切り替えるために、夜間サービス回線(ephone-dn)からダイヤルするコードを指定します。

digit-string :キーパッドで入力される最大 16 桁の数字列。コードの最初の文字はアスタリスク(*)にする必要があります。

ステップ 10

timeouts night-service-bell seconds

 

Router(config-telephony)# timeouts night-service-bell 15

夜間サービスの通知頻度を定義します。

seconds :値の範囲は 4 ~ 30 です。デフォルトは 12 です。

ステップ 11

exit

 

Router(config-telephony)# exit

telephony-service 設定モードを終了します。

ステップ 12

ephone-dn dn-tag

 

Router(config)# ephone-dn 55

ephone-dn 設定モードを開始し、夜間サービス処理を受信する ephone-dn を定義します。

ステップ 13

night-service bell

 

Router(config-ephone-dn)# night-service bell

夜間サービス処理用にこの ephone-dn をマーキングします。

ステップ 14

exit

 

Router(config-ephone-dn)# exit

ephone-dn 設定モードを終了します。

ステップ 15

ephone phone-tag

 

Router(config)# ephone 12

ephone 設定モードを開始します。

phone-tag :夜間サービスの時間帯に、夜間サービスの ephone-dn で着信コールを受け取った場合に、通知を受ける電話機の固有のシーケンス番号です。

ステップ 16

night-service bell

 

Router(config-ephone)# night-service bell

夜間サービスの時間帯に、夜間サービス用にマーキングされた ephone-dn に着信コールがあった場合に、夜間サービス呼出音通知を受信するよう、この電話機をマーキングします。

夜間サービスの通知は、ISR または Cisco VG224 の SCCP FXS ポートに接続されたアナログ エンドポイントではサポートされません。

ステップ 17

end

 

Router(config-ephone)# end

特権 EXEC モードに戻ります。

SCCP:夜間サービスの確認


ステップ 1 夜間サービスのパラメータを確認するには、 show running-config コマンドを使用します。パラメータは、出力の telephony-service の部分に示されます。 show telephony-service コマンドを使用した場合も、同じパラメータが表示されます。

Router# show running-config

telephony-service

fxo hook-flash

load 7910 P00403020214

load 7960-7940 P00303020214

max-ephones 48

max-dn 288

ip source-address 10.50.50.1 port 2000

application segway0

caller-id block code *321

create cnf-files version-stamp 7960 Mar 07 2003 11:19:18

voicemail 79000

max-conferences 8

call-forward pattern .....

moh minuet.wav

date-format yy-mm-dd

transfer-system full-consult

transfer-pattern .....

secondary-dialtone 9

night-service code *1234

night-service day Tue 00:00 23:00

night-service day Wed 01:00 23:59

!

!

Router# show telephony-service

CONFIG (Version=4.0(0))

=====================

Version 4.0(0)

Cisco Unified CallManager Express

For on-line documentation please see:

www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/tsd_products_support_category_home.html

ip source-address 10.103.3.201 port 2000

load 7910 P00403020214

load 7961 TERM41.7-0-1-1

load 7961GE TERM41.7-0-1-1

load 7960-7940 P00307020300

max-ephones 100

max-dn 500

max-conferences 8 gain -6

dspfarm units 2

dspfarm transcode sessions 4

dspfarm 1 MTP00059a3d7441

dspfarm 2

hunt-group report delay 1 hours

Number of hunt-group configured: 14

hunt-group logout DND

max-redirect 20

voicemail 7189

cnf-file location: system:

cnf-file option: PER-PHONE-TYPE

network-locale[0] US (This is the default network locale for this box)

user-locale[0] US (This is the default user locale for this box)

moh flash:music-on-hold.au

time-format 12

date-format mm-dd-yy

timezone 0 Greenwich Standard Time

secondary-dialtone 9

call-forward pattern .T

transfer-pattern 92......

transfer-pattern 91..........

transfer-pattern .T

after-hours block pattern 1 91900 7-24

after-hours block pattern 2 9976 7-24

after-hours block pattern 4 91...976.... 7-24

night-service date Jan 1 00:00 23:59

night-service day Mon 17:00 07:00

night-service day Wed 17:00 07:00

keepalive 30

timeout interdigit 10

timeout busy 10

timeout ringing 100

caller-id name-only: enable

system message XYZ Company

web admin system name xyz password xxxx

web admin customer name Customer

edit DN through Web: enabled.

edit TIME through web: enabled.

Log (table parameters):

max-size: 150

retain-timer: 15

create cnf-files version-stamp Jan 01 2002 00:00:00

transfer-system full-consult

multicast moh 239.10.10.1 port 2000

fxo hook-flash

local directory service: enabled.

ステップ 2 night-service bell コマンドに適切な ephone-dn および ephone が設定されていることを確認するには、 show running-config コマンドを使用します。これらのパラメータは、 show telephony-service ephone-dn コマンドおよび show telephony-service ephone コマンドを使用して表示することもできます。

Router# show running-config

ephone-dn 24 dual-line

number 2548

description FrontDesk

night-service bell

ephone 1

mac-address 110F.80C0.FE0B

type 7960 addon 1 7914

no dnd feature-ring

keep-conference

button 1f40 2f41 3f42 4:30

button 7m20 8m21 9m22 10m23

button 11m24 12m25 13m26

night-service bell


 

SCCP:オーバーレイ ephone-dn の設定

ephone-dn を作成してから、 button コマンドで o または c キーワードを使用して、1 つの電話機のボタンに複数の ephone-dn を割り当てるには、次の手順を実行します。

制約事項

button コマンドで o キーワードを使用して ephone-dn のオーバーレイを設定した場合、コール ウェイティングは無効になります。コール ウェイティングを有効にするには、 button コマンドで c キーワードを使用して ephone-dn オーバーレイを設定する必要があります。

button コマンドで x キーワードを使用して、オーバーレイ コールを別の電話機ボタンにロールオーバーする機能が動作してカバレッジを拡張できるのは、 button コマンドで o キーワードを使用してオーバーレイ ボタンが設定されている場合だけです。コール ウェイティングを使用するオーバーレイ ボタンのうち、 button コマンドで c キーワードが使用されているものは、オーバーレイ ロールオーバーに対応しません。

Cisco Unified CME 4.0(3) では、Cisco Unified IP Phone 7931G は、二重回線モード用に設定された ephone-dn が含まれているオーバーレイはサポートできません。

共有回線のオーバーレイ セットの各電話機におけるプライマリ ephone-dn は、電話機に対して必ず一意になるようにすることで、電話機が発信コールで使用できる回線を必ず持ち、共有回線の残りのオーバーレイ セットで使用できるアイドル状態の回線がない場合でも、電話機ユーザがダイヤルトーンを取得できるようにする必要があります。このようにして一意の ephone-dn を使用すると、電話機で発信されたコールに発信側の一意の ID が提供され、コールされたユーザが、どの電話機がコールされているかわかるようになります。

オクトライン ディレクトリ番号は、ボタン オーバーレイ セットでサポートされません。

要約手順

1. enable

2. configure terminal

3. ephone-dn dn-tag [ dual-line ]

4. number number

5. preference preference-value

6. huntstop
または
no huntstop

7. call-forward noan

8. call-forward busy

9. huntstop channel

10. exit

11. ephone phone-tag

12. mac-address mac-address

13. button button-number { o | c } dn-tag , dn-tag [, dn-tag ...] button-number { x } overlay-button-number

14. end

詳細手順

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードを有効にします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

global 設定モードを開始します。

ステップ 3

ephone-dn phone-tag [ dual-line ]

 

Router(config)# ephone-dn 10 dual-line

ephone-dn 設定モードを開始して、Cisco Unified IP Phone 回線用の内線(ephone-dn)を作成します。

共有回線オーバーレイ セットの場合:電話機のプライマリ ephone-dn を、その電話機に対して固有のものにする必要があります。

ステップ 4

number number

 

Router(config-ephone-dn)# number 1001

ephone-dn に電話機または内線番号を関連付けます。

ステップ 5

preference preference-order

 

Router(config-ephone-dn)# preference 1

ephone-dn のダイヤルピア優先順位を設定します。

preference-order :内線(ephone-dn)に関連付けられているプライマリ番号のプリファレンス値。最も高い優先順位が 0 である場合の数値オプションの範囲については、 ? を入力してください。デフォルトは 0 です。

ステップ 6

no huntstop

または

huntstop

 

Router(config-ephone-dn)# no huntstop

または

 

Router(config-ephone-dn)# huntstop

ディレクトリ番号に対して、コール ハントの動作を明示的に有効にします。

オーバーレイ セット内のすべての ephone-dn(最後のインスタンスを除く)にこのコマンドを設定します。

IP Phone 上の同じ回線ボタンで、複数の番号でコール ハンティングを可能にする場合に必要です。

または

ディレクトリ番号に対して、コール ハントの動作を無効にします。

オーバーレイ セット内の最後の ephone-dn に、このコマンドを設定します。

コール ハンティングをオーバーレイ セットに制限する場合に必要です。

ステップ 7

call-forward noan

 

Router(config-ephone-dn)# call-forward noan

(オプション)無応答の着信コールを、オーバーレイ セット内の次の回線へ転送します。

オーバーレイ セット内のすべての ephone-dn に、このコマンドを設定します。

ステップ 8

call-forward busy

 

Router(config-ephone-dn)# call-forward busy

(オプション)回線が通話中の場合に、着信コールを転送します。

オーバーレイ セット内の最後の ephone-dn にのみ、このコマンドを設定します。

ステップ 9

huntstop channel

 

Router(config-ephone-dn)# huntstop channel

オーバーレイ セット内の二重回線 ephone-dn の場合のみ、最初のチャネルが通話中または無応答の場合に、着信コールが 2 番目のチャネルをハントするのを防ぎます。

発信コール(コール転送の試行中に発信される打診コールなど)用、または会議用として 2 番目のチャネルを予約します。

ステップ 10

exit

 

Router(config-ephone-dn)# exit

ephone-dn 設定モードを終了します。

ステップ 11

ephone phone-tag

 

Router(config)# ephone 4

ephone 設定モードを開始します。

phone-tag :オーバーレイ セットの追加対象となる電話機を識別する固有のシーケンス番号。

ステップ 12

mac-address mac-address

 

Router(config-ephone)# mac-address 1234.5678.abcd

登録する電話機の MAC アドレスを指定します。

ステップ 13

button button-number { o | c } dn-tag , dn-tag [, dn-tag ...] button-number { x } overlay-button-number

 

Router(config-ephone)# button 1o15,16,17,18,19 2c20,21,22 3x1 4x1

単一のボタンにオーバーレイする ephone-dn のセットを作成します。

o :オーバーレイ ボタン。複数の ephone-dn でこのボタンを共有します。単一のボタンに対して最大 25 個の ephone-dn を指定できます。各 ephone-dn はカンマで区切って指定します。

c :コール ウェイティングを使用するオーバーレイ ボタン。複数の ephone-dn でこのボタンを共有します。単一のボタンに対して最大 25 個の ephone-dn を指定できます。各 ephone-dn はカンマで区切って指定します。

x o キーワードを使用して定義されたオーバーレイ ボタンにロールオーバー ボタンを作成するためのセパレータ。このコマンドで指定したオーバーレイ ボタンがアクティブ コールによって使用されている場合、オーバーレイ ボタンのいずれかの ephone-dn に着信する 2 番目のコールは、このボタンに送信されます。

dn-tag :このオーバーレイ セットに追加する ephone-dn の固有の ID。 ephone-dn コマンドですでに定義しています。

overlay-button-number :このボタンにオーバーフローされるオーバーレイ ボタンの番号。このオーバーレイ ボタンは、 c キーワードではなく o キーワードを使用して定義されている必要があります。


) この他のキーワードについては、『Cisco Unified Communications Manager Express Command Reference』の button コマンドの項を参照してください。


ステップ 14

end

 

Router(config-ephone)# end

特権 EXEC モードに戻ります。

SCCP:オーバーレイ ephone-dn の確認


ステップ 1 ボタンの割り当てを確認するには、 show running-config コマンドまたは show telephony-service ephone コマンドを使用します。

Router# show running-config

ephone 5

description Cashier1

mac-address 0117.FBC6.1985

type 7960

button 1o4,5,6,200,201,202,203,204,205,206 2x1 3x1

ステップ 2 登録済みのオーバーレイ ephone-dn の設定および現在のステータスを表示するには、 show ephone overlay コマンドを使用します。

Router# show ephone overlay

ephone-1 Mac:0007.0EA6.353A TCP socket:[1] activeLine:0 REGISTERED

mediaActive:0 offhook:0 ringing:0 reset:0 reset_sent:0 paging 0 debug:0

IP:10.2.225.205 52486 Telecaster 7960 keepalive 2771 max_line 6

button 1: dn 11 number 60011 CH1 IDLE overlay

button 2: dn 17 number 60017 CH1 IDLE overlay

button 3: dn 24 number 60024 CH1 IDLE overlay

button 4: dn 30 number 60030 CH1 IDLE overlay

button 5: dn 36 number 60036 CH1 IDLE CH2 IDLE overlay

button 6: dn 39 number 60039 CH1 IDLE CH2 IDLE overlay

overlay 1: 11(60011) 12(60012) 13(60013) 14(60014) 15(60015) 16(60016)

overlay 2: 17(60017) 18(60018) 19(60019) 20(60020) 21(60021) 22(60022)

overlay 3: 23(60023) 24(60024) 25(60025) 26(60026) 27(60027) 28(60028)

overlay 4: 29(60029) 30(60030) 31(60031) 32(60032) 33(60033) 34(60034)

overlay 5: 35(60035) 36(60036) 37(60037)

overlay 6: 38(60038) 39(60039) 40(60040)

ステップ 3 show dialplan number コマンドを使用して、特定の電話番号の番号解決を表示します。番号解決を使用すると、コールが想定外の宛先に送信されているかどうかを検出できます。このコマンドは、番号にダイヤルしても所定の電話機で呼出音が鳴らないという問題をトラブルシューティングする場合に便利です。


 

コール カバレッジ機能の設定例

この項では、次の設定例について説明します。

「コール ハントの例」

「コール ピックアップの例」

「コール ウェイティング ビープ音の例」

「コール ウェイティング呼出音の例」

「ハント グループの例」

「夜間サービスの例」

「オーバーレイ ephone-dn の例」

ephone-dn ダイヤルピア プリファレンスの例

次の例では、ephone-dn 3 のプライマリ番号に対して、プリファレンス値 2 を設定します。

ephone-dn 3

number 3001

preference 2

無効にされたハントストップの例

次の例では、ハントストップが望ましくないため、明示的に無効にするインスタンスを示します。この例では、ephone 4 に 2 つの回線が設定され、いずれの回線にも同じ内線番号 5001 が割り当てられています。これは、最初の回線が使用中のときに 2 番目の回線が内線番号 5001 へのコール ウェイティング通知を提供できるようにするためです。最初の回線(ephone-dn 1)で no huntstop を設定すると、ephone-dn 1 回線が通話中の場合に、着信コールは同じ電話機の 2 番目の回線(ephone-dn 2)をハントします。

ephone-dn 2 では内線番号 6000 へのコール自動転送が設定されています。内線番号 6000 は、Foreign Exchange Station(FXS)音声ポートに接続されたローカルの留守番電話に対応しています。内線番号 6000 の Plain Old Telephone Service(POTS; 一般電話サービス)ダイヤルピアでも、ハントを防ぐためにダイヤルピア ハントストップのアトリビュートが明示的に設定されています。

ephone-dn 1

number 5001

no huntstop

preference 1

call-forward noan 6000

ephone-dn 2

number 5001

preference 2

call-forward busy 6000

call-forward noan 6000

ephone 4

button 1:1 2:2

mac-address 0030.94c3.8724

dial-peer voice 6000 pots

destination-pattern 6000

huntstop port 1/0/0

description answering-machine

チャネル ハントストップの例

次に、 huntstop channel コマンドの使用例を示します。この dual-line ephone-dn 設定では、コールは ephone-dn の 2 番目のチャネルをハントしませんが、各 ephone-dn のチャネル 1 では、ephone-dn 10、ephone-dn 11、ephone-dn 12 の順にハントします。

ephone-dn 10 dual-line

number 1001

no huntstop

huntstop channel

ephone-dn 11 dual-line

number 1001

no huntstop

huntstop channel

preference 1

ephone-dn 12 dual-line

number 1001

no huntstop

huntstop channel

preference 2

SIP コール ハントの例

次の例は、ハントストップが必要となる一般的な設定を示しています。 huntstop コマンドが有効になり、内線 5001 が通話中の場合に、内線 5001 へのコールが 5...(3 つのピリオドはワイルドカードとして使用されています)のオンネット H.323 ダイヤル ピアへ再ルーティングされないようにします。

voice register dn 1

number 5001

huntstop

voice register pool 4

number 1 dn 1

id-mac 0030.94c3.8724

dial-peer voice 5000 voip

destination-pattern 5...

session target ipv4:192.168.17.225

session protocol sipv2

コール ピックアップの例

次の例では、ephone-dn タグが 55 の回線をピックアップ グループ 2345 に割り当てます。

ephone-dn 55

number 2555

pickup-group 2345

次の例では、ディレクテッド コール ピックアップをグローバルに無効にし、[ピック]ソフトキーの動作を変更して、ディレクテッド コール ピックアップではなくローカル グループ コール ピックアップが実行されるようにします。

telephony-service

no service directed-pickup

コール ウェイティング ビープ音の例

次の例では、ephone-dn 10 はビープ音を受け入れず、生成もしません。ephone-dn 11 はビープ音を受け入れず、ephone-dn 12 はビープ音を生成しません。

ephone-dn 10

no call-waiting beep

number 4410

ephone-dn 11

no call-waiting beep accept

number 4411

ephone-dn 12

no call-waiting beep generate

number 4412

コール ウェイティング呼出音の例

次の例では、内線番号 5533 への応答待ちコールがあることを短い呼出音で通知するように指定します。

ephone-dn 20

number 5533

call-waiting ring

シーケンシャル ephone ハント グループの例

次の例では、パイロット番号に 5601、最終番号に 6000 を指定し、パイロット番号に応答する電話機のリストに 4 つの番号を指定して、シーケンシャル ephone ハント グループを定義します。

ephone-hunt 2 sequential

pilot 600

list 621, *, 623

final 5255348

max-timeout 10

timeout 20, 20, 20

fwd-final orig-phone

ピア ephone ハント グループの例

次の例では、パイロット番号に 450、最終番号に 500 を指定し、リストに 8 つの番号を指定して、ピア ephone ハント グループ 10 を定義します。コールは、4 回リダイレクトされると(つまり 4 回ホップすると)最終番号に送信されます。

ephone-hunt 10 peer

pilot 450

list 451, 452, 453, 477

final 500

max-timeout 10

timeout 3, 3, 3, 3

最長アイドル ephone ハント グループの例

次の例では、パイロット番号に 7501 を指定し、リストに 11 個の番号を指定して、最長アイドル ephone ハント グループ 1 を定義します。コールは、5 回リダイレクトされると最終番号に送信されます。

ephone-hunt 1 longest-idle

pilot 7501

list 7001, 7002, 7023, 7028, 7045, 7062, 7067, 7072, 7079, 7085, 7099

final 8000

preference 1

hops 5

timeout 20

no-reg

from-ring オプションを使用した最長アイドル ephone ハント グループの例

次の例では、パイロット番号に 7501、最終番号に 8000 を指定し、リストに 11 個の番号を指定して、最長アイドル ephone ハント グループ 1 を定義します。 from-ring コマンドを使用しているため、コールが内線番号を呼び出したとき、およびコールが応答されたときにオンフック タイムスタンプが記録されます。コールは、6 回リダイレクトされると(つまり 6 回ホップすると)最終番号 8000 に送信されます。このホップ回数(6 回)は、システムで許容されているデフォルトのリダイレクト回数(5 回)よりも多いため、許容されるリダイレクト回数を max-redirect コマンドを使用して増やします。

ephone-hunt 1 longest-idle

pilot 7501

list 7001, 7002, 7023, 7028, 7045, 7062, 7067, 7072, 7079, 7085, 7099

final 8000

from-ring

preference 1

hops 6

timeout 20

telephony-service

max-redirect 8

シーケンシャル ハント グループの例

次のパラレル ハント グループの例では、発信者が内線 1000、内線 1001、1002、1003、1004 をダイヤルしたときに、同時に呼出音が鳴ります。最初に応答する内線番号が接続されます。どの内線番号でも 60 秒以内に応答がない場合、そのコールは、ボイスメールの番号である内線番号 2000 へ転送されます。

voice hunt-group 4 parallel

final 2000

list 1001,1002,1003,1004

timeout 60

pilot 1000

preference 1 secondary 9

!

!

ephone-dn 1 octo-line

number 1001

!

ephone-dn 2

number 1002

!

ephone-dn 3 dual-line

number 1003

!

ephone-dn 4

number 1004

!

!

ephone 1

max-calls-per-button 4

mac-address 02EA.EAEA.0001

button 1:1

!

!

ephone 2

mac-address 001C.821C.ED23

button 1:2

!

!

ephone 3

mac-address 002D.264E.54FA

button 1:3

!

!

ephone 4

mac-address 0030.94C3.053E

button 1:4

ログアウト表示の例

次の例では、説明テキストを「Marketing Hunt Group」に設定します。この情報は、設定の出力に示されるほか、このハント グループからコールを受信する IP Phone のディスプレイにも表示されます。display-logout メッセージは「Night Service」に設定します。この情報は、ハント グループのすべてのメンバーがログアウトしたときに、グループに所属する IP Phone に表示されます。

ephone-hunt 17 sequential

pilot 3000

list 3011, 3021, 3031

timeout 10

final 7600

description Marketing Hunt Group

display-logout Night Service

動的なメンバーシップの例

次の例では、4 つの ephone-dn を作成し、最初の ephone-dn と 2 つのワイルドカード スロットを含んだハント グループを作成します。残りの 3 つの ephone-dn では、グループ ハントのための動的なメンバーシップを利用できます。それぞれの ephone-dn は、ワイルドカード スロットに 1 つ空きがあればいつでもハント グループに参加でき、いつでもグループを脱退できます。標準 FAC が有効になっているので、エージェントは標準 FAC を使用してハント グループに参加し(*3)、グループを脱退します(#3)。必要に応じて、これらの操作を実行するためのカスタム FAC を fac コマンドを使用して作成することもできます。

ephone-dn 22

number 4566

 

ephone-dn 24

number 4568

ephone-hunt login

ephone-dn 25

number 4569

ephone-hunt login

ephone-dn 26

number 4570

ephone-hunt login

ephone-hunt 1 peer

list 4566,*,*

timeout 10

final 7777

telephony-service

fac standard

エージェントによるステータス制御の例

次の例では、ピア ephone ハント グループを設定します。また、電話機のソフトキーの表示と順序を ephone-template 7 を使用して設定します。これらの電話機では、アイドル状態の場合、回線を確保している場合、およびコールに接続されている場合に[ハント]ソフトキーを使用できます。ソフトキーが表示されない電話機で受信可と受信不可のステータスを切り替えるには、標準の HLog コードを使用します。

ephone-hunt 10 peer

pilot 450

list 451, 452, 453, 477

final 500

timeout 45

telephony-service

hunt-group logout HLog

fac standard

ephone-template 7

softkeys connected Endcall Hold Transfer HLog

softkeys idle Newcall Redial Pickup Cfwdall HLog

softkeys seized Endcall Redial Pickup Cfwdall HLog

エージェント ステータスの受信不可への自動変更の例

次の例では、ハント グループ コールが 1 回応答されなかった場合に(デフォルト)、動的ハント グループ メンバーと静的ハント グループ メンバーの両方(デフォルト)のステータスを受信不可に自動変更するように設定します。また、受信不可ステータスに自動変更された電話機については、以降のハント グループ コールだけをブロックし、当該の電話機の内線番号を直接ダイヤルしたコールは受信できるように指定します。

ephone-hunt 3 peer

pilot 4200

list 1001, 1002, 1003

timeout 10

auto logout

final 4500

telephony-service

hunt-group logout HLog

次の例では、ハント グループ リスト内のワイルドカード スロットを使用してハント グループに動的にログインした任意の ephone-dn について、ハント グループ コールに 2 回応答しなかった場合に、ステータスを受信不可に自動変更するように設定します。ハント グループ コールに 2 回応答しなかったために受信不可ステータスに自動変更された電話機には、DND ステータスも適用されます(電話機は、直接ダイヤルされたコールも受け入れなくなります)。

ephone-hunt 3 peer

pilot 4200

list 1001, 1002, *

timeout 10

auto logout 2 dynamic

final 4500

telephony-service

hunt-group logout DND

夜間サービスの例

次の例では、月曜日から金曜日の午前 8 時以前と午後 5 時以降、土曜日の午前 8 時以前と午後 1 時以降、および日曜日の終日、夜間サービスを設定します。内線番号 1000 を夜間サービス内線番号として指定します。夜間サービスの時間帯に内線番号 1000 にコールが着信すると、内線番号 1000 が呼び出され、夜間サービス電話機として指定された電話機に夜間サービス通知が送信されます。この例では、夜間サービス電話機は ephone 14 と ephone 15 です。夜間サービス通知の内容は、電話機の呼出音を 1 回鳴らすこと、および「Night Service 1000」を表示することです。夜間サービスの切り替えコード *6483(*NITE)が設定されています。電話機ユーザは、このコードを入力することで、夜間サービス時間中に夜間サービス状態を有効または無効にできます。

telephony-service

night-service day mon 17:00 08:00

night-service day tue 17:00 08:00

night-service day wed 17:00 08:00

night-service day thu 17:00 08:00

night-service day fri 17:00 08:00

night-service day sat 13:00 12:00

night-service day sun 12:00 08:00

night-service code *6483

!

ephone-dn 1

number 1000

night-service bell

!

ephone-dn 2

number 1001

night-service bell

!

ephone-dn 10

number 2222

!

ephone-dn 11

number 3333

!

ephone 5

mac-address 1111.2222.0001

button 1:1 2:2

!

ephone 14

mac-address 1111.2222.0002

button 1:10

night-service bell

!

ephone 15

mac-address 1111.2222.0003

button 1:11

night-service bell

オーバーレイ ephone-dn の例

次の例では、3 台の IP Phone で共有される 3 つの回線(ephone-dn)を作成し、同じ電話番号への 3 つのコールを同時に処理できるようにします。内線番号 1001 の共有回線の 3 つのインスタンスは、3 台の電話機のそれぞれで単一のボタンにオーバーレイされます。一般的なコール フローは次のとおりです。最初のコールは ephone 1(最も高い優先順位)に着信し、3 台の電話機すべてのボタン 1 で呼び出されます(ハントストップはオフになっています)。このコールは ephone 1 で応答されます。内線番号 1001 への 2 番目のコールは ephone-dn 2 をハントし、残りの 2 つの ephone 11 および ephone 12 で呼び出されます。2 番目のコールは ephone 12 で応答されます。そして同時に発信された内線番号 1001 への 3 番目のコールは ephone-dn 3 をハントし、ephone 11 で呼び出され、そこで応答されます。 no huntstop コマンドは、最初の 2 つの ephone-dn のハントを許可するために使用し、 huntstop コマンドは、最後の ephone-dn でコール ハント動作を終了するために使用します。 preference コマンドは、それぞれの ephone-dn に対して異なるプリファレンス値を作成するために使用します。

ephone-dn 1

number 1001

no huntstop

preference 0

ephone-dn 2

number 1001

no huntstop

preference 1

ephone-dn 3

number 1001

huntstop

preference 2

ephone 10

button 1o1,2,3

ephone 11

button 1o1,2,3

ephone 12

button 1o1,2,3

オーバーレイ二重回線 ephone-dn の例

次の例は、二重回線 ephone-dn をオーバーレイする方法を示しています。 huntstop コマンドと preference コマンド以外に、 huntstop channel コマンドを使用して、コールが ephone-dn の 2 番目のチャネルをハントするのを防ぐ必要があります。この例では、5 台の ephone それぞれのボタン 1 で 5 つの ephone-dn をオーバーレイしています。このように設定することにより、同じ番号に 5 つのコールが別々に発信された場合、それらのコールが同時に接続されるだけでなく、各電話機で使用するボタンが 1 つだけで済みます。

ephone-dn 10 dual-line

number 1001

no huntstop

huntstop channel

preference 0

ephone-dn 11 dual-line

number 1001

no huntstop

huntstop channel

preference 1

ephone-dn 12 dual-line

number 1001

no huntstop

huntstop channel

preference 2

ephone-dn 13 dual-line

number 1001

preference 3

no huntstop

huntstop channel

ephone-dn 14 dual-line

number 1001

preference 4

huntstop

huntstop channel

ephone 33

mac 00e4.5377.2a33

button 1o10,11,12,13,14

ephone 34

mac 9c33.0033.4d34

button 1o10,11,12,13,14

ephone 35

mac 1100.8c11.3865

button 1o10,11,12,13,14

ephone 36

mac 0111.9c87.3586

button 1o10,11,12,13,14

ephone 37

mac 01a4.8222.3911

button 1o10,11,12,13,14

共有回線オーバーレイ ephone-dn の例

次の例は、簡単な共有回線オーバーレイ設定における、プライマリ dn としての一意の ephone-dn の例を示しています。 no huntstop コマンドは、オーバーレイ セットの最後の ephone-dn 12 を除く、すべての ephone-dn に対して設定されます。ephone-dn は二重回線 dn であるため、発信コールおよび会議用として 2 番目のチャネルを空き状態にしておくために、 huntstop-channel コマンドも設定されます。

ephone-dn 1 dual-line

number 101

huntstop-channel

!

ephone-dn 2 dual-line

number 102

huntstop-channel

!

ephone-dn 10 dual-line

number 201

no huntstop

huntstop-channel

!

ephone-dn 11 dual-line

number 201

no huntstop

huntstop-channel

!

ephone-dn 12 dual-line

number 201

huntstop-channel

!

!The following ephone configuration includes (unique) ephone-dn 1 as the primary line in a shared-line overlay

 

ephone 1

mac-address 1111.1111.1111

button 1o1,10,11,12

!

!The next ephone configuration includes (unique) ephone-dn 2 as the primary line in another shared-line overlay

!

ephone 2

mac-address 2222.2222.2222

button 1o2,10,11,12

コール ウェイティングを使用するオーバーレイ ephone-dn の例

次の例では、コール ウェイティングを使用し、番号 1111 を共有する同じ一連のオーバーレイ ephone-dn を ephone 1 ~ ephone 3 のボタン 1 で使用します。このボタンでは、各 ephone 固有の(共有されていない)ephone-dn 番号へのコールも受け入れます。ephone-dn 10 と ephone-dn 11 が通話中の場合、コールは ephone-dn 12 に送信されることに注意してください。ephone-dn 12 が通話中の場合、コールはボイスメールに送信されます。

ephone-dn 1 dual-line

number 1001

ephone-dn 2 dual-line

number 1001

ephone-dn 3 dual-line

number 1001

ephone-dn 10 dual-line

number 1111

no huntstop

huntstop channel

call-forward noan 7000 timeout 30

ephone-dn 11 dual-line

number 1111

preference 1

no huntstop

huntstop channel

call-forward noan 7000 timeout 30

ephone-dn 12 dual-line

number 1111

preference 2

huntstop channel

call-forward noan 7000 timeout 30

call-forward busy 7000

ephone 1

button 1c1,10,11,12

ephone 2

button 1c2,10,11,12

ephone 3

button 1c3,10,11,12

ロールオーバー ボタンを設定したオーバーレイ ephone-dn の例

次の例では、3 台の ephone で構成される「3x3」の共有回線、および 9 本の共有回線(ephone-dn 20 ~ 28)を設定します。各 ephone の 3 つのボタン(ephone 1 の ephone-dn 11 ~ 13、ephone 2 の ephone-dn 14 ~ 16、および ephone 3 の ephone-dn 17 ~ 19)に、それぞれ固有の ephone-dn を割り当てます。残りの ephone-dn は、3 台の電話機で共有します。それぞれ 3 つのボタンを備えた 3 台の電話機によって、9 本のコールを処理できます。オーバーフロー ボタンを設定して、コールが着信すると各電話機の使用可能な最初のボタンが呼び出されるようにします。

ephone-dn 11

number 2011

ephone-dn 12

number 2012

ephone-dn 13

number 2013

ephone-dn 14

number 2014

.

.

.

ephone-dn 28

number 2028

ephone 1

button 1o11,12,13,20,21,22,23,24,25,26,27,28 2x1 3x1

ephone 2

button 1o14,15,16,20,21,22,23,24,25,26,27,28 2x1 3x1

ephone 3

button 1o17,18,19,20,21,22,23,24,25,26,27,28 2x1 3x1

オーバーレイ ephone-dn での着信側ディレクトリ名表示の例

次の例では、オーバーレイ ephone-dn セットの一部である着信側 ephone-dn のディレクトリ名が表示されるようにする方法を示します。設定については、 ディレクトリ サービスの設定を参照してください。

このオーバーレイ ephone-dn の設定では、ephone-dn のセカンダリ番号にワイルドカードを使用します。ワイルドカードを使用することで、ダイヤルされた番号に基づいて表示内容を制御できるようになります。この例では、医師の留守番電話サービスにおいて、1 つのボタンで 9 人の医師へのコールを受け付ける 3 台の IP Phone を使用します。5550101 へのコールの呼出音が電話機 1 ~電話機 3 上のボタン 1 で鳴り、「doctor1」が 3 つすべての電話機上に表示されます。

telephony-service

service dnis dir-lookup

directory entry 1 5550101 name doctor1

directory entry 2 5550102 name doctor2

directory entry 3 5550103 name doctor3

directory entry 4 5550110 name doctor4

directory entry 5 5550111 name doctor5

directory entry 6 5550112 name doctor6

directory entry 7 5550120 name doctor7

directory entry 8 5550121 name doctor8

directory entry 9 5550122 name doctor9

ephone-dn 1

number 5500 secondary 555000.

ephone-dn 2

number 5501 secondary 555001.

ephone-dn 3

number 5502 secondary 555002.

ephone 1

button 1o1,2,3

mac-address 1111.1111.1111

ephone 2

button 1o1,2,3

mac-address 2222.2222.2222

ephone 3

button 1o1,2,3

mac-address 3333.3333.3333

次の例は、2 台の電話機と 4 人の医師に対する医療用留守番電話サービスのハント グループの設定を示しています。各電話機には 2 つのボタンがあり、各ボタンには 2 人の医師の番号が割り当てられます。患者が 5550341 を呼び出すと、Cisco Unified CME により、ハント グループのセカンダリ パイロット番号(555....)が照合され、どちらかの電話機のボタン 1 で呼出音が鳴り、「doctor1」が表示されます。ハント グループの動作の詳細については、「ハント グループ」を参照してください。ワイルドカードは、セカンダリ番号だけで使用され、プライマリ番号では使用できません。

telephony-service

service dnis dir-lookup

max-redirect 20

directory entry 1 5550341 name doctor1

directory entry 2 5550772 name doctor1

directory entry 3 5550263 name doctor3

directory entry 4 5550150 name doctor4

ephone-dn 1

number 1001

ephone-dn 2

number 1002

ephone-dn 3

number 1003

ephone-dn 4

number 104

ephone 1

button 1o1,2

button 2o3,4

mac-address 1111.1111.1111

ephone 2

button 1o1,2

button 2o3,4

mac-address 2222.2222.2222

ephone-hunt 1 peer

pilot number 5100 secondary 555....

list 1001, 1002, 1003, 1004

final number 5556000

hops 5

preference 1

timeout 20

no-reg

オーバーレイ ephone-dn での着信側 ephone-dn 名表示の例

次の例では、 name コマンドを使用して着信側 ephone-dn に割り当てた名前が表示されるようにする方法を示します。この機能を設定する方法については、 ディレクトリ サービスの設定を参照してください。

この例では、3 つの異なるカタログに関して共有の 800 の番号からのコールをピックアップするように割り当てられたボタン 1 を持つ 3 台の電話機を設定します。

これらの電話機のデフォルト表示は、オーバーレイ セットで指定された最初の ephone-dn の番号(18005550100)になります。最初の ephone-dn(18005550100)にコールが着信すると、発信者 ID(たとえば、4085550123)がすべての電話機上に表示されます。電話機 1 のユーザがコールに応答します。電話機 1 には発信者 ID(4085550123)が表示されたままになり、電話機 2 と電話機 3 の表示はデフォルト表示(18005550100)に戻ります。2 つ目の ephone-dn(18005550101)にコールが着信します。電話機 2 と電話機 3 のデフォルト表示が、着信側 ephone-dn の名前(catalog1)と番号(18005550101)に変わります。

telephony-service

service dnis overlay

ephone-dn 1

number 18005550100

ephone-dn 2

name catalog1

number 18005550101

ephone-dn 3

name catalog2

number 18005550102

ephone-dn 4

name catalog3

number 18005550103

ephone 1

button 1o1,2,3,4

ephone 2

button 1o1,2,3,4

ephone 3

button 1o1,2,3,4

関連情報

ダイヤルピア コール ハントおよびハント グループ

ephone-dn ダイヤルピア以外のダイヤルピアは、着信コールに複数のダイヤルピアが一致するハント グループまたはロータリー グループとして直接設定できます。これらのグループは、Cisco Unified CME の ephone ハント グループとは別のものです。詳細については、『 Dial Peer Configuration on Voice Gateway Routers 』の「 Dial Peers Features and Configuration 」の章の「Hunt Groups」の項を参照してください。

着信側の名前の表示

この機能を使用すると、コールの着信時に番号ではなく着信側の名前を表示するように指定できます。この機能が特に便利なのは、エージェントが複数の ephone-dn へのコールに応答する場合に、それらの ephone-dn が ephone-dn オーバーレイ セットに含まれていて、単一の回線ボタン上に複数の ephone-dn が表示される場合です。詳細については、 ディレクトリ サービスの設定を参照してください。

ソフトキーの制御

hunt-group logout コマンドを HLog キーワードを指定して使用すると、アイドル状態、コールが接続された状態、およびコールが確保された状態の電話機に[ハント]ソフトキーが表示されます。[ハント]ソフトキーを使用すると、エージェントのステータスが受信可から受信不可に(または受信不可から受信可に)切り替わります。1 台以上の電話機について、[ハント]ソフトキーの位置を変更する場合、およびこのキーを削除する場合は、適切な softkeys コマンドを組み込んだ ephone テンプレートを作成し、適用します。

詳細については、 ソフトキーのカスタマイズを参照してください。

機能アクセス コード(FAC)

標準またはカスタムの FAC を有効にしてから動的なメンバーシップを有効にすると、権限のある ephone を使用しているエージェントが、機能アクセス コード(FAC)を使用してハント グループに参加し、グループを脱退できるようになります。

Cisco Unified CME 4.0 以降のバージョンでは、システムで標準またはカスタムの FAC が有効になっている場合、ソフトキーの代わりに機能アクセス コード(FAC)を使用してコール ピックアップをアクティブにできます。次に、コール ピックアップのための標準 FAC を示します。

ピックアップ グループ:FAC とピックアップ グループ番号をダイヤルして、自分のグループ以外のピックアップ グループに着信しているコールをピックアップします。標準 FAC は **4 です。

ピックアップ ローカル:FAC をダイヤルして、自分のピックアップ グループに着信しているコールをピックアップします。標準 FAC は **3 です。

ピックアップ ダイレクト:FAC と内線番号をダイヤルして、当該の内線番号に着信しているコールをピックアップします。標準 FAC は **5 です。

FAC の詳細については、 機能アクセス コードの設定を参照してください。

ピックアップ ソフトキーの使用の制御

グループ ピックアップ([Gピック])ソフトキーまたはローカル ピックアップ([ピック])ソフトキーを表示したままで、これらのキーの動作をブロックするには、 features blocked コマンドを組み込んだ ephone テンプレートを作成し、適用します。詳細については、「コール ブロッキングの設定」を参照してください。

グループ ピックアップ([Gピック])ソフトキーまたはローカル ピックアップ([ピック])ソフトキーを 1 台以上の電話機から削除するには、該当する softkeys コマンドを組み込んだ ephone テンプレートを作成し、適用します。詳細については、 ソフトキーのカスタマイズを参照してください。

ephone-dn テンプレート

ephone-dn に対して、ephone ハント グループに動的に参加し、グループを脱退することを許可するには、 ephone-hunt login コマンドを使用します。このコマンドは、ephone-dn テンプレートに組み込んで 1 つ以上の ephone-dn に適用することができます。詳細については、 テンプレートの作成を参照してください。

ephone ハント グループの統計情報レポート

各種の統計情報を利用して、現在の ephone ハント グループがコール カバレッジのニーズを満たしているかどうかを追跡できます。これらの統計情報は、画面に表示することも、ファイルに書き出すこともできます。

詳細については、『 Cisco Unified CME B-ACD and Tcl Call-Handling Applications 』の「 Cisco Unified CME Basic Automatic Call Distribution and Auto-Attendant Service 」の章を参照してください。

サイレント

Do Not Disturb(DND; サイレント)機能は、着信コールによって電話機の呼出音が鳴らなくなるため、HLog 機能の代替手段として使用できます。両者の違いは、HLog がハント グループ コールの着信だけを拒否するのに対して、DND はすべてのコールの着信を拒否することです。詳細については、 サイレントの設定を参照してください。

夜間サービス時間帯におけるコール自動転送

夜間サービスの時間帯に ephone-dn のすべてのコールを自動転送するには、 call-forward night-service コマンドを使用します。詳細については、「SCCP:ディレクトリ番号に対するコール自動転送の有効化」を参照してください。

ephone テンプレート

night-service bell コマンドは、夜間サービス ephone-dn として設定した ephone-dn でコールを受信したときに、電話機が夜間サービス通知を受信することを指定します。このコマンドは、ephone テンプレートに組み込んで 1 台以上の ephone に適用することができます。

詳細については、 テンプレートの作成を参照してください。

その他の資料

次の項では、Cisco Unified CME の機能に関連する参照資料を示します。

関連マニュアル

テクニカル サポート

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コール カバレッジ機能に関する機能情報

表38 は、この章で説明した機能、およびバージョンごとの機能拡張を示しています。

特定の Cisco Unified CME バージョンをサポートする正確な Cisco IOS リリースについては、「 Cisco Unified Communications Manager Express and Cisco IOS Software Version Compatibility Matrix 」( http://www.cisco.com/en/US/docs/voice_ip_comm/cucme/requirements/guide/33matrix.htm )を参照してください。

プラットフォームおよびソフトウェア イメージのサポートに関する情報を参照するには、Cisco Feature Navigator を使用します。Cisco Feature Navigator では、特定のソフトウェア リリース、機能セット、またはプラットフォームをサポートしている Cisco IOS ソフトウェアを確認できます。Cisco Feature Navigator にアクセスするには、 http://www.cisco.com/go/cfn に移動してください。Cisco.com のアカウントは必要ありません。


表38 は、所定の機能に対するサポートが導入された Cisco Unified CME のバージョンを示しています。特に断りのない限り、その機能は以降のバージョンの Cisco Unified CME ソフトウェアでもサポートされます。


 

表38 コール カバレッジに関する機能情報

機能名
Cisco Unified CME のバージョン
変更内容

コール ハント

3.4

Cisco Unified CME に直接接続された SIP IP Phone での、コール ハント機能の設定に対するサポートが追加されました。

3.0

セカンダリ番号のプリファレンスが導入されました。

チャネル ハントストップが導入されました。

1.0

ephone-dn ダイヤルピア プリファレンスが導入されました。

ハントストップが導入されました。

コール ピックアップ

4.0

ディレクテッド コール ピックアップをグローバルに無効にする機能が導入されました。

コール ピックアップのための機能アクセス コードが導入されました。

コール ピックアップを電話機ごとにブロックする機能が導入されました。

3.2

個々の電話機のソフトキーを削除または再配置する機能が導入されました。

3.0

コール ピックアップ グループが導入されました。

コール ウェイティング

3.4

Cisco Unified CME に直接接続された SIP 電話機での、コール ウェイティングの設定に対するサポートが追加されました。

通話中のユーザに対するコールバック

3.0

通話中のユーザに対するコールバックが導入されました。

ハント グループ

4.3

次の機能がサポートされました。

ボイス ハント グループ内の SCCP 電話機

パラレル ボイス ハント グループ(ブラスト ハント グループ)へのコール転送

ボイス ハント グループへのコール転送

SCCP 電話機、FXS アナログ電話機、DS0 グループ、PRI グループ、SIP 電話機、SIP トランクのどれもが、ボイス ハント グループのメンバーになれます。

ハント グループ

4.0

SCCP を実行している IP Phone で、次の機能がサポートされました。

システムにおけるハント グループの最大数が、20 から 100 に増えました。ハント グループに含めることができるエージェントの最大数が、10 から 20 に増えました。

ホップの最大回数が、自動的にエージェントの数に調整されます。

電話機ディスプレイと設定出力に説明テキストを追加して、着信中のコールおよび応答されたコールに関するハント グループ情報を提供できます。

すべてのエージェントが受信不可ステータスになったときに、メッセージをエージェントの電話機に表示して(内容は設定可能)、コールが自動転送されている宛先を通知できるほか、その他の有益な情報を提供できます。

無応答タイムアウトをリスト内の ephone-dn ごとに個別に設定できるほか、すべての ephone-dn の合算となる累積的な無応答タイムアウトを設定できます。

自動ログアウトの実行基準が、指定されたタイムアウトを過ぎた場合ではなく、指定されたコール数を超えた場合に変更されました。この機能の名称が、自動ログアウトからエージェント ステータスの受信不可への自動変更に変更されました。

動的なハント グループ メンバーシップが導入されました。エージェントは、ワイルドカード スロットに空きがあればいつでもハント グループに参加でき、いつでもハント グループから脱退できます。

[ハント]ソフトキーまたは機能アクセス コード(FAC)を使用した、エージェントによるステータス制御が導入されました。エージェントは、自分の回線を受信不可状態に変更することで、グループ内の自分のスロットを放棄しないまま、ハント グループ コールを一時的にブロックすることができます。

コールをブロックできるのは、アイドル状態やオンフックになっていないエージェントの電話機からです。

ハント グループによって応答されなかったコールは、コールをハント グループに転送した相手に戻すことができます。

ハント グループのエージェントによってパークされたコールは、別のエントリ ポイントに戻すことができます。

(シーケンシャル ハント グループのみ)ハント グループへの内部コールを制限して、着信している最初のエージェントより後のエージェントに自動転送しないようにすることができます。

(最長アイドル ハント グループのみ)新しいコマンドである from-ring コマンドを使用して、コールがエージェントを呼び出したとき、およびエージェントによって応答されたときに、オンフック タイムスタンプを更新するように指定できます。

3.4

Cisco Unified CME に直接接続された SIP 電話機での、ハント グループの設定に対するサポートが追加されました。

3.2.1

システムにおけるハント グループの最大数が、20 に増えました。

自動ログアウト機能が導入されました。

3.2

最長アイドル ハント グループが導入されました。

3.1

セカンダリ パイロット番号が導入されました。

3.0

ピア ephone ハント グループとシーケンシャル ephone ハント グループが導入されました。

夜間サービス

4.0

night-service everyday night-service weekday 、および night-service weekend の各コマンドが導入されました。

3.3

夜間サービス コードの動作が変更されました。以前は、電話機で夜間サービス コードを使用した場合、その電話機の ephone-dn について夜間サービスが有効または無効になりました。現在は、電話機で夜間サービス コードを使用した場合、すべての夜間サービス ephone-dn について夜間サービスが有効または無効になります。

3.0

夜間サービスが導入されました。

オーバーレイされた ephone-dn

4.0

単一のボタン上に button コマンドと o キーワード(または c キーワード)を使用してオーバーレイできる ephone-dn の数が、10 から 25 に増えました。

オーバーレイ ephone-dn へのコールを、同じ電話機の他のボタン(ロールオーバー ボタン)に拡張する機能が導入されました。ロールオーバー ボタンを作成するには、 button コマンドで x キーワードを使用します。

コール ウェイティングを使用するように設定されたオーバーレイ ephone-dn に表示できる待機コールの数が、Cisco Unified IP Phone 7940G、7941G、7941G-GE、7960G、7961G、7961G-GE、7970G、および 7971G-GE の各機種で 6 に増やされました。

3.2.1

オーバーレイ ephone-dn でのコール ウェイティングが導入され、 button コマンドに c キーワードが追加されました。

3.0

オーバーレイ ephone-dn が導入され、 button コマンドに o キーワードが追加されました。