Cisco Unified Communications Manager Express 4.3 システム アドミニストレータ ガイド
コール パークの設定
コール パークの設定
発行日;2012/01/13 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 11MB) | フィードバック

目次

コール パークの設定

内容

コール パークに関する情報

基本的なコール パーク

専用コール パーク スロット

コール パーク ブロッキング

コール パーク リダイレクト

コール パークの設定方法

SCCP:コール パークの有効化

コール パークの確認

コール パークに関するトラブルシューティング

コール パークの設定例

基本的なコール パーク:例

コール パークの使用がブロックされた電話機:例

コール パーク リダイレクト:例

関連情報

その他の資料

関連マニュアル

テクニカル サポート

コール パークに関する機能情報

コール パークの設定

Revised: January 2, 2008

 

この章では、Cisco Unified Communications Manager Express(Cisco Unified CME)のコール パーク機能について説明します。

この章で説明する機能について

この章で説明している機能の一部は、ご使用のバージョンの Cisco Unified CME でサポートされていない場合があります。それぞれの機能がサポートされているバージョンの一覧については、「コール パークに関する機能情報」を参照してください。

コール パークに関する情報

コール パークを有効にするには、次の概念を理解しておく必要があります。

「基本的なコール パーク」

「専用コール パーク スロット」

「コール パーク ブロッキング」

「コール パーク リダイレクト」

基本的なコール パーク

コール パークを使用すると、電話機ユーザが、一時駐車場のような特別な ephone-dn でコールを保留にし、システム上の任意のユーザがそこからコールを取得できるようになります。これに対し、保留ボタンまたは[保留]ソフトキーを使用して保留にしたコールは、コールを保留にした内線番号からのみ取得できます。コールがパークされる特別な ephone-dn は「コール パーク スロット」と呼ばれます。コール パーク スロットとは、コールを保留にするための送信先となる浮動内線番号(物理電話機にバインドされていない ephone-dn)です。

コール パーク スロットを 1 つ以上定義し、Cisco Unified CME 電話機を再起動すると、電話機ユーザが[パーク]ソフトキーを使用してコールをパークできるようになります。ビジー スロットでコールをパークしようとするユーザには、ビジー トーンが聞こえます。

コールが G.711 コーデックを使用する場合や、変換(Cisco CME 3.2 以降のバージョンで利用可能な機能)を利用して G.729 を使用する場合、パーク スロットにパークされている発信者には、保留音(MOH)オーディオ ストリームが聞こえます。それ以外の場合、発信者には保留トーンが聞こえます。

コールをパークした電話機ユーザは、コールを取得するときは、[ピック]ソフトキーとアスタリスク(*)を使用します。コールをパークしたユーザ以外の電話機ユーザは、コールを取得するときは、電話機のディスプレイ上で[ピック]ソフトキーとコール パーク スロットの内線番号を押します。

ディレクテッド コール パークを使用すると、[転送]ソフトキーを使用してコール パーク スロット内線番号にコールを転送することができます。この場合、コール パーク スロットへの転送は、常にブラインド転送になります。また、電話機からコール パーク スロット番号に自動転送することもできます。Cisco Unified CME 4.0 以前のバージョンでは、発信者は、コール パーク スロット番号を直接ダイヤルして、コールをパークすることができます。スロットに別のコールがすでにパークされている場合、発信者にはビジー トーンが聞こえます。

Cisco Unified CME 4.0 以降のバージョンでは、コール パーク スロットへのダイレクト コールは、そこにパークされているコールをピックアップする操作として解釈されます。スロットにコールがパークされていない場合、発信者にはビジー トーンが聞こえます。

パーク スロットを直接ダイヤルしてコールを取得する機能は、次の場合に便利です。リモート Cisco Unified CME システムに接続されたアテンダントが、ローカル Cisco Unified CME ルータ上のパーク スロットへのディレクテッド コール パーク(パークへの転送)を実行するために、ローカル Cisco Unified CME パーク スロットに関連付けられた電話番号にコールを転送します。リモート アテンダントは、次に、パークされているコールの存在をローカルの電話機ユーザに通知するために、ローカル Cisco Unified CME システム上で(VoIP を介して)ページング番号をダイヤルします。別の方法として、パーク スロットを監視するように設定されたローカル ユーザの電話機に、パークされているコールを表示することもできます。ここで、ローカルの IP Phone ユーザがパーク スロットの内線番号を直接ダイヤルすると、システムは、ユーザがパーク スロット内のコールの取得(ピックアップ)を要求しているものと見なします。パーク スロットにコールがない場合、Cisco Unified CME システムは、ローカル ユーザにビジー トーンを返します。

コールが G.711 コーデックを使用する場合や、変換(Cisco CME 3.2 以降のバージョンで利用可能な機能)を利用して G.729 を使用する場合、パーク スロットにパークされている発信者には、保留音(MOH)オーディオ ストリームが聞こえます。それ以外の場合、発信者には保留トーンが聞こえます。

各コール パーク スロットは ephone-dn を 1 つ占有します。設定時は、 park-slot コマンドを使用すると、任意の数の ephone-dn をコール パーク スロットに指定できます。ただし、パーク スロットと通常の内線番号の合計数が、 max-dn コマンドで定義された ephone-dn の最大数を超えないことが条件です。管理者がコール パークを 1 つ以上定義し、電話機を再起動すると、ソフトキーを表示できるすべての IP Phone 上に[パーク]ソフトキーが表示されます。

各コール パーク スロットで一度に保留にできるコールは 1 つだけです。そのため、パーク可能な同時コールの数は、Cisco Unified CME システム内に作成されているスロットの数となります。Cisco CME 3.2.1 以降のリリースでは、コール パーク スロットを監視することもできます。 button m コマンドを使用して監視ボタンにコール パーク スロットを割り当てた場合、監視されているスロットにコールがパークされると、回線ステータスが「使用中」になります。監視されているコール パーク スロットにパークされているコールをピックアップするには、割り当てられた監視ボタンを押します。

特定の内線番号の専用コール パーク スロットを作成するには、内線番号の下 2 桁と同じ数字を下 2 桁に持つ番号をそのスロットに割り当てます。特定の内線番号でコールのパークが始まると、システムはまず、内線番号と同じ下 2 桁を持つコール パーク スロットを検索します。そのようなコール パーク スロットが見つからなければ、システムは使用可能なコール パーク スロットを 1 つ選択します。

同一の内線番号に対して、複数のコール パーク スロットを作成できます。このように作成すると、既知の内線番号を持つ特定の部署またはユーザ グループ用に、複数のコールをパークできます。たとえば、工具店で、配管売場に対するコールを内線 101 にパークし、照明売場に対するコールを 102 にパークすることなどが可能です。配管売場のすべてのユーザは、101 にパークされているコールが自分の売場宛てのものだと認識しているため、内線 101 からコールをピックアップできます。同一のコール パーク スロット番号に複数のコールがパークされている場合、コールをピックアップする順序は、コールがパークされた順序となります。つまり、最も長期間パークされているコールが、最初にそのコール パーク スロット番号からピックアップされます。

複数のコール パーク スロットで同一の内線番号を使用する場合には、その内線番号を使用する各 ephone-dn を no huntstop コマンドで設定する必要があります。ただし、コールの送信先となる最後の ephone-dn は除きます。また、各 ephone-dn を preference コマンドで設定することも必要です。プリファレンス値は、ephone-dn の順序と一致するように増加していく必要があります。つまり、最小の ephone-dn タグ パーク スロットが最小のプリファレンス番号となるように設定します。 preference コマンドと huntstop コマンドの設定を行わないと、2 番目のコールがパークされた後でパークされるすべてのコールで、ビジー信号が生成されます。パークに転送される発信者にはビジー信号が聞こえますが、コールをパークした電話機ユーザは、コールが消失した旨の通知を受信しません。

park-slot コマンドで timeout キーワードを使用すると、コールをパークした内線番号に通知呼出音を送信できます。 timeout キーワードと引数を使用すれば、コール パークの通知呼出音がタイムアウトまたは非アクティブになっている間隔の長さを設定できます。 timeout キーワードを使用しない場合、コールをパークした内線番号に通知呼出音は送信されません。タイムアウト間隔と通知呼出音の数は、 limit キーワードと引数で設定されます。たとえば、タイムアウト間隔の数を 3 に制限すると、2 つの通知呼出音が送信されます(間隔 1、呼出音 1、間隔 2、呼出音 2、間隔 3)。また、 timeout キーワードと limit キーワードおよび引数を使用すると、コールがパークされている最大時間が設定されます。たとえば、タイムアウト間隔を 10 秒に設定し、その数を 5 に制限すると( park-slot timeout 10 limit 5 )、コールが約 50 秒間パークされます。

通知呼出音は、コールをパークした内線番号だけに送信されます。ただし、 notify キーワードも使用して、注意呼び出しを受信する追加の内線番号が指定されている場合を除きます。 notify キーワードを使用して内線番号が追加指定された場合、その内線番号の電話機ユーザは、[ピック]ソフトキーとアスタリスク(*)キーを押すと、このスロットからコールを取得できます。

コール パーク スロットにパークされているコールのタイムアウト間隔の長さ、およびコールの再発信または転送が行われる前に発生するタイムアウト間隔の数を、両方とも定義できます。 park-slot コマンドで転送先を指定した場合、タイムアウト間隔が経過すると、コールが、パーク元の電話機のプライマリ番号ではなく、指定された転送先に転送されます。

name コマンドを使用してコール パーク スロットの名前を指定した場合、再発信または転送を行うときは、内線番号ではなくその名前が表示されます。

また、再発信先または転送先が使用中の場合にパークされているコールを転送する、代替転送先の内線番号を指定することもできます。 使用中 とは、呼び出し中または接続状態と定義されます。たとえば、図24 に示すように、2001 というプライマリ内線番号が指定された電話機の専用パーク スロットでコールがパークされます。タイムアウト間隔が経過すると、システムはコールを内線 2001 に再発信しようとしますが、その回線は別のコールに接続されています。そこで、システムはコールを代替転送先の内線 3784 に転送します。

専用コール パーク スロット

park-slot コマンドで reserved-for キーワードを使用すると、ephone の専用コール パーク スロットを設定できます。専用コール パーク スロットは、ephone のプライマリ内線番号に関連付けられます。この電話機の内線番号はすべて、専用パーク スロットにコールをパークできます。専用パーク スロットにコールをパークできる内線番号は、この電話機の内線番号のみです。パーク スロットにパークできるコールは一度に 1 つのみです。使用中のスロットにコールをパークしようとすると、ビジー トーンが返されます。

専用コール パーク スロットにコールをパークするには、次の方法のいずれかを使用します(内線番号からパークを行うには、その電話機のプライマリ内線番号が専用パーク スロットに関連付けられている必要があります)。

アクティブ コールがあるときに、IP Phone ユーザが[パーク]ソフトキーを押す。

アクティブ コールがあるときに、IP Phone ユーザが[転送]ソフトキーと、コール パーク機能の標準またはカスタム Feature Access Code(FAC; 機能アクセス コード)を押す。コール パークの標準 FAC は、**6 です。

アクティブ コールがあるときに、アナログ電話機ユーザがフックフラッシュと、コール パーク機能の標準またはカスタム FAC を押す。

専用コール パーク スロットからコールを取得するには、次の方法のいずれかを使用します。

IP Phone ユーザが[ピック]ソフトキーを押し、パーク スロット番号をダイヤルする。

IP Phone ユーザが[発信]ソフトキーを押し、パーク スロット番号をダイヤルする。

アナログ電話機ユーザが受話器を取り上げ、ディレクテッド コール ピックアップの標準またはカスタム FAC を押し、パーク スロット番号をダイヤルする。ディレクテッド ピックアップの標準 FAC は、**5 です。

コールをパークしようとする ephone-dn の専用パーク スロットが Cisco Unified CME システムで検出されない場合、システムは標準のコール パーク手順を使用します。つまり、システムは優先パーク スロット(コールをパークしようとする ephone-dn の下 2 桁と一致する ephone-dn 番号を持つスロット)を検索し、検出されなかった場合は、任意の使用可能なコール パーク スロットを使用します。

図24 は、専用コール パーク スロットの例を示しています。

タイムアウト間隔が経過した後でパーク元の電話機にコールを再発信するように設定した場合、電話機のどの内線番号がパークを行ったかということに関係なく、コールは常に電話機のプライマリ内線番号に返されます。図24 は、内線番号 2001、2002、および 2003 が設定された ephone と、内線 3333 の専用コール パーク スロットを示しています。専用パーク スロットは、パークされたコールのタイムアウト間隔が経過するとパーク元の電話機にコールを再発信するように設定されています。例では、内線 2003 が[パーク]ソフトキーを使用してコールをパークします。タイムアウト間隔が経過すると、内線 2001 でそのコールの呼出音が鳴ります。

図24 の設定では、60 秒のタイムアウト間隔が 3 回経過した後で(つまり 180 秒後に)、パーク スロットからコールの再発信または転送が行われるように指定されています。また、タイムアウト間隔が 3 回経過する前に、電話機は、パークされているコールがあることを示す通知を受信します。通知は、60 秒のタイムアウト間隔が経過するたび(つまり、60 秒後と 120 秒後)に送信されます。一方、 timeout コマンドで制限を 1 に設定することもできます。このように設定すると、コールがパークされてから再発信または転送が行われるまでに、通知呼出音は送信されません。

図24 専用コール パークの例

 

 

コール パーク ブロッキング

Cisco Unified CME 4.0 以降のバージョンでは、 transfer-park blocked コマンドを使用して、個々の ephone からコール パーク スロットへの転送を防止することができます。このコマンドで防止されるパークへの転送は、[転送]ソフトキーとコール パーク スロット番号を使用する転送です。一方、[パーク]ソフトキーのみを使用するコール パークは使用可能です。[パーク]ソフトキーの使用を防止するには、ephone テンプレートを使用してこのソフトキーを電話機から削除します。 ソフトキーのカスタマイズを参照してください。

予約された(専用)パーク スロットを持つ電話機には、例外があります。専用パーク スロットが装備されている ephone で transfer-park blocked コマンドを使用した場合、その電話機の専用パーク スロット以外のパーク スロットでは、電話機がコールのパークからブロックされますが、その電話機の専用パーク スロットでは、電話機は引き続きコールをパークできます。

コール パーク リダイレクト

デフォルトでは、コール パーク機能を使用する H.323 コールと SIP コールがパークされる場合やパークからピックアップされる場合には、ヘアピン コール自動転送またはヘアピン コール転送が使用されます。 call-park system redirect コマンドを使用すると、これらのコールでは、H.450 または SIP Refer メソッドのコール自動転送またはコール転送が使用されます。コマンドの no 形式は、システムの動作をデフォルトに戻します。

コール パークの設定方法

この項では、次の作業について取り上げます。

「SCCP:コール パークの有効化」

「コール パークの確認」

「コール パークに関するトラブルシューティング」

SCCP:コール パークの有効化

コール パーク スロット、オプションのコール パーク ブロッキング、およびコール パーク リダイレクトを有効にするには、次の手順を実行します。

要約手順

1. enable

2. configure terminal

3. ephone-dn dn-tag [ dual-line ]

4. number number [ secondary number ] [ no-reg [ both | primary ]]

5. park-slot [ reserved-for extension-number ] [ timeout seconds limit count ] [ notify extension-number [ only ]] [ recall ] [ transfer extension-number ] [ alternate extension-number ] [ retry seconds limit count ]

6. exit

7. ephone phone-tag

8. transfer-park blocked

9. exit

10. telephony-service

11. call-park system redirect

12. restart all

13. exit

詳細手順

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードを有効にします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

global 設定モードを開始します。

ステップ 3

ephone-dn dn-tag [ dual-line ]

 

Router(config)# ephone-dn 20

ephone-dn 設定モードを開始し、ephone-dn を作成します。オプションで、ephone-dn に二重回線ステータスを割り当てます。

dn-tag :この ephone-dn を設定作業時に識別する固有のシーケンス番号。特定の Cisco Unified CME システムでサポートできる ephone-dn の最大数は、バージョンおよびプラットフォームに依存します。

dual-line :(オプション)ephone-dn で 1 つの音声ポートと 2 つの音声チャネルを使用できます。単一の ephone-dn でコール ウェイティング、コール転送、会議などの機能をサポートできます。

ステップ 4

number number [ secondary number ] [ no-reg [ both | primary ]]

 

Router(config-ephone-dn)# number 2345

この ephone-dn インスタンスの有効な内線番号を設定します。

number :この ephone-dn に関連付ける電話番号または内線番号を表す最大 16 桁の数字列。

secondary :(オプション)2 つ目の電話番号を ephone-dn と関連付けることができます。

no-reg :(オプション)この番号を H.323 ゲートキーパーに登録しないことを指定します。オプション キーワード( both または primary )の 1 つを no-reg キーワードの後に指定する場合を除いて、セカンダリ番号だけが登録されなくなります。

ステップ 5

park-slot [ reserved-for extension-number ] [ timeout seconds limit count ] [ notify extension-number [ only ]] [ recall ] [ transfer extension-number ] [ alternate extension-number ] [ retry seconds limit count ]

 

Router(config-ephone-dn)# park-slot reserved-for 2458 timeout 60 limit 3 recall alternate 3754

コールを一時的に保留にできる(パークできる)浮動内線番号(ephone-dn)を作成します。

reserved-for extension-number :(オプション)このスロットが、指定された内線番号をプライマリ回線として使用する電話機の専用パーク スロットであることを示します。その電話機の回線はすべて、このパーク スロットを使用できます。

timeout seconds :(オプション)コール パーク通知のタイムアウト間隔を秒単位で設定します。値の範囲は 0 ~ 65,535 です。設定したタイムアウト間隔が経過すると、コール パーク通知が 1 秒の呼出音を送信し、コールをパークした Cisco Unified IP Phone の LCD パネル上にメッセージを表示します。また、 notify キーワードで指定された内線番号があれば、その内線番号すべてに呼出音を送信します。デフォルトでは、通知呼出音は、コールをパークした電話機だけに送信されます。

limit count :( timeout キーワードに適用されるオプション)パークされたコールのタイムアウト間隔の数に制限を設定します。たとえば、タイムアウト間隔の数を 3 に制限すると、2 つの通知呼出音が送信されます(間隔 1、呼出音 1、間隔 2、呼出音 2、間隔 3)。このスロットでパークされているコールは、制限に達すると切断されます。ただし、別のアクションが指定されている場合を除きます。値の範囲は 1 ~ 65,535 です。

notify extension-number :(オプション)コールをパークした電話機だけでなく、指定された内線番号にも通知呼出音を送信します。

only :(オプション)notify キーワードで指定された内線番号だけに通知呼出音を送信し、コールをパークした電話機には通知呼び出しを送信しません。このオプションを使用すると、たとえば、パークされたコールの通知呼出音すべてを、受付の電話機またはアテンダントの電話機に送信できます。

recall :(オプション)タイムアウト制限に達すると、パークした電話機にコールを返します。

transfer extension-number :(オプション)タイムアウト制限に達すると、指定された番号にコールを返します。

alternate extension-number :(オプション)再発信先または転送先の電話機ですべての内線番号が使用中(呼び出し中または通話中)の場合、指定された 2 番目の転送先番号にコールを返します。

retry seconds :(オプション)パークされているコールの再発信または転送を再試行するまでの遅延時間を秒単位で設定します。値の範囲は 0 ~ 65,535 です。試行回数は limit キーワードで設定します。

limit count :(オプション、 retry キーワードに適用されます)再試行回数に制限を設定します。制限が設定され、その制限に達すると、このスロットでパークされたコールは切断されます。値の範囲は 1 ~ 65,535 です。

ステップ 6

exit

 

Router(config-ephone-dn)# exit

ephone-dn 設定モードを終了します。

ステップ 7

ephone phone-tag

 

Router(config)# ephone 25

ephone 設定モードを開始します。

phone-tag :この ephone を設定作業時に識別する固有のシーケンス番号。

ステップ 8

transfer-park blocked

 

Router(config-ephone)# transfer-park blocked

(オプション)この ephone の内線番号がコール パーク スロットにコールを転送することを防止します。


) このコマンドで防止されるのは、パーク スロットにコールを転送するときに、[転送]ソフトキーとスロット番号を使用することです。[パーク]ソフトキーの使用は防止されません。


ステップ 9

exit

 

Router(config-telephony)# exit

ephone 設定モードを終了します。

ステップ 10

telephony-service

 

Router(config)# telephony-service

telephony-service 設定モードを開始します。

ステップ 11

call-park system redirect

 

Router(config)# call-park system redirect

コール パーク機能において、H.323 コールと SIP コールがパークされる場合やパークからピックアップされる場合には、H.450 または SIP Refer メソッドのコール自動転送またはコール転送が使用されるように指定します。

コマンドの no 形式は、デフォルトの動作に戻します。つまり、コールがパークされる場合やパークからピックアップされる場合には、ヘアピン コール自動転送またはヘアピン コール転送が使用されます。

ステップ 12

restart all

 

Router(config)# restart all

この Cisco Unified CME ルータに関連付けられたすべての電話機の高速リブートを実行します。DHCP サーバとは連携しません。


) 初めてコール パークを定義した場合は、[パーク]ソフトキーを電話機に表示するため、IP Phone をリブートする必要があります。以後、コール パーク スロットを定義したときにこの作業を行う必要はありません。


ステップ 13

exit

 

Router(config)# exit

特権 EXEC モードに戻ります。

コール パークの確認


ステップ 1 設定を確認するには、 show running-config コマンドを使用します。コール パーク スロットの設定が、出力の ephone-dn 部分に表示されます。

Router# show running-config

!

ephone-dn 23

number 853

park-slot timeout 10 limit 1 recall

description park slot for Sales

!

!

ephone-dn 24

number 8126

park-slot reserved-for 126 timeout 10 limit 1 transfer 8145

!

!

ephone-dn 25

number 8121 secondary 121

park-slot reserved-for 121 timeout 30 limit 1 transfer 8145

!

!

ephone-dn 26

number 8136 secondary 136

park-slot reserved-for 136 timeout 10 limit 1 recall

!

!

ephone-dn 30 dual-line

number 451 secondary 501

preference 10

huntstop channel

!

!

ephone-dn 31 dual-line

number 452 secondary 502

preference 10

huntstop channel

!

ステップ 2 show telephony-service ephone-dn コマンドを使用して、コール パーク設定の情報を表示します。

Router# show telephony-service ephone-dn

ephone-dn 26

number 8136 secondary 136

park-slot reserved-for 136 timeout 10 limit 1 recall


 

コール パークに関するトラブルシューティング


ステップ 1 show ephone-dn park

このコマンドを使用して、設定したコール パーク スロットとその状態を表示します。

Router# show ephone-dn park

DN 50 (1560) park-slot state IDLE

Notify to () timeout 30 limit 10

ステップ 2 debug ephone コマンドを使用して、ephone に関連付けられたメッセージや状態を確認します。詳細については、『 Cisco Unified CME Command Reference 』を参照してください。


 

コール パークの設定例

この項では、次の例について説明します。

「基本的なコール パーク:例」

「コール パークの使用がブロックされた電話機:例」

「コール パーク リダイレクト:例」

基本的なコール パーク:例

次の例では、1560 番のコール パーク スロットを作成します。この番号でコールがパークされると、10 個の通知呼出音が 30 秒間隔で、コールをパークした内線番号に送信されます。

ephone-dn 50

number 1560

park-slot timeout 30 limit 10

コール パークの使用がブロックされた電話機:例

次の例では、ephone 25 と内線 234、235、および 236 が任意のコール パーク スロットでコールをパークすることを防止します。

ephone-dn 11

number 234

ephone-dn 12

number 235

ephone-dn 13

number 236

ephone 25

button 1:11 2:12 3:13

transfer-park blocked

次の例では、ephone 6 の内線番号の専用パーク スロットを設定し、その電話機の内線 2977、2978、および 2979 からコール パークへの転送をブロックします。ただし、それらの内線は、[パーク]ソフトキーを使用するか、または[転送]ソフトキーとコール パークの FAC を使用すれば、引き続き電話機の専用パーク スロットでコールをパークできます。

ephone-dn 3

number 2558

name Park 2977

park-slot reserved-for 2977 timeout 60 limit 3 recall alternate 3754

ephone-dn 4

number 2977

ephone-dn 5

number 2978

ephone-dn 6

number 2979

ephone 6

button 1:4 2:5 3:6

transfer-park blocked

コール パーク リダイレクト:例

次の例では、H.323 コールと SIP コールがパークされる場合やピックアップされる場合には、H.450 または SIP Refer メソッドが使用されるように指定します。

telephony-service

call-park system redirect

関連情報

[パーク]ソフトキーの使用制御

キー表示を削除しないでコール パーク([パーク])ソフトキーの機能をブロックするには、 features blocked コマンドを含む ephone テンプレートを作成し、適用します。詳細については、 ソフトキーのカスタマイズを参照してください。

1 台以上の電話機からコール パーク([パーク])ソフトキーを削除するには、適切な softkeys コマンドを含む ephone テンプレートを作成し、適用します。詳細については、 ソフトキーのカスタマイズを参照してください。

ephone テンプレート

コール パーク スロットへの転送をブロックする transfer-park blocked コマンドを、ephone テンプレートに含めて、個々の ephone に適用することができます。

1 台以上の電話機のディスプレイから[パーク]ソフトキーを削除するには、適切な softkeys コマンドを ephone テンプレートに含めて、個々の ephone に適用します。

詳細については、 テンプレートの作成を参照してください。

機能アクセス コード

標準またはカスタム機能アクセス コード(FAC)がシステムで有効になっている場合、コールをパークするときは、電話機のソフトキーの代わりに FAC を使用できます。コール パークの FAC はコール パーク スロットへの転送と見なされます。そのため、この FAC が有効になるのは、[転送]ソフトキー(IP Phone)またはフックフラッシュ(アナログ電話機)を使用して転送を開始した場合のみです。コール パークの標準 FAC は次のとおりです。

専用パーク スロット:標準 FAC は **6 です。

任意の使用可能なパーク スロット:標準 FAC は **6 にオプションのパーク スロット番号を付加したものです。

FAC の詳細については、 ソフトキーのカスタマイズを参照してください。

その他の資料

次の項では、Cisco Unified CME の機能に関連する参照資料を示します。

関連マニュアル

テクニカル サポート

説明
リンク

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http://www.cisco.com/techsupport

コール パークに関する機能情報

表31 は、この章で説明した機能、およびバージョンごとの機能拡張を示しています。

特定の Cisco Unified CME バージョンをサポートする正確な Cisco IOS リリースについては、「 Cisco Unified CME and Cisco IOS Software Version Compatibility Matrix 」( http://www.cisco.com/en/US/docs/voice_ip_comm/cucme/requirements/guide/33matrix.htm )を参照してください。

プラットフォームおよびソフトウェア イメージのサポートに関する情報を参照するには、Cisco Feature Navigator を使用します。Cisco Feature Navigator では、特定のソフトウェア リリース、機能セット、またはプラットフォームをサポートしている Cisco IOS ソフトウェアを確認できます。Cisco Feature Navigator にアクセスするには、 http://www.cisco.com/go/cfn に移動してください。Cisco.com のアカウントは必要ありません。


表31 は、所定の機能に対するサポートが導入された Cisco Unified CME のバージョンを示しています。特に断りのない限り、その機能は以降のバージョンの Cisco Unified CME ソフトウェアでもサポートされます。


 

表31 コール パークに関する機能情報

機能名
Cisco Unified CME のバージョン
機能情報

コール パーク

4.0

専用コール パーク スロット、代替の再発信先の指定、およびコール パーク ブロッキングが導入されました。パーク スロットへのダイレクト コールは、スロットでコールをパークする操作ではなく、パークされているコールをピックアップする操作と解釈されるようになりました。

3.2.1

コール パーク スロットの監視が導入されました。

3.1

コール パークが導入されました。