Cisco Unified Communications Manager Express 4.3 システム アドミニストレータ ガイド
ダイヤル プランの設定
ダイヤル プランの設定
発行日;2012/01/07 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 11MB) | フィードバック

目次

ダイヤル プランの設定

内容

ダイアル プランに関する情報

電話番号計画

ダイヤル プラン パターン

ダイヤルイン方式トランク回線

音声変換規則と音声変換プロファイル

セカンダリ ダイヤル トーン

ダイヤル プランの設定方法

SCCP:ダイヤル プラン パターンの設定

SIP:ダイヤル プラン パターンの設定

前提条件

ダイヤル プラン パターンの検証

Cisco CME 3.2 以降のバージョンでの音声変換規則の定義

前提条件

次の作業

SCCP:Cisco CME 3.2 以降のバージョンでの音声変換規則の適用

前提条件

次の作業

SCCP:Cisco CME 3.2 よりも前の変換規則の適用

前提条件

次の作業

SIP:Cisco Unified CME 4.1 以降のバージョンでの音声変換規則の適用

前提条件

次の作業

SIP:Cisco Unified CME 4.1 よりも前の音声変換規則の適用

前提条件

要約手順

次の作業

音声変換規則および音声変換プロファイルの検証

セカンダリ ダイヤル トーンのアクティブ化

前提条件

ダイヤル プラン機能の設定例

セカンダリ ダイヤル トーンの例

その他の資料

関連マニュアル

テクニカル サポート

ダイヤル プラン機能の機能情報

ダイヤル プランの設定

Revised: March 26, 2007

 

この章では、Cisco Unified Communications Manager Express(Cisco Unified CME)が、内部内線番号を拡張または操作して、外部システムで使用されている番号計画に適合できるようにする機能について説明します。

この章で説明する機能について

この章で説明している機能の一部は、ご使用のバージョンの Cisco Unified CME でサポートされていない場合があります。それぞれの機能がサポートされているバージョンの一覧については、「ダイヤル プラン機能の機能情報」を参照してください。

ダイアル プランに関する情報

ダイヤル プランを設計および設定するには、次の概念を理解しておく必要があります。

「電話番号計画」

「ダイヤル プラン パターン」

「ダイヤルイン方式トランク回線」

「音声変換規則と音声変換プロファイル」

「セカンダリ ダイヤル トーン」

電話番号計画

Cisco Unified CME システムをインストールする場合、置き換え対象の古いテレフォニー システムで電話番号計画が作成されているときは、古い番号計画を保持できます。Cisco Unified CME では、可変長の内線番号がサポートされているため、内線番号ダイヤルと E.164 公衆電話番号ダイヤルとの間で自動変換を行うことができます。

ルータは、音声コールを受信すると、コール情報内の着信番号(完全な E.164 電話番号)を、POTS ダイヤル ピアの宛先パターンとして設定された番号と比較して、発信ダイヤル ピアを選択します。その後、ルータは、着信番号と一致する宛先パターンに対応する左揃えの番号を除去します。プレフィックスを設定した場合は、残りの番号の前にそのプレフィックスを付けてダイヤル文字列が作成され、ルータがそのダイヤル文字列をダイヤルします。宛先パターン内の番号がすべて除去されると、ダイヤル トーンが鳴ります(接続された装置によって異なります)。

Cisco Unified CME システムを正常に動作させるには、将来の拡張をサポートする電話番号計画が必要です。また、この番号計画は、同じ VoIP ネットワーク上にある他の番号や、一元化されたボイスメール システムに含まれている他の番号と重複も競合もしてはなりません。

Cisco Unified CME では、共有回線と、同じ内線番号を使用するように設定された複数回線がサポートされています。つまり、複数の電話機が内線番号を共有するように設定して、その番号のカバレッジを作成できます。また、単一の電話機にある複数の回線ボタンを同じ内線番号に割り当てて、小規模なハント グループを作成できます。回線設定のタイプの詳細については、 基本的なコールを発信するための電話機の設定を参照してください。

複数の Cisco Unified CME サイトを設定する場合、サイト間でコールをどのように処理するかを決定する必要があります。Cisco Unified CME 電話機間のコールは、PSTN または VoIP を使用してルーティングできます。VoIP を使用してコールをルーティングする場合は、次の 3 つのいずれかを選択する必要があります。

固定長の内線番号のグローバル プールを使用して、コールをルーティングする。たとえば、すべてのサイトに 5000 ~ 5999 の範囲にある固有の内線番号を割り当て、ゲートキーパーでルーティングを管理します。この方法を選択した場合、各サイトにサブレンジの内線番号を割り当てて、番号が二重に割り当てられないようにします。Cisco Unified CME システムに割り当てた番号範囲についての正確な記録を保持する必要があります。

ローカルの内線番号に加え、Cisco Unified CME サイトごとに特殊なプレフィックスを使用して、コールをルーティングする。これを選択すると、複数のサイトで同じ内線番号を使用できるようになります。

E.164 PSTN 電話番号を使用して、Cisco Unified CME サイト間で VoIP を使用してコールをルーティングする。この場合、サイト間での発信者は、PSTN エリア コードとローカル プレフィックスを使用して、Cisco Unified CME システム間でコールをルーティングします。

ゲートキーパーを使用して複数の Cisco Unified CME システム間でコールをルーティングする場合、使用する内線番号の形式が追加で制限されることがあります。たとえば、ゲートキーパーには PSTN 形式の番号しか登録できない場合があります。ゲートキーパーでは、異なる Cisco Unified CME システム間で重複する電話番号が登録できない場合がありますが、この制限は解消することもできます。Cisco Unified CME では、2 ~ 5 桁の内線番号または 7 ~ 10 桁の PSTN 番号のいずれかを選択して登録できます。したがって、PSTN 番号だけを登録すれば、ゲートキーパーが内線番号の重複を検知することを防止できます。

公衆電話番号を内線番号にマップする場合、数字列を単純に切り捨てる方法以外の方法も使用できます。照合するダイヤル プラン パターンを定義しておくと、数字を置換できます。ダイヤル プランについては、「ダイヤル プラン パターン」を参照してください。音声変換規則と音声変換プロファイルを使用すれば、さらに高度な番号操作を管理できます。これについては、「音声変換規則と音声変換プロファイル」を参照してください。

さらに、PSTN 接続を提供する電話会社から割り当てられた範囲の内線番号を使用する場合は、PSTN から直接ダイヤルできる電話機の番号付け方式の選択肢が制限されます。たとえば、電話会社から 408 555-0100 ~ 408 555-0199 の範囲が割り当てられた場合、内線番号にダイヤルイン方式(DID)アクセスを割り当てるときは、内線番号を 100 ~ 199 の範囲にしか割り当てられない場合があります。DID の詳細については、「ダイヤルイン方式トランク回線」を参照してください。

ダイヤル プラン パターン

ダイヤル プラン パターンを使用すると、省略された内線番号を完全な E.164 番号に拡張できます。複数の Cisco Unified CME を使用してネットワークを設定する場合にダイヤル プラン パターンを使用すると、正しい発信番号、内線番号、または E.164 番号が確実に通話先の Cisco Unified CME に提供されて、着信側電話機のディスプレイに表示されるようになります。ルータが 1 つしかないネットワークの場合は、ダイヤル プラン パターンを使用する必要はありません。

SCCP 電話機に電話番号を定義すると、Cisco Unified CME システムにより、ephone-dn エンドポイントを宛先とする POTS ダイヤル ピアが自動的に作成されます。Cisco Unified CME に直接接続された SIP 電話機では、電話機が登録されると自動的にダイヤル ピアが作成されます。デフォルトでは、Cisco Unified CME は電話番号ごとに 1 つの POTS ダイヤル ピアを作成します。

たとえば、番号 1001 の ephone-dn が定義されていた場合、これに対して次の POTS ダイヤル ピアが自動的に作成されます。

dial-peer voice 20001 pots

destination-pattern 1001

voice-port 50/0/2

ダイヤル プラン パターンにより、拡張された番号に対する追加のダイヤル ピアが作成されます。ダイヤル プラン パターンが設定され、電話番号と組み合されると、2 つの POTS ダイヤル ピアが作成されます。1 つは省略された番号用に、もう 1 つは完全な E.164 直接ダイヤル電話番号用に作成されます。

たとえば、1001 が一致するダイヤル プラン パターン(40855500... など)を定義すると、2 番目のダイヤル ピアが作成されて、0001 と 4085550001 の両方の番号へのコールが実行されます。この例で、自動的に作成される追加のダイヤル ピアは次のようになります。

dial-peer voice 20002 pots

destination-pattern 40855510001

voice-port 50/0/2

複数のルータのあるネットワークでは、ローカル内線番号付けスキームがお互いに重複することがあるので、ダイヤル プラン パターンを使用して内線番号を E.164 番号に拡張する必要がある場合があります。複数のルータのあるネットワークには、コールをネットワーク経由でルーティングするゲートキーパーなどの機能があります。これらの機能では、ネットワーク内のすべての番号を一意にするために E.164 番号が必要です。ダイヤル プラン パターンを定義すると、内線番号を一意の E.164 番号に拡張して、ゲートキーパーに登録できます。

複数のダイヤル プラン パターンが定義されている場合は、最も番号が小さいダイヤル プラン パターン タグから開始して順に、パターンに対して内線番号が照合されます。パターンが内線番号と一致すると、そのパターンを使用して拡張番号が生成されます。さらにパターンがその次の内線番号と一致しても、それらは使用されません。

ダイヤルイン方式トランク回線

ダイヤルイン方式(DID)とは、一方向着信トランキング メカニズムです。DID を使用すると、アテンダントやその他の介入よってコールが処理されずに、外部の発信者が特定の内線番号を直接呼び出すことができます。

これは、発信者がダイヤルした最後の数桁(通常は 3 ~ 4 桁)が、特殊な DID トランク上の着信側に転送されることで提供されるサービスです。たとえば、555-0000 ~ 555-0999 のすべての電話番号は、20 本の DID トランクで 1 つの会社に割り当てることができます。発信者がこの範囲内の番号をダイヤルすると、使用可能なトランクでコールが転送されます。発信者が 555-0234 とダイヤルすると、2、3、および 4 の各数字が転送されます。これらの DID トランクは PBX 上で終端でき、オペレータが操作しなくても内線 234 に電話がつながるようになります。この結果、この回線は 555-0234 であるように見え、他の 999 本の回線はすべて直通外線を持つことになります。同時に、1,000 本の内線電話にサービスを提供するために必要なトランクは 20 本だけで済みます。DID を使用すると、会社がその顧客に対して、社内の人間またはワークステーションごとに個別の電話番号を提供できます。接続ごとに PBX 内に物理回線を作成する必要がありません。一般的な PBX サービスと比較して、DID は電話交換台のオペレータのコストを節約できます。コールの接続までの時間が短縮されるため、発信者は会社ではなく、個人を呼び出しているように感じます。

DID 番号へのコールを有効にするには、ダイヤル プラン パターンが必要になります。PSTN により「4085550234」の DID コールが Cisco Unified CME システムに接続されると、内線番号の数字「234」も転送されるため、システムがコールをルーティングできるようになります。

音声変換規則と音声変換プロファイル

音声変換規則で、番号の操作を実行します。音声変換プロファイルを使用すると、音声変換規則をグループにまとめて、次に示す番号と関連付けることができます。

着信番号

発信番号

リダイレクトされる着信番号

音声変換規則には、正規表現の照合とサブストリングの置換を実行する機能があります。番号の変換には Stream Editor(SED)ユーティリティが使用されます。番号が照合パターン、番号計画、および規則に存在するタイプと一致すると、変換規則によって入力番号のサブストリングが置換されます。照合パターンに基づいた照合の確認に SED ユーティリティが使用されます。

音声変換規則と音声変換プロファイルの例については、『 Voice Translation Rules 』テクニカル ノートおよび『 Number Translation using Voice Translation Profiles 』テクニカル ノートを参照してください。

セカンダリ ダイヤル トーン

セカンダリ ダイヤル トーンは、Cisco Unified CME に接続されている Cisco Unified IP Phone で利用可能です。セカンダリ ダイヤル トーンは、電話機ユーザが事前定義の PSTN アクセス プレフィックスをダイヤルしたときに発生し、後続の数字をダイヤルしたときに終了します。たとえば、外線に接続するために 9 などの PSTN アクセス プレフィックスをダイヤルした後に、セカンダリ ダイヤル トーンが聞こえます。設定については、「セカンダリ ダイヤル トーンのアクティブ化」を参照してください。

ダイヤル プランの設定方法

この項では、次の作業について取り上げます。

ダイヤル プラン パターン

「SCCP:ダイヤル プラン パターンの設定」(必須)

「SIP:ダイヤル プラン パターンの設定」(必須)

「ダイヤル プラン パターンの検証」(オプション)

音声変換規則

「Cisco CME 3.2 以降のバージョンでの音声変換規則の定義」(必須)

「SCCP:Cisco CME 3.2 以降のバージョンでの音声変換規則の適用」(必須)

「SCCP:Cisco CME 3.2 よりも前の変換規則の適用」(必須)

「SIP:Cisco Unified CME 4.1 以降のバージョンでの音声変換規則の適用」(必須)

「SIP:Cisco Unified CME 4.1 よりも前の音声変換規則の適用」(必須)

「音声変換規則および音声変換プロファイルの検証」(オプション)

セカンダリ ダイヤル トーン

「セカンダリ ダイヤル トーンのアクティブ化」(オプション)

SCCP:ダイヤル プラン パターンの設定

ダイヤル プラン パターンを定義するには、次の手順を実行します。


ヒント ルータが 1 つしかないネットワークの場合には、ダイヤル プラン パターンを定義する必要はありません。


要約手順

1. enable

2. configure terminal

3. telephony-service

4. dialplan-pattern tag pattern extension-length extension-length [ extension-pattern extension-pattern | no-reg ]

5. end

詳細手順

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードを有効にします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

global 設定モードを開始します。

ステップ 3

telephony-service

 

Router(config)# telephony-service

telephony-service 設定モードを開始します。

ステップ 4

dialplan-pattern tag pattern extension-length length [ extension-pattern epattern ] [ no-reg ]

 

Router(config-telephony)# dialplan-pattern 1 4085550100 extension-length 3 extension-pattern 4..

 


) この例では、4xx という内線番号すべてを 40855501xx という PSTN 番号にマップしています。したがって、内線 412 は 4085550112 に対応します。


省略された内線番号のプレフィックスに関する番号パターンを、完全な E.164 電話番号パターンにマップします。

ステップ 5

end

 

Router(config-telephony)# end

設定モードを終了し、特権 EXEC モードを開始します。

SIP:ダイヤル プラン パターンの設定

省略された個々の SIP 内線番号を完全な E.164 番号に拡張するパターンを作成し適用するには、この項の手順を実行します。ダイヤル プラン パターンの拡張により、発信番号が影響を受けます。また、B2BUA を使用する自動転送の場合は、Cisco Unified CME 内の SIP 内線番号のリダイレクト(最初と最後の再ルーティングを含む)が影響を受けます。

前提条件

Cisco Unified CME 4.0 以降のバージョン。

要約手順

1. enable

2. configure terminal

3. voice register global

4. dialplan-pattern tag pattern extension-length extension-length [ extension-pattern extension-pattern ] [ no-reg ]

5. call-forward system redirecting-expanded

6. end

詳細手順

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードを有効にします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

global 設定モードを開始します。

ステップ 3

voice register global

 

Router(config)# voice register global

voice register global 設定モードを開始し、Cisco Unified CME 内のサポートされるすべての SIP 電話機のパラメータを設定します。

ステップ 4

dialplan-pattern tag pattern extension-length extension-length [ extension-pattern extension-pattern | no-reg ]

 

Router(config-register-global)# dialplan-pattern 1 4085550... extension-length 5

Cisco Unified CME 内の SIP 発信番号の省略された内線番号を完全な E.164 番号に拡張するときに使用するパターンを定義します。

ステップ 5

call-forward system redirecting-expanded

 

Router(config-register-global)# call-forward system redirecting-expanded

B2BUA を使用する自動転送の場合は、ダイヤル プラン パターンの拡張を、Cisco Unified CME 内の SIP 内線番号のリダイレクト(最初と最後の再ルーティングを含む)に対してグローバルに適用します。

ステップ 6

end

 

Router(config-register-global)# end

設定モードを終了し、特権 EXEC モードを開始します。

ダイヤル プラン パターンの検証

ダイヤル プラン パターンの設定を検証するには、次の手順を実行します。

要約手順

1. show telephony-service

2. show telephony-service dial-peer
または
show dial-peer summary

詳細手順


ステップ 1 show telephony-service

このコマンドを使用して、設定内のダイヤル プラン パターンを検証します。

次の例では、4.. という内線番号パターンを、4085550155 というダイヤル プラン パターンの最後の 3 桁にマップします。

telephony-service
dialplan-pattern 1 4085550155 extension-length 3 extension-pattern 4..
 

ステップ 2 SCCP: show telephony-service dial-peer
または
SIP: show dial-peer summary

このコマンドを使用して、 dialplan-pattern コマンドによって自動的に作成されたダイヤル ピアを表示します。

このコマンドを使用して、 dialplan-expansion (voice register) コマンドで作成されたダイヤル ピアを含め、ルータに設定された VoIP および POTS のダイヤル ピアすべての設定を表示します。

次の例は、4 つのダイヤル ピアの情報を表示する show dial-peer summary コマンドからの出力です。ダイヤル ピアは、60001 と 60002 の各内線に 1 つずつあります。また、 dialplan-expansion コマンドは、6.... ~ 4085555.... まで拡張するように設定されているため、ダイヤル ピアは、4085550001 と 4085550002 の各内線にも 1 つずつあります。後者の 2 つのダイヤル ピアは、実行設定に表示されません。

Router# show dial-peer summary
AD PRE PASS OUT
TAG TYPE MIN OPER PREFIX DEST-PATTERN FER THRU SESS-TARGET STATT
20010 pots up up 60002$ 0 0
20011 pots up up 60001$ 0 9
20012 pots up up 5105555001$ 0 9
20013 pots up up 5105555002$ 0 0
 


 

Cisco CME 3.2 以降のバージョンでの音声変換規則の定義

音声変換規則および音声変換プロファイルを定義するには、次の手順を実行します。


) Cisco CME 3.1 以前のバージョンで音声コールに変換規則を設定する場合は、『Cisco IOS Voice, Video, and FAX Configuration Guide』を参照してください。


前提条件

Cisco CME 3.2 以降のバージョン。

要約手順

1. enable

2. configure terminal

3. voice translation-rule number

4. rule precedence / match-pattern / / replace-pattern /

5. exit

6. voice translation-profile name

7. translate { called | calling | redirect-called } voice - translation-rule-tag

8. end

詳細手順

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードを有効にします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

global 設定モードを開始します。

ステップ 3

voice translation-rule number

 

Router(config)# voice translation-rule 1

音声コールの変換規則を定義し、voice translation-rule 設定モードを開始します。

number :変換規則を識別する番号。値の範囲は 1 ~ 2147483647 です。

ステップ 4

rule precedence / match-pattern / / replace-pattern /

 

Router(cfg-translation-rule)# rule 1 /^9/ //

変換規則を定義します。

precedence :変換規則の優先順位。値の範囲は 1 ~ 15 です。

match-pattern :着信コール情報の照合に使用される Stream EDitor(SED)式。スラッシュ(/)は、パターンのデリミタです。

replace-pattern :コール情報の照合パターンを置換するときに使用される SED 式。スラッシュ(/)は、パターンのデリミタです。

ステップ 5

exit

 

Router(cfg-translation-rule)# exit

voice translation-rule 設定モードを終了します。

ステップ 6

voice translation-profile name

 

Router(config)# voice translation-profile name1

音声コールの変換プロファイルを定義します。

name :変換プロファイルの名前。音声変換プロファイルの名前の最大長は、英数字で 31 文字です。

ステップ 7

translate { called | calling | redirect-called } voice- translation-rule-tag

 
Router(cfg-translation-profile)# translate called 1

音声変換規則を音声変換プロファイルに関連付けます。

called :変換規則を着信番号に関連付けます。

calling :変換規則を発信番号に関連付けます。

redirect-called :変換規則を、リダイレクトされる着信番号に関連付けます。

translation-rule-tag :変換規則の参照番号。値の範囲は 1 ~ 2147483647 です。

ステップ 8

end
 
Router(cfg-translation-profile)# end

設定モードを終了し、特権 EXEC モードを開始します。

次の作業

音声変換プロファイルを、Cisco Unified CME 3.2 以降のバージョンに接続された SCCP 電話機に適用する場合は、「SCCP:Cisco CME 3.2 以降のバージョンでの音声変換規則の適用」を参照してください。

音声変換プロファイルを、Cisco Unified CME 4.1 以降のバージョンに接続された SIP 電話機に適用する場合は、「SIP:Cisco Unified CME 4.1 以降のバージョンでの音声変換規則の適用」を参照してください。

音声変換プロファイルを、Cisco Unified CME 3.4 または Cisco Unified 4.0(x)に接続された SIP 電話機に適用する場合は、「SIP:Cisco Unified CME 4.1 よりも前の音声変換規則の適用」を参照してください。

SCCP:Cisco CME 3.2 以降のバージョンでの音声変換規則の適用

音声変換プロファイルを適用して、SCCP 電話機の内線でダイヤルされる番号を変更するには、次の手順を実行します。

前提条件

Cisco CME 3.2 以降のバージョン。

適用する音声変換規則が含まれた音声変換プロファイルは、すでに設定されている必要があります。設定については、「Cisco CME 3.2 以降のバージョンでの音声変換規則の定義」を参照してください。

要約手順

1. enable

2. configure terminal

3. ephone-dn tag

4. translation-profile { incoming | outgoing } name

5. end

詳細手順

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードを有効にします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

global 設定モードを開始します。

ステップ 3

ephone-dn tag

 

Router(config)# ephone-dn 1

ephone-dn 設定モードを開始して、Cisco Unified IP Phone 回線、インターコム回線、ページング回線、ボイスメール ポート、またはメッセージ受信のインジケータ(MWI)の内線番号(ephone-dn)を作成します。

tag :設定作業時にこの ephone-dn を識別する固有のシーケンス番号。値の範囲は、1 から、ルータ プラットフォームにおける ephone-dn の許容最大数までです。この引数の最大値については、CLI のヘルプを参照してください。

ステップ 4

translation-profile { incoming | outgoing } name

 
Router(config-ephone-dn)# translation-profile outgoing name1

Cisco Unified IP Phone に対する着信または発信コール レッグに変換プロファイルを割り当てます。

ephone-dn テンプレートを使用すると、このコマンドを 1 つ以上のディレクトリ番号に適用できます。ephone-dn テンプレートを使用してディレクトリ番号にコマンドを適用し、さらに同じディレクトリ番号に対して同じコマンドを ephone-dn 設定モードで使用すると、ephone-dn 設定モードで設定した値が優先されます。

ステップ 5

end
 
Router(config-ephone-dn)# end

設定モードを終了し、特権 EXEC モードを開始します。

次の作業

Cisco Unified CME 内の電話機のパラメータを変更した場合は、新しい設定ファイルを生成してから電話機を再起動します。 電話機用の設定ファイルの生成を参照してください。

SCCP:Cisco CME 3.2 よりも前の変換規則の適用

Cisco CME 3.1 以前のバージョンの電話番号に個別に変換規則を適用するには、次の手順を実行します。

前提条件

適用する変換規則は、 translation-rule および rule の各コマンドを使用して、すでに設定されている必要があります。設定については、『 Cisco IOS Voice, Video, and FAX Configuration Guide 』を参照してください。

要約手順

1. enable

2. configure terminal

3. ephone-dn dn-tag

4. translate { called | calling } translation-rule-number

5. end

詳細手順

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードを有効にします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

global 設定モードを開始します。

ステップ 3

ephone-dn tag

 

Router(config)# ephone-dn 1

ephone-dn 設定モードを開始して、Cisco Unified IP Phone 回線、インターコム回線、ページング回線、ボイスメール ポート、またはメッセージ受信のインジケータ(MWI)のディレクトリ番号を作成します。

ステップ 4

translate { called | calling } translation-rule-tag

 
Router(config-ephone-dn)# translate called 1

設定対象のディレクトリ番号に適用する規則を指定します。

translation-rule-tag :以前に設定した変換規則の参照番号。値の範囲は 1 ~ 2147483647 です。

ephone-dn テンプレートを使用すると、このコマンドを 1 つ以上のディレクトリ番号に適用できます。ephone-dn テンプレートを使用してディレクトリ番号にコマンドを適用し、さらに同じディレクトリ番号に対して同じコマンドを ephone-dn 設定モードで使用すると、ephone-dn 設定モードで設定した値が優先されます。

ステップ 5

end
 
Router(cfg-translation-profile)# end

設定モードを終了し、特権 EXEC モードを開始します。

次の作業

Cisco Unified CME 内の電話機のパラメータを変更した場合は、新しい設定ファイルを生成してから電話機を再起動します。 電話機用の設定ファイルの生成を参照してください。

SIP:Cisco Unified CME 4.1 以降のバージョンでの音声変換規則の適用

着信コール レッグの音声変換プロファイルを SIP 電話機のディレクトリ番号に適用するには、次の手順を実行します。

前提条件

Cisco Unified CME 4.1 以降のバージョン。

適用する音声変換規則が含まれた音声変換プロファイルは、すでに設定されている必要があります。設定については、「Cisco CME 3.2 以降のバージョンでの音声変換規則の定義」を参照してください。

要約手順

1. enable

2. configure terminal

3. voice register dn dn - tag

4. translation-profile incoming name

5. end

詳細手順

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードを有効にします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

global 設定モードを開始します。

ステップ 3

voice register dn dn-tag

 

Router(config-register-dn)# ephone-dn 1

voice register dn 設定モードを開始して、SIP 電話機、インターコム回線、音声ポート、またはメッセージ受信のインジケータ(MWI)のディレクトリ番号を定義します。

ステップ 4

translation-profile incoming name

 
Router(config-register-dn)# translation-profile incoming name1

着信コール レッグの変換プロファイルを、このディレクトリ番号に割り当てます。

ステップ 5

end
 
Router(config-ephone-dn)# end

設定モードを終了し、特権 EXEC モードを開始します。

次の作業

Cisco Unified CME 内の電話機のパラメータを変更した場合は、新しい設定ファイルを生成してから電話機を再起動します。 SIP:SIP 電話機ごとの設定プロファイルの作成を参照してください。

SIP:Cisco Unified CME 4.1 よりも前の音声変換規則の適用

設定済みの音声変換規則を適用して、SIP 電話機の内線でダイヤルされる番号を変更するには、次の手順を実行します。

前提条件

Cisco CME 3.4 以降のバージョン。

適用する音声変換規則は、すでに設定されている必要があります。設定については、「Cisco CME 3.2 以降のバージョンでの音声変換規則の定義」を参照してください。

要約手順

1. enable

2. configure terminal

3. voice register pool tag

4. translate-outgoing { called | calling } rule-tag

5. end

詳細手順

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードを有効にします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

global 設定モードを開始します。

ステップ 3

voice register pool pool-tag

 

Router(config)# voice register pool 3

voice register pool 設定モードを開始し、SIP 電話機の電話機固有のパラメータを設定します。

ステップ 4

translate-outgoing { called | calling } rule-tag

 
Router(config-register-pool)# translate-outgoing called 1

設定対象の SIP 電話機に適用する設定済み音声変換規則を指定します。

ステップ 5

end

 

Router(config-register-global)# end

設定モードを終了し、特権 EXEC モードを開始します。

次の作業

Cisco Unified CME 内の電話機のパラメータを変更した場合は、新しい設定ファイルを生成してから電話機を再起動します。 SIP:SIP 電話機ごとの設定プロファイルの作成を参照してください。

音声変換規則および音声変換プロファイルの検証

音声変換プロファイルを検証するには、次の手順を実行します。

要約手順

1. show voice translation-profile

2. show voice translation-rule

3. test voice translation-rule

詳細手順


ステップ 1 show voice translation-profile [ name ]

このコマンドでは、1 つまたはすべての変換プロファイルの設定が表示されます。

Router# show voice translation-profile profile-8415
 
Translation Profile: profile-8415
Rule for Calling number: 4
Rule for Called number: 1
Rule for Redirect number: 5
Rule for Redirect-target number: 2
 

ステップ 2 show voice translation-rule [ number ]

このコマンドでは、1 つまたはすべての変換規則の設定が表示されます。

Router# show voice translation-rule 6
 
Translation-rule tag: 6
Rule 1:
Match pattern: 65088801..
Replace pattern: 6508880101
Match type: none Replace type: none
Match plan: none Replace plan: none
 

ステップ 3 test voice translation-rule number

このコマンドを使用すると、変換規則をテストできます。

Router(config)# voice translation-rule 5
Router(cfg-translation-rule)# rule 1 /201/ /102/
Router(cfg-translation-rule)# exit
Router(config)# exit
Router# test voice translation-rule 5 2015550101
 
Matched with rule 5
Original number:2015550101 Translated number:1025550101
Original number type: none Translated number type: none
Original number plan: none Translated number plan: none
 


 

セカンダリ ダイヤル トーンのアクティブ化

電話機ユーザが、指定された番号列をダイヤルした後に、セカンダリ ダイヤル トーンをアクティブにするには、次の手順を実行します。

前提条件

Cisco CME 3.0 以降のバージョン。

発信ダイヤル ピアに、PSTN アクセス プレフィックスを設定する必要があります。

要約手順

1. enable

2. configure terminal

3. telephony-service

4. secondary-dialtone digit-string

5. end

詳細手順

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードを有効にします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

global 設定モードを開始します。

ステップ 3

telephony-service

 

Router(config)# telephony-service

telephony-service 設定モードを開始します。

ステップ 4

secondary-dialtone digit-string

 

Router(config-telephony)# secondary-dialtone 9

digit-string がダイヤルされたときにセカンダリ ダイヤル トーンをアクティブにします。

digit-string :ダイヤルするとセカンダリ ダイヤル トーンがアクティブになる最大 32 桁の数字列。通常、 digit-string は事前定義の PSTN アクセス プレフィックスです。

ステップ 5

end

 

Router(config-telephony)# end

特権 EXEC モードに戻ります。

ダイヤル プラン機能の設定例

この項では、次の例について説明します。

「セカンダリ ダイヤル トーンの例」

セカンダリ ダイヤル トーンの例

telephony-service

fxo hook-flash

load 7910 P00403020214

load 7960-7940 P00305000600

load 7914 S00103020002

load 7905 CP7905040000SCCP040701A

load 7912 CP7912040000SCCP040701A

max-ephones 100

max-dn 500

ip source-address 10.153.233.41 port 2000

max-redirect 20

no service directed-pickup

timeouts ringing 10

system message XYZ Company

voicemail 7189

max-conferences 8 gain -6

moh music-on-hold.au

web admin system name admin1 password admin1

dn-webedit

time-webedit

!

!

!

secondary-dialtone 9

その他の資料

次の項では、Cisco Unified CME の機能に関連する参照資料を示します。

関連マニュアル

テクニカル サポート

説明
リンク

Cisco Support Web サイトでは、シスコ製品やシスコの技術に関するトラブルシューティングにお役立ていただけるように、マニュアルなどの豊富なオンライン リソースやツールを提供しています。Cisco Support Web サイトのほとんどのツールにアクセスするには、Cisco.com のユーザ ID とパスワードが必要です。サービス契約が有効で、ユーザ ID またはパスワードを取得していない場合は、Cisco.com で登録手続きを行ってください。

http://www.cisco.com/techsupport

ダイヤル プラン機能の機能情報

表16 は、この章で説明した機能、およびバージョンごとの機能拡張を示しています。

特定の Cisco Unified CME バージョンをサポートする正確な Cisco IOS リリースについては、「 Cisco Unified CME and Cisco IOS Software Version Compatibility Matrix 」( http://www.cisco.com/en/US/docs/voice_ip_comm/cucme/requirements/guide/33matrix.htm )を参照してください。

プラットフォームおよびソフトウェア イメージのサポートに関する情報を参照するには、Cisco Feature Navigator を使用します。Cisco Feature Navigator では、特定のソフトウェア リリース、機能セット、またはプラットフォームをサポートしている Cisco IOS ソフトウェアを確認できます。Cisco Feature Navigator にアクセスするには、 http://www.cisco.com/go/cfn に移動してください。Cisco.com のアカウントは必要ありません。


表16 は、所定の機能に対するサポートが導入された Cisco Unified CME のバージョンを示しています。特に断りのない限り、その機能は以降のバージョンの Cisco Unified CME ソフトウェアでもサポートされます。


 

表16 ダイヤル プラン機能の機能情報

機能名
Cisco Unified CME のバージョン
機能情報

ダイヤル プラン パターン

4.0

自動転送または転送先ターゲットが、省略された個々の SIP 内線番号または SIP 電話機に表示される内線番号である場合、コール自動転送およびコール転送のダイヤル プラン パターンの拡張に対するサポートが追加されました。

2.1

内線を E.164 電話番号に拡張するときに、内線番号から先頭番号パターンが除去されます。内線番号パターンの長さは、extension-length 引数に設定された値と等しい必要があります。

1.0

内線番号にプレフィックスを追加し、E.164 番号に変換します。

セカンダリ ダイヤル トーン

3.0

指定された番号列をダイヤルした後のセカンダリ ダイヤル トーンのサポート。

音声変換規則

4.1

SIP 電話機の電話番号に対する着信コール レッグの音声変換プロファイルのサポートが追加されました。

3.4

SIP 電話機の内線でダイヤルされる番号を変更するための音声変換規則のサポートが追加されました。

3.2

指定された ephone-dn から発信するコールの番号、または、この ephone-dn に着信するコールの番号が追加、削除、または変換されます。