Cisco Unified Communications Manager システム ガイド for Cisco Unified Communications Manager Business Edition Release 7.0(1)
システム レベルのコンフィギュレー ション設定
システム レベルのコンフィギュレーション設定
発行日;2012/01/13 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 6MB) | フィードバック

目次

システム レベルのコンフィギュレーション設定

サーバの設定

Cisco Unified Communications Manager の設定

SIP を実行する電話機の電話用 NTP 参照先の設定

日付/時刻グループ

リージョン

デバイス プール

デバイス プールの更新

共通デバイス設定

LDAP

コール アドミッション制御

SRST 参照先

MLPP ドメイン

エンタープライズ パラメータ

サービス パラメータ

依存関係レコード

システム設定チェックリスト

参考情報

システム レベルのコンフィギュレーション設定

Cisco Unified Communications Manager システムを設定する際には、システム レベルの設定を行ってから、デバイスを追加し、システム レベル以外の Cisco Unified Communications Manager 機能を設定します。この章の構成は、次のとおりです。

「サーバの設定」

「Cisco Unified Communications Manager の設定」

「SIP を実行する電話機の電話用 NTP 参照先の設定」

「日付/時刻グループ」

「リージョン」

「デバイス プール」

「共通デバイス設定」

「LDAP」

「コール アドミッション制御」

「SRST 参照先」

「MLPP ドメイン」

「エンタープライズ パラメータ」

「サービス パラメータ」

「依存関係レコード」

「システム設定チェックリスト」

「参考情報」

サーバの設定

サーバの設定を使用して、Cisco Unified Communications Manager がインストールされているサーバのアドレスを指定します。ネットワークで Domain Name System(DNS)サービスを使用している場合は、サーバのホスト名を指定できます。ネットワークで DNS サービスを使用していない場合は、サーバの IP アドレスを指定する必要があります。

サーバの設定

サーバを設定(追加および更新)するためのガイドラインを次に示します。

DNS サーバを適切な Cisco Unified Communications Manager の名前およびアドレス情報で更新した後に、その情報を使用して Cisco Unified Communications Manager サーバを設定する必要があります。

Cisco Unified Communications Manager の管理ページでは、どのような状況でも[IPアドレス(IP Address)]フィールドを更新できなくなることはありません。

[サーバの設定(Server Configuration)]ウィンドウで IP アドレスを変更して、設定を保存しようとすると、「サーバの名前/IPアドレスの変更は、Cisco Unified Communications Managerに問題が発生する原因となる場合があります。続行しますか?(Changing the name/IP Address of the server may cause problems with Cisco Unified Communications Manager. Are you sure that you want to continue?)」というメッセージが表示されます。[OK]をクリックする前に、[ホスト名/IPアドレス(Host Name/IP Address)]フィールドを更新した場合の動作を理解しておいてください。たとえば、この設定を不適切な値に更新すると、データベースが機能しない、Cisco Unified Communications Manager の管理ページにアクセスできないなど、Cisco Unified Communications Manager が動作しなくなることがあります。また、関連する他の作業を行っていない状態でこのフィールドを更新した場合、Cisco Unified Communications Manager で問題が発生する可能性があります。

IP アドレスの変更の詳細については、『 Changing the IP Address and Host Name for Cisco Unified Communications Manager Release 7.0(1) 』を参照してください。

サーバの設定に加えた変更は、Cisco Unified Communications Manager を再起動するまで有効になりません。

サーバの削除

Cisco Unified Communications Manager Business Edition がインストールされているサーバは削除できません。

Cisco Unified Communications Manager の設定

Cisco Unified Communications Manager サーバは、インストール時に Cisco Unified Communications Manager に追加されます。インストールされた各 Cisco Unified Communications Manager のポートやその他のプロパティなどのフィールドを更新するには、Cisco Unified Communications Manager の設定を使用します。

自動登録パーティション、外部電話番号マスク、およびボイス メッセージ ボックス マスクの設定に加えた変更は、Cisco Unified Communications Manager を再起動するまで有効になりません。


) Cisco Unified Communications Manager のフレッシュ インストールを行うときは、Cisco CallManager サービスを有効にする必要があります。Cisco CallManager サービスを有効にする方法については、『Cisco Unified Serviceability アドミニストレーション ガイド』を参照してください。


SIP を実行する電話機の電話用 NTP 参照先の設定

Cisco Unified Communications Manager の管理ページで電話用 Network Time Protocol(NTP)参照先を設定し、SIP を実行する IP Phone が日付と時刻を、必ず NTP サーバから取得するようにできます。SIP を実行している電話機が、プロビジョニングされた「電話用 NTP 参照先(Phone NTP Reference)」から日時を取得できない場合、電話機は Cisco Unified Communications Manager に登録したときに、その情報を受信します。

電話用 NTP 参照先の追加

電話用 NTP 参照先を Cisco Unified Communications Manager の管理ページに追加した後、それを日付/時刻グループに追加する必要があります。日付/時刻グループ内では、電話機が連絡する最初のサーバから順に、電話用 NTP 参照先に優先順位を付けます。

日付/時刻グループの設定はデバイス プール内で指定され、デバイス プールは電話機ウィンドウで指定されます。

電話用 NTP 参照先の削除

電話用 NTP 参照先を Cisco Unified Communications Manager の管理ページから削除するには、事前に日付/時刻グループからサーバを削除しておく必要があります。どの日付/時刻グループが電話用 NTP 参照先を使用しているかを調べるには、[電話用NTPの設定(Phone NTP Reference Configuration)]ウィンドウの[関連リンク(Related Links)]ドロップダウン リスト ボックスで [依存関係レコード(Dependency Records)] を選択し、 [移動(Go)] をクリックします。

依存関係レコードがシステムで有効にされていない場合は、[依存関係レコード要約(Dependency Records Summary)]ウィンドウに、依存関係レコードを有効にするためのアクションを示したメッセージが表示されます。また、このメッセージには、依存関係レコード機能に関連した CPU 負荷の高さに関する情報も表示されます。依存関係レコードの詳細については、『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の「依存関係レコード」を参照してください。

日付/時刻グループ

Cisco Unified Communications Manager に接続している各デバイスの時間帯を定義するには、日付/時刻グループを使用します。

Cisco Unified Communications Manager には CMLocal と呼ばれるデフォルトの日付/時刻グループがあり、これは Cisco Unified Communications Manager のインストール時に自動的に設定されます。しかし、現地時間帯に合せてグループを設定することをお勧めします。CMLocal は、 Cisco Unified Communications Manager サーバ上のオペレーティング システムのアクティブな日時と同期します。 Cisco Unified Communications Manager のインストール後に、必要に応じて CMLocal の設定値を変更できます。通常、サーバの日付/時刻は現地時間帯の日付と時刻に合せて調整します。


) Cisco Unified Communications Manager を再起動したとき、または Cisco Unified Communications Manager ソフトウェアを新しいリリースにアップグレードしたときには、CMLocal はオペレーティング システムの日時に合せてリセットされます。CMLocal の名前は変更しないでください。



ヒント Cisco Unified IP Phone を世界各地に配備する場合は、24 の時間帯それぞれのグループに、日付/時刻グループを作成してください。


日付/時刻グループの追加

データベースに新しい日付/時刻グループを追加した後、それをデバイス プールに割り当て、デバイス プールの日時情報を設定できます。

加えた変更を適用するには、デバイスをリセットする必要があります。

日付/時刻グループの削除


) デバイス プールに使用している日付/時刻グループを削除することはできません。


どのデバイス プールが日付/時刻グループを使用しているかを知るには、[日時グループの設定(Date/Time Group Configuration)]ウィンドウの[関連リンク(Related Links)]ドロップダウン リスト ボックスで [依存関係レコード(Dependency Records)] を選択し、 [移動(Go)] をクリックします。

現在使用中の日付/時刻グループを削除する場合は、事前に、次の作業のどちらかまたは両方を実行しておく必要があります。

削除する日付/時刻グループを使用しているデバイス プールに、別の日付/時刻グループを割り当てる。

削除する日付/時刻グループを使用しているデバイス プールを削除する。

詳細については、『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』および『 Cisco Unified Serviceability アドミニストレーション ガイド 』を参照してください。

リージョン

リージョンを使用して、リージョン内およびリージョン間のオーディオ コールとビデオ コールに使用する帯域幅を指定します。

オーディオ コーデックによって、1 回のオーディオ コールに使用される帯域幅の最大量と圧縮タイプが決まります。

ビデオ コール帯域幅は、オーディオ帯域幅とビデオ帯域幅の合計で構成されますが、オーバーヘッドを含んでいません。

リージョンを作成する際には、そのリージョン内のデバイス間、およびそのリージョンと他のリージョン間で行われるコールに使用できるコーデックを指定します。G.711 だけを使用するアプリケーションのように、特定のコーデックだけをサポートするアプリケーションにもリージョンが使用されます。

オーディオ コーデック タイプでは、音声信号の圧縮と圧縮解除に使用されるテクノロジーを指定します。選択するオーディオ コーデックにより、コールごとに使用される圧縮タイプと帯域幅の量が決まります。各オーディオ コーデックで消費される帯域幅の詳細については、 表5-1 を参照してください。


) Cisco Unified Communications Manager では、オーディオ コーデックの指定は、コールすべてに対してデフォルトで G.711 を使用しています。G.711 以外のオーディオ コーデックを使用する予定がない場合は、リージョンを使用する必要はありません。


Cisco Unified Communications Manager はストリームの暗号化と、G.722 など、さまざまなオーディオ/ビデオ コーデックをサポートしています。

リージョンを使用すると、Cisco Unified Communications Manager を複数のサイトに展開した環境で容量制御を行うことができます。そのような環境では、WAN リンク経由で送信されるコールの帯域幅を制限する一方で、内部のコールに帯域幅を多く与えることが必要な場合があるためです。

リージョンの追加

リージョンを使用しているデバイスにオーディオ コーデックの使用を指定するには、次の作業が必要です。

Cisco Unified Communications Manager の管理ページの[サービス パラメータ設定(Service Parameter Configuration)]ウィンドウで、オーディオ コーデックとビデオ コール帯域幅のデフォルト値を設定する。

リージョンを作成し、そのリージョン内のコール、および他のリージョン間とのコールに使用するオーディオ コーデックを指定する。

作成したリージョンを使用するデバイス プールを作成または変更する。

リージョンが適切に指定されているデバイス プールにデバイスを割り当てる。


) Cisco Unified Communications Manager では、最大 500 のリージョンを追加できます。


デフォルト値の設定

リージョン エントリには、次の値が含まれています。

オーディオ コーデック:同じリージョン内で使用するオーディオ コーデックの値を定義します。また、リージョン間で使用するオーディオ コーデックの値も定義します。

ビデオ コール帯域幅:同じリージョン内で使用するビデオ コール帯域幅の値を定義します。また、リージョン間で使用するビデオ コール帯域幅の値も定義します。

リンク損失タイプ:同じリージョン内で使用するリンク損失タイプの値を定義します。また、リージョン間で使用するリンク損失タイプの値も定義します。値には、高損失と低損失があります。


ヒント オーディオ コーデック、ビデオ コール帯域幅、およびリンク損失タイプを、デフォルトを使用するように設定すると、システムが使用するリソースが少なくなります。


リージョンのデフォルト値は、Cisco Unified Communications Manager の管理ページの[サービス パラメータ設定(Service Parameter Configuration)]ウィンドウ( [システム(System)] >[サービス パラメータ(Service Parameters)] )で設定します。

リージョンには、リージョン内で使用するデフォルト値があります。推奨デフォルト値では[G.711]が指定されます。

リージョンには、リージョン間で使用するデフォルト値があります。推奨デフォルト値では[G.729]が指定されます。


) スケーラビリティを高めるため、シスコでは、Cisco Unified Communications Manager の管理ページの[サービス パラメータ設定(Service Parameter Configuration)]ウィンドウでオーディオ コーデック、ビデオ コール帯域幅、およびリンク損失タイプにデフォルト値を正しく設定してから、Cisco Unified Communications Manager の管理ページの[リージョンの設定(Region Configuration)]ウィンドウでデフォルト設定を選択することを推奨しています。


リージョンの設定の詳細については、『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の「リージョンの設定」の章を参照してください。

デバイス プールの設定については、「デバイス プール」を参照してください。コードおよびビデオ コールについては、「 ビデオ テレフォニーの概要 」を参照してください。

新しいリージョンをデータベースに追加した後、それを使用してデバイス プールを設定できます。デバイスは、割り当てられたデバイス プールからリージョン設定を取得します。


) 更新されたリージョンを使用するすべてのデバイスに変更を適用するには、そのデバイスを再起動する必要があります。


サポートされているオーディオ コーデックおよび消費帯域幅

Cisco Unified Communications Manager では、リージョン機能用に次のオーディオ コーデックをサポートしています。

[G.711] :Cisco Unified Communications Manager ですべてのコールに使用されるデフォルト コーデック。

[G.722] :ビデオ会議で使用されることの多いオーディオ コーデック。Advertise G.722 Codec エンタープライズ パラメータの詳細については、「 Cisco Unified IP Phone 」の章の 「コーデックの使用」を参照してください。このエンタープライズ パラメータは、Cisco Unified IP Phone が G.722 コーデックを Cisco Unified Communications Manager に通知するかどうかを決定します。

[G.723] :Cisco IP Phone 12 SP+ および Cisco IP Phone 30 VIP デバイス用の、6 kb/s 圧縮を使用する低ビット レートのコーデック。

[G.728] :ビデオ エンドポイントでサポートしている低ビット レートのコーデック。

[G.729] :Cisco Unified IP Phone 7900 でサポートされ、8 kb/s 圧縮を使用する低ビット レートのコーデック。通常、WAN リンクを経由したコールは帯域幅の消費量が少ないので、これらのコールには低ビット レートのコーデックを使用します。たとえば、集中型コール処理を行うマルチサイト WAN は、サイトごとに[G.711]と[G.729]のリージョンを設定して、サイト内のコールは[G.711]として指定し、サイト間のコールは[G.729]として指定することができます。

[GSM] :GSM(モバイル通信用グローバル システム)コーデック。GSM では、GSM ワイヤレス ヘッドセット用の MNET システムと Cisco Unified Communications Manager の相互運用が可能です。GSM リージョン内、および他のリージョンとの間で行うコール用のオーディオ コーデックとして GSM を指定しているデバイス プールに、GSM デバイスを割り当てます。デバイスの機能によっては、GSM EFR(拡張フルレート)と GSM FR(フルレート)が GSM に含まれます。

[Wideband] :IP Phone から IP Phone へのコールがサポートされています。ワイドバンド オーディオ コーデックは、非圧縮の 16 ビット、16 kHz のサンプリング レートを使用し、高品質のオーディオ帯域幅をサポートする受話器、音響機器、スピーカ、およびマイクロフォンを備えている Cisco Unified IP Phone 7900 モデルの電話機などで機能します。


ヒント ワイドバンドは G.711 の 4 倍の帯域幅を消費するため、リージョンでコーデック タイプとしてワイドバンドを指定する場合は、ネットワークの帯域幅に余裕を持たせる必要があります。

[AAC] :Advanced Audio Codec(AAC)は、良好な音声忠実度を実現するワイドバンドの音声コーデックです。ビット レートが低めの場合でも、従来のコーデックと同等またはそれ以上の音声品質を提供します。

SIP では、AAC をオーディオ コーデックとして使用できます。SIP を実行している電話機間のコールには AAC オーディオ コーデックを使用してください。

[iLBC] :Internet Low Bit Rate Codec(iLBC)を利用すると、フレームの損失が発生している高損失のネットワークにおいて、音声品質の低下が緩和されます。iLBC は、電話会議、ビデオ会議、オーディオのストリーミング、アーカイブ、メッセージ配信など、リアルタイムでの通信に適したものと考えてください。

iLBC は、高損失のネットワークにおけるエラーからの復元性が優れています。ネットワーク内にエラー発生率の高いリンクがある場合、管理者はそのリージョン ペアを高損失として設定できます。このように設定すると、そのリンクに対して iLBC を選択できるようになります(iLBC が設定されている場合)。

iLBC をオーディオ コーデックとして使用できるのは、SIP、SCCP、および MGCP です。

表5-1 に示すように、コール ストリームごとに使用される合計帯域幅は、オーディオ コーデックのタイプだけでなく、データ パケットのサイズやオーバーヘッド(パケット ヘッダー サイズ)などの要素によっても異なります( 表5-1 に示す帯域幅情報はイーサネットに使用されます)。


) 各コールには、2 つのストリーム(それぞれの方向に 1 つずつ)があります。



表5-1 で指定されているコーデックは、各コールで消費される帯域幅とおおまかな相関関係があります。各コーデックで消費される帯域幅の詳細については、現行リリースの Cisco Unified Communications Manager の『Cisco Unified Communications ソリューション リファレンス ネットワーク デザイン (SRND)』を参照してください。


 

表5-1 コーデック タイプ別、コールごとの消費帯域幅

オーディオ コーデック
データ パケットだけに
消費される帯域幅(パケット サイズに関係なく固定)
30ms データ パケットで
各コールが消費する帯域幅(IP ヘッダーを含む)
20ms データ パケットで
各コールが消費する帯域幅(IP ヘッダーを含む)

G.711

64 kb/s

80 kb/s

88 kb/s

G.722

24 kb/s

80 kb/s

88 kb/s

G.723

6 kb/s

24 kb/s

適用外

G.729

8 kb/s

24 kb/s

32 kb/s

ワイドバンド 1

256 kb/s

272 kb/s

280 kb/s

GSM 2

13 kb/s

29 kb/s

37 kb/s

1.非圧縮。Cisco Unified Communications Manager は、Cisco Unified IP Phone 7900 ファミリの電話機に対してのみ、IP Phone から IP Phone へのワイドバンド オーディオをサポートします。

2.Global system for mobile communications(モバイル通信用グローバル システム)。

図5-1 は、リージョンが非常に単純に設定されている場合の例で、中央サイトと 2 箇所のリモート ブランチが展開されています。この例では、システム管理者は各サイトに対してリージョンを設定しています。G.711 コーデックは各サイト内でのコールに使用される最大帯域幅に等しいコーデックで、G.729 コーデックは WAN リンクを経由したサイト間のコールに使用される最大帯域幅に等しいコーデックです。

リージョンの設定後、システム管理者は次のサイトにデバイスを割り当てます。

リージョン設定値として CentralCampus を指定しているデバイス プールに、中央キャンパス サイトを割り当てる。

リージョン設定値として RemoteSiteA を指定しているデバイス プールに、リモート サイト A を割り当てる。

リージョン設定値として RemoteSiteB を指定しているデバイス プールに、リモート サイト B を割り当てる。

図5-1 簡単な設定のリージョン例

 

ロケーションとリージョン

Cisco Unified Communications Manager 内では、ロケーションに基づいたコール アドミッション制御をリージョンと併用して、ネットワーク リンクの特性を指定します。

リージョンはリンク上で使用されるコーデック タイプ(つまり、その結果として各コールで消費される帯域幅の量)を指定します。

ロケーションは特定リンクで消費できる帯域幅の量を指定します。

ネットワーク上の各デバイスには、リージョン(デバイス プールを使用して)およびロケーションの両方を割り当てる必要があります。「コール アドミッション制御」を参照してください。

リージョンの削除


) デバイス プールが使用中のリージョンは削除できません。


どのデバイス プールがリージョンを使用しているかを知るには、[リージョンの設定(Region Configuration)]ウィンドウの[関連リンク(Related Links)]ドロップダウン リスト ボックスで [依存関係レコード(Dependency Records)] を選択し、 [移動(Go)] をクリックします。

現在使用中のリージョンを削除する場合は、事前に、次のどちらかまたは両方の作業を実行しておく必要があります。

別のリージョンを使用するよう、デバイス プールを更新する。

削除するリージョンを使用しているデバイス プールを削除する。

詳細については、『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』および『 Cisco Unified Serviceability アドミニストレーション ガイド 』を参照してください。

デバイス プール

デバイス プールでは、複数のデバイスに対して共通の特性をセットで指定する便利な手法を提供しています。デバイス プールに指定可能な特性は、次のとおりです。

[デバイス プール名(Device Pool Name)]:新規のデバイス プールに対して名前を指定する。

[日付/時刻グループ(Date/Time Group)]:デバイスの日付と時間帯を指定します。詳細については、「日付/時刻グループ」を参照してください。

[リージョン(Resion)]:リージョン内およびリージョン間で使用されるオーディオ コーデックとビデオ コーデックを指定します。リージョンを使用するのは、ネットワーク内で異なるタイプのコーデックを使用する場合だけです。詳細については、「リージョン」を参照してください。

[ソフトキー テンプレート(Softkey Template)]:Cisco Unified IP Phone 上のアプリケーションに関連付けられているソフトキーを管理します。詳細については、『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の「ソフトキー テンプレートの設定」の項を参照してください。

[SRST 参照先(SRST Reference)]:デバイス プール内のデバイスに SRST 機能を提供するゲートウェイを指定します。詳細については、「SRST 参照先」を参照してください。

[自動登録用コーリング サーチ スペース(Calling Search Space for Auto-registration)](オプション):自動登録されたデバイスがコールの発信時に接続できるパーティションを指定します。詳細については、「パーティションおよび コーリング サーチ スペース」を参照してください。

[復帰コールのフォーカス優先度(Reverted Call Focus Priority)](オプション):ユーザが電話機をオフフックにするなどの操作を実行した場合に、着信コールと復帰コールのどちらのコール タイプが優先されるかを指定します。たとえば、電話機で復帰コールと着信コールのアラートが同時に発生しているとき、着信コール優先の場合は、電話機をオフフックにすると着信コールが取得されます。詳細については、『 Cisco Unified Communications Manager 機能およびサービス ガイド 』の「保留復帰」を参照してください。

[メディア リソース グループ リスト(Media Resource Group List)](オプション):メディア リソース グループを優先順に並べたリストを指定します。アプリケーションは、メディア リソース グループ リストに指定されている優先順位に従って、使用可能なメディア リソース グループから必要なメディア リソース(たとえば、保留音サーバ、トランスコーダ、会議ブリッジ)を選択します。詳細については、「メディア リソース グループ リスト」を参照してください。

[ネットワーク保留 -MOH 音源(Network Hold MOH Audio Source)]:ネットワーク保留用のオーディオ ソースを指定します。詳細については、『 Cisco Unified Communications Manager 機能およびサービス ガイド 』の「保留音オーディオ ソース」の項を参照してください。

[ユーザ保留 -MOH 音源(User Hold MOH Audio Source)](オプション):ユーザ保留用のオーディオ ソースを指定します。詳細については、『 Cisco Unified Communications Manager 機能およびサービス ガイド 』の「保留音オーディオ ソース」の項を参照してください。

[ネットワーク ロケール(Network Locale)]:特定の地域にあるデバイス プール内の電話機およびゲートウェイが使用するトーンと断続周期の定義が含まれています。


) 関連デバイスでサポートされている、インストール済みのネットワーク ロケールだけを選択する必要があります。リストにはこの設定で使用できるすべてのネットワーク ロケールが表示されますが、すべてのネットワーク ロケールがインストールされているとは限りません。デバイスが、ファームウェアでサポートされないネットワーク ロケールに関連付けられている場合、そのデバイスは起動しません。


[デバイスモビリティグループ(Device Mobility Group)]:このデバイスのデバイス モビリティの制御に使用される、最上位のエンティティを表します。詳細については、『 Cisco Unified Communications Manager 機能およびサービス ガイド 』の「デバイス モビリティ」の項を参照してください。

[ロケーション(Location)]:コール アドミッション制御を集中型コール処理システムに実装します。詳細については、「コール アドミッション制御」を参照してください。

[物理ロケーション(Physical Location)]:特定の地理上の場所に適用されるデバイス モビリティ関連パラメータを、他のパラメータと区別します。詳細については、『 Cisco Unified
Communications Manager 機能およびサービス ガイド
』の「デバイス モビリティ」の項を参照してください。

[ユーザ ロケール(User Locale)]:言語やフォントなど、ユーザをサポートするための一連の詳細情報を識別します。この特性は、デバイス プール内の電話機およびゲートウェイに関連付けられます。

[接続モニタ間隔(Connection Monitor Duration)]:Cisco Unified Communications Manager と SRST の間の WAN リンク フラッピング問題を解決します。詳細については、「SRST 参照先」を参照してください。

[ワンボタン割込み(Single Button Barge/cBarge)]:ワンボタン割り込み/C 割り込み機能の設定を指定します。詳細については、『 Cisco Unified Communications Manager 機能およびサービス ガイド 』の「割り込みとプライバシー」の項を参照してください。

[回線をまたいで参加(Join Across Lines)]:回線をまたいで参加の機能の設定を指定します。詳細については、「電話番号の概要」の項を参照してください。

[デバイスモビリティコーリングサーチスペース(Device Mobility Calling Search Space)]:同じデバイス モビリティ グループ内でデバイスをローミングしているときに、デバイス コーリング サーチ スペースとして使用される適切なコーリング サーチ スペースを指定します。詳細については、『 Cisco Unified Communications Manager 機能およびサービス ガイド 』の「デバイス モビリティ」の項を参照してください。

[AARコーリングサーチスペース(AAR Calling Search Space)]:自動代替ルーティング(AAR; automated alternate routing)実行時に使用するデバイスのコーリング サーチ スペースを指定します。詳細については、「ルート プランの概要」の項を参照してください。

[AARグループ(AAR Group)]:このデバイスの AAR グループを指定します。AAR グループはプレフィックス番号を提供します。このプレフィックス番号を使用すると、帯域幅が不十分なために通常であればブロック対象となるコールがルーティングされるようになります。AAR グループの設定で[なし(None)]を指定した場合、ブロックされたコールは再ルーティングされません。詳細については、「ルート プランの概要」の項を参照してください。

[MLPP 情報(Multilevel Precedence and Preemption(MLPP) Information)]:次の MLPP の設定を管理します。

[MLPP 表示(MLPP Indication)]:優先トーンを再生できるデバイス プール内のデバイスが MLPP precedence コールを行うときに、この機能を使用するかどうかを指定します。

[MLPP プリエンプション(MLPP Preemption)]:進行中のコールを優先処理できるデバイス プール内のデバイスが MLPP precedence コールを行うときに、この機能を使用するかどうかを指定します。

[MLPP ドメイン(MLPP Domain)]:デバイス プールに関連付けられている MLPP ドメインの 16 進値を指定します。デバイス プールは、設定された MLPP ドメインを参照します。

発信側トランスフォーメーション パターン CSS および国際エスケープ文字 +(プレフィックス)の設定:『 Cisco Unified Communications Manager 機能およびサービス ガイド 』の「発信側の正規化」および 「国際エスケープ文字 + の使用」を参照してください。


) 前述の機能をデバイス プールとして選択する場合は、デバイス プールを設定する前に、これらの機能を設定しておく必要があります。


新しいデバイス プールをデータベースに追加した後、そのデバイス プールを使用して、Cisco Unified IP Phone、ゲートウェイ、会議ブリッジ、トランスコーダ、メディア ターミネーション ポイント、ボイスメール ポート、CTI ルート ポイントなどのデバイスを設定できます。

自動登録を使用する場合は、Cisco Unified Communications Manager の管理ページの[デバイスのデフォルト(Device Defaults)]ウィンドウを使用して、特定タイプのデバイスをすべて 1 つのデバイス プールに割り当てることができます。

詳細については、『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の「デバイス デフォルトの更新」を参照してください。

ローカル ルート グループの説明、およびローカル ルート グループを使用するシナリオにおいて、ルート グループ、デバイス プール、ルート リスト、パーティション、ルート パターン、およびコーリング サーチ スペースをプロビジョニングする方法の詳細については、『 Cisco Unified Communications Manager 機能およびサービス ガイド 』の「ローカル ルート グループ」の章を参照してください。

関連項目

「ローカル ルート グループと着信側変換」

デバイス プールの更新

デバイス プールに変更を加える場合は、そのデバイス プール内のデバイスをリセットするまで、変更内容は有効になりません。

デバイスに割り当てられているデバイス プール、またはデバイス デフォルトのコンフィギュレーションに使用されているデバイス プールは削除できません。

どのデバイスがデバイス プールを使用しているかを知るには、[デバイス プール設定(Device Pool Configuration)]ウィンドウの[関連リンク(Related Links)]ドロップダウン リスト ボックスから [依存関係レコード(Dependency Records)] を選択し、 [移動(Go)] をクリックします。

使用中のデバイス プールを削除しようとすると、メッセージが表示されます。現在使用中のデバイス プールを削除する場合は、事前に、次のどちらかまたは両方の作業を実行しておく必要があります。

デバイスを更新して別のデバイス プールに割り当てる。

削除を予定しているデバイス プールに割り当てられているデバイスを削除する。

ローカル ルート グループの説明、およびローカル ルート グループを使用するシナリオにおいて、ルート グループ、デバイス プール、ルート リスト、パーティション、ルート パターン、およびコーリング サーチ スペースをプロビジョニングする方法の詳細については、『 Cisco Unified Communications Manager 機能およびサービス ガイド 』の「ローカル ルート グループ」の章を参照してください。

関連項目

「ローカル ルート グループと着信側変換」

共通デバイス設定

共通デバイス設定は、サービスおよび機能に関するユーザ固有の属性で構成されます。共通デバイス設定に指定可能な特性は、次のとおりです。

[名前(Name)]:共通デバイス設定の名前を指定します。

[ソフトキーテンプレート(Softkey Template)]:デバイス プール内のデバイスに関連付けられるソフトキー テンプレートを指定します。

[ユーザ保留MOH音源(User Hold MOH Audio Source)]:ユーザが保留操作を開始したときに使用される保留音(MOH)のオーディオ ソースを指定します。

[ネットワーク保留MOH音源(Network Hold MOH Audio Source)]:ネットワークが保留操作を開始したときに使用される MOH のオーディオ ソースを指定します。

[ユーザロケール(User Locale)]:デバイス プール内の電話機とゲートウェイに関連付けられるロケーションを指定します。

[MLPP 表示(MLPP Indication)]:優先トーンを再生できるデバイス プール内のデバイスが MLPP precedence コールを行うときに、この機能を使用するかどうかを指定します。

[MLPP プリエンプション(MLPP Preemption)]:進行中のコールを優先処理できるデバイス プール内のデバイスが MLPP precedence コールを行うときに、この機能を使用するかどうかを指定します。

[MLPPドメイン(MLPP Domain)]:このデバイス プールに関連付けられる MLPP ドメインを指定します。

LDAP

Cisco Unified Communications Manager でのディレクトリの使用方法については、 「ディレクトリの概要」 の章を参照してください。

コール アドミッション制御

コール アドミッション制御は、WAN リンク上でユーザが期待するレベルの音声品質を維持する場合に使用します。たとえば、メイン キャンパスとリモート サイトを接続する 56 kb/s フレーム リレー回線の音声品質は、コール アドミッション制御で調整できます。

リンク上に存在するアクティブ コール数が増えすぎて帯域幅の使用量が過剰になると、音声品質が低下し始める場合があります。コール アドミッション制御は、特定のリンク上で同時にアクティブにするコール数を制限することにより、音声品質を調整します。コール アドミッション制御を使用して、リンク上で特定レベルの音声品質を保証することはできませんが、リンク上のアクティブ コールが消費する帯域幅を調整できます。

Cisco Unified Communications Manager でサポートされるコール アドミッション制御には、次の 2 つのタイプがあります。

ロケーション:コール アドミッション制御を集中型コール処理システムに実装するには、ロケーションを使用します。コール アドミッション制御では、ロケーション間のリンクを経由したコールに使用できる帯域幅を制限することにより、音声品質を調整できます。


) コール アドミッション制御で IP WAN リンクの音声帯域幅を制限しない場合、そのリンク上でコールが無制限にアクティブになりえます。このため、リンクがコールで溢れる状態になると、各コールの音声品質が低下します。


詳細については、「コール アドミッション制御」を参照してください。

SRST 参照先

Survivable Remote Site Telephony(SRST)は、WAN 接続を介してアクセスできる Cisco Unified Communications Manager に依存するサイトで使用されます。SRST は、WAN が機能停止したときに、リモート サイトの IP Phone へのテレフォニー サービスを提供します。SRST 対応ルータには、リモート サイトにある IP Phone 相互間でのコールを可能にし、PSTN から IP Phone に到達するコールを可能にし、IP Phone から PSTN を通じて外部の世界へ到達するコールを可能にする機能があります。これは、IP Phone からの登録を受け付け、登録済みの電話番号と PSTN リンク用に設定されたルーティングに基づいてコールのルーティングを行う、SRST ルータ内のインテリジェント機能によって実現されます。

Cisco Unified Communications Manager の管理ページの設定可能なオプションである SRST(Survivable remote site telephony)参照先は、WAN が機能停止したときに、限定的にコール機能を提供します。SRST 参照先を使用すると、IP ゲートウェイが、制限付きの Cisco Unified Communications Manager 機能を継承できます。電話機が、関連付けられているすべての Cisco Unified Communications Manager への接続を失った場合、デバイス プール内の電話機は SRST 参照先の IP ゲートウェイに対して Cisco Unified Communications Manager 接続を確立しようとします。

IP Phone 上のステータス行表示は、電話機がバックアップ プロキシ(SRST ゲートウェイ)へフェールオーバーしたことを示し、SRST とユーザとの唯一の対話を提供します。

SRST のデバイス プール設定

システム管理者は、電話機のデバイス プール用に SRST の設定を行うことができます。使用可能なデバイス プール設定オプションは、次のとおりです。

[無効(Disable)]:電話機は、どの Cisco Unified Communications Manager にも到達できない場合、SRST ゲートウェイへの接続を試行しません。

[デフォルト ゲートウェイの使用(Use Default Gateway)]:電話機は、どの Cisco Unified Communications Manager にも到達できない場合、SRST ゲートウェイとして、その電話機の IP ゲートウェイへの接続を試行します。

ユーザ定義のオプション:電話機は、どの Cisco Unified Communications Manager にも到達できない場合、管理者によって指定された SRST ゲートウェイへの接続を試行します。[デバイス プール設定(Device Pool Configuration)]の[SRST 参照先(SRST Reference)]フィールドには、ユーザ定義の SRST 参照先のリストが表示されます。

管理者は、[SRST 参照先の設定(SRST Reference Configuration)]ウィンドウで SRST の設定を定義します。上記の SRST の設定オプションはすべて、デバイス プールに適用できます。Cisco TFTP は、SRST の設定を読み取り、その設定を .cnf.xml ファイルで IP Phone に提供します。IP Phone は、SRST の設定に対して適切に応答します。

コネクション モニタ間隔

Wide Area Network(WAN; 広域ネットワーク)を介して SRST に接続されている IP Phone は、WAN リンクを介して Cisco Unified Communications Manager との接続を確立できるとすぐに、Cisco Unified Communications Manager に再接続します。ただし、WAN リンクが不安定な場合、IP Phone は SRST に切り替えたり、Cisco Unified Communications Manager に切り替えたりします。このため、電話サービスが一時的に失われます(ダイヤル トーンが聞こえません)。このような再接続試行は、WAN リンク フラッピング問題と呼ばれ、IP Phone が Cisco Unified Communications Manager に正常に再接続するまで続きます。このような WAN リンクの中断は、2 つに分類できます。1 つは、あまり発生しないランダムな停止で、その点を除けば安定している WAN で発生します。もう 1 つは、よく発生する散発的な中断で、数分間続きます。

Cisco Unified Communications Manager と SRST の間の WAN リンク フラッピング問題を解決するために、Cisco Unified Communications Manager には、Connection Monitor Duration というエンタープライズ パラメータと、[デバイス プール設定(Device Pool Configuration)]ウィンドウ内の[接続モニタ間隔(Connection Monitor Duration)]という設定が用意されています。管理者は、システム要件に応じて、どのパラメータを使用するかを決めることができます。パラメータの値は、XML コンフィギュレーション ファイルで IP Phone に配信されます。

エンタープライズ パラメータのデフォルトでは、120 秒と指定されています。Cisco Unified Communications Manager の管理ページで設定されてたすべての IP Phone の接続間隔モニタ値を変更するには、エンタープライズ パラメータを使用します。

特定のデバイス プール内のすべての IP Phone の接続間隔モニタ値を変更するには、[デバイス プール設定(Device Pool Configuration)]ウィンドウを使用します。

SIP を実行する電話機の SRST 参照先設定オプション

リモート サイトには、PSTN ゲートウェイ アクセスに加えて、SCCP と SIP のエンドポイントが混在している場合があります。さまざまなプロトコルと PSTN の間でコールをルーティングするために、3 つの異なる機能が 1 台の SRST ルータの中で設定されます。これらの機能により、WAN の機能停止時に SCCP を実行している電話機、SIP を実行している電話機、および PSTN の間でコールをルーティングすることができます。さらに、Cisco Unified Communications Manager の管理ページの[SRST参照先の設定(SRST Reference Configuration)]ウィンドウに 2 つのフィールドが用意されています。

[SIP ネットワーク/IP アドレス(SIP Network/IP Address)]:この SIP ネットワーク/IP アドレスは SIP SRST に適用されます。このアドレスは、SIP を実行している電話機に SIP SRST 宛の SIP Register メッセージをどこへ送信するかを知らせます。

[SIP ポート(SIP Port)]:SRST ゲートウェイの SIP ポート。デフォルトでは、5060 が指定されます。

詳細については、『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の「SRST 参照先の設定値」を参照してください。

SRST 参照先および SRST 対応ゲートウェイのセキュリティ設定については、『 Cisco Unified Communications Manager セキュリティ ガイド 』を参照してください。

MLPP ドメイン

MLPP サービスはドメインに適用されるので、Cisco Unified Communications Manager は所定のドメイン内の MLPP ユーザからのコールに属する接続とリソースにのみ、優先順位を付けます。発信側ユーザの MLPP ドメイン登録は、コールのドメインとその接続を決定します。1 つのドメイン内で優先度の高い方のコールのみが、同じドメイン内のコールが使用している接続を優先使用できます。

MLPP ドメインを定義するには、次の MLPP ドメイン情報を設定します。

[ドメイン名(Domain Name)]:MLPP ドメインの名前。

[ドメイン ID(Domain ID)]:MLPP ドメイン ID をゼロ以上の 16 進値で設定します(デフォルト値はゼロです)。

MLPP ドメイン ID は、MLPP サブスクライバへ関連付けられているデバイスとリソースの集合で構成されます。特定のドメインに属する MLPP サブスクライバが、同じドメインに属する別の MLPP サブスクライバに優先コールを行ったとき、MLPP サービスは、コールされた MLPP サブスクライバが使用中の既存のコールを、優先度が高いコールに差し替えることができます。MLPP サービスは、ドメインを越えて使用することはできません。デバイス プールは、設定された MLPP ドメインを参照します。


) この設定の変更を有効にするには、すべてのデバイスをリセットする必要があります。


エンタープライズ パラメータ

エンタープライズ パラメータでは、すべてのデバイスとサービスに適用されるデフォルト設定値を指定します。Cisco Unified Communications Manager を新規にインストールすると、Cisco Unified Communications Manager は、エンタープライズ パラメータを、デバイス デフォルトの初期値として使用します。

エンタープライズ パラメータを追加または削除できませんが、既存のエンタープライズ パラメータは更新できます。Cisco Unified Communications Manager の管理ページでは、エンタープライズ パラメータは、CCMAdmin パラメータ、CCMUser パラメータ、CDR パラメータなどのカテゴリに分類されています。

[エンタープライズ パラメータ設定(Enterprise Parameters Configuration)]ウィンドウの疑問符ボタンを使用することにより、エンタープライズ パラメータの詳しい説明を表示できます。

サービス パラメータ

Cisco Unified Communications Manager のサービス パラメータを使用すると、選択したサーバにさまざまなサービスを設定できます。[サービス パラメータ設定(Service Parameters Configuration)]ウィンドウに表示される疑問符ボタンをクリックすることにより、パラメータとその説明のリストを表示できます。特定のパラメータをクリックすると、そのパラメータを先頭にしたリストが表示されます。

Cisco Unified Serviceability を使用してサービスを無効にした場合、Cisco Unified Communications Manager は、更新されたサービス パラメータ値を保存します。サービスを再び起動した場合、Cisco Unified Communications Manager はサービス パラメータを変更された値に設定します。


注意 サービス パラメータに対する変更によって、システムに障害が起きる場合もあります。変更しようとする機能を完全に理解しているか、Cisco Technical Assistance Center(TAC)から変更するよう求められた場合以外、サービス パラメータを変更しないようにしてください。

依存関係レコード

サーバ、デバイス プール、日付/時刻グループなど、システム レベルの設定に関する特定の情報を検索するには、Cisco Unified Communications Manager の管理ページの各システムレベル設定の設定ウィンドウで、[関連リンク(Related Links)]ドロップダウン リスト ボックスから [依存関係レコード(Dependency Records)] を選択し、 [移動(Go)] をクリックします。

依存関係レコードがシステムで有効にされていない場合は、[依存関係レコード要約(Dependency Records Summary)]ウィンドウにメッセージが表示されます。


) [デバイスのデフォルト設定(Device Defaults Configuration)]ウィンドウおよび[エンタープライズ パラメータ設定(Enterprise Parameters Configuration)]ウィンドウから 依存関係レコードを表示することはできません。


[Cisco Unified CMの設定(Cisco Unified CM Configuration)]の依存関係レコードのウィンドウには、アクセス先の Cisco Unified Communications Manager グループの情報が表示されます。[日時グループの設定(Date/Time Group Configuration)]の依存関係レコードのウィンドウには、アクセス先のデバイス プールの情報が表示されます。

依存関係レコードの詳細については、『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の「依存関係レコードへのアクセス」を参照してください。

システム設定チェックリスト

表5-2 は、システム レベルの設定値を設定するための一般的な手順を示しています。

 

表5-2 システム設定チェックリスト

設定ステップ
手順および関連項目

ステップ 1

サーバを設定し、Cisco Unified Communications Manager がインストールされているサーバのアドレスを指定します。

「サーバの設定」

Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の「サーバの設定」

ステップ 2

Cisco Unified Communications Manager のポートやその他のプロパティを指定します。

「Cisco Unified Communications Manager の設定」

Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の「Cisco Unified Communications Manager の設定」

ステップ 3

SIP を実行している電話機が NTP サーバから日付と時刻を取得できるよう、電話用 NTP 参照先を設定します(オプション)。

「SIP を実行する電話機の電話用 NTP 参照先の設定」

Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の「電話機 NTP リファレンスの設定」

ステップ 4

日付/時刻グループを設定し、Cisco Unified Communications Manager に接続しているさまざまなデバイスの時間帯を定義します。

「日付/時刻グループ」

Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の「日付/時間グループの設定」

ステップ 5

リージョンを設定し、そのリージョン内のデバイス間、およびそのリージョンと他のリージョン間で行われるコールに使用できるコーデックを指定します。


ヒント デフォルトの G.711 オーディオ コーデックだけを使用する場合、リージョンを設定する必要はありません。

「リージョン」

Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の「リージョンの設定」

ステップ 6

デバイス プールを設定し、複数のデバイスに割り当てることができる共通の特性セットを定義します。

「デバイス プール」

Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の「デバイス プールの設定」

ステップ 7

メディア リソース グループとメディア リソース グループ リストを設定します。

「メディア リソースの管理」

Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の「メディア リソース グループの設定」

ステップ 8

Cisco Unified Communications Manager と接続するユーザの認証と許可情報を保存するよう、LDAP を設定します。

「LDAP」

「ディレクトリの概要」

ステップ 9

コール アドミッション制御用にロケーションまたはゲートキーパーを設定します。

「ロケーションとリージョン」

ステップ 10

SRST 参照先を設定し、基本的なコール機能が維持されるようにします。

「SRST 参照先」

Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の「Survivable Remote Site Telephony の設定」

ステップ 11

MLPP ドメインを設定します。

「MLPP ドメイン」

Cisco Unified Communications Manager 機能およびサービス ガイド 』の「Multilevel Precedence and Preemption」

ステップ 12

必要に応じ、エンタープライズ パラメータを更新します。

「エンタープライズ パラメータ」

Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の「エンタープライズ パラメータの設定」

ステップ 13

必要に応じ、サービス パラメータを更新します。

たとえば、Cisco Unified Communications Manager の管理ページの[サービス パラメータ設定(Service Parameter Configuration)]ウィンドウで DRF バックアップおよびリストア マスター エージェントを設定します。

「サービス パラメータ」

「依存関係レコード」

Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の「サービス パラメータの設定」