Cisco Virtualization Experience Client Manager 4.9 インストレーション ガイド
インストールの準備
インストールの準備
発行日;2012/06/28 | 英語版ドキュメント(2012/04/30 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 3MB) | フィードバック

目次

インストールの準備

インストール前のチェックリスト

ハードウェア要件

ソフトウェア要件

通信ポートの要件

Cisco VXC 2111/2211 ThreadX デバイス管理の要件

ThreadX デバイス用の DNS サービス ロケーション(SRV)リソース レコードの作成

インストールの準備

この章では、Cisco VXC Manager をインストールおよび設定する環境を準備するために、満たす必要のあるインストール前の要件について説明します。インストール前の要件をすべて満たしたら、「Cisco VXC Manager のインストールおよびアップグレード」のインストールまたはアップグレードに進みます。

インストール前のチェックリスト

Cisco VXC Manager のインストールを開始する前に、次の要件を満たしていることを確認してください。

必要に応じて、すべてのハードウェアとソフトウェアを取得し、設定します(「ハードウェア要件」および「ソフトウェア要件」を参照)。


注意 現在他のタスク(ドメイン コントローラ、バックアップ コントローラ、メール サーバ、実稼動 Web サーバ、DHCP サーバ、MSMQ サーバ、アプリケーション サーバなど)専用にしているサーバには、Cisco VXC Manager をインストールしないことを強く推奨します。Cisco VXC Manager サービス専用のサーバに Cisco VXC Manager をインストールすることを強く推奨します。

Cisco VXC Manager をインストールするマシンに、サポートされるオペレーティング システムをインストールします。すべてのシステムが最新の Microsoft サービス パック、パッチ、アップデートで更新されていることを確認します(「ソフトウェア要件」を参照)。

すべてのマシンに Microsoft Internet Explorer(IE)6.0 以降をインストールします。

組み込みの HTML ヘルプ ファイルを使用するには、Cisco VXC Manager Administrators Console(MMC スナップイン)をインストールするすべてのマシンに Java をインストールする必要があります。 http://www.java.com を参照して、使用しているオペレーティング システムに対応する最新の Java/JRE バージョンをインストールします。

Windows Server 2008 SP1 で IIS 7.0 を実行する場合、もしくは Windows Server 2008 R2 または Windows 7 で IIS 7.5 を実行する場合は、Cisco VXC Manager でデバイスを確実に検出するため、次のようにデバイスの HAgent を更新するようにします(更新しない場合、IIS の制限事項により、検出できない可能性があります)。

SUSE Linux を実行するデバイスには HAgent v4.2.0-02.28.i586 または v4.3.89 以降が必要

WTOS を実行するデバイスには HAgent v4.0.4.2 以降が必要

Cisco VXC Manager をインストールするマシン上で、IIS を必要とする他のアプリケーションが実行していないことを確認します。

必要なすべての通信ポートが使用可能であり、サーバ、ルータ、およびスイッチ間の適切な通信用に開いていることを確認します(「通信ポートの要件」を参照)。

Cisco VXC Manager には Microsoft Data Access Components(MDAC)バージョン 2.8 が必要です。MDAC 2.8 がサーバ上に存在しない場合、Cisco VXC Manager によってインストールされます。

オペレーティング システムの CD-ROM および Microsoft Windows システム ファイルをインストール中に使用するため、アクセスできることを確認します。


ヒント Cisco VXC Manager のインストール中、Cisco VXC Manager は、システムをチェックして必要なすべてのソフトウェアが存在するかどうかを調べます。必要なソフトウェアがない場合、Cisco VXC Manager によって、不足しているソフトウェアが示されます。必要なサードパーティのソフトウェアは Cisco VXC Manager ソフトウェアに含まれていますが、オペレーティング システムの CD-ROM または Microsoft Windows システム ファイルのネットワーク ロケーション(通常は i386 フォルダ)から入手するソフトウェアもあります。


Cisco VXC Manager には、「ソフトウェア要件」で説明されているとおり、サポートされた SQL Server が必要です。Cisco VXC Manager では、デフォルトのオプションとして Microsoft SQL Server 2008 R2 Express(32 ビット)が提供(およびインストール)されますが、サポートされた別の SQL Server も選択できます。サポートされる別の SQL Server を使用するには、カスタム インストールを実行する必要があります(「Cisco VXC Manager のインストールおよびアップグレード」を参照)。

Cisco VXC Manager コンポーネントを複数のマシンにインストールおよび設定(カスタム インストール)する場合は、このマニュアルのインストールおよび設定の手順の一部を繰り返します。同様に、使用する関連マシンごとにインストール前の要件を満たす必要もあります。

FTP を使用する場合は、FTP サービスが実行されていることを確認してください(「Cisco VXC Manager による FTP のインストールおよび設定方法」を参照)。


注意 ThreadX デバイスのファームウェア アップグレード機能を使用する場合は、FTP を設定する必要があります。

サーバとの通信に HTTP または HTTPS を使用する場合は、カスタム インストールを実行する必要があります(「カスタム インストールおよびカスタム アップグレードの詳細手順」を参照)。さらに、Cisco VXC Manager インストーラは IIS に Microsoft Windows 用 WebDAV をインストールし、HTTP または HTTPS ポートを使用します(「通信ポートの要件」に説明があります)。


注意 (Windows Server 2008 へのインストールのみ):インストール中に、IIS 7.0 用の WebDAV Extension をダウンロードしてインストールするように求めるプロンプトが表示された場合は、画面に表示される指示に従います(「IIS 7.0 用 WebDAV Extension のインストール」を参照)。

ThreadX デバイスを使用する場合は、「ThreadX デバイス用の DNS サービス ロケーション(SRV)リソース レコードの作成」で説明されているように、DNS サービス ロケーション(SRV)リソース レコードを作成し、設定する必要があります。

(現在の Cisco VXC Manager のインストールのアップグレードの場合のみ):Cisco VXC Manager 4.9 は Cisco VXC Manager バージョン 4.8.5 からの直接アップグレードをサポートします。

ハードウェア要件

Cisco VXC Manager をインストールするマシンは、32 ビットのオペレーティング システムの場合は 表 1-1 、64 ビットのオペレーティング システムの場合は 表 1-2 に示す最小システム要件を満たしているか、それ以上である必要があります(これらは一般的なガイドラインであるため、ハードウェア要件の詳細については、オペレーティング システムのマニュアルを参照してください)。


注意 実際の空き容量は、登録するパッケージの数とサイズ、さらに管理するデバイスの数(Cisco VXC Manager Database のサイズ)に依存します。ここに示す最小空き容量は、Cisco VXC Manager のデータベースおよびパッケージがその容量を必要としていることを前提としたものです。

表 1-1 32 ビットの OS の場合のサーバのハードウェア要件

カテゴリ
最小要件
推奨

CPU

1GHz Intel または AMD X86

2.4 GHz デュアル コア Intel または AMD X86

RAM

2 GB

4 GB

最小空き容量

4 GB

20 GB

表 1-2 64 ビットの OS の場合のサーバのハードウェア要件

カテゴリ
最小要件
推奨

CPU

1GHz Intel または AMD X86

2.4 GHz デュアル コア Intel または AMD X86

RAM

4 GB

8 GB

最小空き容量

8 GB

40 GB

ソフトウェア要件

Cisco VXC Manager 4.9 では、 表 1-3 に示すソフトウェアがサポートされます。各ソフトウェア パッケージの最新バージョンをインストールすることを強く推奨します。

表 1-3 ソフトウェア要件

コンポーネント
ソフトウェア要件

オペレーティング システム

Windows Server 2003(Standard または Enterprise)R2 SP2(32 ビット):英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、中国語(簡体字)、日本語

Windows Server 2008(Standard または Enterprise)SP1(32 ビット):英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、中国語(簡体字)、日本語

Windows Server 2008(Standard または Enterprise)R2(64 ビット):英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、中国語(簡体字)、日本語

Windows Server 2008(Enterprise)SP2(32 ビットまたは 64 ビット):英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、中国語(簡体字)、日本語

Windows Server 2008(Enterprise)R2 SP1(64 ビット):英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、中国語(簡体字)、日本語

Windows 7(Enterprise)SP1(32 ビットまたは 64 ビット):英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、中国語(簡体字)、日本語

(注) このバージョンの Cisco VXC Manager は、同じインストーラを使用した上記の米国英語と他のローカライズされたオペレーティング システムの両方へのインストールをサポートします(個別の INT バージョンはありません)。ただし、Cisco VXC Manager 自体は上記のいずれの言語にもローカライズされていません。

データベース サーバ

Microsoft SQL Server 2005:英語

Microsoft SQL Server 2005 Express:英語

Microsoft SQL Server 2008:英語

Microsoft SQL Server 2008 Express:英語

Microsoft SQL Server 2008 R2 Express(32 ビット):英語

デフォルトでは、Cisco VXC Manager により Microsoft SQL Server 2008 R2 Express(32 ビット)がインストールされます。SQL Server Personal Edition、SQL Server Developer Edition、またはサポートされるその他の SQL Server を使用する場合は、カスタム インストールを実行する必要があります(「Cisco VXC Manager のインストールおよびアップグレード」を参照してください)。

通信ポートの要件

表 1-4 に、Cisco VXC Manager が使用するポートの一覧と、それぞれの通信プロトコルとその機能を示します。すべての管理機能を実行するには、Cisco VXC Manager ソフトウェア コンポーネントが必要とする特定のポートを開き、サーバ間で正しく通信できるようにしておく必要があります。

Cisco VXC Manager が正常に動作するには、 表 1-4 に示すポートがサーバ、ルータ、およびスイッチで開かれたままになっている必要があります。さらに、クライアントがファイアウォールまたは Cisco Virtual Office ルータの背後に配置されている場合は、これらのデバイスでも同じポートが開かれている必要があります。


) Cisco VXC Manager インストーラは Cisco VXC Manager コンポーネントのインストール先サーバで必要なポートを開きますが、ルータ、スイッチ、およびファイアウォールを含めて、ネットワーク内の他のデバイスで必要な通信ポートが開いていることを確認する必要があります。また、Cisco VXC Manager のいずれかの通信ポートをデフォルト値から変更した場合は、そのデフォルト以外のポートを Cisco VXC Manager サーバとネットワークで開く必要があります。


たとえば、Cisco VXC Manager は、プッシュ操作(プッシュとは、Cisco VXC Manager によって開始され、デバイスに送信される操作のこと)のために Web サービス(Microsoft Internet Information Service など)で指定された HTTP/HTTPS 通信ポートに依存します。プッシュ操作は次のとおりです。

クイック デバイス コマンドを発行します(デバイス情報の更新、リブート、デバイスまたはネットワーク情報の変更、デバイス設定の取得など)。

特定の時間にパッケージをただちに配信するか、特定の日時に配信します。

通常は、HTTP ポートとしてポート 80 が、HTTPS ポートとしてポート 443 が指定されます。ただし、ポート 80(または指定された HTTP ポート)またはポート 443(または指定された HTTPS ポート)が閉じている場合、Cisco VXC Manager は、アップデートやクイック コマンドをデバイスにプッシュできません。

開く必要のあるポートのリストについては、 表 1-4 を参照してください。

 

表 1-4 通信ポートの要件

Cisco VXC Manager コンポーネント
プロトコル
ポート
機能

GUI

HTTP

80

280

Web サービスおよび標準サービスと通信します。

FTP

21

新しいパッケージをマスター ソフトウェア リポジトリに登録します。

(注) FTP はポート 21 を制御ポートとして使用しますが、デフォルトではデータの転送のために他のエフェメラル ポートも使用します。ファイアウォールまたは Cisco Virtual Office ルータの背後に配置されたクライアントにデータを転送できるようにするには、ファイアウォールまたは Cisco Virtual Office ルータでこれらの追加ポートを開く必要があります。この要件は FTP 接続の規格であり、Cisco VXC Manager の実装に特有のものではありません。

OLE DB

1433(デフォルト)

インストール時に設定可能

Cisco VXC Manager Database と通信します。

VNC

5800

5900

リモート シャドウ デバイス。

Web サービス

HTTP

80

280

Web エージェント、GUI、および標準サービスと通信します。

HTTPS

443

8443

Web エージェント、GUI、および標準サービスとのセキュア通信。

OLE DB

1433(デフォルト)

インストール時に設定可能

Cisco VXC Manager Database と通信します。

Web エージェント

HTTP

80

280

Web サービスと通信します。

FTP

21

マスターおよびリモートのソフトウェア リポジトリに対してファイルの読み取りと書き込みを行います。

(注) FTP はポート 21 を制御ポートとして使用しますが、デフォルトではデータの転送のために他のエフェメラル ポートも使用します。ファイアウォールまたは Cisco Virtual Office ルータの背後に配置されたクライアントにデータを転送できるようにするには、ファイアウォールまたは Cisco Virtual Office ルータでこれらの追加ポートを開く必要があります。この要件は FTP 接続の規格であり、Cisco VXC Manager の実装に特有のものではありません。

標準サービス

OLE DB

1433(デフォルト)

インストール時に設定可能

Cisco VXC Manager Database と通信します。

HTTP

8008

GUI および Web サービスと通信します。

標準サービスおよび PXE

DHCP

67

68

4011

PXE 対応デバイスから標準サービスへの UDP 要求を処理します。

TFTP

69

管理処理を可能にするブート可能なイメージをダウンロードします。

HTTP

80

現在のタスクの処理とステータスに関して Web サービスと通信します。

FTP

21

マスターおよびリモートのソフトウェア リポジトリに対してファイルのダウンロードとアップロードを行います。

(注) FTP はポート 21 を制御ポートとして使用しますが、デフォルトではデータの転送のために他のエフェメラル ポートも使用します。ファイアウォールまたは Cisco Virtual Office ルータの背後に配置されたクライアントにデータを転送できるようにするには、ファイアウォールまたは Cisco Virtual Office ルータでこれらの追加ポートを開く必要があります。この要件は FTP 接続の規格であり、Cisco VXC Manager の実装に特有のものではありません。

標準サービスおよび以前の Cisco VXC Manager Agent のレガシー サポート

UDP

44956

44957

以前の Cisco VXC Manager Agent(5.0.0.x 以前)がインストールされているデバイスを(サブネット ディレクテッド ブロードキャストを使用して)検出します。

TCP

44955

IP 範囲ウォーキングを使用してデバイスを検出します。以前の Cisco VXC Manager Agent(5.0.0.x 以前)がインストールされているデバイスをアップグレードします。

ThreadX マネージャ サービス

TCP

9880

50000

これらのポートを使用して、ThreadX デバイスと通信します。

Cisco VXC 2111/2211 ThreadX デバイス管理の要件

Cisco VXC 2111/2211 ThreadX デバイスでは、次のアクションを実行するために、DNS サービス ロケーション(SRV)リソース レコードが必要です。

パーシャル チェックイン(ハートビート):デバイスが 5 分おきにハートビート チェックインを実行します(この時間は変更できません)。

ファームウェアのダウンロード完了ステータス:ファームウェアのアップロードがサーバで開始され、デバイスから DNS SRV レコードを使用してダウンロードの完了が開始(通知)されます。

リブート ステータス:この必要な通知により(特に、ある IP に対する DHCP リースが期限切れとなり、デバイスが新しい IP を受け取った場合)、IP が変更されても Cisco VXC Manager が追跡できます。

したがって、「ThreadX デバイス用の DNS サービス ロケーション(SRV)リソース レコードの作成」の手順を実行することを強く推奨します。

ただし、DNS サーバに到達できないような特殊な場合は、ポーリング メカニズムを用意すると、Cisco VXC Manager がポーリング スレッドを実行して、Device Manager に表示された ThreadX デバイスが起動および動作しているかどうかを確認できるようになります。これは、ThreadX デバイス ポーリング機能をイネーブルにして([Device Configuration] > [Preferences] > [Service] > [Enabling ThreadX Device Polling])、ThreadX サービスを再起動するだけで行えます。


注意 このポーリング スレッドは DNS サービス ロケーション(SRV)リソース レコードの使用と同等ではなく、パーシャル チェックイン(ハートビート)だけを管理するための回避策です。ファームウェアのダウンロード完了ステータスとリブート ステータスは、この方法ではサポートされません。また、デバイス数が増加するにつれて、ポーリング スレッドではリソースの消費量が増加し、CPU 使用率が大幅に上昇する可能性があります。

ThreadX デバイス用の DNS サービス ロケーション(SRV)リソース レコードの作成

ThreadX デバイスを使用する場合は、DNS サービス ロケーション(SRV)リソース レコードを作成することによって、ThreadX クライアントの検出プロセスが大幅に改善されます。

DNS サービス ロケーション(SRV)リソース レコードを作成するには、次の手順に従います。

手順


ステップ 1 DNS 管理コンソールを開きます。

ステップ 2 サーバを設定するドメインを選択して右クリックし、[Other New Records] を選択して [Resource Record Type] ダイアログボックスを開きます。

 

ステップ 3 サービス ロケーション(SRV)リソース レコードのタイプを選択し、[Create Record] をクリックして [New Resource Record] ダイアログボックスを開きます。

 

ステップ 4 次の注意事項に従ってください(ドメインは自動的に表示されます)。

[Service] フィールドに _Pcoip-tool と入力します。

[Protocol] フィールドに _tcp と入力します。

(任意)[Priority] フィールドにこの Cisco VXC Manager サーバに必要な値を入力します(プライオリティ値を下げると、プライオリティが上がります)。

(任意)[Weight] フィールドにこの Cisco VXC Manager サーバに必要な値を入力します(同じプライオリティ クラス内で重み値を上げると、プライオリティが上がります)。

[Port Number] フィールドに 50000 と入力します。

[Host offering this service] フィールドに <FQDN of the Cisco VXC Manager server>(たとえば、p20.rap45.com)を入力します。

 

ステップ 5 [OK] をクリックします。