Cisco Virtualization Experience Client Manager 4.9 アドミニストレーション ガイド
Autogenic Imaging
Autogenic Imaging
発行日;2012/07/18 | 英語版ドキュメント(2012/04/24 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 8MB) | フィードバック

目次

Autogenic Imaging

概要

手順

手順 1:Autogenic Capable にするイメージを準備する

手順 2:準備したイメージを Cisco VXC Manager に登録する

手順 3:登録されたイメージを Autogenic Capable Image に変換する

手順 4:デバイスを Autogenic Capable Device に変換する

手順 5:Autogenic Capable Image のスケジュールを Autogenic Capable Device に設定する

Autogenic Imaging の技術的詳細情報

Update Manager(Autogenic Imaging の技術的詳細情報)

Cisco VXC Manager(Autogenic Imaging の技術的詳細情報)

Autogenic Imaging


) この付録は Cisco VXC デバイスには適用されません。サードパーティ クライアントの管理にのみ適用されます。


この付録には、Autogenic Imaging についての詳細情報が含まれます。

概要

Autogenic Imaging(イメージ バックアップ メカニズム スキーム)の目的は、フラッシュまたはデバイスのハード ドライブに存在しているイメージにデバイスをイメージングすることです。このドキュメントでは、イメージング プロセス/スキームの前に完了する必要のある次の手順について説明します。

手順


ステップ 1 Autogenic Capable にするイメージを準備します。

ステップ 2 準備したイメージを Cisco VXC Manager に登録します。

ステップ 3 登録されたイメージを Autogenic Capable Image に変換します。

ステップ 4 デバイスを Autogenic Capable Device に変換します。

ステップ 5 Autogenic Capable Image のスケジュールを Autogenic Capable Device に設定します。


注意 Autogenic Imaging が正常に動作するように、Cisco VXC Manager はフラッシュのサイズがアクティブ OS パーティションのサイズの 2 倍であると想定しています。WES7 を使用している場合、Autogenic Imaging には 8 GB 必要です。

Autogenic Imaging とは、デバイスのフラッシュやハード ドライブのバックアップ パーティションに存在しているイメージにデバイスをイメージングすることです。バックアップ OS パーティションは、バックアップ イメージが存在する FAT32 パーティションです。デバイスのディスク レイアウトは次のとおりです。

XPe の場合

WFS | アクティブ OS パーティション(NTFS)| 非 PXE ブート エージェント(Fat32)| バックアップ OS パーティション(Fat32)

WES 2009 の場合

WFS | 非 PXE ブート エージェント(Fat32)| アクティブ OS パーティション(NTFS)| バックアップ OS パーティション(Fat32)

WES 7 の場合

非 PXE ブート エージェント(Fat32)| アクティブ OS パーティション(NTFS)| バックアップ OS パーティション(Fat32)

Autogenic Image には、パッケージ内に標準イメージ ファイルに加えて、image.rsp という名前のスクリプト ファイルが 1 つ含まれています。パッケージ スクリプトで、<BackupImage> タグを検索して Autogenic Image を確認できます。このタグが、登録済みイメージ パッケージ スクリプトに存在している場合、イメージは自動生成されます。イメージのスケジューリング時に、イメージ スクリプト(RSP ファイル)に、エージェントに対するマスター(またはリモート)リポジトリからバックアップ パーティションへイメージをダウンロードするようにという指示が含まれます。

手順

手順 1:Autogenic Capable にするイメージを準備する

コンバータ ユーティリティを使用して、通常の WISard Image または Merlin Image を PXE Merlin Image 以外のイメージに変換します。


) WISard イメージの場合は、コンバータ ユーティリティの [Delete I2D file] チェックボックスがオンになっていることを確認してください。



注意 イメージを変換する前に、initrd.pxe と vmlinuz ファイルが ConverterUtility.exe と同じフォルダに存在していることを確認してください。

図 I-1 Merlin Image Converter

 

手順 2:準備したイメージを Cisco VXC Manager に登録する


) Autogenic Capable Image に変換できるのは、PXE Merlin Image 以外のイメージだけです。したがって、Cisco VXC Manager にイメージを登録する前に、PXE Merlin Image 以外のイメージを登録してください(パッケージに i2d ファイルを含めないでください)。


Cisco VXC Manager で準備したイメージを登録するには、Cisco VXC Manager で通常のパッケージを登録する場合と同じ手順を実行します(Cisco VXC Manager のマニュアルを参照してください)。Cisco VXC Manager でイメージを登録した後、[Package Manager View] でイメージ タイプが [Merlin] と表示されていることを確認します。

手順 3:登録されたイメージを Autogenic Capable Image に変換する

Cisco VXC Manager でイメージを登録したら、登録されたイメージを右クリックし、使用可能なオプションから [Autogenic Capable] オプションを選択します。イメージが Autogenic Capable Image に変換されます。

Cisco VXC Manager でイメージを Autogenic Capable Image に変換したら、[Package Manager View] のそのイメージの [Autogenic] 列に [Yes] と表示されていることを確認します。

図 I-2 Package Manager View

 

手順 4:デバイスを Autogenic Capable Device に変換する

Cisco VXC Manager Package Manager に登録された Autogenic Capable Image がない場合は、デバイスを Autogenic Capable Device に変換できません。そのため、デバイスを Autogenic Capable Device に変換する前に、Autogenic Capable Image が Cisco VXC Manager Package Manager に存在することを確認します。

手順


ステップ 1 Cisco VXC Manager MMC スナップインのツリー パネルで、[Device Manager] ノードを展開します。

ステップ 2 目的のデバイスを選択し、右クリックします。

図 I-3 Device Manager

 

ステップ 3 使用可能なオプションから [Autogenic Capable] オプションを選択します。[Autogenic Device Creation] ウィンドウが表示されます。


) [Autogenic Capable] オプションが表示されるのは、選択したすべてのデバイスが同じフラッシュ サイズの Windows XP/WES の PXE 非対応デバイスの場合だけです。


図 I-4 Autogenic Device Creation

 

ステップ 4 要件に従ってディスク レイアウトを選択します。バックアップ パーティションのサイズは、バックアップ イメージを格納できるだけの大きさにする必要があります。デバイスには、OS パーティションを実行するとともに、バックアップ イメージを作成できるだけの容量が必要です。


) [Search Criteria] フィールドと [Search Field(s)] フィールドを使用して、使用可能な選択肢を絞り込むためのフィルタを作成できます。名前または説明に [Search Criteria] フィールドに入力したテキストが含まれるイメージだけが表示されます。[Search Criteria] フィールドにテキストが入力されない場合、適切なすべてのイメージがリストに表示されます。


ステップ 5 イメージを選択すると、4 つの [Disk Layout] の値が次の値で必ず自動設定されます。

[Total Flash Size]:選択されたデバイス上のフラッシュの合計サイズ(MB 単位)です。

[Non - PXE Size]:常に 16 MB になります。

[OS Partition Size]:これは、[Backup Partition Size] に依存し、フラッシュ サイズが 4096 MB 以下のデバイスの場合は([Total Flash Size]、[Non - PXE Size]、および [Backup Partition Size])に設定され、フラッシュ サイズが 4096 MB を超える場合は(4096、[Non - PXE Size]、および [Backup Partition Size])に設定されます。

[Backup Partition Size]:初期設定では、選択されたイメージのサイズに 100 MB を加えた値に設定されます。デバイスの [Total Flash Size] は 4096 MB を超えます。この値は変更できません。ただし、[Total Flash Size] が 4096 MB 以下の場合は、OS パーティション用のスペースを確保できる値にまで大きくすることができます。

ステップ 6 [Disk Layout] 値を選択したら、[Next] をクリックします。[Package Distribution Wizard] ウィンドウにデフォルト値が表示されます。

ステップ 7 デフォルト値のまま、[Next] をクリックします。

ステップ 8 デバイス コンフィギュレーションに基づいて [PXE] または [Non-PXE] オプションを選択し、[Next] をクリックします。

ステップ 9 [Finish] をクリックして、デバイスに対してイメージ パッケージのスケジュールを設定します。スケジュール済みのイメージ パッケージが [Update Manager View] に表示されます。イメージング タスクが完了したら、デバイスがデバイスのディスク レイアウトを再作成し、バイスのフラッシュまたはディスクに指定したサイズのバックアップ パーティションを作成します。


 

手順 5:Autogenic Capable Image のスケジュールを Autogenic Capable Device に設定する

手順


ステップ 1 Autogenic Capable Image を Cisco VXC Manager Device Manager にドラッグアンドドロップします。スケジュール済みの Autogenic Capable Image に対する条件を満たすすべてのデバイスが一覧表示されます(Device Manager でデバイスを右クリックしても表示できます)。

ステップ 2 Autogenic Capable Image のスケジュールを設定する Autogenic Capable Device をデバイスのリストから選択します。

ステップ 3 次のいずれかに進みます。

ダウンロードとイメージングのプロセスを個別に完了する(イメージをバックアップ パーティションにすぐにダウンロードするものの、バックアップ パーティションからデバイスのイメージを行うスケジュールを後で設定する)場合は、「ケース 1:ダウンロード プロセスとイメージング プロセスを個別に実行する」に進みます。

ダウンロードとイメージングのプロセスを一緒に完了する(イメージをバックアップ パーティションにすぐにダウンロードし、バックアップ パーティションからデバイスのイメージを行うスケジュールをすぐに設定する)場合は、「ケース 2:ダウンロード プロセスとイメージング プロセスをまとめて実行する」に進みます。


 

ケース 1:ダウンロード プロセスとイメージング プロセスを個別に実行する

手順 1:バックアップ パーティションにイメージをダウンロードする


ステップ 1 [Download image to backup partition] チェックボックスをオンにして、Autogenic Capable Device のバックアップ パーティションにイメージをダウンロードし、[Next] をクリックします。[Package Distribution Wizard] ウィンドウにデフォルト値が表示されます。

ステップ 2 デフォルト値のまま、[Next] をクリックします。

ステップ 3 デバイス コンフィギュレーションに基づいて [PXE] または [Non-PXE] オプションを選択し、[Next] をクリックします。

ステップ 4 [Finish] をクリックして、Autogenic Capable Device に対して Autogenic Capable Image のスケジュールを設定します。

図 I-5 Package Distribution

 

ステップ 5 次の点に注目してください。

バックアップ パーティションへのイメージのダウンロード スケジュールがデバイスに設定されている。

スケジュールが設定されているイメージ パッケージが [Update Manager View] に表示されている。

イメージング タスクが完了すると、デバイスのバックアップ パーティション上にバックアップ イメージが格納されます。

イメージのダウンロードはデバイス側で、バックグラウンドで発生します。デバイスは、イメージング タスクのスケジュールを設定する QU を受信するだけです。残りのプロセスはバックグラウンドで発生します。

ステップ 6 Autogenic Imaging をサポートするには、Autogenic Capable Device で Cisco VXC Manager Agent をバージョン 5.1.1.32 にアップデートをする必要があります。

ステップ 7 Cisco VXC Manager Agent のアップデート後、[Device Manager View]-> [Network Info] タブに移動し、バックアップ パーティションの詳細を表示します。

ステップ 8 Autogenic Capable Image を Autogenic Capable Device のバックアップ パーティションにダウンロードした後、バックアップ パーティションに Autogenic Capable Image が含まれる Autogenic Capable Device への(Autogenic Capable Image での)イメージング タスクを設定できます。


注意 イメージ タスクのスケジュールを設定する前に、Autogenic Capable Device のブート順序の設定を変更し、最初にネットワークではなく、ディスクから起動するようにします。


 

手順 2:バックアップ パーティションからデバイスをイメージングするスケジュールを設定するには

図 I-6 イメージ デバイス

 


ステップ 1 [Image device from backup partition] チェックボックスをオンにして、デバイスのバックアップ パーティションから Autogenic Capable Device をイメージングし、[Next] をクリックします。[Package Distribution Wizard] ウィンドウにデフォルト値が表示されます。

ステップ 2 デフォルト値のまま、[Next] をクリックします。

ステップ 3 [Non-PXE] オプションを選択し、[Next] をクリックします。

ステップ 4 [Finish] をクリックして、Autogenic Capable Device に対して Autogenic Capable Image のスケジュールを設定します。

ステップ 5 次の点に注目してください。

スケジュールが設定されているイメージ パッケージが [Update Manager View] に表示されている。

Merlin Imaging Agent がバックアップ パーティションからイメージングを開始します。

ステップ 6 イメージングが完了したら、Autogenic Capable Device でもう一度 Cisco VXC Manager Agent をバージョン 5.1.1.32 にアップデートし、デバイスのイメージ バージョンがバックアップ パーティションの詳細が表示される正しいイメージであることを確認します。


 

ケース 2:ダウンロード プロセスとイメージング プロセスをまとめて実行する

イメージをバックアップ パーティションにダウンロードし、バックアップ パーティションからのデバイスのイメージングのスケジュールを設定するには、次の手順に従います。

手順


ステップ 1 [Download image to backup partition] チェックボックスと [Image device from backup partition] チェックボックスをオンにして、Autogenic Capable Device のバックアップ パーティションにイメージをダウンロードし、バックアップ パーティションから Autogenic Capable Device をイメージングして、[Next] をクリックします。[Package Distribution Wizard] ウィンドウにデフォルト値が表示されます。

ステップ 2 デフォルト値のまま、[Next] をクリックします。

ステップ 3 デバイス コンフィギュレーションに基づいて [PXE] または [Non-PXE] オプションを選択し、[Next] をクリックします。

ステップ 4 [Finish] をクリックして、Autogenic Capable Device に対して Autogenic Capable Image のスケジュールを設定します。Autogenic Capable Image が Autogenic Capable Device のバックアップ パーティションにダウンロードされ、(ダウンロードの完了後に)Autogenic Capable Device が Autogenic Capable Device のバックアップ パーティションに存在しているバックアップ イメージからイメージングされます。

ステップ 5 イメージングが完了したら、Autogenic Capable Device でもう一度 Cisco VXC Manager Agent をバージョン 5.1.1.32 にアップデートし、デバイスのイメージ バージョンがバックアップ パーティションの詳細が表示される正しいイメージであることを確認します。


 

Autogenic Imaging の技術的詳細情報

次の Update Manager と Cisco VXC Manager の詳細情報に注意してください。

Update Manager(Autogenic Imaging の技術的詳細情報)

Autogenic Image がデバイス上でスケジュール設定される場合、Autogenic Image のスケジュールを設定するためのフォームが設計されている必要があります。

「ケース 1:ダウンロード プロセスとイメージング プロセスを個別に実行する」の図を参照してください。

[Download image to backup partition] チェックボックスを選択すると、GUI によりデータベース内の ComandArg 表が ArgID 9 にアップデートされ、対応する ArgID の値が BI になります。

[Image device from backup partition] チェックボックスを選択すると、GUI によりデータベース内の ComandArg 表が ArgID 9 にアップデートされ、対応する ArgID の値が PI になります。

[Download image to backup partition] チェックボックスと [Image device from backup partition] チェックボックスの両方がオンになっている場合、GUI で ArgID 9 とその対応する値が BI および PI になるデータベース内の ComandArg テーブルの 2 つのエントリが追加されます。

HAgent が Autogenic Imaging の HServer から受信できる 2 つのコマンド、BI および PI があります。ユーザがリポジトリからバックアップ パーティションにイメージをダウンロードするだけの場合は、BI コマンドが送信されます。ユーザがバックアップ パーティションにすでに存在しているイメージを使用して、デバイスをイメージングする場合は、PI イメージが送信されます。BI コマンドではイメージのバックアップ パーティションへのダウンロードだけが実行され、完了時に V02 が送信されて、リブートは行われません。PI コマンドが発生した場合、HAgent は Merlin BA パーティションをロードし、ルート フォルダに存在している Grub_merlin ファイルを /Grub フォルダにコピーし、ファイル名を Grub.config に変更します。これは基本的に、デバイスのリブート後に Merlin がロードされるようにするためのプロセスです。PI の実行後、HAgent は Imagestatus.log ファイルを作成し、このファイル内に Cmdid を入力し、デバイスをリブートします。

Cisco VXC Manager(Autogenic Imaging の技術的詳細情報)

Cisco VXC Manager は、次のフラグを使用して HAgent がチェックインすることを想定します

|SupportImgBackup = 1|BackupImagePresent=1|BackImageVer=XXXX|

手順


ステップ 1 登録されたイメージにはタグ <BackupImage> が含まれており、このイメージが Autogenic Imaging 機能用であることが示されます。

ステップ 2 デバイスが Image Backup 機能をサポートしている場合、Cisco VXC Manager はユーザに 2 つの選択肢を提示します。

[Back up the image]:イメージだけをバックアップします。

[Image the active OS partition]:パーティションをイメージングします。

ステップ 3 イメージのスケジュールを設定するとき、イメージ スクリプト(.rsp ファイル)は次のように指示します。

エージェントが、マスター(またはリモート)リポジトリからバックアップ パーティションにイメージをダウンロードする。

grub.conf を変更し、Merlin にバックアップ パーティションからイメージングを行うように指示する。

デバイスをリブートする。

ステップ 4 Cisco VXC Manager は、上記で指定した各操作に対して次のコマンドを指定します。

BI コマンド。リポジトリからバックアップ パーティションにイメージをコピーするだけです。

PI コマンド。イメージング動作を開始します。

両方の組み合わせ。イメージをバックアップし、イメージング動作を開始します。

ステップ 5 リブート時に、非 PXE Merlin エージェントが起動し、スクリプト ファイルを読み込み、イメージング タスクを完了します。

ステップ 6 イメージング タスクが完了したら、Merlin エージェントはイメージングのステータスを grub.conf ファイルに書き込みます。次のブート時に、HAgent によってステータスが読み込まれます。

ステップ 7 イメージング ステータスの読み取り後に、HAgent はそれに従って V02 をサーバに送信し、Grub.conf ファイルからステータスを削除します。