技術的な詳細情報
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物理仕様および動作環境仕様

次の表に、Cisco Unified IP Phone 8941 および 8945 の物理仕様および動作環境仕様を示します。

表 1 物理仕様および動作環境仕様

仕様

値または範囲

動作温度

23 ~ 113 °F(-5 ~ 45 °C)

動作時の相対湿度

10 ~ 90%(結露しないこと)

保管温度

-13° ~ 176°F(-25° ~ 80°C)

高さ

7.3 インチ (18.57 cm)

5.8 インチ (14.79 cm)

奥行き

7.1 インチ (18.05 cm)

重量

2.2 ポンド(1.0 kg)

電源

  • AC アダプタ使用時:100 ~ 240 VAC、50 ~ 60 Hz、0.5 A
  • ネットワーク ケーブル経由のインライン電源使用時:48 VDC、0.2 A

ケーブル

10 Mbps ケーブルの場合はカテゴリ 3、5、5e を 4 ペア

100 Mbps ケーブルの場合はカテゴリ 5 または 5e を 4 ペア

(注)     

ケーブルは、合計 8 本のコンダクタに対して 4 ペアのワイヤで構成されています。

距離要件

イーサネット仕様でサポートされているとおり、各 Cisco Unified IP Phone とスイッチ間のケーブル長は最大 100 m(330 フィート)とします。

ケーブル仕様

  • ハンドセットおよびヘッドセット接続用の RJ-9 ジャック(4 コンダクタ)。
  • LAN 10/100BaseT 接続用の RJ-45 ジャック(Cisco Unified IP Phone 8941 および 8945 で 10/100 SW というラベルが付いています)。
  • 2 番めの 10/100BaseT 準拠接続用の RJ-45 ジャック(Cisco Unified IP Phone 8941 および 8945 で 10/100 PC というラベルが付いています)。
  • 48 ボルト電源コネクタ。

ネットワーク ポートとコンピュータ ポートのピン割り当て

ネットワーク ポートとコンピュータ(アクセス)ポートはいずれもネットワーク接続に使用されますが、それぞれ異なる目的で使用され、ポートのピン割り当ても異なっています。
  • ネットワーク ポートには、電話機で Network というラベルがついています。
  • コンピュータ(アクセス)ポートには、電話機で Computer というラベルがついています。

ネットワーク ポート コネクタ

次の表に、ネットワーク ポート コネクタのピン割り当てを示します。

表 2 ネットワーク ポート コネクタのピン割り当て

PIN 番号

機能

1

BI_DA+

2

BI_DA-

3

BI_DB+

4

BI_DC+

5

BI_DC-

6

BI_DB-

7

BI_DD+

8

BI_DD-

(注)     

BI は双方向を表し、DA、DB、DC、および DD はそれぞれ、データ A、データ B、データ C、およびデータ D を表します。

コンピュータ ポート コネクタ

次の表に、コンピュータ ポート コネクタのピン割り当てを示します。

表 3 コンピュータ(アクセス)ポート コネクタのピン割り当て

PIN 番号

機能

1

BI_DB+

2

BI_DB-

3

BI_DA+

4

BI_DD+

5

BI_DD-

6

BI_DA-

7

BI_DC+

8

BI_DC-

(注)     

BI は双方向を表し、DA、DB、DC、および DD はそれぞれ、データ A、データ B、データ C、およびデータ D を表します。

電話機の所要電力

Cisco Unified IP Phone には、外部電源または Power over Ethernet(PoE)から電力を供給できます。 外部電源は、独立型の電源を通じて提供されます。 PoE は、イーサネット ケーブルを介して電話機に接続されているスイッチによって提供されます。


(注)  


外部電源を使用する場合、イーサネット ケーブルを電話機に接続する前に、電源装置を電話機に接続する必要があります。 外部電源から電力が供給されている電話機を取り外す場合は、電源装置を取り外す前に、イーサネット ケーブルを電話機から取り外してください。


次の表に、Cisco Unified IP Phone 8941 および 8945 の電力供給に関するガイドラインを示します。

表 4 Cisco Unified IP Phone 8941 および 8945 の電力供給に関するガイドライン

電源の種類

ガイドライン

外部電源:CP-PWR-CUBE-3 外部電源を通じて電力を供給。

Cisco Unified IP Phone 8941 および 8945 では、CP-PWR-CUBE-3 電源を使用します。

外部電源:Cisco Unified IP Phone パワー インジェクタを通じて電力を供給。

Cisco Unified IP Phone パワー インジェクタは、どの Cisco Unified IP Phone にも使用できます。 インジェクタは、ミッドスパン デバイスとして機能し、接続されている電話機にインラインパワーを供給します。 Cisco Unified IP Phone Power Injector は、スイッチ ポートと IP Phone の間に接続され、無通電のスイッチと IP Phone の間で最大 100 m のケーブル長をサポートします。

PoE 電源:イーサネット ケーブルを介して電話機に接続されているスイッチを通じて電力を供給。

Cisco Unified IP Phone 8941 は、IEEE 802.3af Class 1 の電力供給(シグナル ペアおよびスペア ペア)をサポートします。

Cisco Unified IP Phone 8945 は、IEEE 802.3af Class 2 の電力供給(シグナル ペアおよびスペア ペア)をサポートします。

電話機を無停電で運用するには、スイッチがバックアップ電源を備えている必要があります。

スイッチ上で実行されている CatOS または IOS のバージョンが、予定している電話機配置をサポートしていることを確認します。 オペレーティング システムのバージョンに関する情報については、スイッチのマニュアルを参照してください。

外部電源:インライン パワー パッチ パネル WS-PWR-PANEL を通じて供給されます。

インライン パワー パッチパネル WS-PWR-PANEL は、Cisco Unified IP Phone 8941 および 8945 と互換性があります。

次の表に、Cisco Unified IP Phone 8941 および 8945 の電力供給に関するガイドラインを示します。

表 5 Cisco Unified IP Phone 8941 および 8945 の電力供給に関するガイドライン

電源の種類

ガイドライン

外部電源:CP-PWR-CUBE-3 外部電源を通じて電力を供給。

Cisco Unified IP Phone 8941 および 8945 では、CP-PWR-CUBE-3 電源を使用します。

外部電源:Cisco Unified IP Phone パワー インジェクタを通じて電力を供給。

Cisco Unified IP Phone パワー インジェクタは、どの Cisco Unified IP Phone にも使用できます。 インジェクタは、ミッドスパン デバイスとして機能し、接続されている電話機にインラインパワーを供給します。 Cisco Unified IP Phone Power Injector は、スイッチ ポートと IP Phone の間に接続され、無通電のスイッチと IP Phone の間で最大 100 m のケーブル長をサポートします。

PoE 電源:イーサネット ケーブルを介して電話機に接続されているスイッチを通じて電力を供給。

Cisco Unified IP Phone 8941 は、IEEE 802.3af Class 1 の電力供給(シグナル ペアおよびスペア ペア)をサポートします。

Cisco Unified IP Phone 8945 は、IEEE 802.3af Class 2 の電力供給(シグナル ペアおよびスペア ペア)をサポートします。

電話機を無停電で運用するには、スイッチがバックアップ電源を備えている必要があります。

スイッチ上で実行されている CatOS または IOS のバージョンが、予定している電話機配置をサポートしていることを確認します。 オペレーティング システムのバージョンに関する情報については、スイッチのマニュアルを参照してください。

外部電源:インライン パワー パッチ パネル WS-PWR-PANEL を通じて供給されます。

インライン パワー パッチパネル WS-PWR-PANEL は、Cisco Unified IP Phone 8941 および 8945 と互換性があります。

次の表にあるドキュメントは、次のトピックに関する詳細情報を提供します。

  • Cisco Unified IP Phone と連携する Cisco スイッチ
  • 双方向電力ネゴシエーションをサポートしている Cisco IOS リリース
  • 電力に関するその他の要件および制限事項

停電

停電や他のデバイスが Cisco IP Phone に影響することがあります。

電話機を経由して緊急サービスにアクセスするには、その電話機が電力を受信する必要があります。 停電が発生した場合は、電源が復旧するまで、利用および緊急コール サービス ダイヤルは機能しません。 電源の異常および障害が発生した場合は、装置をリセットまたは再設定してから、利用および緊急コール サービスへのダイヤルを行う必要があります。

電力削減

Cisco Unified IP Phone 8941 および 8945 では、スケジュールした時刻に電話機を電力節約モードにすることで、消費電力量を削減できます。 電力節約モードでは、電話機を使用していない間、スクリーンのバックライトが消灯します。 電話機は、ユーザがハンドセットを持ち上げるか、任意のボタンを押さない限り、スケジュールされた期間にわたって、電力節約モードのままになります。 [Cisco Unified CM の管理(Cisco Unified Communications Manager Administration)] の [電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウで、次のパラメータを設定します。

  • [バックライト非点灯日(Days Backlight Not Active)]:バックライトを非アクティブなままにする日を指定します。
  • [バックライト点灯時刻(Backlight on Time)]:オフ スケジュールに一覧表示されている日において、バックライトを自動的にオンにする時刻を指定します。
  • [バックライト点灯継続時間(Backlight on Duration)]:プログラムされた時刻にバックライトがオンになった後、オン状態を保つ時間の長さを指定します。
  • [バックライト放置時自動消灯(Backlight Idle Timeout)]:バックライトがオフになるまでの、ユーザが電話機上でアクティビティを行わない時間の長さを定義します。

ネットワーク プロトコル

Cisco Unified IP Phone は、音声通信に必要ないくつかの業界標準ネットワーク プロトコルとシスコ ネットワーク プロトコルをサポートしています。 次の表は、Cisco Unified IP Phone 8941 および 8945 でサポートされているネットワーク プロトコルの概要を示しています。

表 6 Cisco Unified IP Phone 8941 および 8945 でサポートされているネットワーク プロトコル

ネットワーク プロトコル

目的

使用上の注意

Bluetooth ワイヤレス テクノロジー

Bluetooth では、30 フィート(10 m)以内の範囲の低帯域幅でワイヤレス接続が有効です。 最大のパフォーマンスが得られるのは、3 ~ 6 フィート(1 ~ 2 m)の範囲内です。 Bluetooth ワイヤレス テクノロジーは、2.4 GHz 帯域で動作します。これは 802.11b/g 帯域と同じです。 潜在的な問題として、干渉が発生する可能性があります。 シスコでは次を推奨しています。

  • 5 GHz 帯域で動作する 802.11a を使用する。
  • 他の 802.11b/g デバイス、Bluetooth デバイス、電子レンジ、大型の金属製品との間隔をあけます。
(注)     

Cisco Unified IP Phone 8945 のみが Bluetooth をサポートしています。

Cisco Unified IP Phone で Bluetooth ヘッドセットを使用する場合の詳細については、Bluetooth ワイヤレス ヘッドセットを参照してください。

ブートストラップ プロトコル(BootP)

BootP は、特定の起動情報(電話機の IP アドレスなど)を Cisco Unified IP Phone などのネットワーク デバイスが検出できるようにするものです。

Cisco Audio Session Tunneling(CAST)

CAST プロトコルでは、IP Phone および関連するアプリケーションはリモート エンドポイントを検出し、Cisco Unified Communications Manager やゲートウェイなどの従来のシグナリング コンポーネントへの変更を必要としないでそれらのエンドポイントと通信できます。 CAST プロトコルでは、個別のハードウェア デバイスが関連するメディアと同期し、イネーブルにされた非ビデオ電話機用のビデオ リソースとして PC を使用できます。

 

Cisco Discovery Protocol(CDP)

CDP は、シスコの製造するすべての装置で動作するデバイス検出プロトコルです。

デバイスは、CDP を使用して自身の存在をネットワーク内の他のデバイスにアドバタイズし、他のデバイスの情報を受信することができます。

Cisco Unified IP Phone では、補助 VLAN ID、ポートごとの電源管理の詳細情報、Quality of Service(QoS)設定情報などの情報を、CDP を使用して Cisco Catalyst スイッチとやり取りしています。

Cisco Peer-to-Peer Distribution Protocol(CPPDP)

CPPDP は、デバイスのピアツーピア階層を形成するために使用するシスコ独自のプロトコルです。 この階層はピア デバイスからネイバー デバイスにファームウェア ファイルを配布するために使用されます。

CPPDP は、ピア ファームウェア共有機能で使用されます。 詳細については、ピア ファームウェア共有の設定を参照してください。

ダイナミック ホスト コンフィギュレーション プロトコル(DHCP)

DHCP は、IP アドレスを動的に確保して、ネットワーク デバイスに割り当てるものです。

DHCP を使用すると、IP Phone をネットワークに接続すれば、その電話機が機能するようになります。IP アドレスを手動で割り当てたり、ネットワーク パラメータを別途設定したりする必要はありません。

DHCP は、デフォルトで有効になっています。 無効にした場合は、個々の電話機がある場所で、IP アドレス、サブネット マスク、ゲートウェイ、および TFTP サーバを手動で設定する必要があります。

シスコでは、DHCP のカスタム オプション 150 を使用することを推奨します。 この方法では、TFTP サーバの IP アドレスをオプション値として設定します。 サポートされているその他の DHCP 設定については、『Cisco Unified Communications Manager System Guide』の「Dynamic Host Configuration Protocol」と「Cisco TFTP」の章を参照してください。

(注)     

オプション 150 を使用できない場合、DHCP オプション 66 の使用を試みることができます。

ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)

HTTP は、インターネットや Web 経由で情報を転送し、ドキュメントを移送するための標準的な手段です。

Cisco Unified IP Phone では、HTTP を XML サービス(画像や設定ファイルのダウンロード)およびトラブルシューティングに使用します。

Hypertext Transfer Protocol Secure(HTTPS)

Hypertext Transfer Protocol Secure(HTTPS)は、サーバの暗号化とセキュアな ID を確保できるように、ハイパーテキスト転送プロトコルと SSL/TLS プロトコルを組み合わせたものです。

HTTP と HTTPS の両方をサポートする Web アプリケーションには 2 つの URL が設定されています。 HTTPS をサポートする Cisco Unified IP Phone は、HTTPS URL を選択します。

IEEE 802.1X

IEEE 802.1X 標準は、クライアント/サーバベースのアクセス コントロールと認証プロトコルを定義します。これにより、未承認のクライアントが一般にアクセス可能なポートから LAN に接続するのを制限します。

クライアントが認証されるまでは、802.1X アクセス コントロールによって、クライアントが接続されているポートを経由する Extensible Authentication Protocol over LAN(EAPOL)トラフィックのみが許可されます。 認証が完了すると、標準トラフィックがポートを通過できます。

Cisco Unified IP Phone は、EAP-FAST、EAP-TLS、および EAP-MD5 の認証方式をサポートすることで、IEEE 802.1X 標準を実装します。

電話機で 802.1X 認証が有効になっている場合、PC ポートとボイス VLAN を無効にする必要があります。 詳細については、802.1X 認証を参照してください。

インターネット プロトコル(IP)

IP は、パケットの宛先アドレスを指定し、ネットワーク経由で送信するメッセージング プロトコルです。

IP を使用して通信するには、ネットワーク デバイスに対して、IP アドレス、サブネット、およびゲートウェイが割り当てられている必要があります。

IP アドレス、サブネット、およびゲートウェイの識別情報は、Dynamic Host Configuration Protocol(DHCP)を通じて Cisco Unified IP Phone を使用する場合は、自動的に割り当てられます。 DHCP を使用しない場合は、個々の電話機がある場所で、これらのプロパティを手動で割り当てる必要があります。

Link Layer Discovery Protocol(LLDP)

LLDP は、CDP と同様の標準化されたネットワーク検出プロトコルで、一部のシスコ デバイスとサードパーティ製デバイスでサポートされています。

Cisco Unified IP Phone は、PC ポートで LLDP をサポートします。

Link Layer Discovery Protocol-Media Endpoint Devices(LLDP-MED)

LLDP-MED は、音声製品用に開発された、LLDP 標準の拡張です。

Cisco Unified IP Phone は、次のような情報をやり取りするために、SW ポートで LLDP-MED をサポートします。

  • ボイス VLAN の設定
  • デバイスの検出
  • 電源管理
  • インベントリ管理

LLDP-MED サポートの詳細については、http:/​/​www.cisco.com/​en/​US/​tech/​tk652/​tk701/​technologies_​white_​paper0900aecd804cd46d.shtml のホワイトペーパー『LLDP-MED and Cisco Discovery Protocol』を参照してください。

リアルタイム転送プロトコル(RTP)

RTP は、インタラクティブな音声やビデオなどのリアルタイム データをデータ ネットワーク経由で転送するための標準プロトコルです。

Cisco Unified IP Phone では、RTP プロトコルを使用して、リアルタイム音声トラフィックを他の電話機やゲートウェイとやり取りします。

リアルタイム制御プロトコル(RTCP)

RTCP は RTP と連動して、RTP ストリーム上で QoS データ(ジッター、遅延、ラウンドトリップ遅延など)を伝送します。

RTCP は、デフォルトでは無効になっていますが、Cisco Unified Communications Manager を使用して電話機ごとに有効にできます。

Session Initiation Protocol(SIP)

SIP は、IP を介したマルチメディア会議のためのインターネット技術特別調査委員会(IETF)標準です。 SIP は、アプリケーション層の ASCII ベースの制御プロトコルであり(RFC 3261 で規定)、2 つ以上のエンドポイント間でコールを確立、維持、および終了するために使用できます。

他の VoIP プロトコルと同様に、SIP はシグナリングとセッション管理の機能をパケット テレフォニー ネットワークの内部で処理するように設計されています。 シグナリングによって、ネットワーク境界を越えてコール情報を伝送することが可能になります。 セッション管理とは、エンドツーエンド コールの属性を制御する機能を提供することです。

Cisco Unified IP Phone は、SIP または Skinny Client Control Protocol(SCCP)のいずれかを使用するように設定できます。 電話機が IPv6 アドレス モードで動作している場合、Cisco Unified IP Phone は SIP プロトコルをサポートしません。

Skinny Client Control Protocol(SCCP)

SCCP は、コール制御サーバとエンドポイント クライアント(IP Phone など)の間で通信を行うためのメッセージング セットを含んでいます。 SCCP は、シスコ独自のものです。

Cisco Unified IP Phone 8941 および 8945 では、コール制御に SCCP バージョン 20 を使用します。

セキュア リアルタイム転送プロトコル(SRTP)

SRTP は、Real-Time Protocol(RTP)Audio/Video Profile の拡張で、RTP パケットと Real-Time Control Protocol(RTCP)パケットの整合性を保証して、2 つのエンドポイント間のメディア パケットの認証、整合性、および暗号化を実現します。

Cisco Unified IP Phone は、メディア暗号化に SRTP を使用します。

伝送制御プロトコル(TCP)

TCP は、コネクション型の転送プロトコルです。

Cisco Unified IP Phone では、Cisco Unified Communications Manager への接続、および XML サービスへのアクセスに TCP を使用します。

トランスポート レイヤ セキュリティ(TLS)

TLS は、通信のセキュリティ保護と認証に使用される標準プロトコルです。

セキュリティを実装すると、Cisco Unified IP Phone は TLS プロトコルを使用して、Cisco Unified Communications Manager への登録をセキュアに実行します。

詳細については、『Cisco Unified Communications Manager Security Guide』を参照してください。

トリビアル ファイル転送プロトコル(TFTP)

TFTP を使用すると、ファイルをネットワーク経由で転送できます。

Cisco Unified IP Phone で TFTP を使用すると、電話タイプ固有の設定ファイルを取得できます。

TFTP では、ネットワーク内に TFTP サーバが必要です。このサーバは、DHCP サーバで自動的に識別できます。 DHCP サーバが指定する以外の TFTP サーバを電話機で使用する場合は、電話機の [ネットワークのセットアップ(Network Setup)] メニューを使用して、TFTP サーバの IP アドレスを手動で割り当てる必要があります。

詳細については、『Cisco Unified Communications Manager System Guide』の「Cisco TFTP」の章を参照してください。

ユーザ データグラム プロトコル(UDP)

UDP は、データ パケットを配信するためのコネクションレス型メッセージング プロトコルです。

Cisco Unified IP Phone は、UDP を利用した RTP ストリームを送受信します。

VLAN の連携

Cisco Unified IP Phone 8941 および 8945 にはイーサネット スイッチが内蔵されており、パケットを電話機本体、電話機背面のアクセス ポートやネットワーク ポートに転送できます。

アクセス ポートにコンピュータを接続した場合、コンピュータと電話機は、スイッチへの同じ物理リンクとスイッチ上の同じポートを共有します。 このように物理リンクが共有されるため、ネットワークの VLAN 設定について、次のような考慮事項が存在します。

  • 現在の VLAN を IP サブネット ベースで設定することは可能です。 ただし、追加の IP アドレスを取得して、同じポートに接続されている他のデバイスと同じサブネットに電話機を割り当てることはできません。
  • VLAN をサポートしている電話機上に存在するデータ トラフィックによって、VoIP トラフィックの品質が低下することがあります。
  • ネットワーク セキュリティを確保するために、VLAN 音声トラフィックと VLAN データ トラフィックの分離が必要になることがあります。

これらの問題は、音声トラフィックを別の VLAN 上に分離することで解決できます。 電話機の接続先となるスイッチ ポートには、次の 2 つのトラフィックの伝送用に、それぞれ別個の VLAN を設定します。

  • IP Phone で送受信される音声トラフィック(Cisco Catalyst 6000 上などの補助 VLAN)
  • IP Phone のアクセス ポート経由でスイッチに接続されている PC で送受信されるデータ トラフィック(ネイティブ VLAN)

電話機を個別の補助 VLAN に分離すると、音声トラフィックの品質が向上するだけでなく、各電話機のための十分な IP アドレスが存在しない既存のネットワークにも多数の電話機を追加できるようになります。

詳細については、Cisco スイッチに添付されているマニュアルを参照してください。 スイッチに関する情報には、次の URL からもアクセスできます。

http:/​/​cisco.com/​en/​US/​products/​hw/​switches/​index.html

Cisco Unified Communications Manager の連携

Cisco Unified Communications Manager は、業界標準のオープンなコール処理システムです。 Cisco Unified Communications Manager ソフトウェアは、従来の PBX 機能を企業の IP ネットワークに統合して、電話機間でコールを確立および切断します。 Cisco Unified Communications Manager は、電話会議やルート プランなどの機能で必要になる IP テレフォニー システムのコンポーネント(電話機、アクセス ゲートウェイ、およびリソース)を管理します。 また、Cisco Unified Communications Manager には、次の機能もあります。

  • 電話機のファームウェアの提供
  • TFTP サービスを使用した設定信頼リスト(CTL)および Identity Trust List(ITL)
  • 電話機の登録
  • コールの保存。この機能により、プライマリ Communications Manager と電話機間でシグナリングが消失してもメディア セッションが継続されます。

この章で説明されている IP Phone と連携するための Cisco Unified Communications Manager の設定方法については、『Cisco Communications Manager Administration Guide』の「Cisco IP Phone Configuration」の章を参照してください。


(注)  


設定しようとする Cisco IP Phone のモデルが、Cisco Unified Communications Manager の管理ページの [電話のタイプ(Phone Type)] ドロップダウン リストに表示されない場合は、Cisco.com にアクセスして、使用している Cisco Unified Communications Manager の最新のサポート パッチをインストールします。


Cisco Unified Communications Manager Express の連携

Cisco IP Phone が Cisco Unified Communications Manager Express(Unified CME)と連携する場合は、電話機を CME モードにする必要があります。

ユーザが会議機能を起動すると、タグにより、電話機はローカルまたはネットワーク ハードウェアのどちらかの会議ブリッジを使用できます。

Cisco IP Phone では、次のアクションはサポートされていません。

  • [転送(Transfer)]:接続されたコール転送のシナリオでのみサポートされます。
  • [会議(Conference)]:接続されたコール転送のシナリオでのみサポートされます。
  • [参加(Join)]:[会議(Conference)] ボタンまたはフックフラッシュ アクセスを使用してサポートされます。
  • [保留(Hold)]:[保留(Hold)] を使用してサポートされます。
  • [割り込み(Barge)]:サポートされていません。
  • [直接転送(Direct Transfer)]:サポートされていません。
  • [選択(Select)]:サポートされていません。

ユーザは、異なる回線にわたる会議および転送コールを作成できません。

外部デバイス

弊社では、不要な無線周波数(RF)および可聴周波数(AF)を遮断するヘッドセット、ケーブル、コネクタなどの高品質の外部デバイスの使用を推奨しています。


(注)  


すべての Cisco IP Telephony 製品が外部デバイス、コードまたはケーブルをサポートしているわけではありません。 詳細については、電話機のマニュアルを参照してください。


これらのデバイスの品質や、携帯電話および双方向ラジオなど他のデバイスとの間隔によっては、雑音が入ることもあります。 その場合は、次の方法で対処してください。
  • RF または AF の信号源から外部デバイスを離す。
  • RF または AF の信号源から外部デバイスのケーブルの経路を離す。
  • 外部デバイス用にシールドされたケーブルを使用するか、シールドおよびコネクタが高品質のケーブルを使用する。
  • 外部デバイスのケーブルを短くする。
  • 外部デバイスのケーブルに、フェライトまたは同様のデバイスを適用する。

シスコでは、外部デバイス、ケーブル、およびコネクタのパフォーマンスを保証できません。


注意    


欧州連合諸国では、EMC Directive(89/336/EC)に完全に準拠した外部スピーカー、マイクロフォン、ヘッドセットだけを使用してください。