Cisco IP Phone アドミニストレーション ガイド
ユーザ、機能、テンプレート、 およびサービスの設定
ユーザ、機能、テンプレート、およびサービスの設定
発行日;2012/01/11 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

ユーザ、機能、テンプレート、およびサービスの設定

Cisco CallManager を使用したテレフォニー機能の設定

Cisco IP Phone テレフォニー機能の設定

Cisco CallManager へのユーザの追加

IP フォンのボタン テンプレートの変更

IP フォンのボタン テンプレートの設定可能な機能

Cisco IP Phone 7910 のボタン ラベルの変更

ソフトキー テンプレートの設定

ディレクトリの設定

Corporate Directory の設定

Personal Directory の設定

ユーザ サービスのセットアップ

各言語ユーザのサポート

言語ボタン ラベルの貼り付け

Cisco IP Telephony Locale Installer のインストレーション

Web サイトを使用したユーザへの情報提供

Cisco IP Phone のサポートを受ける方法

Cisco IP Phone マニュアルを入手する方法

サービスへの登録方法と電話機能の設定方法

ボイスメールにアクセスする方法

個人用ディレクトリを設定する方法

ユーザ、機能、テンプレート、およびサービスの設定

この章では、Cisco IP Phone のユーザ機能の設定、およびこれらの機能についての情報をユーザに提供する方法を説明します。Cisco IP Phone をネットワークに設置した後で、これらの IP フォンに対してネットワーク設定値を指定し、IP フォンを Cisco CallManager に追加します。次に Cisco CallManager を使用して、電話番号の設定、ユーザの割り当て、および各機能の設定を行う必要があります。

エンド ユーザが利用する多くの Cisco IP Phone 機能は、システム管理者が Cisco CallManager Administration アプリケーションを使用して設定しておく必要があります。 この章では、これらの設定手順の概要を記述します。 各手順の詳細は、Cisco CallManager Administration の資料を参照してください。

この章の構成は、次のとおりです。

「Cisco CallManager を使用したテレフォニー機能の設定」

「Cisco CallManager へのユーザの追加」

「IP フォンのボタン テンプレートの変更」

「ソフトキー テンプレートの設定」

「ディレクトリの設定」

「ユーザ サービスのセットアップ」

「各言語ユーザのサポート」

「Web サイトを使用したユーザへの情報提供」

Cisco CallManager を使用したテレフォニー機能の設定

Cisco IP Phone を Cisco CallManager に追加した後、その IP フォンに機能を追加することができます。次の「Cisco IP Phone テレフォニー機能の設定」で詳細を説明します。

Cisco IP Phone テレフォニー機能の設定

表 6-1 では、Cisco IP Phone 7960、7940、7910 の各モデルで設定できるテレフォニー機能、および Cisco CallManager を使用して設定するときに役立つヒントを説明します。 詳細は、『Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド』、『Cisco CallManager システム ガイド』、『Cisco CallManager Features and Services Guide』、または Cisco CallManager Administration アプリケーションのオンライン ヘルプを参照してください。

 

表 6-1 Cisco CallManager を使用したテレフォニー機能の設定

機能
説明
設定上のヒント

Auto answer
(自動応答)

着信コールを受信すると、スピーカフォンまたはヘッドセットが自動的にオフフックになります。

Cisco CallManager から、

1. Device > Phone の順に選択します。

2. IP フォンを特定するための検索条件を入力し、 Find をクリックします。

3. 設定したい装置名をクリックします。

4. Directory Numbers リストで、設定する回線をクリックします。

Cisco CallManager を使用して、ヘッドセットまたはスピーカフォンのどちらかに対して、この機能を使用可能にすることができます。

Barge(割り込み)

ユーザが共有回線上で進行中の通話に参加できるようにします。

Cisco CallManager から、 Service >
Service Parameters
の順に選択します。次に Cisco CallManager サービスを選択し、Barge Enabled Flag パラメータを使用可能にします。

Call park
(コール パーク)

コールを保留にして、Cisco CallManager システムに接続している任意のユーザがそのコールを受信できるようにします。

Cisco CallManager から、 Feature > Call Park の順に選択し、設定します。

Call pickup
(コール ピックアップ)

グループ内で着信したコールを受けます。

1. Cisco CallManager から、 Feature >
Call Pickup
の順に選択し、設定します。

2. CiscoCallManager から、

Device > Phone の順に選択します。

IP フォンを特定するための検索条件を入力し、 Find をクリックします。

設定したい装置名をクリックします。

Directory Numbers リストで、設定する回線をクリックします。

コール ピックアップのグループに割り当てる電話番号を選択します。

Call waiting
(コール待機)

最初のコールを切ることなく、同じ回線上で 2 番目に着信したコールを受けます。

Cisco CallManager から、

1. Device > Phone の順に選択します。

2. IP フォンを特定するための検索条件を入力し、 Find をクリックします。

3. 設定したい装置名をクリックします。

4. Directory Numbers リストで、設定する回線をクリックします。

Caller ID
(発信者番号)

発信者の番号と名前を表示します。

Cisco CallManager から、

1. Device > Phone の順に選択します。

2. IP フォンを特定するための検索条件を入力し、 Find をクリックします。

3. 設定したい装置名をクリックします。

4. Directory Numbers リストで、設定する回線をクリックします。

5. Directory Number、Display (Internal Caller ID)、および Line Text Label の各フィールドに適切な情報を入力します。

Caller ID を使用不可にするには、Cisco CallManager の資料を参照してください。

Conference(会議)

特別な電話会議を開始した後、一度に 1 人ずつ他の通話者を会議に参加させます。

Cisco CallManager から、 Service >
Media Resource > Conference Bridge
の順に選択し、会議に参加する装置を設定します。

Consecutive Ring
(連続呼び出し音)

IP フォン上で別の回線にアクティブ コールがあるときに使用する呼び出し音を指定します。

Cisco CallManager から、

1. Device > Phone の順に選択します。

2. IP フォンを特定するための検索条件を入力し、 Find をクリックします。

3. 設定したい装置名をクリックします。

4. Directory Numbers リストで、設定する回線をクリックします。

5. Device 領域の Line Settings 内で呼び出し音の設定値を調整します。

ユーザは、User Options Web ページから
Change the Ring Settings for your phone をクリックして、この呼び出し音の設定値を調整することができます。

Extension Mobility
(エクステンション モビリティ)

ユーザがどの Cisco IP Phone からでも自分の電話番号にログインできるようにします。

1. Cisco CallManager から、

Device > Phone の順に選択します。

IP フォンを特定するための検索条件を入力し、 Find をクリックします。

設定したい装置名をクリックします。

Extension Mobility (Device Profile) Information 領域内の設定値を調整します。

2. Cisco CallManager から、 Service > Service Parameters の順に選択し、Cisco Extension Mobility サービスを選択します。

Forward(自動転送)

すべてのコールを指定された電話番号に自動的に転送します。

Cisco CallManager から、

1. Device > Phone の順に選択します。

2. IP フォンを特定するための検索条件を入力し、 Find をクリックします。

3. 設定したい装置名をクリックします。

4. Directory Numbers リストで、設定する回線をクリックします。

Forward All、Forward Busy、または Forward No Answer を設定できます。

また、ユーザは転送先番号の指定を自分の Cisco IP Phone から、または User Options Web ページから行うことができます。

Group call pickup
(グループ コール ピックアップ)

ユーザ本人の所属するグループ内、または本人の所属外のグループ内に着信したコールを受けられるようにします。

1. Cisco CallManager から、 Feature > Call Pickup の順に選択し、設定します。

2. CiscoCallManager から、

Device > Phone の順に選択します。

IP フォンを特定するための検索条件を入力し、 Find をクリックします。

設定したい装置名をクリックします。

Directory Numbers リストで、設定する回線をクリックします。

コール ピックアップのグループに割り当てる電話番号を選択します。

Hold(保留)

アクティブなコールを保留にします。

この機能は、保留音(Music-on-Hold)を使用する場合を除いて、設定する必要はありません。 詳細は、この表内の「Music-on-hold」を参照してください。

Meet-Me conference(ミートミー会議)

他の発信者が電話会議に参加できるようにします。

Cisco CallManager から、 Service > Conference Bridge の順に選択し、Meet-Me パラメータを設定します。

Message waiting(メッセージ受信)

ユーザはこのボタンを押して、ボイス メッセージ システムに接続します。

Cisco CallManager から、 Device > Phone の順に選択します。次に電話番号を選択してメッセージ受信インジケータの種類を選択します。

Music-on-hold
(保留音)

発信者が保留状態の間、音楽を再生します。

保留音の設定手順については、
『Cisco CallManager Features and Services Guide』を参照してください。

Redial(リダイヤル)

Cisco IP Phone で前回ダイヤルした番号にリダイヤルします。

この機能は設定する必要はありません。

Speed-dial
(短縮ダイヤル)

あらかじめ指定されていた番号にダイヤルします。

Cisco CallManager から、

1. Device > Phone の順に選択します。

2. IP フォンを特定するための検索条件を入力し、 Find をクリックします。

3. 設定したい装置名をクリックします。

4. Web ページの一番上にある Add/Update Speed Dials リンクをクリックします。

ユーザは、Cisco IP Phone の User Options Web ページを使用して、短縮ダイヤル番号を指定できます。

Transfer (転送)

アクティブなコールを別の電話番号に転送します。

この機能は設定する必要はありません。

Voice mail
(ボイスメール)

コールに応答がない場合、発信者がメッセージを残すことができるようにします。

ボイスメールの設定手順については、『Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド』、および『Cisco CallManager システム ガイド』を参照してください。

Cisco CallManager へのユーザの追加

システム管理者は、Cisco CallManager Administration を使用して、ネットワーク上のユーザに関する情報を表示し、その情報を管理できます。

システム管理者は、各種の機能を設定しておき、ユーザが次の操作を実行できるようにする必要があります。

Cisco IP Phone から、社内ディレクトリやその他のカスタマイズされたディレクトリにアクセスする。

個人用ディレクトリを作成する。

ユーザ独自の短縮ダイヤル番号とコール転送番号を設定する。

Cisco IP Phone からアクセスできるサービスに登録する。

前述の機能を設定するには、まず次のいずれかの方法で Cisco CallManager にユーザを追加する必要があります。

ユーザを個別に追加するには、Cisco CallManager Administration アプリケーションを使用し、 User > Add a New User の順に選択します。

詳細は、『Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド』、『Cisco CallManager システム ガイド』、または Cisco CallManager Administration アプリケーションのオンライン ヘルプを参照してください。

ユーザを一括して追加するには、Bulk Administration Tool を使用します。この方法では、すべてのユーザに対して同じデフォルト パスワードを設定することもできます。

詳細は、『Bulk Administration Tool ユーザ ガイド』を参照してください。

IP フォンのボタン テンプレートの変更

Cisco IP Phone 7960、7940、7910 の各モデルでは、どのモデルもほぼ同じ機能をサポートしていますが、その機能の実行方法は、それぞれの IP フォンで変えることができます。機能を IP フォンの各ボタンに割り当て、特定の IP フォン用に機能をカスタマイズする場合には、IP フォンのボタン テンプレートを変更してください。

テンプレートを変更してから、IP フォンをネットワークに登録するのが理想的な方法です。テンプレートを変更してから IP フォンを登録すると、登録時に Cisco CallManager Administration アプリケーションから、カスタマイズされた IP フォンのボタン テンプレート オプションにアクセスできます。

IP フォンのボタン テンプレートを変更するには、Cisco CallManager Administration アプリケーションを開き、 Device > Device Settings > Phone Button Template の順に選択します。 詳細は、『Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド』、『Cisco CallManager システム ガイド』、またはアプリケーションのコンテキスト ヘルプを参照してください。

IP フォンのボタン テンプレートの設定可能な機能

カスタマイズ可能なボタンと機能の数は、Cisco IP Phone のモデルによって異なります。 表 6-2 に記載した設定可能なオプションを常に理解していてください。

 

表 6-2 標準の IP フォン ボタン テンプレート(モデル別)

Cisco IP Phone モデル
標準の IP フォン ボタン テンプレートの説明

Cisco IP Phone 7960

Cisco IP Phone 7960 の標準テンプレートでは、回線用にボタン 1 と 2 を使用し、短縮ダイヤル用にボタン 3~6 を割り当てています。 その他の電話機能、たとえば、コール パーク、コール転送、リダイヤル、保留、再開、ボイスメール、会議などを利用するには、Cisco IP Phone 7960 のソフトキーを使用します。

Cisco IP Phone 7940

Cisco IP Phone 7940 には、事前に設定済みの IP フォン ボタン テンプレートが 2 つ付属しています。

7940(2-Line):回線用にボタン 1 および 2 を使用します。

7940(1-Line):回線用にボタン 1、短縮ダイヤル用にボタン 2 を使用します。

すべての Cisco IP Phone 7940 は、上記のテンプレートのどちらかを使用します。

他の電話機能、たとえば、コール パーク、コール転送、リダイヤル、保留、再開、ボイスメール、会議などを利用するには、Cisco IP Phone 7940 上のソフトキーを使用します。

Cisco IP Phone 7914 拡張モジュール

Cisco IP Phone 7914 拡張モジュールの標準テンプレートでは、ボタン 1~11 を短縮ダイヤルに使用し、ボタン 12~14 は未定義のままです。

他の電話機能、たとえば、コール パーク、コール転送、リダイヤル、保留、再開、ボイスメール、会議などを利用するには、Cisco IP Phone 7960 上のソフトキーを使用します。

各 Cisco IP Phone 7914 拡張モジュールには、別々のテンプレートを使用できます。

Cisco IP Phone 7910

Cisco IP Phone 7910 用の標準の IP フォン ボタン テンプレートでは、メッセージ受信にボタン 1、会議にボタン 2、コール転送にボタン 3、短縮ダイヤルにボタン 4 と 5、リダイヤルにボタン 6 を使用します。

Cisco IP Phone 7910 には、回線(Line)、保留(Hold)、転送(Transfer)、および設定(Settings)の固定ボタンがあります。

Cisco IP Phone 7910 のボタン ラベルの変更

Cisco IP Phone 7910 のボタンの割り当てを変更する場合、ボタンに対応するラベルも変更できます。Cisco IP Phone 7910 には、ミシン目付きのシートが別途付属しており、このシート上に透明のラベルが付いています。ラベルに印字した後、そのラベルをシートから簡単にはがせます。このラベル用シートは、表裏の表面仕上げが異なっています。滑らかな面と、ざらつきのある面があります。ざらつきのある面には、「front(表)」というラベルが付いています。この面が、ユーザがボタンを押すときに触れる面です。使用する印刷方法によって、印字する面が異なります。ユーザの指でインクがこすれてはがれないようにするには、ラベルのなめらかな面に印字する方法を選択してください。

ラベルに印字する際には、次の仕様を使用してください。

文字サイズ:10 ポイント(IBM PC 互換コンピュータ)、または 12 ポイント(Macintosh 互換コンピュータ)

文字フォント:Univers 65 太字斜体

文字の色:PMS 413C

文字の位置:ボタン穴から 2.533 mm 上

ソフトキー テンプレートの設定

Cisco IP Phones 7940/7960 で使用するアプリケーションに関連付けるソフトキーは、Cisco CallManager を使用して管理できます。Cisco CallManager では、 標準と非標準の 2 つのタイプのソフトキー テンプレートをサポートしています。 ソフトキーを使用するアプリケーションには、1 つまたは複数の標準のソフトキー テンプレートを関連付けることができます。 標準のソフトキー テンプレートは、変更することができません。 標準のソフトキー テンプレートには、Standard User、Standard IPMA Assistant、Standard IPMA Manager などがあります。 非標準のテンプレートは変更することができます。

ソフトキー テンプレートを設定するには、Cisco CallManager Administration アプリケーションを開き、 Device > Device Settings > Softkey Template の順に選択します。 詳細は、『Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド』、『Cisco CallManager システム ガイド』、またはアプリケーション内のコンテキスト ヘルプを参照してください。

ディレクトリの設定

Cisco IP Phone 7960、7940、7910 の各モデルでは、ユーザが社内従業員の電話番号を検索したり、自分で保管しておいた電話番号一覧にアクセスできます。 この機能を使用するには、まず管理者が Corporate Directory(社内ディレクトリ)を設定し、Personal Directory(個人用ディレクトリ)を設定するためのソフトウェアをユーザに提供する必要があります。 次の項では、このディレクトリの設定について説明します。

「Corporate Directory の設定」

「Personal Directory の設定」

Corporate Directory の設定

Cisco CallManager は、LDAP(Lightweight Directory Access Protocol)ディレクトリを使用し、CiscoCallManager とインターフェイスする Cisco CallManager アプリケーションのユーザに関する認証と許可の情報を保存します。 認証は、システムにアクセスするためのユーザ権限を立証します。一方、許可は、ユーザが使用許可をもつ特定の内線番号などのテレフォニー リソースを指定します。

このような機能をインストールし、セットアップするには、『Installing and Configuring the Cisco Customer Directory Configuration Plugin』を参照してください。 このマニュアルでは、Cisco CallManager を Microsoft Active Directory、および Netscape Directory Server に統合する設定手順について説明しています。

LDAP ディレクトリの設定が完了すると、ユーザは Cisco IP Phone 7960 または 7940 の Corporate Directory(社内ディレクトリ)サービスを使用して、社内ディレクトリからユーザを検索できます。

Personal Directory の設定

Personal Directory(個人用ディレクトリ)は、Cisco CallManager LDAP ディレクトリに保存されている個人用アドレス帳、Cisco IP Phone Synchronizer、および Personal Address Book と Personal Fast Dials の 2 つの Cisco IP Phone サービスを備えています。 Cisco IP Phone Address Book Synchronizer を使用すると、ユーザは、Microsoft Outlook と Outlook Express のアドレス帳エントリを、Cisco CallManager のディレクトリと同期させることができます。 Cisco IP Phone 7960 または 7940 上で、ユーザは、Personal Address Book サービスを使用してエントリを検索し、エントリを選択し、ソフトキーを押してその番号にダイヤルすることができます。

個人用ディレクトリを設定するには、ユーザは User Options Web ページにアクセスします。 ユーザが Microsoft Outlook と同期させたい場合は、システム管理者から Cisco IP Phone Address Book Synchronizer ユーティリティを入手し、インストールする必要があります。

このソフトウェアを入手するには、Cisco CallManager から Application > Install Plugins の順に選択し、Cisco IP Phone Address Book Synchronizer をクリックします。

ユーザ サービスのセットアップ

Cisco IP Phone 7960 および 7940 を使用すると、ユーザは、地元の映画の上映時間、株価情報、天気予報などの情報サービスにアクセスできます。ユーザはサービス(Services)ボタンを押して Cisco IP Phone にサービス メニューを表示し、これらのサービスにアクセスします。この場合、まずシステム管理者が、ユーザが登録できるサービスを事前に設定しておく必要があります。

要約すると、次のとおりです。

システム管理者は、Cisco CallManager Administration アプリケーションを使用して、利用可能なサービスを設定します。

ユーザは、Cisco IP Phone User Options アプリケーションを使用して、サービスに登録します。この Web ベースのアプリケーションにある GUI(グラフィカル ユーザ インターフェイス)を使用すると、エンド ユーザは、IP フォンのアプリケーションの設定を一部行うことができます。

サービスをセットアップする場合は、事前に、セットアップするサイトの URL アドレスを入手し、ユーザが企業 IP テレフォニー ネットワークからこれらのサイトにアクセスできるかどうかを確認してください。

これらの機能をセットアップするには、Cisco CallManager Administration アプリケーションを開き、 Feature > Cisco IP Phone Services の順に選択します。 詳細は、『Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド』、『Cisco CallManager システム ガイド』、または Cisco CallManager Administration アプリケーション内のコンテキスト ヘルプを参照してください。

これらのサービスを設定した後、ユーザが Cisco CallManager IP Phone Options の Web ベース アプリケーションにアクセスできるかどうかを確認してください。このアプリケーションでは、ユーザは設定済みのサービスを選択し、登録することができます。 システム管理者がエンド ユーザに提供する必要のある情報については、「サービスへの登録方法と電話機能の設定方法」を参照してください。


) 拡張モビリティ サービスをユーザに設定する場合は、『Cisco CallManager Extended Services アドミニストレータ ガイド』を参照してください。


各言語ユーザのサポート

Cisco IP Phone は、さまざまな言語に対応しています。 英語以外の環境で Cisco IP Phone を使用する場合は、次の項を参照して IP フォンをユーザに対して正しくセットアップしてください。

「言語ボタン ラベルの貼り付け」

「Cisco IP Telephony Locale Installer のインストレーション」

言語ボタン ラベルの貼り付け

Cisco IP Phone のボタン ラベルは、各言語ユーザに対応するために、ボタンの目的を表すのに文字ではなくアイコンで表記しています。 ただし、各言語に対応したボタン ラベルを購入し、ユーザの Cisco IP Phone 7960、7940、7910 の各モデルに貼り付けることができます。これらのボタン ラベルを注文するには、次の Web サイトにアクセスしてください。 http://www.overlaypro.com/cisco/


) IP フォンのボタン ラベルは、Cisco IP Phone のソフトウェアがローカライズされている言語に対してのみ入手可能です。 現在すべての言語のボタン ラベルは入手できません。随時前記の Web サイトの更新を確認してください。


Cisco IP Telephony Locale Installer のインストレーション

英語以外のロケールで Cisco IP Phone を使用する場合は、Cisco IP Telephony Locale Installer を、クラスタ内のすべてのサーバにインストールする必要があります。 この Locale Installer をインストールすると、Cisco IP Phone で使用する最新版の翻訳テキスト、ユーザとネットワークのロケール、および各国の電話トーンを確実に使用できます。 詳細は、『Using the Cisco IP Telephone Locale Installer』を参照してください。

Web サイトを使用したユーザへの情報提供

システム管理者は、自分が管理するネットワーク、または会社内の Cisco IP Phone ユーザから質問を受ける立場にあります。最新でしかも完全な情報をエンド ユーザに提供することが重要です。

サポートするサイトの内部に Web ページを作成し、Cisco IP Phone に関する重要な情報をユーザに提供することをシスコはお勧めします。

次の情報を Web ページに掲載することをお勧めします。

「Cisco IP Phone のサポートを受ける方法」

「Cisco IP Phone マニュアルを入手する方法」

「サービスへの登録方法と電話機能の設定方法」

「ボイスメールにアクセスする方法」

「個人用ディレクトリを設定する方法」

Cisco IP Phone のサポートを受ける方法

『Cisco IP Phone 7960/7940 ユーザ ガイド』では、質問はシステム管理者に問い合わせるように記述しています。 ユーザが短縮ダイヤル番号、各サービス、ボイスメールの使用などの IP フォンの機能を正しく使用するには、システム管理者またはネットワーク チームから情報を入手するか、または支援を得るための問い合わせができなければなりません。

Cisco IP Phone マニュアルを入手する方法

システム管理者は、Cisco IP Phone のユーザ用資料にエンド ユーザがアクセスできるようにする必要があります。 たとえば、『Cisco IP Phone 7960/7940 ユーザ ガイド』は、IP フォンの主要な機能の使用方法を詳しく説明しています。

Cisco IP Phone には複数のモデルがあるため、ユーザが Cisco.com サイトで目的の資料を見つけにくい場合があります。 ユーザが目的の資料を見つけやすいように、最新の資料にアクセスするためのリンクをユーザに提供することをお勧めします。 これにより、ユーザは最新の資料にアクセスできます。 ただし、ユーザが Cisco.com にアクセス不可の場合は、システム管理者が目的の PDF ファイルをダウンロードし、自分の運営する Web サイトでエンド ユーザに提供してください。

入手可能な資料については、次の Cisco IP Phone の Web サイトにアクセスしてください。
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/voice/c_ipphon/ip_clmgr/index.htm
にアクセスし、希望する言語を選択してください。

サービスへの登録方法と電話機能の設定方法

エンド ユーザは、Cisco IP Phone User Options Web ページを使用して、さまざまな操作を実行できます。 実行できる操作は、ユーザが使用する Cisco IP Phone のモデルによって異なります。各サービスへの登録、短縮ダイヤルとコール転送番号の設定、呼び出し音の設定、個人用アドレス帳の作成などの操作を行うことができます。 エンド ユーザは、Web サイトを使用した IP フォンの設定に慣れていないことがあります。 システム管理者は、なるべく多くの情報をユーザに提供し、ユーザが正しく User Options にアクセスし、使用できるようにしてください。

User Options ページに関する次の情報は、必ずユーザに提供してください。

User Options アプリケーションへのアクセスに必要な URL

http:// <serverName> /CCMUser/

ここで、 <serverName> は、Web サーバがインストールされているホストです。

User Options アプリケーションへのアクセスに必要なユーザ ID、およびデフォルト パスワード

これらの設定値は、Cisco CallManager にユーザを追加したときに入力した値と同じです(「Cisco CallManager へのユーザの追加」を参照)。

Web ベースの GUI アプリケーションの簡単な説明、および Web ブラウザを使用してこのアプリケーションにアクセスする方法

アプリケーションを使用して実行するタスクの概要

ボイスメールにアクセスする方法

Cisco CallManager では、Cisco Unity ボイスメール システムなど、さまざまなボイスメール システムを容易に統合することができます。 システム管理者は、使用するボイスメール システムの使い方をユーザに知らせてください。

次の情報をユーザに提供する必要があります。

ユーザのボイスメール アカウントへのアクセス方法:システム管理者は、Cisco IP Phone 7940/7960 のメッセージ ボタンを設定しておく必要があります。

ユーザの初期パスワード:システム管理者は、すべてのユーザのデフォルト パスワードを設定しておく必要があります。

システム上でメッセージ受信を知らせる方法:システム管理者は、メッセージ受信インジケータ(Message Waiting Indicator)を選択しておく必要があります。

個人用ディレクトリを設定する方法

ユーザは、Cisco IP Phone 7960、7940、7910 の各モデル上で個人用ディレクトリ(Personal Directory)のエントリを設定できます。ユーザが個人用ディレクトリを設定するには、次の機能にアクセスできる必要があります。

User Options ページ:ユーザが使用する User Options ページへのアクセス方法をユーザに知らせてください。詳細は、「サービスへの登録方法と電話機能の設定方法」を参照してください。

Cisco IP Phone Address Book Synchronizer:このインストーラを入手し、ユーザに提供してください。入手するには、Cisco CallManager から Application > Install Plugins の順に選択し、Cisco IP Phone Address Book Synchronizer をクリックします。

Personal Directory Configuration Guide:このガイドを表示するための次のリンクをユーザに知らせてください。
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/voice/serv_fea/config/index.htm