Cisco Unified IP Phone 7906G および 7911G アドミニストレーション ガイド for Cisco Unified Communications Manager 9.0(SCCP および SIP)
Cisco Unified IP Phone およびネットワーク
Cisco Unified IP Phone およびネットワーク
発行日;2012/11/30   |   ドキュメントご利用ガイド   |   ダウンロード ;   この章 pdf   ,   ドキュメント全体 pdf    |   フィードバック

目次

Cisco Unified IP Phone およびネットワーク

Cisco Unified IP Phone を使用すると、データ ネットワークを経由して、音声を使用して通信できるようになります。 Cisco Unified IP Phone は、いくつかの主要な Cisco Unified Communications コンポーネントおよびネットワーク コンポーネントに依存しています。 これらには、Cisco Unified Communications Manager、DNS サーバ、DHCP サーバ、TFTP サーバ、およびメディア リソースがあります。

この章では、Cisco Unified IP Phone 7906G および 7911G と、Voice over IP(VoIP)ネットワークの他の主要コンポーネントとの間で行われる相互対話の概要について説明し、Cisco Unified IP Phone 7906G および 7911G と、Cisco Unified Communications Manager、TFTP サーバ、およびスイッチとの間のやり取りを中心に説明します。 次の項で構成されています。

Cisco Unified Communications 製品の連携

Cisco Unified IP Phone を Unified Communications ネットワークで機能させるには、Catalyst スイッチなどのネットワーク デバイスに接続する必要があります。 また、コールを送受信する前に、Cisco Unified IP Phone を Cisco Unified Communications Manager システムに登録する必要があります。

Cisco Unified IP Phone と Cisco Unified Communications Manager の連携

Cisco Unified Communications Manager は、業界標準のオープンなコール処理システムです。 Cisco Unified Communications Manager ソフトウェアは、従来の PBX 機能を企業の IP ネットワークに統合して、電話機間でコールを確立および切断します。 Cisco Unified Communications Manager は、電話会議やルート プランなどの機能で必要になる Cisco Unified Communications システムのコンポーネント(電話機、アクセス ゲートウェイ、およびリソース)を管理します。 Cisco Unified Communications Manager は、通信システム用に設定されている場合、認証や暗号化も提供します。

この章で説明している IP デバイスを使用するための Cisco Unified Communications Manager の設定方法については、『Cisco Unified Communications Manager Administration Guide』『Cisco Unified Communications Manager System Guide』、および『Cisco Unified Communications Manager Security Guide』を参照してください。

Cisco Unified IP Phone のセキュリティ機能の概要については、サポート対象のセキュリティ機能を参照してください。


(注)  


設定しようとする Cisco Unified IP Phone のモデルが、Cisco Unified CM の管理の [電話のタイプ(Phone Type)] ドロップダウン リストに表示されない場合は、次の URL にアクセスして、使用している Cisco Unified Communications Manager バージョンの最新のサポート パッチをインストールします。

http:/​/​www.cisco.com/​kobayashi/​sw-center/​sw-voice.shtml


Cisco Unified IP Phone と VLAN の連携

Cisco Unified IP Phone 7911G にはイーサネット スイッチが内蔵されています。 このスイッチにより、パケットを電話機本体、電話機背面のネットワーク ポートやアクセス ポートに転送できます。 Cisco Unified IP Phone 7906G にはイーサネット ポートが備えられています。 このポートにより、パケットを電話機やネットワーク ポートに転送できます。

Cisco Unified IP Phone 7911G のアクセス ポートにコンピュータを接続した場合、コンピュータと電話機は、スイッチへの同じ物理リンクとスイッチ上の同じポートを共有します。 このように物理リンクが共有されるため、ネットワークの VLAN 設定について、次のような影響があります。

  • 現在の VLAN を IP サブネット ベースで設定することは可能ですが、追加の IP アドレスを取得して、同じポートに接続されている他のデバイスと同じサブネットに電話機を割り当てることはできません。
  • データ/ネイティブ VLAN 上のデータ トラフィックによって、VoIP トラフィックの品質が低下する可能性があります。
  • ネットワーク セキュリティを確保するために、VLAN 音声トラフィックと VLAN データ トラフィックの分離が必要になることがあります。

これらの問題は、音声トラフィックを別の VLAN 上に分離することで解決できるため、電話機が接続されているスイッチ ポートは、次のタイプのトラフィックで別の VLAN を使用します。

  • IP Phone で送受信される音声トラフィック(Cisco Catalyst 6000 上などの補助 VLAN)
  • IP Phone のアクセス ポート経由でスイッチに接続されている PC で送受信されるデータ トラフィック(ネイティブ VLAN、Cisco Unified IP Phone 7911G のみ)

電話機を別の補助 VLAN に分離すると、音声トラフィックの品質が向上し、個々の電話機に割り当てるだけの十分な IP アドレスがない既存のネットワークに多数の電話機を追加できます。


(注)  


Cisco Unified IP Phone 7911 での制限事項があるため、スイッチ ポートを VLAN 1 に設定しないでください。 スイッチ ポートが VLAN 1 に設定されると、電話機は VLAN 1 内のタグ付きパケットをスイッチに転送します。


詳細については、Cisco スイッチに添付されているマニュアルを参照してください。 また、次の URL からも関連資料を参照できます。

http:/​/​www.cisco.com/​en/​US/​products/​hw/​switches/​tsd_​products_​support_​category_​home.html

Cisco Unified IP Phone の電源

Cisco Unified IP Phone 7906G および 7911G には、外部電源または Power over Ethernet(PoE)から電力を供給できます。 外部電源は、独立型の電源を通じて提供されます。 PoE は、イーサネット ケーブルを介して電話機に接続されているスイッチによって提供されます。

電力に関するガイドライン

次の表に、Cisco Unified IP Phone 7906G および 7911G の外部電源および PoE 電源に適用されるガイドラインを示します。

表 1 Cisco Unified IP Phone 7906G and 7911G の電源に関するガイドライン

電源の種類

ガイドライン

外部電源:シスコの外部電源を通じて電力を供給。

Cisco Unified IP Phone シリーズでは、CP-PWR-CUBE-3 電源を使用します。

外部電源:Cisco Unified IP Phone パワー インジェクタを通じて電力を供給。

Cisco Unified IP Phone パワー インジェクタは、どの Cisco Unified IP Phone にも使用できます。 インジェクタは、ミッドスパン デバイスとして機能し、接続されている電話機にインラインパワーを供給します。 Cisco Unified IP Phone パワー インジェクタは、スイッチ ポートと Cisco Unified IP Phone との間に接続され、無通電のスイッチと電話機の間で最大 100 m のケーブル長をサポートします。

PoE 電源:イーサネット ケーブルを介して電話機に接続されているスイッチを通じて電力を供給。

  • Cisco Unified IP Phone 7906G および 7911G では、シスコ インライン パワーと IEEE 802.3af Power over Ethernet の両方をサポートしています。
  • 電話機を無停電で運用するには、スイッチがバックアップ電源を備えている必要があります。
  • スイッチ上で実行されている CatOS または IOS のバージョンが、予定している電話機配置をサポートしていることを確認します。 オペレーティング システムのバージョンに関する情報については、スイッチのマニュアルを参照してください。

停電

電話機で緊急サービスにアクセスするには、電話機に電力が供給されている必要があります。 電源障害がある場合、電源が復旧するまで、利用および緊急コール サービス ダイヤルは機能しません。 電源の異常および障害が発生した場合は、装置をリセットまたは再設定してから、利用および緊急コール サービスへのダイヤルを行う必要があります。

電力に関する追加情報

電力の関連情報については、次の表に示したドキュメントを参照してください。 これらのマニュアルでは、次の項目について説明しています。

  • Cisco Unified IP Phone と連携する Cisco スイッチ
  • 双方向電力ネゴシエーションをサポートしている Cisco IOS リリース
  • 電力に関するその他の要件および制限事項

電話機設定ファイル

電話機の設定ファイルは TFTP サーバに保存されており、Cisco Unified Communications Manager に接続するためのパラメータを定義しています。 通常、電話機のリセットが必要となるような変更を Cisco Unified Communications Manager に加えると、その変更内容は、電話機の設定ファイルに自動的に反映されます。

設定ファイルには、電話機がどのイメージ ロードを実行するかも記述されています。 このイメージ ロードが電話機にロードされているものと異なる場合、電話機は TFTP サーバにアクセスし、必要なロード ファイルを要求します。 これらのロード ファイルは、ファイルの発信元の正当性を保証するためにデジタル署名されています。

また、設定ファイルのデバイス セキュリティ モードが Authenticated に設定されており、電話機の CTL ファイルに Cisco Unified Communications Manager に対する有効な証明書が存在する場合、電話機は Cisco Unified CM の管理との TLS 接続を確立します。 それ以外の場合、電話機は TCP 接続を確立します。


(注)  


Cisco Extension Mobility Cross Cluster の場合は例外です。 電話機は Cisco Unified Communications Manager との TLS 接続を許可し、CTL ファイルがなくてもセキュア シグナリングを可能にします。


Cisco Unified CM の管理でセキュリティ関連の設定を行うと、電話機の設定ファイルに重要な情報が保存されます。 設定ファイルのプライバシーを確保するには、そのファイルを暗号化用に設定する必要があります。 詳細については、『Cisco Unified Communications Manager Security Guide』の「Configuring Encrypted Phone Configuration Files」を参照してください。

Cisco Unified Communications Manager でリセットおよび登録されるたびに、電話機は設定ファイルを要求します。

電話機は、Cisco Unified Communications Manager および TFTP に割り当てられた証明書が格納された有効な信頼リスト ファイルを受け取っていない場合のみ、XmlDefault.cnf.xml という名前のデフォルト設定ファイルにアクセスします。

自動登録が有効になっておらず、電話機が Cisco Unified Communications Manager データベースに追加されていない場合、その電話機は Cisco Unified Communications Manager への登録を試行しません。 自動登録を有効にするか、電話機を Cisco Unified Communications Manager データベースに追加するまで、電話機には「IP を設定中(Configuring IP)」というメッセージが継続的に表示されます。

電話機が登録済みの場合、電話機は SEPmac_address.cnf.xml(mac_address は電話機の MAC アドレス)という設定ファイルにアクセスします。 電話機と TFTP サーバがやり取りする方法については、『Cisco Unified Communications Manager System Guide』の「Cisco TFTP」の項を参照してください。

Cisco Unified CM の管理でセキュリティ関連の設定を行うと、電話機の設定ファイルに重要な情報が保存されます。 設定ファイルのプライバシーを確保するには、そのファイルを暗号化用に設定する必要があります。 詳細については、『Cisco Unified Communications Manager Security Guide』の「Configuring Encrypted Phone Configuration Files」を参照してください。

SIP ダイヤル規則

SIP で実行されている Cisco Unified IP Phone の場合、管理者はダイヤル ルールを使用して、SIP 電話機のダイヤル プランを設定します。 これらのダイヤル プランは、ダイヤル プランが設定ファイルに確実に送信されるように、SIP 電話デバイスに関連付ける必要があります。 管理者が SIP 電話機のダイヤル プランを設定しなかった場合、その電話機にはダイヤル プランが示されません。 この場合、電話機が Key Press Markup Language(KPML)をサポートしていない限り、[ダイヤル(Dial)] ソフトキーを押す必要があります。

SIP のダイヤル ルールの設定方法の詳細については、『Cisco Unified Communications Manager Administration Guide』を参照してください。

電話機の起動プロセス

VoIP ネットワークへの接続時に、Cisco Unified IP Phone では、標準の起動プロセスが実行されます。 このプロセスを次の手順で説明します。 ネットワークの設定によっては、Cisco Unified IP Phone で一部のステップが発生しないこともあります。

手順
    ステップ 1   スイッチからの電源の確保。

    電話機が外部電源を使用していない場合は、電話機に接続されているイーサネット ケーブルを通じて、スイッチがインラインパワーを供給します。

    詳細については、Cisco Unified IP Phone の電源および起動時の問題を参照してください。

    ステップ 2   Cisco IP Phone は、ファームウェア イメージとユーザ定義の設定値を保存するための不揮発性フラッシュ メモリを備えています。 起動時に、電話機はブートストラップ ローダーを実行して、フラッシュ メモリに保存されている電話イメージをロードします。 このイメージを使用して、電話機は自身のソフトウェアとハードウェアを初期化します。

    詳細については、起動時の問題を参照してください。

    ステップ 3   VLAN の設定。

    Cisco IP Phone が Cisco スイッチに接続されると、このスイッチは、スイッチ ポートに定義されているボイス VLAN を電話機に通知します。 電話機が Dynamic Host Configuration Protocol(DHCP)要求を使用して IP アドレスの取得を開始するには、自身の VLAN メンバーシップを電話機があらかじめ把握している必要があります。

    サードパーティ スイッチが使用され、VLAN が設定されている場合、電話機の VLAN は手動で設定する必要があります。

    詳細については、ネットワークの設定メニューおよび起動時の問題を参照してください。

    ステップ 4   IP アドレスの取得。

    Cisco IP Phone で DHCP を使用して IP アドレスを取得する場合、電話機は DHCP サーバにクエリーを発行してアドレスを取得します。 ネットワークで DHCP を使用していない場合は、個々の電話機がある場所でスタティック IP アドレスを手動で割り当てる必要があります。

    DHCP サーバは、IP アドレスを割り当てるほかに、Cisco Unified IP Phone に対して TFTP サーバも指定します。 電話機の IP アドレスを静的に定義した場合は、電話機がある場所で TFTP サーバを設定する必要があります。設定すると、電話機は TFTP サーバに直接アクセスします。

    (注)     

    DHCP で割り当てられる TFTP サーバの代わりに、代替 TFTP サーバを割り当てて使用することもできます。

    詳細については、ネットワークの設定メニューおよび起動時の問題を参照してください。

    ステップ 5   TFTP サーバへのアクセス。

    詳細については、ネットワークの設定メニューおよび起動時の問題を参照してください。

    ステップ 6   CTL ファイルの要求。

    TFTP サーバに、CTL ファイルが保管されています。 このファイルには、電話機と Cisco Unified Communications Manager の間の安全な接続を確立するために必要な証明書も含まれています。

    『Cisco Unified Communications Manager Security Guide』の「Configuring the Cisco CTL Client」の章を参照してください。

    ステップ 7   ITL ファイルの要求

    電話機は、まず CTL ファイルを要求し、次に ITL ファイルを要求します。 ITL ファイルは電話機が信頼できるエンティティの証明書を含んでいます。 証明書は、サーバとのセキュア接続の認証、またはサーバによるデジタル署名の認証に使用されます。

    『Cisco Unified Communications Manager Security Guide』の「Security by Default」の章を参照してください。


    Cisco Unified Communications Manager 電話機の追加方法

    Cisco Unified IP Phone を設置する前に、電話機を Cisco Unified Communications Manager データベースに追加する方法を選択しておく必要があります。

    次の表に、電話機を Cisco Unified Communications Manager データベースに追加する方法の概要を示します。

    表 2 電話機を Cisco Unified Communications Manager データベースに追加する方法

    メソッド

    MAC アドレスの必要性

    自動登録

    No

    電話番号の自動割り当てが可能です。

    セキュリティまたは暗号化が有効になっている場合は使用できません。

    TAPS による自動登録

    No

    自動登録および一括管理ツール(BAT)が必要です。ユーザが電話機から TAPS を発信するときに、デバイスの MAC アドレスおよび DN を使用して Cisco Unified Communications Manager データベースを更新します。

    Cisco Unified CM の管理を使用

    Yes

    電話機を個々に追加する必要があります。

    BAT を使用

    Yes

    同じモデルの電話機のグループを追加できます。

    電話機を Cisco Unified Communications Manager データベースに追加するときに、スケジュールできます。

    自動登録による電話機の追加

    電話機を設置する前に自動登録を有効にしておくと、次のことが可能になります。

    • 事前に電話機から MAC アドレスを収集することなく、電話機を追加する。
    • Cisco Unified IP Phone を IP テレフォニー ネットワークに物理的に接続したときに、その電話機を Cisco Unified CM データベースに自動的に追加する。 自動登録中に、Cisco Unified Communications Manager は連続する電話番号の中から次に使用可能なものを電話機に割り当てます。
    • 電話機を Cisco Unified Communications Manager データベースにすばやく登録し、電話番号などの設定を Cisco Unified Communications Manager から変更する。
    • 自動登録された電話機を新しい場所に移動し、電話番号を変更しないまま別のデバイス プールに割り当てる。

    (注)  


    自動登録は、ネットワークに追加する電話機が 100 台未満の場合に使用することを推奨します。 100 台を超える電話機をネットワークに追加するには、一括管理ツール(BAT)を使用します。


    自動登録は、デフォルトでは無効になっています。 場合によっては、自動登録の使用が適さないことがあります。たとえば、電話機に特定の電話番号を割り当てる場合です。 自動登録の有効化については、『Cisco Unified Communications Manager Administration Guide』の「Enable autoregistration」の項を参照してください。


    (注)  


    Cisco CTL クライアントを通じてクラスタを混合モードに設定すると、自動登録は自動的に無効になります。 Cisco CTL クライアントを介してクラスタを非セキュア モードに設定すると、自動登録は自動的に有効になります。


    自動登録と TAPS による電話機の追加

    自動登録と TAPS(Tool for Auto-Registered Phones Support)を使用すると、MAC アドレスを最初に電話機から収集しなくても、電話機を追加することができます。

    TAPS は、一括管理ツール(BAT)と連携して、Cisco Unified Communications Manager データベースにダミー MAC アドレスを使用して追加された一連の電話機をアップデートします。 TAPS を使用して電話機の MAC アドレスをアップデートし、あらかじめ定義しておいた設定をダウンロードします。


    (注)  


    自動登録と TAPS は、ネットワークに追加する電話機が 100 台未満の場合に使用することを推奨します。 100 台を超える電話機をネットワークに追加するには、一括管理ツール(BAT)を使用します。


    TAPS を実装するには、TAPS 電話番号をダイヤルして、ボイス プロンプトの指示に従います。 このプロセスが完了した後、電話機には電話番号とその他の設定値がダウンロードされ、電話機は正しい MAC アドレスを使用して Cisco Unified CM の管理で更新されます。

    TAPS が機能するためには、Cisco Unified CM の管理([システム(System)] > [Cisco Unified CM])で自動登録を有効にする必要があります。


    (注)  


    Cisco CTL クライアントを通じてクラスタを混合モードに設定すると、自動登録は自動的に無効になります。 Cisco CTL クライアントを介してクラスタを非セキュア モードに設定すると、自動登録は自動的に有効になります。


    詳細については、『Cisco Unified Communications Manager Administration Guide』の「Bulk Administration」の章および『Cisco Unified Communications Manager Bulk Administration Guide』の「Tool for Auto-Registered Phones Support」の章を参照してください。

    Cisco Unified CM の管理での電話機の追加

    Cisco Unified CM の管理を使用すると、各電話機を個別に Cisco Unified Communications Manager データベースに追加できます。 追加するには、まず各電話機の MAC アドレスを入手する必要があります。

    MAC アドレスを収集した後、Cisco Unified CM の管理で、[デバイス(Device)] > [電話(Phone)] を選択し、[新規追加(Add New)] をクリックして開始します。

    Cisco Unified Communications Manager の詳しい説明と概念については、『Cisco Unified Communications Manager Administration Guide』および『Cisco Unified Communications Manager System Guide』を参照してください。

    BAT による電話機の追加

    Cisco Unified Communications Manager の一括管理ツール(BAT)を使用すると、複数の電話機に対して登録などのバッチ操作を実行できます。 BAT にアクセスするには、Cisco Unified CM の管理で、[一括管理(Bulk Administration)] ドロップダウン メニューを選択します。

    TAPS を使用せずに BAT だけを使用して電話機を追加するには、まず対象の各電話機の MAC アドレスを取得する必要があります。

    電話機を Cisco Unified Communications Manager に追加するには、次の手順を実行します。

    手順
      ステップ 1   Cisco Unified CM の管理から、[一括管理(Bulk Administration)] > [電話(Phone)] > [電話テンプレート(Phone Template)] の順に選択します。
      ステップ 2   [新規追加(Add New)] をクリックします。
      ステップ 3   [電話のタイプ(Phone Type)] を選択し、[次へ(Next)] をクリックします。
      ステップ 4   [デバイス プール(Device Pool)]、[電話ボタン テンプレート(Phone Button Template)]、[デバイス セキュリティ プロファイル(Device Security Profile)] など、電話固有の詳細なパラメータを入力します。
      ステップ 5   [保存(Save)] をクリックします。
      ステップ 6   Cisco Unified Communications Manager から [デバイス(Device)] > [電話(Phone)] > [新規追加(Add New)] を選択し、すでに作成済みの BAT 電話テンプレートを使用して電話機を追加します。

      BAT の詳細な手順については、『Cisco Unified Communications Manager Bulk Administration Guide』を参照してください。 BAT 電話テンプレート作成の詳細については、『Cisco Unified Communications Manager Bulk Administration Guide』の「Phone Template」の章を参照してください。


      Cisco Unified IP Phone とさまざまなプロトコル

      Cisco Unified IP Phone は、SCCP(Skinny Client Control Protocol)または SIP(Session Initiation Protocol)を使用して動作できます。 あるプロトコルを使用している電話機を、別のプロトコルを使用するように変更できます。

      新しい電話機での SCCP から SIP へのプロトコルの変更

      新しい未使用の電話機は、デフォルトでは SCCP を使用するように設定されます。 この電話機を SIP を使用するように変更するには、次の手順を実行します。

      手順
        ステップ 1   次のいずれかの操作を行います。
        • 電話機を自動登録するには、Cisco Unified CM の管理で、[自動登録電話プロトコル(Auto Registration Phone Protocol)] エンタープライズ パラメータを SIP に設定します。
        • 一括管理ツール(BAT)を使用して電話機を設定するには、該当の電話機モデルを選択し、BAT から SIP を選択します。
        • 電話機を手動で設定するには、Cisco Unified CM の管理の [電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウで、SIP 用に適切な変更を行います。

        Cisco Unified Communications Manager の設定の詳細については、『Cisco Unified Communications Manager Administration Guide』を参照してください。 BAT の使用の詳細については、『Bulk Administration Tool Administration Guide』を参照してください。

        ステップ 2   ネットワークで DHCP を使用していない場合は、電話機のネットワーク パラメータを設定します。
        ステップ 3   設定の更新を保存するには、[設定情報の適用(Apply Configuration Information)] ウィンドウの [設定の適用(Apply Config)] をクリックし、[OK] をクリックして、電話機のユーザ電源投入サイクルを実行します。

        使用中の電話プロトコルからのプロトコル変更

        使用中の電話機でプロトコルを別のプロトコルに変更する方法については、『Cisco Unified Communications Manager Administration Guide』の「Cisco Unified IP Phone Configuration」の章の「Migrate existing phone settings to another phone」の項を参照してください。

        SCCP および SIP 環境での電話の導入

        SCCP と SIP が混在する環境で、Cisco Unified Communications Manager の自動登録パラメータに SCCP を設定して Cisco Unified IP Phone を導入するには、次の手順を実行します。

        手順
          ステップ 1   Cisco Unified Communications Manager の auto_registration_protocol パラメータを SCCP に設定します。
          ステップ 2   Cisco Unified Communications Manager で、[システム(System)] > [エンタープライズ パラメータ(Enterprise Parameters)] を選択します。
          ステップ 3   電話機を設置します。
          ステップ 4   [自動登録プロトコル(Auto Registration Protocol)] エンタープライズ パラメータを [SIP] に変更します。
          ステップ 5   SIP 電話機を自動登録します。

          Cisco Unified IP Phone MAC アドレスの特定

          このマニュアルで説明されている手順の中には、Cisco Unified IP Phone の MAC アドレスの確認が必要になるものがいくつかあります。 次のいずれかの方法で、電話機の MAC アドレスを確認できます。

          • 電話機で、アプリケーション メニュー ボタンを押し、[設定(Settings)] > [ネットワークの設定(Network Configuration)] を選択し、[MAC アドレス(MAC Address)] フィールドを確認する。
          • 電話機の背面にある MAC ラベルを確認する。
          • 電話機の Web ページを表示し、[デバイス情報(Device Information)] ハイパーリンクをクリックする。

          詳細については、電話機の Web ページへのアクセスを参照してください。