Cisco Unified Wireless IP Phone 7925G/7925G-EX/7926G アドミニストレーション ガイド
Cisco Unified Wireless IP Phone 7925G/7925G-EX/7926G のトラ ブルシューティング
Cisco Unified Wireless IP Phone 7925G/7925G-EX/7926G のトラブルシューティング
発行日;2012/05/04 | 英語版ドキュメント(2011/07/18 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 2MB) | フィードバック

目次

Cisco Unified Wireless IP Phone 7925G/7925G-EX/7926G のトラブルシューティング

起動と接続の問題の解決

症状:起動プロセスが完了しない

症状:CiscoAironet Access Point へのアソシエーションがない

アクセス ポイントの設定の確認

症状:Cisco UnifiedCommunications Manager に登録されていない

Cisco UnifiedCommunications Manager への電話機の登録

ネットワーク接続の確認

TFTP サーバの設定の確認

IP アドレスの確認

DNS 設定の確認

Cisco UnifiedCommunications Manager および TFTP サービス ステータスの確認

設定ファイルの新規作成

音声品質およびローミングの解決

症状:Cisco Unified Wireless IP Phone が突然リセットされる

アクセス ポイントの設定の確認

断続的なネットワークの停止の特定

DHCP 設定の確認

ボイス VLAN の設定の確認

電話機が意図的にリセットされていないことの確認

DNS エラーまたは他の接続エラーの排除

症状:オーディオに関する問題

接続された通話中に片通話になる

症状:ローミングおよび音声品質が不適切であるか、接続が失われる

ローミング中の音声品質の低下

ローミング中の音声通話の遅延

ローミング中に電話機が Cisco Unified Communications Manager との接続を失う

電話機が優先帯域に戻らない

コールの音声品質のモニタリング

音声品質メトリックの使用

トラブルシューティングのヒント

一般的なトラブルシューティング情報

一般的な電話機のステータス メッセージ

のトラブルシューティングのヒント

トラブルシューティング用のログ情報

システム ログ サーバの使用

Unified IP Phone でのトレース ログの使用

ローカル設定の消去

Cisco Unified Wireless IP Phone 7925G/7925G-EX/7926G のトラブルシューティング

この章では、Cisco Unified Wireless IP Phone をトラブルシューティングする際に役立つ情報を提供します。次のような構成になっています。

「起動と接続の問題の解決」

「音声品質およびローミングの解決」

「一般的なトラブルシューティング情報」

「ローカル設定の消去」

トラブルシューティングの詳細については、『Cisco Unified Communications Manager Troubleshooting Guide』を参照してください。

起動と接続の問題の解決

ネットワークに Cisco Unified Wireless IP Phone 7925G/7925G-EX/7926G をインストールした後、それを Cisco Unified Communications Manager の管理ページに追加する場合は、「電話機の起動プロセスについて」の説明のとおりに電話機を起動する必要があります。電話機が正しく起動しない場合は、次の項のトラブルシューティング情報を参照してください。

「症状:起動プロセスが完了しない」

「症状:Cisco Aironet Access Point へのアソシエーションがない」

「症状:Cisco Unified Communications Manager に登録されていない」

症状:起動プロセスが完了しない

IP 電話がワイヤレス ネットワークに接続されると、電話機は通常の起動プロセスを実行し、電話スクリーンに情報が表示されます。電話機で起動プロセスが完了しなかった場合は、RF 信号強度が弱い、ネットワークが停止している、電話機のバッテリが切れている、または電話機が動作しないなどが原因として考えられます。

電話機が動作しているかどうかを確認するには、次の手順で、考えられる問題を体系的に排除します。

1. 他の有線 Cisco Unified IP Phone を使用してコールの発信または受信を行い、有線ネットワークがアクセス可能であることを確認します。

2. ワイヤレス ネットワークがアクセス可能であることを確認します。

以前に動作していた別の Cisco Unified Wireless IP Phone 7925G/7925G-EX/7926G の電源をオンにして、アクセス ポイントがアクティブであることを確認します。

起動しない ワイヤレス IP 電話 の電源をオンにして、正常であることがわかっている別のアクセス ポイントの場所に移動します。

3. 電話機に電力が供給されていることを確認します。

電話スクリーンに「バッテリ低(Low Battery)」と表示されている場合は、バッテリ切れの可能性があります。

新しいバッテリか、完全に充電したバッテリを、起動しない ワイヤレス IP 電話 に挿入します。

バッテリを使用している場合は、代わりに外部電源を接続してみてください。

4. 電話機が正常に起動しないか、[メイン(Main)] 画面が表示されない場合は、次のようにして障害回復モードを使用します。

プッシュ トゥ トーク ボタンとスピーカ ボタンを押してから、電源ボタンを押します。

電話機が障害回復モードになり、ファームウェア ファイルの整合性がチェックされます。

障害回復が必要であることを示すメッセージが表示された場合は、USB ケーブルを電話機と PC に差し込みます。「PC 上での USB LAN の設定」を参照してください。

ブラウザを使用して、電話機の Web ページにアクセスします。手順については、「電話機の Web ページへのアクセス」を参照してください。

Web ページの [電話機の復旧(Phone Recovery)] セクションに移動し、新しい Phone Software TAR ファイルをアップロードします。

これらの解決策を試みても電話機が正常に起動しない場合は、シスコのテクニカル サポートの担当者に連絡して、サポートを受けてください。

症状:Cisco Aironet Access Point へのアソシエーションがない

電話機に起動メッセージが表示された後、電話スクリーンにメッセージが表示され続ける場合は、電話機がアクセス ポイントに正しく関連付けられていません。アクセス ポイントに関連付けられ、認証されなければ、電話機は正常に起動できません。

アクセス ポイントの設定の確認

IP アドレスを取得するには、まず、Cisco Unified Wireless IP Phone 7925G/7925G-EX/7926G をアクセス ポイントで認証して、関連付ける必要があります。電話機はアクセス ポイントとの間で、次の起動プロセスに従います。

1. アクセス ポイントをスキャンする

2. アクセス ポイントに関連付ける

3. 事前設定された認証方式を使用して認証する(設定されている場合は、LEAP、EAP-FAST、Auto(AKM)などの方式を使用できます)

4. IP アドレスを取得する

アクセス ポイントと電話機の SSID 設定を調べ、SSID が一致していることを確認します。

アクセス ポイントと電話機の認証タイプ設定を調べ、認証設定と暗号化設定が一致していることを確認します。


) 「サービスなし - IP 設定の失敗(No Service - IP Config Failed)」メッセージが表示される場合は、アクセス ポイントと電話機の間の暗号化が一致しないため、DHCP が失敗したことを示しています。


静的 WEP を使用している場合は、電話機の WEP キーを確認して、アクセス ポイントの WEP キーと一致しているかを確認してください。電話機に WEP キーを再入力して、正しいことを確認してください。


) オープン認証を設定している場合は、WEP キーが正しくないか、一致しなくても、電話機をアクセス ポイントに関連付けることはできます。


認証中のエラー メッセージ

次のメッセージが表示される場合は、以下の問題を確認してください。

認証に失敗しました。AP が見つかりません(Authentication failed, No AP found)

正しい認証方式と関連する暗号化設定が、アクセス ポイントで有効になっていることを確認してください。

電話機に正しい SSID が入力されていることを確認してください。

LEAP、EAP-FAST、または Auto(AKM)認証を使用する場合は、正しいユーザ名とパスワードが設定されていることを確認してください。

WPA 事前共有キーまたは WPA2 事前共有キーを使用している場合は、正しいパスフレーズが設定されていることを確認してください。

Windows ドメインで認証する場合は、電話機にドメイン\ユーザ名の形式でユーザ名の入力が必要になることがあります。

EAP 認証の失敗(EAP authentication failed)

EAP を使用しているときに Windows ドメインで認証する場合は、電話機に ドメイン\ユーザ名 の形式で EAP ユーザ名の入力が必要になることがあります。

電話機に正しい EAP ユーザ名とパスワードが入力されていることを確認してください。

AP エラー:要求されたすべての機能をサポートできません(AP Error--Cannot support all requested capabilities)

アクセス ポイントで、ボイス VLAN SSID に対して CKIP/CMIC が有効になっていないことを確認してください。Cisco Unified Wireless IP Phone 7925G/7925G-EX/7926G ではこれらの機能がサポートされていません。

症状:Cisco Unified Communications Manager に登録されていない

電話機が最初の段階(アクセス ポイントでの認証)を通過した後も、電話スクリーンに引き続きメッセージが表示される場合は、電話機が正しく起動していません。電話機は LAN に接続され、Cisco Unified Communications Manager サーバに登録されない限り、正常に起動できません。

次の項は、電話機が正常に起動しない原因を判別するうえで役立ちます。

「Cisco Unified Communications Manager への電話機の登録」

「ネットワーク接続の確認」

「TFTP サーバの設定の確認」

「IP アドレスの確認」

「DNS 設定の確認」

「Cisco Unified Communications Manager および TFTP サービス ステータスの確認」

「設定ファイルの新規作成」

Cisco Unified Communications Manager への電話機の登録

Cisco Unified Wireless IP Phone 7925G/7925G-EX/7926G は、電話機がサーバに追加されているか、自動登録が有効になっていなければ、Cisco Unified Communications Manager サーバに登録できません。「登録が拒否されました(Registration Rejected)」というメッセージが表示される場合は、「Cisco Unified Communications Manager へのユーザの追加」の説明と手順を確認して、電話機が Cisco Unified Communications Manager データベースに追加されていることを確認してください。

電話機が Cisco Unified Communications Manager データベースに登録されていることを確認するには、Cisco Unified Communications Manager の管理ページで [デバイス(Device)] > [電話(Phone)] > [検索(Find)] を選択して、MAC アドレスに基づいて電話機を検索します。電話機の MAC アドレスを判別するには、「デバイス情報の表示」を参照してください。

電話機がすでに Cisco Unified Communications Manager データベースに登録されている場合は、そのコンフィギュレーション ファイルが損傷している可能性があります。解決策については、「設定ファイルの新規作成」を参照してください。

ネットワーク接続の確認

アクセス ポイントと、TFTP サーバまたは Cisco Unified Communications Manager との間のネットワークがダウンしていると、電話機は正常に起動できません。WLAN と、Cisco Unified Communications Manager および TFTP サーバとの間が、IP 接続されていることを確認してください。

TFTP サーバの設定の確認

Cisco Unified Wireless IP Phone 7925G/7925G-EX/7926G は TFTP サーバ設定を使用して、使用するプライマリ TFTP サーバを特定します。TFTP サーバが要求に応答しない場合、電話機が以前に Cisco Unified Communications Manager に登録されていないときは、Communications Manager1(CM1)に TFTP_AS_CM と表示されます。


) 電話機が以前に Cisco Unified Communications Manager に登録されていた場合は、Cisco Unified Communications Manager リスト情報がメモリにキャッシュされています。TFTP が失敗した場合は、電話機の電源を再投入して、TFTP サーバに接続する必要があります。


電話機は TFTP IP アドレスとの TCP 接続の作成を試行し、次に、ゲートウェイとの接続の作成を試行します。Cisco Unified Communications Manager サービスが TFTP サーバで実行されていないか、SRST がゲートウェイで実行されていない場合、識別した TFTP サーバへの接続を試行する間、ワイヤレス IP 電話 は電源の再投入を繰り返すことがあります。

Cisco Unified Wireless IP Phone 7925G/7925G-EX/7926G は DHCP サーバから渡された IP 情報をキャッシュしないため、電話機の電源が再投入されるたびに、TFTP 要求は送信され、応答される必要があります。

電話機にスタティック IP アドレスを割り当てている場合は、この設定を手動で入力する必要があります。「IP ネットワークの設定」を参照してください。

DHCP を使用している場合は、電話機は TFTP サーバのアドレスを DHCP サーバから取得します。DHCP サーバに設定されている IP アドレスを確認します。

また、電話機がスタティック TFTP サーバを使用するように設定することもできます。このような設定は、電話機の場所を最近移動した場合などに特に役立ちます。

TFTP サーバ設定の決定および変更の詳細については、「IP ネットワークの設定」または「現在の設定の表示」を参照してください。

IP アドレスの確認

Cisco Unified Wireless IP Phone 7925G/7925G-EX/7926G の IP アドレスを確認する必要があります。DHCP を使用している場合は、DHCP サーバがこれらの値を提供します。電話機にスタティック IP アドレスを割り当てている場合は、これらの値を手動で入力する必要があります。


) ワイヤレス IP 電話 が RF 信号を失った場合(カバレッジ エリア外の場合)、電話機はタイムアウト状態に達しない限り、DHCP サーバを解放しません。


次のような問題がないかチェックします。

[DHCP サーバ(DHCP Server)]:電話機にスタティック IP アドレスを割り当てている場合は、[DHCP サーバ(DHCP Server)] オプションに値を入力する必要はありません。DHCP サーバを使用している場合に、ワイヤレス IP 電話が DHCP サーバから応答を受け取ると、その情報は自動的に設定されます。 http://www.cisco.com/warp/customer/473/53.shtml で入手できる『 Troubleshooting Switch Port Problems 』を参照してください。

[IP アドレス(IP Address)]、[サブネット マスク(Subnet Mask)]、[プライマリ ゲートウェイ(Primary Gateway)]:電話機にスタティック IP アドレスを割り当てている場合は、これらのオプションの設定を指定する必要があります。「IP ネットワークの設定」を参照してください。

DHCP を使用している場合は、DHCP サーバによって配布された IP アドレスを確認してください。DHCP の競合と、重複 IP アドレスに注意してください。『 Understanding and Troubleshooting DHCP in Catalyst Switch or Enterprise Networks 』( http://www.cisco.com/warp/customer/473/100.html#41 )を参照してください。

IP アドレスの決定および変更の詳細については、「IP ネットワークの設定」 を参照してください。

DNS 設定の確認

Cisco Unified Communications Manager を参照するために DNS を使用している場合は、DNS サーバが指定されていることを確認してください。また、DNS サーバに、Cisco Unified Communications Manager システムの CNAME エントリが存在することを確認する必要もあります。

また、DNS が逆ルックアップを実行するように設定されていることも確認する必要があります。Windows 2000 のデフォルト設定では、前方のみのルックアップが実行されます。

DNS 設定の決定および変更の詳細については、「IP ネットワークの設定」を参照してください。

Cisco Unified Communications Manager および TFTP サービス ステータスの確認

Cisco Unified Wireless IP Phone 7925G/7925G-EX/7926G は、割り当てられている Cisco Unified Communications Manager グループ内のすべての Cisco Unified Communications Manager サーバに TCP 接続しようとします。

Cisco Unified Communications Manager または TFTP サービスが動作していない場合は、電話機を正常に起動できないことがあります。そのような場合は、システム全体に障害が起きている可能性があり、他の電話機やデバイスも正常に起動できません。

Cisco Unified Communications Manager サービスが動作していない場合は、コールを確立するためにこのサービスに依存しているネットワーク上のすべてのデバイスが影響を受けます。TFTP サービスが作動していないと、多数のデバイスが正常に起動できません。

詳細については、『 Cisco Unified Communications Manager Administration Guide 』および『 Cisco Unified Serviceability Administration Guide 』を参照してください。

設定ファイルの新規作成

この章に記載された他の解決策を試みても解決しない問題が特定の電話機で継続する場合は、コンフィギュレーション ファイルが破損している可能性があります。

新しい設定ファイルを作成するには、次の手順を実行します。

手順


ステップ 1 Cisco Unified Communications Manager で [デバイス(Device)] > [電話(Phone)] > [検索(Find)] を選択して、問題が発生している電話機を特定します。

ステップ 2 [削除(Delete)] を選択して、電話機を Cisco Unified Communications Manager データベースから削除します。

ステップ 3 電話機を Cisco Unified Communications Manager データベースに追加し直します。詳細については、「Cisco Unified Communications Manager へのユーザの追加」を参照してください。

ステップ 4 ワイヤレス IP 電話 の電源を再投入します。


 


) Cisco Unified Communications Manager データベースから電話機を削除すると、その設定ファイルが Cisco Unified Communications Manager TFTP サーバから削除されます。電話番号(DN)は、未割り当ての DN として Cisco Unified Communications Manager データベースに残ります。これらの DN を他のデバイスに割り当てたり、Cisco Unified Communications Manager データベースからそれらを削除したりすることができます。ルート プラン レポートを使用すると、未定義の DN を表示および削除できます。詳細については、『Cisco Unified Communications Manager Administration Guide』を参照してください。


関連項目

「起動と接続の問題の解決」

「音声品質およびローミングの解決」

「一般的なトラブルシューティング情報」

音声品質およびローミングの解決

Cisco Unified Wireless IP Phone 7925G/7925G-EX/7926G ユーザでは、所有する電話機でローミングするときに、音声品質と接続についての問題が発生する場合があります。トラブルシューティングの詳細については、次の各項を参照してください。

「症状:Cisco Unified Wireless IP Phone が突然リセットされる」

「症状:オーディオに関する問題」

「症状:ローミングおよび音声品質が不適切であるか、接続が失われる」

「コールの音声品質のモニタリング」

症状:Cisco Unified Wireless IP Phone が突然リセットされる

電話機が通話中やデスク上でアイドル状態のときにリセットされるという報告をユーザから受けた場合は、原因を調査する必要があります。ネットワーク接続と Cisco Unified Communications Manager の接続が安定している場合は、Cisco Unified Wireless IP Phone 7925G/7925G-EX/7926G が単独でリセットされることはありません。

通常は、アクセス ポイントおよび LAN への接続、または Cisco Unified Communications Manager への接続に問題がある場合に、電話機がリセットされます。次の項は、ネットワーク内で電話機がリセットされる原因を特定するうえで役立ちます。

「アクセス ポイントの設定の確認」

「断続的なネットワークの停止の特定」

「DHCP 設定の確認」

「ボイス VLAN の設定の確認」

「電話機が意図的にリセットされていないことの確認」

「DNS エラーまたは他の接続エラーの排除」

アクセス ポイントの設定の確認

ワイヤレス設定が正しいことを確認します。たとえば、電話機が接続されている特定のアクセス ポイントまたはスイッチがダウンしていないかを確認します。アクセス ポイント設定の詳細については、「サイト調査の確認」を参照してください。

断続的なネットワークの停止の特定

断続的なネットワークの停止は、データ トラフィックと音声トラフィックにそれぞれ異なる影響を与えます。ネットワークは、検出されないまま断続的に停止していることがあります。この場合、データ トラフィックでは喪失パケットを再送信し、パケットが受信および送信されたことを確認できます。ただし、音声トラフィックでは、喪失パケットを取り戻すことはできません。電話機は再送信し、回復を試みることができますが、電話機が最大再送信レートに達した場合は、パケットをドロップするか、アクセス ポイントとの関連を失います。

音声ネットワークで問題が発生している場合は、既存の問題が単に表面化しただけであるかどうかを調べる必要があります。

DHCP 設定の確認

電話機が DHCP を使用するように正しく設定されているかどうかを判別するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 電話機が DHCP を使用するように正しく設定されていることを確認します。詳細については、「DHCP の設定」を参照してください。

ステップ 2 DHCP サーバが正しく設定されていることを確認します。

ステップ 3 DHCP リース期間を確認します。ローカル ポリシーによって、この設定は異なります。

Cisco Unified IP Phone は、DHCP アドレス リースを更新するために、要求タイプ 151 のメッセージを送信します。DHCP サーバが要求タイプ 150 のメッセージを必要とする場合、リースは拒否され、電話機は強制的に再起動され、DHCP サーバに新しい IP アドレスを要求するように強制されます。


 

ボイス VLAN の設定の確認

ネットワーク使用量が多いとき(たとえば、電話機と同じアクセス ポイントとスイッチに接続されているコンピュータ上で過度の Web サーフィンを行ったときなど)に Cisco Unified IP Phone がリセットされるように思われる場合は、ボイス VLAN か、適切な QoS 設定が指定されていない可能性があります。

ワイヤレス電話機を別個の Auxiliary VLAN に分離すると、QoS を使用してデータ トラフィックよりも音声トラフィックを優先し、音声品質を向上することができます。詳細については、「ワイヤレス ネットワークでの音声 QoS」を参照してください。

電話機が意図的にリセットされていないことの確認

Cisco Unified Communications Manager へのアクセス権を持つ管理者が 1 人だけではない場合は、他の管理者が意図的に電話機をリセットしていないかどうかを確認する必要があります。

DNS エラーまたは他の接続エラーの排除

電話機が Cisco Unified Communications Manager に登録されていない場合、Cisco Unified Communications Manager サーバのホスト名または IP アドレスを使用しているかを確認します。

DNS または他の接続に関するエラーを解決するには、次の手順を実行します。

手順


ステップ 1 電話機を工場出荷時のデフォルトにリセットします。詳細については、「ローカル設定の消去」を参照してください。

ステップ 2 次の操作を実行して、DHCP および IP の設定を変更します。

a. DHCP を無効にします。詳細については、「DHCP の設定」を参照してください。

b. 電話機にスタティック IP 値を割り当てます。詳細については、「DHCP の設定」を参照してください。機能している他の Cisco Unified IP Phone で使用しているものと同じデフォルト ルータの設定を使用します。

c. TFTP サーバを割り当てます。詳細については、「代替 TFTP サーバの設定」を参照してください。機能している他の Cisco Unified IP Phone で使用しているものと同じ TFTP サーバの設定を使用します。

ステップ 3 Cisco Unified Communications Manager で、[システム(System)] > [サーバ(Server)] と選択し、サーバがホスト名ではなく、IP アドレスで参照されていることを確認します。


) 電話登録プロセスの DNS 解決が行われないようにするため、ホスト名ではなく、IP アドレスのみを設定することをお勧めします。


ステップ 4 Cisco Unified Communications Manager で、[デバイス(Device)] > [電話(Phone)] と選択し、この Cisco Unified IP Phone に正しい MAC アドレスが割り当てられていることを確認します。

電話機の MAC アドレスを判別するには、「デバイス情報の表示」を参照してください。

ステップ 5 電話機の電源をオフ/オンします。


 

症状:オーディオに関する問題

音声の途切れ、音声の停止またはギャップ、あるいは音声が聞こえないなど、通話中に音声品質が悪いという報告をユーザから受けた場合、次の情報を使用して問題の原因を特定できます。

次のセクションでは、以下の症状について説明します。

「接続された通話中に片通話になる」

接続された通話中に片通話になる

次のリストを使用して、問題の原因を特定します。

アクセス ポイントの送信電力設定が、電話機の送信電力設定と一致しているかどうかを確認します。片通話は、アクセス ポイントの出力設定が電話機の設定よりも大きい場合によく起こります。

Cisco Unified Wireless IP Phone 7925G/7925G-EX/7926G ファームウェアは、ダイナミック伝送パワー コントロール(DTPC)をサポートしています。電話機は、アクセス ポイントがアソシエーションについてアドバタイズする送信電力を使用します。


) DTCP を使用する場合、クライアントの送信電力がアクセス ポイントに設定されていると、電話機は自動的に同じクライアント送信電力を使用します。アクセス ポイントが最大設定(Max)に設定されている場合、アクセス ポイントは電話機の送信電力設定を使用します。


アクセス ポイントで、ARP キャッシュがイネーブルに設定されていることを確認します。Cisco Unified Wireless IP Phone 7925G/7925G-EX/7926G が省電力モードまたはスキャニング中である場合、アクセス ポイントは ARP キャッシュがイネーブルになっているときだけワイヤレス IP 電話機に応答できます。

詳細については、「サイト調査の確認」を参照してください。

ゲートウェイおよび IP ルーティングに音声問題がないかを確認します。

RTP パケットのパスにファイアウォールまたは NAT がないかを確認します。ある場合、Cisco IOS および PIXNAT を使用して接続を変更し、双方向オーディオを設定できます。

電話機とアクセス ポイントのデータ レート設定が同じであることを確認します。これらの設定が一致しているか、電話機が [自動(Auto)] に設定されている必要があります。

電話機のハードウェアで、スピーカが適切に動作していることを確認します。

[電話の設定(Phone Settings)] メニューで音量設定を確認します。

症状:ローミングおよび音声品質が不適切であるか、接続が失われる

通話を開始して、ある場所から別の場所に移動すると(ローミング)、音声品質が低下したり、接続が失われるとユーザから報告を受けた場合は、次の情報を使用して問題の原因を特定できます。

次のセクションでは、以下の症状について説明します。

「ローミング中の音声品質の低下」

「ローミング中の音声通話の遅延」

「ローミング中に電話機が Cisco Unified Communications Manager との接続を失う」

「電話機が優先帯域に戻らない」

ローミング中の音声品質の低下

接続先アクセス ポイントの RSSI をチェックして、信号強度が適切かどうかを確認します。次のアクセス ポイントでは、RSSI 値が -67 dBm 以上必要です。

サイト調査を確認して、前のアクセス ポイントから信号が失われる前に、次のアクセス ポイントへのコールがハンドオフされるように、電話機とアクセス ポイントのチャネル オーバーラップが適切に設定されているかを確認します。

カバレッジ エリア内のノイズまたは干渉が大きすぎないかを確認します。

容認できる程度の音声品質が得られるように、Signal-to-Noise Ratio(SNR)レベルが 25 db 以上あることを確認します。

ローミング中の音声通話の遅延

Cisco Unified Wireless IP Phone 7925G/7925G-EX/7926G のサイト調査ユーティリティを使用して、ローミング オプションとして容認できる別のアクセス ポイントがないか確認します。正常にローミングを行うには、その次のアクセス ポイントの信号が -67 dBm 必要です。

Cisco Catalyst 45xx スイッチをチェックして、適切なバージョンの Supervisor(SUP)ブレードがあることを確認します。ローミング中の遅延を防止するには、ブレードのバージョンが SUP2+ 以上になっている必要があります。

ローミング中に電話機が Cisco Unified Communications Manager との接続を失う

電話機とアクセス ポイント間の次の設定または接続の問題を確認します。

RF 信号強度が弱い可能性があります。サイト調査ツールを使用して、その次のアクセス ポイントの RSSI 値を確認します。

その次のアクセス ポイントが、Cisco Unified Communications Manager に接続されていない可能性があります。

電話機とその次のアクセス ポイント間の認証タイプが一致していない可能性があります。

アクセス ポイントが前のアクセス ポイントと異なるサブネットにある可能性があります。Cisco Unified Wireless IP Phone 7925G/7925G-EX/7926G はレイヤ 2 ローミングのみに対応しています。レイヤ 3 ローミングでは、GRE を使用する WLSM が必要です。詳細については、「WLAN とローミング」を参照してください。

EAP-FAST、LEAP、または Auto(AKM)認証を使用している場合は、アクセス ポイントで TCP ポートをブロックするフィルタが使用されている可能性があります。ACS サーバは認証にポート 1645 を使用して、アカウンティングにポート 1646 を使用します。RADIUS サーバは認証にポート 1812 を使用し、アカウンティングにポート 1813 を使用します。

電話機が優先帯域に戻らない

トラブルシューティングの詳細については、『 Cisco Unified Wireless IP Phone 7925 and 7926 Series Deployment Guide 』を参照してください。

コールの音声品質のモニタリング

ネットワーク内で送受信されるコールの音声品質を測定するために、 Cisco Unified IP Phones では隠匿イベントに基づいて次の統計メトリックを使用します。DSP は、音声パケット ストリーム内でフレーム損失の部分をマスクするために、秘匿フレームを処理します。

フレーム損失率のメトリック:音声フレームの総数に対する秘匿フレームの比率を示します。直近フレーム損失率は、3 秒ごとに計算されます。

フレーム損失発生秒数のメトリック:損失フレームが原因で DSP が秘匿フレームを処理する場合の処理秒数を示します。深刻な「フレーム損失発生秒数」は、DSP が 5 % を超える秘匿フレームを処理する場合の秒数です。

MOS-LQK メトリック:数値のスコアを使用して、音声リスニング品質を相対的に見積もります。 Cisco Unified IP Phone では、先行の 8 秒間でのフレーム損失を原因とする、Listening Quality(LQK; リスニング品質)に基づいた可聴の秘匿イベントについて 平均オピニオン評点(MOS)を計算します。これには、コーデックのタイプやフレーム サイズなどの知覚的な加重係数が含まれます。

MOS LQK スコアは、Cisco Voice Transmission Quality(CVTQ)インデックスというシスコ独自のアルゴリズムによって算出されます。MOS LQK バージョン番号によっては、これらのスコアは International Telecommunications Union(ITU; 国際電気通信連合)規格 P.564 に準拠します。この規格は、評価方法、および実際のネットワーク障害の観測に基づいたリスニング品質スコアを予測するパフォーマンス精度目標を定義します。


フレーム損失率とフレーム損失発生秒数は、フレーム損失に基づいた主要な測定値です。MOS LQK スコアは、同様の情報を 5(優良)~ 1(不良)の 5 段階でリスニング品質を測定する、人の感覚を重視した測定値です。


リスニング品質スコア(MOS LQK)は、受信した音声信号の明澄さまたは音質を示します。会話品質スコア(G.107 などの MOS CQ)には、会話の自然な流れを妨げる遅延などの欠陥係数が含まれます。

電話機の電話品質メトリックの設定の詳細については、『 Cisco Unified Communications Manager System Guide 』の「Cisco Unified IP Phone」の章にある「Phone Features」の項を参照してください。

[ストリームの統計(Streaming Statistics)] を使用すると、リモートから音声品質メトリックにアクセスできます(「Cisco Unified Wireless IP Phone のリモート モニタリング」 を参照)。

音声品質メトリックの使用

音声品質モニタリング用のメトリックを使用する場合は、パケット損失のない条件下で典型的なスコアを記録し、このメトリックを比較のベースラインとして使用してください。

メトリックにおいてランダムな変化と重大な変化を区別することが重要です。重大な変化とは、約 0.2 MOS 以上の変化があるスコア、または 30 秒を超えるコールで持続するスコアです。フレーム損失率の変化の場合、3% を超えるフレーム損失を示します。

MOS LQK スコアは、 Cisco Unified IP Phone が使用するコーデックに基づいて変化する可能性があります。次のコーデックは、フレーム損失率がゼロの通常の条件で、これらの MOS LQK スコアを示します。

G.711 コーデックと G.722 コーデックの最大スコアは 4.5

G.729A/AB コーデックの最大スコアは 3.8

フレーム損失率がゼロの場合は、IP ネットワークが損失なく時間どおりにフレームやパケットを配信していることを示しています。

トラブルシューティングのヒント

メトリックに大幅な変化が継続的に見られた場合は、 表 10-1 の一般的なトラブルシューティング情報を使用してください。

 

表 10-1 音声品質メトリックの変化

メトリックの変化
状態

MOS LQK スコアが著しく減少

パケット損失または高ジッタによるネットワーク障害。

平均 MOS LQK の減少は、広範囲の画一的な障害を示しています。

個別の MOS LQK の減少は、集中的な障害を示しています。

フレーム損失率とフレーム損失発生秒数を照合して、パケット損失やジッタがないか確認してください。

MOS LQK スコアが著しく減少

電話機が適切なコーデック(RxType および TxType)を使用しているかどうか確認してください。

MOS LQK のバージョンがファームウェア アップグレード以降に変更されたかどうかを確認してください。

フレーム損失率とフレーム損失発生秒数が大幅に増加した

パケット損失または高いジッタによるネットワーク障害。

フレーム損失率はほとんどゼロであるが、音声品質が悪い。

音声チャネルのノイズや歪み(エコー レベルやオーディオ レベルなど)。

複数のエンコード/デコードが使用されているタンデム コール(携帯電話ネットワークやテレホン カード ネットワークへのコールなど)。

スピーカーフォン、ハンドフリー携帯電話、またはワイヤレス ヘッドセットなどから発生する音響問題。

送信パケット(TxCnt)と受信パケット(RxCnt)のカウンタをチェックし、音声パケットが流れていることを確認します。


) 音声品質メトリックでは、ノイズや歪みなどは考慮されません。フレーム損失だけが考慮されます。


一般的なトラブルシューティング情報

次の各トピックでは、Cisco Unified Wireless IP Phone 7925G/7925G-EX/7926G のトラブルシューティングに関する一般的な情報とヒントを説明します。

「一般的な電話機のステータス メッセージ」

「Cisco Unified Wireless IP Phone 7925G/7925G-EX/7926G のトラブルシューティングのヒント」

「トラブルシューティング用のログ情報」

一般的な電話機のステータス メッセージ

表 10-2 に、電話スクリーンに表示される一般的なステータス メッセージを示します。この表には、問題のトラブルシューティングに役立つ、考えられる原因と推奨される対処法が記載されています。

 

表 10-2 一般的な電話機のステータス メッセージ

メッセージ
説明
考えられる状況と対処方法

ネットワークがビジーです(Network Busy)

電話機が通話を完了できません。

電話機が通話を完了するための帯域幅を、WLAN が割り当てることができません。

数分間待ってから、もう一度通話してみてください。問題が解決しない場合は、WLAN が輻輳している可能性があります。WLAN 帯域幅を増やすことを検討してください。

サービス圏外に接近中(Leaving Service Area)

電話機で電話を掛けたり、受信したりできません。電話スクリーンに信号アイコンが表示されません。

電話機がアクセス ポイント(AP)ビーコンを検出できません。

電話機がすべての AP の範囲外です。カバレッジ エリア内の場所に移動してください。

AP で障害が発生しました。AP で診断テストを実行し、故障している場合は交換します。

ネットワーク サービスの検索中(Locating Network Services)

電話機が AP を検索しています。

電話機がすべてのビーコンを検索し、使用するチャネルと SSID をスキャンしています。

電話機が検索とスキャニング プロセスを完了するまで待ってください。使用可能な WLAN の信号強度によっては、このプロセスに数分間かかる場合があります。

認証に失敗しました(Authentication Failed)

電話機が WLAN にアクセスできず、メインの電話スクリーンが無効になっています。

認証サーバがセキュリティ証明書を受け付けません。

ネットワーク プロファイルを表示して、セキュリティ モードと証明書が正しいことを確認します。ネットワーク プロファイルへのアクセスおよび変更の詳細については、「ネットワーク プロファイルへのアクセス」を参照してください。

IP を設定中(Configuring IP)

メイン電話スクリーンが無効になっています。

電話機は、IP アドレス、または DHCP サーバからのゲートウェイまたはルータの IP アドレスなどのネットワーク パラメータを取得しようとしています。

電話機がネットワーク パラメータを取得するまで数分間待ちます。

電話機が IP アドレスを取得できない場合は、DHCP サーバが起動し、実行中であるかを確認します。

CM 一覧を設定中(Configuring CM List)

メイン電話スクリーンが無効になっています。

電話機は、TFTP サーバからコンフィギュレーション ファイルをダウンロードしています。

電話機がすべてのコンフィギュレーション ファイルをダウンロードするまで数分間待ちます。

Cisco Unified Wireless IP Phone 7925G/7925G-EX/7926G のトラブルシューティングのヒント

表 10-3 に、ワイヤレス IP 電話 の一般的なトラブルシューティング情報を示します。

 

表 10-3 Cisco Unified Wireless IP Phone トラブルシューティングのヒント

問題
説明

電話機がリセットされる

電話機は、Cisco Unified Communications Manager ソフトウェアとの接続が失われるとリセットされます。接続が失われる原因としては、アクセス ポイントの問題、スイッチの停止、スイッチのリブートなど、ネットワーク接続障害が考えられます。

「症状:Cisco Unified Wireless IP Phone が突然リセットされる」を参照してください。

電話機の時間が正しくない

電話機の日時が正しくない場合があります。Cisco Unified Wireless IP Phone 7925G/7925G-EX/7926G は Cisco Unified Communications Manager に登録されると、時間と日付を取得します。電話機の電源を再投入して、時間または日付をリセットします。

時間は、12 時間制と 24 時間制のどちらでも表示できます。

呼び出し音量が小さすぎる

電話機に呼び出し音量が適切に設定されていることを確認するには、[設定(Settings)] > [電話の設定(Phone Settings)] > [サウンド設定(Sound Settings)] > [音量(Volumes)] を選択します。最大音量まで上げます。

また、電話機の横にある音量ボタンを押して、電話スクリーンに音量設定を表示することもできます。

電話機の呼び出し音が鳴らない

電話機の呼び出し音が鳴るように設定されていることを確認するには、[設定(Settings)] > [電話の設定(Phone Settings)] > [サウンド設定(Sound Settings)] > [アラート パターン(Alert Pattern)] を選択して、呼び出し音の設定が選択されているかを確認します。

電話機に呼び出し音が設定されているかを確認するには、[設定(Settings)] > [電話の設定(Phone Settings)] > [呼び出し音(Ring Tone)] を選択します。何も設定されていない場合は、電話機の呼び出し音を追加します。

スピーカが正常に動作していることを確認するには、呼び出し音量の設定を最大に調整します。キーパッド操作音をイネーブルするか、電話を掛けて、スピーカをチェックします。

電話機が片通話になる

スピーカが正しく動作していることを確認します。スピーカの音量設定を調整して電話を掛け、スピーカをチェックします。

AP に ARP キャッシングが設定されていることを確認します。「サイト調査の確認」を参照してください。

ある場所から別の場所にローミングすると遅延する

Cisco Catalyst 45xx シリーズのスイッチがネットワークでレイヤ 3 スイッチとして使用されている場合、スーパーバイザ ブレードが少なくとも SUP2+ 以降のバージョンになっていることを確認します。Cisco Unified Wireless IP Phone 7925G/7925G-EX/7926G(またはワイヤレス クライアント)では、前のバージョン(SUP 1 または SUP2)のブレードが使用されている場合、ローミングで遅延が生じます。

電話機のファームウェアのダウングレード

現在の Cisco Unified Wireless IP Phone 7925G/7925G-EX/7926G のファームウェアよりも古い Cisco Unified Communications Manager のアップグレードまたはパッチを適用した後、電話機はパッチに含まれているロードに自動的にダウングレードされる可能性があります。TFTP フォルダの Cisco Unified Wireless IP Phone 7925G/7925G-EX/7926G デバイス デフォルト イメージを確認して、この問題を修正してください。

バッテリの寿命が規定よりも短い

不安定な RF 環境では電話機が AP を常に検索し続けるため、アクティブ モードのままになることがあります。これにより、バッテリの寿命が大幅に減ります。カバレッジ エリアを離れるときは、電話機をシャットダウンしてください。

電話機の送信電力が上昇すると、バッテリの寿命に影響を及ぼす場合があります。

電話機でのアイドル時間を最大化して、バッテリの寿命を長くするには、登録時間を最適化して、電話機が省電力モードになる頻度を高める必要があります。

コールを確立できない

DHCP IP アドレスが割り当てられていない電話機は、Cisco Unified Communications Manager に登録できないため、IP を設定中(Configuring IP)または登録(Registering)というメッセージが表示されます。

次のことを確認してください。

1. Cisco Unified Communications Manager サービスが Cisco Unified Communications Manager サーバ上で実行されている。

2. 両方の電話機が同じ Cisco Unified Communications Manager に登録されている。

3. 両方の電話機で、オーディオ サーバ デバッグとキャプチャ ログが有効になっている。必要な場合は、Java デバッグを有効にしてください。

iLBC プロトコルを使用して確立されたコールが、iLBC コーデックを使用していると表示されない。

コールの統計は、iLBC を送信者/受信者コーデックとして表示しません。

1. Cisco Unified Communications Manager の管理ページを使用して、次の項目を確認してください。

両方の電話機が iLBC デバイス プールに存在する。

iLBC デバイス プールが、iLBC 領域を使用して設定されている。

iLBC 領域が iLBC コーデックで設定されている。

2. 電話機と Cisco Unified Communications Manager の間でスニファ トレースをキャプチャし、SCCP メッセージ、OpenReceiveChannel メッセージおよび StationMediaTransmit メッセージのメディア ペイロード タイプの値が 86 であることを確認する。そうであれば、問題は電話機にあるか、あるいは、Cisco Unified Communications Manager の設定にあります。

3. 両方の電話からのオーディオ サーバのデバッグ ログとキャプチャ ログを有効にする。必要な場合は、Java デバッグを有効にしてください。

関連項目

「トラブルシューティング用のログ情報」

「一般的なトラブルシューティング情報」

トラブルシューティング用のログ情報

次のオプションは、トラブルシューティング用の情報の収集に役立ちます。

「システム ログ サーバの使用」

「Unified IP Phone でのトレース ログの使用」

システム ログ サーバの使用

ローミング時の遅延または接続の切断を引き起こす可能性のある有線ネットワークの問題に関する情報を収集するには、システム ログ サーバを設定します。ネットワーク スイッチとアクセス ポイントで、システム ログ サーバにロギングされる syslog を有効にします。また、ネットワーク タイム プロトコル(NTP)を有効にして、すべてのアクセス ポイントとスイッチが同じ時刻を使用するようにします。

システム ログ サーバの設定の詳細については、「トレースの設定」を参照してください。

Unified IP Phone でのトレース ログの使用

Cisco Unified Communications Manager への登録またはコール接続で問題が発生している場合は、トレース ログ機能を使用すると、電話機から Cisco Unified Communications Manager へのパケットのパスをトレースできます。トレース結果には、Cisco Unified Communications Manager サーバに到達したホップの数と、各ホップの IP アドレスが表示されます。この情報を使用して、電話機、Cisco Unified Communications Manager サーバ、およびゲートウェイ間の通話中の接続を確認できます。

トレース ログをダウンロードするには、[トレース ログ(Trace Logs)] ページの[ログのダウンロード(Download Logs)] をクリックします。

詳細については、「トレース ログの表示」を参照してください。

トレース ログのダウンロード中の Internet Explorer エラー

ご使用の設定によっては、[トレース ログ(Trace Logs)] ページからトレース ログをダウンロードするときに、Internet Explorer でエラーが表示される場合があります。

このエラーが表示されないようにするには、次の手順を実行します。

手順


ステップ 1 Internet Explorer で、[ツール(Tools)] > [インターネット オプション(Internet Options)] を選択します。

ステップ 2 [インターネット オプション(Internet Options)] ウィンドウで、[詳細設定(Advanced)] タブをクリックします。

ステップ 3 [セキュリティ(Security)] セクションの [暗号化されたページをディスクに保存しない(Do not save encrypted pages to disk)] をイネーブルにして、[OK] をクリックします。

ステップ 4 すべての Internet Explorer セッションを終了します。


 

関連項目

「起動と接続の問題の解決」

「音声品質およびローミングの解決」

「ローカル設定の消去」

ローカル設定の消去

[電話の設定(Phone Settings)] メニューから電話機にローカルに保存された設定をすべて消去することができます。工場出荷時のデフォルトに戻すオプションを使用すると、[ネットワーク プロファイル(Network Profiles)]、[電話の設定(Phone Settings)]、および [通話履歴(Call History)] でユーザが定義したエントリがすべて消去されます。

ローカル設定を削除するには、次の手順を実行します。

手順


ステップ 1 [設定(Settings)] > [電話の設定(Phone Settings)] を選択します。

ステップ 2 キーパッドで **2 を押します。

電話機に「ファクトリ リセットしますか?(Start factory reset now?)」と短時間表示されます。

ステップ 3 [はい(Yes)] ソフトキーを押します。すべての設定が削除され、電話機は通常の起動手順を繰り返します。

または、[いいえ(No)] を押して、リセットをキャンセルします。

ステップ 4 [設定(Settings)] > [ネットワーク プロファイル(Network Profiles)] を押して、WLAN のネットワーク設定を再設定します。


 


注意 ローカル設定を消去すると、WLAN にアクセスするために Cisco Unified Wireless IP Phone にセットアップされたネットワーク プロファイルが削除されます。電話機が WLAN にアクセスできるようにリセットを実行した後、ネットワーク設定を再設定する必要があります。

関連項目

「起動と接続の問題の解決」

「音声品質およびローミングの解決」

「一般的なトラブルシューティング情報」