Cisco Unified IP Phone 6901/6911 アドミニストレーション ガイド for Cisco Unified Communications Manager 10.0(SCCP および SIP)
Cisco Unified IP Phone の設置
Cisco Unified IP Phone の設置

Cisco Unified IP Phone の設置

この章は、IP テレフォニー ネットワーク上への Cisco Unified IP Phone の設置に役立ちます。


(注)  


Cisco Unified IP Phone を設置する前に、ネットワーク内で電話機をどのように設定するかを決める必要があります。 その後、電話機を設置して機能を確認します。 詳細については、Cisco Unified IP Phone およびテレフォニー ネットワークを参照してください。


はじめる前に

Cisco Unified IP Phone を設置する前に、次の各項の要件を確認してください。

ネットワークの要件

Cisco Unified IP Phone を Cisco Unified IP Phone エンドポイントとしてネットワークで正常に運用するには、ネットワークが次の要件を満たしている必要があります。

  • VoIP ネットワーク:
    • Cisco ルータおよびゲートウェイ上で VoIP が設定されている。
    • Cisco Unified Communications Manager がネットワークにインストールされ、コール処理用に設定されている。
  • IP ネットワークが DHCP をサポートしているか、IP アドレス、ゲートウェイ、およびサブネット マスクの手動割り当てをサポートしている

(注)  


Cisco Unified IP Phone は、Cisco Unified Communications Manager から取得した日時を表示します。 電話機に表示される時間は、Cisco Unified Communications Manager の時間と最大 10 秒まで異なる場合があります。 Cisco Unified Communications Manager サーバが電話機と異なる時間帯にある場合は、電話機が正しい現地時刻を表示しません。

Cisco Unified Communications Manager のセットアップ

Cisco Unified IP Phone は、コールの処理に Cisco Unified Communications Manager を必要とします。 Cisco Unified Communications Manager が正しくセットアップされて、電話機を管理したり、コールを適切にルーティングおよび処理したりできるようにするには、『Cisco Unified Communications Manager Administration Guide』を参照するか、または Cisco Unified Communications Manager アプリケーションで状況依存ヘルプを参照してください。

自動登録を使用する予定がある場合は、いずれかの Cisco Unified IP Phone をネットワークに接続する前に、Cisco Unified Communications Manager で自動登録が有効になっていて、正しく設定されていることを確認します。 自動登録の有効化および設定については、『Cisco Unified Communications Manager Administration Guide』を参照してください。

テレフォニー機能を設定して Cisco Unified IP Phone に割り当てるには、Cisco Unified Communications Manager の管理ページを使用する必要があります。

Cisco Unified Communications Manager の管理ページでは、ユーザをデータベースに追加したり、ユーザ グループに追加したり、特定の電話機に関連付けたりすることができます。 この方法により、ユーザはコール転送、短縮ダイヤル、ボイス メッセージング システム オプションなどの項目を設定するために、独自の [Cisco Unified CM のユーザオプション(Cisco Unified CM User Option)] ページにアクセスできるようになります。

Cisco Unified IP Phone 6901 および 6911 のコンポーネント

ここでは、Cisco Unified IP Phone 6901 および 6911 のコンポーネントとアクセサリについて説明します。

ネットワーク ポートとアクセス ポート

Cisco Unified IP Phone 6901 の背面にはネットワーク ポートがあり、これを使用して電話機をネットワークに接続します。

Cisco Unified IP Phone 6911 の背面には、次のポートがあります。

  • ネットワーク ポート:「Network」というラベルの付いたポート
  • アクセス ポート:「Computer」というラベルの付いたポート(PC ポートとも呼ばれる)

(注)  


PC ポートを備えているのは Cisco Unified IP Phone 6911 だけです。 Cisco Unified IP Phone 6901 は、PC ポートを備えていません。


ネットワーク ポートは、外部デバイスへの 10/100 メガビット/秒(Mbps)の半二重/全二重接続をサポートしています。 10 Mbps 接続にはカテゴリ 3、5、または 5e のいずれのケーブルでも使用できますが、100 Mbps 接続にはカテゴリ 5 または 5e を使用する必要があります。

電話機をネットワークに接続するには、ネットワーク ポートを使用します。 このポートでは、ストレート ケーブルを使用する必要があります。 電話機は、この接続を通じてスイッチからインラインパワーを取得することもできます。 詳細については、Cisco Unified Communications Manager での電話機の追加方法を参照してください。

PC アクセス ポートは、コンピュータなどのネットワーク デバイスを電話機に接続するために使用します。 このポートでは、ストレート ケーブルを使用する必要があります。

ハンドセット

Cisco Unified IP Phone では、この電話機専用に設計されたハンドセットが使用されます。 このハンドセットには、応答待ちの着信コールやボイス メッセージを示すライト ストリップが含まれています。

ハンドセットを Cisco Unified IP Phone に接続するには、ケーブルの一端をハンドセットに差し込み、反対側の端を電話機の背面にあるハンドセット ポートに差し込みます。

スピーカーフォンの無効化(Cisco Unified IP Phone 6911 のみ)

デフォルトでは、Cisco Unified IP Phone でスピーカーフォンが有効です。

Cisco Unified Communications Manager を使用してスピーカーフォンを無効にすることができます。

手順
    ステップ 1   [デバイス(Device)] > [電話(Phone)] の順に選択します。
    ステップ 2   変更する電話機を選択します。
    ステップ 3   電話機の [電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウで、[スピーカーフォンの無効化(Disable Speakerphone)] チェックボックスをオンにします。

    Cisco Unified IP Phone の設置

    Cisco Unified IP Phone は、使用する前にネットワークおよび電源に接続する必要があります。

    Cisco Unified IP Phone を設置するには、次の手順を実行します。

    手順
      ステップ 1   ハンドセットをハンドセット ポートに接続します。
      ステップ 2   電源をアダプタ ポートに接続します。 注意事項については、Cisco Unified IP Phone の電源を参照してください。
      ステップ 3   ストレート イーサネット ケーブルをスイッチから、Cisco Unified IP Phone 6901 および 6911 上の「Network」というラベルの付いたネットワーク ポートに接続します。

      Cisco Unified IP Phone には、イーサネット ケーブルが 1 箱に 1 本添付されています。

      10 Mbps 接続にはカテゴリ 3、5、または 5e のいずれのケーブルでも使用できますが、100 Mbps 接続にはカテゴリ 5 または 5e を使用する必要があります。

      注意事項については、ネットワーク ポートとアクセス ポートを参照してください。

      ステップ 4   (Cisco Unified IP Phone 6911 のみ)ストレート イーサネット ケーブルを別のネットワーク デバイス(デスクトップ コンピュータなど)から、「Computer」というラベルの付いたアクセス ポートに接続します。

      別のネットワーク デバイスは、ここで接続しなくても後で接続できます。

      10 Mbps 接続にはカテゴリ 3、5、または 5e のいずれのケーブルでも使用できますが、100 Mbps 接続にはカテゴリ 5 または 5e を使用する必要があります。

      注意事項については、ネットワーク ポートとアクセス ポートを参照してください。


      関連資料

      Cisco Unified IP Phone 6901 の設置

      ケーブルを電話機に接続するには、電話機の接続にある図と表を使用してください。

      Cisco Unified IP Phone 6911 の設置

      ケーブルを電話機に接続するには、電話機の接続にある図と表を使用してください。

      電話機の壁面取り付け

      Cisco Unified IP Phone 6901 は、RJ-45 コネクタ用の開口部がある標準の電話用壁面プレートを使用して壁面に取り付けることができます。 Cisco Unified IP Phone 6901 を壁面に取り付けるには、Leviton 社製壁面取り付けプレート(Leviton 型式番号:4108W-0SP)を使用することを推奨します。

      Cisco Unified IP Phone 6911 は、Cisco Unified IP Phone 壁面取り付けキットに含まれている特殊なブラケットを使用して壁面に取り付けることができます。


      (注)  


      電話機には壁面取り付けキットが含まれていません。 壁面取り付けキットは、個別に注文する必要があります。


      電話機の起動確認

      ブートアップ中は、ハンドセットのメッセージ受信(MWI)LED とミュート ボタン LED が点灯します。 ブートアップ プロセスが正常に完了すると、これらの LED は消灯し、電話機でコールの準備が整います。 電話機が正常にブートアップした場合は、正常に起動します。 電話機が正常に起動しない場合、ユーザはリオーダー音を受信します。

      関連情報

      ネットワーク設定

      ネットワークで DHCP を使用していない場合は、Cisco Unified IP Phone をネットワーク上に設置した後、この電話機を設定する必要があります。 次のネットワーク設定値を設定します。

      • IP アドレス(IPv4)
      • IP サブネット情報
      • IPv6 アドレス:IPv6 アドレスは、電話機が IPv6 ネットワーク内に存在する場合にのみ設定します。 その他の IPv6 パラメータには、IPv6 プレフィックス、IPv6 デフォルト ゲートウェイ、および IPv6 TFTP サーバが含まれます。
      • デフォルト ルータ
      • TFTP サーバの IP アドレス

      上記の情報を収集し、Cisco Unified IP Phone の設定を参照してください。

      Cisco Unified IP Phone のセキュリティ

      セキュリティ機能は、電話機の ID やデータへの脅威など、複数の脅威を防止します。 これらの機能によって、電話機と Cisco Unified Communications Manager サーバ間で認証された通信ストリームが確立および維持され、転送前のファイルにデジタル署名が実施されます。

      セキュリティ機能の詳細については、関連項目および『Cisco Unified Communications Manager Security Guide』を参照してください。

      ローカルで有効な証明書の手動セットアップ

      電話機の [セキュリティ設定(Security Configuration)] メニューから、ローカルで有効な証明書(LSC)のインストールを開始できます。 このメニューでは、LSC の更新および削除も実行できます。

      はじめる前に

      Cisco Unified Communications Manager および Certificate Authority Proxy Function(CAPF; 認証局プロキシ関数)のセキュリティ設定が、次のように適切に完了していることを確認します。

      • CTL ファイルには CAPF 証明書が含まれている必要があります。
      • Cisco Unified Communications オペレーティング システムの管理ページで、CAPF 証明書がインストールされていることを確認します。
      • CAPF は実行および設定されています。

      詳細については、『Cisco Unified Communications Manager Security Guide』を参照してください。