Cisco IP Communicator アドミニストレーションガイド Release 2.0 Cisco Unified CallManager 版
Cisco IP Communicator の展開 とアップデート
Cisco IP Communicator の展開とアップデート
発行日;2012/02/06 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 1MB) | フィードバック

目次

Cisco IP Communicator の展開とアップデート

ヘッドセットおよび他のオーディオ デバイスのインストール

Cisco IP Communicator に対するサードパーティ製のヘッドセットおよび受話器の使用方法

アプリケーションの展開

展開の方法

共有場所への展開

ソフトウェア配布ツールの使用

クライアント PC 上でのインストーラの使用

英語以外の言語の展開

コマンドライン オプションによる展開のカスタマイズ

アプリケーションのアップデート

自動アップデートの使用

ソフトウェア バージョンの検証の設定

すべての Cisco IP Communicator デバイスに対するデフォルトのソフトウェア ロードの指定

特定のデバイスに対する非デフォルトのソフトウェア ロードの指定

ソフトウェア配布ツールを使用したアップデートの推奨

Cisco IP Communicator の展開とアップデート

この章は、次のトピックで構成されており、Cisco IP Communicator ソフトウェア コンポーネントの展開とアップデートについて説明しています。

「ヘッドセットおよび他のオーディオ デバイスのインストール」

「アプリケーションの展開」

「アプリケーションのアップデート」


) この章で説明されている作業を行う前に、必ず「Cisco IP Communicator の導入」をお読みください。この章では、導入前に実行する必要がある作業の概要を記載しています。


ヘッドセットおよび他のオーディオ デバイスのインストール

ユーザが Cisco IP Communicator をクライアント PC にインストールするには、管理者またはユーザがドライバを必要とするオーディオ デバイス(サウンド カード、USB ハンドセット、および USB ヘッドセット)をすべて事前にインストールして設定しておく必要があります。

オーディオ デバイスと Cisco IP Communicator をユーザ自身がインストールする場合は、管理者はユーザがオーディオ デバイスに接続してから Cisco IP
Communicator をインストールするまでに、ガイド付きのインストール(Found New Hardware Wizard や製造元の使用説明書など)の実行をうながしてください。

オーディオ デバイスを Cisco IP Communicator で使用するために、ユーザは必要なデバイスを「選択」および「調整」しておく必要があります。この作業は、インストールして最初に起動したときに行うことをお勧めします。Cisco IP Communicator の初回の起動時に、オーディオ調整ウィザードが自動的に起動します。ユーザがこのウィザードを完了しない限り、Cisco IP Communicator は起動しません。Cisco IP Communicator を起動してから新しいデバイスをインストールした場合、このデバイスはアプリケーションを再起動するまで認識されません。

Cisco IP Communicator に対するサードパーティ製のヘッドセットおよび受話器の使用方法

シスコでは、Cisco IP Communicator で使用するサードパーティ製のヘッドセットおよび受話器について基本的なテストを実施していますが、実際の環境で装置をテストして、パフォーマンスが適しているかどうかを判断するのは、最終的にお客様の責任となります。Cisco IP Communicator の展開場所には環境およびハードウェアに関する固有の矛盾点が多く存在するため、すべての環境に適した 1 つの「最良」なソリューションを提供することはできません。

運用ネットワークにヘッドセットまたは受話器を展開する(特に大量に展開する)前に、お客様の環境で十分にテストし、音質の問題(特に雑音とエコー)がないかどうかを確認することをお勧めします。

ヘッドセットまたは受話器を設置する場合にサポートが適用されない主な理由は、ハム雑音が入る可能性があるためです。この雑音は、リモートの通話相手のみ、またはリモートの通話相手と Cisco IP Communicator ユーザの両方に聞こえる場合があります。この雑音を引き起こす要因は、PC の近くにある照明器具から PC の電源自体に至るまで多岐にわたります。PC の Universal Serial Bus(USB; ユニバーサル シリアル バス)ポートに直接差し込んだときに生じる雑音は、電源付き USB ハブを使用することで軽減または解消される場合があります。

たとえば、ヘッドセットの種類によっては、機械的または電子的な原因により、Cisco IP Communicator のユーザとリモートで通話している相手に、通話相手自身の声が反響して聞こえる場合があります。Cisco IP Communicator ユーザにはこのエコーは聞こえません。

結果的に、アナログ ヘッドセットによっては、サウンドカードの設計仕様である電気特性と一致しません。このようなヘッドセットのマイクロフォンは、Cisco IP Communicator の入力レベルを最低値まで下げた場合でも、感度が高すぎることがよくあります。このヘッドセットを使用するユーザの音声は、通話相手にはひずんで聞こえます。

Cisco IP Communicator ユーザに、特定のヘッドセットの音質が良好であるかどうかについて確認することが重要です。また、特定のヘッドセットを使用する場合は、通話相手に Cisco IP Communicator からの受信状態について確認する必要があります。

関連項目

「アプリケーションの展開」

「アプリケーションのアップデート」

「オーディオ デバイスの選択と調整」

アプリケーションの展開

Cisco IP Communicator は、次のいずれかのインストール パッケージを使用して展開できます。

CiscoIPCommunicatorSetup.exe:この実行ファイルには、標準的な展開に必要な Windows インストーラのエンジンとデフォルトの冗長ロギングが含まれています。

CiscoIPCommunicatorSetup.msi:この Microsoft Windows インストール パッケージ(MSI パッケージ)を使用すると、コマンドライン オプションを使用して、展開をカスタマイズできます。MSI パッケージを使用した場合、ロギングは自動的に設定されません。


) システム内のユーザの PC に複数のネットワーク インターフェイスが存在する場合や、ユーザがドッキング ステーションの付いたラップトップを使用している場合は、必ず 「デバイス名の選択」をお読みください。


詳細については、次の項を参照してください。

「展開の方法」

「コマンドライン オプションによる展開のカスタマイズ」

展開の方法

インストールには実行ファイルまたは MSI パッケージのいずれかを使用しますが、次の 3 つのオプションがあります。

インストーラを共有場所に置いて、管理者かユーザが実行できるようにする(この方法を使用するには、ユーザがその PC の管理者特権を持っている必要があります)。

ソフトウェア配布テクノロジーを使用して、企業全体を対象にインストールを実行する(この方法を使用すると、必要に応じて、ユーザの特権レベルが、インストールのために一時的に引き上げられます)。

管理者が個々のコンピュータを使用してインストール操作を直接実行する。


) 社内のユーザが各自のコンピュータの管理者特権を持っていない場合は、初回の展開にソフトウェア配布ツールの使用をお勧めします。ソフトウェア配布ツールを使用しない場合は、管理者が各クライアント PC に手動で Cisco IP Communicator をインストールします。


この項では、次のトピックについて取り上げます。

「共有場所への展開」

「ソフトウェア配布ツールの使用」

「クライアント PC 上でのインストーラの使用」

共有場所への展開

実行ファイルや MSI パッケージを Web サーバなどの共有場所に展開することによって、ユーザはその場所にアクセスしてインストールを実行することができます。あるいは、MSI パッケージで次のコマンドライン オプションを使用して、ネットワークの特定の場所に Cisco IP Communicator のサーバ イメージを作成することもできます。

msiexec.exe /a CiscoIPCommunicatorSetup.msi
 

コマンドラインの使用方法については、「コマンドライン オプションによる展開のカスタマイズ」を参照してください。

関連項目

「ソフトウェア配布ツールの使用」

「クライアント PC 上でのインストーラの使用」

「アプリケーションのアップデート」

ソフトウェア配布ツールの使用

ソフトウェア配布ツールを使用すると、Cisco IP Communicator をクライアント PC に展開できます。ユーザが各自のコンピュータに管理者特権がない場合(および管理者がクライアント PC ごとに手動でアプリケーションをインストールするのを避ける場合)に、この展開方法を使用する必要があります。ソフトウェア配布ツールを使用すると、クライアント PC におけるユーザの特権が、インストールのために一時的に引き上げられます。

ソフトウェア配布ツールには、Active Directory のようなグループ ポリシー ベースのツールや、Microsoft の System Management Server(SMS)ソフトウェアのような、より高度なツールが含まれています。

ソフトウェア配布ツールを使用すると、コマンドラインをシステムに渡すことができるので、Windows インストール パッケージを利用して、展開のタイミングでデバイス名や TFTP サーバのアドレスなどの値をカスタマイズできます。展開の際に、コマンドライン オプションを使用してこれらの値を指定しておくと、ユーザがインストール後にこれらのオプションを設定する必要がなくなります。その結果、インストール後にユーザが行うプロセスが簡素化されます。コマンドラインの使用方法については、「コマンドライン オプションによる展開のカスタマイズ」を参照してください。


) Cisco IP Communicator は、展開の「アドバタイズ」や「パブリッシング」はサポートしていません。このため、ユーザは、管理者がユーザの PC に置いたアイコンを開くことで、アプリケーションをインストールします。


関連項目

「共有場所への展開」

「クライアント PC 上でのインストーラの使用」

「アプリケーションのアップデート」

クライアント PC 上でのインストーラの使用

実行ファイルまたは MSI パッケージはクライアント PC に直接展開できます。そこでインストーラを実行し、インストール ウィザードの指示に従うことによって、インストールを実行できます。必要に応じて、管理者アカウントを使用してこの作業を行います。

MSI パッケージを使用する場合は、クライアント PC 上でコマンドライン オプションを使用して、インストールをカスタマイズできます。詳細については、「コマンドライン オプションによる展開のカスタマイズ」を参照してください。

関連項目

「ソフトウェア配布ツールの使用」

「ソフトウェア配布ツールの使用」

「アプリケーションのアップデート」

英語以外の言語の展開

CiscoIPCommunicatorSetup.exe ファイルを使用すると、ドロップダウン ダイアログボックスが表示され、Cisco IP Communicator のインストール言語を選択するように求められます。

コマンドライン オプションを使用して Cisco IP Communicator の展開をカスタマイズする場合は、コマンドラインに TRANSFORMS パラメータを追加して、言語ロケールをインストールする必要があります。コマンドライン オプションを正常に機能させるには、正しいロケールの .mst ファイルを TRANSFORMS パラメータに関連付ける必要があります。たとえば、フランス語ロケールをインストールするには、次のように関連付けます。

c:\ Msiexec.exe /i CiscoIPCommunicatorSetup.msi /qb+ TRANSFORMS="French.mst"

コマンドライン オプションによる展開のカスタマイズ

Microsoft Windows インストール パッケージ(MSI パッケージ)には、数多くのコマンドライン オプションおよびプロパティが用意されています。これらを使用すると、アプリケーションのインストールや管理をカスタマイズできます。

Cisco IP Communicator の場合は、コマンドライン オプションを使用して、デバイス名、TFTP サーバのアドレス(複数可)、およびその他の変数を指定します。これらを指定しておくと、インストール中およびインストール後にユーザが実行すべき設定作業が減ります。

指定されたネットワーク インターフェイスを使用してデバイス名を作成するコマンドライン オプションがあります。ユーザの PC に複数のネットワーク インターフェイスや取り外し可能なネットワーク インターフェイス(ドッキング ステーションの付いたラップトップなど)が存在する場合(またはその両方)、ネットワーク インターフェイスの指定は特に役立ちます。社内のユーザが複数のコンピュータ モデルを使用し、そのネットワーク インターフェイスの組み合せもさまざまな場合は、展開先のコンピュータ モデルを検出してから、該当するコマンドライン オプションで適切なデバイス名の変数を指定して実行するように、ソフトウェア配布ツールを設定することができます。また、フリーフォーマットのデバイス名を指定するためのコマンドライン オプションもあります。このオプションを使用できるのは、Cisco Unified CallManager Release 5.0(1) 以降に接続する場合だけです。このオプションを使用すると、管理者は、MAC アドレスに基づかない一意のデバイス名をユーザに対して設定できます。このオプションは、ユーザの PC を頻繁にリフレッシュする企業の管理者に役立ちます。PC をリフレッシュする場合、古い PC で使用していたデバイス名と同じものを使用して、新しい PC に Cisco IP Communicator をインストールすることができます。そのため、PC をリフレッシュするときに、Cisco Unified CallManager での管理作業が不要になります。フリーフォーマットのデバイス名は 14 文字以下にする必要があります。また、使用可能な文字は ASCII 文字だけです。

表3-1 に、MSI パッケージで Cisco IP Communicator を展開する際に使用できるコマンドライン オプションの例を示します(変数の値は一例にすぎません)。

 

表3-1 MSI パッケージでのコマンドライン オプションの使用

目的
使用するコマンドライン

ユーザをインストール プロセスと相互対話できないようにするが、進捗状況の表示は可能にする

msiexec.exe /i C:\CiscoIPCommunicatorSetup.msi /qb

インストール先のディレクトリの場所を指定する

msiexec /i \\server\share\CiscoIPCommunicatorSetup.msi /qb INSTALLDIR="D:\Newlocation"

ターゲット PC のネットワーク インターフェイスを使用してデバイス名を指定する

msiexec /i CiscoIPCommunicatorSetup.msi /qb
DEVICENAME="ネットワーク アダプタのデバイス名"

フリーフォーマットのデバイス名を使用してデバイス名を指定する


) Cisco Unified CallManager 5.0(1) 以降のみで使用可能


msiexec /i CiscoIPCommunicatorSetup.msi /qb FREEFORMDEVICENAME="freeformdevice"

1 つの TFTP サーバのアドレスを指定する

msiexec /i CiscoIPCommunicatorSetup.msi /qb
TFTP1="IP アドレス 1"

複数の TFTP サーバのアドレスを指定する

msiexec /i CiscoIPCommunicatorSetup.msi /qb
TFTP1="IP アドレス 1" TFTP2="IP アドレス 2"

ネットワーク インターフェイスを使用したデバイス名と TFTP サーバのアドレスを 1 行のコマンドラインで指定する

msiexec /i CiscoIPCommunicatorSetup.msi /qb
DEVICENAME="ネットワーク アダプタのデバイス名"
TFTP1="IP アドレス 1" TFTP2="IP アドレス 2"

フリーフォーマットのデバイス名を使用したデバイス名と TFTP サーバのアドレスを 1 行のコマンドラインで指定する


) フリーフォーマットのデバイス名は、Cisco Unified CallManager 5.0(1) 以降のみで使用できます。


msiexec /i CiscoIPCommunicatorSetup.msi /qb

FREEFORMDEVICENAME="freeformdevice"

TFTP1="IP アドレス 1" TFTP2="IP アドレス 2"


) • DEVICENAME オプションの場合、デバイス名として入力する文字列は、
Cisco IP Communicator(右クリック >[設定]>[ネットワーク])に表示されるデバイス名と同一となる必要があります。

デバイス名と TFTP 変数を指定するためのオプションは、新規のインストールだけに適用され、アップグレードには適用されません。

Cisco IP Communicator にダイアログボックスが表示されるようにするには、 表3-1 で紹介したコマンドライン オプションの「qb」の後に「+」(正符号)を追加します。このダイアログボックスを手動で終了しない限り、マシンは再起動されません。


 

DEVICENAME オプションを使用すると、Cisco IP Communicator の[設定]ダイアログボックス(右クリック >[設定]>[ネットワーク])で、フリーフォーマットのデバイス名オプションが非表示になります。

 

FREEFORMDEVICENAME オプションを使用すると、Cisco IP Communicator の[設定]ダイアログボックス(右クリック >[設定]>[ネットワーク])で、ネットワーク アダプタの選択が非表示になります。

 

DEVICENAME オプションも FREEFORMDEVICENAME オプションも使用しない場合は、Cisco IP Communicator の[設定]ダイアログボックス(右クリック >[設定]>[ネットワーク])で、ネットワーク インターフェイス カードまたはフリーフォーマットの文字列を使用してデバイス名を生成することができます。

 

関連項目

「アプリケーションの展開」

「アプリケーションのアップデート」

TFTP サーバの指定(P.4-10)

デバイス名の選択(P.4-11)

アプリケーションのアップデート

入手可能な最新のソフトウェアは、次の Cisco IP Communicator Software Web サイトからダウンロードできます。

http://www.cisco.com/cgi-bin/tablebuild.pl/ip-comm

アップデートされたソフトウェアを入手したら、Cisco IP Communicator を次のいずれかの方法でアップデートします。どの方法を選択するかは、ユーザにクライアント PC の管理者特権が認められているかどうかによって異なります。

ユーザがクライアント PC の管理者特権を持っている場合は、自動アップデート ツールを Verify Software Versions 機能と組み合せて使用し、ソフトウェア アップデートを検出および入手することができます。詳細については、「自動アップデートの使用」を参照してください。

ユーザがクライアント PC の管理者特権を持って いない 場合は、ソフトウェア配布ツールを使用してアップデートを処理します。ソフトウェア配布ツールを使用すると、インストールのために特権が一時的に引き上げられます(この場合、アプリケーションを最初に展開したときにも、ソフトウェア配布ツールを使用していたと考えられます)。詳細については、「ソフトウェア配布ツールを使用したアップデートの推奨」を参照してください。


) Cisco Unified CallManager Administration では、Cisco IP Communicator アプリケーションのコンポーネントが、「ソフトウェア」ではなく「ファームウェア」としてアップデートされ、「ソフトウェアロード」ではなく「電話機ロード」という記述が使用されます。


この項では、次のトピックについて取り上げます。

「自動アップデートの使用」

「ソフトウェア配布ツールを使用したアップデートの推奨」

自動アップデートの使用

Cisco IP Communicator ソフトウェアの機能である自動アップデートを使用すると、Cisco IP Communicator を自動的にアップデートすることができます。自動アップデートによって、Cisco IP Communicator が Cisco Unified CallManager に登録されるたびに、Cisco IP Communicator の現在のソフトウェア ロードが設定ファイルに記録されているバージョンと比較されます。また、新しいソフトウェア コンポーネントが入手可能かどうかが検出され、可能なときに TFTP サーバからダウンロードしてインストールされます。

さらに、TFTP サーバへの HTTP アクセスを有効にしている場合は、HTTP を使用してサーバからダウンロードできます。そのためには、Cisco IP Communicator Administration Tool を実行して、[Enable HTTP]チェックボックスをオンにします。HTTP を有効にすると、リモート ユーザへの自動アップデートの速度を上げることができます。通常、ダイヤルアップまたはブロードバンド接続で TFTP を使用してソフトウェア アップデートをダウンロードすると、15 分以上かかります。HTTP アクセスを有効にするには、Administration Tool を実行します。「Cisco IP Communicator Administration Tool の実行」を参照してください。

自動アップデートを使用するには、アップデートされたソフトウェア ロードを入手しておく必要があります。その後、電話機ロード インストーラを実行して、アップデートされたソフトウェア ファイルを TFTP サーバ上にインストールします。


) 自動アップデートを動作させるには、ユーザがその PC の管理者特権を持っている必要があります。ユーザが管理者特権を持っていない場合は、代わりにソフトウェア配布ツールを使用します。「ソフトウェア配布ツールを使用したアップデートの推奨」を参照してください。


自動アップデートの設定やソフトウェア ロードの指定の詳細については、次のトピックを参照してください。

「ソフトウェア バージョンの検証の設定」

「すべての Cisco IP Communicator デバイスに対するデフォルトのソフトウェア ロードの指定」

「特定のデバイスに対する非デフォルトのソフトウェア ロードの指定」

ソフトウェア バージョンの検証の設定

自動アップデートでは、Cisco IP Communicator の実行に必要なすべてのファイルを検査して、Cisco IP Communicator アプリケーションがインストールまたはアップデートされた後に、ファイルが削除または変更されていないかどうかを検証することができます。

自動アップデートでこのプロセスが実行される頻度を制御するには、Cisco Unified CallManager Administration の Phone Configuration ページにある Product Specific Configuration パネルで、Verify Software Versions オプションを変更します。

このオプションによって、自動アップデートが次のいずれかのタイミングで実行されるように設定できます。

On Upgrade:設定ファイルに新しいソフトウェア バージョンが記録されたときにのみ、既存のソフトウェア コンポーネントが検証されます(デフォルトの設定)。

At Startup:設定ファイルのソフトウェア バージョンが変更されたかどうかに関わらず、Cisco IP Communicator が起動されるたびに、既存のソフトウェア コンポーネントが検証されます。

このオプションを On Upgrade(デフォルト)に設定した場合、Cisco IP
Communicator の起動は速くなりますが、ファイルがユーザによって削除または変更されていても自動的に修復できません。このオプションを At Startup に設定した場合は、Cisco IP Communicator の起動により時間がかかりますが、ファイルの変更や破損が自動的に検出および修復されます。

関連項目

「すべての Cisco IP Communicator デバイスに対するデフォルトのソフトウェア ロードの指定」

「特定のデバイスに対する非デフォルトのソフトウェア ロードの指定」

すべての Cisco IP Communicator デバイスに対するデフォルトのソフトウェア ロードの指定

Cisco Unified CallManager Administration の Device Defaults Configuration ページでソフトウェア ロードを指定することによって、デフォルトのロードをすべての Cisco IP Communicator デバイスに適用することができます。電話機ロード パッケージを使用してソフトウェア ファイルを TFTP サーバに置くと、この処理が自動的に行われます。このため、すべてのデバイスのデフォルトとして電話機ロード パッケージで指定されたもの以外のロードを指定する場合は、Cisco Unified CallManager Administration の Device Defaults Configuration ページで、そのソフトウェア ロードを手動で入力する必要があります。


) Cisco Unified CallManager Administration では、Cisco IP Communicator アプリケーションのコンポーネントが、「ソフトウェア」ではなく「ファームウェア」としてアップデートされ、「ソフトウェアロード」ではなく「電話機ロード」という記述が使用されます。


関連項目

「ソフトウェア バージョンの検証の設定」

「特定のデバイスに対する非デフォルトのソフトウェア ロードの指定」

特定のデバイスに対する非デフォルトのソフトウェア ロードの指定

Cisco Unified CallManager Administration の Device Defaults Configuration ページでソフトウェア ロードを指定することによって、非デフォルトのロードを特定の Cisco IP Communicator デバイスに適用することができます。

自動アップデートで特定のソフトウェア ロードが特定の Cisco IP Communicator デバイスに適用されるようにするには、Cisco Unified CallManager Administration の Phone Configuration ページでそのロードを指定します。これによって、Device Defaults Configuration ページの値はすべて上書きされます。


) Cisco Unified CallManager Administration では、Cisco IP Communicator アプリケーションのコンポーネントが、「ソフトウェア」ではなく「ファームウェア」としてアップデートされ、「ソフトウェアロード」ではなく「電話機ロード」という記述が使用されます。


関連項目

「ソフトウェア バージョンの検証の設定」

「すべての Cisco IP Communicator デバイスに対するデフォルトのソフトウェア ロードの指定」

ソフトウェア配布ツールを使用したアップデートの推奨

ソフトウェア配布ツールを使用して、ソフトウェアのアップデートを推奨できます。Cisco IP Communicator のユーザがクライアント PC の管理者特権を持っていない場合(および管理者がユーザのマシンを 1 台ずつローカルでアップデートしない場合)は、この方法を使用する必要があります。

ソフトウェア配布ツールを使用してアップデートを推奨するには、Cisco Unified CallManager Administration で次の作業を行います。

Phone Configuration ページで、Phone Load Name フィールドがブランクであることを確認します。

Device Defaults Configuration ページで、Cisco IP Communicator の値を削除します。


) 電話機ロード パッケージを使用してソフトウェア ファイルを TFTP サーバにダウンロードしないでください。ソフトウェア インストーラを使用すると、Device Defaults Configuration ページのソフトウェア ロード フィールドにデータが自動的に入力されます。


関連項目

「展開の方法」

「コマンドライン オプションによる展開のカスタマイズ」

「自動アップデートの使用」