Cisco IP Communicator アドミニストレーションガイド Release 2.0 Cisco Unified CallManager 版
Cisco IP Communicator の概要
Cisco IP Communicator の概要
発行日;2012/02/06 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 1MB) | フィードバック

目次

Cisco IP Communicator の概要

Cisco IP Communicator の外観

メニュー項目

キーボード ショートカット

サポート対象のネットワーク プロトコル

サポート対象のオーディオ形式

Cisco IP Communicator と Cisco Unified CallManager との連携について

起動プロセスについて

QOS(サービス品質)の変更について

他の言語での Cisco IP Communicator の使用方法

Cisco IP Communicator の概要

Cisco IP Communicator は、ソフトウェアベースのアプリケーションです。このアプリケーションを使用すると、各自の PC を利用してコールの発信およびコールの受信ができます。Cisco IP Communicator は、Cisco Unified CallManager のコール処理システムを使用して、テレフォニー機能や Voice-over-IP 機能を提供しています。

Cisco Unified CallManager と連携させることで、Cisco IP Communicator は、デスクトップ アプリケーションのポータビリティを提供するだけでなく、Cisco Unified IP Phone の機能をすべて使用できます。つまり、Cisco Unified CallManager Administration Web アプリケーションを使用すれば、Cisco IP Communicator を電話機として管理できます。


) 状況によって、このガイドでは、Cisco IP Communicator を電話機デバイスアプリケーション、またはインターフェイスと呼んでいます。


この章では、次のトピックについて取り上げます。

「Cisco IP Communicator の外観」

「サポート対象のネットワーク プロトコル」

「サポート対象のオーディオ形式」

「Cisco IP Communicator と Cisco Unified CallManager との連携について」

「起動プロセスについて」

「QOS(サービス品質)の変更について」

「他の言語での Cisco IP Communicator の使用方法」

Cisco IP Communicator の外観

図 1-1 に、デフォルト モードを選択した場合の Cisco IP Communicator インターフェイスの主要コンポーネントを示します。異なるインターフェイスで同じアイコンと機能を備えたスキンが用意されており、メニュー ボタンまたは右クリック メニューでアクセスできます( メニュー >[スキン]>[コンパクトモード] または [デフォルトモード] )。

Cisco IP Communicator インターフェイスの使用方法については、『 Cisco IP Communicator ユーザ ガイド 』を参照してください。

図 1-1 デフォルト モードを使用した場合の Cisco IP Communicator インターフェイスのコンポーネント

 

 

表1-1 ボタンと他のコンポーネント(図 1-1 を参照)

1

電話スクリーン

コールの状態や機能メニューを表示する場合、および項目をアクティブにする場合に使用します。

2

ウィンドウ制御ボタン

メニューを表示する場合、Cisco IP Communicator インターフェイスを非表示にする場合、モードを切り替える場合、またはアプリケーションを終了する場合に使用します。

3

回線ボタンおよび短縮ダイヤル ボタン

各ボタンで回線の開閉、または番号の短縮ダイヤルを行います(これに対応するキーボード ショートカットは Ctrl+1 ~ 8 です)。回線ボタンにより、回線の状態が次のように表示されます。

緑、点灯:この回線のコールはアクティブです(オフフック)。

緑、点滅:この回線のコールは保留状態です。

オレンジ、点滅:この回線で着信コールが鳴っています。

赤:共有回線で、現在使用中です。

色なし:この回線でコール アクティビティはありません(オンフック)。

 

余分な回線ボタンを短縮ダイヤル ボタンにすることができます。

4

メッセージ ボタン

サービスによって異なりますが、通常はボイス メッセージ サービスに自動ダイヤルします(これに対応するキーボード ショートカットは Ctrl+M です)。

5

ディレクトリ ボタン

[ディレクトリ]メニューを開閉します。発信履歴および社内ディレクトリを表示して、そこからダイヤルする場合に使用します(これに対応するキーボード ショートカットは Ctrl+D です)。また、クイック検索機能(Alt+K)を使用して、ディレクトリを検索することもできます。

6

ヘルプ ボタン

[ヘルプ]メニューをアクティブにします(これに対応するキーボード ショートカットは Ctrl+I です)。

7

設定ボタン

[設定]メニューを開閉します。電話スクリーンの表示および呼出音を制御する場合に使用します(これに対応するキーボード ショートカットは Ctrl+S です)。

8

サービス ボタン

[サービス]メニューを開閉します(これに対応するキーボード ショートカットは Ctrl+R です)。

9

音量ボタン

オーディオ モードの音量およびその他の設定を制御します(これに対応するキーボード ショートカットは Page Up および Page Down です)。

10

スピーカ ボタン

スピーカフォン モードのオン/オフを切り替えます(これに対応するキーボード ショートカットは Ctrl+P です)。

11

ミュート ボタン

ミュート機能のオン/オフを切り替えます(これに対応するキーボード ショートカットは Ctrl+T です)。

12

ヘッドセット ボタン

ヘッドセット モードのオン/オフを切り替えます(これに対応するキーボード ショートカットは Ctrl+H です)。

13

ナビゲーション ボタン

メニューのスクロールや項目の強調表示に使用します(コンパクト モードでは使用できません)。代わりに、コンピュータの矢印キーも使用できます。

14

ビデオの起動ボタン

Cisco Unified Video Advantage を起動します。この機能を使用するには、Cisco Unified Video Advantage Release 2.0 と Cisco IP Communicator Release 2.0 を同じ PC 上で実行している必要があります。

15

キーパッド

番号や文字の入力、およびメニュー項目の選択に使用します(コンパクト モードでは使用できません)。代わりに、コンピュータのキーボードも使用できます。

16

ソフトキー ボタン

各ボタンが、ソフトキーをアクティブにします。ボタンではなくソフトキーのラベルをクリックしても、ソフトキーをアクティブにできます(これに対応するキーボード ショートカットは F2 ~ F6 です)。

17

ボイス メッセージおよび着信コールのインジケータ

着信コールおよび新しいボイス メッセージがあることを示します。

関連項目

「メニュー項目」

「キーボード ショートカット」

インストールの前提条件(P.2-2)

アプリケーションの設定(P.4-1)

「電話ボタン テンプレートの変更」

メニュー項目

メニューにアクセスするには、Cisco IP Communicator インターフェイスの右上隅にあるウィンドウ制御ボタンバーのメニュー ボタンをクリックするか、またはインターフェイスの任意の位置で右クリックします。 表1-2 に、メニューの内容を示します。

表1-2 メニュー項目の概要

項目
説明

スキン

インターフェイスの外観を変更する場合に使用します。Cisco IP Communicator には、デフォルト モード( メニュー >[スキン]>[デフォルトモード] )とコンパクト モード( メニュー >[スキン]>[コンパクトモード] )の 2 つのスキンが用意されています。

画面のみ

画面のみの表示のオン/オフを切り替えます。画面のみの表示で Cisco IP Communicator を使用する場合は、キーボード ショートカットが特に役立ちます。

常に手前

この機能のオン/オフを切り替えます。この機能を有効にすると、他のアプリケーションがアクティブな場合でも、デスクトップに Cisco IP Communicator インターフェイスが表示されたままになります(インターフェイスを最小化することもできます)。

オーディオ調整ウィザード

オーディオ デバイスの選択および調整に役立つ、オーディオ調整ウィザードを起動します。

貼り付け

Cisco IP Communicator に任意の電話番号を貼り付ける場合に使用します(この機能に対応するキーボード ショートカットは Ctrl+V です)。

クイック検索

[クイック検索]ダイアログボックスを開きます(このダイアログボックスを開くキーボード ショートカットは Alt+K です)。クイック検索では、1 つの検索コマンドで 1 つ以上のディレクトリを検索できます。

Ciscoユーザオプション

Cisco IP Phone ユーザ オプション Web ページを開きます。この Web ページでは、機能、設定値、および IP 電話サービス(短縮ダイヤル ボタンなど)を設定できます。

設定...

[設定]ダイアログボックスを開きます。このダイアログボックスには、[ユーザ]、[ネットワーク]、[オーディオ]、および[ディレクトリ]というウィンドウがあります([設定]にアクセスするキーボード ショートカットは Alt+S です)。

ヘルプ

オンライン ヘルプ版の『 Cisco IP Communicator ユーザ ガイド 』へのリンクを提供します。

Cisco IP Communicatorについて

Cisco IP Communicator ソフトウェアのバージョン情報を表示します。

終了

Cisco IP Communicator インターフェイスを終了する場合に使用します。

関連項目

「Cisco IP Communicator の外観」

「キーボード ショートカット」

アプリケーションの設定(P.4-1)

「Cisco IP Communicator インターフェイス上での動作情報のローカル表示」

キーボード ショートカット

Cisco IP Communicator では、次の表にあるキーボード ショートカットを使用できます。

 

キーボード ショートカット
機能

Ctrl+D

[ディレクトリ]メニューを開閉します。

Ctrl+S

[設定]メニューを開閉します。

Ctrl+R

[サービス]メニューを開閉します。1

Ctrl+M

ボイス メッセージ システムを開きます。

Ctrl+I

オンライン ヘルプ システムを開閉します。

Ctrl+H

ヘッドセット モードのオン/オフを切り替えます。

Ctrl+P

スピーカフォン モードのオン/オフを切り替えます。

Ctrl+T

ミュート機能のオン/オフを切り替えます。

Ctrl+(1 ~ 8 の番号キー)

回線ボタンまたは短縮ダイヤル ボタン 1 ~ 8 を開閉します。

Ctrl+V

名前または電話番号を貼り付けます。

Alt+S

[設定]ダイアログボックスを開きます。

Alt+K

クイック検索ディレクトリ機能を開きます。

Alt+X

Cisco IP Communicator を終了します。

Alt+F4

Cisco IP Communicator を閉じます。

Page Up

現在のオーディオ モードの音量を上げます。

Page Down

現在のオーディオ モードの音量を下げます。

F2 ~ F6

ソフトキー 1 ~ 5 をアクティブにします。

/(NumLk 機能が有効な場合)

# キーをアクティブにします。

1.Release 2.0 より前のリリースでは、キーボード ショートカットは Ctrl+V です。

関連項目

「Cisco IP Communicator の外観」

「メニュー項目」

サポート対象のネットワーク プロトコル

Cisco IP Communicator では、 表1-3 で記載されている音声通信に必要な業界標準のシスコ ネットワーク プロトコルがサポートされています。

 

表1-3 Cisco IP Phone がサポートしているネットワーク プロトコル

ネットワーク プロトコル
目的
使用上の注意

シスコ検出プロトコル(CDP)

すべてのシスコ製の機器上で実行されるデバイス検出プロトコルです。

CDP を使用すると、デバイスは、ネットワーク内の他のデバイスにその存在を通知し、それらのデバイスに関する情報を受信することができます。

Cisco IP Communicator は、CDP を使用して、補助 VLAN ID、ポート単位の電源管理の詳細、サービス品質(QoS)設定情報などを Cisco Catalyst スイッチとの間で通信します。

ダイナミック ホスト コンフィギュレーション プロトコル(DHCP)

IP アドレスをネットワーク デバイスに動的に配分し、割り当てます。

DHCP を使用すると、手動による IP アドレスの割り当てやその他のネットワーク パラメータ設定を行わずに、Cisco IP Communicator をネットワークに接続して操作可能にすることができます。

DHCP カスタム オプション 150 を使用することをお勧めします。この方法によって、TFTP サーバの IP アドレスをオプション値として設定します。その他の DHCP 設定については、『 Cisco Unified CallManager システム ガイド 』を参照してください。

インターネット プロトコル(IP)

IP はメッセージ プロトコルで、ネットワーク全体にわたってパケットのアドレッシングと送信を行います。

IP を使用して通信するには、ネットワーク デバイスに IP アドレス、サブネット、およびゲートウェイを割り当てる必要があります。

ダイナミック ホスト コンフィギュレーション プロトコル(DHCP)を指定して Cisco IP Communicator を使用する場合は、IP アドレス、サブネット、およびゲートウェイの識別情報が自動的に割り当てられます。DHCP を使用しない場合は、
各 Cisco IP Communicator にローカルでこれらのプロパティを手動で割り当てる必要があります。

リアルタイム転送プロトコル(RTP)

対話型の音声やビデオなどのリアルタイム データをデータ ネットワークを介して転送するための標準プロトコルです。

Cisco IP Communicator は、RTP プロトコルを使用して他の Cisco IP
Communicator やゲートウェイからリアルタイムの音声トラフィックを送受信します。

伝送制御プロトコル(TCP)

コネクション型の転送プロトコルです。

Cisco IP Communicator は、TCP を使用して Cisco Unified CallManager に接続し、XML サービスにアクセスします。

トリビアル ファイル転送プロトコル(TFTP)

ネットワークでのファイル転送を可能にするプロトコルです。

Cisco IP Communicator では、TFTP を使用すると、電話タイプ固有の設定ファイルを取得できます。

TFTP を使用するには、ネットワークに、DHCP サーバから自動的に識別できる TFTP サーバが必要です。DHCP サーバで指定されたものと異なる TFTP サーバを Cisco IP Communicator で使用する場合は、Cisco IP
Communicator 上の[ネットワークの設定]メニューから TFTP サーバを手動で割り当てる必要があります。

HyperText Transfer Protocol(HTTP)

HTTP は、TCP を使用してインターネット経由で Web コンテンツを転送します。

Cisco IP Communicator は、HTTP を使用して設定ファイル、LDAP Directory の設定、ダイヤリング規則、および XML サービスを取得します。

ユーザ データグラム プロトコル(UDP)

データ パケットを配送するためのコネクションレス型メッセージ プロトコルです。

Cisco IP Phone は、UDP を利用する RTP ストリームを送受信します。

Lightweight Directory Access Protocol(LDAP)

LDAP は、ディレクトリにアクセスするためのプロトコルです。

Cisco IP Communicator は、LDAP を使用して氏名や電話番号を検索します。

eXtensible Markup Language(XML)

XML は、構造化された情報を含む文書向けのマークアップ言語です。

Cisco IP Communicator は、Ciscoo XML Web サービスにアクセスできます。

関連項目

「サポート対象のオーディオ形式」

「Cisco IP Communicator と Cisco Unified CallManager との連携について」

インストールの前提条件(P.2-2)

「起動プロセスについて」

サポート対象のオーディオ形式

Cisco IP Communicator は、次のオーディオ形式をサポートしています。

G.711a

G.711u

G.729

G.729a

非圧縮のワイドバンド(16 ビット、16 KHz)

関連項目

「サポート対象のネットワーク プロトコル」

「Cisco IP Communicator と Cisco Unified CallManager との連携について」

インストールの前提条件(P.2-2)

「リモート使用に対応した低帯域幅の指定」

Cisco IP Communicator と Cisco Unified CallManager との連携について

Cisco IP Communicator は、データ ネットワーク経由で音声を使用した通信ができるソフトウェア アプリケーションです。Cisco IP Communicator では、公開された業界標準のコール処理システムである Cisco Unified CallManager と連携して、この機能を実現しています。Cisco Unified CallManager ソフトウェアは、従来の PBX 機能を企業 IP ネットワークに統合して、電話機間のコールを設定および破棄します。Cisco Unified CallManager は、IP テレフォニー システムのすべてのコンポーネント(電話機、アクセス ゲートウェイ、および会議コールやルート プランなどの機能に必要なリソース)を管理します。

Cisco IP Communicator は、Cisco CallManager システム バージョン 3.3(3) SR 3 以降に登録できます。ただし、Cisco Unified Video Advantage を Cisco IP Communicator と併用する場合は、Cisco Unified CallManager バージョン 4.1(3)SR1 に登録して、Cisco IP Communicator 2.0(1) と Cisco Unified Video Advantage 2.0(1) を相互運用できるようにする必要があります。Cisco Unified CallManager に依存している他の Cisco Unified IP Phone の場合と同様に、Cisco Unified CallManager Administration Web アプリケーションを使用して、Cisco IP Communicator をネットワーク デバイスとして設定および管理する必要があります。

Cisco Unified CallManager Administration Web アプリケーションでは、メイン メニューバーから Help > For this page を選択することによって、どのページでもコンテキスト ヘルプを表示できます。また、ページ内のパネルに「?」ボタンが表示されている場合は、クリックしてそのパネルのコンテキスト ヘルプにアクセスできます。

Cisco Unified CallManager の詳細な操作手順や概念的な説明については、『 Cisco Unified CallManager アドミニストレーション ガイド 』および『 Cisco Unified CallManager システム ガイド 』を参照してください。これらのドキュメントおよびその他の Cisco Unified CallManager のドキュメントには、オンライン ヘルプ ウィンドウまたは次のサイトからアクセスできます。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/voice/index.htm

関連項目

「QOS(サービス品質)の変更について」

「起動プロセスについて」

インストールの前提条件(P.2-2)

「Cisco IP Communicator で利用できる電話機能」

起動プロセスについて

次の項では、Cisco IP Communicator の起動時におけるネットワークとの関連について説明します。

ステップ 1:コンフィギュレーション サーバの検索

Cisco IP Communicator は、毎回起動する際に、DHCP を使用して対応する Trivial File Transfer Protocol(TFTP)サーバを検索します。他の電話機と同様に、Cisco IP Communicator は TFTP を使用してサーバからファイルを取得できます。また、HTTP を使用してソフトウェア アップデートを取得し、それによってリモート ユーザへのファイル転送を加速することもできます(詳細については、「Cisco IP Communicator Administration Tool の実行」を参照してください)。

ネットワークで TFTP サーバの識別に DHCP を使用しない場合、またはデバイスに代替 TFTP サーバを使用させる場合は、Cisco IP Communicator インターフェイスから TFTP サーバを手動で設定するか、この作業をユーザに指示する必要があります(「TFTP サーバの指定」を参照してください)。

ステップ 2:設定ファイルの要求

TFTP サーバに存在する設定ファイル(.cnf.xml)には、Cisco Unified CallManager に接続するためのパラメータが定義されています。通常は、Cisco Unified CallManager でデバイスのリセットが必要となる変更を行うたびに、デバイスの設定ファイルも変更されます。

Cisco Unified CallManager で自動登録を有効にしている場合、
Cisco IP Communicator は TFTP サーバのデフォルトの設定ファイル(xmldefault.cnf.xml)にアクセスします。

自動登録を有効にしていない場合は、そのデバイス名に対応した .cnf.xml にアクセスします。

ステップ 3:ソフトウェアのアップデート

自動アップデートの使用を選択した場合、.cnf.xml ファイルには、Cisco IP Communicator で実行すべきソフトウェア バージョンの情報も含まれます。このソフトウェア バージョンが現在使用しているバージョンと異なる場合、Cisco IP Communicator は、TFTP サーバに新しいソフトウェア ファイルを要求します。この要求をする際、Cisco IP Communicator は、まず HTTP の使用を試みます。HTTP アクセスを有効にしていない場合は、TFTP を使用します。

ステップ 4:Cisco Unified CallManager との接続

TFTP サーバから設定ファイルを取得すると、Cisco IP Communicator は、リスト上で最もプライオリティの高い Cisco Unified CallManager に TCP 接続を試行します。

Cisco Unified CallManager Administration を使用して、デバイスを個別にデータベースに追加した場合、または Bulk Administration Tool(BAT)によって一括して追加した場合は、Cisco Unified CallManager でデバイスが識別されます。ただし、これは BAT を TAPS(内線番号自動登録システム)と連携せずに使用している場合に限られます。

それ以外の場合は、デバイス自体から Cisco Unified CallManager データベースへの登録が試行されます(Cisco Unified CallManager で自動登録がオンになっているとき)。

関連項目

「Cisco Unified CallManager データベースへのデバイスの追加」

「TFTP サーバの指定」

「機能とサービスの設定」

「アプリケーションのアップデート」

「起動時の問題の解決」

QOS(サービス品質)の変更について

IP デバイスでは、データ トラフィックによって音質が低下する場合があります。Cisco IP Communicator はハードウェアの電話機ではなくソフトウェアベースの電話なので、Voice-over-IP トラフィックを補助 VLAN と切り離しても、音質の問題は解決できません。解決するには、ネットワークにおけるサービス品質(QOS)のパラメータを変更して、音声データ トラフィックが通常のデータ トラフィックより優先されるように設定する必要があります。

ネットワークにおける QOS の設定については、次の索引から『 Cisco AVVID Network Infrastructure Enterprise Quality of Service Design 』にアクセスするか、その他のネットワーク デザイン ガイドを参照してください。

http://www.cisco.com/warp/public/779/largeent/it/ese/srnd.html

関連項目

「Cisco IP Communicator と Cisco Unified CallManager との連携について」

オーディオのポート範囲の選択(P.4-18)

Cisco IP Communicator のトラブルシューティング(P.8-1)

他の言語での Cisco IP Communicator の使用方法

Cisco IP Communicator は、英語以外の言語でも利用できます。英語以外のロケールで Cisco IP Communicator を使用する場合は、Cisco IP Telephony Locale Installer を、クラスタ内のすべての Cisco Unified CallManager サーバにインストールする必要があります。この Locale Installer をインストールすると、最新版の翻訳テキスト、ユーザ ロケールとネットワーク ロケール、および各国の電話トーンを確実に使用できます。

詳細については、次のサイトにある『 Cisco IP Telephony Locale Installer の使用方法 』を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/voice/

関連項目

「Cisco IP Communicator と Cisco Unified CallManager との連携について」