Cisco IP Communicator アドミニストレーション ガイド
Cisco IP Communicator のカスタマイズ
Cisco IP Communicator のカスタマイズ
発行日;2012/02/03 | 英語版ドキュメント(2011/01/19 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 3MB) | フィードバック

目次

Cisco IP Communicator のカスタマイズ

カスタム電話呼出音について

RingList.xml ファイル形式の要件

カスタム呼出音タイプ用の PCM ファイルの要件

カスタム電話呼出音の設定

カスタム背景イメージについて

List.xml ファイル形式の要件

カスタム背景イメージ用の PNG ファイルの要件

背景イメージの設定

アイドル表示の設定について

Cisco IP Communicator のカスタマイズ

この章では、サイトから電話の呼出音、背景イメージ、およびアイドル表示を Cisco Unified Communications Manager (以前は Cisco Unified CallManagerと呼んでいました)を使用してカスタマイズする方法について説明します。呼出音は Cisco IP Communicator がコールを受信すると再生されます。背景イメージは電話機の画面に表示されます。アイドル表示は、アプリケーションが指定された時間使用されなかった場合、電話機の画面に表示されます。

「カスタム電話呼出音について」

「カスタム背景イメージについて」

「アイドル表示の設定について」

カスタム電話呼出音について

Cisco IP Communicator ソフトウェアには、2 種類のデフォルトの呼出音(Chirp1 と Chirp2)が用意されています。Cisco Unified Communications Manager では、これ以外にもデフォルトの電話呼出音をセットで備えています。このデフォルト セットは、Pulse Code Modulation(PCM; パルス符号変調)ファイルとしてソフトウェアに組み込まれています。この PCM ファイルは、サイトで使用可能な呼出音リストのオプションを記述する RingList.xml ファイルと共に、各 Cisco Unified Communications Manager サーバ上の TFTP ディレクトリに保存されています。

独自の PCM ファイルを作成し、RingList.xml ファイルを編集することによって、サイトで使用可能な電話呼出音のタイプをカスタマイズできます。

「RingList.xml ファイル形式の要件」

「カスタム呼出音タイプ用の PCM ファイルの要件」

「カスタム電話呼出音の設定」

RingList.xml ファイル形式の要件

RingList.xml ファイルは、電話呼出音タイプのリストが入っている XML オブジェクトを定義します。各呼出音タイプには、その呼出音に使用される PCM ファイルを指すポインタ、および Cisco IP Communicator([設定] ボタン > [ユーザ設定] > [呼出音])に表示されるテキストが含まれています。

CiscoIPPhoneRingList XML オブジェクトは、次のタグ セットを使用して情報を記述します。

<CiscoIPPhoneRingList>
<Ring>
<DisplayName/>
<FileName/>
</Ring>
</CiscoIPPhoneRingList>
 

電話の呼出音のタイプごとに、DisplayName と FileName が必要です。定義名には次の特性があります。

DisplayName は、Cisco IP Communicator([設定] ボタン > [ユーザ設定] > [呼出音])に表示される関連した PCM ファイル用のカスタム呼出音の名前を定義したものです。

FileName は、DisplayName と関連付けるカスタム呼出音用の PCM ファイルの名前を指定したものです。


) DisplayName フィールドと FileName フィールドの文字数は、共に 25 文字以下とする必要があります。


次の例は、2 種類の電話呼出音を定義する RingList.xml ファイルを示しています。

<CiscoIPPhoneRingList>
<Ring>
<DisplayName>Analog Synth 1</DisplayName>
<FileName>Analog1.raw</FileName>
</Ring>
<Ring>
<DisplayName>Analog Synth 2</DisplayName>
<FileName>Analog2.raw</FileName>
</Ring>
</CiscoIPPhoneRingList>

関連項目

「カスタム呼出音タイプ用の PCM ファイルの要件」

「カスタム電話呼出音の設定」

カスタム呼出音タイプ用の PCM ファイルの要件

Cisco IP Communicator 上で呼出音を正しく再生するには、呼出音用の PCM ファイルが次の要件を満たしている必要があります。

Raw PCM(ヘッダーなし)

毎秒 8000 サンプル

8 ビット/サンプル

uLaw 圧縮

最大呼出音サイズ:16080 サンプル

最小呼出音サイズ:240 サンプル

呼出音内のサンプル数は、240 で割り切れる数である。

呼出音は、ゼロ クロッシングで開始および終了する。

カスタム電話呼出音用の PCM ファイルを作成するには、これらのファイル形式の要件をサポートする標準オーディオ編集パッケージを使用します。

関連項目

「RingList.xml ファイル形式の要件」

「カスタム電話呼出音の設定」

カスタム電話呼出音の設定

手順


ステップ 1 カスタム呼出音ごとに PCM ファイルを作成します(ファイルごとに 1 つの呼出音)。この PCM ファイルは、形式ガイドラインに準拠している必要があります。

ステップ 2 作成した新しい PCM ファイルを、次の場所に格納します。

Cisco Unified Communications Manager Release 4.x 以外の場合:クラスタ内の各 Cisco Unified Communications Manager に対応する Cisco TFTP サーバ上。詳細については、次の URL で『 Cisco IP Telephony Platform Administration Guide 』の「Software Upgrades」の章を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps556/prod_maintenance_guides_list.html

Cisco Unified Communications Manager Release 4.x の場合:クラスタ内の各 Cisco Unified Communications Manager に対応する Cisco TFTP サーバ上の C:¥Program Files¥Cisco¥TFTPPath ディレクトリ内。

ステップ 3 テキスト エディタを使用して RingList.xml ファイルを編集します。このファイルは、形式ガイドラインに準拠している必要があります。

ステップ 4 変更内容を保存し、RingList.xml ファイルを閉じます。

ステップ 5 新しい RingList.xml ファイルをキャッシュするには、Cisco Unified Communications Manager Serviceability で TFTP サービスを停止した後起動するか、TFTP サービス パラメータの [Enable Caching of Constant and Bin Files at Startup]([Advanced Service Parameters] にある)を無効にしてから再び有効にします。


 

関連項目

「RingList.xml ファイル形式の要件」

「カスタム呼出音タイプ用の PCM ファイルの要件」

カスタム背景イメージについて

ユーザには、Cisco IP Communicator 電話機の画面の背景イメージの選択肢が提供されます。ユーザは、[設定] ボタン > [ユーザ設定] > [背景イメージ] から、電話機の画面に表示される背景イメージを選択します。

イメージの選択肢は、電話が使用する TFTP サーバ上に保存されている PNG イメージおよび XML ファイル(List.xml)に入っています。TFTP サーバ上に独自の PNG ファイルを保存し、XML ファイルを編集することで、ユーザが選択できる背景イメージを指定することができます。このような方法で、社名ロゴなどのカスタム イメージを提供することができます。

独自の PNG ファイルを作成し、List.xml ファイルを編集することによって、サイトで使用可能な背景イメージをカスタマイズできます。

「List.xml ファイル形式の要件」

「カスタム背景イメージ用の PNG ファイルの要件」

「背景イメージの設定」

List.xml ファイル形式の要件

List.xml ファイルは、背景イメージのリストが入っている XML オブジェクトを定義します。


) ディレクトリ構造と List.xml ファイルを手動で作成する場合は、TFTP サービスで使用される user¥CCMService がそのディレクトリとファイルにアクセスできることを確認してください。


List.xml ファイルには、最大 50 の背景イメージを格納できます。イメージは、[背景イメージ] メニューに表示される順番で表示されます。List.xml ファイルには、背景イメージごとに ImageItem エレメントがあります。このエレメントには次の属性があります。

Image:電話が [背景イメージ] メニューに表示されるサムネール イメージを取得する場所を指定する Uniform Resource Identifier(URI)

URL:電話がフル サイズ イメージを取得する場所を指定する URI

List.xml の例

This example shows a List.xml file that defines two images. The required Image and URL attributes must be included for each image.The TFTP URI in the example is the only supported method for linking to full size and thumbnail images. HTTP URL support is not provided.
 
<CiscoIPPhoneImageList>
<ImageItem Image=”TFTP:Desktops/320x212x12/TN-Fountain.png” URL=”TFTP:Desktops/320x212x12/Fountain.png”/>
<ImageItem Image=”TFTP:Desktops/320x212x12/TN-FullMoon.png” URL=”TFTP:Desktops/320x212x12/FullMoon.png”/>
</CiscoIPPhoneImageList>
 

Cisco IP Communicator ソフトウェアには、デフォルトの背景イメージが含まれています。このイメージは List.xml ファイルで定義されません。カスタム イメージを作成しない場合や、カスタム イメージの読み出しエラーが発生した場合、Cisco IP Communicator はデフォルトのイメージを表示します。[背景イメージ] メニューに最初に表示されるのは、常にデフォルトのイメージです。

関連項目

「カスタム背景イメージ用の PNG ファイルの要件」

「背景イメージの設定」

カスタム背景イメージ用の PNG ファイルの要件

背景イメージごとに、次の 2 つの PNG ファイルが必要です。

Full size image:電話機の画面に表示されるバージョン。

Thumbnail image:ユーザがイメージを選択する [背景イメージ] 画面に表示されるバージョン。必ず、フル サイズ イメージの 25 % のサイズとしてください。


ヒント 多くのグラフィックス プログラムには、画像サイズを変更する機能があります。サムネール イメージを作成する簡単な方法は、最初にフル サイズのイメージを作成して保存してから、グラフィックス プログラムのサイジング機能を使用して、そのイメージの元のサイズの 25% のバージョンを作成することです。サムネールのバージョンは別の名前で保存します。


Cisco IP Communicator 上で背景イメージを正しく表示するには、背景イメージ用の PNG ファイルが次の要件を満たしている必要があります。

フル サイズ イメージ:320 ピクセル(幅) X 212 ピクセル(高さ)

サムネール イメージ:80 ピクセル(幅) X 53 ピクセル(高さ)

カラー パレット:最大 12 ビット カラー(4096 色)を含む。12 ビット カラー以上を使用することもできますが、Cisco IP Communicator は、カラー パレットを 12 ビット カラーに落としてからイメージを表示します。最良の結果を得るには、PNG ファイルの作成時に、イメージのカラー パレットを 12 ビットに落とします。


ヒント カラー チャネルごとの色調レベル数を指定するポスタライズ機能をサポートしているグラフィックス プログラムを使用している場合は、チャネルごとの色調数を 16 に設定します(赤 16 色 X 緑 16 色 X 青 16 色 = 4096 色)。


関連項目

「List.xml ファイル形式の要件」

「背景イメージの設定」

背景イメージの設定

手順


ステップ 1 各イメージ(フル サイズ イメージとサムネール イメージ)用に 2 つの PNG ファイルを作成します。この PNG ファイルは、形式ガイドラインに準拠している必要があります。

ステップ 2 作成した新しい PNG ファイルを、次の場所に格納します。

Cisco Unified Communications Manager Release 4.x 以外の場合:クラスタ内の各 Cisco Unified Communications Manager に対応する TFTP サーバ上。詳細については、次の URL で『 Cisco IP Telephony Platform Administration Guide 』の「Software Upgrades」の章を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps556/prod_maintenance_guides_list.html

Cisco Unified Communications Manager Release 4.x の場合:クラスタ内の各 Cisco Unified Communications Manager に対応する Cisco TFTP サーバ上の C:¥Program Files¥Cisco¥TFTPPath¥Desktops¥320x212x12 フォルダ内。


ヒント カスタム イメージ ファイルのバックアップ コピーを別の場所に保存しておくこともお勧めします。Cisco Unified Communications Manager をアップグレードするときに、カスタマイズされたファイルのうち一部が上書きされた場合、それらのバックアップ コピーを使用できます。


ステップ 3 テキスト エディタを使用して List.xml ファイルを編集します。このファイルは、形式ガイドラインに準拠している必要があります。

ステップ 4 変更内容を保存し、List.xml ファイルを閉じます。


) Cisco Unified Communications Manager をアップグレードした場合、カスタマイズした List.xml ファイルはデフォルトの List.xml ファイルに置き換えられます。List.xml ファイルをカスタマイズしたら、コピーを作成して別の場所に保存します。Cisco Unified Communications Manager をアップグレードした後、デフォルトの List.xml ファイルを保存したコピーに置き換えます。


ステップ 5 新しい List.xml ファイルをキャッシュするには、Cisco Unified Communications Manager Serviceability を使用して TFTP サービスを停止した後起動するか、TFTP サービス パラメータの [Enable Caching of Constant and Bin Files at Startup]([Advanced Service Parameters] にある)を無効にしてから再び有効にします。


 

関連項目

「List.xml ファイル形式の要件」

「カスタム背景イメージ用の PNG ファイルの要件」

アイドル表示の設定について

電話機の画面に表示されるアイドル表示を指定できます。アイドル表示は XML サービスです。このサービスは、Cisco IP Communicator が指定された期間アイドル状態で(使用されない)、機能メニューが開かない時に呼び出すサービスです。アイドル表示として使用できる XML サービスには、社名ロゴ、製品の写真、株価情報などがあります。

アイドル表示の設定は、次の一般的な手順で行います。

1. イメージのフォーマット

2. イメージを表示する Cisco Unified Communications Manager の設定

アイドル表示の作成方法および表示方法の詳細については、次の URL で『 Creating Idle URL Graphics on Cisco Unified IP Phone 』を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps556/products_tech_note09186a00801c0764.shtml

また、次の URL で『 Cisco Unified Communications Manager Administration Guide 』または『 Bulk Administration Tool User Guide 』も参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps556/prod_maintenance_guides_list.html

http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps556/products_user_guide_list.html

アイドル表示 XML サービスの URL を指定する。

1 台の電話機に指定する場合:[電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウ([デバイス] > [電話])の [アイドル] フィールド

複数の電話機に同時に指定する場合:[Enterprise Parameters Configuration] ウィンドウ([システム] > [エンタープライズパラメータ])の [URL Idle] フィールド、または一括管理ツール(BAT)の [アイドル] フィールド

アイドル表示 XML サービスを起動するまでに Cisco IP Communicator が停止している時間を指定する。

1 台の電話機に指定する場合:[電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウ([デバイス] > [電話])の [Idle Timer] フィールド

複数の電話機に同時に指定する場合:[Enterprise Parameters Configuration] ウィンドウ([システム] > [エンタープライズパラメータ])の [URL のアイドル時間] フィールド、または BAT の [Idle Timer] フィールド

Cisco IP Communicator から、アイドル表示 XML サービス の URL の設定、およびこのサービスが開始するまでにアプリケーションが停止すべき時間の設定を表示できます。これらの設定を表示するには、[設定] ボタンをクリックし、[デバイス設定] を選択して、[アイドル URL] および [URL のアイドル時間] までスクロールします。

関連項目

「カスタム電話呼出音について」

「カスタム背景イメージについて」