Cisco IP Communicator アドミニストレーション ガイド
Cisco IP Communicator の設定
Cisco IP Communicator の設定
発行日;2012/02/03 | 英語版ドキュメント(2012/01/24 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 3MB) | フィードバック

目次

Cisco IP Communicator の設定

設定作業の概要

必須の設定作業について

オーディオ デバイスの選択と調整について

オーディオ モードと呼出音に使用するデバイスの選択

デバイスの調整

よくある調整ミス

TFTP サーバの指定

デバイス名の選択について

デバイス名と複数のネットワーク インターフェイス

デバイス名と共有 PC

インターフェイスが無効化または削除された後のデバイス名

オーディオ IP アドレスの自動検出に関する問題について

サポートされているソフトウェア VPN クライアント

における VPN のオーディオ IP アドレスの取得

オーディオ IP アドレスの自動検出に関する問題の解決

推奨される設定作業(省略可)について

詳細なオーディオ設定の変更

オーディオのポート範囲の選択

リモート使用に対応した変更

ローカル設定

ローカル設定アクセスの無効化

設定作業のためのユーザ ヘルプ

Cisco IP Communicator の設定

この章では、Cisco IP Communicator のインストール後、最初に使用する前に、管理者またはユーザが必要に応じて行う設定作業について説明します。この作業により、Cisco IP Communicator が正しく機能したり、ユーザが一部の機能にアクセスしたりできるようになります。

この章で説明する一部の作業は、Cisco Unified Communications Manager(以前は Cisco Unified CallManager と呼んでいました)での設定が必要です。

「設定作業の概要」

「必須の設定作業について」

「推奨される設定作業(省略可)について」

「ローカル設定」

「ローカル設定アクセスの無効化」

「設定作業のためのユーザ ヘルプ」

設定作業の概要

表 4-1 および 表 4-2 に、管理者またはユーザが行う必須の設定作業および推奨される設定作業(省略可)の概要を示します。これらの作業が必要かどうかは、クライアント PC の設定、ユーザによって使用されるソフトウェア VPN のソリューションなどの要素によって異なります。


) • 設定作業をユーザが実施する場合は、『Cisco IP Communicator User Guide』へのアクセスを含め、詳細な指示や説明を提供する必要があります。詳細については、「設定作業のためのユーザ ヘルプ」 を参照してください。

設定によっては(オーディオのポート範囲のカスタマイズなど)、ローカル(クライアント PC 上)とリモート(Cisco Unified Communications Manager の管理ページ)の両方で設定できるものもあります。値がローカルで変更された場合、変更後の値がアクティブな値となり、リモートで指定された値は上書き(無効化)されます。このため、クライアント PC 上で設定が変更された場合、クライアント PC 上でしかそれを変えることはできません。詳細については、「ローカル設定」 を参照してください。


 

 

表 4-1 必須の設定作業

作業
必要性
設定上の注意
詳細の参照先

起動時のプロンプトでオーディオ デバイスを選択および調整する

初回の起動時に必要です。この設定によって、インストール済みのオーディオ デバイスがアプリケーションによって検出されます。

オーディオ調整ウィザードを使用します。このウィザードは、初回の起動時に自動的に起動されます。次の方法で、手動で起動できます。

Cisco IP Communicator の右クリック メニューを使用する。

Windows の [スタート] メニューからプログラム グループを選択する。

Cisco IP Communicator でデバイスを選択するには、右クリック > [設定] > [オーディオ] タブを選択します。

「オーディオ デバイスの選択と調整について」

初回の起動直後に TFTP サーバのアドレスを指定する

ネットワークで有効な DHCP オプション 150 を使用していない場合、または代替の TFTP アドレスを指定する場合(展開の際にコマンドライン オプションでこの変数を指定していなかったときのみ)に必要です。

Cisco IP Communicator 上で、右クリック >[設定] > [ネットワーク] タブ > [TFTP サーバ] セクションを選択します。

ユーザが PC を共有していて、管理者特権を持っていない場合は、管理者が管理者アカウントを使用してこの作業を行う必要があります。

「アプリケーションの展開方法」

「TFTP サーバの指定」

「起動時の問題の解決方法」

初回の起動時のプロンプトでデバイス名を選択する

クライアント PC に複数のネットワーク インターフェイスが存在する場合、またはクライアント PC がドッキング ステーションの付いたラップトップである場合(展開の際にコマンドライン オプションでこの変数を指定していなかったときのみ)に必要です。

Cisco IP Communicator 上で、右クリック >[設定] > [ネットワーク] タブ > [デバイス名] セクションを選択します。

ユーザが PC を共有していて、管理者特権を持っていない場合は、管理者が管理者アカウントを使用してこの作業を行う必要があります。

「アプリケーションの展開方法」

「デバイス名の選択について」

「起動時の問題の解決方法」

まだこの作業を行っていない場合は、Cisco IP Communicator Administration Tool を実行して HTTP アクセスを有効にし、 Cisco Unified Communications Manager の管理ページで URL を指定する

サポート対象外の VPN クライアントが原因となる、オーディオ IP アドレスの検出に関連した問題を解決するために必要です。リモート ユーザのパフォーマンスを上げたり、Directory Wizard をインストールしたりする場合にもお勧めします。

製品ソフトウェア ダウンロード Web サイト http://tools.cisco.com/support/downloads/pub/Redirect.x?mdfid=278468661 からツールを入手します。

これは、ビルドに含まれる ZIP で圧縮されたフォルダ内にあります。

Cisco Unified Communications Manager の管理ページ([デバイス] > [電話]、[電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウ、[IP Address Auto detection URL] フィールド)で getIP.asp の URL を入力します。

「オーディオ IP アドレスの自動検出に関する問題の解決」

「起動時の問題の解決方法」

ユーザ名とパスワードをユーザに提供する

次の機能で必要となります。

クイック検索ディレクトリ

ユーザ オプション Web ページ

Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、次のように選択します。

Release 4.x 以外の場合:[ユーザ管理] > [エンドユーザ]

Release 4.x の場合:[ユーザ] > [新規ユーザの追加]

「クイック検索のユーザ認証情報の指定(Windows ベースの Cisco Unified Communications Manager)」

付録 A「ユーザへの Cisco IP Communicator に関する情報提供」


) 複数のユーザが PC を共有している場合、デバイス名と TFTP サーバの設定は PC に保持されます。この環境における他の設定内容はすべてユーザに従います。


 

表 4-2 推奨される設定作業(省略可)

作業
必要性
操作
詳細の参照先

詳細なオーディオ プロパティを変更する

オプションです。上級ユーザにお勧めします。音質を向上させるために行います。

Cisco IP Communicator 上で、右クリック > [設定] > [オーディオ] タブ > [詳細...] ボタンを選択します。

「リモート使用に対応した変更」

リモート使用に対応した低帯域幅を指定する

オプションです。低帯域幅で接続しているリモート ユーザは、低帯域幅コーデックを使用したほうが音質が向上する可能性があります。

Cisco IP Communicator 上で、右クリック >[設定] > [オーディオ] タブを選択します。

「リモート使用に対応した変更」

オーディオのポート範囲をカスタマイズする

オプションです。1 つのポートを開いてオーディオがファイアウォールを通過するようにしたり、RTP 1 ポートの制限範囲を使用して QoS 2 ポリシーを適用したりする場合、このオプションを使用します。

Cisco IP Communicator 上で、右クリック > [設定] > [オーディオ] タブ > [ネットワーク] ボタンを選択します。

または、Cisco Unified Communications Manager の管理ページの [電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウで、[Product Specific Configuration] セクションを選択します。

ローカル設定が Cisco Unified Communications Manager での設定よりも優先されます。

「オーディオのポート範囲の選択」

1.QoS = Quality of Service(サービス品質)

2.RTP = Real-Time Transport Protocol(リアルタイム転送プロトコル)

関連項目

「必須の設定作業について」

「推奨される設定作業(省略可)について」

「設定作業のためのユーザ ヘルプ」

「Cisco IP Communicator のカスタマイズ」

「Cisco IP Communicatorトラブルシューティング」

必須の設定作業について

Cisco IP Communicator が正しく機能したり、ユーザが重要な機能にアクセスしたりできるようにするために、必要に応じて次の作業を行います。これらの作業が必要かどうかは、クライアント PC の設定、ユーザによって使用されるソフトウェア VPN のソリューションなどの要素によって異なります。

関連項目

「オーディオ デバイスの選択と調整について」

「TFTP サーバの指定」

「デバイス名の選択について」

「オーディオ IP アドレスの自動検出に関する問題について」

オーディオ デバイスの選択と調整について

インストール後の初回の起動時、オーディオ デバイスを Cisco IP Communicator で使用する前に、ユーザはそのデバイスを選択および調整する必要があります。初回起動時に、オーディオ調整ウィザードが自動的に起動します。ユーザがこのウィザードを完了しない限り、Cisco IP Communicator は起動しません。

これ以降、オーディオ調整ウィザードの使用を求めるプロンプトは、選択しようとしたオーディオ デバイスが(調整されていないために)見つからない場合や、ユーザがオーディオ デバイスで音量を直接変更した場合にのみ表示されます。ユーザがウィザードを任意に起動するには、Cisco IP Communicator の右クリック メニューまたは Windows の [スタート] メニューを使用します。

Cisco IP Communicator の実行中にデバイスを取り付ける方法の詳細については、次の URL にあるユーザ ガイドで、オーディオ デバイスの取り外しと再取り付けに関する情報を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps5475/products_user_guide_list.html

関連項目

「オーディオ モードと呼出音に使用するデバイスの選択」

「デバイスの調整」

「よくある調整ミス」

オーディオ モードと呼出音に使用するデバイスの選択

ユーザがデバイス ドライバの必要なオーディオ デバイスを使用するには、デバイスのオーディオ モード(ヘッドセット、スピーカフォン、または受話器)を少なくとも 1 つ選択しておく必要があります。また、着信コールを知らせるのに使用するデバイスを呼出音として選択しておく必要もあります。オーディオ モードの選択の詳細については、次の URL でユーザ ガイドを参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps5475/products_user_guide_list.html

関連項目

「デバイスの調整」

「よくある調整ミス」

デバイスの調整

各オーディオ モードと呼出音のデバイスを選択しても、デバイスを調整しないと使用できません。デバイスの調整とは、オーディオ調整ウィザードで、テストし、必要に応じてデバイスの入出力レベルを調節することです。

オーディオ調整ウィザードは、Cisco IP Communicator のインストール後、初回起動時に実行されます。また、ユーザが [設定] メニューから未調整のデバイスを選択しようとしたときにポップアップ表示されます。Cisco IP Communicator の右クリック メニューから任意に起動することもできます。ユーザがオーディオ デバイスの音量レベルを前回の調整時から変更した場合は、Cisco IP Communicator でユーザに再調整するか、以前の設定に戻すか、またはキャンセルするかの選択を求めるプロンプトが表示されます。


) USB デバイスで音量レベルを直接変更(USB ヘッドセットで音量スライダを移動するなど)した場合、オーディオ調整ウィザードで認識されている音量レベルが変更されます。ただし、Cisco IP Communicator インターフェイスで音量レベルを変更した場合、オーディオ調整ウィザードで認識されている音量レベルは変更されません。


ユーザがまずオーディオ調整ウィザードを使用して、オーディオ デバイスごとに発信と着信の両方について許容できる音量レベルを設定し、その後、Cisco IP Communicator のボリューム コントロールを使用して、コールごとに受信の音量レベルを調節することをお勧めします。この調節によって、ユーザは オーディオ調整ウィザードで許容できる音量設定を維持でき、常に音量を調整する必要がなくなります。この場合、ユーザは オーディオ調整ウィザードを再起動する代わりに、プロンプトで元に戻すためのオプションを選択します。

関連項目

「オーディオ モードと呼出音に使用するデバイスの選択」

「よくある調整ミス」

よくある調整ミス

多くの場合、ユーザは、最初にオーディオ調整ウィザードのマスターまたは Wave のスライダで音量レベルを高く設定した後、他のアプリケーションでは音声が大きすぎるために、Microsoft Windows のボリューム コントロールやラップトップのサウンド キーでレベルを低くします。その後、Cisco IP Communicator で音声が小さすぎることに気づいた場合、ユーザはメインの Cisco IP Communicator インターフェイスにある音量ボタンを押して通話音量を大幅に高くします。


) アプリケーションで音量を高く設定すると、音声がひずんで聞こえる場合があります。


オーディオ調整ウィザードで音量を調整する方法の詳細については、次の URL で『 Cisco IP Communicator User Guide 』のトラブルシューティングの章にある音質の項を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps5475/products_user_guide_list.html

関連項目

「オーディオ モードと呼出音に使用するデバイスの選択」

「デバイスの調整」

TFTP サーバの指定

次のいずれかの条件が当てはまる場合は、Cisco IP Communicator デバイスごとに TFTP サーバを指定する必要があります。

ネットワークで DHCP オプション 150 を使用していない。

代替の TFTP サーバを指定する。


) アプリケーションを展開する際、コマンドライン オプションを使用してデバイス名を指定した場合は、インストール後に TFTP サーバのアドレスを指定する必要はありません。


ローカル アクセスが無効になっていない限り、ユーザが Cisco IP Communicator(右クリック > [設定] > [ネットワーク] タブ > [TFTP サーバ] セクション)でこの設定を指定することもできます。ただし、管理者は、入力する TFTP サーバ アドレスをユーザに指示する必要があります。

ユーザに管理者特権のない環境で Cisco IP Communicator を使用している場合、および複数のユーザが PC を共有している場合、ユーザではこの作業を行うことができません。管理者が管理者アカウントを使用して各マシンの Cisco IP Communicator をインストール後に一度実行し、(必要に応じて)ネットワーク インターフェイスを選択する必要があります。この説明は、この状況におけるネットワーク インターフェイス(デバイス名)の選択にも適用されます。

関連項目

「アプリケーションの展開方法」

「デバイス名の選択について」

「ローカル設定」

デバイス名の選択について

Cisco IP Communicator のデバイス名の形成には、次の方法があります。

インストール プロセスで関連付けられたネットワーク インターフェイスの MAC アドレスを使用する。Cisco IP Communicator アプリケーションを展開する際に、コマンドライン オプションを使用して、ネットワーク インターフェイスを指定できます。この場合、ユーザがネットワーク インターフェイスを選択する必要はありません。

フリーフォーマットのデバイス名を使用する。Cisco Unified Communications Manager Release 5.0(1) 以降と統合している場合にだけ、Cisco IP Communicator アプリケーションを展開する際に、コマンドライン オプションを使用して、フリーフォーマットのデバイス名を指定できます。この場合、ユーザはフリーフォーマットのデバイス名を入力する必要はありません。

コマンドライン オプションを使用してデバイス名を指定しない場合、Cisco IP Communicator のインストール時に自動的に関連付けが行われるか、ユーザに選択が求められます。

クライアント PC 上に有効化されたネットワーク インターフェイスが 1 つしか存在しない場合、Cisco IP Communicator は自動的にそのインターフェイスと関連付けられます。

複数のネットワーク インターフェイスが利用可能な場合、Cisco IP Communicator では、ユーザに 1 つを選択するように求めます(初回の起動時のみ)。

あるいは、Cisco Unified Communications Manager 4.x 以外のバージョンに接続する場合、ユーザはフリーフォーマットのデバイス名を入力することもできます。デバイス名は 14 文字以下にする必要があります。また、使用可能な文字は英数字、ドット、ダッシュ、および下線です(空白文字は使用できません)。

ネットワーク インターフェイスを使用してデバイス名を作成する場合、使用するインターフェイスは正しく選定してください。Cisco IP Communicator は、Cisco Unified IP Phone(ハードウェアベース)と同様に、デバイス名を Cisco Unified Communications Managerに識別させるために、関連付けられたネットワーク インターフェイスの MAC アドレスを使用するからです。このため、Cisco IP Communicator が起動するたびに、関連付けられたインターフェイスがクライアント PC にインストールされているかどうかが検証されます。この動作によって、ユーザは Cisco IP Communicator の元のデバイス名を変更する必要がなくなります。

関連項目

「アプリケーションの展開方法」

「デバイス名と複数のネットワーク インターフェイス」

「デバイス名と共有 PC」

「インターフェイスが無効化または削除された後のデバイス名」

デバイス名と複数のネットワーク インターフェイス

複数のネットワーク インターフェイスが存在する場合は(たとえば、ワイヤレス(802.11)と有線(イーサネット)の両方のネットワーク インターフェイスを使用するラップトップや、ドッキング ステーションの付いたラップトップ)、選択するネットワーク インターフェイスをユーザに具体的に指示します。

固定接続となる可能性が最も高いインターフェイス、または(アクティブでない場合でも)常に有効なインターフェイスを選択します。ほとんどの場合、ワイヤレス カード、ドッキング ステーション、PC カードなどではなく、内蔵型のイーサネット カードを選択します。ワイヤレス カードはベース ステーションと関連付けられていない場合に無効になることがあるため選択しません。


Cisco IP Communicator の初回の起動時に、イーサネット インターフェイスが存在すれば、それが自動的に選択されます。ラップトップのドッキング ステーションには、イーサネット インターフェイスが増設されていることがあるので、ラップトップのユーザには、ドッキングを解除してからアプリケーションを初めて起動するように指示します。これによって、Cisco IP Communicator で適切なネットワークが選択されます。


関連項目

「デバイス名と共有 PC」

「インターフェイスが無効化または削除された後のデバイス名」

デバイス名と共有 PC

ユーザに管理者特権のない環境で Cisco IP Communicator を使用している場合、および複数のユーザが PC を共有している場合は、ユーザはデバイス名を選択できません。その代わりに、管理者が管理者アカウントを使用して各クライアント PC の Cisco IP Communicator をインストール後に一度実行し、(必要に応じて)デバイス名を選択する必要があります。この説明は、この状況における TFTP サーバ アドレスの指定(必要に応じて)にも適用されます。

関連項目

「TFTP サーバの指定」

「デバイス名と複数のネットワーク インターフェイス」

「インターフェイスが無効化または削除された後のデバイス名」

インターフェイスが無効化または削除された後のデバイス名

ネットワーク インターフェイスを使用してデバイス名を作成する場合、関連付けられたネットワーク インターフェイスが後で無効化されるか削除されたとき、Cisco IP Communicatorはユーザにインターフェイスを再インストールするか、または新しいインターフェイスを選択するように求めます。管理者またはユーザが新しいインターフェイスを選択する場合、管理者は Cisco Unified Communications Manager で新しいデバイス レコードを作成して、ユーザの元の DN、ソフトキー テンプレート、設定などを保存しておく必要があります。古いデバイス レコードは削除します。

新しいインターフェイスの選択にあたって、管理者に問い合せるようユーザに指示します。

関連項目

「デバイス名と複数のネットワーク インターフェイス」

「デバイス名と共有 PC」

オーディオ IP アドレスの自動検出に関する問題について

Cisco IP Communicator が実行されている PC でサポート対象外のソフトウェア VPN クライアントが使用されている場合、オーディオ IP アドレスの自動検出は動作しません。このため、単方向オーディオになります。

「サポートされているソフトウェア VPN クライアント」

「Cisco IP Communicator における VPN のオーディオ IP アドレスの取得」

「オーディオ IP アドレスの自動検出に関する問題の解決」

サポートされているソフトウェア VPN クライアント

サポートされているソフトウェア VPN クライアントは、Cisco VPN Client 5.x、および Microsoft PPTP クライアントです。サードパーティ製の VPN クライアントはサポート対象外となっている可能性があります。シスコの製品以外、またはネットワーク インターフェイス カードのように機能しない VPN ソリューションは、通常、サポートされません。

VPN ソフトウェアを使用して接続する場合、Cisco IP Communicator では VPN クライアントに IP アドレスを割り当てるように要求することに注意してください。

関連項目

「Cisco IP Communicator における VPN のオーディオ IP アドレスの取得」

「オーディオ IP アドレスの自動検出に関する問題の解決」

Cisco IP Communicator における VPN のオーディオ IP アドレスの取得

ソフトウェア VPN クライアントは、既存の IP ネットワークの最上位にオーバーレイされます。つまり、VPN が使用されているときは、コンピュータ上に次の 2 つの IP アドレスが本質的に存在することになります。

下位にあるネットワークの IP アドレス

VPN クライアントから提供される IP アドレスで、コンピュータ上のアプリケーションと通信するための接続相手が使用するもの

一部の VPN クライアントでは、かなり下位の VPN IP アドレスが割り当てられるため、Cisco IP Communicator で正しいアドレスを指定することが難しくなります。Cisco IP Communicator は、Cisco VPN Client に直接問い合せることで、この問題を回避します。

それ以外の VPN クライアント(Microsoft PPTP クライアントおよび Cisco VPN Client 4.x)は、代替のネットワーク インターフェイスとして表示されます。このような場合、複数のインターフェイスが存在する際の選択の解決に使用されるのと同じ自動検出プロセスによって、IP アドレスが選択されます。

サードパーティ製の VPN クライアントはサポート対象外となっている可能性があります。その場合は、単方向オーディオになります。この問題を解決するには、Cisco IP Communicator Administration Tool を実行し、 getIP.asp オーディオ IP アドレス リフレクタの Web ページを作成します。Cisco IP Communicator では、自動検出の他の方法を使用する代わりに、このリフレクタ ページの取り出しが試行されます。リフレクタ ページからは、要求の発信元となった IP アドレスが返されます。これは、Cisco IP Communicator の VPN IP アドレスを識別するうえで、比較的信頼性の高い方法です。

関連項目

「オーディオ IP アドレスの自動検出に関する問題の解決」

「サポートされているソフトウェア VPN クライアント」

「リモート使用に対応した変更」

オーディオ IP アドレスの自動検出に関する問題の解決

始める前に

Cisco IP Communicator と同じソフトウェア ダウンロード Web サイトから Administration Tool を入手します。

http://tools.cisco.com/support/downloads/pub/Redirect.x?mdfid=278468661

これは、ビルドに含まれる ZIP で圧縮されたフォルダ内にあります。

制約事項

この手順は、Windows ベースの Cisco Unified Communications Manager だけに適用されます。

手順


ステップ 1 Cisco IP Communicator Administration Tool を実行して、[Enable HTTP Access] を選択します。この操作によって、getIP.asp リフレクタ Web ページが作成されます

ステップ 2 Cisco Unified Communications Manager の管理ページの [電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウ([Product Specific Configuration] セクション、[IP Address Autodetection URL] フィールド)で、getIP.asp Web ページの場所を指定します。

デフォルトでは、getIP.asp は次の URL に格納されています。

http://<server>/communicatorloads/communicator/getIP.asp


 

getIP.asp リフレクタ Web ページの場所を変更する場合は、デフォルトの場所から getIP.asp をコピーして新しい場所に置き、Cisco Unified Communications Manager の管理ページで新しい URL を入力します(ステップ 2 を参照してください)。自動検出を正しく機能させるために、getIP.asp は Microsoft IIIS Web サーバ上に置いておく必要があります。


ヒント オーディオ IP アドレスの設定には、Cisco IP Communicator(右クリック > [設定] > [オーディオ] タブ > [ネットワーク] ボタン > [オーディオのIPアドレス] セクション)からアクセスできます。


関連項目

「サポートされているソフトウェア VPN クライアント」

「Cisco IP Communicator における VPN のオーディオ IP アドレスの取得」

「リモート使用に対応した変更」

推奨される設定作業(省略可)について

特定のネットワーク条件下では(音質を向上させるため、RTP オーディオ用にカスタム ポート範囲を指定するため、または VPN 上のリモート ユーザの設定を変更するために)、必要に応じて次のような推奨される設定作業を行います。

「詳細なオーディオ設定の変更」

「オーディオのポート範囲の選択」

「リモート使用に対応した変更」

詳細なオーディオ設定の変更

詳細なオーディオ プロパティの変更は、省略可能です。ユーザは、必要に応じてノイズ抑制レベルを上げ、雑音を減らしたりなくしたりすることができます。詳細なオーディオ設定には、Cisco IP Communicator(右クリック > [設定] > [オーディオ] タブ > [詳細...] ボタン)からアクセスします。

このウィンドウのフィールドの詳細、および音質の問題のトラブルシューティングについては、次の URL でユーザ ガイドを参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps5475/products_user_guide_list.html

関連項目

「オーディオのポート範囲の選択」

「リモート使用に対応した変更」

オーディオのポート範囲の選択

ネットワークで RTP オーディオ用にカスタム ポート範囲が使用されている場合は、必要に応じて、Cisco IP Communicator のオーディオ ポート範囲を選択します。たとえば、オーディオがファイアウォールを通過するように 1 つのポートが開いている場合や、QoS ポリシーが RTP ポートの制限範囲のルータやスイッチだけに適用される場合は、このオプションを使用します。

これは、Cisco Unified Communications Manager 管理ページの [電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウ([Product Specific Configuration] セクション)から行うことができます。また、ユーザは、Cisco IP Communicator(右クリック > [設定] > [オーディオ] タブ > [ネットワーク] ボタン > [オーディオのポート範囲] セクション)からこれを行うことができます。


) デバイスが Cisco Unified Communications Manager で SIP として設定されている場合、Cisco IP Communicator の [オーディオのポート範囲] のコントロールは機能しません。その代わり、ポート設定は、SIP デバイス プロファイルで指定されているものとなります。



) ローカル設定のアクセスが無効になっていない限り、オーディオ ポート範囲はローカル(クライアント PC 上)でもリモート(Cisco Unified Communications Manager の管理ページ)でも設定できます。値がローカルで変更された場合、変更後の値がアクティブな値となり、リモートで指定された値は上書き(無効化)されます。このため、クライアント PC 上で設定が変更された場合、クライアント PC 上でしかそれを変えることはできません。


関連項目

「音声トラフィックを優先させるための QoS の変更」

「リモート使用に対応した変更」

「ローカル設定」

リモート使用に対応した変更

ネットワークへの接続に使用されている VPN クライアントによっては、Cisco IP Communicator をリモートまたは LAN 以外で実行するユーザにとって、Cisco IP Communicator の特定の設定を変更しなければならない場合があります。 表 4-3 で、これらの設定について説明します。

 

表 4-3 リモート使用に対応した変更

設定作業
目的
操作

低帯域幅のための最適化を行う。

低帯域幅で接続しているリモート ユーザは、低帯域幅コーデックを使用したほうが音質が向上する可能性があります。

サポート対象のオーディオ形式の詳細については、次の URL でリリース ノートを参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps5475/prod_release_notes_list.html

Cisco IP Communicator 上で、右クリック > [設定] > [オーディオ] タブ > [低帯域幅のための最適化] を選択します。

初回の起動時に TFTP アドレスを指定する。

リモート ユーザが DHCP から TFTP アドレスを受け取ることはありません。ただし、Cisco IP Communicator では、直前に受け取った TFTP アドレスがキャッシュされ、可能であれば次回の起動時に使用されます。

アプリケーションを新しくインストールした後、リモート ユーザは TFTP アドレスを指定しない限り Cisco IP Communicator を使用できません。

Cisco IP Communicator 上で、右クリック > [設定] > [ネットワーク] タブ > [次のTFTPサーバを使用:] を選択します。

「TFTP サーバの指定」 を参照してください。

Cisco IP Communicator Administration Tool を実行する。

HTTP アクセスを有効にすると、リモート ユーザのパフォーマンスが向上します。

製品ソフトウェア ダウンロード Web サイト http://tools.cisco.com/support/downloads/pub/Redirect.x?mdfid=278468661 からツールを入手します。

これは、ビルドに含まれる ZIP で圧縮されたフォルダ内にあります。

また、HTTP アクセスを有効にすることによって、サポート対象外のソフトウェア VPN クライアントが原因となる、オーディオ IP アドレスの自動検出に関連した問題を解決できます。Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、getIP.asp(IP アドレス リフレクタのページ)の URL を入力する必要があります。

Cisco IP Communicator 上で、右クリック > [設定] > [オーディオ] タブ > [ネットワーク] > [オーディオのIPアドレス] セクションを選択します。

「オーディオ IP アドレスの自動検出に関する問題の解決」 を参照してください。

関連項目

「設定作業のためのユーザ ヘルプ」

「Cisco IP Communicatorトラブルシューティング」

ローカル設定

必須の設定作業および推奨される設定作業の多くは、管理者またはユーザがクライアント PC 上でローカルに行うことができます。ただし、Cisco Unified Communications Manager の管理ページへのアクセスが必要な作業は、管理者が行う必要があります。

設定によっては(オーディオのポート範囲のカスタマイズなど)、ローカル(クライアント PC 上)とリモート(Cisco Unified Communications Manager の管理ページ)の両方で設定できるものもあります。値がローカルで変更された場合、変更後の値がアクティブな値となり、リモートで指定された値は上書き(無効化)されます。このため、クライアント PC 上で設定が変更された場合、クライアント PC 上でしかそれを変えることはできません。

このような事態を防ぐには、一部のネットワーク設定へのアクセスを無効にして、クライアント PC 上でグレー表示されるようにします。

関連項目

「ローカル設定アクセスの無効化」

ローカル設定アクセスの無効化

クライアント PC からアクセスできる、管理者がすでに指定した設定(たとえば、代替 TFTP サーバの設定)をユーザが変更するのを防ぐには、管理者が、展開前に Cisco IP Communicator デバイスのレコードをプロビジョニングするときに、設定へのアクセスを無効にする必要があります。この時点でアクセスを無効にしないと、ユーザがそれらの設定を変更した場合、管理者はリモートで変更を行うことができなくなり、クライアント デスクトップからローカル設定の上書き作業が必要となります。


) ローカルとリモートの両方からアクセスできる設定の場合、ローカル設定(クライアント PC 上で行う)は、常にリモート設定(Cisco Unified Communications Manager の管理ページから行う)に優先することに注意してください。


設定へのアクセスの無効化は、Cisco Unified Communications Manager の管理ページの [電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウ([Product Specific Configuration] セクション、[Settings Access] フィールド)で行います。

影響を受ける設定が Cisco IP Communicator でグレー表示されます。

設定ボタンからアクセスするすべての設定

Cisco IP Communicator の設定:

右クリック > [設定] > [ネットワーク] タブ:[TFTP サーバ] セクションおよび [このデバイス名を使用] フィールドのすべての設定

右クリック > [設定] > [オーディオ] タブ > [ネットワーク] ボタン:[オーディオのポート範囲] セクションのすべての設定

関連項目

「TFTP サーバの指定」

「オーディオのポート範囲の選択」

「設定作業のためのユーザ ヘルプ」

設定作業のためのユーザ ヘルプ

例外はありますが、Cisco IP Communicator を正しく機能させるための設定作業のほとんどは(推奨作業か必須作業かに関わらず)、クライアント PC 上で実行する必要があるため、ユーザが作業を実行することも想定されます。

管理者としては、ユーザに代わってクライアント PC で設定作業を実行する準備ができている必要があります。または、ユーザが作業を行うために必要な情報を提供する必要があります。『 Cisco IP Communicator User Guide 』には、ユーザが設定を実行するときの参考となる一般的な情報が含まれています。ただし、ユーザが管理者からの具体的な指示を必要とする場合もあります。ユーザが認識または解釈しにくいような、技術的な条件に基づいた推奨作業が多数を占めるからです。

関連項目

「設定作業の概要」

「ユーザへの Cisco IP Communicator に関する情報提供」