Cisco Business Edition 6000 の Prime Collaboration Provisioning ガイド リリース 10.0(1)
セルフケア ポータルの設定
セルフケア ポータルの設定

セルフケア ポータルの設定

Prime Collaboration Self-Care の使用

Prime Collaboration が提供する電話 Self-Care ポータルでは、ユーザ名やパスワードなどの初期設定を制御できます。 Self-Care ポータルを使用して、自分のアカウントとサービスを更新することができます。 この Self-Care 機能によって、回線設定の変更、サービスの管理、電話オプションの設定が可能になります。

Cisco Unified Communications Manager 10.0 では、新しい Self-Care 機能が導入されました。 この Self-Care は Cisco Unified CM からのみアクセスできます。 Prime Collaboration Self-Care、つまり Cisco Unified CM 10.0 以前の Prime Collaboration Provisioning の Self-Care は引き続き使用できます。


(注)  


Prime Collaboration Self-Care は、CM ベースの Self-Care とともに Cisco Unified CM 10.0 および Cisco Unity Connection 10.0 でも利用可能です。 Prime Collaboration Self-Care を使用していない場合、管理者は[User Provisioning] ページの [Enable Prime Collaboration Self-Care] チェックボックスをオフにする必要があります。


Cisco Unified Communications Manager Self-Care は、Cisco Unified CM 10.0 だけを Cisco Unity Connection 10.0 のみと使用している環境、またはユーザが Cisco Unified CM 10.x クラスタ 1 台だけのサービスを持っている場合に推奨します。


(注)  


Cisco UnifiedCommunications Manager が 2 名以上のユーザ間で共有され、複数のユーザが LDAP を使用している場合は、Cisco UnifiedCommunications Manager のバージョンにかかわらず Prime Self-Care が使用されます。


Prime Collaboration Self-Care を有効にするには、セルフケア アカウントの作成を参照してください。

CM ベースの Self-Care を有効にするには、『Cisco Unified Communications Self Care Portal User Guide, Release 10.0.0(Cisco Unified Communications セルフケア ポータル ユーザ ガイド リリース 10.0.0)』を参照してください。

セルフケア アカウントの作成

スタンドアロンまたは統合 Prime Collaboration Provisioning にセルフケア アカウントを作成できます。 作成するユーザごとにセルフケアをディセーブルまたはイネーブルにすることを選択できます。


(注)  


  • セルフケアのロールを割り当てるには、新しいドメインを作成するときに CreateSelfCareAccounts ルールをイネーブルにする必要があります。 CreateSelfCareAccounts ルールはデフォルトでディセーブルです。
  • セルフケアの移行ユーティリティを実行して、既存のドメインのセルフケア ロールを割り当てることもできます。 これにより、既存のユーザのセルフケア ロールがイネーブルになります。 詳細については、セルフケアのユーザの移行スクリプトを参照してください。

  • [SelfCareUser] チェックボックスは CreateSelfCareAccounts ルールがイネーブルの場合にだけ使用できます。

  • ユーザを作成した後、ユーザは globaladmin または domain-admin がアカウント パスワードを変更して始めてセルフケアにログインできます。 デフォルトでは、ユーザ パスワードは空です。 デフォルトのパスワードを設定するには、[DefaultCUPMPassword Data] フィールドにデフォルト パスワードを指定し、[Enabled] を true に設定する必要があります。


ユーザのセルフケア アカウントを作成するには、次の手順に従います。

手順
    ステップ 1   [Deploy] > [User Provisioning] を選択します。
    ステップ 2   [Add User] をクリックし、[Enable Prime Collaboration Self-Care] チェックボックスをオンにします。
    ステップ 3   必要なユーザ情報を入力し、保存します。

    バッチ プロビジョニングを使用したセルフケアのイネーブル化またはディセーブル化

    バッチ プロビジョニングを使用して新規ユーザの作成時にセルフケアをイネーブルにできます。 ユーザのセルフケアをイネーブルにするには、バッチ処理ファイルで権限ロールを SelfCareUser とします。

    バッチ プロビジョニングは、既存ユーザのセルフケア ロールをイネーブルまたはディセーブルにするためにも使用できます。 イネーブルにするには、バッチ処理ファイルで権限ロールを SelfCareUser とし、ディセーブルにするは何も設定しません。


    (注)  


    セルフケア アカウントを作成するには、ドメインの CreateSelfCareAccounts ルールをイネーブルにする必要があります。


    バッチ プロビジョニングについては、バッチ プロジェクトの管理を参照してください。

    Prime Collaboration セルフケアの起動

    ユーザ ロールに基づいて、セルフケアを起動できます。


    (注)  


    IE 10 を使用する場合は、セルフケア ポータルが正しく動作するように標準モードを選択する必要があります。

    セルフケア ロールだけのユーザは、ログイン後にセルフケア ポータルに転送されます。

    手順
      ステップ 1   ブラウザで、http://<provisioning-ip>/cupm/selfcareuser/Login を入力します。
      ステップ 2   ログインするにはセルフケアのクレデンシャルを使用します。

      ユーザはセルフケア ロールのみを持つため、[Self-Care] メニューだけにアクセスできます。 このようなユーザは Provisioning メニューを使用できません。


      [Personal Settings] からの Prime Collaboration セルフケアの起動

      セルフケア ロールと他の権限ロール(メンテナンス、オーダー、アクティビティ ロールなど)を持つユーザが、[Personal Settings] メニューからセルフケアを起動できます。

      個人設定を起動するには、次の手順を実行します。

      手順
        ステップ 1   クレデンシャルを使用して Provisioning にログインします。
        ステップ 2   [Deploy] > [User Provisioning] を選択します。
        ステップ 3   ユーザを選択し、[Provision Services] をクリックします。
        ステップ 4   選択したユーザのセルフケア オプションを更新するには、[Personal Settings] を選択します。

        ユーザのクイック ビューからセルフケアをクリックして起動できます。

        個人設定のカスタマイズ

        セルフケアを使用すると、電話機の使用の次の側面について、個々の属性および個人設定を指定できます。
        • 電話オプションには、スピード ダイヤル番号、Do Not Disturb オプション、コールが保留されたときの音楽の設定が含まれます。

        • プロファイル オプションでは、エクステンション モビリティとシングル ナンバー リーチ用のオプションを設定できます。

        • コール転送、発信者 ID および通知など、電話機の特定回線の回線オプション。

        • パスワードや個人識別番号(PIN) などの電話ユーザのユーザ オプション。

        セルフケア ポータルで [Phone Settings]、[Line Settings]、[User Settings] ページを非表示にしたり、表示したりするには、/opt/cupm/sep/ipt.properties ファイルを更新します。 たとえば、[Phone Settings] で機能を設定する場合は、次のように入力します。

        enabled features for Phone Settings should be provided as follows: General,SpeedDials,DoNotDisturb,Locale,MusicOnHold,Others dfc.ipt.selfcare.phone.features=General,SpeedDials,DoNotDisturb,Locale,MusicOnHold,Others#

        (注)  


        ipt.properties ファイルを更新するには、ルート ユーザとしてログインする必要があります。 変更を有効にするためには、cupm サービスを再起動する必要があります。

        セルフケアのオプションを設定するには、次の手順を実行します。

        手順
          ステップ 1   ブラウザで、http://<provisioning-ip>/cupm/selfcareuser/Login を入力します。
          ステップ 2   ユーザ名とパスワードを入力します。
          セルフケア ポータル画面が表示されます。 セルフケア ポータル画面には次の要素が含まれます。
          • 電話カルーセル:電話カルーセル(画面の左下に配置)には、電話機および設定できるサービス プロファイルのアイコンが表示されます。 追加の電話またはプロファイルを表示するには、表示されているアイコンのいずれかの側のアイコンをクリックします。

          • メイン メニュー:メイン メニュー オプション(電話カルーセルの右側)は、[Phone Settings]、[Line Settings]、および [User Settings] です。 電話カルーセルでの選択によっては、[Phone Settings] オプションの代わりに、[Extension Mobility Settings] または [Single Number Reach Settings] があります。

          • [Configuration] 領域:選択したメイン メニュー オプションの設定可能なカテゴリが隣に表示されます。 [Speed Dials] などのカテゴリをクリックすると、画面の右側に設定可能なオプションが表示されます。

          ステップ 3   電話カルーセルで、設定する電話機またはプロファイルを選択します。
          ステップ 4   [Line Settings] メニューで、設定するオプションに対応する正しい回線を選択していることを確認します。

          次のオプションは、セルフケア ポータルで設定できます。

          • 電話機/エクステンション モビリティ設定

          • シングル ナンバー リーチの設定

          • 回線の設定

          • ユーザ設定


          電話機/エクステンション モビリティ設定

          次の表に、セルフケアを使用して実行できる電話およびエクステンション モビリティの設定を示します。

          表 1 電話機/エクステンション モビリティ設定
          設定 説明 手順

          General

          電話機の MAC アドレスをアップデートします。

          [Phone Settings] > [MAC Address] を選択し、電話機の有効な MAC アドレスを入力して、[Save] をクリックします。

          Speed Dials

          スピード ダイヤルの電話番号を追加します。

          番号の間にカンマを追加し、短縮ダイヤルを一時停止します。 カンマはいくつでも追加できます。 デフォルトではカンマの遅延は 2 秒です。

          [Phone Settings] > [Speed Dials] を選択し、[Add] をクリックします。 必要な情報を入力し、[Save] をクリックします。

          Do Not Disturb

          Do Not Disturb 機能を有効または無効にします。

          Do No Disturb 機能が有効なときに到着する着信コールに対して実行するアクションを選択します。

          [Phone Settings] > [Do Not Disturb] を選択し、[Enable Do Not Disturb] チェックボックスをオンにします。

          Locale

          時刻と言語サポートに使用される、作業ロケールおよびネットワーク ロケールを選択します。

          [Phone Settings] > [Locale] を選択し、[User Locale] ドロップダウン リストから場所を選択して、[Save] をクリックします。

          Music On Hold

          ユーザを保留にするときに、再生される音楽のソースを選択します。

          [Phone Settings] > [Music On Hold] を選択し、[User Hold Audio Source] ドロップダウン リストからのコールを保留にするときに再生するオーディオ ソースを選択して [Save] をクリックします。

          Others

          次のオプションをイネーブルまたはディセーブルにします。
          • Speakerphone

          • Speakerphone and headset

          • Video

          • PC Port use

          • Extension Mobility

          [Phone Settings] > [Others] を選択してから、各オプションのチェックボックスを必要に応じてオンまたはオフにし、[Save] をクリックします。

          回線設定

          次の表に、選択した電話またはプロファイルの各回線で利用可能な回線設定を示します。

          表 2 回線設定
          設定 説明 手順

          Call Forward

          デフォルトのコール フォワーディングのオプションを設定します。

          外部または内部の着信コールのコール フォワーディングをカスタマイズします。

          [Line Settings] を選択してから更新する [Call Forward]、[Caller ID]、[Notification]、または [Music On Hold] を選択し、[Save] をクリックします。

          Caller ID

          発信者 ID オプションを設定します。

          Notification

          着信コールおよびメッセージ通知の音声/可視オプションを設定します。

          Music On Hold

          コールを保留にするときに、再生される音楽のソースを選択します。

          ユーザ設定

          次の表に、利用可能なユーザ設定を示します。

          表 3 ユーザ設定
          設定 説明 手順

          Information

          名前を更新します。

          自分の電子メール アドレスを入力します。

          プライマリ電話を選択します。

          [User Settings] を選択してから更新する [Information]、[Password]、または [PIN] を選択し、[Save] をクリックします。

          Password

          パスワードを更新します。

          PIN

          個人識別番号を更新します。

          一般的なセルフケア タスク

          次の表に、ユーザが実行できる一般的なセルフケア タスクを示します。

          表 4 一般的なセルフケア タスク
          タスク 手順

          パスワードの変更

          [User Settings] > [Passwords] を選択します。

          PIN の変更

          [User Settings] > [PIN] を選択します。

          (注)     

          電話とボイスメールの PIN を変更できます。 電話の PIN は Cisco Unified Communications Manager(または、エクステンション モビリティ)PIN をリセットし、ボイスメールは Unity Connection PIN リセットします。

          スピーカーフォンの使用のディセーブル化

          [Phone Settings] > [Others] を選択し、[Disable Speakerphone] チェックボックスをオンにします。

          エクステンション モビリティのイネーブル化

          [Phone Settings] > [Others] を選択し、[Cisco Extension Mobility] チェックボックスをオンにします。

          ビデオ通話のイネーブル化

          [Phone Settings] > [Others] を選択し、[Enable Video] チェックボックスをオンにします。

          コール転送

          [Line Settings] > [Call Forward] を選択してから、着信コールを転送するためのオプションを設定します。

          電子メール情報の指定

          [User Settings] > [Information] を選択し、電子メール アドレスを入力します。

          プライマリ デバイスとして別の電話を選択

          [User Settings] > [Information] を選択し、[Primary Device] ドロップダウン リストから優先デバイスを選択します。

          コール通知およびメッセージ通知の選択

          [Line Settings] > [Notification] を選択し、着信コールおよびメッセージの通知オプションを選択します。

          保留コールの音楽ソースの選択

          [Phone Settings] > [Music On Hold] を選択し、ユーザまたはネットワークがコールを保留にしたときに使用するオーディオ ソースを選択します。

          シングル ナンバー リーチ

          シングル ナンバー リーチ機能を使用すると、ビジネス IP フォン番号に別の電話番号を関連付けることができます。 コールがビジネス電話番号に着信すると、コールはビジネス電話機と指定した電話機を鳴らすように Provisioning Manager によって自動転送されます。 このように、シングル ナンバー リーチ機能は、ユーザの場所に関係なく、単一の番号をダイヤルして、発信者がユーザに到達できるようにします。

          シングル ナンバー リーチ用の代替番号を設定するには、次の手順を実行します。

          手順
            ステップ 1   電話カルーセルで、リモート宛先プロファイルに関連付けられたアイコンを選択します。
            ステップ 2   [Single Number Reach Settings] > [Alternate Numbers] を選択します。
            ステップ 3   「Field Description for Single Number Reach(シングル ナンバー リーチのフィールドの説明)」 の表の説明のとおりに情報を入力し、[Save] をクリックします。
            ステップ 4   必要に応じて、追加の代替番号を追加するには、[Add New] をクリックします。

            表 5 シングル ナンバー リーチのフィールドの説明

            フィールド

            説明

            Alternate Number

            プライマリ電話でコールを受信したときに、Provisioning Manager でコールを転送する代替番号を入力します。

            Description

            (任意)代替番号の説明を入力します。

            Enable Reach Me Anywhere

            着信コールが複数の電話を同時に呼び出すようにする場合にこのチェックボックスをオンにします。

            This is a mobile device

            代替番号がモバイル デバイスの場合にチェックボックスをオンにします。

            Allow me … seconds to answer

            代替番号にコールを転送する前にプライマリ電話で、ユーザがコールに応答するために Provisioning Manager で待機する必要のある時間の長さを入力します(1/10 秒単位)。

            Continue ringing the alternate number for … seconds

            Provisioning Manager で代替番号の呼び出し音を鳴らす必要のある時間の長さを入力します(1/10 秒単位)。

            If the alternate number answers within .. seconds

            Provisioning Manager で代替デバイスへのコールの転送後にデバイスにコールを接続する前に待機する必要のある時間を入力します(1/10 秒単位)。 この遅延により、ボイスメールなどのデバイスの自動グリーティングによってコールがピックアップされなくなります。

            Line Association Information

            この代替番号に関連付ける回線のチェックボックスをオンにします。

            セルフケアのユーザの移行スクリプト

            SelfCareMigrationUtility は、移行中に起動するか、移行後に CLI から起動できます。 このツールは CreateSelfCareAccounts ルールおよび DefaultCUPMPassword のルールが設定されているドメインのすべてのユーザを処理します。

            このツールは、/opt/cupm/sep/ipt/bin から CLI を使用して実行できます。 グローバル(全ドメイン)または単一のドメインに対して実行できます。

            スクリプトを実行するには、次の手順を実行します。

            手順
              ステップ 1   /opt/cupm/sep/ipt/bin に移動します。
              ステップ 2   実行: ./SelfCareMigrationUtility.sh ALL ENABLE
              • ALL:すべてのドメインを示します。

              • ENABLE:指定したドメイン内のすべてのユーザに対してセルフケアをイネーブルにします。

                セルフケア オプションを無効にするには、次を実行します。

                
                ./SelfCareMigraionUtility.sh ALL DISABLE
                

                スクリプトはドメイン レベルでも実行できます。 そのためには、次のコマンドを実行します。

                ./SelfCareMigrationUtility.sh DOMAIN NAME [ENABLE | DISABLE]


              移行の詳細については、『Cisco Prime Collaboration 10.0 Migration Guide(Cisco Prime Collaboration 10.0 移行ガイド)』を参照してください。