Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド for Cisco Unified Communications Manager Business Edition 5000 リリース 8.5(1)
ロケーションの設定
ロケーションの設定
発行日;2012/05/09 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 8MB) | フィードバック

目次

ロケーションの設定

ロケーションの設定値

ロケーションの帯域幅の再同期化

関連項目

ロケーションの設定

次のトピックでは、ロケーションについて詳しく説明しています。

「ロケーションの設定値」

「ロケーションの帯域幅の再同期化」

「関連項目」

ロケーションの設定値

Cisco Unified Communications Manager の管理ページでは、[システム(System)] > [ロケーション(Location)] メニュー パスを使用して、ロケーションを設定します。

ロケーションは、コール アドミッション制御を中央集中型コール処理システムに実装する際に使用します。コール アドミッション制御では、ロケーション間のリンクを経由する際にオーディオ コールとビデオ コールで使用できる帯域幅を制限することにより、オーディオ品質とビデオのアベイラビリティを調整できます。詳細については、『 Cisco Unified Communications Manager システム ガイド 』の 「コール アドミッション制御」 の章を参照してください。


) コール アドミッション制御を使用して IP WAN リンク上のオーディオ帯域幅またはビデオ帯域幅を制限しない場合、コール数の制限がなくなり、そのリンク上でコールが同時にアクティブになる可能性があります。この状態が発生すると、そのリンクがオーバーサブスクライブになるため、各オーディオ コールのオーディオ品質と、各ビデオ コールのビデオ品質が低下する場合があります。



ヒント ロケーションと位置情報を混同しないでください。ロケーションは、[システム(System)] >[ロケーション(Location)] メニュー オプションで設定します。ロケーションでは、中央集中型コール処理システムが Call Admission Control(CAC; コール アドミッション制御)を提供するために使用するエンティティを定義できます。位置情報は、[システム(System)] >[位置情報の設定(Geolocation Configuration)] メニュー オプションで設定します。位置情報では、論理パーティションなどの機能用に Cisco Unified Communications Manager デバイスと関連付けるために使用する地理的ロケーションを指定できます。

中央集中型コール処理システムでは、1 つの Cisco Unified Communications Manager クラスタが、IP テレフォニー ネットワーク上のすべてのロケーションにコール処理を提供します。その Cisco Unified Communications Manager クラスタは、通常、電話機やゲートウェイなどの他のデバイスとともに、メイン(つまり中央)ロケーションに置かれています。リモート ロケーションには追加のデバイスが置かれていますが、Cisco Unified Communications Manager はありません。IP WAN リンクが、リモート ロケーションとメイン ロケーションとを接続します。

Cisco Unified Communications Manager では、最大 2000 のロケーションがサポートされます。次の制限と制約が適用されます。

RSVP ポリシーについては、できるだけ多くのロケーションを [システムデフォルトの使用(Use System Default)] に設定してください。

この拡張機能を使用するには、MCS 7845H1 以降のサーバが必要です。

最新のリリースについては、『 Cisco Unified Communications Solution Reference Network Design (SRND) 』の「IP Video Telephony」のセクション「Administration Considerations」にある「Regions」という項を参照してください。ここでは、リージョンおよびロケーションにビデオ帯域幅を設定する方法の推奨事項が記載されています。これらの推奨事項に従うことで、ビデオ コールのビデオ部分を成功させ、ビデオコールが拒否されたり、オーディオ専用コールとして設定されたりしないようにできます。

ロケーションの設定のヒント

ロケーションを設定する場合は、事前にクラスタを構成する Cisco Unified Communications Manager を設定しておく必要があります。ロケーションを設定する前に、Cisco Unified Communications Manager を設定しておく必要があります。詳細については、「Cisco Unified Communications Manager の設定値」を参照してください。

データベースに新規ロケーションを追加した後、そのロケーションにデバイスを割り当てることができます。たとえば、次の項を参照してください。

「ゲートウェイの設定」

「Cisco Unified IP Phone の設定」

「CTI ルート ポイントの設定」

ロケーションの削除のヒント

デバイスが割り当てられたロケーションは削除できません。ロケーションを使用しているデバイスを検索するには、[ロケーションの設定(Location Configuration)] ウィンドウの [関連リンク(Related Links)] にある [依存関係レコード(Dependency Records)] をクリックし、[移動(Go)] をクリックします。依存関係レコードがシステムで使用可能になっていない場合、[依存関係レコード要約(Dependency Records Summary)] ウィンドウにメッセージが表示されます。依存関係レコードの詳細については、「依存関係レコードへのアクセス」を参照してください。使用中のロケーションを削除しようとすると、Cisco Unified Communications Manager からメッセージが表示されます。現在使用されているロケーションを削除する場合は、事前に、次の作業のどちらか一方または両方を実行しておく必要があります。

デバイスを更新して、別のロケーションに割り当てます。

削除するロケーションに割り当てられているデバイスを削除します。


) ロケーションを削除すると、そのロケーションに接続されているリンクに帯域幅が無制限に割り当てられ、それらのリンク上のコール数も制限がなくなります。このためロケーションを削除すると、リンク上のオーディオ品質が低下する原因になります。


GUI の使用方法

Cisco Unified Communications Manager の管理の Graphical User Interface(GUI; グラフィカル ユーザ インターフェイス)を使用してレコードを検索、削除、設定、またはコピーする方法については、「Cisco Unified Communications Manager の管理アプリケーションでの操作」およびそのサブセクションを参照してください。GUI の使用方法とボタンおよびアイコンの機能の詳細が説明されています。

設定値表

表 15-1 では、ロケーションの設定値について説明します。関連する手順については、「関連項目」を参照してください。

 

表 15-1 ロケーションの設定値

フィールド
説明
[ロケーション情報(Location Information)]

[名前(Name)]

作成する新規ロケーションの名前を入力します。

変更できない 2 つのデフォルト ロケーションがあります。

[Hub_None]:ロケーションを [Hub_None] に設定すると、無制限にオーディオ帯域幅およびビデオ帯域幅を指定することになります。[Hub_None] ロケーションに関連付けられたデバイスは、無制限の発着信アクティブ コール数が許可されます。

[Phantom]:ロケーションを [Phantom] に設定すると、無制限にオーディオ帯域幅およびビデオ帯域幅を指定することになります。H.323 プロトコルまたは SIP を使用するクラスタ間トランクをまたいでコール アドミッション制御を実行できるようにするには、このロケーションを指定します。

(注) [Hub_None] と [Phantom] のいずれのロケーションでも、関連する RSVP ポリシー設定値を設定できます。

[オーディオコール情報(Audio Calls Information)]

[オーディオ帯域幅(Audio Bandwidth)]

このロケーションと他のロケーション間のリンク上ですべてのオーディオ コールに使用可能なオーディオ帯域幅の最大値(kb/s 単位)を入力します。オーディオ コールの場合、オーディオ帯域幅はオーバーヘッドを含みます。次のいずれかを選択します。

無制限の帯域幅:[無制限(Unlimited)] オプション ボタンをクリックします。

指定の帯域幅:[kb/s] ボックスの横にあるオプション ボタンをクリックし、既定の帯域幅を入力して、帯域幅を指定します。有効値は 1 ~ 2147483647 です。

ロケーションの帯域幅の計算だけのために、各コール ストリームは次の帯域幅を使用するものと想定します。

G.711 コールは 80 kb/s を使用

G.722 コールは 80 kb/s を使用

G.723 コールは 24 kb/s を使用

G.728 コールは 16 kb/s を使用

G.729 コールは 24 kb/s を使用

GSM コールは 29 kb/s を使用

ワイドバンド コールは 272 kb/s を使用

(注) 各コールは、2 つのコール ストリームから構成されています。オーディオ品質を向上させるには、帯域幅設定値を下げて、このロケーションとのリンク上で許可されるアクティブ コール数を減らします。

[ビデオコール情報(Video Calls Information)]

[ビデオ帯域幅(Video Bandwidth)]

このロケーションと他のロケーション間のリンク上ですべてのビデオ コールに使用可能なビデオ帯域幅の最大値(kb/s 単位)を入力します。ビデオ コールの場合、ビデオ帯域幅はオーバーヘッドを含みません。次のいずれかのオプションを選択します。

なし:ビデオ コールをこのロケーションと他のロケーション間で使用できません。ただし、このロケーション内でビデオ コールを行うことができます。

無制限の帯域幅:[無制限(Unlimited)] オプション ボタンをクリックします。

指定の帯域幅:[kb/s] ボックスの横にあるオプション ボタンをクリックし、既定のビデオ帯域幅を入力して、ビデオ帯域幅を指定します。デフォルト値は 384 kb/s です。

[ロケーションRSVP設定(Location RSVP Settings)]

[ロケーション(Location)]

この読み取り専用フィールドには、ロケーション間の RSVP 設定値がシステムのデフォルト RSVP ポリシーのものから変更されているロケーションが表示されます。

[RSVP設定(RSVP Setting)]

この読み取り専用フィールドには、選択したロケーションと、左側の [ロケーション(Location)] 列にリストされているロケーションの間の RSVP ポリシー設定値が表示されます。

[他のロケーションの設定を変更(Modify Setting(s) to Other Locations)]

[ロケーション(Location)]

現在のロケーションと、このペインに表示されるロケーションの間の RSVP ポリシー設定値を変更するには、このペインでロケーションを選択します。

[RSVP設定(RSVP Setting)]

現在のロケーションと左側の [ロケーション(Location)] 列で選択したロケーションの間の RSVP ポリシー設定値を選択するには、RSVP 設定値をドロップダウン リスト ボックスから選択します。次の設定値の中から選択してください。

[システムデフォルトの使用(Use System Default)]:このロケーション ペアの RSVP ポリシーを、クラスタ全体の RSVP ポリシーと同じものにします。詳細については、『 Cisco Unified Communications Manager システム ガイド 』のの項を参照してください。

[予約なし(No Reservation)]:どの 2 つのロケーション間においても、RSVP 予約は発生しません。

[オプション(ビデオが必要)(Optional(Video Desired))]:オーディオ ストリームとビデオ ストリームの予約をどちらも取得できなかった場合に、コールをオーディオのみのベストエフォート型コールとして配送できます。RSVP エージェントは、引き続き RSVP 予約を試行し、予約が成功した場合は Cisco Unified Communications Manager に通知します。

[必須(Mandatory)]:Cisco Unified Communications Manager は、オーディオ ストリームのための RSVP 予約が成功するまでは、着側デバイスの呼び出し音を鳴らしません。コールがビデオ コールである場合は、ビデオ ストリームについても同様です。

[必須(ビデオが必要)(Mandatory(Video Desired))]:ビデオ ストリームのための予約を取得できなかった場合に、ビデオ コールをオーディオのみのコールとして配送できます。

追加情報

「関連項目」を参照してください。

ロケーションの帯域幅の再同期化

この項では、ロケーションの帯域幅を再同期化する手順について説明します。ロケーションへのリンクを使用したコールがブロックされる場合は、帯域幅が不足している、つまりロケーションに割り当てられた帯域幅が減少している可能性があります。Cisco Unified Communications Manager サーバをリセットせずに、ロケーションの帯域幅を、このロケーションに割り当てられている最大値に再同期化することができます。詳細については、『 Cisco Unified Communications Manager システム ガイド 』のの章のを参照してください。

手順


ステップ 1 再同期化するロケーションを検索します。

[ロケーションの設定(Location Configuration)] ウィンドウが表示されます。

ステップ 2 [帯域幅を再同期(Resync Bandwidth)] をクリックして、選択したロケーションの帯域幅を再同期化します。

次のメッセージが表示されます。「帯域幅が再同期された際に、このロケーションのための帯域幅をコールで使用中の場合、このロケーションのための帯域幅を使用しているすべてのコールが接続解除されるまで帯域幅が過剰登録される可能性があります。(If calls are using the bandwidth for this location when the bandwidth is resynchronized, the bandwidth might be oversubscribed until all calls that are using the bandwidth for this location disconnect.)」

ステップ 3 [OK] をクリックして続行するか、[キャンセル(Cancel)] をクリックしてキャンセルします。


 

追加情報

「関連項目」を参照してください。