Cisco Unified Communications Manager システム ガイド for Cisco Unified Communications Manager Business Edition 5000 リリース 8.5(1)
Cisco Unified Communications Manager 音声ゲートウェイの概要
Cisco Unified Communications Manager 音声ゲートウェイの概要
発行日;2012/05/09 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 7MB) | フィードバック

目次

Cisco Unified Communications Manager 音声ゲートウェイの概要

ゲートウェイの設定チェックリスト

MGCP BRI ゲートウェイの設定チェックリスト

Cisco 音声ゲートウェイ

スタンドアロン音声ゲートウェイ

Cisco VG248 Analog Phone Gateway

Cisco VG224 Analog Phone Gateway

Cisco Voice Gateway 200

MGCP BRI コール接続

スイッチ ベース ゲートウェイ

Cisco Catalyst 6000 8-Port Voice T1/E1 and Services Module

Cisco Catalyst 6000 24 Port FXS Analog Interface Module

Cisco Communication Media Module

Cisco Catalyst 4000 Access Gateway Module

Cisco Catalyst 4224 Voice Gateway Switch

H.323 ゲートウェイ

Cisco IOS H.323 ゲートウェイ

発信 FastStart コール接続

音声ゲートウェイ モデルの要約

ゲートウェイ、ダイヤル プラン、およびルート グループ

ゲートウェイとそのルート グループおよび電話番号の依存関係レコード

ゲートウェイとローカル ルート グループ機能

ゲートウェイと発信側正規化機能

H.323 トランクを経由した着信コールへの国際エスケープ文字 + の適用

ゲートウェイ間のコール転送

ゲートウェイの設定を使用した転送機能の設定

Call Classification サービス パラメータを使用した転送機能の設定

サービス パラメータを使用した転送機能のブロック

ゲートウェイの H.235 のサポート

参考情報

Cisco Unified Communications Manager 音声ゲートウェイの概要

Cisco Unified Communications ゲートウェイにより、Cisco Unified Communications Manager は、IP 非対応の通信デバイスとの情報交換ができるようになります。Cisco Unified Communications Manager は、複数のタイプの音声ゲートウェイをサポートします。

この章の構成は、次のとおりです。

「ゲートウェイの設定チェックリスト」

「MGCP BRI ゲートウェイの設定チェックリスト」

「Cisco 音声ゲートウェイ」

「ゲートウェイ、ダイヤル プラン、およびルート グループ」

「ゲートウェイとローカル ルート グループ機能」

「ゲートウェイと発信側正規化機能」

「H.323 トランクを経由した着信コールへの国際エスケープ文字 + の適用」

「ゲートウェイ間のコール転送」

「ゲートウェイの H.235 のサポート」

「参考情報」

ゲートウェイの設定チェックリスト

ゲートウェイにより、Cisco Unified Communications Manager は、IP 非対応の通信デバイスとの情報交換ができるようになります。 表 32-1 は、Cisco Unified Communications Manager でゲートウェイを設定するのに必要な手順の概要を、関連した手順とトピックの参照先と一緒に記載しています。

Cisco Unified Communications Manager の管理で MGCP BRI ゲートウェイを設定する場合は、 表 32-2 を参照してください。ゲートウェイの詳細については、「参考情報」を参照してください。

 

表 32-1 ゲートウェイの設定チェックリスト

設定ステップ
手順および関連項目

ステップ 1

ゲートウェイ、または音声ゲートウェイ モジュールをネットワークにインストールし、設定します。

設定するゲートウェイのモデルのインストレーション ガイドおよび設定ガイドを参照してください。

ステップ 2

Cisco Unified Communications Manager と動作するようにゲートウェイを設定するために必要な情報を収集します。

Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の

ステップ 3

ゲートウェイ上で、必要な設定手順を実行します。

設定するゲートウェイ モデルの音声フィーチャ ソフトウェアの設定ガイド、または Cisco IOS マニュアルを参照してください。

ステップ 4

Cisco Unified Communications Manager の管理ページでゲートウェイを追加し、設定します。

Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の

ステップ 5

ゲートウェイ上でポートを追加し、設定するか、Cisco VG248 Analog Phone Gateway を追加し、設定します。

Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の

Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の

Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の 「Cisco Unified IP Phone の設定」

ステップ 6

FXS ポートの場合、電話番号を追加します(該当する場合)。

Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の 「電話番号の設定」

Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の

ステップ 7

コールを PSTN またはその他の宛先にルーティングするために、ゲートウェイ用のダイヤル プランを設定します。

この設定には、Cisco Unified Communications Manager でのゲートウェイ用のルート グループ、ルート リスト、およびルート パターンのセットアップが含まれる場合があります。また、一部のゲートウェイの場合は、ゲートウェイ自体でのダイヤル プランの設定も含まれます。

Cisco Unified Communications Solution Reference Network Design (SRND)

Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド

ステップ 8

ゲートウェイをリセットして、設定値を適用します。

Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の


ヒント ゲートウェイ デバイス用のデフォルトの Web ページに到達するには、そのゲートウェイの IP アドレスを使用できます。ハイパーリンクを url = http://x.x.x.x/ にしてください。ここで、x.x.x.x は、デバイスのドット形式の IP アドレスです。各ゲートウェイの Web ページには、デバイスの情報、およびゲートウェイのリアルタイムの状況が記載されています。

MGCP BRI ゲートウェイの設定チェックリスト

表 32-2 は、Cisco Unified Communications Manager で BRI ゲートウェイを設定するのに必要な手順の概要を、関連した手順とトピックの参照先と一緒に記載しています。

 

表 32-2 MGCP BRI ゲートウェイの設定チェックリスト

設定ステップ
手順および関連項目

ステップ 1

ゲートウェイ モジュールと音声モジュールをネットワークにインストールし、設定します。

設定するゲートウェイのモデルのインストレーション ガイドおよび設定ガイドを参照してください。

ステップ 2

Cisco Unified Communications Manager と動作するようにゲートウェイを設定するために必要な情報、および PSTN、または IP 非対応の外部テレフォニー デバイスとのトランク インターフェイスを設定するのに必要な情報を収集します。

「参考情報」

Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の

ステップ 3

ゲートウェイ上で、必要な設定手順を実行します。

設定するゲートウェイ モデルの音声フィーチャ ソフトウェアの設定ガイド、または Cisco IOS マニュアルを参照してください。

ステップ 4

Cisco Unified Communications Manager の管理ページでゲートウェイを追加し、設定します。

Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の 「ゲートウェイの設定」

ステップ 5

ゲートウェイ上でポートを追加し、設定します。

Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の 「ゲートウェイの設定」

ステップ 6

コールを PSTN またはその他の宛先にルーティングするために、ゲートウェイ用のダイヤル プランを設定します。

この設定には、Cisco Unified Communications Manager でのゲートウェイ用のルート グループ、ルート リスト、およびルート パターンのセットアップが含まれる場合があります。また、一部のゲートウェイの場合は、ゲートウェイ自体でのダイヤル プランの設定も含まれます。

Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド

Cisco Unified Communications Solution Reference Network Design (SRND)

ステップ 7

ゲートウェイをリセットして、設定値を適用します。

Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド


ヒント ゲートウェイ デバイス用のデフォルトの Web ページに到達するには、そのゲートウェイの IP アドレスを使用できます。ハイパーリンクを url = http://x.x.x.x/ にしてください。ここで、x.x.x.x は、デバイスのドット形式の IP アドレスを指定します。各ゲートウェイの Web ページには、デバイスの情報、およびゲートウェイのリアルタイムの状況が記載されています。

Cisco 音声ゲートウェイ

Cisco Unified Communications Manager は、複数のタイプの Cisco Unified Communications ゲートウェイをサポートしています。ゲートウェイはコール制御プロトコルを使用して、PSTN やその他の IP 非対応の通信デバイス(構内交換機(PBX)、主要システム、アナログ電話機、FAX マシン、モデムなど)と通信します。

トランク インターフェイスは、ゲートウェイが time-division multiplexing(TDM; 時分割多重)シグナリングを使用して PSTN またはその他の外部デバイスと通信する方法を指定します。Cisco Unified Communications Manager と Cisco ゲートウェイは、さまざまな TDM インターフェイスを使用します。ただし、サポートされている TDM インターフェイスはゲートウェイ モデルによって異なります。ゲートウェイの選択と設定の詳細については、『 Cisco Unified Communications Solutions Reference Network Design 』を参照してください。

MGCP ゲートウェイを使用する Cisco Unified Communications Manager で使用できるインターフェイスは、次のとおりです。

Foreign Exchange Office(FXO)

Foreign Exchange Station(FXS)

T1 Channel Associated Signaling(CAS; チャネル連携信号)recEive and transMit または Ear & Mouth(E&M)

基本速度インターフェイス(BRI)Q.931

T1 PRI:North American ISDN Primary Rate Interface(PRI; 1 次群速度インターフェイス)

E1 PRI:European ISDN PRI

H.323 ゲートウェイを使用する Cisco Unified Communications Manager で使用できるインターフェイスは、次のとおりです。

FXO

FXS

E&M

アナログ ダイヤルイン(DID)

Centralized Automatic Message Accounting(CAMA)

BRI Q.931

BRI QSIG:ISDN 標準に基づく Q シグナリング プロトコル

T1 CAS FXS、FXO、および E&M

T1 FGD

T1/E1 PRI

T1 PRI NFAS

T1/E1 QSIG

E1 R2

J1

SCCP ゲートウェイを使用する Cisco Unified Communications Manager で使用できるインターフェイスは、次のとおりです。

FXS

Cisco Unified Communications Manager では、E1 CAS をサポートする H.323 ゲートウェイを使用できます。ただし、ゲートウェイで E1 CAS インターフェイスを設定する必要があります。

IP テレフォニー プロトコルについては、 「IP テレフォニー プロトコルの概要」 の章を参照してください。

次の項では、Cisco Unified Communications Manager でサポートするゲートウェイの概要を説明します。

「スタンドアロン音声ゲートウェイ」

「スイッチ ベース ゲートウェイ」

「H.323 ゲートウェイ」

スタンドアロン音声ゲートウェイ

ここでは、Cisco Unified Communications Manager と連携させて使用する目的でサポートされている、アプリケーション固有のスタンドアロン型ゲートウェイ モデルについて簡単に説明します。

Cisco VG248 Analog Phone Gateway

Cisco VG248 Analog Phone Gateway は、19 インチ ラックに設置されるスタンドアロン型 48-FXS ポート製品です。このゲートウェイを使用すると、複数の構内アナログ電話機やファクス マシン、モデム、ボイス メッセージ システム、スピーカフォンなどを、1 台の Cisco Unified Communications Manager サーバに登録できます。

Cisco VG248 Analog Phone 接続性

Cisco VG248 Analog Phone Gateway は、Skinny Client Control Protocol を使用して Cisco Unified Communications Manager と通信し、アナログ電話機に対して次の補助サービス機能をサポートできます。

コール転送

会議

コール待機(発信側番号表示機能付き)

保留(保留通話者間の切り替えを含む)

保留音

自動転送(Call forward all)

ボイス メッセージ システムに全コール送信

Group call pickup

ボイス メッセージ システムのメッセージ受信のインジケータ

スピード ダイヤル(最大 9 個のスピード ダイヤル番号)

リダイヤル

Cisco fax relay

Cisco Unified Communications Manager から利用できるダイナミック ポートおよびデバイス ステータス

Cisco VGC Phone デバイス タイプ

Cisco VG248 のすべてのポートとユニットは、Cisco Unified Communications Manager では、デバイス タイプ「Cisco VGC Phone」の独自のデバイスと見なされます。Cisco Unified Communications Manager は、各ポートを電話機として認識し、設定します。

ファクスとモデムの接続性

Cisco VG248 は、従来のファクス マシンとモデムをサポートします。ファクス マシンを使用する場合、Cisco VG248 は Cisco fax relay テクノロジーまたはパススルー/アップスピード テクノロジーにより、高い信頼性を維持しながら、ファクスをネットワークに転送します。

Cisco VG248 には、パススルー モードを使用して任意のモデムを接続できます。

ボイスメールの接続性

Cisco VG248 は、48 本のアナログ回線に接続されているすべてのコールに対して、Simplified Message Desk Interface(SMDI)形式によるコール情報を生成します。また、他の Cisco VG248 から、または従来の PBX から、ボイス メッセージ システムに SMDI コール情報をパスします。メッセージ受信のインジケータに対するどのコマンドも、Cisco Unified Communications Manager や任意の付加 SMDI ホストに送られます。

このメカニズムにより、SMDI ベースのボイス メッセージ システムが使用される場合、次のような多数の新規の設定が可能になります。

Cisco Unified Communications Manager と従来の PBX 間で単一のボイス メッセージ システムを共有することが可能。

ボイス メッセージ システムと Cisco VG248 が集中型コール処理モデル内でリモートで機能することが可能。

クラスタごとに 1 つの Cisco VG248 を使用することにより、複数のクラスタが単一のボイス メッセージ システムを使用することが可能。

Cisco Unified Communications Manager ではなく Cisco VG248 が SMDI コール情報を生成するので、単一のクラスタごとに複数のボイス メッセージ システムを設定。

Cisco VG248 Time デバイス

Cisco VG248 は、パワーサイクルや再起動に関連するリアルタイムのクロックを内蔵しています。リアルタイム クロックは、デバイスが Cisco Unified Communications Manager に設定されたときに初めて設定されます。クロックは、Cisco Unified Communications Manager が送信する DefineDateTime Skinny メッセージを使用して設定されます。クロックは、パワーサイクルや再起動の後で Cisco VG248 が Cisco Unified Communications Manager から DefineDateTime メッセージを受信するとリセットされますが、その後は、1 時間に 1 回リセットされます。

Cisco VG248 設定ファイルの更新

Cisco VG248 は、TFTP サーバに照会してデバイスの設定ファイルに対してアクセスします。設定ファイルは、Cisco VG248 の設定が Cisco Unified Communications Manager 経由で変更されると、更新されます。

詳細については、『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の 「ゲートウェイの設定」 「Cisco Unified IP Phone の設定」 、および『 Cisco VG248 Analog Phone Gateway Software Configuration Guide 』を参照してください。

Cisco VG224 Analog Phone Gateway

Cisco VG224 Analog Phone Gateway は、17 インチ ラックに設置されるスタンドアロン型 24-FXS ポート製品です。このゲートウェイを使用すると、複数の構内アナログ電話機や FAX マシン、モデム、スピーカフォンなどを Cisco Unified Communications Manager に登録できます。

このゲートウェイは、H.323、MGCP、SCCP、SIP、および T.38 fax relay をサポートしています。

Cisco Voice Gateway 200

Cisco Unified Communications Voice Gateway(VG200)は、データ ネットワークとの接続用に 10/100BaseT イーサネット ポートを備えています。使用可能なテレフォニー接続は、次のとおりです。

セントラル オフィス、または PBX との接続用の 1 ~ 4 個の FXO ポート

POTS テレフォニー デバイスとの接続用の 1 ~ 4 個の FXS ポート

PSTN との接続用に、1 個または 2 個の Digital Access T1 ポート

PSTN との接続用に、1 個または 2 個の Digital Access PRI ポート

Cisco Unified Communications Manager との MGCP または H.323 インターフェイス

MGCP モードは、T1/E1 PRI、T1 CAS、FXS、FXO をサポートする(ユーザ側だけが BRI をサポート)。

H.323 モードは、E1/T1 PRI、E1/T1 CAS、FXS、および FXO をサポートする。H.323 モードは、E&M、Fax Relay、および G.711 モデムをサポートする。

MGCP VG200 と従来のボイス メッセージ システムとの連動により、Cisco Unified Communications Manager は、ポートをボイスメールボックス、および接続に関連付けることができます。

MGCP BRI コール接続

これまで、ゲートウェイは、Cisco Unified Communications Manager への H.323 シグナリングを使用して、BRI ISDN 接続の Public Switched Telephone Network(PSTN; 公衆電話交換網)インターフェイスとして機能していました。

現在、Cisco Unified Communications Manager は、Media Gateway Control Protocol(MGCP; メディア ゲートウェイ コントロール プロトコル)ゲートウェイを使用することで、PSTN への BRI ISDN 接続を処理することや、一元管理のゲートウェイ インターフェイスとして機能することが可能になっています。Cisco Unified Communications Manager は、論理接続を使用して、ゲートウェイとの間で MGCP メッセージおよび ISDN Q.931 メッセージを交換します。この接続では、MGCP メッセージの交換に User Datagram Protocol(UDP; ユーザ データグラム プロトコル)を使用し、バックホール ISDN Q.931 メッセージの交換に Transmission Control Protocol(TCP; 伝送制御プロトコル)を使用します。

図 32-1 は、PSTN に接続されたリモートサイトの BRI トランク ゲートウェイに関するコール処理を一元化する一般的なシナリオを示しています。BRI トランク上で PSTN に対してコールが送信または受信される場合、Cisco Unified Communications Manager とゲートウェイ(IOS ルータ ベース)は、ISDN Q.931 メッセージを WAN 経由で交換します。

図 32-1 MGCP BRI インターフェイスを使用するトポロジのシナリオ

 

Cisco Unified Communications Manager に関連する MGCP BRI の詳細については、Cisco.com Web サイトの『MGCP-Controlled Backhaul of BRI Signaling in Conjunction with Cisco Unified Communications Manager』マニュアルを参照してください。


) BRI ゲートウェイは、BRI トランクに対して MGCP BRI バックホールだけをサポートしています。BRI 電話機またはステーションはサポートしていません。IOS ゲートウェイは、Skinny Client Control Protocol を使用する BRI 電話機をサポートしています。


スイッチ ベース ゲートウェイ

Cisco Catalyst 4000 および Catalyst 6000 ファミリ スイッチのいくつかのテレフォニー モジュールは、テレフォニー ゲートウェイの役割を果たします。次の音声ゲートウェイ モジュールを使用すると、既存の Cisco Catalyst 4000 または Cisco Catalyst 6000 ファミリ デバイスを使用して、ネットワーク内で IP テレフォニーを実装できるようになります。

ラインカードである Catalyst 6000 音声ゲートウェイ モジュールは、任意の Cisco Catalyst 6000、または Catalyst 6500 シリーズ スイッチに取り付けます。

Catalyst 4000 アクセス ゲートウェイ モジュールは、任意の Catalyst 4000 または Catalyst 4500 シリーズ スイッチに取り付けます。

Cisco Catalyst 6000 8-Port Voice T1/E1 and Services Module

Cisco Catalyst 6000 8-Port Voice T1/E1 and Services Module は、次の機能を備えています。

8 個のポートは、次の機能を提供

PSTN とのデジタル T1/E1 接続(T1/E1 PRI または T1 CAS)

トランスコーディングと会議用のデジタル シグナル プロセッサ(DSP)リソース

Cisco Unified Communications Manager との MGCP インターフェイス

ボイス メッセージ システムへの接続(T1 CAS を使用)

ユーザは、T1 モジュール上のポートを T1 接続に使用するか、音声サービス用のネットワーク リソースとして使用するかを自由に選択できます。同様に、E1 モジュールのポートは、E1 接続に使用するか、またはネットワーク リソースとして使用できます。ポートは、T1/E1 インターフェイスとして機能するか、またはトランスコーディングや会議をサポートします。


) どちらのモジュールも、任意のポート上で DSP 機能をサポートします。しかし、T1 モジュールは、E1 ポート用に設定できません。また、E1 モジュールは、T1 ポート用に設定できません。


FXS ポートを備え MGCP によって制御される Cisco ゲートウェイと同様に、Cisco 6608 T1 CAS ゲートウェイは、フックフラッシュ転送をサポートします。フックフラッシュ転送は、ボイス メッセージ システムなどのデバイスが別の宛先へ転送を行えるようにするシグナリング手順の定義です。デバイスは T1 CAS ゲートウェイを介して Cisco Unified Communications Manager に接続されていますが、フックフラッシュ手順を実行してコールを別の宛先へ転送します。Cisco Unified Communications Manager は、ブラインド転送でコールを移動することにより、フックフラッシュに応答します。コール転送が完了すると、オリジナル コールをデバイスに接続した音声チャネルが解放されます。


) フックフラッシュ転送をサポートしているのは、E&M T1 ポートのみです。


Cisco Catalyst 6000 24 Port FXS Analog Interface Module

Cisco Catalyst 6000 24 Port FXS Analog Interface Module は、次の機能を備えています。

24 ポート RJ-21 FXS モジュール

V.34/V.90 モデム、ボイス メッセージ システム、IVR、POTS

Cisco fax relay

Cisco Unified Communications Manager との MGCP インターフェイス

Catalyst 6000 24 Port FXS Analog Interface Module は、アナログ電話機、会議室のスピーカフォン、および FAX マシンとの接続用に、24 個の FXS ポートを備えています。また、SMDI を使用してポートをボイス メッセージ内線番号に関連付けることにより、従来のボイス メッセージ システムにも接続できます。

FXS モジュールは、従来のアナログ デバイスを IP ネットワークに接続できるようにします。アナログ デバイスは、トール バイパス アプリケーション用の IP ネットワーク インフラストラクチャを利用し、SCCP IP Phone や H.323 エンド ステーションなどのデバイスと通信できます。FXS モジュールは、IP WAN 上で圧縮 FAX 伝送をできるようにする fax relay もサポートし、他のデータ アプリケーション用に貴重な WAN 帯域幅を保持します。

Cisco Communication Media Module

Catalyst 6500 回線カードである Cisco Communication Media Module(CMM)は、組織が既存の TDM ネットワークを IP 通信ネットワークに接続できるように、T1 ゲートウェイと E1 ゲートウェイを提供します。Cisco CMM は、PSTN への接続も提供します。Cisco Unified Communications Manager への MGCP、H.323、または SIP インターフェイスを提供する Cisco CMM には、次のインターフェイスおよびサービス モジュールを設定できます。

PSTN または PBX 接続用には、6 ポート T1 インターフェイス モジュール

PSTN または PBX 接続用には、6 ポート E1 インターフェイス モジュール

POTS テレフォニー デバイスの接続用には、24 ポートの FXS インターフェイス モジュール


) Cisco CMM は Cisco 7600 プラットフォームのシャーシに搭載できます。


Cisco Catalyst 4000 Access Gateway Module

Cisco Catalyst 4000 Access Gateway Module は、Cisco Unified Communications Manager への MGCP または H.323 ゲートウェイ インターフェイスを提供します。このモジュールには、次のインターフェイスおよびサービス モジュールを設定できます。

FXS および FXO 用の 6 個のポート

Digital Access PRI および Digital Access T1 用の 2 個の T1/E1 ポート

Cisco Catalyst 4224 Voice Gateway Switch

Cisco Catalyst 4224 Voice Gateway Switch は、小規模な営業所向けのシングルボックス ソリューションを提供します。Catalyst 4224 は、オンボード Digital Signal Processor(DSP; デジタル シグナル プロセッサ)リソースを使用して、スイッチング、IP ルーティング、音声ゲートウェイ サービスを提供します。Catalyst 4224 には、マルチフレックス音声と WAN インターフェイス カードで設定できる 4 つのスロットがあり、最大 24 のポートを提供します。これらのポートは、次の音声機能をサポートします。

POTS テレフォニー デバイス用の FXS ポート

PSTN 接続用の FXO ポート

Digital Access PRI および Digital Access T1 サービス用の T1 または E1 ポート

Cisco Catalyst 4224 Access Gateway Switch は、Cisco Unified Communications Manager への MGCP または H.323 インターフェイスを提供します。

H.323 ゲートウェイ

H.323 デバイスは、H.323 通信標準に準拠し、LAN およびその他のパケット交換網を介したビデオ会議を可能にします。 H.323 をサポートするサード パーティ製 H.323 デバイス、またはその他の Cisco デバイス(たとえば、Cisco 2600 シリーズ、3600 シリーズ、または 5300 シリーズのゲートウェイ)をビデオ会議に追加できます。

Cisco IOS H.323 ゲートウェイ

Cisco IOS H.323 ゲートウェイ(たとえば、Cisco 2600、3600、1751、1760、3810 V3、7200、7500、AS5300、および VG200)は、すべてのルーティング機能を備えています。サポートされている音声ゲートウェイの機能と設定については、ゲートウェイ タイプごとの資料を参照してください。

発信 FastStart コール接続

大規模な WAN トポロジ上で IP Phone から発信されたコールの場合、着信側がオフフックにしてコールに応答すると、音声クリッピングが発生する可能性があります。H.323 トランクまたはゲートウェイが Cisco Unified Communications Manager サーバから分離している場合、コールのセットアップ時に H.245 メッセージが多数交換されるため、大幅な遅延が発生する可能性があります。

FastStart 機能を使用すると、2 者間でメディア接続を完了するのに必要な情報が、コール セットアップの H.225 部分で交換されます。また、この交換により、H.245 メッセージが不要になります。接続する際は、コールのセットアップ時に 1 回の往復 WAN 遅延が発生します。また、着信側がコールに応答しても、発信側は音声クリッピングを受信しません。

Cisco Unified Communications Manager は、H.323 発信 FastStart コールを発信するために、Media Termination Point(MTP; メディア ターミネーション ポイント)を使用します。Cisco Unified Communications Manager は、MTP を割り当て、受信チャネルを開くことで、発信 FastStart コールを開始します。次に、H.323 Fast Connect 手順により、FastStart 要素を含む SETUP メッセージが着信側エンドポイントに送信されます。FastStart 要素には、MTP の受信チャネルに関する情報が含まれています。

着信側エンドポイントが H.323 Fast Connect 手順を許可し、FastStart 要素を含む CALL PROCEEDING、PROGRESS、ALERT、または CONNECT メッセージを送信します。Cisco Unified Communications Manager は、FastStart 要素を受信するとすぐにメディアを接続して、通常の H.245 メッセージ交換で発生する遅延を回避します。

着信側エンドポイントで H.323 Fast Connect 手順を拒否するには、CONNECT メッセージおよびそれ以前のすべてのメッセージで FastStart 要素を返さないようにします。この場合、Cisco Unified Communications Manager はそのコールを通常コールとして処理し、以後のメディア カットスルーに MTP を使用します。

Outbound FastStart 機能には MTP が必要です。コールのセットアップ時に MTP を使用できない場合、コールは FastStart および補助サービスを使用せずに継続されます。すべてのコールで FastStart だけを使用するには、「Fail call if MTP allocation fails」というサービス パラメータを設定します。このパラメータは、Cisco Unified CallManager サービスのサービス パラメータの Cluster Wide Parameters(Device-H323)部分にあります。このパラメータを [True] に設定した場合、MTP を使用できないときは、システムがコールを拒否します。

関連項目

Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の「 H.323 ゲートウェイの設定値

音声ゲートウェイ モデルの要約

表 32-3 では、Cisco Unified Communications Manager がサポートしている Cisco 音声ゲートウェイを要約しています。また、サポートされているシグナリング プロトコル、トランク インターフェイス、およびポート タイプについての情報も記載しています。

 

表 32-3 サポートされている音声ゲートウェイ、プロトコル、トランク インターフェイス、およびポート タイプの要約

ゲートウェイ モデル
サポートされているシグナリング プロトコル
トランク
インターフェイス
ポート タイプ
Cisco IOS 統合ルータ

Cisco 1751 と Cisco 1760

H.323 および SIP

FXS

ループ スタートまたはグラウンド スタート

基本コールのみ

FXO

ループ スタートまたはグラウンド スタート

E&M

アナログ DID

CAMA

BRI

BRI QSIG

基本コールのみ

T1 CAS(E&M、FXS、FXO)

E1 R2

T1/E1 QSIG

基本コールのみ

T1/E1 PRI

MGCP

FXS

ループ スタートのみ

基本コールのみ

FXO

ループ スタート
またはグラウンド スタート

発信者 ID なし

BRI

ユーザ側のみ。QSIG サポートなし

T1 CAS(E&M)

T1/E1 QSIG

補助サービス

T1/E1 PRI

Cisco 2600、2600XM シリーズ、2691、3700 シリーズ

H.323 および SIP

FXS

ループ スタートまたはグラウンド スタート

FXO

ループ スタートまたはグラウンド スタート

基本コールのみ

E&M

アナログ DID

CAMA

BRI

BRI QSIG

基本コールのみ

T1 CAS(E&M、FXS、FXO)

T1 FGD

E1 CAS

E1 R2

T1/E1 QSIG

基本コールのみ

T1/E1 PRI

T1 PRI NFAS

T1 PRI(Megacom/SDN)

T1 ポートごとのみ。コールごと不可

MGCP

FXS

ループ スタートのみ

基本コールのみ

FXO

ループ スタートまたはグラウンド スタート

発信者 ID なし

BRI

2600XM/2691 のみが MGCP BRI をサポート。ユーザ側のみ。QSIG サポートなし

T1 CAS(E&M)

T1/E1 QSIG

補助サービス

T1/E1 PRI

T1 PRI(Megacom/SDN)

コールごと

SCCP

BRI

DoD STE BRI 電話機のみ。シングル B チャネル

Cisco 3600 シリーズ

H.323 および SIP

FXS

ループ スタート
またはグラウンド スタート

基本コールのみ

FXO

ループ スタート
またはグラウンド スタート

E&M

アナログ DID

CAMA

BRI

BRI QSIG

基本コールのみ

T1 CAS(E&M、FXS、FXO)

T1 FGD

E1 CAS

E1 R2

T1/E1 QSIG

基本コールのみ

T1/E1 PRI

T1 PRI NFAS

T1 PRI(Megacom/SDN)

T1 ポートごとのみ。コールごと不可

MGCP

FXS

ループ スタートのみ

基本コールのみ

FXO

ループ スタート
またはグラウンド スタート

発信者 ID なし

BRI

3640/3660 および一部のインターフェイス カードのみが MGCP BRI をサポート。ユーザ側のみ。QSIG サポートなし

T1 CAS(E&M)

T1/E1 QSIG

補助サービス

T1/E1 PRI

T1 PRI(Megacom/SDN)

コールごと

Cisco 2800 と Cisco 3800 シリーズ

H.323 および SIP

FXS

ループ スタート
またはグラウンド スタート

基本コールのみ

FXO

ループ スタート
またはグラウンド スタート

E&M

アナログ DID

CAMA

BRI

BRI QSIG

基本コールのみ

T1 CAS(E&M、FXS、FXO)

T1 FGD

E1 CAS

E1 R2

T1/E1 QSIG

基本コールのみ

T1/E1 PRI

T1 PRI NFAS

T1 PRI(Megacom/SDN)

T1 ポートごとのみ。コールごと不可

MGCP

FXS

ループ スタートのみ

基本コールのみ

FXO

ループ スタート
またはグラウンド スタート

発信者 ID なし

BRI

ユーザ側のみ。QSIG サポートなし

T1 CAS(E&M)

T1/E1 QSIG

補助サービス

T1/E1 PRI

T1 PRI(Megacom/SDN)

コールごと

SCCP

FXS

Cisco 7200 シリーズ

H.323

T1 CAS(E&M、FXS、FXO)

T1 FGD

E1 R2

T1/E1 QSIG

基本コールのみ

T1/E1 PRI

Cisco 5000 シリーズ

H.323 および SIP

T1 CAS(E&M、FXS、FXO)

T1 FGB

T1 FGD

E1 R2

T1/E1 QSIG

基本コールのみ

T1/E1 PRI

Cisco スタンドアロン音声ゲートウェイ

Cisco VG224 Analog Gateway

H.323、MGCP、および SIP

FXS

基本コールのみ

SCCP

FXS

補助サービス

Cisco VG248 Analog Gateway

SCCP

FXS

補助サービス

Cisco VG200 Gateway

H.323 および SIP

FXS

ループ スタート
またはグラウンド スタート

基本コールのみ

FXO

ループ スタート
またはグラウンド スタート

E&M

アナログ DID

CAMA

BRI

BRI QSIG

T1 CAS(E&M、FXS、FXO)

T1 FGD

E1 CAS

E1 R2

T1/E1 QSIG

基本コールのみ

T1/E1 PRI

T1 PRI NFAS

T1 PRI(Megacom/SDN)

T1 ポートごとのみ。コールごと不可

MGCP

FXS

ループ スタートのみ

基本コールのみ

FXO

ループ スタート
またはグラウンド スタート

発信者 ID なし

BRI

2600XM/2691 のみが MGCP BRI をサポート。ユーザ側のみ。QSIG サポートなし

T1 CAS(E&M)

T1/E1 QSIG

補助サービス

T1/E1 PRI

T1 PRI(Megacom/SDN)

コールごと

Cisco Access Analog Trunk Gateway(AT-2、AT-4、AT-8)

SCCP

FXO

ループ スタート

Cisco Access Analog Station Gateway(AS-2、AS-4、AS-8)

SCCP

FXS

補助サービス

Cisco Catalyst 音声ゲートウェイ モジュール

Cisco Communication Media Module(WS-X6600-24FXS)

MGCP または H.323

FXS

基本コールのみ

Cisco Communication Media Module(WS-X6600-6T1)

H.323

T1 CAS(E&M)

T1 PRI

T1 QSIG

基本コールのみ

T1 PRI NFAS

MGCP

T1 CAS(E&M)

T1 QSIG

補助サービス

T1 PRI

Cisco Communication Media Module(WS-X6600-6E1)

H.323

E1 PRI

E1 QSIG

基本コールのみ

E1 R2

MGCP

E1 PRI

E1 QSIG

補助サービス

Cisco Catalyst 4000 Access Gateway Module(WS-X4604-GW)

H.323

FXS

ループ スタート
またはグラウンド スタート

基本コールのみ

FXO

ループ スタート
またはグラウンド スタート

T1 CAS

T1/E1 QSIG

基本コールのみ

T1/E1 PRI

MGCP

FXS

基本コールのみ

FXO

T1 CAS(E&M)

T1/E1 QSIG

補助サービス

T1/E1 PRI

Cisco Catalyst 4224 Voice Gateway Switch

H.323

FXS

基本コールのみ

FXO

BRI

T1 CAS

E1 R2

T1/E1 QSIG

T1/E1 PRI

Cisco Catalyst 6000 8-Port Voice T1/E1 and Services Module(WS-X6608-T1)

MGCP

T1 CAS(E&M)

T1 PRI

T1 QSIG

補助サービス

Cisco Catalyst 6000 8-Port Voice T1/E1 and Services Module(WS-X6608-E1)

MGCP

E1 PRI

E1 QSIG

補助サービス

Cisco Catalyst 6000 24-Port FXS Analog Interface Module(WS-X6624-FXS)

MGCP

FXS

ループ スタートのみ

基本コールのみ

ゲートウェイ、ダイヤル プラン、およびルート グループ

ゲートウェイはダイヤル プランを使用して、PSTN、ルート グループ、およびグループ特有のゲートウェイにアクセスまたはコールします。シスコ ユニファイド コミュニケーション ソリューション内で使用されるゲートウェイが異なると、ダイヤル プランが設定される場所が異なります。

Skinny ゲートウェイと MGCP ゲートウェイの両方のダイヤル プラン情報は、Cisco Unified Communications Manager 内に設定します。

H.323 ベースの Cisco IOS ソフトウェア ゲートウェイにアクセスするためのダイヤル プランは、Cisco Unified Communications Manager 内に設定します。ダイヤル ピアの場合は、H.323 ベースのゲートウェイ内に設定して、コールをゲートウェイ外にパスします。

ルート グループは、1 つ以上のゲートウェイを指し、preference に基づいてコール ルーティング用のゲートウェイを選択できます。ルート グループはトランク グループとして機能し、すべてのコールをプライマリ デバイスに伝送して、プライマリが使用できないときは、セカンダリ デバイスを使用します。1 つ以上のルート リストが、同じルート グループを指すことができます。

所定のルート グループ内のすべてのデバイスは、パスや数字の処理などの同じ特性を共有します。Cisco Unified Communications Manager では、同一のルート グループに組み込めるゲートウェイと同一のルート リストに組み込めるルート グループが制限されています。ルーティングの詳細については、「ルート プランの概説」を参照してください。

ルート グループが実行する数字処理は、ルート パターンで実行された数字処理を上書きすることができます。ゲートウェイに関連した設定情報により、実際のコール発信方法が指定されます。この設定情報は、ルート パターン内にある設定情報を上書きできます。

H.323 ゲートウェイではなく H.323 トランクを、ゲートキーパーによって制御されるように設定できます。つまり、H.323 デバイスにコールが発信される前に、そのデバイスを、ゲートキーパーに正常に照会しておく必要があります。詳細については、「ゲートキーパーおよびゲートキーパーによって制御されるトランクの設定のチェックリスト」を参照してください。

着信コールと発信コール用の複数のクラスタは、H.323 トランクを共用できます。しかし、MGCP ベース、および Skinny ベースのゲートウェイは、1 つの Cisco Unified Communications Manager クラスタに専用のままです。

関連項目

「ゲートウェイとそのルート グループおよび電話番号の依存関係レコード」

「Cisco 音声ゲートウェイ」

ゲートウェイとそのルート グループおよび電話番号の依存関係レコード

特定のゲートウェイまたはゲートウェイ ポートがどのルート グループまたは電話番号を使用しているかを検索するには、Cisco Unified Communications Manager の管理ページの [ゲートウェイの設定(Gateway Configuration)] ウィンドウにある [依存関係レコード(Dependency Records)] リンクをクリックします。[依存関係レコード要約(Dependency Records Summary)] ウィンドウに、ゲートウェイまたはポートが使用しているルート グループまたは電話番号に関する情報が表示されます。ルート グループまたは電話番号について詳細な情報を検索するには、ルート グループまたは電話番号をクリックして [依存関係レコード詳細(Dependency Records Detail)] ウィンドウを表示します。依存関係レコードがシステムで有効にされていない場合は、[依存関係レコード要約(Dependency Records Summary)] ウィンドウにメッセージが表示されます。

依存関係レコードの詳細については、『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の、およびの項を参照してください。

関連項目

「ゲートウェイ、ダイヤル プラン、およびルート グループ」

「Cisco 音声ゲートウェイ」

ゲートウェイとローカル ルート グループ機能

発信側デバイスのローカル ルート グループのデバイス プール設定に基づいて、特殊な仮想ローカル ルート グループを実際のルート グループに別々にバインドすることができます。したがって、ロケールが異なっている電話機など、複数のデバイスで同一のルート リストおよびルート パターンを使用できます。Cisco Unified Communications Manager では、ローカル エンド用の適切なゲートウェイが選択されます。

ローカル ルート グループ機能が使用されている場合は、ゲートウェイの設定が変更されます。具体的には、ゲートウェイに関する次のフィールドの設定です。

[着信側変換CSS(Called Party Transformation CSS)]

[デバイスプールの着信側変換CSSを使用(Use Device Pool Called Party Transformation CSS)]

詳細については、『 Cisco Unified Communications Manager 機能およびサービス ガイド 』の 「ローカル ルート グループ」 の章を参照してください。

ゲートウェイと発信側正規化機能

E.164 標準に準拠する発信側正規化は、一部の電話機のダイヤル機能を拡張し、コールが地理上の複数の場所にルーティングされる場合の折返し機能を強化します。この機能を利用することで、着信側は、電話機の通話履歴ディレクトリに記録されている電話番号を修正しなくても折返しコールを発信できます。また、発信側正規化では、電話番号をグローバル化およびローカライズして、電話機に適切な発信側番号を表示することもできます。

発信側正規化を設定すると、コールが IP WAN を通じて複数のロケーションにルーティングされる場合のトール バイパスの問題を軽減できます。また、コールの発信元を Cisco Unified Communications Manager で識別して、発信側の番号をグローバル化またはローカライズし、電話機ユーザに提供できます。

SIP トランクおよび MGCP ゲートウェイでは、コールにおける国際エスケープ文字 + の送信がサポートされています。H.323 プロトコルでは国際エスケープ文字 + がサポートされていないため、H.323 ゲートウェイまたはトランクでは + はサポートされません。+ をサポートするゲートウェイを経由した発信コールの場合、Cisco Unified Communications Manager は、+ およびダイヤルされた番号をゲートウェイまたはトランクに送信できます。+ をサポートしないゲートウェイ経由の発信コールの場合、Cisco Unified Communications Manager がゲートウェイまたはトランクにコール情報を送信すると、国際エスケープ文字 + が除去されます。

SIP は、番号タイプをサポートしていないため、SIP トランク経由のコールは、着信発呼者の不明番号(プレフィックスと桁除去)の設定値だけをサポートします。

ゲートウェイに対してこの機能を設定する方法については、『 Cisco Unified Communications Manager 機能およびサービス ガイド 』のの章を参照してください。

国際エスケープ文字 + を設定することで、発信側番号をグローバル化できます。国際エスケープ文字 + については、「国際エスケープ文字 + の使用」を参照してください。

H.323 トランクを経由した着信コールへの国際エスケープ文字 + の適用

H.323 プロトコルでは、国際エスケープ文字 + はサポートされていません。国際エスケープ文字 + を含めた正しいプレフィックスが、H.323 ゲートウェイまたはトランク経由での着信コールに適用されるようにするには、サービス パラメータ、デバイス プール、H.323 ゲートウェイ、または H.323 トランクのウィンドウで着信の着呼側設定を設定する必要があります。つまり、着信の着呼側設定を設定することにより、着信コールが H.323 ゲートウェイまたはトランクから着信したときに、Cisco Unified Communications Manager によって着信側番号がトランクまたはゲートウェイにもともと送信された値に変換されるようになります。

たとえば、H.323 ゲートウェイまたはトランクを介した着信コールに対する SAF またはコール制御ディスカバリにおいて、正しい DN パターンが使用されるようにするには、サービス パラメータ、デバイス プール、または H.323(ゲートキーパー制御でない)トランクのウィンドウで着信の着呼側設定を設定する必要があります。詳細については、次の例を参照してください。

発信者が +19721230000(Cisco Unified Communications Manager A)にコールを発信します。

Cisco Unified Communications Manager A は +19721230000 を受信し、コールを H.323 トランクに送信する前にこの番号を 55519721230000 に変換します。このケースでは、[国際(International)] タイプのコールでは、国際エスケープ文字 + を削除して、555 を先頭に付加する設定になっています。

トランクからのこの着信コールで、Cisco Unified Communications Manager B は 55519721230000 を受信し、この番号を再度 +19721230000 に変換して、発信者がもともと送信した値を番号分析で使用できるようにします。このケースでは、着信の着呼側設定において、[国際(International)] タイプの着信側番号では、555 を削除して、+1 を先頭に付加する設定になっています。

サービス パラメータでは、Cisco CallManager サービスがサポートされています。サービス パラメータを設定するには、Cisco CallManager サービスの [サービスパラメータ設定(Service Parameter Configuration)] ウィンドウで [詳細設定(Advanced)] をクリックして、[H.323(H.323)] ペインで次のパラメータを検索します。

[着信の着呼側国内番号プレフィックス(Incoming Called Party National Number Prefix)](H.323)

[着信の着呼側国際番号プレフィックス(Incoming Called Party International Number Prefix)](H.323)

[着信の着呼側の加入者番号プレフィックス(Incoming Called Party Subscriber Number Prefix)](H.323)

[着信の着呼側不明番号プレフィックス(Incoming Called Party Unknown Number Prefix)](H.323)

これらのサービス パラメータを使用すると、着信コールに対して、番号タイプ フィールドに基づいて着信側番号にプレフィックス番号を付加できます。また、プレフィックスを適用する前に、先頭の一定数の桁を削除することもできます。これらのパラメータ フィールドを設定することによって、プレフィックスの付加および特定の桁数の削除を行うには、x:y という式を使用します。x は、着信側番号に追加するプレフィックスを、y は削除する桁数を表します。プレフィックスと削除桁数はコロンで区切ります。たとえば、このフィールドに 91010:6 と入力すると、6 桁が削除された後、着信側番号の先頭に 901010 が追加されます。この例では、国内コール 2145551234 は 910101234 となります。削除可能な桁数は最大 24 桁であり、追加可能なプレフィックスの桁数は最大 16 桁です。

ゲートウェイ間のコール転送

Cisco Unified Communications Manager の管理ページを使用すると、[ゲートウェイの設定(Gateway Configuration)] を使用するか、クラスタ全体のサービス パラメータを設定することで、ゲートウェイを OnNet(内部)ゲートウェイまたは OffNet(外部)ゲートウェイとして設定できます。この設定では、クラスタ全体のサービス パラメータである Block OffNet to OffNet Transfer を併用して、ゲートウェイ経由のコール転送が可能かどうかを判別します。

同一のゲートウェイを使用して OnNet コールと OffNet コールの両方をルーティングするには、ゲートウェイを 2 つの異なるルート パターンに関連付けます。1 つのゲートウェイを [OnNet] および [OffNet] にし、それぞれの [デバイスの上書きを許可(Allow Device Override)] チェックボックスをオフにします。

ゲートウェイの設定を使用した転送機能の設定

Cisco Unified Communications Manager の管理ページの [ゲートウェイの設定(Gateway Configuration)] を使用すると、ゲートウェイを [OffNet] または [OnNet] として設定できます。そのゲートウェイを経由してネットワークに転送されるコールは、それぞれ OffNet または OnNet と見なされます。[ゲートウェイの設定(Gateway Configuration)] ウィンドウの [コールの分類(Call Classification)] フィールドを使用して、ゲートウェイを [OffNet]、[OnNet]、または [Use System Default] として設定します。これらの設定については、 表 32-4 を参照してください。

[ルート パターンの設定(Route Pattern Configuration)] ウィンドウには [コールの分類(Call Classification)] ドロップダウン リスト ボックスが用意されています。[コールの分類(Call Classification)] を使用すると、ルート パターンを [OffNet] または [OnNet] として設定できます。[コールの分類(Call Classification)] を [OffNet] に設定し、[デバイスの上書きを許可(Allow Device Override)] チェックボックスをオフにすると、このルート パターンを使用する発信コールは OffNet と見なされます([OnNet] に設定し、チェックボックスをオフにすると、発信コールは OnNet と見なされます)。

同一のゲートウェイを使用して OnNet コールと OffNet コールの両方をルーティングするには、ゲートウェイを 2 つの異なるルート パターンの OnNet と OffNet に関連付け、それぞれの [デバイスの上書きを許可(Allow Device Override)] チェックボックスをオフにします。発信コールの場合、発信デバイス設定により、[デバイスの上書きを許可(Allow Device Override)] チェックボックスがオンになっているかが判別され、コールが OnNet または OffNet として分類されます。

ルート パターン設定において、[コールの分類(Call Classification)] を [OnNet] として設定し、[デバイスの上書きを許可(Allow Device Override)] チェックボックスをオンにし、ルート パターンを OffNet ゲートウェイに関連付けた場合、発信コールは OffNet と見なされます。

 

表 32-4 [ゲートウェイの設定(Gateway Configuration)] の [コールの分類(Call Classification)] 設定

設定名
説明

OffNet

この設定は、ゲートウェイを外部ゲートウェイとして識別します。OffNet として設定されているゲートウェイからコールが転送されると、外部呼び出し音が宛先デバイスに送信されます。

OnNet

この設定は、ゲートウェイを内部ゲートウェイとして識別します。OnNet として設定されているゲートウェイからコールが転送されると、内部呼び出し音が宛先デバイスに送信されます。

Use System Default

この設定は、Cisco Unified Communications Manager クラスタ全体のサービス パラメータである Call Classification を使用します。

Call Classification サービス パラメータを使用した転送機能の設定

すべてのゲートウェイを OffNet(外部)または OnNet(内部)として設定するには、次の 2 つの手順を実行します。

1. Cisco Unified Communications Manager クラスタ全体のサービス パラメータである Call Classification を使用します。

2. [ゲートウェイの設定(Gateway Configuration)] ウィンドウの [コールの分類(Call Classification)] フィールドで、個々のゲートウェイを [Use System Default] に設定します。

サービス パラメータを使用した転送機能のブロック

ブロック転送を使用すると、外部デバイス間の転送を制限できるため、不正なアクティビティが防止されます。次のデバイスを OnNet(内部)または OffNet(外部)として Cisco Unified Communications Manager に設定できます。

H.323 ゲートウェイ

MGCP FXO トランク

MGCP T1/E1 トランク

クラスタ間トランク

SIP トランク

OffNet コールが外部デバイス(OffNet として設定されているデバイス)に転送されないようにする場合は、Cisco Unified Communications Manager クラスタ全体のサービス パラメータである Block OffNet to OffNet Transfer を [True] に設定します。

ブロック済みとして設定されている OffNet ゲートウェイにユーザがコールを転送しようとすると、コール転送できないことを示すメッセージがユーザの電話機に表示されます。

関連項目

Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の 「ルート パターンの設定」

Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の 「ゲートウェイの設定」

Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の 「トランクの設定」

ゲートウェイの H.235 のサポート

この機能を使用すると、Cisco Unified Communications Manager ゲートウェイは 2 つの H.235 エンドポイント間で共有秘密鍵(Diffie-Hellman 鍵)や他の H.235 データを自動的にパススルーするので、この 2 つのエンドポイントで安全なメディア チャンネルを確立できます。

詳細については、『 Cisco Unified Communications Manager セキュリティ ガイド 』を参照してください。

参考情報

関連項目

「ゲートウェイの設定チェックリスト」

「MGCP BRI ゲートウェイの設定チェックリスト」

「Cisco 音声ゲートウェイ」

「ゲートウェイ、ダイヤル プラン、およびルート グループ」

「ゲートウェイとローカル ルート グループ機能」

「ゲートウェイと発信側正規化機能」

「ゲートウェイ間のコール転送」

「ゲートウェイの H.235 のサポート」

「IP テレフォニー プロトコルの概要」

「Cisco Unified Communications Manager トランク タイプの概要」

「ルート プランの概説」

「ゲートキーパーとトランク」

Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の 「ゲートウェイの設定」

Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の

Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の

Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の

Cisco Unified Communications Manager 機能およびサービス ガイド 』の 「ローカル ルート グループ」

Cisco Unified Communications Manager 機能およびサービス ガイド 』の

「国際エスケープ文字 + の使用」

参考資料

Cisco Unified Communications Solution Reference Network Design (SRND)

『Configuring Cisco Unified Communications Voice Gateways』

『Implementing Fax Over IP on Cisco Voice Gateways』

『Cisco IOS Fax and Modem Services over IP Application Guide』

『Cisco VG248 Analog Phone Gateway Software Configuration Guide』

『Cisco VG248 Analog Phone Gateway Hardware Installation Guide』

『Cisco Voice Gateway Router Interoperability with Communications Manager』

『Cisco IOS Voice Configuration Library』

『Cisco IOS H.323 Configuration Guide』

『Cisco IOS MGCP and Related Protocols Configuration Guide』

『Cisco IOS SIP Configuration Guide』

Cisco Unified Communications Manager セキュリティ ガイド