Cisco BTS 10200 Softswitch オペレーション/メンテナンス ガイド Release 5.0
BTS SNMP エージェントの使用
BTS SNMP エージェントの使用
発行日;2012/02/06 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 887KB) | フィードバック

目次

BTS SNMP エージェントの使用

SNMP エージェントへのユーザ アクセスの管理

SNMP トラップ レポートの表示

BTS コンポーネントの表示および管理

SNMP エージェントのクエリー

BTS SNMP エージェントの使用

Cisco BTS 10200 ソフトスイッチは、Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル)エージェントを使用してサービス プロバイダーの Network Management System(NMS; ネットワーク管理システム)と通信します。SNMP エージェントと NMS は連動して、管理対象ネットワーク上の BTS コンポーネントを監視し、制御します。NMS がほとんどの処理を実行し、メモリ リソースの大部分を提供します。SNMP エージェントは、次の BTS コンポーネントの統計データ(トラフィック測定値)を収集します。

 

表7-1 SNMP エージェントによって追跡される BTS コンポーネント

AINSVC

エレメント マネージャ

MGCP アダプタ

SNMP

通知

H323

POTS 機能サーバ

SUA

監査

INAP

SCCP

TCAP

課金

ISDN

SCTP

TSA

コール処理

ISUP SGA

SIA

トランク

DQOS

M3UA

SIM

 

SNMP エージェントを使用すると、次の操作を行うことができます。

個々の BTS コンポーネントのステータスの表示および変更

BTS コンポーネントのグループのステータスの表示および変更

SNMP トラップ(アラーム)レポートの表示

SNMP エージェントへのユーザ アクセスの管理

SNMP エージェントには、アクセス レベルがあります。実行できるタスクは、ユーザ グループ(コミュニティ)および CLI セキュリティ特権の両方によって異なります。

 

表7-2 SNMP エージェント アクセスの管理

タスク
サンプル コマンド

すべての読み取りユーザ グループの表示

show snmpconfig type=readcommunity

デフォルトは「public」です。ユーザには、次の操作を行うための読み取りレベル アクセス権が必要です。

BTS コンポーネントの統計の収集

個々の BTS コンポーネントのステータスの表示

BTS コンポーネントのグループのステータスの表示

すべての書き込みユーザ グループの表示

show snmpconfig type=writecommunity

デフォルトは「public」です。ユーザには、次の操作を行うための書き込みレベル アクセス権が必要です。

個々の BTS コンポーネントについての設定値の変更

BTS コンポーネントのグループについての設定値の変更

読み取りユーザ グループの追加

add snmpconfig type=readcommunity; value=.....; key1=command_level; value1=8;

value は、最大 64 文字の ASCII 文字列です。

書き込みユーザ グループの追加

add snmpconfig type=writecommunity; value=.....; key1=command_level; value1=8;

value は、最大 64 文字の ASCII 文字列です。

読み取りユーザ グループの削除

delete snmpconfig type=readcommunity; value=.....

value は、最大 64 文字の ASCII 文字列です。

書き込みユーザ グループの削除

delete snmpconfig type=writecommunity; value=.....

value は、最大 64 文字の ASCII 文字列です。

SNMP トラップ レポートの表示

SNMP エージェントは NMS にトラップを送信します。各トラップは、EMS アラームにマップされます。特定のトラップにマップされなかったアラームは、汎用トラップにマップされます。情報のアベイラビリティに応じて、トラップには次の情報が表示されます。

重大度

トラップに関連付けられたアラーム ID

アラーム カテゴリ

設定/クリア フラグ

コンポーネント(インスタンス)ID

コンポーネント タイプ

トラップの詳細

トラップが生成された時刻

 

表7-3 トラップ レポートの受信

タスク
動作

SNMP エージェントからのトラップ レポートの受信

SNMPTRAPDEST に、次のようなエントリを追加します。

NMS IP アドレスまたはホスト名

トラップを受信するポート番号

コミュニティ文字列(未使用)

オーナー文字列(未使用)

フィルタ タイプ:受信するサブシステム イベントを指定します。

BILLING

CALLP

CONFIG

DATABASE

MAINTENANCE

OSS

SECURITY

SIGNALING

STATISTICS

システム

AUDIT

フィルタ レベル:受信するイベント レベルを指定します。

DEBUG

INFO

WARNING

MINOR

MAJOR

CRITICAL


注意 DEBUG または INFO トラップを指定したフィルタ処理は、BTS リソースに負担がかかります。

BTS コンポーネントの表示および管理

 

表7-4 BTS コンポーネントの表示および管理

タスク
動作

個々の BTS コンポーネントの表示

GET/GETNEXT

プライマリおよびセカンダリ EMS

プライマリおよびセカンダリ BDMS

プライマリおよびセカンダリ CA

プライマリおよびセカンダリ POTS/Centrex/タンデム FS

プライマリおよびセカンダリ AIN FS

MIB 状態カラムに対する GET/GETNEXT

MGW

TG

加入者終端

トランク終端

SGP

DPC

SCTP アソシエーション


) ControlState についての GET/GETNEXT は、2(不十分なデータ、必要なすべてのフィールドが設定されていない)、または 3(コミット準備終了)になります。


BTS コンポーネントの設定の変更

1. 必要なフィールド(Mode カラム、TargetState カラムなど)を SET します。

2. ControlState カラムを SET します。状態を変更するには、1(コミット)を使用します。

SET

プライマリ EMS

プライマリ BDMS

プライマリ CA

プライマリ POTS/Centrex/タンデム FS

プライマリ AIN FS

MIB カラムに対する SET

MGW

TG

加入者終端

トランク終端

SCTP アソシエーション

BTS コンポーネントのグループの表示

次のブランチについての GET/GETNEXT:.iso.org.dod.internet.private.enterprises.ipcell.opticall.statusControlBulk

MGW

TG

加入者終端

トランク終端

Status Value カラムには、コンポーネントが次のように表示されます。

; は BTS コンポーネントの各インスタンスの区切り文字

| はステータス フィールドの区切り文字

列挙状態はコンポーネントの OAMPTable の場合と同じ

. は、CIC および TGN_ID の区切り文字

SNMP エージェントのクエリー

 

タスク
動作

SNMP エージェントの直接クエリー

1. /etc/snmp/conf/snmpd.conf ファイルを開きます。

2. 読み取りコミュニティで、読み取りアクセス用の単一ユーザ グループを入力します。

3. マネージャで、クエリーする対象の NMS の IP アドレスまたはホスト名を入力します。複数のアドレスの入力はスペースで区切ります。


) マスター エージェントとの通信を保持するには、localhost エントリをそのままにします。


4. SNMP エージェントを再起動し、次のように入力します。

/etc/init.d/S98mibiisa stop
/etc/init.d/S98mibiisa start

5. 読み取りコミュニティとポート 13230 を使用して、SNMP エージェントをクエリーします。

マスター エージェントを使用した SNMP エージェントのクエリー

1. /etc/snmp/conf/snmpd.conf ファイルを開きます。

2. 読み取りコミュニティで、読み取りアクセス用の単一ユーザ グループを入力します。

3. マネージャで、localhost がエントリであることを確認します。

4. SNMP コンフィギュレーション タイプと値を変更します。

add snmpconfig type=SETTING; value=COUPLE_SUN_AGENT
 

5. マスター エージェントを再起動します。

6. root としてログインします。

kill `ps -ef | grep -i sad | grep -v grep | awk '{print $2}'`

7. 読み取りコミュニティと標準ポート 161 を使用して、SNMP エージェントをクエリーします。