Cisco BTS 10200 Softswitch プロビジョニング ガイド Release 5.0
ルートのプロビジョニング
ルートのプロビジョニング
発行日;2012/02/02 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 2MB) | フィードバック

目次

ルートのプロビジョニング

トランク ルーティングのプロビジョニング

ソフトスイッチ トランク グループ プロファイルの追加

トランク グループの追加

ルートの追加

宛先の追加

ダイヤル プランの追加

トランク グループの制御

ポリシー ルーティングのプロビジョニング

ルートの追加

リージョン プロファイルの追加

ポリシー発信元依存ルーティング(ODR)の追加

ポリシー発信回線情報(OLI)ルーティングの追加

ポリシー パーセント ルーティングの追加

ポリシー アクセス ポイント(POP)ルーティングの追加

ポリシー プレフィックス ルーティングの追加

ポリシー リージョン ルーティングの追加

ポリシー時刻(TOD)ルーティングの追加

ポリシー NXX ルーティングの追加

ルート ガイドの追加

宛先の追加

ダイヤル プランの追加

911 リージョン(国)ルーティングのプロビジョニング

発信元依存ルーティング(ODR)のプロビジョニング

ODR とリージョンベース ルーティングの結合

均等アクセス ルーティングのプロビジョニング

ルートのプロビジョニング

Revised May 30, 2007

この章では、Cisco BTS 10200 ソフトスイッチが、別の Cisco BTS 10200 ソフトスイッチ、Cisco Public Switched Telephone Network(PSTN; 公衆電話交換網)ゲートウェイ、または別の Call Agent と通信できるようにプロビジョニングする方法について説明します。この章には、次の項があります。

「トランク ルーティングのプロビジョニング」

「ポリシー ルーティングのプロビジョニング」

「均等アクセス ルーティングのプロビジョニング」

Cisco BTS 10200 ソフトスイッチのテーブル、トークン、値の範囲のすべての詳細については、『Cisco BTS 10200 Softswitch Command Line Interface Reference Guide』を参照してください。

トランク ルーティングのプロビジョニング

表9-1 に、Cisco BTS 10200 ソフトスイッチが、別の Cisco BTS 10200 ソフトスイッチ、Cisco PSTN ゲートウェイ、または別の Call Agent と通信できるようにプロビジョニングするために必要な手順の例を示します。また、CLI コマンドと必須トークンの例も一覧します。手順の詳細については、各手順をクリックしてください。

この基本的なトランク グループ ルーティングの例では、ソフトスイッチ トランク グループ ルーティングを使用しています。SS7 や ISDN などのその他のトランク グループ タイプも使用できます。

 

表9-1 トランク ルーティングのプロビジョニング手順

説明
CLI コマンド

ステップ 1

「ソフトスイッチ トランク グループ プロファイルの追加」

add softsw-tg-profile id=softprf1; protocol-type=sip-t; sipt-isup-ver=Q761_HONGKONG;

ステップ 2

「トランク グループの追加」

add trunk-grp id=1; softsw-tsap-addr=sia-trn2CA102.trnglab.cisco.com:5060; call-agent-id=CA101; tg-type=softsw; tg-profile-id=sspf1; cost=3;
dial-plan-id=dp1;

ステップ 3

「ルートの追加」

add route id=siprt1; tgn1-id=1;

ステップ 4

「宛先の追加」

add destination dest-id=sip1; call-type=toll; route-type=route; route-guide-id=siprg1;

ステップ 5

「ダイヤル プランの追加」

add dial-plan id=sub; digit-string=469-255; noa=national; dest-id=local_call;

ステップ 6

「トランク グループの制御」

control trunk-gp id=1;mode=forced;target-state=ins;

ソフトスイッチ トランク グループ プロファイルの追加

Softswitch Trunk Group Profile(softsw-tg-profile)テーブルは、ID、プロトコル、インジケータ、エコー抑制などの、Cisco BTS 10200 ソフトスイッチ トランクに固有の情報をすべて保持します。softsw-tg-profile レコードは、複数のソフトスイッチ トランク グループによって共有することができます。

 

コマンド
目的
add softsw-tg-profile id=softprf1; protocol-type=sip-t; sipt-isup-ver=Q761_HONGKONG;

ソフトスイッチ トランク グループ プロファイルを追加します。

トランク グループの追加

Trunk Group(trunk-grp)テーブルは、トランク グループと、関連付けられたメディア ゲートウェイへのマッピングを指定します。

各トランク グループ タイプについて特定のトークンが必須か、またはオプションであるかを確認するには、『Cisco BTS 10200 Softswitch Command Line Inferface Reference Guide』の第 2 章に記載されている Trunk Group テーブルを参照してください。

 

コマンド
目的
add trunk-grp id=1; softsw-tsap-addr=sia-trn2CA102.trnglab.cisco.com:5060; call-agent-id=CA101; tg-type=softsw; tg-profile-id=sspf1; cost=3; dial-plan-id=dp1;

トランク グループを追加します。

ルートの追加

Route(route)テーブルには、コールをルーティングするための最大 10 のトランク グループのリストが含まれています。すべてのトランク グループがビジー状態または使用できない場合、コール処理は alt-route-id(指定されている場合)を使用してコールをルーティングします。Element
Management System(EMS; 要素管理システム)は、Trunk Group テーブルに基づいて、Call Agent ID フィールドをプロビジョニングします。

 

コマンド
目的
add route id=siprt1; tgn1-id=1;

ルートを追加します。

宛先の追加

Destination(destination)テーブルは、ダイヤルされたディジットのコール タイプとルーティング情報を定義します。Dial Plan テーブル内の複数のディジット文字列は、同じ宛先 ID を使用できます。

 

コマンド
目的
add destination dest-id=sip1; call-type=toll; route-type=route; route-guide-id=siprg1;

宛先を追加します。

ダイヤル プランの追加

ダイヤル プランは、ダイヤルされたディジットに基づいて、コールを分析、スクリーニング、およびルーティングします。Dial Plan(dial-plan)テーブルは、特定タイプのコールのダイヤル プラン情報を保持します。このテーブルは、有効なダイヤル パターンを定義し、コール ルーティングを決定します。共通の dial-plan-profile-id を共有するレコードはすべて、同じダイヤル プランとみなされます。

 

コマンド
目的
add dial-plan id=sub; digit-string=469-255; noa=national; dest-id=local_call;

ダイヤル プランを追加します。


) すでに追加されたダイヤル プランを使用している場合以外、事前にダイヤル プラン プロファイルを追加してから、ダイヤル プランを追加する必要があります。ダイヤル プラン プロファイルの追加の詳細については、「ダイヤル プランの追加」を参照してください。


トランク グループの制御

Command-Line Interface(CLI; コマンドライン インターフェイス)の control コマンドは、Cisco BTS 10200 ソフトスイッチのトランク グループのステータスを表示および変更します。

 

コマンド
目的
control trunk-gp id=1;mode=forced;target-state=ins;

トランク グループをイン サービスにします。

 


) Cisco BTS 10200 ソフトスイッチ トランク グループは、IP 上の仮想トランクであるため、これらに関連付けられたトランク終端は存在しません。


ポリシー ルーティングのプロビジョニング

表9-2 に、ポリシー ルーティングをプロビジョニングするために必要な手順の例を示します。また、CLI コマンドと必須トークンの例も一覧します。手順の詳細については、各手順をクリックしてください。

 

表9-2 ポリシー ルーティングのプロビジョニング手順

説明
CLI コマンド

ステップ 1

「ルートの追加」

add route id=dallas1; tgn1-id=dallas-tg; pfx-digits1=972; del-digits1=0;

ステップ 2

「リージョン プロファイルの追加」

add region-profile id=e911; digit-string=210-470; region=sanantonio;

ステップ 3

「ポリシー発信元依存ルーティング(ODR)の追加」

add policy-odr id=odr_ID; digit-string=512; policy-type=tod; policy-id=tod102;

ステップ 4

「ポリシー発信回線情報(OLI)ルーティングの追加」

add policy-oli id=normalroute; oli=00; policy-type=tod; policy-id=holiday;

ステップ 5

「ポリシー パーセント ルーティングの追加」

add policy-percent id=texaspercent; begin-range1=1; end-range1=90; policy-type1=tod; policy-id1=tod001;

ステップ 6

「ポリシー アクセス ポイント(POP)ルーティングの追加」

add policy-pop id=car9999; pop-id=dallaspop; policy-type=tod; policy-id=tod101;

ステップ 7

「ポリシー プレフィックス ルーティングの追加」

add policy-prefix id=standard; prefix1=national; policy-type1=tod; policy-id1=tod01;

ステップ 8

「ポリシー リージョン ルーティングの追加」

add policy-region id=ca200; region=sanantonio; policy-type=tod; policy-id=tod101;

ステップ 9

「ポリシー時刻(TOD)ルーティングの追加」

add policy-tod id=basictime; doy1=03-01; doy1-policy-type=route; doy1-policy-id=dallasaustin; start-dow1=mon; stop-dow1=fri; start-time1=07:00; stop-time1=17:00; policy-type1=per; policy-id1=texaspercent; default-policy-type=route; default-policy-id=dallasaustin;

ステップ 10

「ポリシー NXX ルーティングの追加」

add policy-nxx id=normalroute;

ステップ 11

「ルート ガイドの追加」

add route-guide id=rg200; policy-type=tod; policy-id=tod101;

ステップ 12

「宛先の追加」

add destination dest-id=dallasaustin; call-type=toll; route-type=route; route-guide-id=rg10;

ステップ 13

「ダイヤル プランの追加」

add dial-plan id=sub; digit-string=972-671; noa=national; dest-id=richardson;

ルートの追加

ルートを追加する手順については、「ルートの追加」を参照してください。

リージョン プロファイルの追加

Region Profile(region-profile)テーブルは、North American Numbering Plan(NANP; 北米番号計画)ディジットを 1 つの発信リージョンにグループ化します。1 つの特定のリージョンに対して、多数の ID とディジット文字列の組み合せを持つことができます。この概念的な関係では、多数のディジット パターン(digit-strings)が 1 つの特定のリージョンに所属でき、多数の発信リージョンが 1 つのリージョン プロファイル(id)を共有します。ca-config レコードに指定された値を、
type=default-region のデフォルト リージョンとして使用します。

Subscriber Profile テーブルの REGION トークンを使用して、加入者ごとに 1 つのリージョンを指定できます。

 

コマンド
目的
add region-profile id=e911; digit-string=210-470; region=sanantonio;

リージョン プロファイルを追加します。

ポリシー発信元依存ルーティング(ODR)の追加

Policy Origin Dependent Routing(policy-odr)テーブルは、Origin Dependent Routing(ODR; 発信元依存ルーティング)に使用されます。発信番号の Numbering Plan Area(NPA; 番号計画エリア)(または、NPA-NXX)に応じて、ルートを選択します。発信番号に基づいて一致が見つからない場合は、デフォルトとしてマークされたルートを使用してコールをルーティングします。

 

コマンド
目的
add policy-odr id=odr_ID; digit-string=512; policy-type=tod; policy-id=tod102;

ポリシー ODR を追加します。

ポリシー発信回線情報(OLI)ルーティングの追加

Policy Originating Line Information(policy-oli)テーブルは、発信番号の発信回線情報に基づいてルーティングを実行します。

 

コマンド
目的
add policy-oli id=normalroute; oli=00; policy-type=tod; policy-id=holiday;

ポリシー OLI ルーティングを追加します。

ポリシー パーセント ルーティングの追加

Policy Percent(policy-percent)テーブルは、パーセント割り当てに基づいてトラフィックを配送します。このタイプのトラフィック配送は、主に、ローカル 8XX ルーティングとタンデム アプリケーションで使用されます。

 

コマンド
目的
add policy-percent id=texaspercent; begin-range1=1; end-range1=90; policy-type1=tod; policy-id1=tod001;

ポリシー パーセント ルーティングを追加します。

ポリシー アクセス ポイント(POP)ルーティングの追加

Policy Point of Presence(policy-pop)テーブルは、複数のトランク グループが存在する場合に、最も近いトランク グループにコールをルーティングします。ポリシー POP は、数通りの状況で使用できます。Call Agent が複数の POP にサービスを提供している場合、各 POP は専用の通知サーバを保持できます。POP 固有の通知サーバを使用する方が、中央集中型の通知サーバを使用するより効率が向上します。InterLATA 通信事業者も、POP ごとに 1 つずつアクセス ポイントを保持します。interLATA コールまたは国際コールは、ポリシー POP ルーティングを使用して、最も近い通信事業者の場所にルーティングされます。

 

コマンド
目的
add policy-pop id=car9999; pop-id=dallaspop; policy-type=tod; policy-id=tod101;

ポリシー POP ルーティングを追加します。

ポリシー プレフィックス ルーティングの追加

Policy Prefix(policy-prefix)テーブルは、プレフィックス(コールのタイプ)に基づいて、コール ルーティングのための情報を提供します。典型的なコール タイプとしては、1+ ダイヤリング、国際コール、フリーダイヤルがあります。このテーブルは、主に、通信事業者のルーティングに使用されます。

 

コマンド
目的
add policy-prefix id=standard; prefix1=national; policy-type1=tod; policy-id1=tod01;

ポリシー プレフィックス ルーティングを追加します。

 


) 800 番(フリーダイヤル)通信事業者を使用して、オペレータ コール(00)をルーティングできない場合は、Policy-NXX テーブルで 800 番通信事業者と変換後の番号をプロビジョニングします。


ポリシー リージョン ルーティングの追加

Policy Region(policy-region)テーブルは、リージョンベースのルーティングを実行します。リージョンは、Region Profile テーブルを使用して、Route Guide テーブルと発信番号 Automatic Number Identification(ANI; 自動番号識別)に基づいて導き出されます。ANI が使用不可能であるか、または Region Profile テーブルがプロビジョニングされていない場合、トランク グループに割り当てられているリージョンがトランク発信元として使用されます。リージョンに基づいてレコードが見つからない場合は、region=default を持つレコード(プロビジョニングされている場合)がルーティングに使用されます。

 

コマンド
目的
add policy-region id=ca200; region=sanantonio; policy-type=tod; policy-id=tod101;

ポリシー リージョン ルーティングを追加します。

ポリシー時刻(TOD)ルーティングの追加

Policy Time of Day(policy-tod)テーブルは、次の値に基づいて、プリファレンス順(プリファレンスの最高のものから最低のものへ)でルーティング情報を提供します。

通年日

曜日

時刻

 

コマンド
目的
add policy-tod id=basictime; doy1=03-01; doy1-policy-type=route; doy1-policy-id=dallasaustin; start-dow1=mon; stop-dow1=fri; start-time1=07:00; stop-time1=17:00; policy-type1=per; policy-id1=texaspercent; default-policy-type=route; default-policy-id=dallasaustin;

ポリシー TOD ルーティングを追加します。

ポリシー NXX ルーティングの追加

Policy-NXX(policy-nxx)テーブルは、番号サービス コールの結果、変換された番号、通信事業者 ID、変換された番号と通信事業者 ID、またはルート ID が戻された場合に使用されます。

 

コマンド
目的
add policy-nxx id=normalroute;

ポリシー nxx ルーティングを追加します。

ルート ガイドの追加

Route Guide(route-guide)テーブルは、policy-type に基づいてルーティング情報を保持します。

 

コマンド
目的
add route-guide id=rg200; policy-type=tod; policy-id=tod101;

ルート ガイドを追加します。

宛先の追加

Destination(destination)テーブルは、ダイヤルされたディジットのコール タイプとルーティング情報を定義します。Dial Plan テーブル内の複数のディジット文字列は、同じ宛先 ID を使用できます。

 

コマンド
目的
add destination dest-id=dallasaustin; call-type=toll; route-type=route; route-guide-id=rg10;

宛先を追加します。

ダイヤル プランの追加

ダイヤル プランは、ダイヤルされたディジットに基づいて、コールを分析、スクリーニング、およびルーティングします。Dial Plan(dial-plan)テーブルは、特定タイプのコールのダイヤル プラン情報を保持します。このテーブルは、有効なダイヤル パターンを定義し、コール ルーティングを決定します。共通の dial-plan-profile-id を共有するレコードはすべて、同じダイヤル プランとみなされます。

 

コマンド
目的
add dial-plan id=sub; digit-string=972-671; noa=national; dest-id=richardson;

ダイヤル プランを追加します。

 


) ダイヤル プラン プロファイルがまだプロビジョニングされていない場合は、それをプロビジョニングしてから、このテーブルをプロビジョニングします。ダイヤル プラン プロファイルの追加の詳細については、「ダイヤル プランの追加」を参照してください。


911 リージョン(国)ルーティングのプロビジョニング

911 リージョン(国)ルーティングは、加入者の 911 コールを発信した加入者の物理的な場所に基づいて、正しい緊急時対応機関に接続します。次に、911 リージョン(国)ルーティングをプロビジョニングするために必要な手順の例を示します。また、CLI コマンドと必須トークンの例も一覧します。


ステップ 1 各国の緊急時のルートとデフォルトの 911 ルートを追加します。

add route id=e911-county1; tgn1-id=1;
add route id=e911-county2; tgn1-id=2;
add route id=e911-county3; tgn1-id=3;
add route id=e911-default; tgn1-id=4;
 

ステップ 2 911 リージョン ルーティングのルート ガイドを作成します。

add route-guide id=e911rg; policy-type=region; policy-id=e911county; region-profile-id=e911;
 

ステップ 3 各国のポリシー リージョン ルーティングとデフォルト ルートをプロビジョニングします。

add policy-region id=e911county; region=county1; policy-type=route; policy-id=e911-county1;
 
add policy-region id=e911county; region=county2; policy-type=route; policy-id=e911-county2;
 
add policy-region id=e911county; region=county3; policy-type=route; policy-id=e911-county3;
 
add policy-region id=e911county; region=default; policy-type=route; policy-id=e911-default;
 

ステップ 4 宛先を追加します。

add destination dest-id=e911dest; call-type=emg; route-type=route; route-guide-id=e911rg;
 

ステップ 5 ダイヤル プランを追加します。

add dial-plan id=sub; digit-string=911; noa=national; dest-id=e911dest;
 

ステップ 6 各国の加入者プロファイルを追加します。

Add subscriber-profile id=subpf1; dial-plan-id=sub; pop-id=1; region=county1;
Add subscriber-profile id=subpf2; dial-plan-id=sub; pop-id=1; region=county2;
Add subscriber-profile id=subpf3; dial-plan-id=sub; pop-id=1; region=county3;

) 上記の例では、国が発信リージョンとして割り当てられています。これは、必要に応じて、簡単に他の値と置き換えることができます。たとえば、郵便番号に基づくルーティングが必要な場合は、郵便番号の値をリージョンに割り当てることができます。


Region トークンが使用できない場合、リージョンは、次の手順で発信番号から導き出すことができます。


ステップ 1 ルート ガイドを作成します。

add route-guide id=e911rg; policy-type=region; policy-id=e911county; region-profile-id=e911;
 

ステップ 2 NPA、NPA-NXX、または完全な 10 ディジットの DN ごとに、リージョン プロファイルを追加します。

add region-profile id=e911; digit-string=214; region=dallas;
add region-profile id=e911; digit-string=281; region=houston;
add region-profile id=e911; digit-string=817; region=fortworth;
add region-profile id=e911; digit-string=972; region=dallas;
add region-profile id=e911; digit-string=469; region=dallas;
add region-profile id=e911; digit-string=469-255; region=richardson;
add region-profile id=e911; digit-string=469-255-0603; region=rcdn5;
 


 

発信元依存ルーティング(ODR)のプロビジョニング

BTS は ODR ベースのルーティングもサポートします。ODR ベースのルーティングでは、コールは、NPA、NPA-NXX、または NPA-NXX-X(X)(X)(X) での発信番号に基づいてルーティングされます。

ODR ベースのルーティングをプロビジョニングするには、次の手順を実行します。


ステップ 1 ルート ガイドを作成します。

add route-guide id=e911rg; policy-type=odr; policy-id=e911odr;
 

ステップ 2 各 NPA の緊急時のルートを追加します。

add route id=e911npa214; tgn1-id=1;
add route id=e911npa817; tgn1-id=2;
add route id=e911npa281; tgn1-id=3;
 

ステップ 3 各 NPA の Origin Dependent Routing(ODR; 発信元依存ルーティング)を追加します。

add policy-odr id=e911odr; digit-string=214; policy-type=route; policy-id= e911npa214;
add policy-odr id=e911odr; digit-string=817; policy-type=route; policy-id= e911npa817;
add policy-odr id=e911odr; digit-string=281; policy-type=route; policy-id= e911npa281;
 


 

ODR とリージョンベース ルーティングの結合

次の例に示すように、単純な ODR ベースのルーティングまたはリージョンベースのルーティング以外に、2 つのポリシーを結合して複雑なルーティングを実行できます。


ステップ 1 ODR ベースのルーティングを設定します。

add route-guide id=e911rg; policy-type=odr; policy-id=e911odr;
 

ステップ 2 214 エリア コードから発信されるコールが国に基づいてルーティングされるようにプロビジョニングします。

add policy-odr id=e911odr; digit-string=214; policy-type=region; policy-id= e911county;
 

ステップ 3 各国固有のルートに対してポリシー リージョン ルーティングをプロビジョニングします。

add policy-region id=e911county; region=county1; policy-type=route; policy-id=e911-county1;
 
add policy-region id=e911county; region=county2; policy-type=route; policy-id=e911-county2;
 
add policy-region id=e911county; region=county3; policy-type=route; policy-id=e911-county3;
 


 

均等アクセス ルーティングのプロビジョニング

ここでは、加入者と Cisco BTS 10200 ソフトスイッチが、IXC(interexchange carrier; 中継キャリア)通信事業者 PIC に基づく均等アクセス ダイヤリングに対応するように設定する方法を説明します。これは、Direct Dial Domestic(DDD; ダイヤル直通国内電話)および International Direct Distance Dial(IDDD; ダイヤル直通国際通話)のダイヤリングとダイヤル プランに適用されます。この手順は、Cisco BTS 10200 ソフトスイッチ Subscriber テーブルの PIC2 フィールドを使用したローカル サービス プロバイダーの均等アクセスにも適用できます。

この手順は、すべてのレジデンシャル ゲートウェイ、トランキング ゲートウェイ、他のすべての変換が下記のコマンドをサポートしていることを前提としています。

一般の通信事業者および米国国内のダイヤリング情報については、http://www.nanpa.com を参照してください。

加入者を均等アクセス ルーティング対応として設定するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 通信事業者 ID を追加します。これによって、通信事業者が設定され、イン サービスになります。

add CARRIER ID=0288; STATUS=INS; INTER=Y; INTRA=Y; INTL=Y; CASUAL=Y; CUT-THRU=Y; OP-SERVICES=Y; SEND-CN=N; SEND-CSP=Y; USE-DIAL-PLAN=N;
 

ステップ 2 PIC1 を、適切な interLATA および国際通信事業者の PIC に変更します。これによって、加入者は通信事業者に事前に加入されるため、101+4 ディジットの通信事業者コード + 着信番号をダイヤルする必要がなくなります。

change subscriber; id=motfb4/1;name=John Doe;PIC1=0288;PIC2=NONE;PIC3=NONE;
 

ステップ 3 interLATA ダミー ルートを追加します。これは、ダイヤル プランを設定するために必要です。

add route id=EA-IXC;lcr=n;tgn1-id=null;
 

ステップ 4 ルート ガイドを追加します。これは、ダイヤル プランを設定するために必要です。

add route-guide id=EA-IXC;policy-type=route;policy-id=EA-IXC;
 

ステップ 5 interLATA コールの宛先を追加します。これは、ダイヤル プランを設定するために必要です。

add destination dest-id=Interlata-IXC;call-type=InterLata;route-type=route; route-guide-id=EA-IXC;
 

ステップ 6 米国内でサポートされるすべての NPA についてダイヤル プラン エントリを追加します。これによって、加入者が確実に特定の NPA にコールできるようにします。

add dial-plan id=dp-mot;digit-string=201;reqd-digits=10;dest-id=Interlata-IXC
 

ステップ 7 国際ダミー ルートを追加します。これは、国際ダイヤル プランを設定するために必要です。

add route id=INTL-IXC;lcr=n;tgn1-id=null
 

ステップ 8 国際ルート ガイドを追加します。これは、国際ダイヤル プランを設定するために必要です。

add route-guide id=INTL-IXC;policy-type=route;policy-id=INTL-IXC;
 

ステップ 9 国際通話の宛先を追加します。これは、国際ダイヤル プランを設定するために必要です。

add destination dest-id=INTL-IXC;call-type=INTL;route-type=route;route-guide-id=INTL-IXC;
 

ステップ 10 サポートされるすべての国コードについて国際ダイヤル プランを追加します。これによって、加入者が確実に特定の国にコールできるようにします。

add INTL-DIAL-PLAN ID=RTP01; CC=34; MIN-DIGITS=6; MAX-DIGITS=16;dest-id=INTL-IXC
 

ステップ 11 SS7 Feature Group D(FGD; 機能グループ D)均等アクセス トランク グループを IXC スイッチに追加します。これによって、次のサービス プロバイダーへのトランクが構築されます。

add ss7-tg-profile id=IXC-FGD; type= A7; cot-orig=y; cot-freq=10;T-IAM=20;
add trunk-grp id=205;call-agent-id=CA146; tg-type=ss7; dpc=214-110-205;traffic-type=tandem; sel-policy=DSC;glare=all;tg-profile-id=IXC-FGD;dial-plan-id=Incoming;No-answer-tmr=240;CLLI=RLGHIXC;
 

) FGD インターフェイスを介して SS7 メッセージで送信する必要のある SS7 パラメータについては、GR-394 を参照してください。


ステップ 12 SS7 トランクを IXC スイッチに追加します。これによって、実際のベアラ チャネルが設定されます。

add trunk cic-start=1; cic-end=24; tgn-id=205; mgw-id=C0201_VISM5; termination-prefix=vism/t1-1/; termination-port-start=1; termination-port-end=24;
equip trunk-termination tgn-id=205; cic=1-48;

) これは、レディ状態で、トランクがイン サービスになることを前提としています。


ステップ 13 ルートを IXC スイッチに追加します。これは、均等アクセスを提供するサービス プロバイダーへのパスを提供します。

add route id=SS7-IXC;lcr=N;tgn1-id=205;
 

ステップ 14 ルート ガイドを IXC スイッチに追加します。これは、サービス プロバイダーにルーティングするために必要です。

add route-guide id=SS7-IXC;policy-type=route;policy-id=SS7-IXC;
 

ステップ15 ルート ガイドを Carrier テーブルに追加します。これは、サービス プロバイダーに直接ルーティングするためのパスを提供します。

change CARRIER ID=0288; STATUS=INS; INTER=Y; INTRA=Y; INTL=Y; CASUAL=Y; CUT-THRU=Y; OP-SERVICES=Y; SEND-CN=Y; SEND-CSP=Y; USE-DIAL-PLAN=N; route-guide-id=SS7-IXC;
 

) 上記のデータフィルされたパラメータは、IXC 通信事業者によって異なることがありますが、ほとんどの IXC で使用されている一般的なデータフィルです。


ステップ16 回線コードを追加します(TNS パラメータが必要な場合のみ)。

add circuit-code tgn-id=205; nat-cc=9; opr-cc=14; nat-opr-cc=14; sac-cc=9; da-cc=9;
 

) 上記のデータフィルされたパラメータは、IXC 通信事業者によって異なることがありますが、このテーブルは、特殊な要件がある場合にのみ、データフィルされます。Cisco BTS 10200 ソフトスイッチのデフォルト値は、大半の IXC で動作します。