Cisco BTS 10200 Softswitch プロビジョニング ガイド Release 5.0
H.323 のプロビジョニング
H.323 のプロビジョニング
発行日;2012/02/02 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 2MB) | フィードバック

目次

H.323 のプロビジョニング

H.323 サポートのプロビジョニング

H.323 トランク グループ プロファイルの追加

サービス プロバイダーの追加

テクニカル プレフィックス グループ プロファイルの追加

テクニカル プレフィックス グループの追加

原因コード マップ プロファイルの追加

原因コード マップの追加

ダイヤル プラン プロファイルの追加

H323 トランク グループの追加

H.323 ゲートウェイの追加

トランク グループの変更

ゲートキーパーの追加

ディジット操作プロファイルの追加

ディジット操作の追加

ルートの追加

宛先の追加

ルート ガイドの追加

ダイヤル プランの追加

トランク グループの制御

H.323 ゲートウェイの制御

H.323 Annex E UDP のサポート

Cisco CallManager との相互運用性

メイン加入者 ID のトランク グループへの割り当て(オプション)

トランク グループでの QoS コーデック タイプのプロビジョニング

GTD のディセーブル化

CA レベルで GTD をディセーブルにするオプション

TG レベルで GTD をディセーブルにするオプション

H.323 のプロビジョニング

Revised May 30, 2007

この章では、発信コールと着信コールの両方に関して H.323 ネットワークと通信するように Cisco BTS 10200 ソフトスイッチをプロビジョニングする方法について説明します。この章には、次の項があります。

「H.323 サポートのプロビジョニング」

「H.323 Annex E UDP のサポート」

「Cisco CallManager との相互運用性」

Cisco BTS 10200 ソフトスイッチのテーブル、トークン、値の範囲のすべての詳細については、『Cisco BTS 10200 Softswitch Command Line Interface Reference Guide』を参照してください。

H.323 サポートのプロビジョニング

表13-1 に、Cisco BTS 10200 ソフトスイッチが H.323 トラフィックをサポートするようにプロビジョニングするために必要な手順の例を示します。また、CLI コマンドと必須トークンの例も一覧します。手順の詳細については、各手順をクリックしてください。

 

表13-1 H.323 のプロビジョニング手順

説明
CLI コマンド

ステップ 1

「H.323 トランク グループ プロファイルの追加」

add h323-tg-profile id=ras-tg; ras=y;

ステップ 2

「サービス プロバイダーの追加」

add service-provider id=ACME;

ステップ 3

「テクニカル プレフィックス グループ プロファイルの追加」

add tech-prefix-grp-profile id=tech1;

ステップ 4

「テクニカル プレフィックス グループの追加」

add tech-prefix-grp id=tech1; sp-id=ACME; tech-prefix=111#;

ステップ 5

「原因コード マップ プロファイルの追加」

add cause-code-map-profile id=H323;

ステップ 6

「原因コード マップの追加」

add cause-code-map id=H323; cause-code-type=GTD; recv-cause-code=34; action=reattempt;

ステップ 7

「ダイヤル プラン プロファイルの追加」

add dial-plan-profile id=h323in;

ステップ 8

「H323 トランク グループの追加」

add trunk-grp id=4091; tg-type=h323; tg-profile-id=h323ras; call-agent-id=CA101;

ステップ 9

「H.323 ゲートウェイの追加」

add h323-gw id=TB01-GW; gw-h225-port=1720;tgn-id=4091;

ステップ 10

「トランク グループの変更」

change TRUNK-GRP id=4091; call-agent-id=CA101; H323-gw-id=TB01-GW

ステップ 11

「ゲートキーパーの追加」

add h323-gw2gk h323-gw-id=TB01-GW1; gk-id=Metro-GK;

ステップ 12

「ディジット操作プロファイルの追加」

add digman-profile id=gtd-tb09;

ステップ 13

「ディジット操作の追加」

add digman id-gtd_tb09; rule=2;

ステップ 14

「ルートの追加」

add route id=h323-4091; tgn1-id=4091;

ステップ 15

「宛先の追加」

add destination dest-id=4091; call-type=local; route-type=rid; route-id=h323-4091;

ステップ 16

「ルート ガイドの追加」

add route-guide id=rg-local; policy-type=route; policy-id=rt-h323-local;

ステップ 17

「ダイヤル プランの追加」

add dial-plan id=H323in;digit-string=703-484;dest-id=h323in1;

ステップ 18

「トランク グループの制御」

control trunk-grp id=4091; mode=forced; target-state=ins; call-agent-id=CA101;

ステップ 19

「H.323 ゲートウェイの制御」

control h323-gw id=TB01-GW; target-state=ins;

H.323 トランク グループ プロファイルの追加

H.323 Trunk Group Profile(h323-tg-profile)テーブルは、各 H.323 トランクの特性を定義します。H.323 トランク グループ エントリをプロビジョニングするには、事前にこのテーブルで h323-tg-profile id を作成する必要があります。

 

コマンド
目的
add h323-tg-profile id=ras-tg; ras=y;

H.323 トランク グループ プロファイルを追加します。

サービス プロバイダーの追加

Service Provider(service-provider)テーブルは、単一の論理 Call Agent を介してサービスを提供するサービス プロバイダーが複数存在する場合に使用されます。

 

コマンド
目的
add service-provider id=ACME;

サービス プロバイダーを追加します。

テクニカル プレフィックス グループ プロファイルの追加

Technical Prefix Group Profile(tech-prefix-grp-profile)テーブルは、Technical Prefix Group テーブルで使用される ID を指定します。Technical Prefix Group テーブルにエントリを追加するには、事前に、このテーブルでこれらの ID を作成する必要があります。

 

コマンド
目的
add tech-prefix-grp-profile id=tech1;

テクニカル プレフィックス グループ プロファイルを追加します。

テクニカル プレフィックス グループの追加

Technical Prefix Group(tech-prefix-grp)テーブルは、ゲートウェイによってサポートされるテクニカル プレフィックスのリストを提供します。複数のゲートウェイで、同じ tech-prefix-list ID を共有できます。各ゲートウェイは、サポートされる tech-prefix をそれぞれのゲートキーパーに登録する必要があります。テクニカル プレフィックスでは、着信番号に特殊文字を含めることができます。

 

コマンド
目的
add tech-prefix-grp id=tech1; sp-id=ACME; tech-prefix=111#;

テクニカル プレフィックス グループを追加します。

原因コード マップ プロファイルの追加

Cause Code Map Profile(cause-code-map-profile)テーブルは、原因コード マップ ID、標準原因コード(Q.850)へのデフォルトのマッピング、およびデフォルトの対処を定義します。原因コード ID がトランク グループに割り当てられた場合は、default-std-cause-code および default-action は使用されません。デフォルトの原因コード ID が特定のプロトコルに基づいている場合、または、プロトコル バリアントが選択されている場合、プロトコル アダプタは default-std-cause-code および default-action を使用して標準原因コードへマッピングします。これらの ID は、Cause Code テーブルまたは Trunk Group テーブルのどちらかをプロビジョニングする前に、プロビジョニングする必要があります。

 

コマンド
目的
add cause-code-map-profile id=H323;

原因コード マップ プロファイルを追加します。

原因コード マップの追加

Cause Code Map(cause-code-map)テーブルは、発信インターフェイスから受信した原因コードを処理します。また、着信インターフェイスを介して直前のスイッチに原因コードを送信する場合も原因コードを処理します。さらに、コールが切断された理由も指定します。

発信インターフェイスで使用する場合、このテーブルは次の目的で利用できます。

発信インターフェイスを介して受信した原因コードに対して Cisco BTS 10200 ソフトスイッチが実行する対処を決定する

受信した原因コードを正規化された原因コードにマッピングする

着信インターフェイスで使用する場合、テーブルは正規化原因コードを着信インターフェイスを介して送信される原因コードにマッピングします。テーブルにエントリが見つからない場合、Cisco BTS 10200 ソフトスイッチは原因コードをそのまま使用します。

 

コマンド
目的
add cause-code-map id=H323; cause-code-type=GTD; recv-cause-code=34; action=reattempt;

原因コード マップを追加します。

ダイヤル プラン プロファイルの追加

Dial Plan Profile(dial-plan-profile)テーブルは、dial plan profile ID が加入者やトランク グループに割り当てられる前に、それらの ID を作成します。dial plan profile ID は、ダイヤル プランの範囲内で Dial Plan テーブルの digit-string エントリにリンクします。各加入者とトランク グループには、異なる dial-plan-profile-id が割り当てられます。Dial Plan テーブルにエントリを追加するには、事前にこのテーブルで dial plan ID を作成しておく必要があります。

 

コマンド
目的
add dial-plan-profile id=h323in;

ダイヤル プラン プロファイルを追加します。

H323 トランク グループの追加

Cisco BTS 10200 ソフトスイッチは、トランク グループ タイプとして、通知、CAS、ISDN、SS7、および SOFTSW をサポートします。Trunk Group Profile テーブルは、トランク グループ タイプに基づいて共通の情報を定義します。Cisco BTS 10200 ソフトスイッチは、通知、CAS、ISDN、SS7、および SOFTSW トランク グループ プロファイルをサポートします。

Trunk Group(trunk-grp)テーブルは、トランク グループと、関連付けられたメディア ゲートウェイへのマッピングを指定します。

 

コマンド
目的
add trunk-grp id=4091; tg-type=h323; tg-profile-id=h323ras; call-agent-id=CA101;

トランク グループを追加します。


) 各トランク グループ タイプについて特定のトークンが必須か、またはオプションであるかを確認するには、『Cisco BTS 10200 Softswitch Command Line Inferface Reference Guide』の第 2 章に記載されている Trunk Group テーブルを参照してください。


H.323 ゲートウェイの追加

H.323 Gateway(h323-gw)テーブルは、各 H.323 プロトコル ゲートウェイの機能を定義します。Call Agent では、一度に 4 つの H.323 ゲートウェイ インスタンスを稼動できます。

 

コマンド
目的
add h323-gw id=TB01-GW; gw-h225-port=1720;tgn-id=4091;

H.323 ゲートウェイを追加します。

トランク グループの変更

トランク グループを適切なゲートウェイにルーティングします。

 

コマンド
目的
change TRUNK-GRP id=4091; call-agent-id=CA101; H323-gw-id=TB01-GW;

トランク グループを適切なゲートウェイにルーティングします。

ゲートキーパーの追加

H323 Gateway to Gatekeeper(h323-gw2gk)テーブルには、H.323 ネットワーク内の各ゲートウェイのゲートキーパー特性が記述されます。複数のゲートウェイが同じゲートキーパーを保持することもできれば、ゲートウェイごとに異なるゲートキーパーを指定することもできます。ただし、ゲートウェイは、 一度 に 1 つのゲートキーパーにしか登録できません。ゲートキーパーは、ゲートウェイ登録、アドレス解決、帯域幅制御、アドミッション制御など、ゲートウェイ トラフィックの識別、制御、測定、および管理を行います。

 

コマンド
目的
add h323-gw2gk h323-gw-id=TB01-GW1; gk-id=Metro-GK;

ゲートキーパーを追加します。

ディジット操作プロファイルの追加

Digit Manipulation Profile(digman-profile)テーブルは、ディジット操作に一意の ID を作成するために使用されます。この ID は、Digit Manipulation テーブルをプロビジョニングする前に作成する必要があります。

 

コマンド
目的
add digman-profile id=gtd-tb09;

ディジット操作プロファイルを追加します。

ディジット操作の追加

Digit Manipulation(digman)テーブルは、ディジットと Nature of Address(NOA; アドレスの性質)の操作を実行するために使用されます。

 

コマンド
目的
add digman id-gtd_tb09; rule=2;

ディジット操作を追加します。

ルートの追加

Route(route)テーブルには、コールをルーティングするための最大 10 のトランク グループのリストが含まれています。すべてのトランク グループがビジー状態または使用できない場合、コール処理は alt-route-id(指定されている場合)を使用してコールをルーティングします。EMS は、Trunk Group テーブルに基づいて、Call Agent ID フィールドをプロビジョニングします。

 

コマンド
目的
add route id=h323-4091; tgn1-id=4091;

ルートを追加します。

宛先の追加

Destination(destination)テーブルは、ダイヤルされたディジットのコール タイプとルーティング情報を定義します。Dial Plan テーブル内の複数のディジット文字列は、同じ宛先 ID を使用できます。

 

コマンド
目的
add destination dest-id=4091; call-type=local; route-type=rid; route-id=h323-4091;

宛先を追加します。

ルート ガイドの追加

Route Guide(route-guide)テーブルは、policy-type に基づいてルーティング情報を保持します。

 

コマンド
目的
add route-guide id=rg-local; policy-type=route; policy-id=rt-h323-local;

ルート ガイドを追加します。

ダイヤル プランの追加

ダイヤル プランは、ダイヤルされたディジットに基づいて、コールを分析、スクリーニング、およびルーティングします。Dial Plan(dial-plan)テーブルは、特定タイプのコールのダイヤル プラン情報を保持します。このテーブルは、有効なダイヤル パターンを定義し、コール ルーティングを決定します。共通の dial-plan-profile-id を共有するレコードはすべて、同じダイヤル プランとみなされます。

 

コマンド
目的
add dial-plan id=H323in;digit-string=703-484;
dest-id=h323in1;

着信 H.323 コール用のダイヤル プランを追加します。

トランク グループの制御

control コマンドは、メディア ゲートウェイ、加入者終端、トランク、およびトランク グループの管理状態(OOS、INS)を設定します。

 

コマンド
目的
control trunk-grp id=4091; mode=forced; target-state=ins; call-agent-id=CA101;

トランク グループをイン サービスにします。

status コマンドは、メディア ゲートウェイ、加入者終端、トランク、およびトランク グループの状態を表示します。

メディア ゲートウェイがイン サービスであることを確認するには、次の CLI コマンドを入力します。

status trunk-grp id=4091;

H.323 ゲートウェイの制御

control コマンドは、メディア ゲートウェイ、加入者終端、トランク、およびトランク グループの管理状態(OOS、INS)を設定します。

 

コマンド
目的
control h323-gw id=TB01-GW; target-state=ins;

H.323 ゲートウェイをイン サービスにします。

H.323 ゲートウェイがイン サービスであることを確認するには、次の CLI コマンドを入力します。

status h323gw id=tb01-gw;

H.323 Annex E UDP のサポート

Annex E を実装すると、TCP(コネクション型)シグナリングの代わりに、User Datagram Protocol(UDP; ユーザ データグラム プロトコル)(コネクションレス型)シグナリングを使用して、Cisco BTS 10200 ソフトスイッチと遠端の H.323 エンドポイントとの間で H.323 シグナリングを転送できます。

ここでは、特に、Annex E 機能をサポートするためにプロビジョニングする必要のある特殊なパラメータについて説明します。

基本的な H.323 プロビジョニングについては、「H.323 サポートのプロビジョニング」を参照してください。


注意 次の手順に従い、H323-GW テーブルで Annex E サポートを変更しても、H323-GW がいったん Out of Service(OOS; アウト オブ サービス)になり再度 in service(INS; イン サービス)になるまで、変更内容は反映されません。そのため、既定のメンテナンス期間に次の手順を実行することを推奨します。


ステップ 1 Cisco BTS 10200 ソフトスイッチ上で CLI セッションにログインします。

ステップ 2 Cisco BTS 10200 ソフトスイッチで H.323 GW インスタンスの Annex E サポートをプロビジョニングするには、次のコマンドを入力します。

change h323-gw id=city1gw; annexe-supp=Y; call-start-mode=FAST-START; annexe-udp-port=2517; annexe-retransmit-timer=500; annexe-retransmit-multiplier=2; annexe-retransmit-attempts=8;
 

ここで、

h323-gw id :H.323 GW インスタンスを識別する名前。この値は、サービス プロバイダーによって割り当てられた 1 ~ 16 個の ASCII 文字から成る文字列である必要があります。

annexe-supp :当該の H.323 GW インスタンスが Annex E をサポートするかどうかを示します。デフォルト値は Y(yes)です。Annex E をサポートするには、この値を Y のままにしておく必要があります。リモート H.323 エンドポイントが Annex E UDP シグナリングをサポートしていない場合、Cisco BTS 10200 ソフトスイッチは自動的に調整し、そのエンドポイント向けに TCP シグナリングを使用します。

Cisco BTS 10200 ソフトスイッチ H323-GW インスタンスの Annex E がイネーブル( annexe-supp =Y)として設定されている場合、Cisco BTS 10200 ソフトスイッチは、H.323 Gatekeeper(GK; ゲートキーパー)に登録されている間、その Annex E 機能を示します。

RAS ルーテッド コールの場合、GK はすべての Annex E 機能を Cisco BTS 10200 ソフトスイッチおよび遠端の H.323 エンドポイントとの間でネゴシエートし、発信エンドポイントに Annex E を使用するように通知します。

Cisco BTS 10200 ソフトスイッチ H323-GW インスタンスの Annex E がイネーブル( annexe-supp =Y)だが、遠端の H.323 エンドポイントがディセーブルの場合、Cisco BTS 10200 ソフトスイッチは、通常の TCP モードを使用して引き続きコールを完了できます。

Cisco BTS 10200 ソフトスイッチ H323-GW インスタンスの Annex E がディセーブル( annexe-supp =N)の場合、Cisco BTS 10200 ソフトスイッチは着信 Annex E UDP コールを受信しません。TCP シグナリングのみを使用して着信コールを受信します。

call-start-mode :発信 H.323 コールの優先コール スタート モードを指定します。指定可能な値は、FAST-START(デフォルト値)と SLOW-START です。 Annex E 機能を使用するには、このパラメータを FAST-START に設定する必要があります。 リモート H.323 エンドポイントが fast-start パラメータをサポートしない場合、Cisco BTS 10200 ソフトスイッチは自動的に調整して、エンドポイント向けに slow-start モードを使用します。fast-start パラメータは、ITU-T 標準 H.323 に規定された fast-connect 手順に基づいています。

annexe-udp-port :着信 Annex E メッセージの受信に使用するポートを指定します。デフォルト値は 2517 ですが、Cisco BTS 10200 ソフトスイッチ上の各 H.323 GW インスタンスに一意の値を割り当てる必要があります。

annexe-retransmit-timer :ACK メッセージを受信しなかった場合にどのタイミングで Annex E パケットを再送信するかを決定する再送信タイマーの初期値。以降のすべての再送信は、 annexe-retransmit-multiplier を使用する指数バックオフ アルゴリズムに基づきます。値の範囲は、1 ~ 30,000 の数値です(ミリ秒単位)。デフォルトの値は 500 です。

annexe-retransmit-multiplier :それ以降の Annex E パケットの再送信で使用する、直前の再送信に対する増倍率。有効な値の範囲は 1 ~ 10 で、デフォルト値は 2 です。

annexe-retransmit-attempts :メッセージを廃棄する前に、リモート エンティティにメッセージの再送信を試行する回数を指定します。有効な値の範囲は 1 ~ 10 で、デフォルト値は 8 です。

ステップ 3 H323-GW インスタンスを OOS にし(必要な場合)、その後、再度 INS にします。


注意 h323-gw テーブルでの annexe-supp パラメータおよびその他の設定の変更は、H323-GW をいったんアウト オブ サービス(OOS)にし、再度イン サービス(INS)にするまでは、反映されません。次の手順で、H323-GW を OOS(現在、INS の場合)にし、その後、INS にします。

a. H323-GW インスタンスのサービス ステータスを表示するため、次のコマンドを入力します。

status h323-gw id=city1gw;
 

b. 出力表示で、H323-GW インスタンスのステータスを確認します。

c. 表示されたステータスが OOS の場合は、ステップ d. とステップ e. は省略します。ステータスが INS の場合は、ステップ d. に進みます。

d. H323-GW インスタンスを OOS にするため、次のコマンドを入力します。


注意 この手順によって、H323-GW インスタンス上のすべてのコールがクリアされます。

control h323-gw id=city1gw; target-state=OOS;
 

e. H323-GW インスタンスのステータスが OOS として表示されることを確認するため、次のコマンドを入力します。

status h323-gw id=city1gw;
 

f. H323-GW インスタンスをイン サービスにするため、次のコマンドを入力します。

control h323-gw id=city1gw; target-state=INS;
 

g. H323-GW インスタンスのステータスが INS として表示されることを確認するため、次のコマンドを入力します。

status h323-gw id=city1gw;
 

ステップ 4 発信 H.323 Trunk Group(TG; トランク グループ)で Annex E サポートをプロビジョニングするため、次のコマンドを入力します。

change h323-tg-profile id=h323tg01; ras=Y; annexe-supp=Y; transport-pref-mode=UDP-MODE;
 

ここで、

h323-tg-profile id :この H323-TG-PROFILE の一意の ID。この値は、サービス プロバイダーによって割り当てられた 1 ~ 16 個の ASCII 文字です。

ras :H.323 ゲートキーパー(GK)への RAS シグナリングがサポートされているかどうかを指定します。指定可能な値は、Y(yes)と N(no)です。デフォルト値は Y です。この値を Y に設定すると、GK と通信可能になります。

annexe-supp :このフラグは、当該の H323-TG-PROFILE が Annex E をサポートしているかどうかを示します。デフォルト値は Y(yes)です。Annex E をサポートするには、この値を Y(yes)のままにしておく必要があります。リモート H.323 エンドポイントが Annex E UDP シグナリングをサポートしていない場合、Cisco BTS 10200 ソフトスイッチは自動的に調整し、そのエンドポイント向けには TCP シグナリングを使用します。

transport-pref-mode :H.323 シグナリング メッセージの送信に使用するトランスポート層プロトコルを指定します。有効な値は、次のとおりです。

TCP-MODE:TCP を使用して、メッセージを送信します。

UDP-MODE(デフォルト値):Annex E UDP ベースのメッセージ送信機能を使用します。リモート H.323 エンドポイントが UDP をサポートしない場合、Cisco BTS 10200 ソフトスイッチは TCP モードを使用するように自動的に調整します。 annexe-supp を Y に設定するには、事前に、このトークンを UDP-MODE に設定する必要があります。

ステップ 5 遠端の H.323 エンドポイントの Annex E サポートがイネーブルでない場合は、それをイネーブルにします。


) 特定の H.323 TG の Annex E サポートをイネーブルにするには、Cisco BTS 10200 ソフトスイッチ上で H.323 GW の Annex E をイネーブルにし、さらに、遠端の H.323 エンドポイントの Annex E サポートをイネーブルにする必要があります。



 

Cisco CallManager との相互運用性

H.323 ゲートウェイの場合と同様に(「H.323 ゲートウェイの追加」を参照)、Cisco CallManager に対して Cisco BTS 10200 ソフトスイッチ インターフェイスをプロビジョニングします。さらに、2 つのスイッチ間の相互運用性をサポートするために、次のプロビジョニング タスクを実行します。

「メイン加入者 ID のトランク グループへの割り当て(オプション)」

「トランク グループでの QoS コーデック タイプのプロビジョニング」

「GTD のディセーブル化」

メイン加入者 ID のトランク グループへの割り当て(オプション)

Cisco BTS 10200 ソフトスイッチは、H.323 トランク グループを介して Cisco CallManager に接続します。Cisco CallManager が PBX として使用されている場合は、メイン加入者 ID だけを割り当てます。この加入者 ID は、スクリーニングとルーティングを実行するために使用されます。Cisco CallManager を PBX として使用していない場合は、メイン加入者 ID は割り当てないでください。システムは TG プロパティを使用して、スクリーニングとルーティングを実行します。


注意 Cisco CallManager が PBX として使用されている場合は、メイン加入者 ID だけを割り当てます。

メイン加入者 ID が、Cisco BTS 10200 ソフトスイッチを Cisco CallManager に接続するトランク グループ上でプロビジョニングされていることを確認します。


ステップ 1 Cisco BTS 10200 ソフトスイッチ上で CLI セッションにログインします。

ステップ 2 メイン加入者 ID が Cisco CallManager 方向のトランク グループにすでに割り当てられているかどうかを確認するため、次のコマンドを入力します。

show trunk-grp id=TG001;
 

ステップ 3 システムの応答を表示し、表示されたメイン加入者 ID パラメータ(MAIN-SUB-ID)の値を記録します。

ステップ 4 MAIN-SUB-ID の値がプロビジョニングされていない場合は、次のようにコマンドを使用して適切な値を入力します。

change trunk-grp id=TG001; main-sub-id=CallManager001;
 


 

トランク グループでの QoS コーデック タイプのプロビジョニング

Cisco CallManager 方向のトランク グループで適切なコーデックがプロビジョニングされていることを確認します。


ステップ 1 Cisco BTS 10200 ソフトスイッチ上で CLI セッションにログインします。

ステップ 2 Cisco CallManager 方向のトランク グループに適用可能な QoS ID を見つけるために、次のコマンドを入力します。

show trunk-grp id=TG001;
 

ステップ 3 システムの応答を表示し、表示された QoS ID パラメータの値を記録します。QoS ID が存在する場合は、ステップ 5 へ進みます。

ステップ 4 トランク グループ QoS ID パラメータが存在しない場合は、デフォルト値が使用されます。トランク グループ QoS_ID を QoS テーブルに指定された値に設定するため、次のコマンドを入力します。

change trunk-grp id=TG001; qos_id=gold3;
 

ステップ 5 この QOS ID に関連付けられたコーデックを表示するため、次のコマンドを入力します。

show qos id=gold3;
 

ステップ 6 システムの応答を表示し、CODEC-TYPE パラメータの値を確認します。

a. CODEC-TYPE の値が、ローカルの作業指示で必要となる値と異なる場合は、次のコマンドを入力して値を変更します。

change qos id=gold3; codec-type=PCMU;
 

b. CODEC-TYPE の値がローカルの作業指示で必要となる値と同じ場合は、この QOS ID をそれ以上操作する必要はありません。

ステップ 7 CODEC-TYPE が必要な値に設定されていることを確認するため、ステップ 2 を繰り返します。

ステップ 8 Cisco CallManager 方向の追加のトランク グループに対して、ステップ 2ステップ 7 を繰り返します。


 

GTD のディセーブル化

シスコは、Cisco CallManager 方向のトランク グループでは Generic Transport Descriptor(GTD; 汎用転送記述子)をディセーブルにすることを推奨しています。これは、Call Agent(CA)レベルまたはトランク グループ レベルのどちらかで GTD をディセーブルにすることで設定できます。


注意 CA レベルで GTD をディセーブルにすると、GTD は Cisco BTS 10200 ソフトスイッチに対して完全にディセーブルになります。Cisco CallManager 方向のトランク グループでのみ GTD をディセーブルにした場合、Cisco BTS 10200 ソフトスイッチは、GTD の互換性を持つ他の H.323 GW 方向で引き続き GTD を使用できます。

CA レベルで GTD をディセーブルにするオプション

ローカル作業指示で指定されている場合は、CA レベルで GTD をディセーブルにすることができます。ただし、ローカル作業指示に従い特定のトランクに対してのみ GTD をディセーブルにする必要がある場合は、次の手順を省き、「TG レベルで GTD をディセーブルにするオプション」に進みます。


注意 CA レベルで GTD をディセーブルにした後は、トランク グループで GTD をイネーブルにすることはできません。


ステップ 1 Cisco BTS 10200 ソフトスイッチ上で CLI セッションにログインします。

ステップ 2 Call Agent Profile テーブルの GTD サポート ステータスを表示するため、次のコマンドを入力します。

show call-agent-profile id=CA146;
 

ステップ 3 システムの応答を表示し、GTD-SUPP の値を確認します。

a. 値が Y(yes)の場合は、次のコマンドを入力して N(no)に変更します。

change call-agent-profile id=CA146; gtd-supp=N;
 

b. 値がすでに N に設定されている場合、GTD はディセーブルになっているため、GTD を変更する必要はありません。

ステップ 4 GTD-SUPP が N に設定されていることを確認するため、ステップ 2 を繰り返します。


 

TG レベルで GTD をディセーブルにするオプション

ローカル作業指示で指定されている場合は、個々のトランク グループ レベルで GTD をディセーブルにすることができます。


ステップ 1 Cisco BTS 10200 ソフトスイッチ上で CLI セッションにログインします。

ステップ 2 H323 Trunk Group Profile テーブルの GTD サポート ステータスを表示するため、次のコマンドを入力します。

show h323-tg-profile id=TG501;
 

ステップ 3 システムの応答を表示し、GTD-SUPP の値を確認します。

a. 値が Y(yes)の場合は、次のコマンドを入力して N(no)に変更します。

change h323-tg-profile id=TG501; gtd-supp=N;
 

b. 値が N(no)の場合は、GTD は H323-TG-PROFILE に対してすでにディセーブルであるため、それ以上の操作は必要ありません。

ステップ 4 GTD-SUPP が H323-TG-PROFILE テーブルで N に設定されていることを確認するため、ステップ 2 を繰り返します。

ステップ 5 その他の Cisco CallManager 方向にある追加の Cisco BTS 10200 ソフトスイッチ H.323 トランク グループに対して、ステップ 2ステップ 4 を繰り返します。