Cisco ATA 186/Cisco ATA 188 アナログ電話アダプタ アドミニストレータ ガイド (SCCP)
異なるプロトコル間でのアップグレー ドの実行
異なるプロトコル間でのアップグレードの実行
発行日;2012/02/04 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 2MB) | フィードバック

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異なるプロトコル間でのアップグレードの実行

異なるプロトコル間でのアップグレードの実行

この付録では、SCCP シグナリング イメージから MGCP、SIP、または H.323 のいずれかのシグナリング イメージへのアップグレードを実行する方法について説明します。

Cisco CallManager の管理者が TFTP サーバに保存している新しいシグナリング イメージを自動的にダウンロードするように Cisco ATA を設定できます。そのためには、Cisco ATA 設定ファイルで upgradecode パラメータを設定します。設定ファイルの作成については、「特定の Cisco ATA 設定ファイルの作成」を参照してください。

upgradecode パラメータの構文

upgradecode:3,0x301,0x0400,0x0200,tftp_server_ip,69,image_id,image_file_name
 

定義

変数 tftp_server_ip の前に来る 16 進値は、常に構文に示された値でなくてはなりません。

tftp_server_ip は、最新のシグナリング イメージ ファイルが保存されている TFTP サーバです。

image_id は、固有の 32 ビットの整数で、アップグレードごとに異なります。この 32 ビットの整数値は、イメージ ファイルの名前(image_file_name)に示された作成日を使用し、その先頭に 0x を追加したものです。たとえば、image_file_name が ata186-v2-14-020508a.kxz である場合、作成日は 020508a なので、image_id は 0x020508a となります。

image_file_name は、アップグレードするシグナリング イメージのファイル名です。image_file_name の形式は次のとおりです。

ata186-v{M}-{N}-{yymmdd}{a-f}{ext}
 

- M は、メジャー バージョン番号です。

- N は、マイナー バージョン番号(常に 2 桁)です。

- yymmdd は、西暦下 2 桁、2 桁表記の月、および 2 桁表記の日です。

- a-f はビルド文字です(- yymmdd と a-f の組み合せによってイメージの作成日が形成されます)。

- ext は、2.11 以前のバージョンからのアップグレードでは常に .kxz でなければなりません。2.12 以降のバージョンからの Cisco ATA186 のアップグレードでは .zup でかまいませんが、Cisco ATA188 のアップグレードでは .zup にする必要があります。

プロセス

Cisco CallManager の管理者が新しいシグナリング イメージ(image_id の変更で示される)を TFTP サーバに保存するたびに、Cisco ATA ではそのファームウェアが新しい image_file_name でアップデートされます。Cisco ATA は、TFTP サーバへの接続にあたって、upgradecode パラメータの値に含まれる TFTP サーバの IP アドレスを使用します。

upgradecode パラメータの値は次のようになります。

upgradecode:3,0x301,0x0400,0x0200,192.168.2.170,69,0x020723a,ata186-v2-15-020723a.zup
 

この指定により、Cisco ATA は TFTP サーバの IP アドレス 192.168.2.170 から
ata186-v2-15-020723a.zup ファイルをダウンロードし、ファームウェアを ata186-v2-15-020723a.zup にアップデートします。このダウンロードは、upgradecode パラメータからのディレクティブが含まれる設定ファイルを Cisco ATA がダウンロードした後で行われます。また、アップグレードが実行されるのは、Cisco ATA の内部でキャッシュされた image_id の値が 0x020723a と異なる場合に限られます。