Cisco Unified IP Phone 8941/8945 ユーザ ガイド for Cisco Unified Communications Manager 10.0(SCCP および SIP)
拡張操作
拡張操作

拡張操作

ビデオ コールとセキュリティ

コールのオーディオをセキュアにすることも非セキュアにすることもできます。 同様に、コールのビデオ ストリームもセキュアまたは非セキュアにすることができます。 システム設定に応じて、オーディオ ストリームだけがセキュアである場合、またはオーディオおよびビデオ ストリームの両方がセキュアである場合に、セキュア アイコンが表示されます。 詳細については、システム管理者にお問い合わせください。

ビデオ コールを行っている場合、ネットワークの帯域幅が不十分であることが原因で、コールのビデオ部分が動作しないことがあります。 コールのオーディオ部分は引き続き動作しますが、コールのビデオ部分は動作しません。 ビデオ部分を動作させる必要がある場合は、コールを終了して数分間待ち、その後コールを再度開始します。 帯域幅が十分でない状態が続く場合は、システム管理者にお問い合わせください。

オーディオのみのコール中に、[ビデオミュート] ボタンを押して、コールのビデオを開始します(コールの相手側の電話機でビデオをサポートできる場合)。 オーディオのみのコール中に相手からビデオ リクエストが送信された場合は、ビデオを有効にするかどうかを指定するウィンドウが表示されます。

コール機能

この項では、Cisco IP フォンで使用できるいくつかの高度なコール機能について説明します。

エージェント グリーティング

エージェント グリーティングを使用すると、顧客からのコールなどに対して、発信者との会話を開始する前のコールの開始時に再生される、事前録音したグリーティングを作成、更新できます。 必要に応じて、単一のメッセージまたは複数のメッセージを事前に録音できます。

顧客が電話すると、事前に録音したメッセージが両方の通話相手に聞こえます。 メッセージが終わるまでミュートのままにすることも、メッセージ再生中にコールに応答することもできます。

詳細については、システム管理者にお問い合わせください。

応答

応答機能では、電話機のすべての回線アピアランスで使用できる最も古いコールに応答できます。これには、アラート状態の保留復帰およびパーク復帰コールも含まれます。 着信コールは、保留またはパーク復帰コールよりも優先されます。 [応答] ボタンの設定は、コール処理のニーズおよび作業環境によって異なります。この機能は、複数の回線を使用するユーザ用に設定されます。 詳細については、システム管理者にお問い合わせください。

コールがあると、コール トーストという通知ウィンドウが電話機の画面に表示されます。 コール トーストは、プリセットした時間、表示されたままになります。 詳細については、システム管理者にお問い合わせください。

着信コールが、別の電話機から転送されたコールである場合、コールが転送されたことを示す追加情報が表示されることがあります。 追加情報は、発信者の詳細を示しています。 詳細については、システム管理者にお問い合わせください。

電話がかかってきた場合、画面に表示される電話番号には、発信者に連絡するためにダイヤルできる数字の文字列が含まれています。 この数字文字列には、必要に応じて次の数字を含めることができます。

  • 外線を取得するためのコード(9 をダイヤルする必要がある場合など)
  • 市外局番
  • エリア コード
  • 市外局番
  • 電話番号

電話機では、通話履歴に完全な数字文字列が保存され、ユーザは個人アドレス帳に番号を保存できます。

クライアント識別コード

電話番号のダイヤル後にクライアント識別コード(CMC)を入力するように管理者が要求している場合があります。 CMC は、アカウンティングまたは課金コードに使用できます。 詳細については、システム管理者にお問い合わせください。

CMC を入力する必要がある場合は、電話機に「クライアント識別コードを入力してください」と表示され、ダイヤルした番号は「********」に変換され、特殊なトーンが聞こえます。 キーパッドを使用して、コールの CMC を入力します。

強制承認コード

電話番号のダイヤル後に強制承認コード(FACC)を入力するように管理者が要求している場合があります。 FAC は電話番号へのアクセスを制御します。 詳細については、システム管理者にお問い合わせください。

FAC を入力する必要がある場合は、電話機に「承認コードを入力してください」と表示され、ダイヤルした番号は「********」に変換され、特殊なトーンが聞こえます。 キーパッドを使用して、コールの FAC を入力します。 セキュリティ上の理由のため、電話には入力した番号ではなく「*」が表示されます。

セキュア通知トーンと非セキュア通知トーン

電話機がセキュア(暗号化され、信頼できる)なものとして設定されている場合、その電話機は「保護されている」と考えられます。 電話機を保護すると、コールの開始時に通知トーンを再生するようこの電話機を設定できます。

これらのセキュア通知トーンまたは非セキュア通知トーンは、保護された電話機でのみ聞こえます。 コール中にコールの全体的なステータスが変更されると、保護された電話機では適切なトーンが再生されます。

[セキュア通知トーンの再生] オプションを有効([はい])にした場合、保護された電話機で再生されるトーンの種類は、次の状況に応じて決まります。

  • エンドツーエンドのセキュアなメディアが確立され、コール ステータスがセキュアになった場合、電話機はセキュア通知トーン(間に小休止を伴う 3 回の長いビープ音)を再生します。
  • エンドツーエンドの非セキュアなメディアが確立され、コール ステータスがセキュアでなくなった場合、電話機は、非セキュアの通知トーンを再生します(間に小休止を伴う 6 回の短いビープ音)。
  • [セキュア通知トーンの再生] オプションが無効になっている場合、トーンは再生されません。

詳細については、システム管理者にお問い合わせください。

共有回線

共有回線では、複数の電話機に 1 つの電話番号を使用して、自分または同僚のいずれかがコールに応答できます。 回線ボタンが赤色に点滅している場合は、同僚がそのコールをピックアップできます。

たとえば、同僚と回線を共有すると、次のようになります。

  • 共有回線にコールが着信した場合
    • 自分の電話機が鳴り、回線ボタンがオレンジ色に点滅します。
    • 同僚の電話機が鳴り、回線ボタンがオレンジ色に点滅します。
  • 共有回線に同僚のコールがある場合
    • 電話機の共有回線ボタンが赤色に点灯します。これは、その回線がリモートで使用されていることを示します。
    • 同僚のコールが自分の画面に表示されます(同僚がプライバシー機能を有効にしている場合を除く)。
  • コールを保留にした場合
    • 自分の回線ボタンが緑色に点滅します。
    • 同僚の回線ボタンが赤色に点滅します。
  • 割り込み機能を使用すると、共有回線の通話に参加できます。 割り込みによって、通話がグループ通話に変換されます。 割り込みを実行するには、リモートで使用中の共有回線のコールに対応する赤いセッション ボタンを押します。

機能ボタンとソフトキー

電話機の設定によっては、このマニュアルに記載されている一部の機能は使用できないことがあります。

次の表に、ソフトキーで使用できる機能、専用機能ボタンで使用できる機能、プログラマブル機能ボタンにシステム管理者が設定する機能を示します。

機能名

専用機能ボタン

プログラマブル機能ボタン

ソフトキー

応答

X

割り込みと C 割り込み

X

X

折返し

X

X

すべてのコールの転送

X

X

コール パーク

X

X

コール パーク回線ステータス

X

コール ピックアップ

X

コール ピックアップ回線ステータス

X

会議

X

X(会議中だけ使用可能)

即転送

X

X

サイレント

X

X

グループ ピックアップ

X

保留

X

ハント グループ

X

インターコム

X

迷惑呼 ID(MCID)

X

X

ミートミー

X

モバイル コネクト

X

X

モニタリングと録音

   

X

ミュート(オーディオ)

X

ミュート(ビデオ)

X

他グループ ピックアップ

X

プライバシー

X

品質レポート ツール(QRT)

X

X

キューのステータス

X

リダイヤル

X

スピード ダイヤル

X

X

スピード ダイヤル回線ステータス

X

転送

X

X(転送中だけ使用可能)

Survivable Remote Site Telephony の概要

電話機と Cisco Unified Communications サーバ間の通信が中断すると、電話機にアラート メッセージが表示されます。 アクティブ コールで通話中の場合、コールは確立されたままで、フェールオーバー状態になります。 このフェールオーバーは、Survivable Remote Site Telephony(SRST)機能です。

フェールオーバー中は、電話機の一部の機能を使用できません。 次の表に、一般的な機能および機能の可用性を示します。ただし、一部の機能は、電話機のサポート対象でないことがあります。 フェールオーバー中の機能の可用性の詳細については、システム管理者にお問い合わせください。

表 1 フェールオーバー中にサポートされる機能
機能 サポート

発信

Yes

 

終了

Yes

 

リダイヤル

Yes

 

応答

Yes

 

保留

Yes

 

復帰

Yes

 

会議

Yes

 

アクティブ コールへの会議(参加)

No

[アクティブ コール] ソフトキーは表示されません。

会議参加者リスト

No

 

転送

Yes

 

アクティブ コールへの転送(直接転送)

No

 

自動応答

Yes

 

コール待機

Yes

 

発信者 ID

Yes

 

オーディオ メッセージ受信のインジケータ

Yes

 

すべてのコールのプログラマブル回線キー

Yes

 

応答のプログラマブル回線キー

Yes

 

統合セッション表示

Yes

サポートされる機能は会議のみです。

ボイスメール

Yes

ボイスメールは、Cisco Unified Communications Manager クラスタ内の他のユーザとは同期されません。

スピード ダイヤル

Yes

 

サービス IRL プログラマブル回線キー

Yes

 

ボイスメールへ(即転送)

No

[即転送] ソフトキーは表示されません。

回線フィルタ

部分的

回線はサポートされますが、共有できません。

パーク モニタリング

No

[パーク] ソフトキーは表示されません。

割り込み

No

「この機能は現在使用できません。」というメッセージが表示されます。

拡張メッセージ待機インジケータ

No

メッセージ数のバッジは、電話スクリーンに表示されません。

メッセージ受信アイコンのみが表示されます。

ダイレクト コール パーク

No

ソフトキーは表示されません。

BLF

部分的

BLF 機能キーは、スピード ダイヤルのキー同様に作用します。

保留復帰

No

コールは、無期限で保留状態になります。

リモート回線の保留

No

コールは、内線保留コールとして表示されます。

ミートミー

No

[ミートミー] ソフトキーは表示されません。

ピックアップ

No

ソフトキーを押してもアクションは行われません。

グループ ピックアップ

No

ソフトキーを押してもアクションは行われません。

他グループ ピックアップ

No

ソフトキーを押してもアクションは行われません。

迷惑呼 ID

No

ソフトキーを押してもアクションは行われません。

Quality Report Tool(QRT)

No

ソフトキーを押してもアクションは行われません。

ハント グループ

No

ソフトキーを押してもアクションは行われません。

インターコム

No

ソフトキーを押してもアクションは行われません。

モビリティ

No

ソフトキーを押してもアクションは行われません。

プライバシー

No

ソフトキーを押してもアクションは行われません。

折返し

No

[折返し] ソフトキーは表示されません。

電話機は接続を失うと、「サービス制限中。 一部の機能は使用できません。」などのメッセージが表示されることがあります。

VPN クライアント

VPN クライアントは、電話機が信頼できるネットワークの外部にあるか、ネットワーク トラフィックが信頼できないネットワークを通る場合に、電話機上でバーチャル プライベート ネットワーク(VPN)接続を確立します。 システム管理者は、必要に応じて、VPN クライアント機能を設定します。

電話機に VPN クライアントが設定されている場合は、ネットワーク接続の自動検出のステータスによって、VPN 接続の可否が判別されます。 ステータスは、次の状況に応じて異なります。
  • 電話機が社内ネットワークの外部にある場合:
    • ネットワーク接続の自動検出が無効の場合、VPN 接続は可能です。 [ログイン] 画面が表示され、クレデンシャルに関する指示が電話機に表示されます。 電話機の [VPN] ウィンドウ([アプリケーション] > [VPN])で、[VPN有効] フィールドを切り替えることにより、VPN 接続を試行する電話機の機能を制御できます。
    • ネットワーク接続の自動検出が有効な場合は、[ログイン] 画面が表示され、システム管理者によって電話機に設定されている認証方式に基づいて、クレデンシャルに関する指示が電話機に表示されます。
  • 電話機が社内ネットワークの内部にある場合:
    • ネットワーク接続の自動検出が無効の場合、VPN 接続は可能です。 [ログイン] 画面が表示され、クレデンシャルに関する指示が電話機に表示されます。 電話機の [VPN] ウィンドウ([アプリケーション] > [VPN])で、[VPN有効] フィールドを切り替えることにより、VPN 接続を試行する電話機の機能を制御できます。
    • ネットワーク接続の自動検出が有効な場合は、VPN を介して接続できないため、[ログイン] 画面は表示されず、クレデンシャルに関する指示は表示されません。

VPN ステータス メッセージを表示するには、アプリケーション を押し、[管理者設定] > [ステータス] > [ステータス メッセージ] を選択します。 詳細については、システム管理者にお問い合わせください。

VPN を介した接続

手順
    ステップ 1   電話機の電源をオンにし、[VPN ログイン] 画面が表示された後(証明書認証モードの場合は除く)、設定された認証方式に基づいて次のクレデンシャルを入力します。
    • ユーザ名とパスワード:システム管理者から指定されたユーザ名およびパスワードを入力します。
    • 証明書とパスワード:システム管理者から指定されたパスワードを入力します。 ユーザ名は証明書から得られます。
    • 証明書:認証に証明書だけを使用する電話機では、[ログイン] 画面は表示されず、VPN 接続を試行している電話機のステータスが電話機に表示されます。
    特定の状況下で電源が失われたり、リセットされたりすると、保存されている資格情報がクリアされます。
    ステップ 2   [ログイン] を選択して接続します。 電話機で接続を試行中に [キャンセル] を押すと、この接続試行は停止されて、[ログイン] 画面が再度表示されます。 再度 [キャンセル] を押すと [VPN] メニューが表示され、[VPN有効] フィールドが [オフ] として表示されます。 ユーザが [VPN有効] フィールドを [オン] に設定しないと、電話機は VPN 接続されません。

    VPN の接続設定

    [VPN] ウィンドウ([アプリケーション] > [VPN])は次のフィールドから構成されています。

    • VPN の有効化または無効化:ネットワーク接続の自動検出が無効の場合に、[VPN有効] フィールドを切り替えて、VPN 接続を試行する電話機の機能を制御します。
    • クレデンシャルの変更:ユーザ ID およびパスワードを変更するには、[クレデンシャルの変更] を選択します。 認証が証明書のみの場合、または [VPN 有効] がオフの場合、このオプションはグレー表示されます。
    • VPN ステータスの表示:[VPNステータス] フィールドに「接続中」または「接続されていません」と表示されます。