Cisco IP Phone 7811/7821/7841/7861 ユーザ ガイド(Cisco Unified Communications Manager 10.0(SIP)用)
高度な操作
高度な操作

高度な操作

コール機能

この項では、Cisco IP Phone で使用可能な高度なコール機能の一部について説明します。

エージェント グリーティング

エージェント グリーティングを使用すると、顧客からのコールなどに対して、発信者との会話を開始する前のコールの開始時に再生される、事前録音したグリーティングを作成、更新できます。 必要に応じて、単一のメッセージまたは複数のメッセージを事前に録音できます。

顧客が電話すると、事前に録音したメッセージが両方の通話相手に聞こえます。 メッセージが終わるまでミュートのままにすることも、メッセージ再生中にコールに応答することもできます。

詳細については、システム管理者にお問い合わせください。

応答

着信コールが 1 つだけの場合は、[応答] を押すことでコールに応答することができます。 着信コールが複数ある場合、[応答] を押すと発信者のリストが表示されます。その中から、応答する相手を決定することができます。 着信コールは、保留またはパーク復帰コールよりも優先されます。 [応答] ボタンの設定は、各自のコール処理のニーズと作業環境に応じて異なります。 詳細については、システム管理者にお問い合わせください。

(注)  


Cisco IP Phone 7811 では 1 回線がサポートされています。


コールがあると、コール トーストという通知ウィンドウが電話スクリーンに表示されます。 次の操作が実行されると、実用的なトーストが表示されなくなります。
  • ユーザがコールを終了した

  • 発信者が着信コールを取り消した

  • 別の電話機でコールに応答した

詳細については、システム管理者にお問い合わせください。

着信コールが、別の電話機から転送されたコールである場合、コールが転送されたことを示す追加情報が表示されることがあります。 この追加情報から、発信者の詳細を確認できます。 詳細については、システム管理者にお問い合わせください。

1 つ以上の着信コールがある場合、着信コール アラートを制御できます。 着信コール アラートを有効にし、発信者の詳細を確認し、各自の条件に基づいてコールに応答、コールを無視、またはコールを拒否できます。 着信コール アラートは必要に応じて無効にできます。 詳細については、システム管理者にお問い合わせください。

(注)  


Cisco IP Phone 7811 では、接続中に 2 番目のコールが着信すると、この着信コールがトーストとして表示されます。 [応答]、[拒否]、および [無視] ソフトキーを使用して着信コールを制御できます。


電話がかかってきた場合、画面に表示される電話番号には、発信者に連絡するためにダイヤルできる数字の文字列が含まれています。 この数字文字列には、必要に応じて次の数字を含めることができます。

  • 外線を取得するためのコード(たとえば、9 をダイヤルする必要があります)

  • 長距離コード

  • エリア コード

  • 市外局番

  • 電話番号

電話機では、通話履歴に完全な数字文字列が保存され、ユーザは個人アドレス帳に番号を保存できます。

クライアント識別コード

電話番号のダイヤル後、管理者からクライアント識別コード(CMC)の入力を求められることがあります。 CMC は、アカウンティング コードや請求コードに使用することができます。 詳細については、システム管理者にお問い合わせください。

CMC を入力する必要がある場合、電話機に「クライアント識別コードを入力してください」というメッセージが表示され、ダイヤルした番号が "********" に変更されて、特殊なトーンが聞こえます。 キーパッドを使用して、コールの CMC を入力します。

強制承認コード

管理者が、電話番号をダイヤルした後に強制承認コード(FACC)を入力するように要求することがあります。 FAC によって、電話番号へのアクセスが制御されます。 詳細については、システム管理者にお問い合わせください。

FAC を入力する必要がある場合、電話機に「承認コードを入力してください」というメッセージが表示され、ダイヤルした番号が "********" に変更されて、特殊なトーンが聞こえます。 キーパッドを使用して、コールの FAC を入力します。 セキュリティ上の理由から、入力した番号の代わりに "*" が電話機に表示されます。

セキュア通知トーンと非セキュア通知トーン

電話機がセキュア(暗号化され、信頼できる)なものとして設定されている場合、その電話機には「保護」というステータスを割り当てることができます。 保護された電話機では、コールの開始時に通知トーンが再生されるように設定できます。

これらのセキュア通知トーンまたは非セキュア通知トーンは、保護された電話機でのみ聞くことができます。 コール中にコールの全体的なステータスが変更されると、保護された電話機では適切なトーンが再生されます。

[Play Tone to Indicate Secure] オプションが有効(True)である場合、保護された電話機では、状況によって異なるタイプのトーンが再生されます。

  • エンドツーエンドのセキュアなメディアが確立され、コール ステータスがセキュアになった場合、電話機ではセキュア通知トーン(間に小休止を伴う 3 回の長いビープ音)が再生されます。

  • エンドツーエンドの非セキュアなメディアが確立され、コール ステータスが非セキュアになった場合、電話機では、非セキュア通知トーンが再生されます(間に小休止を伴う 6 回の短いビープ音)。

  • [Play Tone to Indicate Secure] オプションが無効になっている場合、トーンは再生されません。

詳細については、システム管理者にお問い合わせください。

共有回線

共有回線を使用すると、1 つの電話番号を複数の電話機で使用できます。


(注)  


Cisco IP Phone 7811 には回線ボタンがありません。


複数の電話機があり、電話番号は 1 つで、同僚とコール処理タスクを共有したり、管理者の代理でコールを処理したりする場合は、共有回線を使用します。

たとえば、同僚と回線を共有すると、次のようになります。

  • 共有回線にコールが着信した場合
    • 自分の電話機が鳴り、回線ボタンがオレンジ色に点滅します。

    • 同僚の電話機が鳴り、回線ボタンがオレンジ色に点滅します。

  • コールに応答した場合

    • 自分の回線ボタンが緑色に変わります。

    • 同僚の回線ボタンが赤色に変わります。

      回線ボタンが赤色の場合は、その回線を使用してコールに割り込んだり、他のコールを発信したりできません。

  • コールを保留にした場合

    • 自分の回線ボタンが緑色に点滅します。

    • 同僚の回線ボタンが赤色に点滅します。

      回線ボタンが赤色で点滅している場合は、同僚がそのコールをピックアップできます。

通話履歴には、共有回線のすべてのコールのステータスが表示されます。 たとえば、共有回線でコールの呼出音が鳴っているときにコールに応答する場合、回線を共有する同僚はコールがリモートで応答されたことを確認します。 通話履歴には、発信、受信、リモート発信、リモート受信、または不在着信のコールが識別表示されます。

機能ボタンとソフトキー

次の表に、専用機能ボタンで使用できる機能の一部、プログラマブル機能ボタンまたはソフトキーにシステム管理者が設定する機能の一部を示します。

詳細については、システム管理者にお問い合わせください。


(注)  


Cisco IP Phone 7811 にはプログラマブル機能ボタンがありません。


表 1 機能アクセス

機能名

専用機能ボタン

プログラマブル機能ボタン

ソフトキー

C 割込

   

X

折返し

 

X

X

すべてのコールの転送

 

X

X

コール パーク

 

X

X

コール パーク回線ステータス

 

X

 

コール ピックアップ

 

X

X

コール ピックアップ回線ステータス

 

X

 

会議

X

 

X

ダイレクト コール パーク

 

X

 

即転送

   

X

サイレント(DND)

 

X

X

グループ ピックアップ

 

X

X

保留

X

 

X

ハント グループ

 

X

X

インターコム

(注)     

Cisco IP Phone 7811 ではインターコムをサポートしていません。

 

X

 

迷惑呼 ID(MCID)

 

X

X

ミートミー

 

X

X

モビリティ

 

X

X

ミュート

X

   

他グループ ピックアップ

 

X

X

プライバシー

(注)     

Cisco IP Phone 7811 ではプライバシーをサポートしていません。

 

X

 

品質レポートツール(QRT)

 

X

X

リダイヤル

 

X

X

モニタリングおよび録音

   

X

スピード ダイヤル

 

X

X

スピード ダイヤル回線ステータス

 

X

 

転送

X

 

X

Survivable Remote Site Telephony の概要

電話機と Cisco Unified Communications Manager 間の通信が中断されると、電話機にアラート メッセージが表示されます。 アクティブ コールで通話中の場合、コールは確立されたままで、フェールオーバー状態になります。 Survivable Remote Site Telephony(SRST)機能によって、このフェールオーバーが実行されます。

フェールオーバー中は、電話機の一部の機能を使用できません。 次の表に、一般的な機能および機能の可用性を示します。ただし、一部の機能は、電話機のサポート対象でないことがあります。 詳細については、システム管理者にお問い合わせください。

電話機が接続を失うと、「サービスが制限されています。」

というメッセージが表示されることがあります。

表 2  フェールオーバー中にサポートされる機能

機能

サポート対象

発信

Yes

 

終了

Yes

 

リダイヤル

Yes

 

応答

Yes

 

保留

Yes

 

復帰

Yes

 

会議

Yes

3 者間通話およびローカル ミキシングのみでサポートされます。

アクティブ コールへの会議(参加)

No

 

会議参加者リスト

No

 

転送

Yes

打診のみ

アクティブ コールへの転送(直接転送)

No

 

自動応答

Yes

 

コール待機

Yes

 

発信者 ID

Yes

 

オーディオ メッセージ受信のインジケータ

Yes

 

すべてのコールのプログラマブル回線キー

Yes

Cisco IP Phone 7811 ではこの機能をサポートしていません。

応答のプログラマブル回線キー

Yes

Cisco IP Phone 7811 ではこの機能をサポートしていません。

統合セッション表示

Yes

サポートされる機能は会議のみです。

ボイスメール

Yes

ボイスメールは、Cisco Unified Communications Manager クラスタ内の他のユーザとは同期されません。

スピード ダイヤル

Yes

 

サービス IRL プログラマブル回線キー

Yes

 

ボイスメールへ(即転送)

No

[即転送] ソフトキーが表示されません。

回線フィルタ

部分的

回線はサポートされますが、共有できません。

パーク モニタリング

No

[パーク] ソフトキーが表示されません。

割り込み

No

「この機能は現在使用できません」というメッセージが表示されます。

拡張メッセージ待機インジケータ

No

メッセージ数のバッジは、電話スクリーンに表示されません。

[メッセージ受信] アイコンのみが表示されます。

ダイレクト コール パーク

No

ソフトキーが表示されません。

回線ステータス

部分的

回線ステータス機能キーは、スピード ダイヤルのキー同様に作用します。

保留復帰

No

コールは、無期限で保留状態になります。

リモート回線の保留

No

コールは、内線保留コールとして表示されます。

ミートミー

No

[ミートミー] ソフトキーが表示されません。

ピック

No

ソフトキーを押してもアクションは行われません。

グループ ピックアップ

No

ソフトキーを押してもアクションは行われません。

他グループ ピックアップ

No

ソフトキーを押してもアクションは行われません。

迷惑呼 ID

No

ソフトキーを押してもアクションは行われません。

QRT

No

ソフトキーを押してもアクションは行われません。

ハント グループ

No

ソフトキーを押してもアクションは行われません。

インターコム

No

ソフトキーを押してもアクションは行われません。

モビリティ

No

ソフトキーを押してもアクションは行われません。

プライバシー

No

ソフトキーを押してもアクションは行われません。

折返し

No

[折返し] ソフトキーが表示されません。

Mobile and Remote Access Through Expressway

Mobile and Remote Access Through Expressway では、社内オフィス以外の場所(オフプレミス)で作業する場合に、社内ネットワークへ容易かつ安全にアクセスできます。 この機能はデフォルトでイネーブルになっています。


(注)  


Mobile and Remote Access Through Expressway のマーケティング ベータ リリースでは、お客様が機能をテスト、評価できますが、実稼働環境で使用することは推奨されません。 今後のファームウェア ロードで正式にリリースされるまでは、Cisco TAC による正式なサポートはありません。 フィードバックをお送りいただく場合は、cefeedback@cisco.com まで電子メールを送信してください。 詳細については、リリース ノートを参照してください。


電話機では、オフプレミス モードにあることを検知すると、[Mobile and Remote Access Through Expressway ログイン] ウィンドウが表示され、社内ネットワークに接続できます。

オンプレミス モードでは、電話機は通常どおり機能すると想定できます。

Mobile and Remote Access Through Expressway でのログイン


ヒント


Expressway ログインのユーザ クレデンシャルを保存する機能を使用して、ログイン情報を保存できます。 管理者に連絡して、この機能を有効にしてもらってください。
はじめる前に

Mobile and Remote Access Through Expressway を使用して社内ネットワークに接続する前に、有効なサービス ドメイン、ユーザ名、およびパスワードを準備する必要があります。 この情報が不明な場合は、管理者に連絡してください。

Mobile and Remote Access Through Expressway モードと Cisco Unified Communications Manager モードの間で切り換えるときには、ネットワーク設定をリセットする必要があります。 これにより、代替 TFTP サーバ設定がクリアされます。 本書のメンテナンスに関する章の基本的なリセットに関する項を参照してください。

DHCP オプション 150 またはオプション 66 がネットワーク ルータで有効になっている場合は、社内ネットワークへのログインで問題が発生することがあります。 ルータで DHCP オプション 150 またはオプション 66 を無効にします。 これらの DHCP オプションを無効にしない場合は、スタティック IP アドレスを直接設定できます。

手順
    ステップ 1   [サービス ドメイン] フィールドにサービス ドメインを入力します。
    ステップ 2   [ユーザ名] フィールドにユーザ名を入力します。
    ステップ 3   [パスワード] フィールドにパスワードを入力します。
    ステップ 4   [送信] を押します。 正常にログインすると、Mobile and Remote Access Through Expressway ログイン情報が [電話の情報] 画面に表示されます。

    代替 TFTP サーバをオフにする

    オフプレミス モードであるが、[Mobile and Remote Access Through Expressway ログイン] ウィンドウが電話機に表示されない場合、代替 TFTP 設定がオンになっている可能性があります。 代替 TFTP 設定をオフにする必要があります。 代替 TFTP 設定をオフにするには、次の手順を実行します。

    手順
      ステップ 1   アプリケーション を選択します。
      ステップ 2   [管理者設定] > [イーサネットのセットアップ] > [IPv4のセットアップ] を選択します。
      ステップ 3   [代替TFTP] の設定を [オフ] にします。

      電話機をデュアル モードで使用するには、[IPv6代替TFTP] が [オフ] に設定されている必要があります。