Cisco IP Phone 7821/7841/ 7861 アドミニストレーション ガイド for Cisco Unified Communications Manager 10.0(SIP)
トラブルシューティング
トラブルシューティング

目次

トラブルシューティング

一般的なトラブルシューティング情報

次の表は、Cisco IP Phone の一般的なトラブルシューティング情報を示しています。

表 1 Cisco IP Phone のトラブルシューティング

要約

説明

Cisco IP Phone から別の Cisco IP Phone への接続。

シスコでは、PC ポートを介した IP Phone 間の接続はサポートしていません。 各 IP Phone はスイッチ ポートに直接接続する必要があります。 電話機が PC ポートを使用して 1 つの回線にまとめて接続されている場合、それらの電話機は動作しません。

長時間のブロードキャスト ストームのために、IP Phone がリセットされたり、コールの発信や応答ができなかったりすることがあります。

ボイス LAN 上の長時間(数分間)にわたるレイヤ 2 ブロードキャスト ストームのために、IP Phone がリセットされたり、アクティブなコールが失われたり、コールの発信や応答ができなくなることがあります。 ブロードキャスト ストームが終了するまで、電話機が起動しないことがあります。

ネットワーク接続の電話機からワークステーションへの移行

ネットワーク接続を介して電話機に電力を供給している場合は、電話機のネットワーク接続を外して、そのケーブルをデスクトップ コンピュータに接続する際に注意する必要があります。

注意       

コンピュータのネットワーク カードには、ネットワーク接続を介して電力を供給できないため、接続を介して電力を供給すると、ネットワーク カードが破損する場合があります。 ネットワーク カードを保護するために、電話機からケーブルを抜いた後、10 秒以上待機してから、そのケーブルをコンピュータに接続してください。 この待機している間に、スイッチは電話機が回線に存在しなくなったことを認識し、ケーブルへの電力供給を停止することができます。

電話機の設定変更

デフォルトでは、ネットワーク接続に影響を与える可能性のある変更をユーザが加えないように、ネットワーク設定オプションはロックされています。 ネットワーク設定オプションを設定する前に、それらをロック解除する必要があります。 詳細については、電話機パスワードの適用を参照してください。

電話機と他のデバイスのコーデックの不一致

RxType 統計および TxType 統計に、この Cisco IP Phone と他のデバイスとのやり取りに使用されているコーデックが表示されます。 これらの統計情報の値は、一致している必要があります。 コーデックが一致しない場合、相手側のデバイスがコーデック会話を処理できるかどうか、またはトランスコーダがサービスを処理するように設置されているかどうかを確認します。 詳細については、[コール統計(Call Statistics)] ウィンドウの表示を参照してください。

電話機と別のデバイスの音声サンプルの不一致

RxSize 統計および TxSize 統計に、この Cisco IP Phone と他のデバイスとのやり取りに使用される音声パケットのサイズが表示されます。 これらの統計情報の値は、一致している必要があります。 詳細については、[コール統計(Call Statistics)] ウィンドウの表示を参照してください。

ループバック状態

ループバック状態は、次の条件を満たすと発生します。

  • 電話機の [ネットワークの設定(Network Configuration)] メニューの [SW ポート設定(SW Port Configuration)] オプションが [10 ハーフ(10 Half)](10-BaseT/半二重)に設定されている。
  • 電話機に外部電源から電力が供給されている。
  • 電話機の電源が切れている(電源装置が接続されていない)。

この場合、電話機のスイッチ ポートが無効になり、次のメッセージがスイッチのコンソール ログに表示されます。

HALF_DUX_COLLISION_EXCEED_THRESHOLD

この問題を解決するには、スイッチからポートを再度有効にします。

起動時の問題

下の関連項目で説明するとおり、ネットワークに Cisco Unified IP Phone を設置し、Cisco Unified Communications Manager に追加すると、電話機は起動します。

電話機が正しく起動しない場合は、次の項のトラブルシューティング情報を参照してください。

関連タスク

Cisco IP Phone が通常の起動プロセスを実行しない

問題

Cisco IP Phone をネットワーク ポートに接続したとき、電話機が関連項目で説明されている通常の起動プロセスを実行せず、電話スクリーンに情報が表示されません。

原因

電話機が起動プロセスを実行しない場合、ケーブル不良、不正な接続、ネットワークの停止、電力の不足、または電話機が機能していないなどの原因が考えられます。

ソリューション

電話機が動作しているかどうかを確認するには、次の推奨事項に従って、考えられる他の問題を排除します。

  • ネットワーク ポートが動作していることを確認します。

    • イーサネット ケーブルを、動作することがわかっているケーブルと交換します。

    • 動作している Cisco IP Phone を別のポートから取り外してこのネットワーク ポートに接続し、このポートがアクティブであることを確認します。

    • 起動しない Cisco IP Phone を、正常であることがわかっている別のネットワーク ポートに接続します。

    • 起動しない Cisco IP Phone をスイッチのポートに直接接続して、オフィスのパッチ パネル接続を省きます。

  • 電話機に電力が供給されていることを確認します。

    • 外部電源を使用している場合は、電気のコンセントが機能していることを確認します。

    • インラインパワーを使用している場合は、代わりに外部電源を使用します。

    • 外部電源を使用している場合は、動作することがわかっているユニットに切り替えます。

  • これらを実行しても電話機が正常に起動しない場合は、ハンドセットをオフフックにして電話機の電源を入れます。 この方法で電話機に電源を投入すると、電話機はバックアップ ソフトウェア イメージを起動しようとします。

  • これらを試しても、電話機が正常に起動しない場合は、電話機を工場出荷時の状態にリセットします。

  • これらの解決策を試みた後、5 分経過しても Cisco IP Phone の電話スクリーンに何も表示されない場合は、シスコのテクニカルサポートの担当者に連絡して、サポートを受けてください。

関連タスク

Cisco IP Phone が Cisco Unified Communications Manager に登録されない

電話機が起動プロセスの第 1 段階(LED ボタンが点滅する)を完了しても、引き続き電話スクリーンにメッセージが表示される場合、電話機は正常に起動していません。 電話機は、イーサネット ネットワークに接続され、Cisco Unified Communications Manager サーバに登録されていない限り、正常に起動できません。

これ以外に、セキュリティ上の問題によって電話機が正常に起動しないこともあります。 詳細については、トラブルシューティング手順を参照してください。

電話機にエラー メッセージが表示される

問題

ステータス メッセージには、起動中のエラーが表示されます。

ソリューション

電話機が起動プロセスを繰り返している間は、問題の原因に関する情報を提供するステータス メッセージにアクセスできます。 ステータス メッセージへのアクセスに関する説明、およびエラーの可能性とその説明、解決策の一覧については、[ステータス メッセージ(Status Messages)] 画面の表示を参照してください。

電話機が TFTP サーバまたは Cisco Unified Communications Manager に接続できない

問題

電話機と、TFTP サーバまたは Cisco Unified Communications Manager の間のネットワークがダウンしている場合は、電話機が正しく起動できません。

ソリューション

現在、ネットワークが作動していることを確認してください。

電話機が TFTP サーバに接続できない

問題

TFTP サーバの設定が正しくない可能性があります。

ソリューション

TFTP 設定を確認します。

関連タスク

電話機がサーバに接続できない

問題

IP アドレッシングおよびルーティングのフィールドが正しく設定されていない可能性があります。

ソリューション

電話機の IP アドレッシングおよびルーティングの設定を確認する必要があります。 DHCP を使用している場合は、DHCP サーバがこれらの値を提供します。 電話機にスタティック IP アドレスを割り当てている場合は、これらの値を手動で入力する必要があります。

関連タスク

電話機が DNS を使用して接続できない

問題

DNS 設定が誤っている可能性があります。

ソリューション

TFTP サーバまたは Cisco Unified Communications Manager へのアクセスに DNS を使用する場合は、DNS サーバを指定してあることを確認してください。

関連タスク

Cisco Unified Communications Manager および TFTP サービスの未作動

問題

Cisco Unified Communications Manager または TFTP サービスが作動していない場合は、電話機が正常に起動できないことがあります。 このような状況では、システム全体にわたる障害が発生しており、他の電話機やデバイスも正しく起動できない可能性があります。

ソリューション

Cisco Unified Communications Manager サービスが作動していない場合は、コールを確立するためにこのサービスに依存しているネットワーク上のすべてのデバイスが影響を受けます。 TFTP サービスが作動していない場合は、多数のデバイスが正常に起動できません。 詳細については、サービスの開始を参照してください。

設定ファイルの破損

問題

この章に記載された他の解決策を試みても解決しない問題が特定の電話機で存続する場合は、設定ファイルが破損している可能性があります。

ソリューション

電話機の新しい設定ファイルを作成します。 詳細については、新しい電話機設定ファイルの作成を参照してください。

Cisco Unified Communications Manager での電話機の登録

問題

電話機が Cisco Unified Communications Manager に登録されていません。

ソリューション

Cisco IP Phone は、電話機がサーバに追加されている場合、または自動登録が有効になっている場合にのみ、Cisco Unified Communications Manager サーバに登録できます。 電話機の追加方法の情報と手順を見直して、電話機が Cisco Unified Communications Manager データベースに追加されていることを確認します。

電話機が Cisco Unified Communications Manager データベースに登録されていることを確認するには、Cisco Unified Communications Manager Administration から [デバイス(Device)] > [検索(Find)] を選択します。 MAC アドレスに基づいて電話機を検索するには、[検索(Find)] をクリックします。 MAC アドレスの確認方法については、電話機の MAC アドレスの決定を参照してください。

電話機がすでに Cisco Unified Communications Manager データベースに登録されている場合は、設定ファイルが損傷している可能性があります。 解決策については、設定ファイルの破損を参照してください。

Cisco IP Phone が IP アドレスを取得できない

問題

電話機が起動時に IP アドレスを取得できない場合は、その電話機が DHCP サーバと同じネットワークまたは VLAN 上に存在しないか、または電話機が接続されている先のスイッチ ポートが無効になっている可能性があります。

ソリューション

電話機が接続されている先のネットワークまたは VLAN が DHCP サーバにアクセスできること、およびスイッチ ポートが有効になっていることを確認します。

Cisco IP Phone のリセットの問題

電話機が通話中やデスク上でアイドル状態のときにリセットされるという報告をユーザから受けた場合は、原因を調査する必要があります。 ネットワーク接続と Cisco Unified Communications Manager の接続が安定している場合は、Cisco Unified IP Phone がリセットされることはありません。

通常は、イーサネット ネットワークまたは Cisco Unified Communications Manager への接続に問題がある場合に電話機がリセットされます。

断続的なネットワークの停止による電話機のリセット

問題

ネットワークで断続的な停止が発生している可能性があります。

ソリューション

断続的なネットワークの停止は、データ トラフィックと音声トラフィックにそれぞれ異なる影響を与えます。 ネットワークで断続的な停止が、検出されずに発生している可能性があります。 この場合、データ トラフィックでは喪失パケットを再送信し、パケットが受信および送信されたことを確認できます。 ただし、音声トラフィックでは、喪失パケットを取り戻すことはできません。 電話機は、失われたネットワーク接続を再送信するのではなく、ネットワークをリセットして再接続しようとします。 音声ネットワークでの既知の問題については、システム管理者にお問い合わせください。

DHCP の設定エラーによって電話機がリセットされる

問題

DHCP 設定が正しくない可能性があります。

ソリューション

電話機が DHCP を使用するように正しく設定されていることを確認します。 詳細については、xref を参照してください。 DHCP サーバが正しくセットアップされていることを確認します。 DHCP リース期間を確認します。 シスコでは、この値を 8 日に設定することを推奨しています。

誤ったスタティック IP アドレスによる電話機のリセット

問題

電話機に割り当てられたスタティック IP アドレスが正しくない可能性があります。

ソリューション

電話機にスタティック IP アドレスが割り当てられている場合は、正しい設定値が入力されていることを確認します。

ネットワーク使用量が多いときの電話機のリセット

問題

ネットワーク使用量が多いときに Cisco Unified IP Phone がリセットされるように思われる場合は、ボイス VLAN が設定されていない可能性があります。

ソリューション

電話機を個別の補助 VLAN に分離することで、音声トラフィックの品質が向上します。

意図的なリセットによる電話機のリセット

問題

Cisco Unified Communications Manager へのアクセス権を持つ管理者が 1 人だけではない場合は、他の管理者が意図的に電話機をリセットしていないかどうかを確認する必要があります。

ソリューション

Cisco Unified IP Phone が Cisco Unified Communications Manager からリセット コマンドを受信したかどうかは、電話機の [アプリケーション(Applications)] を押し、[管理者設定(Admin Settings)] > [ステータス(Status)] > [ネットワーク統計(Network Statistics)] の順に選択することによって確認できます。

  • [リスタートの原因(Restart Cause)] フィールドに [Reset-Reset] が表示される場合、電話機は Cisco Unified Communications Manager の管理ページからリセット/リセットを受信しています。

  • [リスタートの原因(Restart Cause)] フィールドに [Reset-Restart] が表示される場合、電話機は Cisco Unified Communications Manager の管理ページからリセット/リスタートを受信したために切断されました。

DNS エラーまたは他の接続の問題による電話機のリセット

問題

電話機のリセットが続いており、DNS またはその他の接続の問題が疑われます。

ソリューション

電話機が引き続きリセットされる場合は、DNS または接続の問題の特定の手順に従って、DNS またはその他の接続エラーを排除します。

電話機に電源が入らない

問題

電話機に電源が入っているように見えません。

ソリューション

電話機が再起動するのは、ほとんどの場合、外部電源から電源が供給されていたが、その接続が失われて PoE に切り替わったときです。 同様に、PoE を使用して電力が供給されている電話機が外部電源に接続された場合にも、電話機が再起動することがあります。

電話機が LAN に接続できない

問題

LAN への物理的な接続が切断されている可能性があります。

ソリューション

Cisco Unified IP Phone が接続されている先のイーサネット接続が動作していることを確認します。 たとえば、電話機が接続されている先の特定のポートまたはスイッチがダウンしていないか、またスイッチが再起動中でないかどうかを確認します。 また、ケーブルの切断が存在しないことも確認してください。

Cisco IP Phone のセキュリティの問題

ここでは、Cisco IP Phone のセキュリティ機能のトラブルシューティングに関する情報を示します。 これらの問題の任意の解決方法、およびセキュリティに関するトラブルシューティングの詳細情報については、『Cisco Unified Communications Manager Security Guide』を参照してください。

CTL ファイルの問題

ここでは、CTL ファイルの問題のトラブルシューティングについて説明します。

認証エラー。電話機が CTL ファイルを認証できない

問題

デバイスの認証エラーが発生しました。

原因

CTL ファイルに Cisco Unified Communications Manager の証明書がないか、証明書が不正です。

ソリューション

適切な証明書をインストールします。

電話機が CTL ファイルを認証できない

問題

電話機が CTL ファイルを認証できない。

原因

電話機の CTL ファイル内に、更新された CTL ファイルに署名したセキュリティ トークンがありません。

ソリューション

CTL ファイル内のセキュリティ トークンを変更し、新しいファイルを電話機にインストールします。

CTL ファイルは認証されるが、他の設定ファイルが認証されない

問題

電話機が CTL ファイル以外の設定ファイルを認証できません。

原因

不正な TFTP レコードが存在するか、電話機の信頼リストの対応する証明書によって設定ファイルが署名されていない可能性があります。

ソリューション

TFTP レコード、および信頼リストの証明書を確認します。

ITL ファイルは認証されるが、他の設定ファイルが認証されない

問題

電話機が ITL ファイル以外の設定ファイルを認証できません。

原因

設定ファイルは、電話機の信頼リストの対応する証明書によって署名されていない可能性があります。

ソリューション

正しい証明書を使用してコンフィギュレーション ファイルに再署名します。

TFTP 認証が失敗する

問題

電話機が TFTP 認証の失敗を報告する。

原因

CTL ファイルに電話機の TFTP アドレスがありません。

新しい TFTP レコードを含む新しい CTL ファイルを作成した場合は、電話機上の既存の CTL ファイルには新しい TFTP サーバ用のレコードが含まれない可能性があります。

ソリューション

電話機の CTL ファイルの TFTP アドレス設定を確認します。

電話機が登録されない

問題

電話機が Cisco Unified Communications Manager に登録されない。

原因

CTL ファイルに Cisco Unified Communications Manager サーバ用の正しい情報が含まれていません。

ソリューション

CTL ファイル内の Cisco Unified Communications Manager サーバの情報を変更します。

署名付き設定ファイルが要求されない

問題

電話機が、署名付き設定ファイルを要求しない。

原因

CTL ファイルに証明書付きの TFTP エントリが含まれていません。

ソリューション

証明書付きの TFTP エントリを CTL ファイルに設定します。

802.1X 認証の問題

801.1X 認証の問題は、次の表で説明するカテゴリに分けることができます。

表 2 802.1X 認証の問題の特定
次の条件がすべて該当する場合 参照先
  • 電話機が DHCP 割り当ての IP アドレスを取得できない。

  • 電話機が Cisco Unified Communications Manager に登録されない。

  • 電話機のステータスが、[IP を設定中(Configuring IP)] または [登録(Registering)] として表示される。

  • 802.1X 認証ステータスが [保留(Held)] として表示される。

  • [ステータス(Status)] メニューに 802.1x のステータスが [失敗(Failed)] として表示される。

802.1X が電話機で有効だが、電話機が認証されない

  • 電話機が DHCP 割り当ての IP アドレスを取得できない。

  • 電話機が Cisco Unified Communications Manager に登録されない。

  • 電話機のステータスが、[IP を設定中(Configuring IP)] または [登録(Registering)] として表示される。

  • 802.1X 認証ステータスが [無効(Disabled)] として表示される。

  • [ステータス(Status)] メニューに、DHCP ステータスがタイムアウトしたことが表示される。

802.1X が有効になっていない問題

  • 電話機が DHCP 割り当ての IP アドレスを取得できない。

  • 電話機が Cisco Unified Communications Manager に登録されない。

  • 電話機のステータスが、[IP を設定中(Configuring IP)] または [登録(Registering)] として表示される。

  • 802.1X ステータスを確認するための電話機メニューにアクセスできない。

電話機を工場出荷時の状態にリセットすると、802.1X 共有秘密が削除される

802.1X が電話機で有効だが、電話機が認証されない

問題

電話機を認証できません。

原因

このようなエラーは、802.1X 認証が電話機で有効になっていても、電話機を認証できないことを示します。

ソリューション

この問題を解決するには、802.1X および共有秘密設定を確認します。 802.1X 認証の問題の識別を参照してください。

802.1X が有効になっていない問題

問題

電話機に 802.1X が設定されていません。

原因

通常、このようなエラーは、802.1X 認証が電話機で有効になっていないことを示します。

ソリューション

電話機で 802.1X が有効になっていない場合は、802.1X 認証を参照してください。

電話機を工場出荷時の状態にリセットすると、802.1X 共有秘密が削除される

問題

リセット後に、電話機が認証されません。

原因

一般的にこのエラーは、802.1x が有効であったが、電話機が出荷時の状態へのリセット(xref を参照)を実行したことを示します。 工場出荷時の状態にリセットすると、802.1X 認証とネットワーク アクセスに必要な共有秘密が削除されます。 基本的なリセットを参照してください。

ソリューション

この問題を解決するには、802.1X 認証を使用していないネットワーク環境に電話機を一時的に移動します。 電話機が正常に起動した後、802.1X 設定メニューにアクセスしてデバイス認証を有効にし、共有秘密を再入力できます。 詳細については、802.1X 認証を参照してください。

音声とビデオの問題

ここでは、音声とビデオの問題を解決する方法について説明します。

電話機のディスプレイが波打つ

問題

画面上の線が歪んだり波打ったりしたように見えます。

原因

電話機が建物内の一部のタイプの旧式の蛍光灯と干渉を起こしている可能性があります。

ソリューション

電話機を蛍光灯から離れた場所に移動するか、または蛍光灯を取り替えることで問題は解決します。

オーディオはありません。

問題

受信エンドポイントにミュート画像しか表示されない。

ソリューション

[ビデオの自動転送(Auto Transmit Video)] が [オフ(Off)] に設定されていると、カメラはミュート画像を自動的に転送します。 カメラ上部の LED が赤色に点灯すると、ビデオがミュートされていることを示します。 [ビデオの自動転送(Auto Transmit Video)] の設定を [オン(On)] にして相手側でビデオを復元します。

通話路がない

問題

コール中の 1 人以上の通話者に音声が聞こえません。

ソリューション

少なくとも 1 人の通話者がオーディオを受信できない場合、電話機間の IP 接続が確立されていません。 ルータとスイッチの設定をチェックし、IP 接続が正しく設定されていることを確認します。

音声の途切れ

問題

ユーザからコールで音声が途切れるという苦情があります。

原因

ジッターの設定に不一致が存在する可能性があります。

ソリューション

AvgJtr 統計情報と MaxJtr 統計情報を確認します。 これらの統計に大きな差がある場合は、ネットワークのジッターに問題があるか、または周期的にネットワーク アクティビティが高くなっている可能性があります。

コールに関する一般的な問題

次の各項は、コールに関する一般的な問題のトラブルシューティングに役立ちます。

コールを確立できない

問題

ユーザからコールを発信できないことについての苦情があります。

原因

DHCP IP アドレスが割り当てられていない電話機は、Cisco Unified Communications Manager に登録できません。 LCD 画面付きの電話機には、「IP を設定中(Configuring IP)」または「登録(Registering)」というメッセージが表示されます。 LCD 画面のない電話機では、ユーザがコールを発信しようとすると、ハンドセットで(ダイヤル トーンの代わりに)リオーダー音が再生されます。

ソリューション

  1. 次のことを確認してください。

    1. イーサネット ケーブルが接続されている。
    2. Cisco CallManager サービスが Cisco Unified Communications Manager サーバで作動している。
    3. 両方の電話機が同じ Cisco Unified Communications Manager に登録されている。
  2. 両方の電話機で、オーディオ サーバ デバッグとキャプチャ ログが有効になっています。 必要な場合は、Java デバッグを有効にしてください。

電話機が DTMF 番号を認識しない、または番号が遅延する

問題

ユーザから、キーパッドを使用しているときに数字が消えるか、または遅いという苦情があります。

原因

キーを速く押しすぎると、数字が消えたり、遅くなったりすることがあります。

ソリューション

キーをあまり速く押さないでください。

トラブルシューティング手順

これらの手順を使用すると、問題を識別したり、解決したりすることができます。

TFTP 設定の確認

手順
    ステップ 1   [アプリケーション(Applications)] を押し、[管理者設定(Admin Settings)] > [ネットワークのセットアップ(Network Setup)] > [IPv4 設定(IPv4 Setup)] > [TFTP サーバ 1(TFTP Server 1)] を選択して、電話機が使用する TFTP サーバの IP アドレスを判断できます。
    ステップ 2   電話機にスタティック IP アドレスを割り当てている場合は、手動で [TFTP サーバ 1(TFTP Server 1)] オプションに設定値を入力する必要があります。
    ステップ 3   DHCP を使用している場合は、電話機は TFTP サーバのアドレスを DHCP サーバから取得します。 オプション 150 で、IP アドレスが設定されていることを確認します。
    ステップ 4   また、電話機が代替 TFTP サーバを使用できるように設定することもできます。 このような設定は、電話機の場所を最近移動した場合などに特に役立ちます。
    ステップ 5   ローカル DHCP が正しい TFTP アドレスを提供しない場合は、電話機で代替 TFTP サーバが使用できるようにします。

    これは多くの場合、VPN シナリオで必要です。


    DNS または接続の問題の特定

    手順
      ステップ 1   [設定のリセット(Reset Settings)] メニューを使用して、電話機をデフォルト値にリセットします。
      ステップ 2   次の操作を実行して、DHCP および IP の設定を変更します。
      1. DHCP を無効にします。
      2. 電話機にスタティック IP 値を割り当てます。 機能している他の Cisco Unified IP Phone で使用しているものと同じデフォルト ルータの設定を使用します。
      3. TFTP サーバを割り当てます。 機能している他の Cisco Unified IP Phone で使用しているものと同じ TFTP サーバを使用します。
      ステップ 3   Cisco Unified Communications Manager サーバで、正しい IP アドレスにマッピングされている正しい Cisco Unified Communications Manager サーバ名がローカル ホスト ファイルに指定されていることを確認します。
      ステップ 4   Cisco Unified Communications Manager から [システム(System)] > [サーバ(Server)] の順に選択し、サーバが DNS 名ではなく IP アドレスで参照されていることを確認します。
      ステップ 5   Cisco Unified Communications Manager から、[デバイス(Device)] > [電話(Phone)] の順に選択します。 この電話機を検索するには、[検索(Find)] をクリックします。 この Cisco IP Phone に正しい MAC アドレスが割り当てられていることを確認します。
      ステップ 6   電話機の電源をオフ/オンにします。

      関連タスク

      DHCP 設定の確認

      手順
        ステップ 1   Cisco Unified IP Phone で、アプリケーションを押します。
        ステップ 2   [管理者設定(Admin Settings)] > [ネットワークのセットアップ(Network Setup)] > [IPv4のセットアップ(IPv4 Setup)] を選択して、次のオプションを確認します。
        • [DHCP サーバ(DHCP Server)]:電話機にスタティック IP アドレスを割り当てている場合は、[DHCP サーバ(DHCP Server)] オプションに値を入力する必要はありません。 ただし、DHCP サーバを使用している場合は、このオプションに値が指定されている必要があります。 値が見つからない場合は、IP ルーティングおよび VLAN の設定を確認してください。 『Troubleshooting Switch Port and Interface Problems』を参照してください。このマニュアルは、次の URL から入手できます。

          http:/​/​www.cisco.com/​en/​US/​customer/​products/​hw/​switches/​ps708/​prod_​tech_​notes_​list.html

        • [IP アドレス(IP Address)]、[サブネット マスク(Subnet Mask)]、[デフォルト ルータ(Default Router)]:電話機にスタティック IP アドレスを割り当てている場合は、これらのオプションの設定値を手動で入力する必要があります。

        ステップ 3   DHCP を使用している場合は、DHCP サーバによって配布された IP アドレスを確認してください。

        『Understanding and Troubleshooting DHCP in Catalyst Switch or Enterprise Networks』を参照してください。このマニュアルは、次の URL から入手できます。

        http:/​/​www.cisco.com/​en/​US/​tech/​tk648/​tk361/​technologies_​tech_​note09186a00800f0804.shtml


        新しい電話機設定ファイルの作成


        (注)  


        • Cisco Unified Communications Manager データベースから電話機を削除すると、設定ファイルが Cisco Unified Communications Manager TFTP サーバから削除されます。 電話機の電話番号(1 つまたは複数)は、Cisco Unified Communications Manager データベースに残ります。 これらは、「未定義の DN」と呼ばれ、他のデバイスで使用できます。 未定義の DN を他のデバイスで使用しない場合は、Cisco Unified Communications Manager データベースから削除します。 ルート プラン レポートを使用すると、未定義の DN を表示および削除できます。 詳細については、『Cisco Unified Communications Manager Administration Guide』を参照してください。
        • 電話ボタン テンプレートのボタンを変更したり、異なる電話ボタン テンプレートを電話機に割り当てたりすると、電話機から電話番号にアクセスできなくなることがあります。 Cisco Unified Communications Manager データベースでは、引き続き電話番号が電話機に割り当てられていますが、コールに応答するためのボタンがないためです。 これらの電話番号は、電話機から消去し、必要に応じて削除してください。

        新しい設定ファイルを作成するには、次の手順を実行します。

        手順
          ステップ 1   Cisco Unified Communications Manager で、 [デバイス(Device)] > [電話(Phone)] を選択し、[検索(Find)] をクリックして、問題が発生している電話機を特定します。
          ステップ 2   [削除(Delete)] を選択して、電話機を Cisco Unified Communications Manager データベースから削除します。
          (注)     

          Cisco Unified Communications Manager データベースから電話機を削除すると、設定ファイルが Cisco Unified Communications Manager TFTP サーバから削除されます。 電話機の電話番号(1 つまたは複数)は、Cisco Unified Communications Manager データベースに残ります。 これらは、「未定義の DN」と呼ばれ、他のデバイスで使用できます。 未定義の DN を他のデバイスで使用しない場合は、Cisco Unified Communications Manager データベースから削除します。 ルート プラン レポートを使用すると、未定義の DN を表示および削除できます。 詳細については、『Cisco Unified Communications Manager Administration Guide』を参照してください。

          ステップ 3   電話機を Cisco Unified Communications Manager データベースに追加し直します。
          ステップ 4   電話機の電源をオフ/オンにします。

          802.1X 認証の問題の識別

          手順
            ステップ 1   必要なコンポーネントが正しく設定されていることを確認します。
            ステップ 2   電話機で共有秘密が設定されていることを確認します。
            • 共有秘密が設定されている場合は、認証サーバにそれと同じ共有秘密があることを確認します。

            • 電話機に共有秘密が設定されていない場合は、共有秘密を入力し、認証サーバの共有秘密と一致することを確認します。


            関連資料

            DNS 設定の確認

            DNS 設定を確認するには、次の手順を実行します。

            手順
              ステップ 1   [アプリケーション(Applications)] を押します。
              ステップ 2   [管理者設定(Administrator Settings)] > [ネットワークのセットアップ(Network Setup)] > [IPv4のセットアップ(IPv4 Setup)] > [DNS サーバ 1(DNS Server 1)] を選択します。
              ステップ 3   また、DNS サーバに、TFTP サーバと Cisco Unified Communications Manager システムの CNAME エントリが作成されていることを確認する必要もあります。

              また、DNS が逆ルックアップを実行するように設定されていることも確認する必要があります。


              サービスの開始


              (注)  


              サービスを開始または停止するには、事前にサービスをアクティブにする必要があります。


              サービスを開始するには、次の手順を実行します。

              手順
                ステップ 1   Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、[ナビゲーション(Navigation)] ドロップダウン リストから [Cisco Unified サービスアビリティ(Cisco Unified Serviceability)] を選択し、[移動(Go)] をクリックします。
                ステップ 2   [ツール(Tools)] > [コントロール センター - 機能サービス(Control Center - Feature Services)] の順に選択します。
                ステップ 3   [サーバ(Server)] ドロップダウン リストで、プライマリの Cisco Unified Communications Manager サーバを選択します。

                ウィンドウに、選択したサーバのサービス名、サービスのステータス、およびサービスを停止または開始するためのサービス コントロール パネルが表示されます。

                ステップ 4   サービスが停止している場合は、対応するオプション ボタンをクリックし、[開始(Start)] ボタンをクリックします。

                [サービス状況(Service Status)] 記号が四角形から矢印に変わります。


                デバッグ メニュー使用によるトラブルシューティング

                電話機の、[管理者設定(Admin Settings)] > [電話のデバッグ(Debug Phone)] メニューによって、電話機の問題をトラブルシューティングすることができます。


                (注)  


                デバッグ レベルが [デバッグ(Debug)] に設定されると、収集する情報量により、電話機のサービスが低下する場合があります。 必要最小限の時間に限り、このレベルを使用してください。


                電話機をデバッグするには、電話機の PC ポートにコンピュータを接続し、デバッグ プログラムを開始します。 コンピュータにはデバッグ プログラムがすでにインストールされている必要があります。 デバッグ設定を変更すると、電話機はコンピュータのデバッグ プログラムにデバッグ情報を送信します。

                デバッグ プログラムに関する詳細については、Cisco TAC に連絡してください。

                または SSH(有効である場合)を使用して電話機に接続することにより、デバッグ情報を表示できます。 電話機の Web ページからは限定的なデバッグ情報を入手できます。その情報量は、電話機で使用可能なフラッシュ メモリの量によって制限されます。

                デバッグ設定は、電話機を再起動、リセット、または電源を再投入しても保持されます。 デバッグ設定は、電話機が出荷時の初期状態に復元されるか、[設定のリセット(Reset Settings)] > [すべて(All)] が選択された場合にリセットされます。

                はじめる前に
                • 電話デバッグ プログラムがインストールされたコンピュータ。

                • Cisco Unified Communications Manager の [設定アクセス(Settings Access)] パラメータが [有効(Enabled)](デフォルト)に設定されている必要があります。

                • Cisco Unified Communications Manager の [ログ表示(Display Logging)] パラメータが [PC制御(PC Controlled)](デフォルト)または [有効(Enabled)] に設定されている必要があります。

                  • PC 制御とは、デバッグ プログラムがコンピュータでアクティブであり、コンピュータが電話機の PC ポートに接続されている場合に限り、電話機がログを送信することを意味します。

                  • 有効であるとは、ログが PC ポートに常に送信されることを意味します。

                手順
                  ステップ 1   次の方法のいずれかを使用して、デバッグ情報にアクセスします。
                  • 問題が発生している電話機の PC ポートにコンピュータを接続します。 デバッグ プログラムを起動します。

                  • SSH(有効である場合)を使用して電話機に接続し、デバッグ情報を表示します。

                  • 電話機の Web ページを参照します。 Web ページの情報量は、電話機で使用可能なフラッシュ メモリの容量に制限されていることに注意してください。

                  ステップ 2   問題が発生している電話機で、[管理者設定(Admin Settings)] > [電話のデバッグ(Debug Phone)] を選択します。
                  ステップ 3   次のいずれかのエントリを選択します。
                  • ユーザ インターフェイスの問題をトラブルシュートするための [MMI]

                  • ネットワークの問題をトラブルシュートするための [ネットワーク(Network)]

                  • 電話機のコールの問題をトラブルシュートするための [通話制御(CallControl)]

                  • 通信の問題をトラブルシュートするための [シグナリング(Signaling)]

                  • セキュリティの問題をトラブルシュートするための [セキュリティ(Security)]

                  ステップ 4   次のいずれかのデバッグ レベルを選択します。
                  • エラー メッセージのみをログに記録する [エラー(Errors)]。 この設定は、電話機のデフォルトです。

                  • エラー メッセージと警告メッセージをログに記録する [警告(Warnings)]

                  • エラー メッセージと警告メッセージとともに、トラブルシューティングを支援するその他の詳細情報をログに記録する [詳細(Details)]

                  • エラー メッセージと警告メッセージを含む大量の情報を作成する [デバッグ(Debug)]

                  ステップ 5   問題を電話機で再現します。
                  ステップ 6   電話機の問題を再現したら、[管理者設定(Admin Settings)] > [電話のデバッグ(Debug Phone)] に移動し、デバッグ レベルを [エラー(Errors)] に設定します。
                  ステップ 7   コンピュータで検出されたデバッグ情報を使用して、問題を診断します。 検出された情報の使用に関しては、デバッグ プログラムのマニュアルを参照してください。

                  その他のトラブルシューティング情報

                  電話機のトラブルシューティングに関する詳細については、次の Cisco Web サイトにアクセスして、目的の電話機モデルに移動してください。

                  http:/​/​www.cisco.com/​cisco/​web/​psa/​troubleshoot.html