Cisco ICM/IP Contact Center Enterprise Edition Webview インストレーション アドミニストレーション ガイド Release 6.0(0)
WebView データベース
WebView データベース
発行日;2012/06/11 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

WebView データベース

WebView データベースとは

保存済みレポートの WebView データベースへの移行

1 つの WebView データベースの複数のサーバへのインストール

複数の WebView データベースのインストール

WebView データベースと ICM データベース

すべての WebView データベース テーブル

WebViewVersion テーブル

印刷ジョブ テーブル

レポート テーブル

ユーザのお気に入りテーブル

データ型

制約/インデックス

WebView データベースとは

WebView が ICM AW サーバ上にインストールされると、Microsoft SQL テーブルで構成された WebView データベースがそのサーバ上に作成されます。WebView データベースは、保存済みレポート、お気に入り、およびスケジュールされたレポート ジョブを保存およびトラッキングするために使用されます。

レポート定義を保存すると、レポートの生成に使用するテンプレート名、レポート項目、および日時の範囲が WebView データベースに保存されます。

レポートをお気に入りとしてマークすると、そのユーザ設定はレポートとともに WebView データベース内に保存されます。

レポート ジョブをスケジュールした場合、そのレポート スケジュールはそのパラメータとともに WebView データベースに保存されます。ジョブを 1 回実行するようにスケジュールしている場合は、そのジョブは実行後にデータベースから削除されます。繰り返し実行するジョブをスケジュールしている場合、そのジョブは、WebView 内で削除されるまでデータベース内に残り、指定した日時毎に実行されます。


) WebView では、WebView データベースに保管されている保存済みレポートだけがアクセスおよび使用可能です。


保存済みレポートの WebView データベースへの移行

WebView 5.0 以降では、保存済みレポートを保持するために WebView データベースを使用します。

WebView 5.0 より前の WebView システムからアップグレードする場合、WebView のインストール中に、ほとんどの保存済みレポート ファイルは WebView データベースに自動的に移行されます。ただし、次の 2 つの例外があります。

使用したテンプレートが別のレポーティング カテゴリのテンプレートに置き換えられた場合、元のテンプレートを使用して作成された保存済みレポートはデータベースに移行されません。

使用したテンプレートが削除されて代わりのテンプレートが用意されなかった場合、元のテンプレートを使用して作成された保存済みレポートはデータベースに移行されません。

1 つの WebView データベースの複数のサーバへのインストール

複数の WebView サーバで同じ履歴データベースを参照する場合は、その他のサーバで ICM セットアップを実行して WebView をセットアップするときに、すべてのサーバで使用する WebView データベースの名前と場所を指定できます。

このようにして、異なる場所にいるユーザが、同じレポート(特に共有レポート)、お気に入りのレポート リスト、およびレポート スケジュールにアクセスすることができます。

複数の WebView データベースのインストール

WebView データベースは、複数の WebView サーバにインストールできます。各 WebView データベースは、同じ ICM データベースを参照します。これは、バックアップ WebView データベースを作成するときにも行えます。


) 次に示すのは、2 番目の WebView データベースを作成する手順です。ただし、複数の WebView データベースを作成できますが、ICM(または WebView)は自動的には WebView データベースと同期しないことに注意してください。

データベースは手動で同期させる必要があります。これを行うには、レポート テンプレート、お気に入り、およびスケジュールのすべてを 2 番目のデータベース内に再作成し、その後は最初のデータベースで変更を行ったときに 2 番目のデータベースに変更を加えるか、自動的にデータベースを同期させるプログラムを SQL で作成します。


2 番目の WebView データベースを 2 番目のサーバに作成するには、『Cisco ICM Software WebView Installation Guide』にある WebView のインストール手順に従ってください。ただし、WebView データベース オプションを選択するときは、該当するダイアログボックスで 2 番目のサーバの名前とその場所を入力してください。

2 番目の(またはバックアップ)WebView データベースを作成するには


ステップ 1 WebView を 2 番目の ICM AW にインストールするか、すでに 2 番目の AW に WebView をインストールしている場合は、その AW で ICM セットアップ を実行します。

ステップ 2 [Setup]ダイアログボックスの[Instance Components]セクションで、[AW]と[Edit]を選択します。

ステップ 3 [Real-time Distributor Node Properties]ダイアログボックスで[WebViewレポーティング]を選択します。

ステップ 4 [WebView database host name]テキスト ボックスに、2 番目の AW の名前を入力します。これは、2 番目の WebView データベースを作成するコンピュータの名前です。

ステップ 5 [次へ]をクリックしてセットアップを続行します。このサーバにすでに WebView をインストールしている場合は、インストールが完了するまで[次へ]をクリックし続けてください。

ステップ 6 インストールが完了して[Cisco ICM Setup]ダイアログボックスにメッセージが表示されれば、セットアップを終了できます。

ステップ 7 2 番目の AW で WebView を実行し、最初の AW にあるすべてのレポート、お気に入り、およびスケジュールを手動で再作成します(両方の AW を同一にする必要がある場合)。


) WebView は、2 つのデータベースを同期させません。2 番目の AW 上に WebView データベースを再作成した後で、最初の AW 上の WebView データベースに対して変更を行った場合、2 番目の AW にも手動でその変更を行う必要があります。


自動的に 2 つの WebView データベースを同期させるには、SQL スクリプトを作成する必要があります。


 

WebView データベースと ICM データベース

次の 2 つの図は、コンタクト センターにおける ICM データベースと WebView データベースの構成方法を示しています。

図 B-1 1 つの WebView データベースを使用する 2 つの WebView AW

 

図 B-1 では次のように構成されています。

両方の WebView AW が 1 つの WebView データベースを共有しています。

各 AW には、ICM セントラル コントローラから更新される個別のリアルタイム データベースがあります。

両方の AW が、1 つのデータベース(ICM HDS)から履歴データを取得します。

図 B-2 それぞれ 1 つの WebView データベースを使用する 2 つの WebView AW

 

図 B-2 では次のように構成されています。

各 WebView AW には、それぞれの WebView データベースがあります。これらを自動的に同期させることはできません。一方を変更した場合、両者を同期させるには、他方も手動で変更する必要があります。

各 AW には、ICM セントラル コントローラから更新される個別のリアルタイム データベースがあります。

両方の AW が、1 つのデータベース(ICM HDS)から履歴データを取得します。

すべての WebView データベース テーブル

ICM 6.0 の WebView データベースは、次の 4 つのデータベース テーブルから構成されています。これらのテーブルは、データベースの構造を説明しています。

「WebViewVersion テーブル」

「印刷ジョブ テーブル」

「レポート テーブル」

「ユーザのお気に入りテーブル」

WebViewVersion テーブル

WebView ソフトウェアによって、WebView データベースのバージョン チェックに使用されます。データベースの現在のスキーマとスキーマの履歴が記録されています。


) 複合プライマリ キー(WebViewVersion, LastUpdateDate)には、顧客がアップグレード スクリプトを実行または再実行するたびにイベント履歴が記録されます。


 

表 B-1 WebViewVersion テーブル

フィールド名
データ型
NULL の許可
説明

WebViewVersion

Real

不可

プライマリ キー

WebView データベースのバージョン。

LastUpdateDate

DateTime

不可

プライマリ キー

データベースが最後に作成または更新された日時。

印刷ジョブ テーブル

スケジュールされた印刷ジョブにつき 1 つのレコードを含んでいます。

WebView のジョブのスケジュール Web ページを使用して、印刷ジョブの追加、更新、および削除を行います。

 

表 B-2 印刷ジョブ テーブル

フィールド名
説明
NULL の許可

JobTrackID

印刷ジョブをトラッキングするための固有の ID。

プライマリ キー

char(50)

不可

Frequency

印刷ジョブの実行回数。

char(1)

不可

TokenValue

ジョブ ID の値から生成された乱数。

char(260)

不可

JobTime

印刷ジョブを実行する時刻。

char(260)

不可

Command

印刷ジョブをスケジュールするコマンドライン文字列。

char(1000)

不可

ReportID

印刷するレポートを識別する固有の ID。

int

不可

DayDates

レポートを印刷する曜日と日付。

char(1000)

ClientJobID

印刷ジョブが作成される WebView クライアント コンピュータ上でのジョブの ID 番号。

int

ClientHost

印刷ジョブの印刷元である WebView ホスト コンピュータの名前。

char(260)

PrintCount

印刷ジョブの数。

int

不可

ServerPrint

ジョブの印刷元であるサーバ。

int

不可

Printer

印刷ジョブを実行するよう選択されているプリンタの名前。

char(260)

FileLocation

印刷するファイルの場所。

char(260)

SaveFileName

印刷ジョブのファイル名。

char(260)

OwnerIDint

印刷ジョブの作成者。

int

Instance

印刷ジョブを作成する ICM インスタンス。

char(260)

不可

ClientIP

印刷ジョブを作成するコンピュータの IP アドレス。

char(16)

FileFormat

印刷するレポートの形式。例:HTML、PDF、XLS。

char(10)

PrinterPort

印刷ジョブ用に選択されたプリンタを接続するポート番号。

char(10)

PrinterDriver

印刷ジョブを実行するよう選択されているプリンタのプリント ドライバ。

char(260)

PrinterName

印刷ジョブを実行中のプリンタの名前。

char(260)

PrintLocation

印刷ジョブ用に選択されているプリンタの場所。

char(260)

PDF_Is_Portrait

レポートを PDF 形式で印刷する際の向きを指定する属性。

bit

PDF_PaperSize

レポートを PDF 形式で印刷する際の用紙サイズを指定する属性。

smallInt

FileNameAppendDate

新しいファイル名(ファイル名 + レポート作成日)を生成するか、デフォルト名を使用するかを指定する、レポートの保存時に必要となる属性。

デフォルトは 0

bit

レポート テーブル

保存済みレポートにつき 1 つのレコードを含んでいます。

WebView のレポーティング Web ページを使用して、レポートの保存、更新、および削除を行います。

 

表 B-3 レポート テーブル

フィールド名
説明
NULL の許可

ReportID

保存済みレポートの固有の ID。

プライマリ キー

int
Identity (1, 1)

不可

Instance

レポート データを作成する ICM インスタンス。

char(10)

不可

OwnerID

レポートを保存したユーザの固有の ID。

int

不可

CustomerID

レポート作成者が属している会社の固有の ID。

int

Name

保存済みレポートの名前。

char(260)

不可

説明

ユーザが入力するレポートの任意の説明。

text

isPublic

共有レポートと個人レポートのいずれであるか。

bit

不可

isRealTime

リアルタイム レポートと履歴レポートのいずれであるか。

bit

不可

Category

レポート カテゴリ。

char(260)

不可

Type

テーブルまたはグラフ。

char(1)

不可

Template

レポートの作成元テンプレートの名前。

char(260)

不可

ItemsSelected

レポート内で選択されたレポート対象の項目。

text

不可

StartDateTime

レポート内で選択されている場合、レポート データの開始日時。

datetime

EndDateTime

レポート内で選択されている場合、レポート データの終了日時。

datetime

RelativeDateType

レポート内で選択されている場合、レポートの実行日を基準とした、レポート データの相対日時範囲(今日、来週など)。

SmallInt

DrillDownTemplate

親レポート コンポーネントに割り当てられたレポート テンプレートの名前。ドリルダウン レポートには、親レポート データのフィルタ処理されたバージョンが表示されます。

char(260)

DrillDownCategory

ドリルダウン テンプレートのカテゴリ。

char(260)

Thresholds

レポート内で設定されているしきい値またはしきい値のリスト。

text

RefreshRate

リアルタイム レポートの更新間隔(秒単位)。

int

Scale

レポートを表示する大きさを指定する属性(% 単位)。

デフォルトは 100

smallInt

ユーザのお気に入りテーブル

ユーザのお気に入りのレポートにつき 1 つのレコードを含んでいます。

WebView のお気に入りページを使用して、レポート プリファレンスを追加、更新、および削除します。

 

表 B-4 ユーザのお気に入りテーブル

フィールド名
説明
NULL の許可

OwnerID

レポートをお気に入りとして指定したユーザの固有の ID。

プライマリ キー

int

不可

ReportID

保存済みレポートの固有の ID。

プライマリ キー

int

不可

データ型

ICM ソフトウェア データベースでは、次のデータ型が使用されます。

 

表 B-5 ICM データベースのデータ型

データ型
説明

char(n)

最大で n 文字まで保持します。ストレージ サイズは(実データによってではなく) n によって決まります。

datetime

秒単位まで正確な日時。2 つの 4 バイト整数(合計 8 バイト)として保存されます(1900 年 1 月 1 日までの日数またはこの日以降の日数と、午前 0 時以降の秒数)。

float

15 桁の精度の 8 バイト浮動小数値を保持します。

image

最大で 2,147,483,647 バイトまでのバイナリ データを保持します。ストレージ サイズはデータ長によって決まります。

int

-2,147,483,648 ~ 2,147,483,647 の範囲の 4 バイト整数値を保持します。

real

7 桁の精度の 4 バイト浮動小数値を保持します。

smalldatetime

分単位まで正確な日時。2 つの 2 バイト整数(合計 4 バイト)として保存されます(1900 年 1 月 1 日までの日数またはこの日以降の日数と、午前 0 時以降の分)。

smallint

-32,768 ~ 32,767 の範囲の 2 バイト整数値を保持します。

tinyint

0 ~ 255 の範囲の 1 バイト整数値を保持します。

varbinary(n)

最大で n バイトまでのバイナリ データを保持します。ストレージ サイズはデータ長によって決まります。

varchar(n)

最大で n 文字まで保持します。ストレージ サイズはデータ長によって決まります。

制約/インデックス

制約/インデックス データベース テーブル ヘッダー は、テーブル カラムがインデックス キー値の一部になっているかどうかを示します。

各カラムは、複数のインデックスの一部になっていることがあります。各インデックスは、1 つまたは複数のキー フィールドで構成されます。データベースでは、次の 3 つのタイプのキーが認識されます。

PK:プライマリ キー 。テーブル内の行の固有の識別子。行にアクセスするために最もよく使用されるキーです。

AK:代替キー 。行を識別する別の固有キー。

IE:反転キー 。行内の非固有キー。

FK:外部キー 。そのテーブルの参照に使用できる別のテーブルのキーのコピー。

代替キーと反転キーは、各テーブル内で連続する番号が付けられます。2 つ以上のフィールドで同じ指定(たとえば IE1)がされている場合、これらのフィールドの組み合せが 1 つのキーになります。

すべての非キー フィールドには、特に指定されていない限り NULL 値を指定できます。キー フィールドは(NULL 値が許可されているので)、常に NULL または NOT NULL に指定されます。