Cisco MediaSense ユーザ ガイド リリース 10.0(1)
MediaSense のインストールまたはアップグレード
MediaSense のインストールまたはアップグレード

目次

MediaSense のインストールまたはアップグレード

この章では、MediaSense のインストールおよびアップグレードについて説明します。

MediaSense のインストール

この項では、MediaSense と Cisco Unified Communications Operating System(Unified OS)をインストールする方法について説明します。 1 つのプログラムによって両方をインストールします。

インストール前の作業とツール

開始する前に、シスコがサポートするハードウェアとソフトウェアを使用していることを確認します。 サポートされるハードウェアとソフトウェアの一覧については、『Cisco MediaSense Solution Reference Network Design Guide』を参照してください。このマニュアルは、http:/​/​www.cisco.com/​en/​US/​products/​ps11389/​products_​implementation_​design_​guides_​list.html から入手できます。

インストールおよびコンフィギュレーション用ワークシート

クラスタ内のすべてのノードまたはサーバ用に、このワークシートのコピーを 1 つ作成します。 インストールおよびセットアップ ウィザードによって各サーバに入力が求められるネットワーク、パスワード、およびその他の情報を記録します。 すべての情報を記録する必要はありません。システムおよびネットワーク コンフィギュレーションに関連する情報のみ記録してください。

後で参照できるように、完成したワークシートを安全な場所に保存してください。

インストール データ

入力する値

注記

プラットフォーム管理者情報

ユーザ名:

パスワード:

Unified Communications Operating System Administration および Cisco Unified Serviceability へのサインインに使用する情報。

MediaSense アプリケーション管理者情報

ユーザ名:

パスワード:

MediaSense 管理およびサービスアビリティへのサインインに使用する情報。

次の CLI コマンドを使用して、インストール後にエントリを変更できます。

utils reset_application_ui_administrator_name

utils reset_application_ui_administrator_password

MediaSense クラスタの配置に関する情報

プライマリ サーバの IP アドレス:

セカンダリ サーバの IP アドレス:

拡張サーバの IP アドレス:

 

ネットワークの MTU サイズ(バイト単位)。

この設定は、クラスタ内のすべてのサーバで同じにする必要があります。

MTU サイズ:

ネットワークの MTU 設定が不明の場合は、デフォルト値(1500 バイト)を使用してください。

スタティック ネットワーク コンフィギュレーション

IP アドレス:

IP マスク:

ゲートウェイ:

 

DNS クライアント コンフィギュレーション

プライマリ DNS

セカンダリ DNS(任意):

ドメイン:

クラスタ コンフィギュレーションに対してホスト名を使用する場合は、この情報を入力します。

インストール後、サーバのホスト名は変更できません。

DNS をイネーブルにする場合、順方向および逆方向の両方のルックアップ情報を設定する必要があります。

ネットワーク タイム プロトコル(NTP)または最初のサーバのハードウェア クロック設定。

最初のサーバの時間への MediaSense 配置内の他のサーバに対して NTP を設定します。

NTP サーバのホスト名または IP アドレス:

少なくとも 1 台の有効かつ到達可能な NTP サーバを指定する必要があります。

MediaSense 配置内のすべてのサーバに対して同じセキュリティ パスワードを入力します。

セキュリティ パスワード:

このパスワードは、6 文字以上の英数字にする必要があります。 ハイフンおよび下線を使用できますが、先頭は英数字にする必要があります。

インストール後、CLI コマンド set password security を使用してエントリを変更できます。

ユーザ介入なしの新規インストール用のアンサー ファイル

アンサー ファイルと呼ばれるプラットフォーム コンフィギュレーション ファイルを使用して、MediaSense のユーザ介入なしの新規インストールを実行できます。 アンサー ファイルは、Cisco Unified Communications Answer File Generator と呼ばれる Web ベースのアプリケーションを使用して作成されます。

Answer File Generator は、データ エントリの構文を同時に検証し、データを保存し、プラットフォーム コンフィギュレーション ファイルを生成します。

アンサー ファイルを使用して、メモリ スティックまたはディスク上に MediaSense の仮想イメージを作成し、マウントします。 このイメージを使用して、クラスタ内のプライマリ ノード、セカンダリ ノード、または拡張ノードでのユーザ介入なしのインストールを実行します。 インストールのアップグレードに使用することはできません。

アンサー ファイルを作成するには、アンサー ファイル生成 Web サイトにアクセスします。

詳細については、「How to Use the AFG with the Virtual Floppy Drive」を参照してください。

インストール ウィザードの操作


(注)  


インストールを無人のままにした場合、モニタ画面の表示が消える場合があります。 画面が消えた場合は次の手順を実行します。
  • Escape キーを押して、現在の画面を再表示し、インストールを続行します。
  • Space キーを押さないでください。このアクションは、現在の画面からデフォルト オプションを選択し、次の画面に移動します。

次の表に、インストール中に特定のキーを押した場合、システムが実行するアクションを示します。

作業

使用するキー

次のフィールドへ移動する

タブ

前のフィールドへ移動する

Alt+Tab

オプションを選択する

Space バーまたは Enter

リストを上下にスクロールする

上下矢印キー

前のウィンドウに戻る

Space バーまたは Enter を押し、[Back] を選択(使用可能な場合)

ウィンドウのヘルプを表示する

Space バーまたは Enter

インストール プロセス

インストール プロセスは、DVD ディスクの指定されたメディアから MediaSense アプリケーションと Unified Communications Operating System(Unified OS)を導入します。

MediaSense をインストールする前に、仮想マシン(VM)のすべての要件に対応する必要があります。

シスコは、ユーザが VMware ツール セットを理解し、以下のタスクが完了していることを想定しています。

  • DVD ドライブが VM ホストの DVD デバイス(DVD ディスクが挿入された物理 DVD ドライブ)にマウントされ、マッピングされているか、または DVD ドライブがデータストアの ISO ファイルにマップされていること。
  • このインストールの準備として VM サーバに電源が供給されていること。
  • Unified Communications Virtualization Web サイト(http:/​/​cisco.com/​go/​uc-virtualized)にリストされた VM 要件をすべて満たしていること。

インストール ディスクから MediaSense をインストールし、1 枚の DVD を挿入して設定できます。 ディスクには Unified OS と MediaSense インストーラが含まれています。 このインストーラを実行すると、Unified OS と MediaSense が同時にインストールされます。

MediaSense のインストールは、次の 2 つのプロセスで構成されます。

  1. MediaSense と Unified OS をインストールします。
  2. プライマリ サーバをセットアップします。

(注)  


セカンダリ サーバまたは拡張サーバをインストールする前に、プライマリ サーバを実行し、セカンダリ サーバと拡張サーバに関する情報を使用して設定する必要があります。

MediaSense と Unified OS のインストール

  • サポートされる VM テンプレート オプションのいずれかを使用して完全な設定を計画します。 計画がサポートされた VM テンプレート オプションのいずれかに一致しない場合、MediaSense はデフォルトでサポートされていないモードになり、使用可能な録音リソースの数が制限されます。 シスコは、サポートされていないモードで動作するシステムに対してテクニカル サポートを提供しません。 すべての仮想マシンの要件を確認するには、Unified Communications Virtualization Web サイト(http:/​/​cisco.com/​go/​uc-virtualized)を参照してください。
  • プライマリ サーバとセカンダリ サーバを割り当てます。 プライマリ サーバのインストール プロセスは、他のすべてのサーバのプロセスと異なります。 プライマリ サーバとセカンダリ サーバを割り当てた後で、その割り当ては変更できません。
  • BIOS のブート順序の先頭に CD/DVD デバイスを配置します。
  • 無人インストールを実行する場合は、仮想イメージ上でコンフィギュレーション ファイルを提供します。

注意    


MediaSense ノードを Unified CM クラスタに追加したときに、無効または不正な IP アドレスを入力した場合、インストールは失敗する可能性があります。 インストールを再開する前に IP アドレス修正する方法の詳細については、http:/​/​docwiki.cisco.com/​wiki/​Troubleshooting_​Tips_​for_​Cisco_​MediaSense を参照してください。



注意    


インストール中に重大なエラーが発生した場合、インストーラによってログ ファイルの収集が求められます。 このノードのインストールを再起動する必要がある場合があります。 詳細については、「How to Dump Install Logs to the Serial Port of the Virtual Machine」を参照してください。


手順
    ステップ 1   無人インストール用のコンフィギュレーション ファイルを使用する場合は、仮想イメージ上に存在し、イメージがデータストア上に存在し、マウントされていることを確認します。 詳細については、http:/​/​docwiki.cisco.com/​wiki/​How_​to_​Use_​the_​AFG_​with_​the_​Virtual_​Floppy_​Driveを参照してください。
    ステップ 2   MediaSense インストール ディスクを使用する場合は、ホスト上で物理 DVD デバイスが見えるように仮想マシンを設定します。 [DVD Found] ウィンドウが表示されるまで待機します。
    ステップ 3   メディア チェックを実行するように求めるプロンプトが表示されます。 メディア チェックは、インストール ディスクの整合性を確認します。 ディスクが以前にメディア チェックに合格している場合、このステップを省略します。

    メディア チェックを実行するには、[Yes] を選択します。 メディア チェックを省略するには、[No] を選択してステップ 4 に進みます。

    (注)      メディア チェック中、[Media Check Result] ウィンドウに経過表示バーが表示されます。 サーバの設定によっては、メディア チェックを完了するのに最大 1 時間かかる場合があります。
    1. [Media Check Result] ウィンドウに [PASS] と表示されたら、[OK] をクリックして続行します。
    2. メディア チェックに失敗すると、DVD が排出され、インストールが終了します。 この時点での次のステップは、サービス レベル契約によって異なります。 次の作業を実行できます。
      • 直接シスコから別のインストール ディスクを入手します。
      • サービス プロバイダにお問い合わせて、サポートを受けます。
    [Cisco Unified Communications Product Deployment Selection] 画面が表示されます。
    ステップ 4   [Cisco Unified Communications Product Deployment Selection] 画面で [OK] をクリックして続行します。

    インストールが開始されます。

    ステップ 5   [Proceed with Install] 画面に表示される情報に同意する場合は [Yes] を選択します。 [No] を選択すると、インストールがキャンセルされます。

    ハード ドライブ上の MediaSense の既存バージョンとディスクで使用可能なバージョンが画面に表示されます。 MediaSense の初回のインストレーションでは、ハード ドライブ上のバージョンは NONE と表示されます。

    無人インストールを実行する場合で、この手順のステップ 1 に指定された設定情報が用意されている場合は、[Proceed with install] 画面で [Yes] を選択します。 設定情報に不一致がない場合、インストーラからこれ以上質問が行われることはありません。 インストール プロセスが完了したら、インストール後の作業に記載されたタスクを実行します。

    ステップ 1 の設定情報が用意されていない場合に [Proceed with Install] 画面で [Yes] を選択する場合は、次のステップに進み、インストールを続行します。

    ステップ 6   [Platform Installation Wizard] 画面で [Proceed] を選択します。

    ソフトウェアのインストールが開始されます。

    (注)     

    インストール プロセス中、キーを押すように求めるいくつかのシステム メッセージが表示されます。 キーを押さないでください。

    ステップ 7   VM によって DVD を排出するよう求められたら、DVD を取り出し、トレイを閉じます。
    ステップ 8   [Basic Install] 画面で、[Continue] をクリックします。

    [Setup Configuration] ウィザードが起動し、MediaSense の配置に関連するオプションを含む一連の画面が表示されます。

    ステップ 9   [Time Zone Configuration] 画面で、上下矢印を使用してサーバのロケーションに対応するタイム ゾーンを選択します。 [OK] をクリックします。
    注意       

    不正にタイム ゾーンを設定すると、システムの動作に悪影響を及ぼす場合があります。

    ステップ 10   [Auto Negotiation Configuration] 画面で [Continue] を選択します。
    ステップ 11   [MTU Configuration] 画面で、[No] を選択し、デフォルト設定(1500)を保持します。

    MTU は、このホストがネットワーク上で転送する最大パケット(バイト単位)です。 ネットワークの MTU 設定が不明の場合は、デフォルト設定を使用してください。 デフォルト設定を使用しない場合は、ネットワーク管理者に問い合わせ、配置に必要な設定を確認してください。

    注意       

    MTU サイズを正しく設定しないと、ネットワークのパフォーマンスが低下する可能性があります。

    ステップ 12   [Static Network Configuration] 画面で、IP アドレスIP マスクゲートウェイ(GW)アドレスの値を入力します。 [OK] をクリックします。
    ステップ 13   [DNS Client Configuration] 画面で、[Yes] を選択します。
    (注)     
    • DNS をイネーブルにする場合、ホスト名を使用してノードを設定できます。 インストールの完了後、ホスト名は変更できません。
    • DNS をディセーブルにする場合、ノードを設定するには IP アドレスを使用する必要があります。

    DNS をイネーブルにする場合、プライマリ DNSドメインの値を入力する必要があります。 オプション値には、セカンダリ DNS が含まれます。

    (注)     

    DNS をイネーブルにする場合、DNS サーバの順方向および逆方向のルックアップ情報の両方を設定する必要があります。 この情報を設定しないと、ネットワーク チェックでインストールに失敗します。

    ステップ 14   [Administrator Login Configuration] 画面で、この配置の Unified OS(プラットフォーム)管理者の管理者 ID を入力します。 この管理者のパスワードを入力して確認します。 [OK] を選択します。
    ステップ 15   [Certificate Information] 画面で、組織、単位、場所、都道府県、国の値を入力します。 [OK] をクリックします。
    ステップ 16   次のステップは、最初の(プライマリ)サーバを設定するか、セカンダリまたは拡張サーバを設定するかによって異なります。

    この MediaSense 配置の最初の(プライマリ)サーバを設定する場合は、[First Node Configuration] 画面で [Yes] を選択します。

    注意        プライマリ サーバをインストール後、この配置に対するプライマリ サーバの割り当ては変更できません
    1. [Complete the Network Time Protocol Client Configuration] 画面で、NTP サーバを入力し、[OK] をクリックします。

      MediaSense 配置の最初の(プライマリ)サーバは、ユーザが定義する外部 Network Time Protocol(NTP)サーバから時刻を取得できます。 NTP またはハードウェア クロック設定は、最初のノードにのみ設定されます。 クラスタ内の他のサーバの時刻は、最初のサーバの時刻に自動的に同期します。

      (注)      少なくとも 1 台の有効かつ到達可能な NTP サーバを指定する必要があります。
    2. [Security Configuration] 画面で、セキュリティ パスワードを入力します。
      セキュリティ パスワードは、以下の要件を満たす必要があります。
      • 少なくとも 6 文字の長さの英数字で開始する。 英数字、ハイフン、および下線を含めることができます。
      • サーバはサーバ間の通信の認証にパスワードを使用しるため、すべてのサーバで同じパスワードにする。
      • セカンダリ サーバまたは拡張サーバを追加する際に、再使用できるように記録し、保持する。
      • 後で、CLI コマンド set password security を使用して変更できる。

      [OK] を選択します。

    3. [Application User Configuration] 画面で、アプリケーション ユーザのユーザ ID を入力します。 パスワードを入力して確認します。 [OK] をクリックします。

      最初の(プライマリ)サーバのインストールを完了するには、ステップ 21 に進みます。

    セカンダリ サーバまたは拡張サーバを設定する場合は、[No] を選択して次のステップに進みます。

    ステップ 17   セカンダリまたは拡張サーバを設定する場合は、まずプライマリ サーバ上でサーバを設定し、設定するサーバがプライマリ サーバにアクセスできるようにする必要があることを示す警告が表示されます。

    [OK] を選択して、次のステップに進みます。

    [Network Connectivity Test Configuration] 画面が表示されます。

    ステップ 18   次に [Yes] 選択してインストールを一時停止し、プライマリ サーバに後続サーバの情報を追加します。 手順については、MediaSense サーバの設定を参照してください。 設定を完了後、インストールを再開します。
    ステップ 19   [First Node Access Configuration] 画面で、最初の(プライマリ)サーバのホスト名と IP アドレスを追加します。 セキュリティ パスワードは、最初のサーバに入力したセキュリティ パスワードと同じです。 [OK] をクリックして、インストールを続行します。

    [Platform Configuration Confirmation] 画面が表示されます。

    ステップ 20   [Platform Configuration Confirmation] 画面で、[OK] を選択して、インストールを続行します。

    インストール プロセスが続行されます。 プロセスが完了するのに数時間かかる場合があります。 完了時間は、構成セットアップ、ハードウェア セットアップ、ディスク サイズ、その他の要因によって異なります。

    MediaSense は、インストール完了後に自動的に再起動します。 インストールが正常に完了したことを示すメッセージとログイン プロンプトがログイン画面に表示されます。


    次の作業

    VM ホストの DVD デバイス(DVD が挿入された物理 DVD ドライブ)にマップされた DVD ドライブ、またはデータ ストア ISO ファイルにマウントされた DVD ドライブをアンマウントします。

    インストール後の作業を続行して、クラスタ内のすべてのノードのセットアップを完了します。

    インストール後の作業

    プライマリ サーバに MediaSense をインストールしたら、システムを使用する前に、いくつかの設定パラメータを設定し、その他のインストール後の作業を実行します。
    手順
      ステップ 1   VM ツールをアップグレードします。

      VM ツールのアップグレードの詳細については、http:/​/​docwiki.cisco.com/​wiki/​VMware_​Tools を参照してください。

      ステップ 2   プライマリ サーバの設定を完了します。

      プライマリ サーバの設定の完了を参照してください。

      ステップ 3   後続サーバを追加します。

      MediaSense サーバの設定を参照してください。

      ステップ 4   各後続サーバのセットアップを完了します。

      後続サーバのセットアップの完了を参照してください。


      プライマリ サーバの設定の完了

      インストール後の設定手順を実行するには、Administrative XML Layer(AXL)管理者のユーザ名とパスワードが必要です。 Unified CM へのアクセスには、MediaSense のセットアップを続行する必要があります。


      (注)  


      Unified CM のエンド ユーザのみが AXL ユーザになることができます。

      Unified CM 10.0 では、AXL ユーザは次のロールを持つように設定されます。

      • Standard AXL API Access
      • Standard CCM Admin Users

      Unified CM 9.1 では、AXL ユーザは次のロールを持つように設定されます。

      • Standard AXL API Access
      • Standard CCM Admin Users
      • Standard CCMADMIN Administration
      • Standard SERVICEABILITY Administration

      Unified CM ユーザとロールの詳細については、『Cisco Unified Communications System Documentation』を参照してください。


      意図した配置の考慮事項を確認するには、次のセクションを参照してください。

      注意    


      プライマリ サーバをインストール後、この配置に対するプライマリ サーバの割り当ては変更できません

      MediaSense 配置におけるプライマリ サーバの設定を完了するには、次の手順に従ってください。

      手順
        ステップ 1   インストール手順が完了すると、システムは自動的に再起動します。 プライマリ サーバの MediaSense 管理にサイン インします。

        [MediaSense First Server Setup] ウィザードの [Welcome] 画面が表示されます。

        ステップ 2   続行する準備ができたら、[Next] をクリックします。

        [Service Activation] 画面が表示されます。

        ステップ 3   このサーバの IP アドレスがシステム内部で検証され、このサーバの MediaSense 機能サービスのイネーブル化が自動的に開始されます。 [Service Activation] ウィンドウで、すべての機能サービスがイネーブルとして表示されるまで待ちます。 すべてのサービスが正常にイネーブルになったら、[Next] をクリックします。

        機能サービスをイネーブルにできない場合、[Status] セクションにエラー メッセージが表示されます。

        表 1 機能サービス ステータスの説明

        ステータス

        説明

        アクション

        Enabling

        このサービスはイネーブル化の処理中です。

        状態がイネーブルに移行するまで待ちます。

        Enabled

        このサービスが完全に起動し、動作する準備が完了しています。

        このサーバのすべての機能サービスがイネーブル状態になるまで待ちます。 プライマリ サーバでは、すべての機能サービスがイネーブルになっている必要があります。

        Error

        エラーのため、システムはこのサービスをイネーブルにできません。

        警告   

        データベース サービスまたはサービス機能がイネーブルになっていない場合、セットアップ手順を続行できません。

        応答は、イネーブル化に失敗したサービスによって異なります。

        • データベース サービスまたはコンフィギュレーション サービスのイネーブル化に失敗した場合は、まずエラーを修正し、初期設定を再起動する必要があります。
        • その他のサービスのイネーブル化に失敗した場合は、セットアップを続行し、セットアップが完了してからエラーを修正することができます。 これらの問題を修正するまで、システムは完全に稼働していないことに注意してください。

        [Next] をクリックすると、[AXL Service Provider] 画面が表示されます。

        ステップ 4   MediaSense と通信する Unified CM の各フィールドに AXL サービス プロバイダー(IP アドレス)と AXL 管理者のユーザ名とパスワードを入力します。
        (注)     

        MediaSense アプリケーションの AXL ユーザのパスワードは変更できません。 MediaSense アプリケーションは、Unified CM で設定されたパスワードのみ認証します。 ただし、AXL サーバの IP アドレスは変更できます。 AXL サービス プロバイダーの選択を参照してください。

        選択した AXL サービスをイネーブルにできない場合、AXL サービス プロバイダーを選択するように指示するエラー メッセージが表示されます。

        システムが AXL サーバとユーザ情報を受け入れると、[Call Control Service Provider] 画面が表示されます。

        ステップ 5   MediaSense を使用するクライアント アプリケーションが発信録音コールを行う必要がある場合は、[Call ControlService Provider] 画面でコール制御サービス用の Unified CM サーバの IP アドレスを入力します。
        (注)     

        MediaSense を使用するアプリケーションがわかっている場合にのみ、この情報を入力します。 AXL サービス プロバイダーとして設定された Unified CM サーバに AXL 要求を送信することにより、この情報を入手できます。

        ステップ 6   [Finish] をクリックして、プライマリ サーバの初期設定を完了します。

        初期設定の結果が [MediaSense Setup Summary] ウィンドウに表示されます。

        これで、MediaSense のプライマリ サーバの初期設定が完了しました。

        ステップ 7   Unified CM Administration で、SIP トランク、ルート グループ、ルート リスト、および録音プロファイルを設定します。 任意の MediaSense サーバのポストインストール プロセスが完了したら、(インストール、ポストインストール プロセス中に提供された情報に基づいて)配置用の Unified CM サーバにアクセスする必要があります。 詳細については、コール制御サービス接続のセットアップを参照してください。
        ステップ 8   セカンダリ サーバまたは拡張サーバ上に MediaSense をインストールする前に、これらのサーバの詳細をプライマリ サーバに設定する必要があります。 MediaSense 管理ユーザ インターフェイスを使用して、これらのサーバの詳細を設定します。 詳細については、MediaSense サーバの設定を参照してください。

        MediaSense サーバの設定

        手順
          ステップ 1   [Cisco MediaSense Administration] メニューから、[System] > [MediaSense Server Configuration] を選択します。
          ステップ 2   [MediaSense Server Configuration] 画面で、[Add MediaSense Server] をクリックします。

          プライマリ ノードで、[Add MediaSense Server] 画面が開きます。

          ステップ 3   インストールで DNS を使用する場合は、追加するサーバのホスト名を入力します。 インストールで DNS を使用していない場合は、追加するサーバの IP アドレスを入力します。
          ステップ 4   (任意)追加するサーバの説明を入力します。
          ステップ 5   (任意)追加するサーバの MAC アドレスを入力します。
          ステップ 6   [Save] をクリックします。
          ステップ 7   MediaSense の画面の上部に確認メッセージが表示されます。

          [MediaSense Server List] に追加したサーバの設定の詳細が表示されます。 インストールのこの段階では、サーバ タイプが「UNKNOWN」であることに注意してください。


          セカンダリ サーバと拡張サーバの詳細

          プライマリ サーバでセカンダリ サーバまたは拡張サーバの詳細を設定したら、インストール プロセスの手順に従ってカンダリ サーバまたは拡張サーバをインストールし、クラスタ処理を完了します。


          (注)  


          システム上の /uploadedMedia パーティションのサイズを拡大したことがある場合は、新しいノードをインストール後、新しいノード上のパーティションのサイズも同様に拡大する必要があります。そうしないと、アップロードしたファイルを新しいノードに伝播したときにエラーが発生することがあります。 詳細については、「メディアのパーティション管理」を参照してください。


          後続サーバのセットアップの完了

          インストール後の設定手順を実行するには、Administrative XML Layer(AXL)管理者のユーザ名とパスワードが必要です。 Unified CM へのアクセスには、MediaSense のセットアップを続行する必要があります。

          意図した配置の考慮事項を確認するには、次のセクションを参照してください。

          注意    


          セカンダリ サーバに対して次の手順が完了した後で、この配置へのセカンダリ サーバの割り当ては変更できません

          MediaSense 管理インターフェイスを使用して、セットアップ手順中に指定した情報を変更します。 詳細については、MediaSense の管理と設定を参照してください。

          手順
            ステップ 1   MediaSense と Unified OS のインストールで指定されたインストール手順を完了し、システムが自動的に再起動したら、MediaSense 管理にログインして後続サーバをインストールする必要があります。

            ログインすると、[MediaSense Subsequent Server Setup] ウィザードの [Welcome] 画面が表示されます。

            ステップ 2   続行する準備ができたら、[Next] をクリックします。

            この [Welcome] 画面でサーバのタイプを特定します。 この後続サーバをセカンダリ サーバとするか、拡張サーバとするかを決定する必要があります。 選択に基づいて、有効になるサービスのリストがサービス アクティベーション ページに表示されます。

            • セカンダリ サーバ:このサーバをセカンダリ サーバにするには、[Service Activation] ウィンドウですべてのサービスをイネーブルにします。 すべてのサービスをイネーブルにし、初期設定が完了すると、セカンダリ サーバの割り当ては変更できません。 セカンダリ サーバが選択されると、追加のサーバは自動的に拡張サーバに割り当てられます。
            • 拡張サーバ:拡張サーバでは、メディア サービス、コール制御サービス、および SM エージェントのみがイネーブルになります。 拡張サーバでは、API サービスとメディア サービスは使用できません。

            次の表に、サーバの各タイプでイネーブルにできる機能を示します。

            機能

            プライマリ サーバでイネーブル ?

            セカンダリ サーバでイネーブル ?

            拡張サーバでイネーブル ?

            データベース サービス

            Yes

            Yes

            No

            コンフィギュレーション サービス

            Yes

            Yes

            No

            API サービス

            Yes

            Yes

            No

            メディア サービス

            Yes

            Yes

            Yes

            コール制御サービス

            Yes

            Yes

            Yes

            SM エージェント

            Yes

            Yes

            Yes

            サーバ タイプを選択し、[Next] をクリックします。 [Service Activation] 画面が表示されます。

            ステップ 3   サービスイネーブルになったら、[Finish] をクリックして、後続サーバの初期設定を完了します。

            機能サービスをイネーブルにできない場合、[Status] セクションにエラー メッセージが表示されます。

            初期設定および MediaSense 再起動の結果が、[MediaSense Setup Summary] ウィンドウに表示されます。

            これで、後続サーバの初期設定が完了しました。 この後続サーバは録音する準備が整っています。

            クラスタ内の各拡張サーバに対して、この設定手順を繰り返します。


            システムの確認

            MediaSense をインストール後、次のインジケータを使用して配置の健全性を確認します。

            MediaSense に対する Unified CM のプロビジョニング

            任意の MediaSense サーバのポストインストール プロセスが完了したら、(インストール、ポストインストール プロセス中に提供された情報に基づいて)配置用の Unified CM サーバにアクセスする必要があります。

            クラスタ セットアップの完了後、MediaSense サーバの使用を開始する前に、次のタスクを実行します。

            コール制御サービス接続のセットアップ

            MediaSense のコール制御サービスは、Unified CM インタフェースおよびマニュアルでは SIP トランクと呼ばれています。 Unified CM Administration で、SIP トランク、ルート グループ、ルート リスト、および録音プロファイルを設定し、Unified CM と通信するために MediaSense 管理のコール制御サービスをイネーブルにする必要があります。


            (注)  


            すべての Call Manager ノードでアクティブになっている MediaSense への SIP トランク接続に TCP トランスポートを使用するために、Unified CM を確実に設定してください。

            Unified CM で SIP トランク情報を設定したら、MediaSense 管理の [Unified CM Configuration] 画面の [Call Control Service Provider Configuration] パネルでこの IP アドレスを入力する必要があります。

            すでにイネーブルになっている場合でも、コール制御サービス プロバイダーを設定するまでコール制御サービスは [In service] になりません。

            インストールでビルトイン ブリッジ(BiB)録音が必要な場合は、次の手順を使用して、Unified CM で SIP トランク情報を設定します。

            手順
              ステップ 1   有効な Unified CM のユーザ名とパスワードを使用して、Unified CM Administration Web インターフェイスを起動し、接続します。
              ステップ 2   MediaSense がシングル ノード クラスタの場合、次のステップにスキップしてください。 MediaSense がマルチノード クラスタの場合、> Unified CM Administration で [Device] > [Device Settings] > [SIP Profile] を選択します。

              Unified CM Administration のマニュアルに記載されている手順に従って、「OPTIONS Ping」をイネーブルにし、この設定を保存します。

              1. 新しい SIP プロファイルを追加します。
              2. [Enable OPTIONS Ping] チェックボックスをオンにし、サービス タイプ [None](デフォルト)を使用して SIP トランクの宛先の状態をモニタします。
              ステップ 3   Unified CM Administration で [Device] > [Trunk] を選択します。

              Unified CM Administration のマニュアルに記載されている手順に従って、新しい SIP トランクを追加します。 デバイスを設定するには、次の処理を行います。

              • デバイス名の編集
              • デバイス プールの選択
              • SIP 情報の割り当て
              • MediaSense の宛先 IP アドレスとポート(5060)の入力
              • SIP トランク セキュリティ プロファイルと SIP プロファイル(ステップ 2 で作成した)の選択
              • [Media Termination Point Required] チェックボックスがオフになっていることを確認
              • 画面下部にある [Run on all Active Unified CM Nodes] チェックボックスをオン

              この設定を保存します。

              MediaSense 配置内のサーバごとに 1 つの SIP トランクを作成する必要があります。

              ステップ 4   Unified CM Administration で、[Call Routing] > [Route/Hunt] > [Route Group] を選択し、新しいルート グループを追加します。 配信アルゴリズムを循環に設定します。

              Unified CM Administration のマニュアルに記載されている手順に従って、循環配信アルゴリズムを選択します。

              ステップ 3 で作成した MediaSense SIP トランクをすべて選択します。

              ステップ 5   Unified CM Administration で [Call Routing] > [Route/Hunt] > [Route List] を選択して、ルート リストを作成します。 Unified CM Administration ドキュメントに記載されている手順に従って、ルート リストをステップ 4 で作成したルート グループと関連付けます。
              ステップ 6   Unified CM Administration で [Call Routing] > [Route/Hunt] > [Route Pattern] を選択して、ルート パターンを作成します。 新しく作成されたルート パターンのページで [Gateway/Route List] ドロップダウン リストから、手順 5 で設定したルート リストの名前を選択します。
              注意        録音プロファイルのルート パターンを作成する場合、ワイルドカード文字を使用しないでください。
              ステップ 7   Unified CM Administration で [Device] > [Device Settings] > [Recording Profile] を選択します。

              Unified CM Administration のマニュアルに記載されている手順に従って、新しい録音プロファイルを追加します。 録音プロファイル名と録音宛先アドレスを設定(ステップ 6 で設定したルート パターンの番号を入力)、[Save] をクリックします。

              ステップ 8   Cisco Unified CM Administration で、[Device] > [Phone] を選択します。

              Unified CM Administration ドキュメントに記載されている手順に従って、次のタスクを実行します。

              1. オーディオ分岐電話を検索します。
              2. このデバイスのビルトイン ブリッジ設定を検索し、設定を [ON] に変更します。
              3. 録音される回線の [Directory Number Configuration] ページにアクセスします。
              4. 録音パートナーを使用する場合は、録音パートナーの推奨事項に従って、[Recording Option] ドロップダウン リストで [Automatic Call Recording Enabled] または [Application Invoked Call Recording Enabled] のいずれかを選択します。 録音パートナーを使用しない場合は、[Automatic Call Recording Enabled] を選択します。
              5. この手順の早い段階で作成された録音プロファイルを選択します。

              録音デバイス用の iSAC と iLBC の無効化


              注意    


              MediaSense は、Internet Low Bit Rate Codec(iLBC)または Internet Speech Audio Codec(iSAC)をサポートしません。 このため、MediaSense の設定を続行する前に、Unified CM でこれらの機能をディセーブルにする必要があります。

              手順
                ステップ 1   有効な Unified CM のユーザ名とパスワードを使用して、Unified CM Administration Web インターフェイスを起動し、接続します。
                ステップ 2   Unified CM Administration で [System] > [Service parameters] を選択します。
                ステップ 3   [Service Parameter Configuration] Web ページで、必要なサーバを選択し、[Select Server and Service] ドロップダウン リストから必要なサーバとサービス(Cisco CallManager)を選択します。
                ステップ 4   [Cluster-wide Parameters (Location and Region)] セクションに移動し、[iLBC Codec Enabled] パラメータと [iSAC Codec Enabled] パラメータを検索します。
                ステップ 5   これらのパラメータの両方の値を、[Enable for All Devices Except Recording-Enabled Devices] として設定し、この設定を保存します。

                MediaSense のアップグレード

                この項では、MediaSense をアップグレードする方法について説明します。 MediaSense は、あるリリースから次のサポートされるリリースへのみアップグレードできます。 以前のリリースを実行している場合、システムを現在のバージョンにするまでに複数回アップグレードする必要がある場合があります。

                後続のリリースごとに、次に示す 1 つの例外を除き、MediaSense API には、常に上位互換性を維持するために小さな変更が含まれています。 この例外は、リリース 8.5(4) とセキュリティ拡張が導入されたリリース 9.0(1) の間に存在します。 これらの拡張では、HTTP-BASIC クレデンシャルを提供し、302 リダイレクトを処理するためにクライアント ソフトウェアを変更する必要があります。 このため、すべての RTSP および HTTP ダウンロード要求で HTTP-BASIC クレデンシャルの入力が必要になりました。

                アップグレードが完了しない場合、以前のリリースにロールバックして、アップグレードを再開することができます。


                (注)  


                保持する録音の数とサイズに応じて、ノードをアップグレードするのに数時間かかる場合があります。 アップグレードの完了までに数時間待機する準備ができていることを確認してください。


                アップグレードの考慮事項

                MediaSense のアップグレードを検討する場合、次の点に注意してください。

                • 完全負荷:クラスタ内のすべてのサーバのアップグレードが完了するまで、完全なコール負荷を実行できません。
                • アップグレードの順序:クラスタをアップグレードする場合、最初にプライマリ サーバをアップグレードする必要があります。 その他のノードを 1 つずつアップグレードするか、すべてを一度にアップグレードできます。
                • VM スナップショット:アップグレードを開始する前に、各ノードの VM スナップショットを作成する必要があります。 エラーによってアップグレード プロセスが停止した場合、これらの VM のスナップショットを復元して、ノードを以前の状態にロールバックすることができます。
                  • VM スナップショットを作成するために、各ノードを停止する必要はありません。
                  • アップグレード後、各ノードから VM スナップショットを削除する必要があります。 MediaSense は、数日以上にわたって VM スナップショットを持つノードで実行することはできません。
                • 一時的な停止:ソフトウェアのアップグレード中、サーバの一時的停止が発生します。 この停止が継続する期間は、構成とデータベースに格納されているデータのサイズによって異なります。
                • コールの中断:アップグレード プロセスを開始すると、MediaSense クラスタ内のノードは新しいコールと API 要求の受信を停止します。 アップグレードを開始したときにコールが進行中の場合、これらのコールの録音は CLOSED_ERROR 状態で終了します。 アップグレード後、オンラインに戻ったときに、クラスタ内の各ノードはコールの受信を再開します。
                • 不完全なアップグレード:完了する前にアップグレードを取り消す場合は、クラスタ内のすべてのノードの VM スナップショットを以前のバージョンに復元する必要があります。
                • データ消失の可能性:アップグレード プロセス中、どのサーバの設定も変更しないでください。 すべてのノードがアップグレードされ、サービスに復帰した後に、設定の変更を再開できます。 ただし、その場合でも、アップグレードをロールバックする必要がある場合はこれらの変更内容が失われます。

                  (注)  


                  設定の変更または録音データが消失する可能性を回避するために、クラスタがアイドル状態のときにのみアップグレードを行ってください。
                • 後続サーバのアップグレードの再起動:後続サーバのアップグレードに失敗した場合は、アップグレードの失敗の原因となったエラーを修正します。 クラスタ内のサーバのネットワーク接続を確認します。 後続サーバのスナップショットを復元し、メモリおよび CPU 使用率が高すぎないことを確認します。 後続サーバを再度アップグレードします。

                以前のリリースからのアップグレードにおける重要なポイント

                新しい VMware VM テンプレートは、リリース 9.0(1) 以前で要求された 8 GB よりも 16 GB のメモリをプロビジョニングするリリース 9.1(1) で提供されました。 リリース 9.1(1) にアップグレードされたか、またはリリース 9.1(1) を使用してアップグレードされたサーバの場合、VM の設定は、この増加したメモリ量を予約するために手動で調整する必要があります。

                リリース 9.1(1) では、新しい機能が追加され、インストール後録音済みメディア ストレージのサイズを拡大できるようになりました。 ただし、この機能は、以前のリリースからアップグレードされたシステムでは利用できません。リリース 9.1(1) または 10.0(1) を使用して新規にインストールされたシステムか、リリース 9.1(1) から 10.0(1) にアップグレードされたシステムでのみ動作します。 新規にアップロードされたメディアのパーティションは、アップグレード時に自動的に作成され、インストール後に拡大する機能がサポートされます。

                MediaSense クラスタを 9.0(1) から 9.1(1) または 10.0(1) にアップグレードしてから、クラスタにノードを追加する場合、新しいノードは拡張可能な録音済みメディア ストレージを使用してインストールされますが、シスコはその柔軟性をサポートしていないことに注意してください。 新規の各ノードには、アップグレードされた各ノードで使用できる容量とほぼ同じ容量の録音領域がプロビジョニングされます。 クラスタ内のノード全体のストレージ容量の不均衡は MediaSense の問題を提起しませんが、小さいノードでは設定された保存期間よりも前にプリーニングが発生する可能性があります。 管理者は、この動作を予測不可能なもの見なす場合があります。

                リリース 10.0(1) へのクラスタのアップグレード

                ここでは、1 つまたは複数の個々のノード(サーバ)がアップグレードされるクラスタについて説明します。 個々のノードをアップグレードするには、ノードのアップグレード手順を参照してください。


                (注)  


                リリース 10.0(1) では、MediaSense は VMware ESXi 4.0 および 4.1 をサポートできなくなりました。 お客様は、MediaSense リリース 10.0(1) にアップグレードする前に、ご使用のホストを ESXi 5.0 または 5.1 アップグレードする必要があります。

                以前のリリースの MediaSense を実行している場合、リリース 10.0(1) にアップグレードするには、まずリリース 9.1(1) にアップグレードする必要があります。 このマニュアルの手順を使用してリリース 10.0(1) にアップグレードする前に、リリース 9.1(1) にアップグレードするには、『Cisco MediaSense User Guide』を参照してください。このガイドは、http:/​/​www.cisco.com/​en/​US/​products/​ps11389/​products_​user_​guide_​list.html から入手できます。


                クラスタをアップグレードする前に、次の情報ソースのいくつかを確認する必要がある場合があります。

                クラスタをアップグレードする場合、

                • VM スナップショットを作成するために、各ノードを停止する必要はありません。
                • 拡張ノードを 1 つずつアップグレードするか、すべてを一度にアップグレードできます。

                (注)  


                特定のノードでアップグレード プロセスを開始すると、一部の画面に表示される [Cancel] ボタンを使用してアップグレードをキャンセルすることはできません。 特定のノードでのアップグレードをキャンセルする適切な方法は、VM スナップショットを復元することです。


                手順
                  ステップ 1   各ノードの VM スナップショットを作成してください。
                  ステップ 2   プライマリ ノードをアップグレードし、再起動するまで待ちます (ノードのアップグレード手順 を参照)。
                  ステップ 3   セカンダリ ノード(該当する場合)をアップグレードし、再起動するまで待ちします。
                  ステップ 4   すべての拡張ノード(該当する場合)をアップグレードし、再起動するまで待ちします。
                  ステップ 5   vSphere クライアントの [Upgrade virtual hardware] を選択して、各ノードの仮想ハードウェアをアップグレードします。
                  ステップ 6   すべてのノードが正常にアップグレードされたら、各ノードの VM のスナップショットを削除します。

                  ノードのアップグレード手順

                  このセクションでは、以下のソースからソフトウェアを使用してノードをアップグレードする手順について説明します。

                  • ローカル ソース
                  • 次のいずれかを使用するリモート ソース
                    • コマンドライン インターフェイス(CLI)
                    • または Unified OS Administration。

                  ローカル ソースからのノードのアップグレード


                  (注)  


                  この手順を開始する前に、最初の手順で DVD に .iso ファイルをコピーしただけでは動作しないことに注意してください。 商用ディスク書き込みアプリケーションの多くで、ISO イメージ ディスクを作成できます。


                  手順
                    ステップ 1   シスコから提供されるアップグレード ディスクが手元にない場合は、ISO イメージ形式でダウンロードしたアップグレード ファイルを DVD に書き込んで、アップグレード ディスクを作成します。
                    ステップ 2   新しい DVD をホストの物理 DVD デバイスに挿入し、このデバイスを使用するように仮想マシンを設定します。
                    ステップ 3   Unified OS Administration の Web インターフェイスにログインします。
                    ステップ 4   [Software Upgrades] > [Install/Upgrade] の順に移動します。

                    [Software Installation/Upgrade] ウィンドウが表示されます。

                    ステップ 5   リストから [DVD] を選択します。
                    ステップ 6   [Directory] フィールドにスラッシュ(/)を入力します。
                    ステップ 7   [Next] をクリックします。
                    ステップ 8   インストールするアップグレード バージョンを選択して、[Next] をクリックします。
                    ステップ 9   次のウィンドウでダウンロードの進行状況をモニタします。
                    MediaSense は、次の処理を自動的に実行します。
                    • 指定されたリリースへのアップグレード
                    • バージョンとリブートの切り替え
                    • コールの取得の開始

                    リモート ソース


                    (注)  



                    シスコは Cisco Developer Network(CDN)を介して特定の SFTP 製品を認定しています。

                    CDN パートナーは、Cisco Unified Communications Manager の特定のバージョンについて同社の製品を認定しています。 詳細については、GlobalSCAPE(http:/​/​www.globalscape.com/​gsftps/​cisco.aspx)を参照してください。 CDN プロセスでまだ認定されていないサードパーティ製品で問題が発生した場合、サポートについては対応するサードパーティ ベンダーに問い合わせてください。

                    シスコは、この製品のファイル サイズが 1 GB に制限されているため、無料の FTDP SFTP 製品の使用をサポートしません。

                    シスコでは社内テストに次のサーバを使用しています。 次のサーバのいずれかを使用できますが、サポートについては直接ベンダーにお問い合わせください。

                    次の 2 つの方法のいずれかを使用して、リモート ソースからノードをアップグレードできます。

                    Unified OS Administration を使用したノードのアップグレード

                    (注)  


                    Unified OS コマンドライン インターフェイス(CLI)を使用して、ネットワーク ロケーションからノードをアップグレードしたり、リモート サーバからノードをアップグレードしたりすることもできます。 手順については、Unified OS CLI を使用したノードのアップグレードを参照してください。
                    手順
                      ステップ 1   アップグレードするノードがアクセスできる FTP または SFTP サーバにアップグレード ファイルを置きます。
                      ステップ 2   Unified OS Administration の Web インターフェイスにログインします。
                      ステップ 3   [Software Upgrades] > [Install/Upgrade] の順に移動します。 [Software Installation/Upgrade] ウィンドウが表示されます。
                      ステップ 4   リストから、[Remote Filesystem] を選択します。
                      ステップ 5   パッチ ファイルを格納したリモート システム上のディレクトリ パスを、[ディレクトリ(Directory)] フィールドに入力します。 アップグレード ファイルが Linux サーバまたは UNIX サーバ上にある場合は、ディレクトリ パスの先頭にスラッシュを入力する必要があります。

                      たとえば、アップグレード ファイルが patches ディレクトリに存在する場合は、/patches と入力します。

                      アップグレード ファイルが Windows サーバ上に配置されている場合は、FTP サーバまたは SFTP サーバに接続することになるため、次のような適切な構文を使用するよう注意してください。

                      • パスの先頭はフォワード スラッシュ(/)で始め、パス全体でフォワード スラッシュを使用します。
                      • パスは、サーバの FTP または SFTP ルート ディレクトリで始まる必要があります。C: などの Windows 絶対パスは入力できません。
                      ステップ 6   [Server] フィールドにサーバ名または IP アドレスを入力します。
                      ステップ 7   [User Name] フィールドに、リモート サーバのユーザ名を入力します。
                      ステップ 8   [User Password] フィールドにリモート サーバのパスワードを入力します。
                      ステップ 9   [Transfer Protocol] フィールドで、転送プロトコルを選択します。
                      ステップ 10   [Next] をクリックしてアップグレード プロセスを続行します。

                      「アップグレード後に新バージョンに切り替える」(Switch to new version after upgrade)ためのオプションは、無視しても問題ありません。

                      ステップ 11   インストールするアップグレード バージョンを選択して、[Next] をクリックします。
                      (注)     

                      アップグレード プロセスの進行中にサーバとの接続を失った場合、またはブラウザを閉じた場合は、[Software Upgrades] メニューに再度アクセスしようとすると、次のメッセージが表示されることがあります。

                      警告    Another session is installing software, click Assume Control to take over the installation. セッションを引き継ぐ場合は、[Assume Control] を選択します。 [Assume Control] が表示されない場合は、Real Time Monitoring Tool でアップグレードをモニタすることもできます。
                      ステップ 12   次のウィンドウでダウンロードの進行状況をモニタします。
                      MediaSense は、次の処理を自動的に実行します。
                      • 指定されたリリースへのアップグレード
                      • バージョンとリブートの切り替え
                      • コールの取得の開始

                      Unified OS CLI を使用したノードのアップグレード

                      (注)  


                      Unified OS Administration の Web インターフェイスを使用して、ネットワーク ロケーションからノードをアップグレードしたり、リモート サーバからノードをアップグレードしたりすることもできます。 手順については、Unified OS Administration を使用したノードのアップグレードを参照してください。
                      手順
                        ステップ 1   アップグレードするサーバがアクセスできる FTP または SFTP サーバにアップグレード ファイルを置きます。
                        ステップ 2   Unified OS コンソールにログインします。 詳細については、「CLI アクセス」を参照してください。
                        ステップ 3   CLI プロンプトで utils system upgrade initiate と入力します。

                        次のオプションがコンソールに表示されます。

                        • 1) SFTP 経由のリモート ファイルシステム
                        • 2) FTP 経由のリモート ファイルシステム
                        • 3) DVD/CD
                        • q) quit
                        ステップ 4   1 または 2 を入力して、アップグレード ファイルを含むリモート ファイルを選択します。
                        ステップ 5   リモート システムのアップグレード ファイルを含むディレクトリへのパスを入力します。 アップグレード ファイルが Linux サーバまたは UNIX サーバ上にある場合は、ディレクトリ パスの先頭にスラッシュを入力する必要があります。

                        たとえば、アップグレード ファイルが patches ディレクトリに存在する場合は、/patches と入力します。

                        アップグレード ファイルが Windows サーバ上に配置されている場合は、FTP サーバまたは SFTP サーバに接続することになるため、次のような適切な構文を使用するよう注意してください。

                        • パスの先頭はフォワード スラッシュ(/)で始め、パス全体でフォワード スラッシュを使用します。
                        • パスは、サーバの FTP または SFTP ルート ディレクトリで始まる必要があります。C: などの Windows 絶対パスは入力できません。
                        ステップ 6   サーバ名または IP アドレスを入力します。
                        ステップ 7   リモート サーバのユーザ名を入力します。
                        ステップ 8   リモート サーバのパスワードを入力します。
                        ステップ 9   SMTP ホスト サーバを入力するか、Enter キーを押して続行します。
                        ステップ 10   転送プロトコルを選択します。
                        ステップ 11   インストールするアップグレード バージョンを選択して、Enter キーを押します。
                        ステップ 12   インストールを開始するプロンプトで [Yes] を選択します。
                        ステップ 13   ダウンロードの経過表示をモニタします。
                        MediaSense は、次の処理を自動的に実行します。
                        • 指定されたリリースへのアップグレード
                        • バージョンとリブートの切り替え
                        • コールの取得の開始

                        クラスタのロールバック

                        MediaSense クラスタ内のすべてのノードは、同じソフトウェア バージョンを実行する必要があります。 アップグレードに失敗した場合、ノード上の VM のスナップショットを復元し、ソフトウェアを以前のバージョンにロールバックします。 クラスタ内のノード上でソフトウェアをロールバックすると、アップグレード後に行ったすべての録音、すべての設定変更、すべてのメタデータの変更が失われます。 アップグレード後に削除されたすべての録音を回復します。

                        MediaSense クラスタは、このロール バック手順の最後のステップが完了するまで、完全なコール負荷を実行できません。


                        (注)  


                        必ず MediaSense Serviceability Administration を使用してこの手順を実行してください。 Unified Serviceability Administration を使用しないでください。 [Navigation] ドロップダウン メニューから MediaSense Serviceability Administration を入手できます。


                        手順
                          ステップ 1   クラスタ内のすべてのノードを停止します。
                          ステップ 2   クラスタ内のすべてのノードから VM スナップショットを復元および削除します。
                          ステップ 3   Web ブラウザを使用して、MediaSense Serviceability Administration にログインします。
                          ステップ 4   プライマリ ノードを再起動し、サービスが復旧するまで待ちます。
                          ステップ 5   1 つずつまたはすべて同時に残りのノードを再起動します。

                          各ノードがサービス状態に復旧すると、コールの取得が再開されます。


                          COP ファイルのインストール

                          Cisco Options Package(COP)ファイルは、通常のアップグレード プロセス以外の方法でシスコ製ソフトウェアを導入するための一般的な方法を提供します。 COP ファイルを使用して、新しい言語パック、修正プログラム、仮想化ツールをインストールできます。 MediaSense クラスタにノードにインストールする前に、COP ファイルをダウンロードし、保存する必要があります。

                          COP ファイルをノードにインストールする手順は、ノード上で MediaSense をアップグレードする手順と同じですが、アップグレード(ISO)ファイルをダウンロードする代わりに COP ファイルをダウンロードします。

                          通常、COP ファイルは、アップグレード ファイルよりも短時間にアクティブな実行中のシステムにインストールできます。 ただし、アップグレードとは異なり、COP ファイルは削除またはロールバックできません。

                          次のガイドラインは COP ファイルのインストールに適用されます。

                          • MediaSense クラスタ内のすべてのノード(サーバ)に COP ファイルをインストールします。
                          • COP ファイルをインストールした後に、各ノードを再起動します。

                          (注)  


                          この手順では、COP ファイルをインストールする際の一般的なガイドラインを示します。 この手順を実行する前に、お客様がインストールする特定の COP ファイルの ReadMe ファイルを確認します。 Readme ファイルに示す手順が以下の一般的なガイドラインと異なる場合は、Readme ファイルの指示に従ってください。
                          手順
                            ステップ 1   MediaSense ソフトウェア ダウンロード Web サイト(http:/​/​www.cisco.com/​cisco/​software/​type.html?mdfid=283613140&catid=null)にアクセスします。
                            ステップ 2   MediaSense COP ファイルをローカル ソースまたは MediaSense サーバがアクセスできる SFTP サーバにダウンロードし、保存します。
                            ステップ 3   COP ファイルをローカル ソースにダウンロードし、保存した場合は、ローカル ソースからのノードのアップグレードの手順に従ってください (アップグレードするファイル名を COP ファイル名に置き換える必要があります)。
                            ステップ 4   SFTP サーバにファイルをダウンロードし、保存した場合は、リモート ソースの手順に従ってください (アップグレードするファイル名を COP ファイル名に置き換える必要があります)。
                            ステップ 5   クラスタ内のすべてのノードに COP ファイルをインストールしたら、Cisco Unified OS Administration の Web インターフェイスにアクセスします。 COP ファイルのインストールを確認するには、[Show] > [Software] の順に移動します。

                            [Software Packages] ウィンドウに、インストールされたパーティションのバージョンとそれに対応するステータスの追加インストールされたソフトウェア オプションが表示されます。


                            言語パック

                            英語以外の言語で MediaSense インターフェイスを表示する場合にのみ、言語パックをダウンロードおよびインストールします。

                            MediaSense の言語パックは、MediaSense がパッチ用に COP ファイルを配布する同じ方法で単一の COP ファイルとして配布されます。 ファイルは、Cisco.com からダウンロードして入手することができ、すべての言語バリエーションに対して 1 つのインストーラが含まれています。 ファイル名の形式は次のとおりです。

                            ora-language-pack_18-10.0.1.10000-x.cop.sgn

                            ここで、10.0.1 がリリース ID です。

                            COP ファイルのインストールの手順に従って、インターフェイスで使用する言語をインストールします。