Cisco Finesse 管理ガイド Release 10.0(1)
使用する前に
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この章では、Cisco Finesse の構成、管理、維持のために使用するインターフェイスと、そのアクセス方法について説明します。

ユーザ アカウント

Cisco Finesse のインストール中に、次のユーザー アカウントの資格情報が定義されます。

  • 管理者ユーザ アカウント:CLI にアクセスするには、このアカウントを使用します。
  • アプリケーション ユーザ アカウント:Cisco Finesse Administration Console、Cisco Unified Communications Operating System Administration にアクセスするには、このアカウントを使用します。

管理ツール

Cisco Finesse Administration Console

Cisco Finesse Administration Console は、Cisco Finesse のシステム設定を指定するために使用する Web ベースのインターフェイスです。 Administration Console にはさまざまな管理機能にアクセスするためにクリックするタブが含まれます。 タブ名と各タブで実行できるタスクは次のとおりです。

  • [Settings]:CTI サーバ、管理サーバおよびデータ サーバ、およびクラスタ設定を指定します。
  • [Call Variables Layout]:エージェント デスクトップのコール制御ガジェットに表示されるコール変数と ECC 変数を管理します。
  • [Desktop Layout]:エージェントおよびスーパーバイザ用のデフォルトのデスクトップ レイアウトを変更します。
  • [Phone Books]:電話帳または電話帳の連絡を追加、編集、または削除します。
  • [Reasons]:受信不可理由コード、サインアウト理由コード、およびラップアップ理由を追加、編集、および削除します。
  • [Team Resources]:特定のチームにデスクトップのレイアウト、電話帳、理由コード、およびラップアップ理由を割り当てます。
  • [Workflows]:ワークフローとワークフロー アクションを作成、管理します。

(注)  


Finesse 管理タスクはプライマリ Finesse サーバでのみ実行できます。


Cisco Finesse Administration Console へのサインイン


(注)  


Cisco Finesse Administration Console は Internet Explorer と Firefox の両方をサポートします。


Administration Console は HTTP とセキュア HTTP (HTTPS)の両方をサポートします。 Administration Console が HTTP と HTTPS のどちらを使用するかは、HTTPS リダイレクトが有効かどうかによって決まります(デフォルトでは、HTTPS リダイレクトがイネーブルです)。 この手順の URL では、HTTP を使用します。

手順
    ステップ 1   ブラウザで http://ホスト名/cfadmin にアクセスします。ここで、ホスト名はプライマリ Finesse サーバのホスト名です。
    (注)     

    Finesse で提供される自己署名証明書で、デフォルトで証明書の通常名となるサーバのホスト名を使用していることを確認します。 アドレスの不一致エラーを回避するために、URL のホスト名が証明書の共通名と一致している必要があります。

    ステップ 2   HTTPS を使用して Administration Console に最初にアクセスするとき、Finesse で提供される自己署名証明書を信頼するように促されます。 次の表で、サポートされている各ブラウザの手順を説明します。
    (注)     

    HTTP を使用して Administration Console にアクセスしている場合、この手順は不要です。

    HTTPS を使用しているものの、CA 証明書をインストール済みである場合は、この手順をスキップできます。 CA 証明書のインストールに関する詳細情報については、『Cisco Finesse Installation and Getting Started Guide(Cisco Finesse インストールとスタートアップ ガイド)』を参照してください。

    オプション 説明

    Internet Explorer を使用する場合

    1. Web サイトのセキュリティ証明書に問題があることを示すページが表示されます。 [Continue to this website (not recommended)] をクリックします。 このアクションでは、Agent Desktop のサインインページが開きます。 証明書エラーはブラウザのアドレス バーに表示されます。
    2. [Certificate Error] をクリックし、[View Certificates] をクリックすると、[Certificate] ダイアログボックスが開きます。
    3. [Certificate] ダイアログボックスで、[Install Certificate] をクリックします。 これにより、証明書のインポート ウィザードが開きます。
    4. [Next] をクリックします。
    5. [Place all certificates in the following store] を選択し、[Browse] をクリックします。
    6. [Trusted Root Certification Authorities] を選択し、[OK] をクリックします。
    7. [Next] をクリックします。
    8. [Finish] をクリックします。
    9. 証明書をインストールするかどうかを尋ねる [Security Warning] ダイアログボックスが表示されたら、[Yes] をクリックします。 インポートが正常に実行されたことを示す [Certificate Import] ダイアログボックスが表示されます。
    10. [OK] をクリックします。

    Firefox を使用している場合

    1. この接続が信頼できない状態であることを示すページが表示されます。
    2. [I Understand the Risks] をクリックし、[Add Exception] をクリックします。
    3. [Add Security Exception] ダイアログボックスで、[Permanently store this exception] チェックボックスがオンになっていることを確認します。
    4. [Confirm Security Exception] をクリックします。
    ステップ 3   [Sign-In] ページの [ID] フィールドに、インストール中に定義されたアプリケーション ユーザ ID を入力します。
    ステップ 4   [Password] に、インストール中に定義されたアプリケーション ユーザ パスワードを入力します。
    ステップ 5   [Sign In] をクリックします。

    正常にサインインすると、定義された管理ガジェットおよびサイン アウト リンクを使用してインターフェイスを起動します。



    (注)  


    非アクティブになってから 30 分後に、Finesse Administration Console から自動的にサインアウトするため、再度サインインする必要があります。


    CLI

    CLI には、オペレーティング システムと Cisco Finesse に適用されるコマンドのセットがあります。 これらのコマンドでは、基本的なメンテナンスと障害復旧が可能になり、システム管理の一部を実行できます。

    サーバ コンソールまたは Secure Shell(SSH)によって、モニタおよびキーボードを使用してプライマリ Finesse サーバの CLI にアクセスできます。 管理者ユーザ アカウントの資格情報を使用して CLI にアクセスします。

    Cisco Unified Communications Operating System Administration

    Cisco Unified Communications Operating System Administration は、多くの一般的なシステム管理機能を実行するために使用する Web ベースのインターフェイスです。 Cisco Unified Communications Operating System Administration のメニューは次のとおりです。

    • [Show]:クラスタ ノード、ハードウェア ステータス、ネットワーク構成、インストールされているソフトウェア、システム ステータス、および IP 設定に関する情報を表示します。
    • [Settings]:IP 設定、ネットワーク タイム プロトコル(NTP)設定、SMTP 設定、時間およびバージョンを表示および変更します。
      重要:

      シスコのガイダンスなしで、IP 設定を変更しないでください。

      インストール後に Finesse サーバの IP アドレスを変更することはできません。

    • [Security]:証明書を管理し、IPsec ポリシーを設定および管理します。
    • [Software Upgrades]:アップグレードを実行するか、以前のバージョンに戻します。
    • [Services]:ping およびリモート サポート機能を使用します。

    Cisco Unified Communications オペレーティング システムの管理にサインインします。

    手順
      ステップ 1   ブラウザで、http://ホストまたは IP アドレス/cmplatform にアクセスします。ここで、ホストまたは IP アドレスは、サーバのホスト名または IP アドレスです。
      ステップ 2   アプリケーション ユーザ アカウントのユーザ名とパスワードでサインインします。
      (注)     

      サインインすると、[Navigation] ドロップダウン リストから他のユニファイド コミュニケーション ツールにアクセスできます。


      ローカリゼーション

      Cisco Finesse では、Finesse が Unified Contact Center Enterprise(Unified CCE)で展開される場合に、Finesse デスクトップ エージェントのローカリゼーションがサポートされます。 エージェントおよびスーパーバイザ用に必要な言語をインストールするには、Cisco Option Package(COP; シスコオプションパッケージ)ファイルのインストールを使用します。

      Finesse は米国英語でインストールされます。 エージェントおよびスーパーバイザ用に別の言語が必要ではない場合、COP ファイルをインストールする必要はありません。


      (注)  


      インストール後に言語パックをアンインストールすることはできません。


      表 1 デスクトップ ユーザ インターフェイスでサポートされる言語

      言語

      ロケールファイル

      デンマーク語

      da_DK

      オランダ語

      nl_NL

      英語

      ja_JP

      フィンランド語

      fi_FI

      フランス語

      fr_FR

      ドイツ語

      de_DE

      イタリア語

      it_IT

      ノルウェー語

      nb_NO

      ポルトガル語

      pt_BR

      スペイン語

      es_ES

      スウェーデン語

      sv_SE

      COP ファイルをインストールしたら、エージェントとスーパーバイザは自分のデスクトップの言語を次のように設定できます。

      • サインイン ページで [Language Selector] ドロップダウン リストから言語を選択します。
      • ブラウザの言語を変更します。
      • エージェント デスクトップ URL の一部としてロケールを入力します(たとえば、フランス語を使用するエージェントは、次のように URL を入力できます。http://Finesse サーバのホスト名/desktop?locale=fr_FR)

      デスクトップで次の項目がローカライズされます。

      • フィールド名、ボタン、ドロップダウン リストのラベル
      • プロンプト
      • メッセージ
      • ツールのヒント
      • ページ タイトル
      • ガジェットのタブ名(Finesse ガジェットのみ)

      Finesse Administration Console を使用して定義された設定データ(受信不可やサインアウトの理由コード ラベル、ラップアップ理由のラベル、電話帳エントリなど)は、デスクトップ用に選択されたロケールによって異なることはありません。 たとえば、中国語のラベルで受信不可理由コードを定義した場合、このラベルはエージェントがサインイン時に選択した言語に関係なく、デスクトップで中国語で表示されます。


      (注)  


      言語 COP ファイルをインストールしない(デスクトップに英語のみを使用する)場合でも、理由コード、ラップアップ理由および電話帳エントリなどの Finesse データに Unicode 文字を使用できます。 たとえば、中国語を使用して理由コードを定義した場合、英語のみのデスクトップに中国語で表示されます。


      コール変数と ECC 変数は Unicode に対応しており、デスクトップのロケールに依存しません。 ただし、Unified CCE Script Editor ではこれらの Unicode 文字が正しく表示されない可能性があります。Unified CCE スクリプトで問題が発生する可能性があるためです(特に、Unified CCE がネイティブ言語(中国語、日本語、ロシア語など)の Windows オペレーティング システムにインストールされている場合)。

      Latin-1 文字を使用するエージェントの姓名およびチーム名は、Unified CCE データベースに定義されたとおりにデスクトップに表示されます。 ただし、Unified CCE がネイティブ言語の Windows オペレーティング システムにインストールされており、名前に Latin-1 以外の文字が含まれているいる場合、その名前はデスクトップで正しく表示されません。

      Finesse では、次のコンポーネントのローカリゼーションはサポートされていません。

      • Finesse Administration Console
      • Unified Contact Center Express(Unified CCX)用の Finesse デスクトップ
      • Finesse ガジェットのコンテナに展開されているサードパーティ ガジェットのタブ ラベル

        (注)  


        Finesse レイアウト XML ファイル内のサードパーティ ガジェットのタブ ラベルはユーザが定義できます。 これらのラベルはハードコードされ、デスクトップ上でユーザが独自にロケールを選択できます。 タブに定義できるラベルはそれぞれ 1 つだけです。 複数の言語を使用してタブに複数のラベルを定義することはできません。


      • Latin-1 以外の文字で構成されるエージェントおよびチーム名

      (注)  


      ロケール ベースの検索および並べ替えが期待どおりに機能しない可能性があります。