サービス エクスチェンジ : Cisco Service Control Application for Broadband

Cisco Service Control 製品のインストレーション ガイド リリース 3.6.x

Cisco Service Control ソリューション ガイド
発行日;2012/01/21 | 英語版ドキュメント(2011/03/23 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

Cisco Service Control 製品のインストレーション ガイド リリース 3.6.x

概要

システム コンポーネント

オプションとバージョン

システム インストールの概要

Cisco Service Control のトポロジ

全体のシステム トポロジ

Cisco SCE8000 プラットフォームのトポロジ

物理トポロジ

デュアル Cisco SCE8000 トポロジ(直列)

Multi-Gigabit Service Control Platform(MGSCP)トポロジ

システム インストール

SCE8000 プラットフォームのインストール

SCE8000 の接続

Subscriber Manager のインストール

Collection Manager のインストール

Collection Manager ソフトウェアで使用されるポート

Sybase データベースのインストール

Collection Manager ソフトウェアのインストール

SCA BB アプリケーションのインストール

SCE プラットフォームで実行されている OS が互換性のあるバージョンであるかを確認する方法

SM で互換性のあるバージョンが実行されているかを確認する方法

SCA BB Console のインストール方法

SCE プラットフォームへのアプリケーションおよびプロトコル パックのインストール

開始する前に

SCE プラットフォームへのファイルのインストール方法

初期設定

Cisco SCE8000 プラットフォームの初期設定

初期 SCA BB 設定

[Usage Analysis Wizard] を使用したデフォルト サイトの定義方法

Subscriber Manager の設定

Cisco SCE 2000 プラットフォームのインストール

Cisco SCE 2000 プラットフォームのトポロジ

Cisco SCE 2000 プラットフォームのインストール

初期システム設定

SCE 2000 の接続

Multi-Gigabit Service Control Platform(MGSCP)トポロジ

システム要件と前提条件

全体のシステム要件

SCA BB システム要件

SM システム要件

CM システム要件

マニュアルの入手方法およびテクニカル サポート

Cisco Service Control ソリューション ガイド

Cisco Service Control 製品のインストレーション ガイド リリース 3.6.x

OL-21069-01-J

 

概要

この概要では、Cisco Service Control ソリューションの各種コンポーネントを紹介し、インストール プロセス全体について詳細に説明します。

システム コンポーネント

Cisco Service Control ソリューションは、5 つの主要なコンポーネントで構成されています。

Service Control Engine(SCE)プラットフォーム:アプリケーション レベルでのネットワーク トランザクションの分析およびレポートに特化した、柔軟性の高い、強力な専用ネットワーク使用状況モニタ。

SCE プラットフォームのインストールおよび初期設定の詳細については、『 Cisco SCE Platform Installation and Configuration Guides 』を参照してください。

Service Control Application for Broadband(SCA BB):トラフィック分類、および課金とレポートのサービス コンフィギュレーション ファイルを作成し、そのファイルを SCE プラットフォームに適用するためのアプリケーション。各 SCE プラットフォームに対するこれらのコンフィギュレーション ファイルの配布を自動化するためのツールを利用できます。この簡便な標準ベースの手法により、大規模なネットワークにある複数のデバイスを簡単に管理できます。

SCA BB のインストールおよび操作の詳細については、『 Cisco Service Control Application for Broadband (SCA BB) User Guide 』を参照してください。

Service Control Management Suite(SCMS)Subscriber Manager(SM):加入者情報およびポリシーのダイナミック バインディングが必要な場合に使用されるミドルウェア ソフトウェア コンポーネント。SM によって加入者情報が管理され、その情報が、複数の SCE プラットフォームに対してリアル タイムで供給されます。SM には加入者ポリシー情報が内部的に保存でき、SM は 、AAA システム(RADIUS や DHCP など)と SCE プラットフォーム間のステートフル ブリッジとなります。

Subscriber Manager のインストールと操作の詳細については、『 Cisco Service Control Management Suite Subscriber Manager User Guide 』を参照してください。

Quota Manager(QM)は、SM のオプションのコンポーネントです。このコンポーネントを使用することによって、Service Control ソリューション プロバイダーは、加入者セッションにおける加入者クォータを、高い柔軟性をもって管理できます。

QM のインストールおよび操作の詳細については、『 Cisco Service Control Management Suite Quota Manager User Guide 』を参照してください。

Virtual Link Manager(VLM)は、SM のコンポーネントであり、これを使用することによって、Service Control ソリューションのプロバイダーが、階層分化パッケージを含む単一のポリシーを作成し、複数の仮想リンクを作成してから加入者をその仮想リンクに割り当てることによって、個別の加入者リングを別々に監視および制御できます。詳細については、『 Cisco Service Control for Managing Remote Cable MSO Links Solution Guide 』を参照してください。

Service Control Management Suite(SCMS)Collection Manager(CM):1 つまたは複数の SCE プラットフォームから Raw Data Record(RDR; 未加工データ レコード)を受信する収集システムの実装。使用状況情報と統計情報を収集し、データベースに保存します。さらに、CM によって、加入者の使用状況情報および統計情報が、外部システムによるさらなる処理と収集のための単純なテキストベース ファイルに変換されます。

SM のインストールと操作の詳細については、『 Cisco Service Control Management Suite Collection Manager User Guide 』を参照してください。

Service Control Application(SCA)Reporter:CM によって保存されたデータを処理し、そのデータからの一連の有用なレポートを出力するソフトウェア コンポーネント。SCA Reporter は、スタンドアローンでも、Console に統合された形としても実行できます。

Reporter のインストールおよび操作の詳細については、『 Cisco SCA BB Reporter User Guide 』を参照してください。

さらに、SCE プラットフォーム、SCMS-CM、SCMS-SM、および SCA Reporter は、IP ネットワーク トラフィックの詳細な分類、分析、レポート、および制御をサポートするように設計されています。SCMS-CM、SCA Reporter、および SCMS-SM はオプションのコンポーネントであり、Cisco Service Control ソリューションのあらゆる配置でそれらが必要なわけではありません。サードパーティ製の収集およびレポート アプリケーションが採用されたサイト、動的な加入者認識処理を必要としないサイト、および、RADIUS または DHCP のスニッフィング オプションが使用されているサイトでは、これらのコンポーネントのすべてが必要なわけではない可能性があります。

オプションとバージョン

Cisco SCE プラットフォーム

Cisco SCE プラットフォームには、次の 3 つのバージョンが存在します。

SCE 1000:2 つの GBE インターフェイスにより、1 つのトラフィック リンクをサポート。

SCE 2000 4 xGBE:4 つの GBE インターフェイスにより、2 つのトラフィック リンクと直列トポロジをサポート。

SCE8000:2 つまたは 4 つの 10 GBE インターフェイス。4 つのインターフェイスにより、2 つのトラフィック リンクと直列トポロジをサポート。

SCE8000:8 または 16 GBE インターフェイス。16 つのインターフェイスにより、8 つのトラフィック リンクと直列トポロジをサポート。

AC 電源と DC 電源のいずれにおいても、すべてのプラットフォーム バージョンが使用できます。


) このガイド全般において、Cisco SCE8000 プラットフォームのインストール手順について説明します。


SCA BB アプリケーション

SCA BB には、バージョンの違いはありません。

Subscriber Manager

SM には、次のバージョンが存在します。

Solaris

Linux

2 つの SM バージョンとも、次のオプションで使用可能です。

冗長性を確保するための、オプションの Veritas クラスタ サポート

オプションの Login Event Generators(LEG)

Collection Manager

CM には、次のバージョンが存在します。

Solaris

Linux

2 つの CM バージョンとも、次のオプションのいずれかで使用可能です。

バンドルされたデータベースの使用(Sybase Adaptive Server Enterprise データベース)

外部データベースの使用(JDBC アダプタとともに使用される、Oracle(TM)や MySQL などの、任意の JDBC 準拠データベース)

Reporter

Reporter には、バージョンの違いはありません。

システム インストールの概要

図 1 に、Cisco Service Control システムのコンポーネントをインストールする順序を示します。

図 1 Cisco Service Control 製品全体のインストール

 

Cisco Service Control システム全体をインストールするには、次の手順を実行します。


ステップ 1 SCE プラットフォームを設置します( 「SCE8000 プラットフォームのインストール」 を参照)。

これには、次の手順が含まれます。

ラックへの設置

ローカル コンソールを使用した初期設定

管理ポートおよびライン ポートのケーブル接続

ステップ 2 Subscriber Manager をインストールします( 「Subscriber Manager のインストール」 を参照)。

これには、次の手順が含まれます。

予備設定(メモリ設定およびコンフィギュレーション ファイル)

SM ソフトウェアのインストール

PRPC 認証のためのユーザの追加

ステップ 3 Connection Manager をインストールします( 「Collection Manager のインストール」 を参照)。

これには、次の手順が含まれます。

バンドルされたデータベースをインストール(バンドルされたデータベースを使用する場合)

CM ソフトウェアのインストール

各種アダプタに関連した設定

PRPC 認証のためのユーザの追加

外部データベースを使用する場合(バンドルされていない)、データベースへの接続が可能になるように CM を設定

ステップ 4 SCA BB コンソールおよびオプションの SCA BB 設定ユーティリティをインストールします( 「SCA BB アプリケーションのインストール」 を参照)。

ステップ 5 SCE プラットフォームに SCA BB アプリケーション コンポーネント(pqi ファイル)およびプロトコル パックをインストールします( 「SCE プラットフォームへのアプリケーションおよびプロトコル パックのインストール」 を参照)。

ステップ 6 管理用ワーク ステーションから、Cisco SCE8000 プラットフォームの、任意の追加の初期設定を実行します( 「Cisco SCE8000 プラットフォームの初期設定」 を参照)。

ステップ 7 [Usage Analysis Wizard] を使用して、SCA BB アプリケーションの初期設定を実行します( 「初期 SCA BB 設定」 を参照)。


 

Cisco Service Control のトポロジ

この章では、Cisco Service Control ソリューションの可能な配置トポロジについて説明します。


) この章では、Cisco SCE8000 プラットフォームの配置トポロジを示します。Cisco SCE 2000 プラットフォームの配置トポロジについては、「Cisco SCE 2000 プラットフォームのインストール」を参照してください。


全体のシステム トポロジ

図 2 に、Cisco Service Control ソリューションの一般的なトポロジを示します。

水平のフロー:加入者と IP ネットワークとの間のトラフィックを表しています。

SCE プラットフォームによって、トラフィックのフローが監視されます。

垂直のフロー:SCE プラットフォームから CM への Raw Data Record(RDR; 未加工データ レコード)の送信を表しています。

SM によって、加入者データが提供されます。これにより、SCA BB が加入者レベルの分析および制御を実行できます。

図 2 SCA BB における情報の流れ

 

Cisco SCE8000 プラットフォームのトポロジ

Cisco SCE8000 は、2 つの SCE プラットフォーム間におけるロード シェアリング、非対象ルーティング、およびフェールオーバーのサポートを使用した、デュアル リンクのためのソリューションです。

Cisco SCE8000 は、全二重方式の 10GBE ストリームに対するワイヤ速度処理をサポートするように構築されています。そのため、Cisco SCE8000 は、マルチリンク環境にさまざまなトポロジで配置できます。

シングル Cisco SCE8000 トポロジ:双方向フローのどちらの方向も処理が可能で、あるフローのアップストリーム パスとダウンストリーム パスの両方を、それらが別のリンクを通過する場合であっても、処理します。

デュアル Cisco SCE8000 トポロジ(直列):直列の Cisco SCE8000 では、高可用性とフェールオーバー ソリューションが実現し、Cisco SCE8000 に障害が発生した場合でも、回線とサービスが維持されます。

Multi-Gigabit Service Control Platform(MGSCP)トポロジ:スケーラビリティを確保するため、Cisco SCE8000 プラットフォームでは、複数の SCE プラットフォームを、プラットフォーム間における負荷分散を実行するために使用される Cisco 7600 シリーズ ルータに接続するためのオプションがサポートされています。

物理トポロジ

Cisco SCE8000 がサポートする各種物理トポロジについては、次を参照してください。

「シングル Cisco SCE8000 トポロジ」

「シングル Cisco SCE8000 トポロジ」

「デュアル Cisco SCE8000 トポロジ(直列)」

「Multi-Gigabit Service Control Platform(MGSCP)トポロジ」

シングル Cisco SCE8000 トポロジ

シングル Cisco SCE8000 では、シングル 10GBE リンク トポロジと、デュアル 10GBE リンク トポロジの両方がサポートされます。

「シングル リンク:インライン トポロジ」

「デュアル リンク:インライン インストール」

「シングル リンク:受信専用トポロジ」

「デュアル リンク:受信専用トポロジ」

シングル リンク:インライン トポロジ

通常、Cisco SCE8000 は 2 つのデバイス(ルータ、BRAS など)間の全二重 10GBE リンクに接続されます。Cisco SCE8000 をインライン インストールとして設置する場合、Cisco SCE8000 は、加入者とネットワークとの間のデータ リンク上に物理的に常駐します( 図 3 を参照)。

図 3 シングル リンク:インライン トポロジ

 

デュアル リンク:インライン インストール

このトポロジでは、1 つの Cisco SCE8000 を、2 つの全二重 10GBE リンクで、インラインに接続します(図 4)。

2 つのリンクが負荷共有になっている場合、非対象ルーティングが発生し、フローの一部が分割される可能性があります。つまり、フローのアップストリーム パケットが一方のリンクを通過し、ダウンストリーム パケットがもう一方のリンクを通過します。

Cisco SCE8000 をこのトポロジでインストールすると、このような事態は完全に克服され、2 つのリンクで非同期ルーティングは発生しなかったかのように、通常の機能が提供されます。

図 4 デュアル リンク:インライン インストール

 

シングル リンク:受信専用トポロジ

このトポロジでは、加入者のネットワークとの間における 10GBE リンク上に、光学スプリッタが物理的に常駐します( 図 5 を参照)。トラフィックは光学スプリッタを通過し、それにより、トラフィックが Cisco SCE8000 に分配されます。そのため、Cisco SCE8000 では、トラフィックを受信するだけであり、送信はされません。

図 5 シングル リンク:受信専用トポロジ

 

光学スプリッタ トポロジの場合、Cisco SCE8000 で有効になるのは、トラフィック監視機能だけです。


) スイッチを使用して受信専用トポロジを実装する場合、そのスイッチは、入トラフィックと出トラフィックの分離や、複数の SPAN ポート宛先などの SPAN 機能がサポートされているものである必要があります。


デュアル リンク:受信専用トポロジ

このトポロジでは、1 つの Cisco SCE8000 を、光学スプリッタを使用して、2 つの全二重 10 GBE リンクに対して受信専用モードで接続します( 図 6 を参照)。

デュアル リンクのインライン トポロジと同様、このトポロジでは、非対称ルーティングの問題は完全に克服されます。

図 6 デュアル リンク:受信専用トポロジ

 


) スイッチを使用して受信専用トポロジを実装する場合、そのスイッチは、入トラフィックと出トラフィックの分離や、複数の SPAN ポート宛先などの SPAN 機能がサポートされているものである必要があります。


デュアル Cisco SCE8000 トポロジ(直列)

このトポロジでは、2 つの直列 Cisco SCE8000 が使用されます。これにより、フェールオーバー ソリューションが可能になり、1 つの Cisco SCE8000 に障害が発生すると、Cisco SCE8000 が提供する機能が、リダンダント プラットフォームによって提供されます( 図 7 を参照)。

このトポロジによって、冗長性が必要でインライン接続が使用される、制御機能および監視機能の両方が利用できるようになります。2 つの Cisco SCE8000 は直列になっているため、プライマリ Cisco SCE8000 では 2 つのリンクのトラフィックが処理され、セカンダリ Cisco SCE8000 では、そのリンクのトラフィックだけが、プライマリ Cisco SCE8000 へ処理のためにバイパスされ、処理されたトラフィックは、そのリンクに再度バイパスされます。2 つの Cisco SCE8000 では、キープアライブ メッセージと加入者状態情報の交換も実行されます。

プライマリ Cisco SCE8000 に障害が発生した場合、2 つの Cisco SCE8000 が役割を交代し、それによりフェールオーバーが実現します。

図 7 2 つの直列 Cisco SCE8000 プラットフォーム

 

このフォールオーバー ソリューションによって、Cisco SCE8000 の機能とネットワーク リンクが次のように維持されます。

加入者のコンテキストは 2 つの Cisco SCE8000 によって同時に認識され、加入者の状態は両者によって継続的に交換されるので、プライマリ Cisco SCE8000 に障害が発生してもセカンダリによって引き継がれ、状態の損失は最小限に抑えられます。

片方の Cisco SCE8000 に障害が発生すると、(障害の種類にもよりますが)そのリンクのトラフィックは、機能している方の Cisco SCE8000 にバイパスされ、そこで処理されます。そのため、トラフィックの処理は両方のリンクに対して継続されます。

障害が発生した Cisco SCE8000 を通過するトラフィックのバイパスは設定可能であり、ユーザは、障害が発生した Cisco SCE8000 を通る回線が必ず切断されるようにすることを選択できます。この場合、HSRP のようなネットワーク冗長性プロトコルによって回線切断が認識され、すべてのトラフィックが、機能している Cisco SCE8000 を通過するように切り替えられます。

さらに、Cisco SCE8000 を、外部の光学バイパスを使用するように設定し、Cisco SCE8000 に何らかの障害が発生しても、そのバイパスが使用されてリンクが継続されるようにできます。これにより、非対称なルーティング機能が提供されることによって、リンクの継続性が 100% 確保されます。

Multi-Gigabit Service Control Platform(MGSCP)トポロジ

このトポロジでは、複数の Cisco SCE8000 プラットフォームを 1 つの Cisco 7600 シリーズ ルータに接続します。Cisco 7600 シリーズ ルータは、プラットフォーム間のディスパッチャとなります( 図 8 を参照)。ルータは、加入者側とネットワーク側の、2 つの EtherChannel(EC)を備えており、SCE プラットフォーム トラフィックのロード バランシングが実行されます。1 番目のルータに入ったトラフィックは、加入者側の EC によって SCE プラットフォーム間に分配されてから、そのルータに戻ります。その結果、そのトラフィックを、元の宛先に転送できます。

図 8 基本的な MGSCP トポロジ

 

MGSCP トポロジには、さまざまな形が考えられます。考慮すべき主要な要素は次の 2 つです。

「SCE プラットフォームの冗長性のタイプ」

「リダンダント Cisco 7600 シリーズ ルータ」

SCE プラットフォームの冗長性のタイプ

すべてアクティブ

EC 内のすべてのポートとすべての SCE プラットフォームをアクティブにします。SCE プラットフォームの 1 つで障害が発生すると、EC 内のそのプラットフォームに関連したポート上の各リンクがダウンし、EC によって、そのプラットフォームが負荷分散から自動的に除外されます。その次に、負荷が、残りのアクティブな SCE プラットフォーム間で分散されます。

Cisco SCE8000 では 2 つのリンクがサポートされているので、この設定には、2 つのリンク(2 つの EC ポート)ごとに 1 つの SCE プラットフォームが必要となります。

N+1

N 個の」SCE プラットフォームをアクティブにし、1 つのプラットフォームをスタンバイ状態にします。スタンバイ SCE プラットフォームに接続された EC ポートは、スタンバイ ポートとして設定する必要があります。SCE プラットフォームの 1 つに障害が発生すると、障害が発生した SCE プラットフォームに接続された EC ポートが閉じられ、スタンバイ SCE プラットフォームに接続された EC ポートがアクティブになります。

Cisco SCE8000 では、2 つのリンクがサポートされているので、この設定では、2 つのリンク(2 つの EC ポート)ごとに 1 つの SCE プラットフォームと、スタンバイ用に 1 つの追加 SCE プラットフォームが必要となります。

スタンバイ SCE プラットフォームは、上位 2 つの番号のポートに接続する必要があることに注意してください。EC の動作によって、自動的にこれらのポートがスタンバイ ポートに指定されるからです。

リダンダント Cisco 7600 シリーズ ルータ

2 つの Cisco 7600 シリーズ ルータを使用して、ネットワークに冗長性を持たせることが可能です( 図 9 を参照)。

このトポロジでは、それぞれの Cisco SCE8000 プラットフォーム上の 1 つのリンクを各ルータに接続します。そのため、各リンクに対して、1 つの SCE プラットフォームが必要です。

図 9 リダンダント ルータを使用した MGSCP

 

システム インストール

この章では、Cisco Service Control ソリューションのシステム インストールについて説明します。

SCE8000 プラットフォームのインストール

Cisco SCE8000 プラットフォームをインストールするには、次の手順を実行します(詳細については、『 Cisco SCE8000 10GBE Installation and Configuration Guide 』か『 Cisco SCE8000 GBE Installation and Configuration Guide 』を参照してください)。


) SCE 2000 プラットフォームのインストールについては、「Cisco SCE 2000 プラットフォームのインストール」を参照してください。



ステップ 1 ラックに SCE プラットフォームを設置します。

ステップ 2 シャーシ アースと電源を接続します。

ステップ 3 CON ポートをローカル端末に接続します。必要に応じて、初期設定パラメータを設定します( 「Cisco SCE8000 プラットフォームの初期設定」 を参照)。

ステップ 4 MNG ポートをローカル LAN に接続します。

ステップ 5 回線ポートにケーブルを接続します(各種トポロジの正しいケーブル接続のまとめについては、 「SCE8000 の接続」 を参照してください)。


 

SCE8000 の接続

表 1 表 2 表 3 表 4 、および 表 5 に、基本的なトポロジにおける SCE8000 の接続をまとめます。

受信専用トポロジでは、受信ファイバだけが使用されます。


) 受信専用トポロジは、光学スプリッタとスイッチのいずれを使用しても実装できます。スイッチを使用する場合、そのスイッチでは、入トラフィックと出トラフィックの分離や複数 SPAN ポート宛先を含む SPAN 機能がサポートされている必要があります。


 

表 1 シングル リンク インライン接続

ポート
リンク
接続側

3/0/0

リンク 0

加入者

3/1/0

リンク 0

ネットワーク

 

表 2 デュアル リンク インライン接続

ポート
リンク
接続側

3/0/0

リンク 0

加入者

3/1/0

リンク 0

ネットワーク

3/2/0

リンク 1

加入者

3/3/0

リンク 1

ネットワーク

 

表 3 直列接続

SCE8000 #1 上のポート
接続対象

3/0/0

加入者側のネットワーク要素

3/1/0

ネットワーク側のネットワーク要素

3/2/0(直列ポート)

SCE8000 #2 上のポート 3/3/0

3/3/0(直列ポート)

SCE8000 #2 上のポート 3/2/0

SCE8000 #2 上のポート
接続対象

3/0/0

加入者側のネットワーク要素

3/1/0

ネットワーク側のネットワーク要素

3/2/0(直列ポート)

SCE8000 #1 上のポート 3/3/0

3/3/0(直列ポート)

SCE8000 #1 上のポート 3/2/0

 

表 4 光学バイパス接続:シングル リンク

光学バイパスのポート
接続対象

A

加入者側のネットワーク要素

B

ネットワーク側のネットワーク要素

C

SCE プラットフォームのポート 3/0/0

D

SCE プラットフォームのポート 3/1/0

CTRL

SCE8000-SCM-E モジュールの左外部バイパス ポート

 

表 5 光学バイパス接続:デュアル リンク

光学バイパス #1 上のポート
接続対象

A

加入者側のネットワーク要素

B

ネットワーク側のネットワーク要素

C

SCE プラットフォームのポート 3/0/0

D

SCE プラットフォームのポート 3/1/0

CTRL

SCE8000-SCM-E モジュールの左外部バイパス ポート

光学バイパス #2 上のポート
接続対象

A

加入者側のネットワーク要素

B

ネットワーク側のネットワーク要素

C

SCE プラットフォームのポート 3/2/0

D

SCE プラットフォームのポート 3/3/0

CTRL

SCE8000-SCM-E モジュールの右外部バイパス ポート

Multi-Gigabit Service Control Platform トポロジ

Multi-Gigabit Service Control Platform(MGSCP)配置では、具体的なケーブル配線スキームは、Cisco 7600 シリーズ ルータにおける EtherChannel 内のポートの数および配置によって異なります。そのため、具体的なケーブル配線スキームを示すことは不可能です。ケーブル配線スキームを設計する際には、次の一般的なガイドラインを参照してください。

MGSCP トポロジに関する一般的なガイドライン

1 つの Cisco SCE8000 プラットフォームごとに 2 つのリンクが存在しているので、プラットフォームの必要最小数は、使用されるリンクの半数です。

各リンクは、Cisco 7600 シリーズ ルータの EtherChannel(EC)上の 1 つのポートに対応しています。各 EC では、最大 8 つのポートがサポートされます。そのため、8 つの EC ポートすべてを設定する場合、4 つの Cisco SCE8000 プラットフォームが必要となります。

N+1 冗長性の場合、(スタンバイ プラットフォームに接続された)2 つのポートを、両方の EC 上でスタンバイ ポートとして設定する必要があります。

そのため、N+1 冗長性の場合、1 つのルータと 5 つの Cisco SCE8000 プラットフォームが、8 つのリンクをサポートするために使用されます。

2 つの Cisco 7600 シリーズ ルータを(ネットワークの冗長性を確保するために)使用する場合、各 Cisco SCE8000 プラットフォーム上の 1 つのリンクが、各ルータに接続されます。そのためには、2 倍の数の Cisco SCE8000 プラットフォームが必要です。つまり、各リンクに対して 1 つのプラットフォームとなります。

8 つのポートをサポートするには、最低 8 つの Cisco SCE8000 プラットフォームが必要です。

N+1 の冗長性を確保するために 8 つのアクティブ リンクをサポートするには、9 つの Cisco SCE8000 プラットフォームを使用します。

EC に対してケーブル接続する際は、次のガイドラインを参照してください。

Cisco SCE プラットフォームのポートは、両側とも同じ順序で EC ポートに接続する必要があります。

EC ポートは、その物理インターフェイス番号の昇順でソートする必要があります。

2 つの Cisco 7600 シリーズ ルータを使用したトポロジでは、EC ポートに対する接続の順序を両方のルータで同じにする必要があります。両方のルータで、特定の加入者のトラフィックを同じ SCE プラットフォームに送信させるには、SCE プラットフォームを完全に同じ順序で両方のルータに接続する必要があります(1 つの SCE プラットフォームを両方のルータの最初のリンクに接続し、次の SCE プラットフォームを両方のルータの 2 番めのリンクに接続、以降同様)。

Subscriber Manager のインストール

ここでは、SM バージョン 3.6.0 を Solaris または Red Hat Linux で稼動するコンピュータにインストールする方法について説明します。

詳細については、『 Cisco SCMS Subscriber Manager User Guide 』を参照してください。


ステップ 1 FTP を使用してディストリビューション ファイルを SM にロードし、それらのファイルを展開します。

ステップ 2 システム メモリの設定値を決定します。

システム メモリ設定の要件は、加入者の最大数に合せて設定します。『 Cisco Service Control Management Suite Subscriber Manager User Guide 』の「Installation and Upgrading」の「Installation Procedure」を参照してください。

ステップ 3 共有メモリの設定値を設定します。

TimesTen では、オペレーティング システムのカーネル設定ファイルで、何らかの変更を行う必要があります。

Solaris の場合、ファイル /etc/system を変更します。

Linux の場合、ファイル /etc/sysctl.conf を変更します。

これらの変更によって、マシン上の共有メモリおよびセマフォ リソースが、デフォルトよりも増加します 『 Cisco Service Control Management Suite Subscriber Manager User Guide 』の「Installation and Upgrading」の「Installation Procedure」を参照してください。

ステップ 4 install-def.cfg ファイルを編集します。


) このステップは、SM のインストール実行時におけるオプションです。しかし、パラメータ値の 1 つをデフォルト値に設定するべきではない場合には、このファイルを編集することを推奨します。


install-def.cfg ファイルには、SM をインストールする前に事前設定が可能な複数のパラメータが格納されています。これらのパラメータは、インストール ルーチンによって、関連する SM コンフィギュレーション ファイルにコピーされます。デフォルトでは、これらのパラメータのすべてがコメントされており、デフォルト値が使用されます。

表 6 に、install-def.cfg ファイルのパラメータのリストを示します。

 

表 6 install-def.cfg ファイルのパラメータ

パラメータ名
格納場所
説明
別の設定オプション

max_subscribers_num

SM の定義

SM がサポートする加入者の最大数を定義

最大数:

Solaris 20,000,000

Linux 2,000,000

デフォルト:200,000

p3sm.cfg コンフィギュレーション ファイル内の max_number_of_subscribers パラメータ

sm_memory_size

SM の定義

MB 内の SM プロセスに割り当てられるメモリ量を定義

~pcube フォルダの下に常駐する sm.sh ファイル内の PCUBE_SM_MEM_SIZE

database_perm_size

データベース定義

MB 内のデータベースに割り当てられる PermSize を定義

/var/TimesTen/sys.odbc.ini ファイル内の PermSize パラメータ

database_temp_size

データベース定義

MB 内のデータベースに割り当てられる TempSize を定義

/var/TimesTen/sys.odbc.ini ファイル内の TempSize パラメータ

ステップ 5 install-sm.sh スクリプトを実行します。


) install-sm.sh スクリプトはカスタマイズ可能です。



/etc/motd ファイルが存在している場合、このスクリプトは実行できません。このファイルは、install-sm.sh スクリプトを実行する前に移動または削除する必要があります。


ワークステーションのシェル プロンプトから、ディストリビューション ファイルが展開されたディレクトリに移動し、 install-sm.sh スクリプトを実行します。『 Cisco Service Control Management Suite Subscriber Manager User Guide 』の「Installation and Upgrading」の「Installation Procedure」を参照してください。

ステップ 6 pcube ユーザのパスワードを設定します。

インストール スクリプトが正常終了したら、 # passwd pcube コマンドを実行することによって、pcube ユーザのパスワードを設定します。


) 選択したパスワードは忘れないようにしてください。


ステップ 7 コンピュータをリブートします。

インストールを終了するには、コンピュータをリブートする必要があります。

ステップ 8 PRPC 認証用ユーザを追加します。

SCA BB では、SM への接続時にユーザ名とパスワードが必要なので、PRPC 認証用ユーザを追加する必要があります。

PRPC 認証用ユーザを追加するには、 p3rpc コマンドライン ユーティリティを使用します。次に例を示します。

>p3rpc --set-user --username=pcube --password=pcube-password


 

Collection Manager のインストール

ここでは、Solaris または Red Hat Linux で稼動するコンピュータ上における Collection Manager(Sybase データベースがバンドルされているか否かは問いません)のインストール方法について解説します。

「Collection Manager ソフトウェアで使用されるポート」

「Sybase データベースのインストール」

「Collection Manager ソフトウェアのインストール」

詳細については、『 Cisco SCMS Collection Manager User Guide 』を参照してください。

Collection Manager ソフトウェアで使用されるポート

表 7では、CM ソフトウェアおよび関連コンポーネント(Sybase データベースなど)が待ち受ける TCP/UDP ポートを説明します。この表は、ネットワーク管理者がソフトウェアの動作、およびソフトウェアとセキュリティ ポリシーとの関係を理解する場合に役立つことがあります。

 

表 7 CM が継続的に待ち受けるポート

ポート番号
説明

33000

データ収集用 RDR を送信するために、SCE デバイスが使用します。

21

CM マシンの CM ユーザを認証するために、従来の(バージョン 3.0 以前の)SCAS Reporter が使用します。

33001

内部 CM。

(注) アクセスが必要なのは、ローカル マシンからだけです。外部アクセスの場合はブロックできます。

9092

HTTP 技術者用インターフェイス。

4100

ODBC/JDBC による Sybase データベース接続(バンドルされている Sybase インストール用)。データベースへのアクセスが必要です。

1099 ~ 1120

RMI。データ コレクタとサービス コントロール管理サーバ間の管理インターフェイスとして使用します。

22000

CM の FTP サーバ。

(注) データ転送の場合、FTP トランザクションはプロトコルによるネゴシエーションに従って、その他のポート(22001 ~ 22100)で待ち受けることがあります。

7787

管理ユーザ ログの内部ログ。

(注) アクセスが必要なのは、ローカル マシンからだけです。外部アクセスの場合はブロックできます。

14375

シンボル定義( values.ini )を CM に送信するために、SCA BB Console で使用します。

次にリスト表示されているポートは、デバイスが常に待ち受けているポートです。これらのポート番号に対してアクセスを許可しておきます。許可がない場合、処理内容においては失敗することがあります。

処理(ファイル転送など)によっては、リスト表示されたポート以外のポートをデバイスが一時的に開くことがありますが、処理が終了すると自動的にポートが閉じます。

Sybase データベースのインストール

Sybase をインストールしない場合(unbundled モードで作業している場合など)は、 「Collection Manager ソフトウェアのインストール」 を参照してください。


) Sybase データベースのインストールには最大 3 時間かかる場合があります。



) バンドルされた Sybase データベースを使用する場合、CM をインストールするサーバには、最大 4 台の CPU コアを搭載できます。


installsyb.sh スクリプトは、Sybase データベースをインストールします。スクリプトで実行される動作については、『 Cisco SCMS Collection Manager User Guide 』を参照してください。


ステップ 1 root ユーザとしてログインして、システムまたはローカル ネットワーク上で利用可能なディストリビューション キット コンテンツを作成します。

ステップ 2 ディレクトリをディストリビューション キット ルートの sybase に変更します。

ステップ 3 installsyb.sh スクリプトを実行します 。次のようにスクリプトを入力します。

installsyb.sh --sybhome=SYBHOME {--datadir=DATADIR}
 

SYBHOME は Sybase ユーザのホーム ディレクトリです(1 GB の空き容量が必要)。

データ場所オプションを選択します。

--datadir=DATADIR を指定します。ここでは DATADIR は、すべての Sybase データが格納されるディレクトリです。

15 GB 以上の空き容量のあるパーティション上の場所を使用します。

DATADIR を指定した場合、すべての Sybase データは通常のファイルとして該当ディレクトリに格納されます。デフォルト サイズは、データ用に 10 GB、ログ用に 3 GB、Sybase テンポラリ ストレージ用に 3 GB です。ディレクトリの所有権は、インストール中に Sybase ユーザに変更されます。

ステップ 4 スクリプトの完了後、Sybase ユーザのパスワードを設定します。

次のように passwd コマンドを使用します。

# passwd sybase


 

Collection Manager ソフトウェアのインストール

install-cm.sh スクリプトは、Collection Manager サーバをインストールするのに使用されます。

install-cm.sh オプション

install-cm.sh スクリプトの使用方法に関するメッセージは、次のとおりです。

Usage: install-cm.sh [-h] (-d CMDIR | -o)
 
Options: -d CMDIR select directory for ~scmscm
(must not exist and must be on 8 GB free partition)
-o upgrade the existing installation
while preserving the current configuration
(can't be used with -d)
-h print this help and exit
 

オプションの説明:

-d CMDIR
Used to designate the directory of the newly created
scmscm user's home. Should be the name of a
non-existing directory, whose parent resides on a
partition where at least 8 GB is free.
As an alternate to this option, you can specify -o :
 
-o
Use this option when you wish to upgrade the existing
installation while preserving the current configuration.
(can't be used with -d)
 

install-cm.sh スクリプトで実行される動作については、『 Cisco SCMS Collection Manager User Guide 』を参照してください。


ステップ 1 ディストリビューション キットのルートにある install-scripts ディレクトリに移動します。

ステップ 2 install-cm.sh スクリプトを実行します。

# install-cm.sh -d <CM home dir>
 

ステップ 3 スクリプトの完了後、scmscm ユーザのためのパスワードを設定します。

次のコマンドを実行して、scmscm ユーザのパスワードを設定します。

passwd scmscm
 

選択したパスワードを必ず記録します。

ステップ 4 (任意)CM を、外部データベースを使用するように設定するには、 ~scmscm/scripts/dbconf.sh スクリプトを使用します。

次に、サポート対称の外部データベースの一覧を示します。

Sybase:バージョン 12.5.1 以降

Oracle:バージョン 9.2、10g、および 11g

MySQL:バージョン 4.1 以降

詳細については、『 Cisco Service Control Management Suite Collection Manager User Guide 』の「Managing the Collection Manager」の章の「Configuring Databases」を参照してください。

ステップ 5 データベースを起動します。

外部データベースを使用する場合、データベース ベンダーが提供する指示書に従って、そのデータベースを起動してください。

Sybase データベースを使用する場合:

a. ルート ユーザで sybase start コマンドを実行します。

# ~scmscm/setup/sybase start

b. 数分待機して、 alive.sh スクリプトを実行します。

# ~scmscm/setup/alive.sh

出力の中に Sybase not functioning という語句が含まれていないことを確認します。

ステップ 6 使用するアダプタとカテゴライザを設定します。

詳細については、『 Cisco SCMS Collection Manager User Guide 』の「Configuring the CM」を参照してください。

ステップ 7 次のコマンドを実行して、CM を起動します。

~scmscm/cm/bin/cm start
 

ステップ 8 jselect-sce-tz.sh スクリプトを使用して、CM の時間帯を設定します。

たとえば、SCE デバイスが GMT+2 にある場合、scmscm ユーザとして次のコマンドを実行します。

$ ~scmscm/cm/bin/jselect-sce-tz.sh --offset=120
 

ステップ 9 create_periodic_del_procs.sh スクリプトを scmscm ユーザを実行して、データベースに対する定期削除手順をアクティブにします。

~scmscm/db_maint/create_periodic_del_procs.sh
 

詳細については、『 Cisco SCMS Collection Manager User Guide 』の「Managing the Periodic Deletion of Old Records」を参照してください。

ステップ 10 定期削除手順の自動呼出しをアクティブにします。

次のコマンドを実行します。

$~scmscm/scripts/dbperiodic.py --load
 

これにより、 ~scmscm/db_maint/dbperiodic.conf で定義されたデフォルトのデータ保存設定値がロードされます。

ステップ 11 PRPC 認証用ユーザを追加します。

SCA BB では、CM への接続時にユーザ名とパスワードが必要なので、PRPC 認証用ユーザを追加する必要があります。

PRPC 認証用ユーザを追加するには、 p3rpc コマンドライン ユーティリティを使用します。次に例を示します。

~scmscm/cm/bin/p3rpc --set-user --username=scmscm --password=scmscm-password


 

SCA BB アプリケーションのインストール

ここでは、SCA BB アプリケーションのインストール方法について説明します。

詳細については、『 Cisco Service Control Application for Broadband User Guide 』を参照してください。

手順の概要


ステップ 1 SCE プラットフォームおよび SM の両方が、使用している SCA BB バージョンと互換性のあるバージョンで動作および実行されていることを確認します。

ステップ 2 SCA BB コンソールをインストールします。

ステップ 3 (任意)次の SCA BB ユーティリティをインストールします。

サービス設定ユーティリティ( servconf

SCA BB シグニチャ設定ユーティリティ( sigconf

SCA BB リアルタイム モニタリング設定ツール( rtmcmd )(および関連するリアルタイム モニタリング レポート テンプレート)

ステップ 4 SCE プラットフォーム上に常駐する SCA BB アプリケーションをインストールします。これは、インストール手順の後半で、SCA BB コンソールから実行できます。 「SCE プラットフォームへのファイルのインストール方法」 を参照してください。


 

SCE プラットフォームで実行されている OS が互換性のあるバージョンであるかを確認する方法


ステップ 1 SCE プラットフォームの CLI プロンプト (SCE#) で、 show version を入力します。

ステップ 2 Enter キーを押します。

SCE プラットフォーム上で実行されている OS のバージョンが表示されます。


 

SM で互換性のあるバージョンが実行されているかを確認する方法


ステップ 1 SM に対する Telnet セッションを開きます。

ステップ 2 SM bin ディレクトリに移動し、 p3sm version を入力します。

ステップ 3 Enter キーを押します。

このコマンドに対して、SM のバージョンが表示されます。


 

SCA BB Console のインストール方法


ステップ 1 Console インストール ファイル sca-bb-console-<xxx>.exe までナビゲートし、そのファイルをダブルクリックします。

標準のインストーラ ウィザードが表示されます(図 10)。

図 10 [SCA BB Console 3.6.0 Setup] ウィザード

 

ステップ 2 標準のインストール手順に従って、目的の場所にアプリケーションをインストールします。


 

SCA BB 設定ユーティリティのインストール方法

SCA BB 設定ユーティリティのインストールはオプションです。


ステップ 1 SCA BB インストール パッケージから、scas_bb_util.tgz ファイルを展開し、それを Windows、Solaris、または Linux ワークステーションにコピーします。

ステップ 2 そのファイルを新しいフォルダに解凍します。

SCA BB サービス設定ユーティリティ( servconf )、SCA BB リアルタイム モニタリング 設定ユーティリティ( rtmcmd )(および関連するリアルタイム モニタリング レポート テンプレート)、および SCA BB シグネチャ設定ユーティリティ( sigconf )は、bin フォルダの下にあります。


 

SCE プラットフォームへのアプリケーションおよびプロトコル パックのインストール

コンソールで [SCE Software Upgrade Wizard] を使用して、選択した SCE プラットフォームに、アプリケーション ファイル(pqi)とプロトコル パック(spqi)をインストールします。

開始する前に

SCE プラットフォームのアップグレードを開始する前に、必ず次の手順を実行してください。

アップグレードするすべての SCE プラットフォームの IP アドレスを収集します(それらの IP アドレスが [Network Navigator] ですべて定義されている場合は不要です)。

関連 pqi ファイルとプロトコル パックをローカル ロケーションまたは FTP でアクセス可能な場所にダウンロードします。FTP サイトを使用する場合、各ファイル用に十分な FTP ロケーションおよびパスを確保してください。

SCE プラットフォームへのファイルのインストール方法


ステップ 1 コンソールの [Network Navigator] で、アップグレードする SCE プラットフォームを選択します。右クリックし、メニューから [SCE Software Upgrade Wizard] を選択します( 図 11 を参照)。

SCE プラットフォームが [Network Navigator] でまだ定義されていない場合、サイト ノードを選択します。

図 11 [Network Navigator]

 

[SCE Software Upgrade Wizard] が開きます( 図 12 を参照)。

図 12 [SCE Software Upgrade Wizard]

 

ステップ 2 [SCE IP Addresses] ウィンドウ( 図 13 を参照)に、アップグレードするすべての SCE プラットフォームの IP アドレスが表示されているのを確認します。表示されていないものがあれば、それを入力します。

図 13 [SCE Software Upgrade Wizard]:[SCE IP Addresses] ウィンドウ

 

ステップ 3 [SCE Usernames and Passwords] ウィンドウ( 図 14 を参照)で、SCE プラットフォームへアクセスするために必要なユーザ名とパスワードを入力します。すべてのプラットフォームに対して同じユーザ名とパスワードを使用することも、各プラットフォームに対して異なるユーザ名とパスワードを入力することも可能です。

図 14 [SCE Software Upgrade Wizard]:[SCE Usernames and Passwords] ウィンドウ

 

ステップ 4 [Connectivity Test] ウィンドウ( 図 15 を参照)に、リスト上のすべての SCE プラットフォームへの接続試行の結果が表示されます。この手順で、すべての SCE プラットフォームをアップグレードのために接続できることを確認します。

図 15 [SCE Software Upgrade Wizard]:[Connectivity Test] ウィンドウ

 

ステップ 5 [SCE Firmware (PKG) Installation] ウィンドウ( 図 16 を参照)で、[Skip Firmware Installation] をオンにします。

図 16 [SCE Software Upgrade Wizard]:[SCE Firmware (PKG) Installation] ウィンドウ

 

ステップ 6 [SCE Application Software (PQI) Installation] ウィンドウ( 図 17 を参照)で、選択したすべての SCE プラットフォームにインストールする pqi ファイルの場所を指定します。

図 17 [SCE Software Upgrade Wizard]:[SCE Application Software (PQI) Installation] ウィンドウ

 

ステップ 7 [Protocol Pack (SPQI) Update] ウィンドウ( 図 18 を参照)で、選択したすべての SCE プラットフォームにインストールするプロトコル パックの場所を指定します。


) アップグレード中にインストールする Protocol Pack のバージョンは、アップグレードする Protocol Pack のバージョンと同じまたはそれ以降である必要があります。


図 18 [SCE Software Upgrade Wizard]:[Protocol Pack (SPQI) Update] ウィンドウ

 

ステップ 8 [Service Configuration (PQB) Update] ウィンドウ( 図 19 を参照)で、[Apply the Default Service Configuration] をオンにします。

図 19 [SCE Software Upgrade Wizard]:[Service Configuration (PQB) Update] ウィンドウ

 

ステップ 9 [Next] をクリックします。

[SCE Software Upgrade] ウィンドウの [Connectivity Test] ウィンドウを開きます( を参照)。

接続テストは、定義したデバイスへの接続を確認します。


) 1 つ以上のデバイスに対する接続を行えなかった、または、接続に何らかの問題(デバイスのバージョンが無効など)が発生した場合、デバイスの隣にエラーが表示されます。[Skip connectivity test] をクリックすると、テストを省略できます。ウィザードの最後で [Finish] をクリックすると接続が検証されます。


図 20 [Connectivity Test]

 

ステップ 10 次の画面では、すべての情報がまとめて表示されます( 図 21 を参照)。すべての IP アドレスとファイルの場所が正しいか確認します。

情報を編集する場合、[Back] をクリックします。

指定したアップグレード プロセスを開始するには、[Finish] をクリックします。

図 21 [SCE Software Upgrade Wizard]:[Summary] ウィンドウ

 


 

初期設定

この章では、システムの初期設定について説明します。

すべてのサービス制御コンポーネントをインストールしたら、次の作業を実行して、システムの初期セットアップおよび設定を完成させます。


ステップ 1 次のものを含む、SCE プラットフォーム内の基本グローバル パラメータを設定します。

必要な IP アドレスの定義

クロックの設定

許可レベル パスワードの設定

RDR フォーマッタ宛先の定義

ステップ 2 SCA BB コンソールで、サイトと基本サービス設定を設定します。

[Network Navigator] から、[Usage Analysis Wizard]、[the P2P Traffic Optimization Wizard]、または [P2P Traffic Optimization for Asymmetrical Routing Wizard] のいずれかを実行します。

ステップ 3 [Network Navigator] から、SM をサイトに追加します。

ステップ 4 [Network Navigator] から、サイトのマスター パスワードを設定します。

ステップ 5 SM を設定します。


 


) 初期セットアップ プロセスは非常に柔軟性に富んでいるので、多少異なる手順で行いたくなる可能性もあります。上記の手順は、必須手順ではなく、推奨アプローチと考えてください。


Cisco SCE8000 プラットフォームの初期設定


) Cisco SCE2000 プラットフォームの初期セットアップは、セットアップ ウィザードを使用して実行します。SCE 2000 のセットアップ ウィザードについては、「初期システム設定」 を参照してください。


SCE プラットフォームが外部と正しく通信できるようにするために正しく設定しなければならない基本グローバル パラメータがいくつか存在します。次に、初期セットアップ パラメータおよびコマンドを簡単にまとめます。詳細については、『 Cisco SCE8000 10GBE Software Configuration Guide 』か『 Cisco SCE8000 GBE Software Configuration Guide 』を参照してください。

Cisco SCE8000 プラットフォーム自体の IP アドレスとサブネット マスク。これは、GBE 管理インターフェイスによって使用される IP アドレスです。

デフォルト ゲートウェイの IP アドレス。

ホスト名:ホスト名は、SCE プラットフォームを識別するために使用されます。ホスト名は、CLI プロンプトの一部として表示され、また、MIB-II オブジェクト sysName の値としても返されます。

最大長は 20 文字です。

デフォルト ホスト名は SCE8000 です。

ユーザ、管理者、およびルート レベルのアクセス権に対応するパスワード。これらは許可レベル パスワードであり、個々のパスワードではありません。これらのパスワードは暗号化可能です。

パスワードは次の基準を満たしている必要があります。

最小文字数:4 文字

最大文字数:100 文字

先頭が英字

プリント可能文字だけ使用可能

すべてのレベルのデフォルト パスワードは cisco です。

システム クロック:現在の日付および時刻。クロックおよびカレンダーは常に同期している必要があります。

時間帯:時間帯の名前または ID と、UTC とのオフセット(時間単位)。

ドメイン ネーム サーバ:不完全なホスト名を完成するために使用されるデフォルト ドメイン名と、DNS lookup に使用される最大 3 つまでのドメイン ネーム サーバ。

DNS lookup をイネーブルにします。

RDR フォーマッタ宛先:SCE プラットフォームによって RDR が生成され、それらのレコードが、RDR フォーマッタを介して、指定された宛先(外部収集システム)に送信されます。最大 8 つまでの RDR フォーマッタ宛先を設定できます。各宛先の IP アドレスおよびポート番号を指定します。

表 8 に、現在設定されている値を表示するためのコマンド、および、それらのパラメータを設定するためのコマンドを示します。また、各設定コマンドのコマンド モードも示します。すべての show コマンドは、User Exec コマンド モードから実行します。

 

表 8 初期セットアップ設定

パラメータ
show コマンド
設定コマンド
設定コマンド モード

管理 IP アドレスとサブネット マスク

show interface GigabitEthernet 1/1 ip address

ip address x.x.x.x subnet-mask

GigabitEthernet インターフェイス コンフィギュレーション

デフォルト ゲートウェイ

show ip default-gateway

ip default-gateway x.x.x.x

グローバル コンフィギュレーション

ホスト名

show hostname

hostname host-name

グローバル コンフィギュレーション

許可レベル パスワード

--

enable password level level [encryption-type] password

グローバル コンフィギュレーション

クロック

show clock

show calendar

calendar set hh:mm:ss day month year
clock read-calendar

または

clock set hh:mm:ss day month year
clock update-calendar

特権 EXEC

時間帯

show timezone

clock timezone zone-name offset-hours

グローバル コンフィギュレーション

ドメイン ネーム サーバ

show hosts

ip domain-lookup

ip domain-name domain-name

ip name-server server-address1 [server-address2] [server-address3]

グローバル コンフィギュレーション

RDR フォーマッタ宛先

show rdr-formatter destination

rdr-formatter destination ip-address port port-number

グローバル コンフィギュレーション

初期 SCA BB 設定

初期 SCA BB 設定には、主に、次に示す 2 つの面があります。

サイトの定義:すべての Cisco Service Control コンポーネントの定義。[Usage Analysis wizard] を使用してサイトを定義します。

基本サービス設定の定義。

[Usage Analysis Wizard]

このウイザードの機能は次のとおりです。

サイトの作成。

次の特長を備えた、 使用状況分析 と呼ばれるサービス設定の作成。

Report Only モード。

最大トランザクション RDR レートは、デフォルト値(250)を SCE デバイスの数で割った数として設定されます。

次の事前定義レポートを生成するための Reporter の設定。

Global Bandwidth per Service

Global Active Subscribers per Service

Top P2P Protocols

Global Hourly Call Minutes per Service (VoIP)

[Usage Analysis Wizard] を使用したデフォルト サイトの定義方法

[Usage Analysis wizard] を使用すれば、各デバイスの簡単なモデルを作成し、各デバイスに接続できます。


) それらのデバイスがまだ存在していない場合、ウィザードで定義されたデバイスが Site Manager ツリー内のデフォルト サイトに追加されます。



ステップ 1 Console のメイン メニューから、[Help] > [Welcome] を選択します。

[Welcome] ウィンドウが開きます( 図 22 を参照)。

図 22 [Welcome] ウィンドウ

 

ステップ 2 [Usage Analysis Wizard] をクリックします。

[Usage Analysis Wizard] ウィンドウが開きます( 図 23 を参照)。

図 23 [Usage Analysis Wizard]:[Usage Analysis] ウィンドウ

 

ステップ 3 [Next] をクリックします。

[SCE IP Addresses] ウィンドウが開きます( 図 24 )。

図 24 [Usage Analysis Wizard]:[SCE IP Addresses] ウィンドウ

 

ステップ 4 編集ボックスで、モデルに追加する必要がある SCE デバイスの IP アドレスを入力します。


) ウィザードを使用して、最大 20 までの SCE デバイスを一度に扱えます。


ステップ 5 [Next] をクリックします。

[SCE Usernames and Passwords] ウィンドウが開きます( 図 25 を参照)。

図 25 [Usage Analysis Wizard]:[SCE Usernames and Passwords] ウィンドウ

 

ステップ 6 SCE デバイスのユーザ名とパスワードを入力します。

次のいずれかを実行します。

追加するすべての SCE デバイスで共通のユーザ名およびパスワードを使用する場合は、[Username] フィールドにユーザ名を、[Password] フィールドにパスワードを入力します。

各 SCE デバイスに対して、異なるユーザ名とパスワードのペアを指定するには、[Use separate usernames and passwords for each SCE platform] オプション ボタンをオンにし、各 SCE デバイスに関して、表の適切なセル内でユーザ名とパスワードを入力します。

ステップ 7 [Next] をクリックします。

[CM Setup] ウィンドウが開きます( 図 26 を参照)。

図 26 [Usage Analysis Wizard]:[CM Setup] ウィンドウ

 

ステップ 8 この設定で使用する SCSM Collection Manager(CM)を定義します。

次のいずれかを実行します。

適切なフィールドで、CM デバイスの IP アドレス、ユーザ名、およびパスワードを入力します。

[Network Navigator] から開始すると、この情報が取得され、表示されます。これらのパラメータは変更できます。

[Skip this step] チェック ボックスをオンにします。

ステップ 9 [Next] をクリックします。

[Reporter Setup] ウィンドウが開きます( 図 27 を参照)。

図 27 [Usage Analysis Wizard]:[Reporter Setup] ウィンドウ

 

ステップ 10 Reporter ツールを接続する必要があるデータベースを定義します。

次のいずれかを実行します。

データベースの IP アドレスを入力し、データベースの種類を選択します。

[Network Navigator] から開始すると、この情報が取得され、表示されます。これらのパラメータは変更できます。

[Skip this step] チェック ボックスをオンにします。

ステップ 11 [Next] をクリックします。

[Connectivity Test] ウィンドウが開きます( 図 28 を参照)。

図 28 [Usage Analysis Wizard]:[Connectivity Test] ウィンドウ

 

このウィザードでは、定義したデバイスに接続できるかどうか確認するためのテストが実行されます。


) 1 つ以上のデバイスに対する接続を行えなかった、または、接続に何らかの問題(デバイスのバージョンが無効など)が発生した場合、デバイスの隣にエラーが表示されます。[Skip connectivity test] をクリックすると、テストを省略できます。ウィザードの最後で [Finish] をクリックすると接続が検証されます。


ステップ 12 [Next] をクリックします。

[Anonymous Subscribers] ウィンドウが開きます( 図 29 を参照)。

図 29 [Usage Analysis Wizard]:[Anonymous Subscribers] ウィンドウ

 

ステップ 13 匿名加入者モードをディセーブルにするには、[Enable Anonymous Subscribers mode] チェック ボックスをオフにします。

ステップ 14 [Next] をクリックします。

[Confirmation] ウィンドウが開きます( 図 30 を参照)。

図 30 [Usage Analysis Wizard]:[Confirmation] ウィンドウ

 

ウィザードによってこれから行われる動作がページ内に示されます。

ステップ 15 [Finish] をクリックします。

[Configuration Output] ウィンドウが開きます( 図 31 を参照)。

図 31 [Usage Analysis Wizard]:[Configuration Output] ウィンドウ

 

新しいデバイスが [Network Navigator] の [Site Manager] ツリーの [default site] に追加されます( 図 32 を参照)。

図 32 [Network Navigator]

 

ウィザードによって、定義済みのすべてのデバイスに対する接続が試行されます。次の場合、動作が失敗します。

ステップ 4 で入力した SCE デバイスのいずれかに対して、ウィザードが接続できない。

ステップ 8 で CM を定義したが、ウィザードがその CM に接続できない。

ステップ 10 でデータベースを定義したが、ウィザードがそのデータベースに接続できない。

ステップ 8 で CM を定義すると、カテゴリ 1 の RDR 宛先だけが CM になるように SCE デバイスが設定されます。

[Usage Analysis] という新しいサービス設定が作成され、[Service Configuration Editor] で開きます( 図 33 を参照)。

図 33 [Service Configuration Editor]

 

サービス設定には、次の特長があります。

Report Only モード。

最大トランザクション RDR レートは、デフォルト値(250)を SCE デバイスの数で割った数として設定されます(トランザクション RDR を設定するには、『 Cisco Service Control Application for Broadband User Guide 』の「How to Manage Transaction RDRs」を参照してください。トランザクション RDR のコンテンツと構造は、『 Cisco Service Control Application for Broadband Reference Guide 』の「Raw Data Records: Formats and Field Contents」の「Transaction RDR」に示されています)。

サービス設定が SCE デバイスに適用されます。

ステップ 10 でデータベースを定義した場合、次のことが行われます。

a. SCA BB Reporter ツールが選択したデータベースに接続されます。

b. ステップ 4 で最初に入力した SCE プラットフォームが、サービス設定データのソースとして選択されます。

c. [Next] ボタンがイネーブルになります。

ステップ 16 ステップ 10 でデータベースを定義していない場合は、[Close] をクリックします。

[Usage Analysis wizard] が閉じます。

ステップ 17 [Next] をクリックします。

[Create Common Reports] ウィンドウが開きます( 図 34 を参照)。

図 34 [Create Common Reports] ウィンドウ

 

ステップ 18 レポートを作成するには、[Create and display common reports] チェック ボックスをオンにします。


) 事前定義された次の 4 種類のレポート タイプのレポート インスタンスが作成されます。
• サービス単位のグローバル帯域幅
• サービス単位のグローバル アクティブ加入者
• 上位の P2P プロトコル
• サービス単位の 1 時間あたりのグローバル通話分数(VoIP)


ステップ 19 [Close] をクリックします。

ウィザードが閉じます。

Reporter ツールが Console で開きます。

4 つの各レポート タイプのレポート インスタンスが、Reporter ツールの [Report View] で開きます。


 

Subscriber Manager の設定

SM をインストールした後は、特定のニーズに合せて SM を設定できます。特に、この時点では、次のパラメータを扱う必要があります。

topology:クラスタまたはスタンドアローン

introduction_mode:プルまたはプッシュ

support_ip_ranges:IP 範囲をインストールされたセットアップで使用するかどうか

SM を設定するには、任意の標準テキスト エディタを使用して、 p3sm.cfg コンフィギュレーション ファイルを編集します。コンフィギュレーション ファイルは、『 Cisco Service Control Management Suite Subscriber Manager User Guide 』の「Configuration and Management」モジュールおよび「Configuration File Options」モジュールに詳しく記述されています。

p3sm.cfg コンフィギュレーション ファイルの編集が終了したら、 p3sm ユーティリティを使用して、新しい設定値によって SM をアップデートします。

ワークステーションのシェル プロンプトから、 p3sm コマンドを実行します。

次の p3sm コマンドによって、コンフィギュレーション ファイルがロードされ、それに応じて SM 設定がアップデートされます。

>p3sm --load-config.

Cisco SCE 2000 プラットフォームのインストール

本章では、Cisco SCE 2000 プラットフォームのトポロジとインストールについてまとめます。全体的には Cisco SCE8000 プラットフォームのトポロジおよびインストールとほぼ同じですが、若干異なるところがあります。

Cisco SCE 2000 プラットフォームのトポロジ

Cisco SCE 2000 は、Cisco SCE8000 プラットフォームと同じトポロジに配置できます。 図 35 図 36 図 37 図 38 、および 図 39 に、Cisco SCE 2000 トポロジを示します。

図 35 シングル SCE プラットフォーム シングル リンク:インライン トポロジ

 

図 36 シングル SCE プラットフォーム デュアル リンク インライン トポロジ

 

図 37 シングル SCE プラットフォーム シングル リンク:受信専用トポロジ

 

図 38 SCE プラットフォーム デュアル リンク受信専用トポロジ

 

図 39 2 つの SCE プラットフォーム:デュアル リンク インライン トポロジ

 

Cisco SCE 2000 プラットフォームのインストール

SCE プラットフォームをインストールするには、次の手順を実行します(詳細については、『 Cisco SCE 2000 Installation and Configuration Guide 』を参照してください)。


ステップ 1 ラックに SCE プラットフォームを設置します。

ステップ 2 シャーシ アースと電源を接続します。

ステップ 3 CON ポートをローカル端末に接続し、セットアップ ウィザードを使用して初期設定を実行します。

a. Cisco のロゴがローカル端末に表示され、セットアップ設定ダイアログが開始されるまで、 Enter キーを数回押します。

--- System Configuration Dialog ---
At any point you may enter a question mark ‘?’ followed by ‘Enter’ for help.
Use ctrl-C to abort configuration dialog at any prompt.
Use ctrl-Z to jump to the end of the configuration dialog at any prompt.
Default settings are in square brackets ‘[]’.
Would you like to continue with the System Configuration Dialog? [yes/no]: y
 

b. y と入力し、Enter キーを押します。

システム設定ダイアログが開始します。セットアップ ウィザードについては、 「初期システム設定」 を参照してください。

ステップ 4 MNG ポートをローカル LAN に接続します。

冗長性を確保するために両方の MNG ポートを使用する場合、それらのポートを、スイッチを介して LAN に接続します。

ステップ 5 回線ポートにケーブルを接続します(各種トポロジの正しいケーブル接続のまとめについては、 「SCE 2000 の接続」 を参照してください)。


 

初期システム設定

ローカル端末への初期接続と同時に、システム設定ウィザードが自動的に実行され、ユーザはその指示に従って、すべてのセットアップ プロセスを実行します。ウィザードでは、必須パラメータのすべてに関してプロンプトが表示され、デフォルト値が表示されます(ある場合)。デフォルト値を受け入れることも、他の値を定義することも可能です。

入力と同時に反映される時刻設定を除き、新しい設定は、ダイアログの終わりにユーザが承認した場合にだけ適用および保存されます。そのため、セットアップ ダイアログを中断すると、時刻設定を除き(入力した場合)、設定の変更はいっさい行われません。

ダイログの完了時には、新しい設定を、それが適用される前に確認できます。変更されなかったパラメータも含め、設定がシステムによって表示されます。また、設定内で検出されたエラーもシステムによって表示されます。設定に問題がなかったら、新しい設定を適用および保存できます。

表 9 に、初期設定に含まれるすべてのパラメータを示します。セットアップが開始される前に、この時点で設定するすべてのパラメータの値を取得することを推奨します。


) 設定手順または特定のパラメータの詳細については、『Cisco SCE 2000 and SCE 1000 Software Configuration Guide』の該当する項を参照してください。


セットアップ コマンド パラメータ

 

表 9 セットアップ コマンド パラメータ

パラメータ
定義

IP アドレス

SCE 2000 の IP アドレス。

サブネット マスク

SCE 2000 のサブネット マスク。

デフォルト ゲートウェイ

デフォルト ゲートウェイ。

ホスト名

SCE 2000 を識別するために使用される文字列。最大 20 文字です。

管理パスワード

管理レベル パスワード。先頭が英字の 4 ~ 100 文字の文字列です。

ルート パスワード

ルート レベル パスワード。先頭が英字の 4 ~ 100 文字の文字列です。

パスワードの暗号化ステータス

パスワードの暗号化をイネーブルにするかディセーブルにするか。

時刻設定

時間帯の名前とオフセット

標準時間帯を表す略語と UTC とのオフセット(分単位)。

現地時間および日付

現在の現地時間および日付。00:00:00 1 January 2002 の形式を使用。

SNTP 設定

ブロードキャスト クライアントのステータス

SNTP ブロードキャスト クライアントのステータスを設定。イネーブルにすると、SCE によって、現地時間と、SNTP ブロードキャスト サーバから受信したアップデートが同期されます。

ユニキャスト クエリ インターバル

アップデートに対するユニキャスト リクエスト間の秒単位のインターバル(64 ~ 1024)。

ユニキャスト サーバ IP アドレス

SNTP ユニキャスト サーバの IP アドレス。

DNS 設定

DNS lookup のステータス

IP DNS ベースのホスト名変換のイネーブル化またはディセーブル化。

デフォルト ドメイン名

ドメイン名が含まれていないホスト名を完成するために使用されるデフォルト ドメイン名。

IP アドレス

ドメイン名サーバの IP アドレス(最大 3 サーバ)。

RDR フォーマッタ宛先設定

IP アドレス

RDR フォーマッタ宛先の IP アドレス。

TCP ポート番号

RDR フォーマッタ宛先の TCP ポート番号。

アクセス コントロール リスト

アクセス コントロール リストの数

必要な ACL の数。各管理インターフェイスで、どの IP アドレスを許可または拒否するか。必要となる可能性がある ACL は次のとおりです。

任意の IP アクセス

Telnet アクセス

SNMP GET アクセス

SNMP SET アクセス

リスト エントリ(リストごとに最大 20)

IP アドレス、および許可または拒否されるアクセス。

IP アクセス ACL

IP アクセスを制御する ACL の ID 番号。

Telnet ACL

Telnet アクセスを制御する ACL の ID 番号。

SNMP 設定

SNMP エージェントのステータス

SNMP 管理のイネーブル化またはディセーブル化。

GET コミュニティ名

GET アクセスおよび関連 ACL を可能にするコミュニティ ストリング(最大 20 文字)。

SET コミュニティ名

SET アクセスおよび関連 ACL を可能にするコミュニティ ストリング(最大 20 文字)。

トラップ マネージャ(最大 20)

トラップ マネージャの IP アドレス、コミュニティ ストリング、および SNMP バージョン。

認証エラー トラップのステータス

認証エラー トラップのステータスを設定。

企業トラップのステータス

企業トラップのステータスを設定。

システム管理者

システム管理者の名前。

トポロジ設定

接続モード

SCE 2000 をインライン トポロジを使用してインストールするか、光学スプリッタが使用された受信専用トポロジを使用してインストールするか。

配置の種類

2 つの SCE 2000 が直列ポートを介して接続された直列トポロジか。または、シングル プラットフォーム トポロジか。

物理的に接続されたリンク(直列トポロジだけ)

直接配置では、このパラメータによって、この SCE 2000 が配置されるリンクのインデックスが設定されます。SCE 2000 のオプションはリンク 0 かリンク 1 です。

シングル SCE 2000 プラットフォーム配置では、1 つの SCE 2000 が両方のリンク上に配置されるので、このパラメータは無関係です。この場合、ポート 1 とポート 2 に接続されるリンクは、デフォルトでリンク 0 で、ポート 3 とポート 4 に接続されるリンクは、デフォルトでリンク 1 です。

プライオリティ(直列トポロジだけ)

直列トポロジの場合、この SCE 2000 はプライマリ SCE 2000 かセカンダリ SCE 2000 なのか。

障害発生時の動作(インライン接続モードだけ)

この SCE 2000 がインラインで配置されている場合、障害発生時の動作をリンクのバイパスにするべきか、遮断にするべきか。

異常なブート後における SCE 2000 の管理ステータス

障害を原因とするリブート後に、SCE 2000 を Failure ステータスのままにするか、他の問題が検知されないという条件で動作可能なステータスに移行させるか。

SCE 2000 の接続

表 10 表 11 表 12 表 13 、および 表 14 に、基本的なトポロジにおける SCE 2000 の接続をまとめます。

受信専用トポロジでは、受信ファイバだけが使用されます。


) 受信専用トポロジは、光学スプリッタとスイッチのいずれを使用しても実装できます。スイッチを使用する場合、そのスイッチでは、入トラフィックと出トラフィックの分離や複数 SPAN ポート宛先を含む SPAN 機能がサポートされている必要があります。


 

表 10 シングル リンク インライン接続

GBE ポート
リンク
接続側

0/1

リンク 0

加入者

0/2

リンク 0

ネットワーク

 

表 11 デュアル リンク インライン接続

GBE ポート
リンク
接続側

0/1

リンク 0

加入者

0/2

リンク 0

ネットワーク

0/3

リンク 1

加入者

0/4

リンク 1

ネットワーク

 

表 12 直列接続

SCE 2000 #1 上のポート
接続対象

0/1

加入者側のネットワーク要素

0/2

ネットワーク側のネットワーク要素

0/3(直列ポート)

SCE 2000 #2 上のポート 0/4

0/4(直列ポート)

SCE 2000 #2 上のポート 0/3

SCE 2000 #2 上のポート
接続対象

0/1

加入者側のネットワーク要素

0/2

ネットワーク側のネットワーク要素

0/3(直列ポート)

SCE 2000 #1 上のポート 0/4

0/4(直列ポート)

SCE 2000 #1 上のポート 0/3

 

表 13 外部光学バイパス モジュール接続:シングル リンク

光学バイパス コンポーネント
接続対象

サブ ポート

加入者側のネットワーク要素

ネット ポート

ネットワーク側のネットワーク要素

ピグテール ファイバのサブ ファイバ

SCE 2000 上の GBE-1 回線ポートのサブ ポート

ピグテール ファイバのネット ファイバ

SCE 2000 上の GBE-1 回線ポートのネット ポート

制御ポート

SCE 2000 プラットフォームの背面パネル上の バイパス 1 9 ビン D タイプ コネクタ

 

表 14 外部光学バイパス モジュール接続:デュアル リンク

外部光学バイパス モジュール #1
光学バイパス コンポーネント
接続対象

サブ ポート

加入者側のネットワーク要素

ネット ポート

ネットワーク側のネットワーク要素

ピグテール ファイバのサブ ファイバ

SCE 2000 上の GBE-1 回線ポートのサブ ポート

ピグテール ファイバのネット ファイバ

SCE 2000 上の GBE-1 回線ポートのネット ポート

制御ポート

SCE 2000 プラットフォームの背面パネル上の バイパス 1 9 ビン D タイプ コネクタ

外部光学バイパス モジュール #2
光学バイパス コンポーネント
接続対象

サブ ポート

加入者側のネットワーク要素

ネット ポート

ネットワーク側のネットワーク要素

ピグテール ファイバのサブ ファイバ

SCE 2000 上の GBE-2 回線/直列ポートのサブ ポート

ピグテール ファイバのネット ファイバ

SCE 2000 上の GBE-2 回線/直列ポートのネット ポート

制御ポート

SCE 2000 プラットフォームの背面パネル上の バイパス 2 9 ビン D タイプ コネクタ

Multi-Gigabit Service Control Platform(MGSCP)トポロジ

MGSCP 配置では、具体的なケーブル配線スキームは、Cisco 7600 シリーズ ルータにおける EtherChannel 内のポートの数および配置によって異なります。そのため、具体的なケーブル配線スキームを示すことは不可能です。ケーブル配線スキームを設計する際には、次の一般的なガイドラインを参照してください。

MGSCP トポロジに関する一般的なガイドライン

1 つの Cisco SCE 2000 プラットフォームごとに 2 つのリンクが存在しているので、プラットフォームの必要最小数は、使用されるリンクの半数です。

各リンクは、Cisco 7600 シリーズ ルータの EtherChannel(EC)上の 1 つのポートに対応しています。各 EC では、最大 8 つのポートがサポートされます。そのため、8 つの EC ポートすべてを設定する場合、4 つの Cisco SCE 2000 プラットフォームが必要となります。

N+1 冗長性の場合、(スタンバイ プラットフォームに接続された)2 つのポートを、両方の EC 上でスタンバイ ポートとして設定する必要があります。

N+1 冗長性の場合、1 つのルータと 5 つの Cisco SCE 2000 プラットフォームが、8 つのリンクをサポートするために使用されます。

2 つの Cisco 7600 シリーズ ルータを(ネットワークの冗長性を確保するために)使用する場合、各 Cisco SCE 2000 プラットフォーム上の 1 つのリンクが、各ルータに接続されます。そのためには、2 倍の数の Cisco SCE 2000 プラットフォームが必要です。つまり、各リンクに対して 1 つのプラットフォームとなります。

8 つのポートをサポートするには、最低 8 つの Cisco SCE 2000 プラットフォームが必要です。

N+1 冗長性の場合、8 つのアクティブなリンクをサポートするために、9 つの Cisco SCE 2000 プラットフォームが使用されます。

EC に対してケーブル接続する際は、次のガイドラインを参照してください。

Cisco SCE プラットフォームの各ポートは、両側の EC ポートで、同じ順序で接続する必要があります。

EC ポートは、その物理インターフェイス番号の昇順でソートする必要があります。

2 つの Cisco 7600 シリーズ ルータを使用したトポロジでは、EC ポートに対する接続の順序を両方のルータで同じにする必要があります。両方のルータで、特定の加入者のトラフィックを同じ SCE プラットフォームに送信させるには、SCE プラットフォームを完全に同じ順序で両方のルータに接続する必要があります(1 つの SCE プラットフォームを両方のルータの最初のリンクに接続し、次の SCE プラットフォームを両方のルータの 2 番めのリンクに接続、以降同様)。

システム要件と前提条件

本章では、Cisco SCE 2000 プラットフォームのシステム要件と前提条件についてまとめます。

全体のシステム要件

SCE プラットフォーム:ローカル コンソールまたは管理ワークステーションが LAN に接続されている。

SCA BB:ワークステーションが Windows 2000 または Windows XP で稼動していること。

SM:次のいずれかが満たされていること。

Solaris-Sun SPARC マシン(64 ビット)で 64 ビット版の Java Virtual Machine を備えた 64 ビット版の Solaris 9 または Solaris 10 で稼動していること。

32 ビットまたは 64 ビット CPU 内蔵の Linux-Intel ベース マシンが、32 ビット版の Java Virtual Machine を備えた 32 ビット版の Linux が実行されていること。

必要とされる実際のコンピュータの数は、システム内の加入者の数によって異なります。

CM:次のいずれかが満たされていること。

Solaris:Sun SPARC マシンが、Solaris 8 または Solaris 9 で稼動していること。

Linux Red Hat:IA32 マシンが、Red Hat Enterprise Linux 3.0 または Red Hat Enterprise Linux 4.0 で稼動していること。

必要とされる実際のコンピュータの数は、システム内のトラフィック量によって異なります。

Reporter:ワークステーションが Windows 2000 または Windows XP で稼動していること。

SCA BB システム要件

次のセクションでは、SCA BB システム要件について説明します。

「ハードウェア要件」

「オペレーティング システム要件」

「Java ランタイム環境」

ハードウェア要件

Console を実行するには、最低 1024 MB のメモリが必要

最低限サポートされている Console の画面解像度は、1024x768 ピクセル

オペレーティング システム要件

Windows 2000 または Windows XP

Java ランタイム環境

オプションの SCA BB サービス設定ユーティリティである servconf を使用する場合、JRE バージョン 1.6 へのアクセスが必要です。

JRE は、 http://java.com/en/download/ にある Sun の Web サイトからダウンロードできます。

JRE がインストールされていることを確認するには、コマンド プロンプトから java-version を実行します。Java のバージョンは、1.6 で始まるものである必要があります。

違うバージョンの JRE もワークステーションにインストールされている場合、 servconf に対して適切な JRE の場所を指示する必要がある可能性があります。これを行うには、JAVA_HOME 環境変数を、インストール ディレクトリ内の JRE 1.6 を指すように設定します。次に例を示します。

JAVA_HOME=C:\Program Files\Java\j2re1.6_08

SM システム要件

SM をインストールできるのは次のプラットフォームです。

64 ビット版の Java Virtual Machine を備えた 64 ビット版の Solaris 9 または Solaris 10 で稼動している Solaris-Sun SPARC マシン(64 ビット)。表 15および表 16 を参照してください。

32 ビット版の Java Virtual Machine を備えた 32 ビット版の Linux で稼動している 32 ビットまたは 64 ビット CPU 内蔵の Linux-Intel ベース マシン。 表 15 および 表 17 を参照してください。

マシンは、 表 15 表 16 、および 表 17 で示したシステム要件に準拠している必要があります。


表 14 に示す仕様は最低限のものです。特定のパフォーマンスおよびキャパシティ要件を保証するために、これらの仕様を確認する必要があります。


 

表 15 システム ハードウェアの最低要件

アイテム
要件

CPU

CPU の要件は次のとおりです。

SUN SPARC、64 ビット、500 MHz 以上(Solaris の場合)

Intel プロセッサ、32 ビットまたは 64 ビット、1 GHz 以上(Linux Red Hat の場合)

メモリ

1 GB 以上

ディスクの空き容量

合計で 3 GB 以上。その内、

VARDIR(SM データベース リポジトリ)がインストールされているパーティション上に 1 GB 以上の空き領域

PCUBEDIR(SM ファイル)がインストールされているパーティション上に 0.5 GB 以上の空き領域

/tmp がマウントされているパーティション上に 200 MB 以上の空き領域

ネットワーク インターフェイス

設定にクラスタが含まれているかどうかで異なります。

クラスタなし:100BASE-T イーサネット × 1

クラスタあり:100BASE-T イーサネット × 6

CD-ROM ドライブ

推奨

Veritas Cluster Server のハードウェアおよびソフトウェアのシステム要件については、『 Cisco Service Control Management Suite Subscriber Manager User Guide 』の「Veritas Cluster Server」を参照してください。

 

表 16 Solaris システム ソフトウェア要件

アイテム
要件

OS

Solaris 5.9 以降(64 ビット)。現在では、Solaris 5.9 および 5.10 の 64 ビット バージョンだけがサポートされています。

Solaris Core Installation

システム パッケージ

必須:

SUNWbash:GNU Bourne-Again シェル(bash)

SUNWgzip:GNU Zip(gzip)圧縮ユーティリティ

SUNWzip:Info-Zip(zip)圧縮ユーティリティ

SUNWlibC:Sun Workshop Compilers Bundled libC

SUNWlibCx:Sun WorkShop Bundled 64-bit libC

sudo(superuser do)パッケージ

任意:

SUNWadmap:システム管理アプリケーション

SUNWadmc:システム管理コア ライブラリ


SUN 提供の最新のパッチを適用することを強く推奨します。最新のパッチは、SUN のパッチ Web サイトからダウンロードできます。


 

表 17 Red Hat システム ソフトウェア要件

アイテム
要件

OS

Red Hat Enterprise Linux AS/ES 3.0/4.0。現在では、32 ビット バージョンだけがサポートされています。

Red Hat Core Installation

システム パッケージ

必須:

GNU Bourne-Again シェル(bash-2.05b-29.i386.rpm)

GNU Data Compression Program(gzip-1.3.3-9.i386.rpm)

ファイル圧縮およびパッケージング ユーティリティ(zip-2.3-16.i386.rpm)

Red Hat Linux 6.2 の下位互換性のための標準 C++ ライブラリ(compat-gcc-7.3-2.96.122.i386.rpm)

sudo(superuser do)パッケージ

C API との統合用:

GNU cc および gcc C コンパイラ(gcc-3.2.3-20.i386.rpm)

GNU gcc コンパイラの C++ サポート(gcc-3.2.3-20.i386.rpm)


) Red Hat 提供の最新のパッチを適用することを強く推奨します。



) Linux の 32 ビット バージョンだけがサポートされますが、64 ビット CPU 上に 32 ビット Linux をインストールすることは可能です。


CM システム要件

CM およびそのデータベースは、サーバ プラットフォームで稼動するソフトウェア コンポーネントです。次の構成のいずれかにインストールできます。

64 ビット版の Solaris 9 または Solaris 10 で稼動する Sun SPARC マシン(64 ビット)(「Solaris の要件」を参照)。

32 ビット版の Red Hat Enterprise Linux 3.0 または Red Hat Enterprise Linux 4.0 で稼動する Intel マシン(32 ビットまたは 64 ビット)( 「Red Hat Linux の要件」 を参照)。

すべての構成で 32 ビット Java Virtual Machine(JVM)を使用します。


注意 CM は独自のマシンで稼動する必要があります。CM を Subscriber Manager やその他のアプリケーションと同じマシンでは実行できません。


) バンドルされた Sybase データベースを使用する場合、CM をインストールするサーバには、最大 4 台の CPU コアを搭載できます。


次のセクションでは、CM システム要件について説明します。

「システムの前提条件のチェック」

「Solaris の要件」

「Red Hat Linux の要件」

システムの前提条件のチェック

CM 配布には check_prerequisites.sh スクリプトが含まれます。このスクリプトは install_scripts ディレクトリにあります。このスクリプトを使用すると、CM やバンドルされた Sybase データベースをインストールするためのシステム要件を満たしているかどうかを判断できます。

スクリプトが、CM または Sybase をシステムにインストールできるかどうかを全体的にチェックします。チェックされる主な前提条件は次のとおりです。

CPU の速度

メモリの容量

オペレーティング システムのバージョン(Solaris 9 または 10、Red Hat Enterprise Linux 4 または 5)

追加の必須またはオプション パッケージ

パス内でインストールされ実行可能な Python

CM および Sybase ホーム用の空き容量

すべての Network Interface Card(NIC; ネットワーク インターフェイス カード)名

Sybase カーネル パラメータ

ロケールおよび時間帯フォーマット

check_prerequisites.sh [--sybhome=SYBHOME] [--cmhome=CMHOME] [--datadir=DATADIR]
 

 

表 18 check_prerequisites.sh スクリプト オプション

スクリプト オプション
説明
--sybhome = SYBHOME

Sybase インストールのホーム ディレクトリ

--datadir = DATADIR

Sybase データ ファイルのデータ ディレクトリ(Datadir インストール メソッド用)。このディレクトリは、CM マウントとは異なるマウント上に作成する必要があります。

--cmhome = CMHOME

CM インストールのホーム ディレクトリ


) 上記ディレクトリのすべては、スクリプトを実行する前に作成する必要があります。


Solaris の要件

Collection Manager Release 3.6.0 以降を、次の項でリスト表示されている要件に適合する Solaris が稼動する Sun SPARC マシンにインストールできます。

「ハードウェア」

「ソフトウェアおよび環境」

「ロケールおよび時間帯の設定」

ハードウェア

500 MHz 以上の CPU

CPU につき 1 GB 以上のメモリ

ハード ディスク:

18 GB 以上のハード ディスク × 1

(バンドル インストール用の推奨)Sybase データを格納するための別のハードディスク(18 GB 以上)

100 BaseT ネットワーク インターフェイス

ソフトウェアおよび環境

Solaris バージョン 5.9(64 ビット) ビルド 04/01 以上(現時点では Solaris バージョン 5.9 および 5.10 だけをサポート)

Solaris Core Installation

次の追加パッケージをインストールします。

 

システム

SUNWbash

GNU Bourne-Again シェル(bash)

システム

SUNWgzip

GNU Zip(gzip)圧縮ユーティリティ

システム

SUNWzip

Info-Zip(zip)圧縮ユーティリティ

システム

SUNWlibC

Sun Workshop Compilers Bundled libC

システム

SUNWlibCx

Sun WorkShop Bundled 64-bit libC

bundled モードで CM と Sybase データベースを併用する場合は、次のパッケージもインストールする必要があります。

 

システム

SUNWipc

Interprocess Communication(IPC; プロセス間通信)

(任意)次のパッケージをインストールできます(sys-unconfig などの sysadmin アプリケーション用)。

 

システム

SUNWadmap

システム管理アプリケーション

システム

SUNWadmc

システム管理コア ライブラリ

Python スクリプトを使用するには、Python インタープリタ バージョン 2.2.1 以降がシステムになければなりません。次のインタープリタ パッケージをインストールできます。

 

アプリケーション

SMCpythn(Solaris 9)

SMCpython(Solaris 10)

Python

Python パッケージは、次の 2 つの追加パッケージをインストールする必要があります。

 

アプリケーション

SMClibgcc

libgcc

アプリケーション

SMCncurs

ncurses

これらのパッケージは http://sunfreeware.com/ からダウンロードできます。

ルート(/)パーティションには、これらのパッケージをインストールするために 104 MB 以上の空き容量が必要です。

Sun 推奨の最新パッチを適用してください。

Solaris 9 については、 http://sunsolve.sun.com/pub-cgi/show.pl?target=patches/xos-9&nav=pub-patches を参照してください。

Solaris 10 については、 http://sunsolve.sun.com/pub-cgi/show.pl?target=patches/xos-10&nav=pub-patches を参照してください。

Java については、 http://sunsolve.sun.com/pub-cgi/show.pl?target=patches/J2SE を参照してください。

Sybase を使用する場合は、Sybase が推奨する最新の Solaris パッチをインストールする必要があります。

CM をインストールするパーティションに、8 GB 以上の空き容量が必要です(CSV の保存および永続的バッファに使用します)。

(バンドルされている Sybase をインストールする場合)Sybase ホーム ディレクトリ用に 1 パーティションに 3 GB 以上の空き容量が必要です。

(バンドルされている Sybase をインストールする場合)1 パーティションに、Sybase データおよびログを保持するための適切な空き容量が必要です(これらのサイズはインストール時に設定できます)。

(3.0 よりも前の Cisco Service Control Application Suite(SCAS)Reporter を使用する予定で、バンドルされている Sybase をインストールする場合)SCA Reporter が認証できるように、いずれかの FTP サーバをポート 21 で待ち受ける必要があります。

(バンドルされている Sybase をインストールする場合) /etc/hosts またはその他のアクティブなネーミング サービス内で、マシン NIC に設定されたすべての IP アドレスにホスト名が関連付けられていることを確認してから、インストールする必要があります(これは Sybase Adaptive Server Enterprise の制限です)。

(バンドルされている Sybase をインストールする場合) set_shmmax.sh スクリプト(install-scripts/ に格納)を使用して、カーネル メモリを設定します。

また、 /etc/system ファイルに次の行を追加して、起動時に IPC モジュールをロードする必要があります。

forceload: sys/shmsys
 

データベースの定期削除を使用する場合、scmscm ユーザは cron ジョブをスケジューリングし、実行できる必要があります。

ロケールおよび時間帯の設定

CM および Sybase が正常に稼動するためには、U.S.English ロケールを使用する必要があります。ロケールを設定するには、 /etc/TIMEZONE コンフィギュレーション ファイルに次の行を追加します(このファイルへの変更を適用するには再起動が必要です)。

LANG=en_US
 

また、Solaris にもこのロケールをインストールする必要があります。ディレクトリ /usr/lib/locale/en_US が存在するかを調べることで、このロケールがインストールされていることを確認します。このディレクトリが存在しない場合は、Solaris CD からロケール ファイルをインストールします。

Red Hat Linux の要件

Collection Manager バージョン 3.6.0 以降を、次の項でリスト表示されている要件に適合する Red Hat Linux が稼動する i386 にインストールできます。

「ハードウェア」

「ソフトウェアおよび環境」

「ロケールおよび時間帯の設定」

ハードウェア

800 MHz 以上の CPU

CPU につき 1 GB 以上のメモリ

ハード ディスク:

18 GB 以上のハード ディスク × 1

(バンドル インストール用の推奨)Sybase データを格納するための別のハードディスク(18 GB 以上)

100 BaseT ネットワーク インターフェイス

ソフトウェアおよび環境

Red Hat Linux 4.0

kernel-2.6.9-5

glibc-2.3.4-2

compat-libstdc++-33-3.2.3-47.3

Red Hat Linux 5.0

kernel-2.6.18-8.el5

glibc-2.5-12

compat-libstdc++-33-3.2-61

Red Hat Enterprise ベースのインストール

(バンドルされている Sybase インストール用)次の追加パッケージをインストールします。compat-libstdc++。このパッケージは、Red Hat インストール CD に収録されています。

Red Hat 推奨の最新パッチを適用してください。

(バンドルされている Sybase インストール用)Sybase 推奨の最新パッチをインストールします。

CM をインストールするパーティションに、8 GB 以上の空き容量が必要です(CSV の保存および永続的バッファに使用します)。

(バンドルされている Sybase をインストールする場合)Sybase ホーム ディレクトリ用に 1 パーティションに 1 GB 以上の空き容量が必要です。

(従来の(バージョン 3.0 以前の)Cisco Service Control Application Suite(SCAS)Reporter を使用する予定で、バンドルされている Sybase をインストールする場合)SCA Reporter が認証できるように、いずれかの FTP サーバをポート 21 で待ち受ける必要があります。

(バンドルされている Sybase をインストールする場合) /etc/hosts またはその他のアクティブなネーミング サービス内で、マシン NIC に設定されたすべての IP アドレスにホスト名が関連付けられていることを確認してから、インストールする必要があります(これは Sybase Adaptive Server Enterprise の制限です)。

(バンドルされている Sybase をインストールする場合) set_shmmax.sh スクリプト(install-scripts/ に格納)を使用して、カーネル メモリを設定します。

データベースの定期削除を使用する場合、scmscm ユーザは cron ジョブをスケジューリングし、実行できる必要があります。

ロケールおよび時間帯の設定

CM および Sybase が正常に稼動するためには、U.S.English ロケール( en_US )を使用する必要があります。

マニュアルの入手方法およびテクニカル サポート

マニュアルの入手方法、テクニカル サポート、その他の有用な情報について、次の URL で、毎月更新される『 What's New in Cisco Product Documentation 』を参照してください。シスコの新規および改訂版の技術マニュアルの一覧も示されています。

http://www.cisco.com/en/US/docs/general/whatsnew/whatsnew.html

What's New in Cisco Product Documentation 』は RSS フィードとして購読できます。また、リーダー アプリケーションを使用してコンテンツがデスクトップに直接配信されるように設定することもできます。RSS フィードは無料のサービスです。シスコは現在、RSS バージョン 2.0 をサポートしています。