Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ シャーシ インストレーション ガイド
トラブルシューティング
トラブルシューティング
発行日;2012/01/06 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 5MB) | フィードバック

目次

トラブルシューティング

LED

WAN DFC の組み合わせ

環境モニタ

環境ステータスの表示

バンタム ジャックによるポート機能のテスト

T1、E1、および T3 DFC のモニタ モード

CT3 DFC の Drop & Insert モード

ネットワーク インターフェイスのトラブルシューティング

サポートの利用方法

トラブルシューティング

この章では、シャーシおよび Dial Feature Card(DFC; ダイヤル フィーチャ カード)の LED を確認したり、バンタム ジャック コネクタを使用して、Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイのトラブルシューティングを行う方法について説明します。この章の内容は、次のとおりです。

「LED」

「WAN DFC の組み合わせ」

「環境モニタ」

「バンタム ジャックによるポート機能のテスト」

「ネットワーク インターフェイスのトラブルシューティング」

「サポートの利用方法」

LED

これらの LED は、ユニバーサル ゲートウェイの現在の動作状態を表します。LED を観察し、障害条件の発生が見られる場合には、必要に応じてシステム管理者や製品を購入した代理店に連絡することができます( テクニカル サポートを参照)。図4-1 に、LED の場所を示します。 表4-1 に、LED の説明を示します。

図4-1 ユニバーサル ゲートウェイの背面パネルの LED

 

 

表4-1 シャーシのLED

LED
状態
説明

アラーム

点灯

アラーム エラーが検出されました。

消灯

正常な動作時には消灯しています。

ギガビット イーサネット アクティビティ(ACT)

点滅

ギガビット イーサネット LAN 接続により、正常にデータが送受信されています。

ギガビット イーサネット リンク(LNK)

点灯

ギガビット イーサネット ケーブルが適切に接続されています。

消灯

イーサネット LAN 接続により、正常にデータが送受信されていません。イーサネット ケーブルの接続を点検してください。

OK/MAINT

点灯

システム ボードが正常に動作しています。

消灯

電源がオフになっているか、またはシステムが起動していません。

明滅

メモリ エラーが発生しました。

シリアル ポート アクティビティ(ACT)

点滅

シリアル ポート接続により、正常にデータが送受信されています。

シリアル ポート リンク(LNK)

点灯

シリアル ポート ケーブルが適切に接続されています。

消灯

シリアル ポート ケーブルが適切に接続されていません。

BITS ポート

点灯

BITS ポートに有効な信号があることを表します。

消灯

正常な動作時には消灯しています。

リモート アラーム(RA)

点灯

ソフトウェアが T1 アラーム条件を検出したことを表します。

消灯

正常な動作時には消灯しています。

ローカル アラーム(LA)

点灯

ソフトウェアが特定のポートについて T1 アラーム条件を検出したことを表します。

消灯

正常な動作時には消灯しています。

WAN DFC の組み合わせ

Cisco AS5400XM は、一度に 1 種類の WAN DFC のみをサポートします。一度に取り付けることができる DFC の組み合わせは次のとおりです。

T1 DFC × 4

E1 DFC × 4

CT3 DFC × 1およびT1 DFC × 3

Cisco AS5400XM ソフトウェアは装着されているスロットの順番に従って DFC を認識します。たとえば、スロット 2 に装着されている DFC はスロット 3 に装着されている DFC よりも先に認識されます。電源投入時とホットスワップ(OIR)時の両方の場合に、WAN DFC の組み合わせが認識されます。

電源投入時には、認識された最初の WAN DFC のみが起動します。

同じタイプの複数の WAN DFC が存在する場合に、その中の 1 つを別のタイプのDFCとホットスワップしても、新しい DFC は認識されません。

いずれの場合も、次の例のようなエラー メッセージがコンソールに表示されます。

00:01:12:%CARRIER-2-T1_E1_MIX:Cannot mix T1 and E1 8PRI DFC cards in chassis, do not power up invalid card in slot 7
 

シャーシに搭載されている DFC のタイプを確認するには、イネーブル EXEC モードで show chassis slot コマンドを使用します。

Router# show chassis slot
 
Slot 1:
DFC type is AS5400 T1 8 PRI DFC
 
OIR events:
Number of insertions = 0, Number of removals = 0
DFC State is DFC_S_OPERATIONAL
 
Slot 2:
Carrier Slot is Empty
 
Slot 3:
Carrier Slot is Empty
 
Slot 4:
DFC type is AS5400 NP108 DFC
 
OIR events:
Number of insertions = 0, Number of removals = 0
DFC State is DFC_S_OPERATIONAL
 
Slot 5:
DFC type is AS5400 Empty DFC
DFC is not powered
 
OIR events:
Number of insertions = 0, Number of removals = 0
 
Slot 6:
Carrier Slot is Empty
 
Slot 7:
Carrier Slot is Empty

環境モニタ

Cisco AS5400XM には温度センサが組み込まれており、システムが稼働中の異常温度条件を検出します。センサが検出する 3 つの温度レベルは、次のとおりです。

1. システムの動作温度が 113°F(45°C)を超えると、システムは警告ステートになり、コンソールに警告メッセージが表示されます。システムの動作温度が 113°F(45°C)より低くなると、復旧を表す別のメッセージがコンソールに表示されます。このレベルでは、システム動作は停止されません。

2. システムの動作温度が上昇を続けて 113°F(45°C)を超え、140°F(60°C)に達すると、システムはクリティカル ステートになります。

Cisco IOS ソフトウェアはシャーシ内の DFC をビジーアウト状態にして、最初に検出した DFC をシャットダウンします。10 分経過しても動作温度が引き続きクリティカルであれば、Cisco IOS ソフトウェアは 2 番めの DFC をシャットダウンします。

最後の DFC がシャットダウンされるまで、このプロセスが10 分間隔で繰り返されます。コンソールには、シャットダウンされた DFC のスロット番号およびタイプが表示されます。


) DFC のスロット番号はシステム ボードから始まり、左から右の順です。スロット 0 はシステム ボード専用です。DFC スロット番号は 1 ~ 7 の連番です。


動作温度が 113°F(45°C)まで下がると、Cisco IOS ソフトウェアは最初の DFC に電源投入し、そのあと 10 分間隔で各 DFC について同じプロセスを繰り返します。

3. システムの動作温度が 140°F(65°C)を超えると、Cisco IOS ソフトウェアはすべての DFC をただちにシャットダウンします。

環境ステータスの表示

CLI(コマンドライン インターフェイス)を使用して、Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイの環境モニタ ステータスを確認できます。環境モニタ ステータスを確認するには、イネーブル EXEC モードで show environment コマンドを使用します。

Router# show environment
 

正常な動作時には、コンソールに次のように表示されます。スロット番号は、そのスロット内の DFC を表します。outlet および inlet の温度は、シャーシ内を循環する気温を表します。

Router# show environment
Temperature:
Temperature Reading:
Temperature at inlet is measured as 22C/71F.
Temperature at outlet is measured as 27C/80F.
Temperature State:
Temperature is in normal state.
Fans:
Fans temperature delta is measured as 5C.
All fans are running well.
Power Supply:
Redundant Power System is present.
 

システムが警告ステートになっている場合は、コンソールに次のように表示されます。

Router# show environment
Temperature:
Temperature Reading:
Temperature at inlet is measured as 52C/125F.
Temperature at outlet is measured as 64C/147F.
Temperature State:
Temperature is in warning state.
Fans:
Fans temperature delta is measured as 6C.
All fans are running well.
Power Supply:
Redundant Power System is present.
RPS Input Voltage status: normal
RPS Output Voltage status: normal
RPS Fan status: normal
RPS Thermal status: normal
RPS OverVoltage status: normal
Environmental monitor experienced the following events:
Temperature:sensor failed.
Fans:monitor dropped.
Temperature:warning.
Temperature:sensor recovered.
Fans:monitor recovered.
Fans:normal.
 

システムがクリティカル ステートになっている場合は、コンソールに次のように表示されます。

Router# show environment
Temperature:
Temperature Reading:
Temperature at inlet is measured as 62C/143F.
Temperature at outlet is measured as 74C/165F.
Temperature State:
Temperature is in critical state.
DFC Busyout/Power-down:
A DFC is powered down. Slot:1, Type:NP108 DFC
A DFC is busyout. Slot:2, Type:T1 8 PRI DFC
A DFC is busyout. Slot:3, Type:NP108 DFC
Fans:
Fans temperature delta is measured as 6C.
All fans are running well.
Power Supply:
Redundant Power System is present.
RPS Input Voltage status: normal
RPS Output Voltage status: normal
RPS Fan status: normal
RPS Thermal status: normal
RPS OverVoltage status: normal
Environmental monitor experienced the following events:
Temperature:sensor failed.
Fans:monitor dropped.
Temperature:warning.
Temperature:sensor recovered.
Fans:monitor recovered.
Fans:normal.
Temperature:critical.
 

システムがシャットダウン ステートになっている場合は、コンソールに次のように表示されます。

Router# show environment
Temperature:
Temperature Reading:
Temperature at inlet is measured as 70C/158F.
Temperature at outlet is measured as 82C/179F.
Temperature State:
Temperature is in shutdown state.
DFC Busyout/Power-down:
A DFC is powered down. Slot:1, Type:NP108 DFC
A DFC is powered down. Slot:2, Type:T1 8 PRI DFC
A DFC is powered down. Slot:3, Type:NP108 DFC
Fans:
Fans temperature delta is measured as 6C.
All fans are running well.
Power Supply:
Redundant Power System is present.
RPS Input Voltage status: normal
RPS Output Voltage status: normal
RPS Fan status: normal
RPS Thermal status: normal
RPS OverVoltage status: normal
Environmental monitor experienced the following events:
Temperature:sensor failed.
Fans:monitor dropped.
Temperature:warning.
Temperature:sensor recovered.
Fans:monitor recovered.
Fans:normal.
Temperature:critical.
Temperature:shutdown.

バンタム ジャックによるポート機能のテスト

次に説明するように、DFC のバンタム ジャック コネクタを使用してポート機能をテストできます。

T1、E1、および T3 DFC のモニタ モード

モニタ モードは T1、E1、および T3 DFC で使用できます。

T1 コントローラが起動しない場合、または特定のコントローラに関連するエラーが多発している場合には、テスト ポートを使用して、問題が DFC にあるのか、それとも外部 T1 回線にあるのかを特定できます。テスト ポートは、DFC の前面パネルにあるバンタム ジャック コネクタの集合です。

モニタ モードでは、T1 回線に影響を与えずに、その回線の入力側だけをモニタできます。

DFC の前面パネルにあるバンタム ジャック コネクタにより、外部テスト装置(例:FIREBERDテスト装置など)を接続し、モニタ モードで各 T1 回線をモニタできます。T1 回線を選択するには、ソフトウェア コマンドを使用します。ソフトウェア コマンドの詳細については、『Cisco AS5350 and Cisco AS5400XM Universal Gateways Software Configuration Guide 』を参照してください。

通常の動作中にパッシブなモニタ装置を使用して TX MON および RX MON ジャックを受信することにより、T1 エラーを検出します。

次のバンタム ジャック コネクタにテスト装置を接続して、さまざまな機能を実行できます。

TX MON では、通常のデータ伝送を中断せずに、テスト ポートからの送信信号をモニタできます。

RX MON では、通常のデータ伝送を中断せずに、テスト ポートへの受信信号をモニタできます。

CT3 DFC の Drop & Insert モード

Drop & Insert モードは、CT3 DFC で使用できます。

カードの前面パネルにあるバンタム ジャック コネクタにより、外部テスト装置(例:FIREBERD テスト装置など)を接続し、28 本の T1 回線を個別に Drop & Insert モードで検査できます。Drop & Insert モードでは、T1 回線は停止します。


) Drop & Insert モードでは、T1 回線は停止します。Drop & Insert モードで誤ってプッシュ ボタンが使用されるのを防ぐには、test trunk drop-insert イネーブル EXEC コマンドを使用して、特定の T3 コントローラ上で Drop & Insert モードをディセーブルにします。


T3 コントローラ上で Drop & Insert モードをイネーブルまたはディセーブルにするには、 test trunk drop-insert イネーブル EXEC コマンドを使用します。システムが最初に起動する時点では、すべての T3 コントローラで Drop & Insert モードがディセーブルに設定されています。

特定の T1 回線をテスト ポートにドロップする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 イネーブル EXEC モードで test trunk drop-insert on コマンドを入力して、Drop & Insert モードをイネーブルにします。

Router# test trunk drop-insert on t1port
 

t1 port は、ドロップする特定の T1 回線です。T1 ポート番号は 1 ~ 28 の範囲です。


ステップ 2 T1 回線をテストしたあと、Drop & Insert モードをディセーブルにします。CT3 カード上で誤ってプッシュ ボタンを使用するのを防ぐため、Drop & Insert モードをディセーブルにすることを推奨します。

Drop & Insert モードをディセーブルにするには、イネーブル EXEC モードで test trunk drop-insert off コマンドを入力します。

Router# test trunk drop-insert off t1 port
 


 

ネットワーク インターフェイスのトラブルシューティング

ユニバーサル ゲートウェイのネットワーク接続に関する問題を特定する方法については、Cisco.com にある『 Internetwork Troubleshooting Guide 』を参照してください。

サポートの利用方法

テクニカル サポート、オンサイト サービス、交換および修理サービスについての詳細は、「テクニカル サポート」を参照してください。