Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ シャーシ インストレーション ガイド
インストレーションの準備
インストレーションの準備
発行日;2012/01/06 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 5MB) | フィードバック

目次

インストレーションの準備

安全に関する推奨事項

電気機器を扱う場合の注意

静電破壊の防止

必要な工具および機器

ネットワーク接続の準備

ネットワーク仕様

イーサネット接続

コンソール ポートおよび補助ポート

コンソール ポート

補助ポート

2T シリアル ポート

アラーム ポート

BITSポート

電源に関する考慮事項

インストレーションの準備

この章では、ユニバーサル ゲートウェイの設置を始める前に必要な準備作業について説明します。内容は、次のとおりです。

「安全に関する推奨事項」

「必要な工具および機器」

「ネットワーク接続の準備」

安全に関する推奨事項

電気を使用する装置は慎重に扱う必要があります。次の注意事項に従い、安全を確保してください。

常に、シャーシ周辺を埃のない清潔な状態にしておいてください。

取り外したシャーシ カバーは、安全な場所に保管してください。

工具類は通路から離れたところに置き、通行の妨げにならないようにしてください。

シャーシに引っ掛かるような衣服は着用しないでください。ネクタイやスカーフは固定し、袖はまくり上げてください。

目が危険にさらされるような環境で作業する場合は、保護眼鏡を着用してください。

人身事故や装置障害を引き起こす可能性のある作業は行わないでください。


警告 この製品を廃棄処分する際には、各国の法律または規制に従って取り扱ってください。


電気機器を扱う場合の注意


警告 電源に接続されている装置を扱う場合は、事前に指輪、ネックレス、腕時計などの装身具を外しておいてください。これらの金属が電源やアースに接触すると、金属が過熱して重度のやけどを負ったり、金属類が端子に焼き付くことがあります。


電気機器の取り扱いに際しては、次の注意事項に従ってください。

作業を行う室内の緊急電源遮断スイッチがどこにあるかを確認し、電気事故が発生したとき、ただちに電源を切断できるようにしておきます。

システムの作業を行う前に、電源コードを外しておいてください。

次の作業を行うときは、事前にすべての電源を切断してください。

シャーシの設置または取り外し

電源装置付近での作業


警告 装置を設置または交換するときには、必ずアースを最初に接続し、最後に取り外します。


回路の電源が切断されていると思い込まないで、必ず確認してください。


警告 インストレーション手順を読んでから、システムを電源に接続してください。


濡れた床、アースされていない電源延長コード、すり切れた電源コード、保護アースの不備などがないかどうか、作業場所の安全を十分に確認してください。

電気事故が発生した場合は、次の手順に従ってください。

負傷しないように注意してください。

システムの電源を切ってください。

可能であれば、医療援助を求めるために誰か別の人を呼んでもらうようにしてください。それができない場合は、負傷者の状況を見極めてから救援を要請してください。

負傷者に人工呼吸または心臓マッサージが必要かどうかを判断し、適切な処置を施してください。


警告 この製品は設置する建物に回路短絡(過電流)保護機構が備わっていることを前提に設計されています。このため、屋内配線には必ず、米国では 120 VAC、15 A、その他の国では 240 VAC、10 A 以下のヒューズまたは回路ブレーカーを使用してください。


静電破壊の防止

ESD(静電気放電)により、装置や電子回路が損傷を受けることがあります(静電破壊)。静電破壊は電子コンポーネントの取り扱いが不適切な場合に発生し、故障または間欠的な障害につながります。

コンポーネントの取り外しや交換を行うときは、必ず ESD 防止手順に従ってください。シャーシがアースされていることを確認してください。静電気防止用リスト ストラップを肌に密着させて着用してください。シャーシ フレームの塗装されていない面にアース クリップを取り付け、不要な静電気が安全に放電されるようにします。ESD による損傷と感電事故を防止するには、静電気防止用リスト ストラップおよびコードの正しい取り扱いが必要です。静電気防止用リスト ストラップがない場合には、シャーシの金属部分に触れて身体の静電気を放電してください。


注意 安全のため、静電気防止用ストラップの抵抗値を定期的にチェックしてください。抵抗値は 1 ~ 10 MΩでなければなりません。

必要な工具および機器

ユニバーサル ゲートウェイの付属品は、次のとおりです。

19 および 24 インチのラックマウント キット

デスクトップ設置用のゴム製脚

RJ-45/DB-9 メス DTE アダプタ(ラベル:TERMINAL)

RJ-45/DB-25 メス DTE アダプタ(ラベル:TERMINAL)

RJ-45/DB-25 オス DCE アダプタ(ラベル:MODEM)

RJ-45/RJ-45 ロールオーバー コンソール ケーブル

静電気防止用リスト ストラップ

ナイロン製ケーブル タイ

ケーブル タイ ホルダ

アース端子

付属品以外に、次の工具および機器が必要になる場合があります。

ストレート RJ-45/RJ-45 ケーブル(イーサネット接続用)


注意 GR-1089-CORE, Issue II, October 2002 の建物内の雷サージに関する要件に適合するために、Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイのイーサネット ポートのいずれかに接続する場合にはシールド ケーブルを使用する必要があります。ケーブルは、ケーブル シールド材が両方のコネクタに連結されていて、両端をシールド コネクタで終端されたシールド ケーブルで構成されている必要があります。

イーサネット ハブまたはネットワーク インターフェイス カードを搭載した PC(イーサネット LAN 接続用)

8 つの RJ-45 アダプタに接続された 36 ピン コネクタで構成されるブレークアウト ケーブル× 1(CT1/CE1 接続用)

75 ohm 同軸ケーブル(CT3 接続用)

端末エミュレーション ソフトウェアが稼働する PC(ローカル管理アクセス用)

モデム(リモート管理アクセス用)

ネットワーク接続の準備

シャーシをセットアップするときは、距離制限および EIA(米国電子工業会)で定められている EMI(電磁波干渉)の可能性について考慮してください。


警告 ルータ電源のオン/オフに関わらず、WAN ポートには危険なネットワーク電圧がかかっています。感電事故を防ぐため、WAN ポートの周辺で作業を行う場合は十分に注意してください。ケーブルを外すときには、先にルータ側から外すようにしてください。



警告 ISDN 接続は、ユーザが触れてはならない電圧源とみなされています。Public Telephone Operator(PTO;公衆電気通信事業者)から提供された機器をむやみに触ったり開けたりしないでください。取り外しできない使い捨てプラグ以外の配線接続は、PTO の工事担当者または相応の訓練を受けた技術者が行う必要があります。


ネットワーク仕様

表2-1 に、T1 DFC をネットワークに接続する前に考慮すべきネットワーク仕様を示します。

 

表2-1 T1 のネットワーク仕様

説明
仕様

回線速度

1.544 Mbps

データ レート(ポート単位)

56 Kbps × number または 64 Kbps × number 、ただし number = 1 ~ 24

標準

AT&T Pub.62411、54016、43081、および ANSI T1.403

入力インピーダンス

100 Ω/ポート

表2-2 に、E1 DFC をネットワークに接続する前に考慮すべきネットワーク仕様を示します。

 

表2-2 E1のネットワーク仕様

説明
仕様

回線速度

2.048 Mbps

データ レート(ポート単位)

56 Kbps × number または 64 Kbps × number 、ただし number = 1 ~ 31

入力インピーダンス

75 または 120 Ω/ポート


) E1 ポートの工場出荷時のデフォルト設定は 120 Ωです。インピーダンスを変更するには、ソフトウェア コマンドを使用します。


表2-3 に、T3 DFC をネットワークに接続する前に考慮すべきネットワーク仕様を示します。

 

表2-3 T3 のネットワーク仕様

説明
仕様

回線速度

44.736 Mbps

データ レート

64 Kbps で 672 個の DS0 チャネル


) ダイヤル フィーチャ カードの取り付けおよび取り外しの手順については、『Cisco AS5350XM and Cisco AS5400XM Universal Gateways Card Installation Guide』を参照してください。


イーサネット接続

シャーシの背面パネルにある RJ-45 ポートが、2 つのギガビット イーサネット(GE)ポート GE0 および GE1(選択可能)です。イーサネット ポートの設定については、『Cisco AS5350XM and Cisco AS5400XM Universal Gateways Software Configuration Guide 』を参照してください。これらのポートは両方とも、Unshielded Twisted-Pair(UTP; シールドなしツイストペア)ケーブルを使用し、カテゴリ 5 ケーブルが必要です。最大セグメント距離は 328 フィート(100 m)です。UTP ケーブルは、外観は通常の電話線と似ていますが、電話線とは違って一定の電気規格に適合しています。製品にはケーブルは含まれていません。


注意 GR-1089-CORE, Issue II, October 2002 の建物内の雷サージに関する要件に適合するために、Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイのイーサネット ポートのいずれかに接続する場合にはシールド ケーブルを使用する必要があります。ケーブルは、ケーブル シールド材が両方のコネクタに連結されていて、両端をシールド コネクタで終端されたシールド ケーブルで構成されている必要があります。

コンソール ポートおよび補助ポート

シャーシには、非同期シリアル コンソール ポートおよび補助ポートがあります。コンソール ポートおよび補助ポートにより、(コンソール端末を使用して)ローカルに、または(モデムを使用して)リモートにアクセスできます。コンソール ポートにコンソール端末(ASCII 端末または端末エミュレーション ソフトウェアが稼働する PC)を接続する、または補助ポートにモデムを接続する場合に考慮すべき、ケーブル接続の重要事項について以下に説明します。

コンソール ポート

シャーシには、EIA/TIA-232 非同期シリアル コンソール ポート(RJ-45)があります。このポートは、使用するケーブルおよびアダプタに応じて、ケーブルの接続先で Data Terminal Equipment(DTE;データ端末装置)または Data Communications Equipment(DCE;データ通信装置)として認識されます。コンソール ポートにコンソール端末(ASCII 端末または端末エミュレーション ソフトウェアが稼働するPC)を接続するためのケーブルおよびアダプタは、シャーシの付属品として提供されます。コンソール ポートに ASCII 端末を接続するには、メス RJ-45/DB-25 アダプタ(ラベル:TERMINAL)付きの RJ-45 ロールオーバー ケーブルを使用します。

コンソール ポートに端末エミュレーション ソフトウェアが稼働する PC を接続するには、メス RJ-45/DB-9 アダプタ(ラベル:TERMINAL)付きの RJ-45 ロールオーバー ケーブルを使用します。コンソール ポートのデフォルト パラメータは、9600 ボー、8 データ ビット、パリティなし、2 ストップ ビットです。コンソール ポートは、ハードウェア フロー制御をサポートしません。

コンソール端末の設置の詳細については、 第 3 章「Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイのインストレーション」 を参照してください。ケーブルおよびポートのピン割り当てについては、 付録 C「ケーブル仕様」 を参照してください。

補助ポート

シャーシには、フロー制御をサポートする EIA/TIA-232 非同期シリアル補助ポート(RJ-45)があります。このポートは、使用するケーブルおよびアダプタに応じて、ケーブルの接続先で DTE または DCE として認識されます。補助ポートにモデムを接続するためのケーブルおよびアダプタは、シャーシの付属品として提供されます。補助ポートにモデムを接続するには、オス RJ-45/DB-25 アダプタ(ラベル:MODEM)付きの RJ-45 ロールオーバー ケーブルを使用します。

補助ポートに装置を接続する詳細については、 第 3 章「Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイのインストレーション」 を参照してください。ケーブルおよびポートのピン割り当てについては、 付録 C「ケーブル仕様」 を参照してください。

2T シリアル ポート

シャーシの背面パネルにある 2 つの高速 12-in-1 シリアル ポートにより、バックホール WAN および IP サポートが提供されます。

次のタイプの(DTE 装置または DCE 装置での)シリアル インターフェイス規格がサポートされています。

EIA/TIA-232

EIA/TIA-449

EIA/TIA-530

EIA/TIA-530A

EIA/TIA-X.21

CCITT V.35

各ポートは、最大 8 Mbps をサポートします。

シリアル ポートに装置を接続する詳細については、 第 3 章「Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイのインストレーション」 を参照してください。ケーブルおよびポートのピン割り当てについては、 付録 C「ケーブル仕様」 を参照してください。

アラーム ポート

アラーム ポート上の 3 つのピンは、リレーの出力に接続します。このリレーは、システム ソフトウェアによって制御されます。アラーム ポートを接続および設定した場合、Cisco IOS ソフトウェアが 1 秒間隔でポーリングを行って設定済みの障害イベントを検出し、障害が検出されるとアラームをオンにします。

アラーム ポートに装置を接続する詳細については、 第 3 章「Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイのインストレーション」 を参照してください。ケーブルおよびポートのピン割り当てについては、 付録 C「ケーブル仕様」 を参照してください。

BITSポート

BITS ポートは、Timing Signal Generator(TSG;タイミング信号ジェネレータ)を通じて外部同期化クロッキングを提供する同軸インターフェイスです。

BITS ポートに装置を接続する詳細については、 第 3 章「Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイのインストレーション」 を参照してください。ケーブルおよびポートのピン割り当てについては、 付録 C「ケーブル仕様」 を参照してください。

電源に関する考慮事項

設置場所の電源を調べ、スパイクやノイズのない「クリーン」な電力であることを確認してください。必要に応じて、電圧調整器を設置してください。


警告 この装置は TN 電源システムで動作するように設計されています。



警告 この製品は設置する建物に回路短絡(過電流)保護機構が備わっていることを前提に設計されています。このため、屋内配線には必ず、米国では 120 VAC、15 A、その他の国では 240 VAC、10 A 以下のヒューズまたは回路ブレーカーを使用してください。


ユニバーサル ゲートウェイの AC 電源装置には、次の機能があります。

100 ~ 240 VAC の全範囲で動作

すべての装置に 6 フィート(1.8 m)の電源コードが付属(電源コードのラベルに装置の適正電圧、周波数、電流が記されています)

電源接続の詳細については、 第 3 章「Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイのインストレーション」 を参照してください。電源装置の交換については、 付録 B「電源装置の交換」 を参照してください。


注意 DC 電源装置を使用する場合は、48 VDC 戻り線を Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイのシャーシ アースに接続しないでください。配電ラックの 1 箇所でアースすることを推奨します。