Cisco AS5350XM / AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
VoIP の設定
VoIP の設定
発行日;2012/01/15 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 3MB) | フィードバック

目次

VoIP の設定

VoIP の基礎知識

コール フロー

ダイヤル ピア

構文

一致のルール

VoIP の基本設定

事前に行う設定作業

音声ポート上でのシグナリングの設定

ISDN PRI シグナリング

E1 R2 シグナリング

T1 CAS シグナリング

ダイヤル ピアの設定

設定可能なオプション

ダイヤル ピア コンフィギュレーション テーブル

音声フィーチャ カードのエコー キャンセレーションの設定

設定手順

Nextport エコー キャンセラ制御の設定(任意)

音声 QoS の基礎知識

VoIP のための QoS 機能のイネーブル化

輻輳管理

WFQ

LLQ

IP RTP プライオリティおよびフレーム リレー IP RTP プライオリティ

リソースの予約

コール アドミッション制御

フラグメンテーションおよびインターリーブ

フレーム リレーのトラフィック シェーピング

その他の帯域幅圧縮機能

音声符号化

RTP パケット ヘッダーの圧縮

逐次化遅延

VAD

ジッタ バッファリング

その他の資料

VoIP の設定

この章の内容は、Cisco AS5350XM および Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ向けのものです。

Voice over IP(VoIP)テクノロジーにより、音声対応ルータおよびスイッチは、PSTN(公衆交換電話網)またはプライベート TDM(PBX[構内交換機])ネットワークではなく、IP データ イントラネットワークまたはインターネットワーク上で、電話のコールをはじめとするパケット化されたリアルタイム音声トラフィックを伝送することができます。その結果、VoIP によってトール バイパス、WAN を介したリモート PBX の配置、音声とデータの統合トランキング、Plain Old Telephone Service(POTS; 加入電話サービス)/インターネット テレフォニー ゲートウェイが可能です。VoIP は、既存の IP データ ネットワークを効率的に利用して、通信コストを削減するだけでなく、デュアル ネットワーク(音声およびデータ)のサポートを可能にします。

Cisco AS5350XM および Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイなどのルータおよびスイッチは、VoIP トラフィックの発信、伝送、および終端を処理できます。このようなルータやスイッチは、アナログ音声信号をデジタル化して圧縮し、一連の個別パケットの形にパッケージ化して、データ パケットをインターリーブ配置して伝送します。VoIP および非 VoIP 宛先のどちらにも VoIP パケットを送信できます。また、VoIP および非 VoIP コールのどちらでも受信できます。データ回線が使用中の場合は、PSTN に流すことができます。

音声ユーザに納得のいく Quality of Service(QoS; サービス品質)を保証するには、ゲートウェイを慎重に設定し、パフォーマンスを常にモニタして、損失と遅延が最小限のプライオリティ サービスを、音声トラフィックに確保することが重要です。他のデータ タイプと異なり、音声はどのような形であっても、損失または遅延に寛容ではありません。宛先デバイスがパケットを並べ替え、脱落しているパケットの再送信を送信側デバイスに要求するまで、ユーザは待つことはできません。これは、多くの他のデータ タイプでは問題ではありません。

基本的な VoIP を設定するには、通常、次の作業が必要です。

音声ポート上でシグナリングを設定する

ダイヤル ピアを設定する

さらに、次の作業も必要になる場合があります。

音声 QoS 機能を設定する

VoIP 対応のフレーム リレーを設定する

音声コールとモデム コールを区別するようにゲートウェイを設定する(ネットワーク アクセス サーバがモデム ダイヤルアップと VoIP ユーザの両方を同じ POTS インターフェイスでサポートする場合に必要)

ダイヤル ピアおよびネットワーク インターフェイスの設定を最適化する

VoIP を Microsoft NetMeeting 対応として設定する

この章では、VoIP の設定について簡単に説明し、いくつかの最初の設定作業について説明します。また、上位レベルでイネーブルにできる一部の音声 QoS 機能についても説明します。ただし、この問題について広範で詳細な情報を得るには、どの参考資料を参照すればよいかを示すことに重点を置いています。

この章の内容は次のとおりです。

「VoIP の基礎知識」

「VoIP の基本設定」

「音声 QoS の基礎知識」

「VoIP のための QoS 機能のイネーブル化」

「その他の資料」


ヒント VoIP を設定する前に、この章の巻末その他で言及している他の資料を参照してください。さらに、シスコの Web サイトにある他の参考資料からも、設定値の最適化に必要な情報が得られます(「VoIP の設定」で検索すると、最新資料にアクセスできます)。利用できる情報が多いほど、コストを削減し、ユーザからの支持を得ることができます。



) VoIP テクノロジーは基本的にソフトウェア ベースですが、Cisco AS5350XM または Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイの適切なスロットに、ユニバーサル ポートまたは音声フィーチャ カードを搭載する必要があります。VoIP データの送信に利用できるポートまたはチャネル数は、カードの容量によって決まります。詳細については、第 5 章「ユニバーサル ポート カードおよびダイヤル専用フィーチャ カードの管理およびトラブルシューティング」または第 6 章「音声フィーチャ カードの管理およびトラブルシューティング」を参照してください。


VoIP の基礎知識

ゲートウェイ上で VoIP を設定する前に、VoIP コール時に上位レベルで何が行われるかを理解しておくと役立ちます。コールの複数の「レグ」の 1 つで発生する、コール フローの各イベントについて考察します。次に一般的な例を示します(図7-1を参照)。コールの宛先が IP 電話で、コールが IP ネットワークから一度も出て行かない場合もあります。

コール レグ 1:発信元デバイスから発信元ゲートウェイ

コール レグ 2:発信元ゲートウェイから IP ネットワーク内

コール レグ 3:IP ネットワークから宛先ゲートウェイ

コール レグ 4:宛先ゲートウェイから宛先デバイス

図7-1 コール レグ

 

ローカル デバイス(電話、ファックス機、PBX など)をゲートウェイに接続するレグを POTS レグといいます。ゲートウェイを IP ネットワークに接続するレグは、 VoIP レグといいます。POTS または VoIP レグは、対応するゲートウェイから見た場合、 着信 または 発信 のいずれか一方です。

表7-1 に、さまざまなタイプのコール レグを示します。

 

表7-1 コール レグ

コール レグの起点
コール レグの終点
コール レグのタイプ

発信元デバイス

発信元ゲートウェイ

着信 POTS

発信元ゲートウェイ

IP ネットワーク

発信 VoIP

IP ネットワーク

宛先ゲートウェイ

着信 VoIP

宛先ゲートウェイ

宛先デバイス

発信 POTS

ゲートウェイは 2 つのコール レグ(着信 POTS と発信 VoIP、または着信 VoIP と発信 POTS)を使用して、ゲートウェイを通過するエンドツーエンド コールを作成します。発信元ゲートウェイと宛先ゲートウェイの両方を通過するコールには、4 つのコール レグがあります。

コール フロー

表7-2 および 表7-3 に、発信元ゲートウェイから見た場合と、宛先ゲートウェイから見た場合について、一般的なコール フローの詳細を示します。

 

表7-2 VoIP のコール フロー(発信元ゲートウェイから見た場合)

イベント
レグ タイプ

ユーザが公衆交換電話網を通じてゲートウェイにダイヤル番号を送信します。

着信 POTS

ゲートウェイは次の作業を行います。

情報を処理します(ダイヤル ピア コンフィギュレーション テーブルに保管されている情報に基づいて、宛先ゲートウェイに直接接続している IP ホスト、またはコールを完了できる宛先の PBX のいずれかに、ダイヤル番号を対応付けます)。

ネットワーク上で H.323 セッションを開始します。

音声信号を処理し、ネットワーク上でパケットを送信します。必要に応じて、コール中およびその他の帯域内信号を送信します。

セッションを終了します。

発信 VoIP

 

表7-3 VoIP のコール フロー(宛先ゲートウェイから見た場合)

イベント
レグ タイプ

ゲートウェイがダイヤル番号を受信します。

着信 VoIP

ゲートウェイは次の作業を行います。

情報を処理します(ダイヤル ピア コンフィギュレーション テーブルに保管されている情報に基づいて、宛先デバイスにダイヤル番号を対応付けます)。

ゲートウェイはネットワーク上の H.323 セッションに参加します。

音声信号を処理し、ネットワーク上でパケットを送信します。必要に応じて、コール中およびその他の帯域内信号を送信します。

セッションを終了します。

発信 POTS および
着信 VoIP

ダイヤル ピア

ゲートウェイに出入りする各種コール レグ(着信 POTS、発信 VoIP、着信 VoIP、および発信 POTS)には、ダイヤル ピアという 1 組の許容可能なコール シナリオを割り当てておく必要があります。

POTS ダイヤル ピアにより、ゲートウェイ ポートと宛先エンドポイントが対応付けられます。ポートとエンドポイントの結び付きごとに、POTS ダイヤル ピアが 1 つずつ必要です。

VoIP ダイヤル ピアにより、宛先電話番号と IP アドレス、またはその宛先にパケットを送信するその他の手段が対応付けられます。宛先エンドポイント セットごとに VoIP ダイヤル ピアが 1 つずつ必要です。

ダイヤル ピアは、ルーティング テーブル内の 1 つのスタティック ルートです。ダイヤル ピアの集合がダイヤル プランを形成します。

構文

POTS ダイヤル ピアの構文は次のとおりです。

dial-peer voice tag pots
destination-pattern number
port port#
other configurable options
 

この場合、 tag はローカルだけで意味のある数値です。 number は対応するエンドポイントの E.164 の全桁の電話番号です。 port は、宛先パターンが一致した場合に、コールが通過して送られるゲートウェイの音声ポートです。

VoIP ダイヤル ピアの構文は次のとおりです。

dial-peer voip tag voip
destination-pattern number
session target data address
other configurable options
 

この場合、 tag はローカルだけで意味のある数値です。 number は対応するエンドポイントの E.164 の全桁の電話番号です。 data address は、コールの宛先パターンがピアの 1 つと一致した場合に、ゲートウェイがそのコールを送信するアドレスです。

一致のルール

ゲートウェイは最適な発信レグを使用して、着信コールを転送します。ゲートウェイは最初に、宛先パターンがコールのダイヤル番号と一致する POTS または VoIP(コールの方向による)ダイヤル ピアを見つけることによって、最適なレグを選択します。発信 VoIP レグの場合、最長一致のダイヤル ピアが選択されます。一致するものが複数あった場合は、ピアに優先順位が設定されているかどうかを調べ、優先順位が最下位のピアが選択されます。

簡単な例で説明します(実装する際ははるかに複雑になります)。ある企業はサンノゼとニューアークにオフィスがあります。サンノゼ オフィスの内線番号は 5000 ~ 5999 です。ニューアーク オフィスの内線番号は 6000 ~ 6999 です。サンノゼの内線番号 5000 番からニューアークの内線番号 6000 番を呼び出すとします。 表7-4 に、この接続で必要なダイヤル ピアを示します。

 

表7-4 ダイヤル ピアの例

ダイヤル ピア(タグ)番号
ダイヤル ピア
機能
サンノゼのゲートウェイ

1

dial-peer voice 1 pots
destination-pattern 5000
port 1/0:1

サンノゼの内線番号 5000 番とサンノゼのゲートウェイ ポート 1/0:1 を対応付けます。

2

dial-peer voice 2 voip
destination-pattern 6...

session target ipv4:172.16.1.1

サンノゼからニューアークへのコール(内線 6000 ~ 6999)をニューアークに設置された IP アドレス 172.16.1.1 のゲートウェイに送信します。

ニューアークのゲートウェイ

3

dial-peer voice 3 voip
destination-pattern 5...
session target ipv4:172.19.1.1

ニューアークからサンノゼへのコール(内線 5000 ~ 5999)をサンノゼに設置された IP アドレス 172.19.1.1 のゲートウェイに送信します。

4

dial-peer voice 4 pots
destination-pattern 6000
port 1/0:3

ニューアークの内線番号 6000 番とニューアークのゲートウェイ ポート 1/0:3 を対応付けます。

サンノゼの内線番号 5000 番から呼び出し側が 6000 番をダイヤルすると、サンノゼに配置されている発信元ゲートウェイが次の作業を行います。

1. 内線番号 5000 番の接続先ポート 1/0:1 を通じて、ダイヤル番号 6000 番を受信します。

2. 宛先パターンがダイヤル番号と最も一致するダイヤル ピア 2 が見つかるまで、対応する VoIP ダイヤル ピアを検索します。

3. IP ネットワーク経由で、ダイヤル ピア 2 のセッション ターゲット(172.16.1.1)によって指定されたゲートウェイへ、ダイヤル番号を送信します。

ニューアークの宛先ゲートウェイは、次の作業を行います。

1. IP ネットワークを通じてダイヤル番号を受信します。

2. 宛先パターンがダイヤル番号と一致するダイヤル ピア 4 が見つかるまで、対応する POTS ダイヤル ピアを検索します。

3. そのダイヤル ピアによって指定されたポート(内線番号 6000 番に接続するポート 1/0:3)にコールを送信します。

サンノゼからニューアークを呼び出す場合は、ダイヤル ピア 2 および 4 がこの順番で使用されます。ニューアークの内線番号 6000 番からサンノゼの内線番号 5000 番を呼び出す場合は、ダイヤル ピア 3 および 1 をこの順番で使用することになります。

VoIP の基本設定

VoIP の基本設定には、次の作業が必要です。

事前に行う設定作業

音声ポート上でのシグナリングの設定

ダイヤル ピアの設定

音声フィーチャ カードのエコー キャンセレーションの設定

Nextport エコー キャンセラ制御の設定(任意)

事前に行う設定作業

VoIP 対応としてゲートウェイを設定する前に、次の作業を終えておく必要があります。作業を行うための補足情報については、これまでの章、およびこの章の最後に紹介する資料を参照してください。


ステップ 1 遅延(ping テストで測定)とジッタが最小限の作業用 IP ネットワークを設定します。

ステップ 2 ゲートウェイの適切なスロットに、ユニバーサル ポートまたは音声フィーチャ カードを搭載します。VoIP データの送信に利用できるポートまたはチャネル数は、カードの容量によって決まります。詳細については、 第 5 章「ユニバーサル ポート カードおよびダイヤル専用フィーチャ カードの管理およびトラブルシューティング」 または 第 6 章「音声フィーチャ カードの管理およびトラブルシューティング」 を参照してください。

ステップ 3 ゲートウェイの基本設定を行います。詳細については、 第 3 章「CLI を使用して行う基本設定」 を参照してください。

ステップ 4 次の情報を含む、ダイヤル プランの先頭部分を定型化します。

音声ポートとその接続先コンポーネントを示した論理ネットワーク図 ― 電話、ファックス機、PBX または主要システム、接続を必要とするその他の音声デバイス、音声対応ルータを含む。

接続の詳細 ― 物理インターフェイス(T1、アナログなど)、関連 LAN および WAN ポート、すべての音声ポートを含め、WAN ごとにタイプ(フレーム リレー、PPP [ポイントツーポイント プロトコル] など)を記述します。フレーム リレーに関しては、関連 PVC およびリンク アクセス速度を記述します。

各音声ポートに対応する電話番号または内線番号 ― 論理的に配置し、既存のプライベート ダイヤル プランおよび外部ダイヤル方式と矛盾しないようにします。

ステップ 5 作成したダイヤル プランに基づいて、作業用の電話網を設定します。

ステップ 6 ダイヤル プランと電話網を既存の IP ネットワーク トポロジーに統合します。推奨事項は次のとおりです。

2 次ダイヤル トーンなどの不便さを排除し、ルーティングまたはダイヤリングをユーザに対してトランスペアレントにする。

PBX ベンダーに、PBX インターフェイスの設定変更方法を問い合わせる。


 

音声ポート上でのシグナリングの設定

Cisco AS5350XM および Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイは、ユニバーサル ポートまたは音声フィーチャ カード上でデジタル音声コールの処理および管理を行います。これらのゲートウェイは、チャネライズド T1、E1、および T3 トランク インターフェイス上での音声の設定をサポートしています。

ユニバーサル ゲートウェイは ISDN PRI(1 次群速度インターフェイス)、E1 R2、および T1 CAS デジタル シグナリングをサポートします。シグナリング タイプに基づいて、音声ポートを設定してください。入力ゲイン、出力減衰量、エコー キャンセレーション、各種タイムアウト、変換ルールに関するパラメータを必要に応じて設定します。一般にデフォルト値で問題ありませんが、ネットワークによっては調整が必要です。


) ISDN の設定では、ISDN PRI グループを設定すると、音声ポート(および D チャネルとして動作するシリアル インターフェイス)が自動的に作成されます。音声ポートを設定する前に、第 3 章「CLI を使用して行う基本設定」の説明に従って、B チャネルと D チャネルの両方を設定してください。



ヒント 詳細については、次のオンライン マニュアルを参照してください。

Voice over IP for the Cisco AS5300
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios120/120newft/120t/120t3/voip5300/

Voice over IP for the Cisco 3600 Series Commands
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios113ed/113t/113t_1/voip/commands.htm

E1 R2 Signaling Configuration and Troubleshooting
http://www.cisco.com/warp/public/788/signalling/e1r2config.html


 

ISDN PRI シグナリング

ISDN PRI VoIP に関するシグナリングは、ISDN PRI グループの設定で処理します。ISDN PRI 音声ポートを使用する場合は、次の作業が不可欠です。

「ISDN PRI の設定」

「ISDN シグナリングの D チャネルの設定」

「チャネライズド T1 PRI グループ上の ISDN NFAS の設定」

(D チャネルとして動作する)シリアル インターフェイス上でマルチフレームが設定されることを確認します。さらに、入力ゲイン、出力減衰量、エコー キャンセレーション、各種タイムアウト、変換ルールに関するパラメータを必要に応じて設定します。

E1 R2 シグナリング

R2 は、欧州、アジア、南米で使用されるチャネライズド E1 ネットワークのシグナリングに関する国際規格であり、北米のチャネライズド T1 シグナリングに相当します。R2 シグナリングには 2 つの要素があります。

回線シグナリング(スーパビジョン) ― R2 デジタル、R2 アナログ、および R2 パルスがあります。

R2 レジスタ間シグナリング(コール確立制御) ― 強制、非強制、および半強制があります。

ISDN PRI 音声ポートを使用する場合は、必ず、「E1 R2 シグナリングの設定」の作業を終えてください。シグナリング タイプを設定し、さらに必要に応じて、各国固有のパラメータを設定します。

T1 CAS シグナリング

Channel-Associated Signaling(CAS; チャネル連携シグナリング)は、ISDN PRI(D チャネル)のように独立したシグナリング チャネルで行われるのではなく、データ チャネル内の帯域内で行われます。T1 CAS の場合は、フレーム タイプ、伝送符号といったパラメータを指定します。

ダイヤル ピアの設定

ダイヤル ピアを設定するための準備として、次に、イネーブルにすべき設定可能オプションを特定します。

設定可能なオプション

設定可能オプションとは、そのダイヤル ピアで処理するコールに適用されるアトリビュートです。通常は最小限、必要な QoS、音声符号化のコーデック、Voice Activity Detection(VAD; 音声アクティビティ検出)の有無をイネーブルにします。たとえば、VoIP ダイヤル ピアでは次のアトリビュートが一般的です。

req-qos best-effort
codec g711ulaw
vad
 

ダイヤル ピアの設定には、さまざまなオプションを非常に柔軟に使用できます。 表7-5 および 表7-6 に、POTS および VoIP ダイヤル ピアのそれぞれについて、config モードまたは config-dial-peer モードからイネーブルにできる、代表的な設定可能オプションを示します。

 

表7-5 POTS ダイヤル ピア コンフィギュレーション コマンド

コマンド
目的
answer-address

コール宛先番号を設定します。

application

アプリケーションを選択して設定します。

calling-number

呼び出し番号を設定します(fgd_eana シグナリングの場合のみ)。

default

コマンドをデフォルト値に設定します。

destination-pattern

E.164 の全桁の電話番号を設定します。

digit-strip

POTS ダイヤル番号から数字を外します。

direct-inward-dial

呼び出す番号をコールの最終宛先として設定します。

exit

ダイヤル ピア コンフィギュレーション モードを終了します。

forward-digits

このダイヤル ピアの宛先番号転送を設定します。

huntstop

ダイヤル ピアでのハンティングを中止します。

incoming

着信側の番号を設定します。

info-digits

呼び出し側番号に情報用の数字を付加します。

information-type

ダイヤル ピアの情報タイプを設定します。

max-conn

ピア単位の最大接続数を設定します。[no] は無制限を意味します。

no

コマンドを取り消し、デフォルト値に設定します。

numbering-type

発信側および着信側のナンバリング タイプを設定します。

port

ピアに対応する音声ポートを設定します。

preference

ピアの優先順位を設定します。

prefix

ダイヤル番号の前にダイヤルするプレフィクスを設定します。

progress_ind

コール中を示します。

register

このピアの E.164 番号をゲートキーパに登録します。

resource

リソース割り当てポリシーを設定します。

session

このピアのセッション [target | protocol | transport] を設定します。

shutdown

このピアの管理ステートをダウンに変更します。

translate-outgoing

変換ルールを設定します。

 

表7-6 VoIP ダイヤル ピア コンフィギュレーション コマンド

コマンド
目的
acc-qos

このピアへのコールとして許容される最低限のQoSを設定します。

answer-address

コール宛先番号を設定します。

application

アプリケーションを選択して設定します。

clid_restrict

発信側 ID の表示を制限します。

codec

このピアへのコールに対応するコーデックを設定します。

default

コマンドをデフォルト値に設定します。

destination-pattern

E.164 の電話番号を設定します。

dtmf-relay

IP リンクで DTMF 番号を転送します。

exit

ダイヤル ピア コンフィギュレーション モードを終了します。

expect-factor

音声品質の予期係数を設定します。

fax

ファックス サービスを設定します。

fax-relay

ファックス リレー オプションを設定します。

huntstop

ダイヤル ピアでのハンティングを中止します。

icpif

計算上のプランニング欠陥係数を設定します。

incoming

着信側の番号を設定します。

information-type

ダイヤル ピアの情報タイプを設定します。

ip

IP パケット オプションを設定します。

max-conn

ピア単位の最大接続数を設定します。[no] は無制限を意味します。

max-redirects

このピアの最大リダイレクト数を設定します。

no

コマンドを取り消し、デフォルト値に設定します。

numbering-type

発信側または着信側のナンバリング タイプを設定します。

preference

ピアの優先順位を設定します。

req-qos

このピアへのコールに求められるサービス品質を設定します。

roaming

ローミング サーバの使用を設定します。

session

このピアのセッション [target | protocol | transport] を設定します。

settle-call

セツルメント サーバの使用を設定します。

shutdown

このピアの管理ステートをダウンに変更します(no-> アップ)。

snmp

SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)音声ピア パラメータを変更します。

tech-prefix

H.323 ゲートウェイ テクノロジー プレフィクスを設定します。

translate-outgoing

変換ルールを設定します。

vad

VAD の使用を設定します。

voice-class

ダイヤル ピアの音声クラス制御パラメータを設定します。

これらのコマンドの機能のうち一部を紹介します(すでに説明したとおり、config モードまたは config-dial-peer モードから設定します)。

ワイルドカードおよびその他の演算子を使用して、宛先パターンを設定します。

例: 6... を使用して、6 で始まる 4 桁の番号を表します。

固定長または可変長の宛先パターンを定義します。

例: 6... を使用して、6 で始まる 4 桁の番号を表します。 9t を使用して、9 で始まる可変長の番号を表します。

特定の発信 POTS コール レグで、コールにプレフィクスを加えることを指定します。

例:外部回線にアクセスするには 9 が必要なので、PBX を通過するコールの前に 9 を加えます。宛先パターンと一致するので、ダイヤル ピアによって外されるプレフィクスを置換します。

特定のダイヤル番号を展開することを指定します。

例:7 で始まる 5 桁のローカルな内線番号を E.164 の全桁の番号の 1-408-7 xxx に展開します。

着信コールを処理するハント グループを作成します。

例:音声ポートごとに 1 つずつ、複数のダイヤル ピアを設定し、それぞれに同じ宛先パターンを指定します。ゲートウェイは使用中ではない音声ポートに到達するまで、順番に着信コールを送ります。

ルーティング発信コールに優先順位を設定します。

例:IP ネットワークに発信コールを転送するダイヤル ピア音声 1 に優先順位 1 を割り当てます。PSTN にコールを転送するダイヤル ピア音声 2 に優先順位 2 を割り当てます。ゲートウェイが一番長く正確に一致するものを探し出し、この 2 つのダイヤル ピアが見つかった場合、差別化を図るために優先順位が使用されます。


ヒント 詳細については、オンライン マニュアル『Voice over IP for the Cisco AS5300
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios120/120newft/120t/120t3/voip5300/)を参照してください。


ダイヤル ピア コンフィギュレーション テーブル

ダイヤル ピアを作成するための次の手順として、ダイヤル ピア コンフィギュレーション テーブルを作成します。次の見出しの下に、ゲートウェイおよび対応するダイヤル ピアのすべてについて、データを示します。 表7-7 は、単純なゲートウェイ間の例です。実際にははるかに複雑なものになります。

 

表7-7 ダイヤル ピア コンフィギュレーション テーブル

ダイヤル
ピアのタグ
内線番号
宛先
パターン
タイプ
音声
ポート
セッション ターゲット
コーデック
QoS
サンノゼのゲートウェイ
1
5000
5000
pots
1/0:1
--
--
--
2
--
6...
voip
--
172.16.1.1
6.711
best effort
ニューアークのゲートウェイ
3
--
5...
voip
--
172.19.1.1
6.711
best effort
4
6000
6000
pots
1/0:3
--
--
--

ヒント ダイヤル ピア コンフィギュレーション テーブルを作成する前に、この章の最後に記載されている資料を参照してください。さらに、オンライン マニュアル『Voice over IP for the Cisco AS5300
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios120/120newft/120t/120t3/voip5300/)も参照してください。


音声フィーチャ カードのエコー キャンセレーションの設定

echo-cancel enable コマンドをイネーブルにすると、インターフェイスから送信されて同じインターフェイスで受信される音声をキャンセルできます。このような状態で戻ってくる音はエコーのように聞こえるからです。エコー キャンセレーションをディセーブルにすると、接続先でエコーが発生することがあります。エコー キャンセレーションによる音声品質の低下は最小限ですが不必要なプロセスなので、必要でなければこのコマンドをディセーブルにしておきます。

音声フィーチャ カードでは、ソフトウェア エコー キャンセレーションがデフォルト設定となっています。G.168準拠のエコーキャンセレーションがデフォルトでイネーブルとなっており、エコー時間は 64 ミリ秒です。ハードウェア エコー キャンセレーションは使用できません。

設定手順

 

コマンドまたは操作
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

イネーブル EXEC モードを開始します。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

voice-port slot/port

 

Router(config)# voice-port 2/1

音声ポート コンフィギュレーション モードを開始し、コンフィギュレーション パラメータのスロットとポートを指定します。

ステップ 4

echo-cancel enable

 

Router(config-voiceport)# echo-cancel enable

インターフェイスから送信されて同じインターフェイスに戻ってくる音声のキャンセル機能をイネーブルにします。

ステップ 5

echo-cancel coverage { 24 | 32 | 48 | 64}

 

Router (config-voiceport)# echo-cancel coverage 24

エコー キャンセラを指定した時間(ミリ秒)だけ調整します。

デフォルトは 64 です。

ステップ 6

exit

 

Router(config-voiceport)# exit

voice-port コンフィギュレーション モードを終了し、グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。

Nextport エコー キャンセラ制御の設定(任意)

AS5350XM および AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイでは、G.711 で符号化された VoIP パケットで着信する 2100 Hz トーンを検出できます。ユーザは Nextport Voicecap を有効にして、ネットワークの PSTN または IP 側から G.711 で符号化された VoIP パケットで 2100 Hz トーンを受信した場合に、エコー キャンセラを制御することができます。


) エコー キャンセラの Nextport 制御は、G.711 コーデック モードでのみ可能です。



) エコー キャンセラの Nextport 制御と、モデム パス スルーを併用することは推奨できません。


CLI(コマンドライン インターフェイス)コマンドを使用して、IP トーン検出とエコー キャンセラの Nextport 制御をイネーブルに設定します。ただし、これらの機能をイネーブルにするには、最初に次の 2 つの Voicecap パラメータを設定しておく必要があります。

v51 = 32769
この設定により、IP 側でのトーン検出/通知がイネーブルになり、IP 側から 2100 Hz のアンサー トーンを受信した時点で Nextport が Nonlinear Processor(NLP)またはエコー キャンセラをディセーブルにすることができます。この設定は、Cisco IOS Release 12.3T 以降で必要です。

v2 = 512
この設定により、250 ミリ秒の無音の検出がイネーブルになります。この設定は省略可能です。この設定を v51 = 32769 の設定と併用した場合、Nextport は 250 ミリ秒の無音を検出すると、エコー キャンセラを元のステートに戻します。

次に、Voicecap エントリを作成して音声ポートに適用することにより、エコー キャンセラの Nextport 制御をイネーブルにする例を示します。

1. 次の CLI コマンドを入力して、Voicecap エントリを作成します。

構文:

router(config)# voicecap entry <name> <parameter list>
 

例:

router(config)# voicecap entry npecho_ctrl v2=512 v51=32769
 

2. 次の CLI コマンドを入力して、Voicecap エントリを音声ポートに適用します。

構文:

router(config)# voicecap configure <name>
 

例:

router(config)# voicecap configure npecho_ctrl

次に、Voicecap を作成して適用する手順の例を示します。

router(config)# voicecap entry npecho_ctrl v2=512 v51=32769
router(config)# voice-port 3/0
router(config-voiceport)# voicecap configure npecho_ctrl
router(config-voiceport)# end

) Voicecap は音声ポートに適用する必要があります。


Cisco IOS CLI の show コマンドでは、現在のエコー ステートは表示されません。ただし、 debug trace module f080 0010 x/y/z を発行すれば、トーン検出とその結果としてのエコー動作を示す EST トレース メッセージを表示できます。Nextport は、IP 側または PSTN 側から 2100 Hz アンサー トーンを受信したかどうかに基づいて、NLP およびエコー キャンセラをイネーブルおよびディセーブルにし、検出したトーンおよびそのエコー動作ごとに EST トレース メッセージを生成します。さらに Nextport は、250 ミリ秒の無音状態も検出し、このような状態を検出したこと、およびエコー ステートを回復したことを示す EST トレース メッセージを生成します。

EST トレース メッセージを表示するには、次のように debug trace module f080 0010 x/y/z を発行します。

router# debug trace module f080 0010 s/d/m
 

ここで、

s = スロット

d = Dial Feature Card(DFC;ダイヤル フィーチャ カード)

m = モジュール番号

Index 51 および Index 52 にデフォルトの設定値を使用すると、IP トーン検出および通知がディセーブルになり、既存のすべての機能が通常どおり動作します。

次に、IOS コンソールで収集された EST トレース メッセージの例を示します。

5350-torpedo#
*Apr 26 21:40:51.735: 00:00:14: Port Trace Event:
*Apr 26 21:40:51.735: Port : 3/00
*Apr 26 21:40:51.735: Address : 0x3000000
*Apr 26 21:40:51.735: Trace Event: 0x2
*Apr 26 21:40:51.735: Data Format: ASCII
*Apr 26 21:40:51.735: Data Len : 56
*Apr 26 21:40:51.735: Data : Session 0x0144 Received Early ANS tone 0x01 from IP side
*Apr 26 21:40:51.735: 00:00:14: Port Trace Event:
*Apr 26 21:40:51.735: Port : 3/00
*Apr 26 21:40:51.735:
5350-torpedo# Address : 0x3000000
*Apr 26 21:40:51.735: Trace Event: 0x2
*Apr 26 21:40:51.735: Data Format: ASCII
*Apr 26 21:40:51.735: Data Len : 63
*Apr 26 21:40:51.735: Data : Session 0x0144 Received Tone Off ntf for code 0x01 from IP side
*Apr 26 21:40:51.735: 00:00:14: Port Trace Event:
*Apr 26 21:40:51.735: Port : 3/00
*Apr 26 21:40:51.735: Address : 0x3000000
*Apr 26 21:40:51.735: Trace Event: 0x2
*Apr 26 21:40:51.735: Data Format: ASCII
5350-torpedo# *Apr 26 21:40:51.735: Data Len : 45
*Apr 26 21:40:51.735: Data : Session 0x0144 Received ANS tone 0x03 from IP
*Apr 26 21:40:51.735: 00:00:14: Port Trace Event:
*Apr 26 21:40:51.735: Port : 3/00
*Apr 26 21:40:51.735: Address : 0x3000000
*Apr 26 21:40:51.735: Trace Event: 0x2
*Apr 26 21:40:51.735: Data Format: ASCII
*Apr 26 21:40:51.735: Data Len : 47
*Apr 26 21:40:51.735: Data : Session 0x0144 Non-linear Processor Is Disabled
*Apr
5350-torpedo# 26 21:40:51.735: 00:00:14: Port Trace Event:
*Apr 26 21:40:51.735: Port : 3/00
*Apr 26 21:40:51.735: Address : 0x3000000
*Apr 26 21:40:51.735: Trace Event: 0x2
*Apr 26 21:40:51.735: Data Format: ASCII
*Apr 26 21:40:51.735: Data Len : 63
*Apr 26 21:40:51.735: Data : Session 0x0144 Received Tone Off ntf for code 0x03 from IP side
*Apr 26 21:40:51.735: 00:00:14: Port Trace Event:
*Apr 26 21:40:51.735: Port : 3/00
*Apr 26 21:40:51.735:
5350-torpedo# Address : 0x3000000
*Apr 26 21:40:51.735: Trace Event: 0x2
*Apr 26 21:40:51.735: Data Format: ASCII
*Apr 26 21:40:51.735: Data Len : 47
*Apr 26 21:40:51.735: Data : Session 0x0144 Received ANSam tone 0x07 from IP
*Apr 26 21:40:51.735: 00:00:13: Port Trace Event:
*Apr 26 21:40:51.735: Port : 3/00
*Apr 26 21:40:51.735: Address : 0x3000000
*Apr 26 21:40:51.735: Trace Event: 0x2
*Apr 26 21:40:51.735: Data Format: ASCII
*Apr 26 21:40:5
5350-torpedo#1.735: Data Len : 63
*Apr 26 21:40:51.735: Data : Session 0x0144 Received Tone Off ntf for code 0x07 from IP side
*Apr 26 21:40:51.739: 00:00:13: Port Trace Event:
*Apr 26 21:40:51.739: Port : 3/00
*Apr 26 21:40:51.739: Address : 0x3000000
*Apr 26 21:40:51.739: Trace Event: 0x2
*Apr 26 21:40:51.739: Data Format: ASCII
*Apr 26 21:40:51.739: Data Len : 48
*Apr 26 21:40:51.739: Data : Session 0x0144 Received /ANSam tone 0x0f from IP
5350-torpedo#*Apr 26 21:40:51.739: 00:00:13: Port Trace Event:
*Apr 26 21:40:51.739: Port : 3/00
*Apr 26 21:40:51.739: Address : 0x3000000
*Apr 26 21:40:51.739: Trace Event: 0x2
*Apr 26 21:40:51.739: Data Format: ASCII
*Apr 26 21:40:51.739: Data Len : 31
*Apr 26 21:40:51.739: Data : Session 0x0144 ECAN Is Disabled
*Apr 26 21:40:51.739: 00:00:04: Port Trace Event:
*Apr 26 21:40:51.739: Port : 3/00
*Apr 26 21:40:51.739: Address : 0x3000000
5350-torpedo#*Apr 26 21:40:51.739: Trace Event: 0x2
*Apr 26 21:40:51.739: Data Format: ASCII
*Apr 26 21:40:51.739: Data Len : 63
*Apr 26 21:40:51.739: Data : Session 0x0144 Received Tone Off ntf for code 0x0f from IP side
*Apr 26 21:46:36.431: 00:00:08: Port Trace Event:
*Apr 26 21:46:36.431: Port : 3/00
*Apr 26 21:46:36.431: Address : 0x3000000
*Apr 26 21:46:36.431: Trace Event: 0x2
*Apr 26 21:46:36.431: Data Format: ASCII
*Apr 26 21:46:36.431: Data Len : 43
*Apr 26 21:46:36.431: Data : Session 0x0144 detected 250 msec of silence
*Apr 26 21:46:36.431: 00:00:08: Port Trace Event:
*Apr 26 21:46:36.431: Port : 3/00
*Apr 26 21:46:36.431: Address : 0x3000000
*Apr 26 21:46:36.435: Trace Event: 0x2
*Apr 26 21:46:36.435: Data Format: ASCII
*Apr 26 21:46:36.435: Data Len : 41
*Apr 26 21:46:36.435: Data : Session 0x0144 Ecan State 0x0007 Restored

音声 QoS の基礎知識

QoS は、各種基本テクノロジーに基づき、特定のネットワーク トラフィックに差別化されたサービスを提供するネットワークの機能です。QoS はネットワーク インフラストラクチャに初めから備わっているわけではありません。むしろ、イントラネットワークまたはインターネットワーク全体で適切な QoS 機能を体系的にイネーブルにすることによって、QoS を設定します。

音声トラフィックとデータ トラフィックは、さまざまな点で異なります。

データはしばしば、バースト性(急激な増加)がありますが、音声は安定して(滑らか)います。

データ アプリケーションは廃棄されたパケットを再送信しますが、音声アプリケーションは廃棄されたパケットを隠すだけです。

データ アプリケーションは一般に、ある程度まで遅延に寛容ですが、音声アプリケーションの場合は、送信の途切れる音が受信者に聞こえないように、遅延を最小限に抑えなければなりません。

いずれについても、音声トラフィックに厳密なプライオリティを与え、音声とデータを伝送するネットワークで信頼性の高い配信を実現し、遅延を最小限に抑えるには、QoS ストラテジーの使用が必要です。


) ITU-T G.114 勧告では、良好な音声品質を得るには、一方向で 150 ms を超えるエンドツーエンドの遅延が生じてはならないと定めていますが、実際は 200 ms でも問題ありません。


音声に関する QoS 機能は、信頼性と予測性の 2 点に重点が置かれています。信頼性では、パケット損失のない配信を保障します。予測性では、大幅な遅延のない配信を保障します。この 2 点により、低品質の音声伝送を排除することができます。音が割れたり、音節が欠けたりすると、不完全なコールになるばかりでなく、受信者の混乱も引き起こします。

音声トラフィックには、安定していて予測可能なスループットが得られる、遅延の少ないリアルタイム サービスが必要です。バースト性があり、遅延に寛容なデータ トラフィックが存在する一方で、音声トラフィックには差別化した(つまり、プライオリティの高い)サービス レベルを提供しなければなりません。データと音声の両方を伝送するネットワーキング機器およびデバイスは、プライオリティの高いサービスを必要とするトラフィックと、そうではないトラフィックを差別することができません。そのため、予測どおりの音声トラフィックを保証する、つまりデータ トラフィックと共用のバックボーンを通じて一定の予測可能な伝送を確保するには、QoS 機能をイネーブルにするのが唯一の方法です。

ネットワーク全域に及ぶエンドツーエンドの有効な QoS を異なるユーザ、アプリケーション、組織、およびテクノロジーのすべてに、妥当なコストと労力で提供しなければなりません。QoS 機能により、ユーザが満足するサービス レベルのバランスをとり、音声にプライオリティの高いサービスを提供しながら、必要とされる公平さでデータ伝送に対応することができます。QoS 機能には他の利点もあります。たとえば、Internet Service Provider(ISP; インターネット サービス プロバイダー)は、QoS 機能を選択してイネーブルに設定できるので、カスタマー サービスをコスト別に差別化することができます。また、これらのサービス レベルに基づいて、新しいアプリケーションや追加サービスを幅広く提供できます。

Cisco IOS ソフトウェアには、QoS を最適化するためのさまざまな機能があります。VoIP を適切かつほぼ確実にサポートできるように、ネットワークを細かく調整するには、これらの機能をイネーブルにする必要があります。QoS 実装の詳細については、このマニュアルでは取り上げていないので、QoS 機能をイネーブルにするときには、必ず記載されている資料を参照してください。また、最適な音声性能を実現するには、VoIP 装置だけではなく、ネットワーク全体で QoS を設定する必要があります。

すべての QoS 機能があらゆるネットワーク デバイスおよびトポロジーに適しているわけではありません。エッジ デバイスとバックボーン デバイスとでは、動作が同じとは限りません。簡単に言うと、エッジ デバイスはパケットの分類、分解、キューイング、帯域幅管理、およびポリシングを担当します。バックボーン デバイスは、スイッチングとトランスポート、輻輳管理、およびキュー管理を担当します。したがって、それぞれが実行する QoS タスクも異なる場合があります。エッジ デバイスとバックボーン デバイスそれぞれのネットワークにおける機能を考慮し、それぞれのタイプに合わせて QoS 機能をイネーブルにしてください。

VoIP のための QoS 機能のイネーブル化

次に、イネーブルにできる QoS 機能のうち、重要なものをいくつか簡単に説明します。さらに、各機能の使用方法と最適化方法をよく理解したうえで判断できるように、参考資料を紹介します。ここで取り上げる機能は次のとおりです。

輻輳管理

WFQ

LLQ

IP RTP プライオリティおよびフレーム リレー IP RTP プライオリティ

リソースの予約

フラグメンテーションおよびインターリーブ

フレーム リレーのトラフィック シェーピング

その他の帯域幅圧縮機能

音声符号化

RTP パケット ヘッダーの圧縮

逐次化遅延

VAD

ジッタ バッファリング

「その他の資料」に記載されている参考資料から詳細情報が得られます。


ヒント QoS に関して問題が生じた場合は、コンフィギュレーションに次のコマンドを追加してみてください。

トップレベルのコンフィギュレーション レベルの場合

io-cache enable
voice-fastpath enable
 

ギガビット イーサネット インターフェイス配下の場合

ip route-cache


 

輻輳管理

WFQ

大量トラフィックの高速ネットワークに対応しているバックボーンのゲートウェイでは、輻輳を回避する必要があります。Weighted Random Early Detection(WRED; 重み付きランダム早期検出)と呼ばれる Weighted Fair Queuing(WFQ; 均等化キューイング)方式では、(音声トラフィックをクリティカルに設定するなど)ユーザが設定したプライオリティ値に基づいてトラフィックをキューに入れ、キューごとに異なるパケット廃棄スレッシュホールドを設定し、プライオリティの高いキューに十分に対処できるように、必要に応じてプライオリティの低いキューのパケットを廃棄します。この方法によって、広帯域幅アプリケーションがほかに存在している場合でも、狭帯域幅の会話が通過できるようにします。


ヒント 詳細および設定方法については、『Configuring Weighted Fair Queuing
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios120/12cgcr/qos_c/qcpart2/)を参照してください。


LLQ

音声パケットを優先させ、かつ他のアプリケーションが帯域幅不足に陥らないようにしなければならないという場合、推奨するキューイング方式は Low Latency Queuing(LLQ; 低遅延キューイング)です。LLQ は IP RTP プライオリティと組み合わせて使用します。LLQ は音声トラフィックをプライオリティ キューに転送しますが、次に低いプライオリティ レベルを処理するまでに、このレベルおよび他のそれぞれのプライオリティ レベルで処理するトラフィック量に制限を設けることができます。


ヒント 詳細および設定方法については、『Low-Latency Queuing
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios120/120newft/120t/120t7/)を参照してください。


IP RTP プライオリティおよびフレーム リレー IP RTP プライオリティ

IP RTP プライオリティ機能は、VoIP コール用に完全優先キューを作成します。ゲートウェイはこのプライオリティ キューが空の場合に限り、他のキューを処理します。この機能がアクティブになるのは、インターフェイス上で輻輳が生じている場合だけです。

IP RTP プライオリティ機能を設定するのは、ダイヤル ピアの設定時です。IP プライオリティ レベルを設定し、パケット ヘッダーで、音声コールにクラス 5(クリティカル)のプライオリティを与えることを指定します。この情報を検出した他のキューイングおよびトラフィック管理機能(RSVP)は、プライオリティ サービスを提供します。

音声トラフィックがフレーム リレー ネットワークを通過する場合、同じ引数が維持されますが、この機能はフレーム リレー IP RTP プライオリティと呼ばれます(後述の 3 番めの参考資料を参照)。


ヒント 詳細および設定方法については、次の資料を参照してください。

VoIP over PPP Links with Quality of Service (LLQ / IP RTP Priority, LFI, cRTP)
http://www.cisco.com/warp/public/788/voice-qos/voip-mlppp.html

IP RTP Priority
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios120/120newft/120t/120t5/iprtp.htm

Frame Relay IP RTP Priority
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios120/120newft/120t/120t7/friprtp.htm


 

リソースの予約

音声トラフィックを伝送するすべての WAN リンク上で Resource Reservation Protocol(RSVP)をイネーブルにすることによって、自分の送受信システムおよび同様に設定された他の送受信システムがコール単位で、ルータ パス上の帯域幅を確保するように設定できます。

RSVP 機能を設定するのは、ダイヤル ピアの設定時です。RSVP とフレーム リレー トラフィック シェーピングを両方ともイネーブルにすることはできません。


ヒント 詳細および設定方法については、『Voice over IP for the Cisco AS5300
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios120/120newft/120t/120t3/voip5300/)を参照してください。


コール アドミッション制御

CPU、メモリ、インターフェイスなど、特定のリソースが不足しているためコールを処理できないとき、Cisco AS5350XM または Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイに PSTN からコールが着信しないようにすることができます。このような機能をコール アドミッション制御といいます。

システムの CPU 使用率が高い、コール ボリュームが大きい、または同時に大量のコールが着信する傾向がある場合には、コール アドミッション制御の 2 つの側面(コール スパイクおよびコール スレッシュホールド)について考慮する必要があります。AAA などのサポートを必要とする、デビット カードが関与するトランザクションを処理する場合には、このことが特に重要です。

コール スパイクを設定して、短時間にわたり着信コール数を制限します。コール スレッシュホールドを設定して、システム リソースを使用できる上限を定義します。


ヒント コール スパイクおよびコール スレッシュホールドの詳細および設定方法については、次の資料を参照してください。

Call Admission Control for H.323 VoIP Gateways
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios122/122newft/122limit/122x/122xa/122xa_2/ft_pfavb.htm


 

フラグメンテーションおよびインターリーブ

音声パケットは通常小型(60 ~ 240 バイト)であり、大型のデータ パケットも伝送するネットワークにおいて、後回しにされることがあります。大きいデータ パケットを小さいデータ パケットに分割し、その断片の合間に音声パケットを差し込むと、ジッタおよび遅延が軽減されます。広帯域幅(1.5 Mbps 超)の WAN 回線ではなく、狭帯域幅(1.5 Mbps 未満)の WAN 回線を使用する場合は、フラグメンテーションおよびインターリーブを IP RTP プライオリティ、RSVP などの輻輳管理技法と組み合わせて使用します。推奨するフラグメンテーションおよびインターリーブ方式は、Voice over Frame Relay には FRF.12、VoIP-over-PPP 専用線にはマルチリンク PPP です。


ヒント 詳細および設定方法については、次の資料を参照してください。

FRF.12 の場合、『 Frame Relay Fragmentation for Voice
http://www.cisco.com/warp/public/788/vofr/fr_frag.html

マルチリンク PPP の場合、『 VoIP over PPP Links with Quality of Service (LLQ / IP RTP Priority, LFI, cRTP) 』( http://www.cisco.com/warp/public/788/voice-qos/voip-mlppp.html


 

フレーム リレーのトラフィック シェーピング

パケットが宛先の対応できる速度で宛先に届くように、トラフィック フローを規制する必要があります。この規制は、設定値より高速で発生したパケットをバッファリングし、設定値で解除することによって行います。フレーム リレー ネットワークではトラフィック シェーピングをイネーブルにすることが非常に重要です。PPP 専用線では、トラフィック シェーピングをイネーブルにしないでください。


ヒント 詳細および設定方法については、『VoIP over Frame Relay with Quality of Service (Fragmentation, Traffic Shaping, IP RTP Priority)』(http://www.cisco.com/warp/public/788/voice-qos/voip-ov-fr-qos.html)を参照してください。



フレーム リレー ネットワーク上でトラフィック シェーピングが正しく実行されるようにするには、トラフィック シェーピングだけではなく、他のさまざまな QoS 機能を設定する必要があります。詳細については、上記の資料のほか、「その他の資料」に記載されている資料を参照してください。


その他の帯域幅圧縮機能

音声符号化

Cisco AS5350XM および Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイは、音声符号化(デジタル化、および任意で圧縮)用に複数のコーデック(コーダ/デコーダ)方式を提供します。

G.711

G.723.1

G.726

G.729

G.729a

G.729ab

G.729b

GSMAMR-NB

GSMFR

G.Clear


) タンデム スイッチング(別名、二重符号化または二重圧縮)は別の問題も引き起こすことがあります。タンデム(トール)オフィスにルーティングされたデジタル コールは、そこでアナログ形式に変換され、もう一度デジタル形式に変換されてから伝送されます。このように変換と再変換が行われると、信号の歪みは 2 倍以上になり、修復不能です。コールがトール オフィスの処理対象となる場合で、かつ帯域幅に余裕がある場合には、PCM を選択してください。このような処理を管理する方法として、Cisco IOS Multimedia Conference Manager(H.323 ゲートキーパ)または Cisco Voice Manager などの管理アプリケーションを使用することを推奨します。


判断を左右するその他の要因、またはパフォーマンス調整に使用できるその他の要因としては、複数のタンデム符号化を使用する可能性、パケット フラグメンテーションの扱い方などがあります。


ヒント 詳細および設定方法については、『VoIP over PPP Links with Quality of Service (LLQ / IP RTP Priority, LFI, cRTP)』(http://www.cisco.com/warp/public/788/voice-qos/voip-mlppp.html)を参照してください。


RTP パケット ヘッダーの圧縮

あとに続く IP/UDP/RTP(ネットワーク/トランスポート/セッション レイヤ)ヘッダーには反復性があるので、大幅な圧縮が可能です。推奨する圧縮方式は cRTP(Compressed Real-Time Transfer Protocol)です。この方式では、後続パケットのヘッダーを比較し、最初の順番と 2 番めの順番の相違を追跡して、40 バイトのヘッダーをわずか 2 バイトまたは 4 バイト(UDP チェックサムがない場合とある場合)に圧縮します。ただし、cRTP は CPU の使用率が高いので、遅延の原因になる場合には、他の方式の方が適しています。圧縮方式は、狭帯域幅(1.5 Mbps 未満)の WAN 回線の両端に組み込みますが、高速(1.5 Mbps 超)WAN の場合は不要です。


ヒント 詳細および設定方法については、『VoIP over PPP Links with Quality of Service (LLQ / IP RTP Priority, LFI, cRTP)』(http://www.cisco.com/warp/public/788/voice-qos/voip-mlppp.html)を参照してください。


逐次化遅延

パケット(ペイロード)サイズは制御可能です。これにより、1 つのパケットがシステム インターフェイス上に存在する時間の長さを制御します。これはバイト数で設定しますが、20 ms 以内にすることが望まれます(通常、1 パケットで 10 ms の音声サンプル 2 つに相当)。逐次化遅延が大きくなると、エンドツーエンドの遅延も大きくなります。一方向でエンドツーエンドの遅延が 150 ~ 200 ms を超えないようにする必要があります。


) 選択したコーデックにペイロード サイズを割り当てるときは、注意が必要です。コーデックおよびペイロード サイズを割り当てるには、dial-peer voip コマンドの下で codec codec bytes payload_size コマンドを使用します。codec コマンドを使用するとペイロード サイズが広がりますが、ユニバーサル ポートおよび音声フィーチャ カードのサイズも小さくなるので、音声信号のエンドツーエンド遅延が 200 ms を超えることはありません。ネットワークのゲートウェイやルータ タイプが多岐にわたる場合は、ペイロード サイズを一定で最適(エンドツーエンド遅延が大きくなりすぎないよう)に設定する必要があります。



ヒント 詳細および設定方法については、『Voice over IP ― Per Call Bandwidth Consumption
http://www.cisco.com/warp/public/788/pkt-voice-general/bwidth_consume.html)を参照してください。


VAD

通話者は通常、交互に話すので、音声対話は一般に無音が 50% を占めます。VAD という機能により、ゲートウェイは会話が始まったときに送信し、会話が止まった時点で送信を停止することができます。無音の間はホワイト ノイズを発生させ、呼び出し側がコールの切断と無音を混同しないようにします。VAD は無音のパケットを圧縮することによって、処理できるコール数を増やします。VoIP の帯域幅を計画するときには、VAD によって帯域幅が 35% 下がると考えてください。他のトラフィック タイプに割り当てる帯域幅を増やす場合には、VAD をイネーブルにしてください。

VAD で問題になるのは、会話の最初と最後がカットされることが多いという点です。休止時間が非常に短い場合は VAD が起動しないようにする、また、カットを補正するために、VAD は会話の停止後、送信を停止するまでに約 200 ms 待機します。送信の再開時には、そのときの会話に直前の会話の 5 ms を加えます。

周囲の雑音で会話と背景の音を区別できない場合、そのコールの VAD が自動的にディセーブルになります。


ヒント 詳細および設定方法については、『VoIP over PPP Links with Quality of Service (LLQ / IP RTP Priority, LFI, cRTP)』(http://www.cisco.com/warp/public/788/voice-qos/voip-mlppp.html)を参照してください。


ジッタ バッファリング

ジッタは、音声パケットの到着が予想されるタイミングと実際に到着するタイミングに差がある場合に発生し、音声ストリームの不連続性をもたらします。シスコ製のデバイスは、受信データをバッファリングし、滑らかに再生することによって、ジッタに対処します。

通常の状況下では、大部分のネットワークはデフォルトのジッタ バッファ設定で問題ありません。音声信号の途切れまたは音声品質不良が生じる場合には、バッファ サイズを増やしてください。ネットワーク全体で遅延が大きい場合には、バッファ サイズを引き下げてください。雑音の多いネットワークでは、統合メッセージング サーバまたは対話型音声応答といったジッタ軽減アプリケーションを使用し、固定モードおよび比較的大きい平常値を選択してください。ジッタ バッファ サイズを引き上げると、遅延が大きくなることに注意してください。

シスコ製のジッタ バッファは通常、動的にサイズが設定されるので、アダプティブ モードとデフォルトのバッファ サイズで十分です。ただし、必要な場合には、モードおよびサイズを調整してください。

その他の資料

ネットワークに VoIP を設定し、QoS パラメータを設定するには、さまざまな判断が必要であり、多くのパラメータについて考慮する必要があります。この章では、この複雑な問題について概要を簡単に紹介しています。詳細については、次の資料を参照してください。

IP テレフォニー ソリューションに関するシスコ製品資料:
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/voice/ip_tele/index.htm

シスコ製のフィーチャ モジュール: http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/
使用する Cisco IOS リリースを検索

Cisco IOS マニュアル

Cisco IOS Quality of Service Solutions Configuration Guide

Cisco IOS Multiservice Applications Command Reference

Cisco IOS Voice, Video, and Fax Configuration Guide

Cisco IOS Voice, Video, and Fax Command Reference


http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/にアクセスし、使用している Cisco IOS リリースを検索してください。


一般書籍

Davidson, J. Peters, J. and Gracely, B.『 Voice Over IP Fundamentals 』 Indianapolis, Indiana: Cisco Press; 2000

Caputo, R.『 Cisco Packetized Voice & Data Integration 』 New York, New York: McGraw-Hill; 2000

シスコ製デバイスの VoIP に関する資料

Voice-over-IP Quick Start Guide
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/access/acs_mod/1700/voipqsg.htm

『Cisco IOS Voice Configuration Library』
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios123/123cgcr/voice_c/vcl.htm

その他の Web サイト

電気通信のさまざまなトピックに関するチュートリアル: http://www.iec.org/tutorials/