Cisco AS5350XM / AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
ハードウェア アーキテクチャおよび Cisco IOS ソフトウェアの基礎知識
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発行日;2012/01/15 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 3MB) | フィードバック

目次

ハードウェア アーキテクチャおよび Cisco IOS ソフトウェアの基礎知識

基本的なハードウェア アーキテクチャ

Cisco IOS ファイル システムの概要

Cisco IOS ソフトウェアの概要

ヘルプの利用方法

コマンド モードについて

コマンド オプションの表示方法

コマンドまたは機能の取り消し

変更したコンフィギュレーションの保存

新しい Cisco IOS リリースへのアップグレード

コンソールの回線速度の変更

ゲートウェイの回線速度の変更

ROM モニタ イメージのアップグレード

実行する ROM モニタ イメージの選択

ROM モニタ イメージの確認

次の作業

ハードウェア アーキテクチャおよび Cisco IOS ソフトウェアの基礎知識

この章の内容は、Cisco AS5350XM および Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイ向けのものです。この章では、Cisco AS5350XM および Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイのハードウェア コンポーネントおよび機能を簡単に説明してから、Cisco IOS CLI(コマンドライン インターフェイス)の使用方法を詳しく紹介します。さらに、Cisco IOS ソフトウェアのアップグレード方法について説明します。

「基本的なハードウェア アーキテクチャ」

「Cisco IOS ファイル システムの概要」

「Cisco IOS ソフトウェアの概要」

「新しい Cisco IOS リリースへのアップグレード」

「ROM モニタ イメージのアップグレード」

「次の作業」

Cisco AS5350XM および Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイは、1 つのモジュラ シャーシでゲートウェイ、ルータ、およびデジタル モデムの機能を提供する、多機能なデータおよび音声通信プラットフォームです。

ゲートウェイは、管理されたインターネット接続を提供する Internet Service Provider(ISP; インターネット サービス プロバイダー)、電話会社、およびその他のサービス プロバイダー向けであり、企業ネットワーク ユーザにデジタルとアナログ両方のアクセスを提供する中規模から大規模サイト向けのメディアでもあります。

基本的なハードウェア アーキテクチャ


) Cisco AS 5350XM および Cisco AS5400XM シャーシに搭載されるカードには、次の 2 つのタイプがあります。T1、E1、チャネライズド T3 インターフェイスを提供するトランク フィーチャ カードと、ユニバーサル Digital Signal Processor(DSP;デジタル信号プロセッサ)を搭載し、音声、ダイヤル、ファックス コールを動的に処理するユニバーサル ポート、ダイヤル専用、および音声フィーチャ カードです。


図1-1 に、Cisco AS5350XM および Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイの論理および物理システム アーキテクチャと、コールの処理に使用するコンポーネントを示します。

図1-1 Cisco AS5350XM および Cisco AS5400XM の基本的なシステム アーキテクチャ

 

図1-1の概要は、次のとおりです。

クライアント モデムおよび ISDN ルータは、PSTN(公衆交換電話網)からゲートウェイにダイヤルインします。

アナログ PPP(ポイントツーポイント プロトコル)コールは、ゲートウェイ内部のモデムに接続します。

ゲートウェイ内部の各モデムは、対応する TTY 回線および非同期インターフェイスを提供し、キャラクタおよびパケット モード サービスを終端させます。

非同期インターフェイスは、グループ非同期インターフェイスからそれぞれのコンフィギュレーションのクローンを作成します。

同期 PPP コールは、シリアル インターフェイス チャネル(Se2/0:1、Se2/0:2 など)に接続します。

同期インターフェイスは、ダイヤラ インターフェイスからそれぞれのコンフィギュレーションのクローンを作成します。

1 つのアナログ PPP コールで次のリソースを使用します。

T1 DS0 チャネル× 1

Time Division Multiplexing(TDM;時分割多重)バス内のチャネル× 1

内蔵モデム× 1

TTY 回線× 1

非同期インターフェイス× 1

1 つの同期 PPP コールで次のリソースを使用します。

T1 DS0 チャネル× 1

シリアル インターフェイス チャネル× 1

Cisco IOS ファイル システムの概要

Cisco IOS File System(IFS)機能は、単一インターフェイスを以下のものに提供します。

フラッシュ メモリ ファイル システム

ネットワーク ファイル システム(TFTP[簡易ファイル転送プロトコル]、rcp、および FTP[ファイル転送プロトコル])

データを読み書きするその他のエンドポイント(NVRAM[不揮発性 RAM]、モデム ファームウェア、実行コンフィギュレーション、ROM、raw システム メモリ、フラッシュ ロード ヘルパー ログなど)


) Cisco AS5350XM および Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイは、クラス C のフラッシュ ファイル システムを使用します。


IFS が登場したのは、Cisco IOS Releases 11.3 AA および 12.0 からです。IFS についての詳細は、使用するソフトウェアの『 Cisco IOS Configuration Fundamentals Configuration Guide 』の「Using the Cisco IOS File System」を参照してください。

表1-1 で、各メモリ ロケーションについて説明します。

 

表1-1 メモリ ロケーション

コンポーネント
説明

CPU

750 MHz(Cisco AS5350XM および Cisco AS5400XM)

プロセッサ メモリ

フラッシュ メモリから読み出して圧縮解除した Cisco IOS イメージを格納します(別名、メイン メモリまたは DRAM)。

ルーティング テーブル、コール制御ブロックなどのデータ構造もここに格納されます。

パケット I/O メモリ

転送中のパケットを一時的に格納します。

システム フラッシュおよびフラッシュ メモリ

Cisco IOS イメージ、モデム ファームウェア/ポートウェア、およびカスタム Web ページを格納します。

NVRAM メモリ

装置の電源が切断されても内容が保持される不揮発性メモリにコンフィギュレーションを格納します。

ファイル システムを調べるには、show file systems コマンドおよび dir コマンドを入力します。次の手順を参照してください。


ステップ 1 さまざまなファイル保管領域およびファイル管理機能を表示します。

Router# show file systems
File Systems:
 
Size(b) Free(b) Type Flags Prefixes
520184 520184 nvram rw nvram:
- - opaque rw null:
- - opaque rw system:
- - network rw tftp:
- - opaque wo vfc:
* 32768000 22992256 flash rw flash:
7602176 4634364 flash rw flash:
- - opaque wo lex:
- - network rw rcp:
- - network rw ftp:
 

さらに、発注したもの(32 MB のフラッシュ メモリなど)がすべてあるかどうかを確認します。アスタリスク( * )は現在のディレクトリを表します。

ステップ 2 システム メモリ ディレクトリ内のオブジェクトを表示します。

Router# dir system:
Directory of system:/
 
4 dr-x 0 <no date> memory
1 -rw- 5026 <no date> running-config
2 dr-x 0 <no date> ucode
14 dr-x 0 <no date> vfiles

) dir コマンドには末尾にコロン(:)が必要です。


ステップ 3 フラッシュ メモリの内容を調べます。

Router# dir flash:
Directory of flash:/
1 -rw- 18442404 Oct 11 2004 16:52:54 +00:00 c5400-js-mz
2 -rw- 11978 Sep 13 2004 13:27:22 +00:00 tb3-2-nemo-sip-stress.conf
3 -rw- 18373376 Oct 05 2004 14:34:42 +00:00 c5400-js-mz-nm51520ef
4 -rw- 18446620 Oct 06 2004 13:47:46 +00:00 c5400-js-mz.nemo.Sep30
 

この例のフラッシュ イメージは c5350-js-mz です。圧縮ファイルのサイズは 1962796 バイトです。フラッシュ メモリの合計サイズは 7602176 バイトです。フリー バイト数は 4634364 です。Crashinfo ファイルは、システム フラッシュまたはフラッシュ メモリに保管されている現在のクラッシュ関連情報を集めたものです。


) crashinfo ファイルの詳細については、『Retrieving Information from the Crashinfo File
http://www.cisco.com/warp/public/63/crashinfo.html)を参照してください。


ステップ 4 フラッシュ メモリの内容を表示します。

Router# pwd
flash:
Router# dir
1 -rw- 9950528 Jan 01 2000 00:48:59 c5350-js-mz.121-1.XD1.bin
 
32768000 bytes total (22817344 bytes free)
 
The Cisco IOS image named c5350-js-mz.121-1.XD1.bin is present.
 

ステップ 5 NVRAM ディレクトリを調べます。

Router# dir nvram:
Directory of nvram:/
 
1 -rw- 0 <no date> startup-config
2 ---- 0 <no date> private-config
 
520184 bytes total (520184 bytes free)
 

この例では、startup-config および private-config が存在しています。private-config ファイルは、スタートアップ コンフィギュレーションに含まれているセキュリティ ファイルです。暗号化テクノロジーをサポートしますが、ユーザはアクセスできません。


 

Cisco IOS ソフトウェアの概要

ここでは、CLI を使用してゲートウェイを設定する前に、理解しておくべき(ゲートウェイを稼働させる)Cisco IOS ソフトウェアの基本事項について説明します。

これらの概念を理解しておくと、Cisco IOS ソフトウェアの使用経験がない、または少ない場合でも、時間の節約になります。

ヘルプの利用方法

疑問符(?)と矢印キーを使用すると、コマンドのヘルプ情報を表示できます。Router > は、Cisco AS5350XM または Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイの Cisco IOS ソフトウェアで一番最初に表示されるプロンプトです。


) このマニュアルの例では、Cisco AS5350XM または Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイのどちらかのプロンプトを示します。ただし、表示されるプロンプトや出力の例はすべて、いずれかのゲートウェイ タイプにあてはまります。


使用できるコマンド リストを表示するには、疑問符を入力します。

Router> ?
 

特定のコマンドを表示するには、最初の 1 ~ 2 文字と疑問符を(スペースを入れずに)入力します。

Router> s?
 

コマンドの変数リストを表示するには、 show コマンドの後ろにスペースと疑問符を入力します。

Router> show ?
 

1 つ前に入力したコマンドを再表示するには、上矢印キーを押します。上矢印キーを押すたびに、1 つ前のコマンドが表示されます。

コマンド モードについて

ゲートウェイを設定するには、さまざまなコマンド モードを使用する必要があります。各コマンド モードで実行できるコマンドは限定されています。


ヒント コマンド入力に失敗した場合は、表示されているプロンプトを確認し、疑問符(?)を入力して使用可能なコマンドのリストを表示してください。コマンド モードが違っているか、構文に誤りがあります。


次の例では、コマンドを入力するたびにプロンプトが変わり、新しいコマンド モードが開始されています。

Router> enable
Router> password
Router# configure terminal
Router(config)# interface gigabitethernet 0/0
Router(config-if)# ip address 172.16.254.250
Router(config-if)# exit
Router#
%SYS-5-CONFIG_I: Configured from console by console
 

最後に表示されているのは標準メッセージで、エラーを示すものではありません。 Return キーを押すと、Router > プロンプトに戻ります。


) どのコマンド モードからも Ctrl-Z を押すと、ただちにイネーブル モード(Router#)に戻ることができます。exit コマンドを入力すると、1 つ前のモードに戻ります。


コマンド オプションの表示方法

ここでは、コマンド オプションの表示方法について説明します。コマンドのオプションを表示するには、コンフィギュレーション プロンプトで ? を入力するか、またはコマンドの一部を入力したあと続けてスペースを入力します。指定したコマンドで使用できるオプションが表示されます。たとえば、グローバル コンフィギュレーション モードで arap コマンドを入力し、このコマンドで使用できる全キーワードと引数を調べるには、 arap ? と入力します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router > enable
Password: password
Router #

イネーブル モードを開始します。パスワードを入力します。イネーブル モードが開始されると、プロンプトが Router # に変わります。

ステップ 2

Router # config terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router (config)#

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。グローバル コンフィギュレーション モードが開始されると、プロンプトが Router (config)# に変わります。

ステップ 3

Router (config)# controller t1 1/?
<0-1> Controller port number
Router (config)# controller t1 1/0

controller T1 number グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、設定する T1 コントローラを指定します。

ステップ 4

Router (config-controller)# ?
Controller configuration commands:

コントローラ コンフィギュレーション コマンドを表示します。

cablelength
channel-group

default
description
 
ds0
ds0-group


 
exit
fdl
framing
help
linecode
loopback
no
pri-group
shutdown
Specify cable length for a DS1 link
Specify timeslots to channel-group mapping for an interface
Set a command to its defaults
Controller specific description
ds0 commands
Replacement of cas-group
Configure group of timeslots to a particular signaling type
Exit from controller configuration mode
Specify the FDL standard for a DS1 data link
Specify the type of Framing on a DS1 link
Description of the interactive help system
Specify the line encoding method for a DS1 link
Put the entire T1 line into loopback
Negate a command or set its defaults
Configure the specified timeslots for PRI
Shut down a DS1 link (send Blue Alarm)

ステップ 5

Router(config-controller)# ds0-group ?
<0-23> Channel number

ds0-group コントローラ コンフィギュレーション コマンドのオプションを表示します。このコマンドを使用して、T1 コントローラにチャネル関連シグナリングを設定します。

ステップ 6

Router(config-controller)# ds0-group 1 ?
timeslots List of timeslots in the ds0-group

ds0-group 1 で使用できる唯一のコマンド( timeslots )を表示します。

ステップ 7

Router(config-controller)# ds0-group 1 timeslots ?
<1-24> List of timeslots which comprise the ds0-group

timeslot オプションの範囲を表示します。1 ~ 24 のうち、使用するタイム スロットの範囲を指定します。タイム スロットの範囲(例:1-24)、カンマで区切った個別タイム スロット(例:1, 3, 5)、または範囲と個別スロットの組み合わせ(例:1-3, 8, 17-24)を指定することができます。タイム スロット 16 は、チャネル シグナリング伝送専用なので、コマンドラインで指定することはできません。

ステップ 8

Router(config-controller)# ds0-group 1 timeslots
1-24 ?

タイム スロットに使用できる 2 種類のコマンド( service および type )を表示します。

service
type
Specify the type of service
Specify the type of signaling

ステップ 9

Router (config-controller)# ds0-group 1 timeslots 1-24 type ?

サポートされるシグナリング タイプを表示します。

e&m-fgb
e&m-fgd
e&m-immediate-start
fxs-ground-start
fxs-loop-start
sas-ground-start
sas-loop-start
E & M Type II FGB
E & M Type II FGD
E & M Immediate Start
FXS Ground Start
FXS Loop Start
SAS Ground Start
SAS Loop Start

ステップ 10

Router(config-controller)# ds0-group 1 timeslots
1-24 type e&m-fgb ?
dtmf DTMF tone signaling
mf MF tone signaling
service Specify the type of service
<cr>

e&m-fgb タイプに使用できるチャネル関連シグナリングのタイプを表示します。

ステップ 11

Router(config-controller)# ds0-group 1 timeslots
1-24 type e&m-fgb dtmf ?
dnis DNIS addr info provisioned
service Specify the type of service
<cr>

DTMF トーン シグナリング オプションがサポートしているオプションを表示します。

コマンドまたは機能の取り消し

入力したコマンドを取り消す、または機能をディセーブルにするには、通常、 no ip routing のように、コマンド名の前に no を付けて入力します。

変更したコンフィギュレーションの保存

変更したコンフィギュレーションを NVRAM に保存し、システムの再起動時または電源の切断後も保存されるようにするには、 copy running-config startup-config コマンドを入力します。次に例を示します。

Router# copy running-config startup-config
Building configuration...
 

コンフィギュレーションを NVRAM に保存するには、1 ~ 2 分かかります。コンフィギュレーションが保存されると、次のように表示されます。

[OK]
Router#

ワンポイント・アドバイス コマンド入力時の補助手段として、疑問符(?)および矢印キーを使用できます。



ワンポイント・アドバイス 各コマンド モードで実行できるコマンドは限定されています。コマンド入力に失敗した場合は、表示されているプロンプトを確認し、疑問符(?)を入力して使用可能なコマンドのリストを表示してください。コマンド モードが違っているか、構文に誤りがあります。



ワンポイント・アドバイス 機能をディセーブルにするには、no ip routing のように、冒頭に no を付けてコマンドを入力します。



ワンポイント・アドバイス システム再起動時または電源切断後もコンフィギュレーションを保存しておくには、変更したコンフィギュレーションを NVRAM に保存する必要があります。


新しい Cisco IOS リリースへのアップグレード

新しい Cisco IOS リリースにアップグレードすることによって、新しい Cisco IOS 機能とより安定したコードを入手します。


ステップ 1 フラッシュ メモリの内容を表示します。

Router# cd flash:
Router# dir
Directory of flash:/
 
1 -rw- 9950528 Jan 01 2000 00:48:59 c5350-js-mz.121-1.XD1.bin
 
32768000 bytes total (13041600 bytes free)
 

ステップ 2 リモート TFTP サーバからフラッシュ メモリに新しいイメージをコピーします。専用 TFTP サーバの IP アドレスと、Cisco IOS ファイル名を指定してください。イメージのアップグレード時に問題が起きた場合は、TFTP サーバに ping を実行できるかどうか、TFTP サーバ上で適切なディレクトリへのアクセス権が設定されているかどうかを確認してください。ダウンロード操作時に感嘆符(!)が表示された場合は、端末エミュレーション ソフトウェアで行の折り返しをイネーブルに設定してください。


) フラッシュ メモリに 2 つのイメージを保管できるだけのスペースがある場合は、両方のイメージを残しておいてください。必要に応じて、以前のイメージに簡単に戻すことができます。boot system flash newiosname.bin コマンドを入力し、新しいイメージ ファイル名を指定します。デフォルトでは、フラッシュ メモリの最初のイメージがロードされます。

スペースが不足している場合は、コピー操作時に、現在のファイルを削除してフラッシュ メモリをスクイーズし、新しいイメージのためのスペースを確保するよう指示するメッセージが表示されます。delete flash:version コマンドに続けて squeeze flash コマンドを入力し、この削除とスクイーズ操作を実行します。さらに、コピー操作を続けます。


Router# copy tftp flash
Address or name of remote host [172.22.191.135]? 172.22.191.135
Source filename [c5350-js-mz.121-1.XD1.bin]? c5350-js-mz.121-3.T.bin
Destination filename [c5350-js-mz.121-3.T.bin]?
Accessing tftp://172.22.191.135/c5350-js-mz.121-3.T.bin...
Loading c5350-js-mz.121-3.T.bin from 172.22.191.135 (via GigabitEthernet0/0): !!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
[OK - 9775616/19551232 bytes]
 
9775616 bytes copied in 66.424 secs (148115 bytes/sec)

注意 TFTP エラーが発生することがまれにあります。チェックサムが [OK] であることを確認してください。チェックサム エラーが表示されている場合は、ゲートウェイのリロードを実行しないでください

ステップ 3 新しいイメージがダウンロードされたことを確認します。この例では、Cisco IOS Release 12.1(1)XD イメージがフラッシュ メモリの先頭にあり、ブート シーケンス時にロードされます。新しいイメージを使用して起動するには、不要なイメージを削除するか、または boot system コマンドでブート シーケンス時に使用する代替のイメージを指定する必要があります。

Router# dir flash:
Directory of flash:/
 
1 -rw- 9950528 Jan 01 2000 00:48:59 c5350-js-mz.121-1.XD1.bin
2 -rw- 9775616 Jan 01 2000 00:59:10 c5350-js-mz.121-3.T.bin

 

32768000 bytes total (13041600 bytes free)
 

イメージを削除する手順については、『 Cisco IOS File System
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios113ed/113aa/113aa_2/allplats/ifs.htm )を参照してください。


) Cisco AS5350XM および Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイは、クラス C のフラッシュ ファイル システムを使用します。


ステップ 4 ブート シーケンス時に使用する代替イメージを指定するには、 boot system flash newiosname .bin コマンドで、使用するイメージの保管場所(デバイス)と名前を指定します。

Router(config)# boot system flash c5350-js-mz.121-3.T.bin
Router(config)# ^Z
Router# copy running-config startup-config
Destination filename [startup-config]?
Building configuration...
[OK]
 

このコマンドが有効なことを確認するには、 show running-configuration コマンドを使用します。ゲートウェイが正しいイメージを読み取るように、実行コンフィギュレーションを保存してからリロードを実行してください。


) コンフィギュレーション レジスタは 0xXXX2 に設定する必要があります。2 により、[boot system] コマンドを使用するようにシステムに指示します。コンフィギュレーション レジスタを 0xXXX1 に設定していると、boot system コマンドが無視され、フラッシュ メモリの最初のイメージがロードされます。


ステップ 5 Cisco AS5350XM または Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイをリロードして、新しいイメージを実行します。古い Cisco IOS イメージを削除した場合は、 boot system flash oldiosname .bin コマンドがイネーブルではなく、古いイメージ ファイル名が指定されていないことを確認してください。そうでないと、ゲートウェイは古いイメージを繰り返しリロードしようとします。

Router# reload
Proceed with reload? [confirm]
 
System Bootstrap, Version 12.0(20000106:234457) [tombnyg-rommon_1_6 106],
SOFTWARE REV 1.6
Copyright (c) 1994-2000 by cisco Systems, Inc.
AS5400XM platform with 524288 Kbytes of main memory
 
 
Self decompressing the image : #################################################
##################################################### [OK]
Self decompressing the image : #################################################
################################################################################
################################################################################
################################################################################
################################################################################
################################################################### [OK]
Press RETURN to get started!
 

) この例では、ブート シーケンスの大部分を省略しています。



 

TFTP の詳細については、『 Loading and Maintaining System Images and Microcode
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios120/12cgcr/fun_c/fcprt2/fcimages.htm )を参照してください。


ヒント システムのリロード時にコンソール セッションがフリーズした場合、または画面に奇妙な文字が表示された場合は、Cisco IOS のコンソール回線速度と端末サーバの速度との間で、コンソール セッションの不一致が生じている可能性があります。この不一致は、コンソールまたは端末サーバ速度に関するプログラムの設定に原因があります。



) セッションの不一致を修正する前に、ケーブル不良または不適切なケーブル接続が問題を引き起こしていないことを確認します。ケーブル接続を確認するか、ケーブルを交換して、システムをリロードしてください。


コンソール セッションの不一致を修正するには、次のいずれかの作業を行います。

コンソールの回線速度を変更します。

端末サーバの速度を変更します。

この 2 つの方法でコンソール セッションの問題を解消できない場合は、マザーボードにコンソール ジャンパを取り付け、デフォルトのコンソール ポート速度を 9600 bps に設定します。

コンソールの回線速度の変更


注意 アクティブな Cisco AS5350XM または Cisco AS5400XM でユニバーサル ゲートウェイでコンソールの回線速度を変更すると、コンソール回線速度と端末ポート速度の同期が一時的に失われます。この時点で、ゲートウェイは偽の send break コマンドを認識し、その結果、システム クラッシュが起きる可能性があります。

この問題は、次のどちらかの方法で回避できます。

Cisco AS5350XM または Cisco AS5400XM のコンフィギュレーション レジスタで Break Abort Effect ビットがすでに設定されている場合(マスクは 0x0100)、保護されているので、偽の Send Break イベントは発生しません(このビットが設定された状態にコンフィギュレーション レジスタを変更できますが、変更が有効になるのは、ゲートウェイの再起動後です)。

コンフィギュレーション レジスタで Break Abort Effect ビットが設定されていない場合(マスクは 0x0100)、コンソール ポートのケーブルを切り離し、AUX ポートから、または Telnet の VTY セッションを使用して Cisco AS5350XM または Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイにログインします。コンソール回線速度および関連端末サーバ速度を変更し、コンソール ケーブルをもう一度接続します。

AUX ポートから、または Telnet の VTY セッションで Cisco AS5350XM または Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイにログインします。 show running-config コマンドを入力し、コンソールの回線速度がどのように設定されているかを調べます。設定できるコンソール速度は 1200、2400、4800、9600、19200、38400、57600、および 115200 です。デフォルト値は 9600 です。

ゲートウェイが ROM モニタ モードになっている場合、AUX ポートは機能しません。 rommon> プロンプトが表示されるまで、コンソール ポート接続を介して端末サーバのポート速度を変更する必要があります。 付録 B「ROM モニタ」 を参照してください。

ゲートウェイの回線速度の変更

次に、Cisco AS5350XM または Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイで回線速度を設定する例を示します。グローバル コンフィギュレーション モードから始めます。

Router(config)# line 3
Router(config-line)# speed speed_value

ROM モニタ イメージのアップグレード

ROM モニタを新しいバージョンにアップグレードするには、 upgrade rom-monitor コマンドを使用します。Cisco AS5350XM および Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイには、2 つの ROM モニタ イメージがあります。システム出荷時に付属する元のイメージは、読み取り専用イメージであり、フィールドで消去または変更することはできません。2 番めのイメージは、読み書きおよびフィールド アップグレードが可能です。したがって、新しいイメージを取得する目的でハードウェアを物理的に交換する必要がないか、またはその必要性が少なくなっています。

upgrade rom-monitor コマンドを使用すると、次のことが可能です。

アップグレードの ROM モニタ イメージをロードします。

ルータを次に再起動するときに、アップグレードの ROM モニタ イメージを使用するようにシステムを設定します。

次の再起動時に、読み取り専用の ROM モニタ イメージを選択して実行します。

両方の ROM モニタ イメージのバージョンと、現在選択されている ROM モニタ イメージを表示します。


) アップグレードの ROM モニタ イメージを起動できなかった場合、ルータはこの ROM モニタ イメージを無効なものとしてマークし、読み取り専用のイメージを使用します。


新しい ROM モニタ イメージを初めてロードするとき、システムを ROM モニタで起動してから、リセットまたは電源のオフ/オンを行う必要があります。ROM モニタのロード プロセスが中断されると、システムは新しい ROM モニタ イメージの起動が失敗したと解釈し、読み取り専用のイメージを使用します。

 

コマンドまたは操作
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

イネーブル EXEC モードを開始します。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

upgrade rom-monitor file {archive: [file-path] | cns: [file-path] | flash: [file-path] | ftp: [file-path] | http: [file-path] | null: [file-path] | nvram: [file-path] | pram: [file-path] | rcp: [file-path] | system: [file-path] | tftp: [file-path]}

 

Router# upgrade rom-monitor file tftp: //00.0.00.0/biff/AS5350_RMFUR.srec

 

指定したディレクトリ ファイル名から、アップグレードの ROM モニタ イメージをロードします。この例では、TFTP パス名を使用して TFTP サーバから ROM モニタ イメージをロードしています。

実行する ROM モニタ イメージの選択

ここでは、次の起動時に実行する ROM モニタ イメージを選択する手順を示します。選択しているアップグレードの ROM モニタ イメージの代わりに、読み取り専用の ROM モニタ イメージを使用する場合は、この手順を行います。ゲートウェイを次にリロードした時点で、読み取り専用の ROM モニタ イメージが起動されます。

 

コマンドまたは操作
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

イネーブル EXEC モードを開始します。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

upgrade rom-monitor preference [readonly | upgrade]

 

Router# upgrade rom-monitor preference readonly

Cisco IOS のイネーブル EXEC モードでこのコマンドを使用すると、次のリロード時に起動されるイメージとして、読み取り専用またはアップグレードの ROM モニタ イメージを選択できます。

この例では、読み取り専用の ROM モニタ イメージを選択しています。その理由としては、アップグレード イメージに望ましくない機能や副作用がある場合が考えられます。

ROM モニタ イメージの確認

アップグレードの ROM モニタ イメージまたは読み取り専用の ROM モニタ イメージがインストールされていることを確認するには、次の作業を行います。


ステップ 1 enable

イネーブル EXEC モードを開始します。プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

Router> enable
 

ステップ 2 show rom-monitor

Cisco IOS のイネーブル EXEC モードでこのコマンドを使用すると、読み取り専用およびアップグレードの ROM モニタ イメージの両方のバージョンと、実行中の ROM モニタ イメージが表示されます。

Router# show rom-monitor
 
ReadOnly ROMMON version is:
System Bootstrap, Version 12.3(12r)PI6, RELEASE SOFTWARE (fc1)
Technical Support: http://www.cisco.com/techsupport
Copyright (c) 2004 by cisco Systems, Inc.
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第 2 章「基本的なセットアップの確認」 ― CLI を使用して Cisco AS5350XM または Cisco AS5400XM ユニバーサル ゲートウェイを設定する前に、システムを分析し、基本的な作業とシステム設定を行い、データ コール処理の準備を行います。


ヒント 次の資料は、Documentation DVD またはインターネット上のシスコのホームページから入手できます。


Cisco IOS の『 Dial Solutions Configuration Guide 』および『 Dial Solutions Command Reference 』から、その他の基本的な設定情報が得られます。さらに高度な設定については、使用している Cisco IOS ソフトウェア リリースに応じた Cisco IOS ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド、フィーチャ モジュール、およびコマンド リファレンスを参照してください。

トラブルシューティング情報については、『 System Error Messages 』および『 Debug Command Reference 』を参照してください。