Cisco ATA 190 Analog Telephone Adapter (SIP 用)アドミニストレーション ガイド バー ジョン 1.0
トラブルシューティングとメンテナンス
トラブルシューティングとメンテナンス
発行日;2015/06/05 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 2MB) | フィードバック

目次

トラブルシューティングとメンテナンス

起動時の問題の解決

症状:ATA 190 が通常の起動プロセスを実行しない

症状:ATA 190 が Cisco Unified Communications Manager に登録されない

ネットワーク接続の確認

TFTP サーバの設定の確認

DNS 設定の確認

Cisco Unified Communications Manager の設定の確認

Cisco Unified Communications Manager および TFTP サービスの未作動

設定ファイルの新規作成

Cisco Unified Communications Manager への電話機の登録

症状:ATA 190 が IP アドレスを取得できない

予期しない ATA 190 のリセット

物理的な接続の確認

断続的なネットワークの停止の特定

DHCP 設定の確認

スタティック IP アドレスの設定の確認

ボイス VLAN の設定の確認

DNS エラーまたは他の接続エラーの排除

電源の接続の確認

ATA 190 セキュリティのトラブルシューティング

一般的なトラブルシューティングのヒント

詳細なトラブルシューティング情報の入手先

ATA 190 のクリーニング

トラブルシューティングとメンテナンス

この章では、ATA 190 または IP テレフォニー ネットワークの問題をトラブルシューティングする際に役立つ情報を提供します。また、電話機のクリーニング方法とメンテナンス方法についても説明します。

この章の内容は、次のとおりです。

「起動時の問題の解決」

「予期しない ATA 190 のリセット」

「ATA 190 セキュリティのトラブルシューティング」

「一般的なトラブルシューティングのヒント」

「詳細なトラブルシューティング情報の入手先」

「ATA 190 のクリーニング」

起動時の問題の解決

「ATA 190 の設置」の手順に従って ATA 190 をネットワークに設置し、Cisco Unified Communications Manager に追加すると、電話機が起動するはずです。電話機が正しく起動しない場合は、次の項のトラブルシューティング情報を参照してください。

「症状:ATA 190 が通常の起動プロセスを実行しない」

「症状:ATA 190 が Cisco Unified Communications Manager に登録されない」

「症状:ATA 190 が IP アドレスを取得できない」

症状:ATA 190 が通常の起動プロセスを実行しない

電話機をネットワーク ポートに接続すると、電話機は「ATA 190 の起動プロセスの確認」で説明されている通常の起動プロセスを実行します。電話機が起動プロセスを実行しない場合、ケーブル不良、不正な接続、ネットワークの停止、電力の不足などの原因が考えられます。または、電話機が動作していない可能性もあります。

電話機が動作しているかどうかを確認するには、次の手順で、考えられるその他の問題を体系的に排除します。

1. ネットワーク ポートが動作していることを確認します。

イーサネット ケーブルを、正常に機能することがわかっているケーブルと交換します。

動作している電話機を別のポートから取り外してこのネットワーク ポートに接続し、このポートがアクティブであることを確認します。

起動しない電話機を、正常であることがわかっている別のネットワーク ポートに接続します。

起動しない電話機をスイッチのポートに直接接続して、オフィス内のパッチ パネル接続を省きます。

2. 電話機に電力が供給されていることを確認します。

外部電源を使用している場合は、電気のコンセントが機能していることを確認します。

外部電源を使用している場合は、動作することがわかっているユニットに切り替えます。

3. これらを試しても、電話機が正常に起動しない場合は、電話機を工場出荷時の状態にリセットします。

症状:ATA 190 が Cisco Unified Communications Manager に登録されない

電話機が起動プロセスの第 1 段階(LED ボタンの点滅)を完了しても、引き続きメッセージが繰り返し表示される場合、電話機は正常に起動していません。電話機は、イーサネット ネットワークに接続され、Cisco Unified Communications Manager サーバに登録されていない限り、正常に起動できません。

次の項は、電話機が正常に起動しない原因を判別するうえで役立ちます。

「Cisco Unified Communications Manager への電話機の登録」

「ネットワーク接続の確認」

「TFTP サーバの設定の確認」

「DNS 設定の確認」

「Cisco Unified Communications Manager の設定の確認」

「Cisco Unified Communications Manager および TFTP サービスの未作動」

「設定ファイルの新規作成」

「Cisco Unified Communications Manager への電話機の登録」

ネットワーク接続の確認

電話機と、TFTP サーバまたは Cisco Unified Communications Manager との間のネットワークがダウンしていると、電話機は正常に起動できません。現在、ネットワークが作動していることを確認してください。

TFTP サーバの設定の確認

ATA 190 で使用している TFTP サーバの IP アドレスを判別するには、 http://x.x.x.x と入力します(x.x.x.x は ATA 190 の IP アドレス)。

電話機にスタティック IP アドレスを割り当てている場合は、手動で [TFTP サーバ 1(TFTP Server 1)] オプションに設定値を入力する必要があります。「IVR へのアクセスと電話機の設定値の設定」を参照してください。

DHCP を使用している場合は、電話機は TFTP サーバのアドレスを DHCP サーバから取得します。オプション 150 で、設定した IP アドレスを確認します。

また、電話機が代替 TFTP サーバを使用できるように設定することもできます。このような設定は、電話機の場所を最近移動した場合などに特に役立ちます。手順については、「IVR へのアクセスと電話機の設定値の設定」を参照してください。

DNS 設定の確認

TFTP サーバまたは Cisco Unified Communications Manager を参照するために DNS を使用している場合は、DNS サーバが指定されていることを確認してください。この設定を確認するには、 http://x.x.x.x と入力します( x.x.x.x は ATA 190 の IP アドレス)。また、DNS サーバに、TFTP サーバと Cisco Unified Communications Manager システムの CNAME エントリが存在することを確認する必要もあります。

また、DNS が逆ルックアップを実行するように設定されていることも確認する必要があります。

Cisco Unified Communications Manager の設定の確認

http://x.x.x.x と入力して(x.x.x.x は ATA 190 の IP アドレス)、アクティブおよびスタンバイ状態の Cisco Unified Communications Manager 設定を調べます。

Cisco Unified Communications Manager および TFTP サービスの未作動

Cisco Unified Communications Manager または TFTP サービスが作動していない場合は、電話機が正常に起動できないことがあります。そのような場合は、システム全体に障害が起きている可能性があり、他の電話機やデバイスも正常に起動できません。

Cisco Unified Communications Manager サービスが作動していない場合は、コールを確立するためにこのサービスに依存しているネットワーク上のすべてのデバイスが影響を受けます。TFTP サービスが作動していないと、多数のデバイスが正常に起動できません。

サービスを開始するには、次の手順を実行します。

手順


ステップ 1 Cisco Unified CM の管理で、[ナビゲーション(Navigation)] ドロップダウン リストから [Cisco Unified サービスアビリティ(Cisco Unified Serviceability)] を選択します。

ステップ 2 [Tools] > [Control Center - Network Services] を順に選択します。

ステップ 3 [サーバ(Server)] ドロップダウン リストで、プライマリの Cisco Unified Communications Manager サーバを選択します。

選択したサーバのサービス名、サービスの状況、およびサービスの開始と停止を行うためのサービス コントロール ウィンドウが表示されます。

ステップ 4 サービスが停止している場合は、そのサービスのオプション ボタンをクリックして、[開始(Start)] ボタンを押します。

[サービス状況(Service Status)] 記号が四角形から矢印に変わります。


 


) サービスを開始または停止するには、事前にサービスをアクティブにする必要があります。サービスをアクティブにするには、[ツール(Tools)] > [サービスの開始(Service Activation)] を選択します。


設定ファイルの新規作成

この章に記載された他の解決策を試みても解決しない問題が特定の電話機で存続する場合は、設定ファイルが破損している可能性があります。

新しい設定ファイルを作成するには、次の手順を実行します。

手順


ステップ 1 Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、[デバイス(Device)] > [電話(Phone)] > [検索(Find)] を選択して、問題が発生している電話機を特定します。

ステップ 2 [削除(Delete)] を選択して、電話機を Cisco Unified Communications Manager データベースから削除します。

ステップ 3 電話機を Cisco Unified Communications Manager データベースに追加し直します。詳細については、 「ATA 190 に電話機を取り付ける」(P.3-3) を参照してください。

ステップ 4 電話機の電源をオフ/オンにします。


) Cisco Unified Communications Manager データベースから電話機を削除すると、その設定ファイルが Cisco Unified Communications Manager TFTP サーバから削除されます。電話機の電話番号(1 つまたは複数)は、Cisco Unified Communications Manager データベースに残ります。これらは「未定義の DN」と呼ばれ、他のデバイスでこれらを使用できます。未定義の DN を他のデバイスで使用しない場合は、それらを Cisco Unified Communications Manager データベースから削除します。ルート プラン レポートを使用すると、未定義の DN を表示および削除できます。詳細については、『Cisco Unified Communications Manager Administration Guide』を参照してください。



) 電話ボタン テンプレートのボタンを変更したり、異なる電話ボタン テンプレートを電話機に割り当てたりすると、電話機から電話番号にアクセスできなくなることがあります。Cisco Unified Communications Manager データベースでは、引き続き電話番号が電話機に割り当てられていますが、コールに応答するためのボタンが電話機にないためです。これらの電話番号は、電話機から消去し、必要に応じて削除してください。


Cisco Unified Communications Manager への電話機の登録

電話機がサーバにすでに追加されているか、自動登録が有効になっている場合にのみ、電話機を Cisco Unified Communications Manager サーバに登録できます。電話機が Cisco Unified Communications Manager データベースに追加されているかどうかを確認するには、 「ATA 190 に電話機を取り付ける」(P.3-3) の説明と手順を参照してください。

電話機が Cisco Unified Communications Manager データベースに登録されていることを確認するには、Cisco Unified Communications Manager の管理ページで [デバイス(Device)] > [電話(Phone)] > [検索(Find)] を選択して、MAC アドレスに基づいて電話機を検索します。MAC アドレスの確認方法については、「ATA 190 の MAC アドレスの判別」を参照してください。

電話機がすでに Cisco Unified Communications Manager データベースに登録されている場合は、その設定ファイルが損傷している可能性があります。解決策については、「Cisco Unified Communications Manager へのユーザの追加」を参照してください。

症状:ATA 190 が IP アドレスを取得できない

電話機が起動時に IP アドレスを取得できない場合、その電話機が、DHCP サーバと同じネットワークまたは VLAN にないか、または電話機が接続されているスイッチ ポートが無効になっている可能性があります。

電話機が接続されているネットワークまたは VLAN が、DHCP サーバにアクセスできることを確認し、スイッチ ポートが有効であることを確認します。

予期しない ATA 190 のリセット

電話機が通話中やデスク上でアイドル状態のときにリセットされるという報告をユーザから受けた場合は、原因を調査する必要があります。ネットワーク接続と Cisco Unified Communications Manager の接続が安定している場合は、Cisco Unified IP Phone が単独でリセットされることはありません。

一般的に、電話機がリセットされるのは、イーサネット ネットワークへの接続、または Cisco Unified Communications Manager への接続に問題がある場合です。次の項は、ネットワーク内で電話機がリセットされる原因を特定するうえで役立ちます。

「物理的な接続の確認」

「断続的なネットワークの停止の特定」

「DHCP 設定の確認」

「スタティック IP アドレスの設定の確認」

「ボイス VLAN の設定の確認」

「DNS エラーまたは他の接続エラーの排除」

「電源の接続の確認」

物理的な接続の確認

ATA 190 の接続先であるイーサネット接続が作動していることを確認します。たとえば、電話機が接続されている特定のポートまたはスイッチがダウンしていないか、またスイッチが再起動中でないかどうかを確認します。さらにケーブルの切断がないことを確認します。

断続的なネットワークの停止の特定

断続的なネットワークの停止は、データ トラフィックと音声トラフィックにそれぞれ異なる影響を与えます。ネットワークは、検出されないまま断続的に停止していることがあります。この場合、データ トラフィックでは喪失パケットを再送信し、パケットが受信および送信されたことを確認できます。ただし、音声トラフィックでは、喪失パケットを取り戻すことはできません。電話機は、失われたネットワーク接続を再送信するのではなく、リセットしてネットワークへの再接続を試みます。

音声ネットワークで問題が発生している場合は、既存の問題が単に表面化しただけであるかどうかを調べる必要があります。

DHCP 設定の確認

このプロセスに従って、DHCP を使用するために電話機が正しく設定されていることを確認します。

手順


ステップ 1 電話機が DHCP を使用するように正しく設定されていることを確認します。詳細については、「起動時のネットワーク設定値の設定」を参照してください。

ステップ 2 DHCP サーバが正しく設定されていることを確認します。

ステップ 3 DHCP リース期間を確認します。シスコでは、この値を 8 日に設定することを推奨しています。


 

ATA 190 は、DHCP アドレス リースを更新するために、要求タイプ 151 のメッセージを送信します。DHCP サーバが要求タイプ 150 メッセージを想定している場合、リースは拒否され、ATA 190 は強制的に再起動されて、DHCP サーバに新しい IP アドレスを要求します。

スタティック IP アドレスの設定の確認

電話機にスタティック IP アドレスが割り当てられている場合は、正しい設定値が入力されていることを確認します。詳細については、「電話機の設定ファイルについて」を参照してください。

ボイス VLAN の設定の確認

ネットワーク使用量が多いとき(たとえば、電話機と同じスイッチに接続されているコンピュータ上で過度の Web サーフィンを行った後)に ATA 190 がリセットされるように見える場合は、ボイス VLAN が設定されていない可能性があります。

電話機を個別の補助 VLAN に分離することで、音声トラフィックの品質が向上します。

DNS エラーまたは他の接続エラーの排除

まだ電話機がリセットを繰り返す場合は、次の手順で、DNS エラーまたは他の接続エラーを排除します。

手順


ステップ 1 IVR を使用して、電話機の設定をデフォルト値にリセットします。詳細については、「IVR へのアクセスと電話機の設定値の設定」を参照してください。

ステップ 2 次の操作を実行して、DHCP および IP の設定を変更します。

a. DHCP を無効にします。

b. 電話機にスタティック IP 値を割り当てます。手順については、「電話機の設定ファイルについて」を参照してください。正常に機能している他の ATA 190 で使用しているデフォルト ルータ設定と同じ設定を使用します。

c. TFTP サーバを割り当てます。機能している他の ATA 190 で使用している TFTP サーバ設定と同じ設定を使用します。

ステップ 3 Cisco Unified Communications Manager サーバで、正しい IP アドレスにマッピングされている正しい Cisco Unified Communications Manager サーバ名がローカル ホスト ファイルに指定されていることを確認します。

ステップ 4 Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、[システム(System)] > [サーバ(Server)] を選択し、サーバが DNS 名ではなく IP アドレスで参照されていることを確認します。

ステップ 5 Cisco Unified Communications Manager で、[デバイス(Device)] > [電話(Phone)] の順に選択し、この Cisco Unified IP Phone に正しい MAC アドレスが割り当てられていることを確認します。MAC アドレスの確認方法については、「ATA 190 の MAC アドレスの判別」を参照してください。

ステップ 6 電話機の電源をオフ/オンにします。


 

電源の接続の確認

外部電源から電話機に電力が供給されていたが、外部電源との接続が失われ、PoE に切り替わった場合に、電話機が再起動することがよくあります。同様に、PoE を使用して電力が供給されている電話機が外部電源に接続された場合にも、電話機が再起動することがあります。

ATA 190 セキュリティのトラブルシューティング

表 D-1 は、ATA 190 のセキュリティ機能に関するトラブルシューティング情報を示しています。これらの問題の解決策に関する情報、およびセキュリティに関するトラブルシューティングの詳細については、『Cisco Unified Communications Manager Security Guide』を参照してください。

 

表 D-1 ATA 190 セキュリティのトラブルシューティング

問題
考えられる原因
CTL ファイルの問題

デバイスの認証エラー。

CTL ファイルに Cisco Unified Communications Manager 証明書がない、または証明書が不適切です。

電話機が CTL ファイルを認証できない。

電話機の CTL ファイル内に、更新された CTL ファイルに署名したセキュリティ トークンがありません。

電話機が ITL ファイル以外の設定ファイルを認証できない。

設定ファイルに、電話機の信頼リスト内の対応する証明書による署名が付いていない可能性があります。

電話機が Cisco Unified Communications Manager に登録されない。

CTL ファイルに Cisco Unified Communications Manager サーバの正しい情報が含まれていません。

電話機が、署名付き設定ファイルを要求しない。

CTL ファイルに証明書付きの TFTP エントリが含まれていません。

一般的なトラブルシューティングのヒント

表 D-2 は、ATA 190 の一般的なトラブルシューティング情報を示しています。

 

表 D-2 ATA 190 のトラブルシューティング

要約
説明

電話機のデイジーチェーン

シスコでは、PC ポートを介した電話機間の接続をサポートしていません。すべての電話機をスイッチ ポートに直接接続する必要があります。電話機が(PC ポートを使用して)1 つの回線にまとめて接続されている場合、それらの電話機は動作しません。

G.729 プロトコルを使用して携帯電話と通話するときの音声品質が悪い。

Cisco Unified Communications Manager では、G.729 プロトコルを使用するようにネットワークを設定できます(デフォルトは G.711)。G.729 を使用すると、電話機と携帯電話の間のコールの音声品質が悪くなります。G.729 は、必要不可欠な場合だけ使用してください。

長時間のブロードキャスト ストームが原因で、電話機がリセットしたり、コールの発信や応答ができなくなることがある

ボイス LAN 上の長時間(数分間)にわたるレイヤ 2 ブロードキャスト ストームが原因で、電話機がリセットされたり、アクティブなコールが失われたり、コールの発信や応答ができなくなることがあります。ブロードキャスト ストームが終了するまで、電話機が起動しないことがあります。

ネットワーク接続の電話機からワークステーションへの移行

ネットワーク接続を介して電話機に電力を供給している場合は、電話機のネットワーク接続を外して、そのケーブルをデスクトップ コンピュータに接続する際に注意する必要があります。


注意 コンピュータのネットワーク カードには、ネットワーク接続を介して電力を供給できないため、接続を介して電力を供給すると、ネットワーク カードが破損する場合があります。ネットワーク カードを保護するために、電話機からケーブルを抜いた後、10 秒以上待機してから、そのケーブルをコンピュータに接続してください。この待機している間に、スイッチは電話機が回線に存在しなくなったことを認識し、ケーブルへの電力供給を停止することができます。

電話機の設定変更

デフォルトでは、ネットワーク接続に影響を与える可能性のある変更をユーザが加えないように、ネットワーク設定オプションはロックされています。ネットワーク設定オプションを設定する前に、それらをロック解除する必要があります。

Dual-Tone Multi-Frequency(DTMF)遅延

キーパッドでの入力が必要なコールの場合、キーの押下が速すぎると、入力の一部が認識されないことがあります。

電話機と他のデバイスのコーデックの不一致

RxType 統計および TxType 統計には、ATA 190 と相手側デバイスの間の通話で使われるコーデックが示されます。これらの統計情報の値は、一致している必要があります。コーデックが一致しない場合、相手側のデバイスがコーデック会話を処理できるかどうか、またはトランスコーダがサービスを処理するように設置されているかどうかを確認します。

電話機と別のデバイスの音声サンプルの不一致

RxSize 統計および TxSize 統計には、この ATA 190 と相手側デバイスり間の通話で使用される音声パケットのサイズが示されます。これらの統計情報の値は、一致している必要があります。

音声コールでのギャップ。

AvgJtr 統計情報と MaxJtr 統計情報を確認します。これらの統計に大きな差がある場合は、ネットワークのジッターに問題があるか、または周期的にネットワーク アクティビティが高くなっている可能性があります。

ループバック状態

ループバック状態は、次の条件を満たすと発生します。

電話機の [ネットワークの設定(Network Configuration)] メニューの [SW ポート設定(SW Port Configuration)] オプションが
[10 ハーフ(10 Half)]セグメント分割(10-BaseT/半二重)に設定されている。

電話機に外部電源から電力が供給されている。

電話機の電源が切れている(電源装置が接続されていない)。

この場合、電話機のスイッチ ポートが無効になり、次のメッセージがスイッチのコンソール ログに表示されます。

HALF_DUX_COLLISION_EXCEED_THRESHOLD

この問題を解決するには、スイッチからポートを再度有効にします。

片通話

少なくとも 1 人の通話者がオーディオを受信できない場合、電話機間の IP 接続が確立されていません。ルータとスイッチの設定をチェックして、IP 接続が適切に設定されていることを確認してください。

ピアツーピア イメージ配信に失敗する。

ピアツーピア イメージ配信に失敗する場合、電話機はデフォルトで TFTP サーバを使用してファームウェアをダウンロードします。リモート ログ マシンに格納されたログ メッセージにアクセスして、ピアツーピア イメージ配信機能のデバッグに役立てます。

(注) これらのログ メッセージは、電話機ログに送信されるログ メッセージとは異なります。

コールを確立できない

DHCP IP アドレスが割り当てられていない電話機は、Cisco Unified Communications Manager に登録できないため、IP を設定中(Configuring IP)または登録(Registering)というメッセージが表示されます。

次のことを確認してください。

1. イーサネット ケーブルが接続されている。

2. Cisco CallManager サービスが Cisco Unified Communications Manager サーバで作動している。

3. 両方の電話機が同じ Cisco Unified Communications Manager に登録されている。

4. 両方の電話機で、オーディオ サーバ デバッグとキャプチャ ログが有効になっています。必要な場合は、Java デバッグを有効にしてください。

詳細なトラブルシューティング情報の入手先

ATA 190 のトラブルシューティングに関してこの他に不明な点がある場合は、Cisco.com のいくつかの Web サイトでさらにヒントを得ることができます。アクセス レベルに対応するサイトから選択してください。

ATA 190 のトラブルシューティング参照資料:

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/gatecont/ps514/tsd_products_support_series_home.html

シスコの製品およびサービス(技術サポートおよびマニュアル):

http://www.cisco.com/cisco/web/support/index.html

ATA 190 のクリーニング

ATA 190 を清掃する際には、乾いた柔らかい布で表面を拭きます。液体や粉末をデバイスに直接付けないでください。すべての非耐候性の電子機器と同様に、液体や粉末はコンポーネントを損傷し、障害を引き起こすことがあります。