Cisco DX650 ユーザ ガイド、リリース 10.2(2)
アクセシビリティ機能
アクセシビリティ機能

アクセシビリティ機能

アクセシビリティ機能

この章では、 Cisco DX650 に標準のアクセシビリティ機能に関する詳細が記載されています。 これらの製品は、視覚障がい者、聴覚障がい者、および身体障がい者のためのアクセシビリティ機能を備えています。 こうした機能の多くは標準搭載されているため、障がいを持つユーザは特別な設定を行うことなく使用できます。

シスコでは、組織のニーズに合った、アクセシビリティ機能搭載の製品および技術の設計や提供に取り組んでいます。 シスコおよびシスコによるアクセシビリティへの取り組みに関する詳細については、次の URL を参照してください。http:/​/​www.cisco.com/​go/​accessibility

DX650 の使いやすいアクセシビリティ機能は次のとおりです。

  1. 7 インチ 対角(153.6 水平 x 90.0 垂直)、 バックライト付き、WSVGA 容量性タッチスクリーン LCD (1024 x 600 ピクセルの有効解像度)
  2. コール着信の高コントラスト ビジュアルおよびオーディオ アラート
  3. 保留、転送、会議、通話の終了、音量、ヘッドセット、スピーカーフォン、音声のミュート、および動画のミュートにアクセスするための大きなボタン
  4. キーパッドには標準的なキー レイアウトが採用されているため、ユーザは今までと同じまたは類似のキー ポジション(5 キーにある突起を含む)でキーパッドを使用できます。
  • 電話機の状態(ダイヤル トーン、呼出音、ミュートなど)を示す、オーディオ アラートおよびビジュアル アラート

  • 電話機に搭載された大きい液晶ディスプレイ(LCD)画面に表示されるビジュアル アラート

  • 低視力ユーザ向けの、高コントラストのバックライト付きカラー LCD 画面(オプション)

  • 補聴器への対応

  • 生体認証非対応のポインティング デバイス向けの、触覚認識ボタンおよびタッチスクリーン

  • Bluetooth 無線と、ヘッドセットおよびカメラ用の 2 つのフルサイズ USB 2.0 ポートの組み込み

  • 最大 1920 x 1200 の解像度の High-Definition Multimedia Interface(HDMI)を使用する外部モニタとの Dual Independent Display

  • Android Talkback および Explore by Touch との互換性

  • 操作をアシストするタッチ操作音

  • 調整可能な明るさ設定

  • 調整可能なフォントサイズ

聴覚障がい者向けアクセシビリティ機能

Cisco DX650 では、聴覚障がい者向けアクセシビリティ機能をサポートしています。

アクセシビリティ機能 説明 設定要件
視覚的なメッセージ受信インジケータ(ハンドセット) このインジケータは、360 度すべての角度から確認することができ、オーディオ メッセージ受信インジケータ(AMWI)としても機能します。 ユーザは自分の Cisco Unified Communications セルフ ケア ポータルにログインし、メッセージ インジケータ設定にアクセスして、ハンドセットのボイス メッセージ ランプと電話機のオーディオ ボイス メッセージ インジケータを変更します。 ユーザは設定のオンとオフを切り替えます。 すべての電話機の標準機能です。ユーザおよびシステム管理者が設定を変更できます。
電話機能の状態のビジュアル通知 電話機能の状態のビジュアル通知について、次の操作を実行します。
  • [ミュート] ボタンおよび [スピーカー] ボタンのオン/オフを切り替えて、電話機の状態を表示します。

  • [ミュート] ボタンを使用してマイクロフォンのオン/オフを切り替えます。 マイクロフォンがミュートになっているときは、ボタンが点灯します。

  • スピーカーフォンのオン/オフを切り替えるには、[スピーカー] ボタンを使用します。 スピーカーフォンをオンにすると、ボタンが点灯します

すべての電話機の標準機能です。設定は必要ありません。
インライン アンプのサポート(ハンドセット) ハンドセットでは、サードパーティ製のインライン アンプをサポートしています。これらのアンプは、ハンドセットとコードに接続して、ハンドセットと電話機の間に配置します。 電話機では、次のサードパーティ製のインライン アンプをサポートしています。
  • Clarity 社の HA-40 Inline Amplifier for Corded Phone

  • Plantronics 社の EHA40 Inline Amplifier

すべての電話機の標準機能です。設定は必要ありません。
調整可能な呼出音、音の間隔、および音量 呼出音、音の間隔、および音量は次のように調整できます。
  • 電話機の [設定] > [音] > [メニュー] を使用します。

  • 電話機の呼出音の音量レベルの調節方法:ハンドセットを受け台に置いたまま、ヘッドセットおよびスピーカーフォンのボタンがオフの状態で音量ボタンを押すと音量が上がります。

すべての電話機の標準機能です。ユーザおよびシステム管理者が設定を変更できます。
Hearing Aid Compatible(HAC)ハンドセット ハンドセットでは、次のアクセシビリティ機能をサポートしています。
  • 補聴器への対応

  • 補聴器の磁気結合

  • アメリカ障がい者法(ADA)に基づいた、米国連邦通信委員会(FCC)の音量要件

  • 米国リハビリテーション法第 508 条の音量要件(業界標準のインライン ハンドセット アンプを使用することで達成可能)

すべての電話機の標準機能です。設定は必要ありません。
音響結合 TTY のサポート(ハンドセット) 電話機では、次の TTY および TDD 機能をサポートしています。
  • 業界大手メーカー製の音響接続型または直接接続型 TTY

  • 電話回線を介したリアルタイムのテキスト伝送

  • Hearing carry over(HCO)および Voice carry over(VCO)対応電話機

  • G.711 で動作する VoIP ネットワーク

すべての電話機の標準機能です。 TTY の設定ついては、システム管理者にお問い合わせください。

視覚障がい者向けアクセシビリティ機能

Cisco DX650 では、視覚障がい者向けアクセシビリティ機能をサポートしています。

アクセシビリティ機能 説明 設定要件
コール着信の高コントラスト ビジュアルおよびオーディオ アラート 電話機が着信コールを受信するとオーディオ アラートが鳴り、ハンドセットにビジュアル アラートが示されます。 コール着信の間はハンドセットのライト ストリップが点滅し、ボイス メッセージを受信すると点灯したままになります。 すべての電話機の標準機能です。 設定が必要です。
7 インチ 対角(153.6 水平 x 90.0 垂直)、 バックライト付き、WSVGA 容量性タッチスクリーン LCD (1024 x 600 ピクセルの有効解像度) 低視力のユーザ向けに、明るさ調整が可能です。 すべての電話機の標準機能です。設定は必要ありません。
大きなボタン 保留、転送、会議、通話の終了、音量、ヘッドセット、スピーカーフォン、音声のミュート、および動画のミュートにアクセスするための大きなボタン すべての電話機の標準機能です。設定は必要ありません。
電話機能の状態のオーディオ通知 次のように電話機の状態を示すことができます。
  • [ミュート] ボタンおよび [スピーカー] ボタンのオン/オフを切り替えて、電話機の状態を表示します。

  • [ミュート] ボタンを使用してマイクロフォンのオン/オフを切り替えます。 マイクロフォンがミュートになっているときは、ボタンが点灯します。

  • スピーカーフォンのオン/オフを切り替えるには、[スピーカー] ボタンを使用します。 スピーカーフォンをオンにすると、ボタンが点灯します

すべての電話機の標準機能です。設定は必要ありません。
オーディオ メッセージ受信インジケータ(AMWI) 電話機では、ボイス メッセージが電話機で待機中の場合に、回線に固有のスタッター ダイヤル トーンを送信することができます。 メッセージが待機している回線を使用しているときにのみ、このトーンが聞こえます。 ボイス メッセージが残された回線がオフ フックの状態になると、スタッター ダイヤル トーンが聞こえます。 オーディオ ボイスメッセージのインジケータの設定は、Cisco Unified Communications セルフ ケア ポータルにログインして、オーディオ メッセージのインジケータの設定のオン/オフを切り替えて変更できます。 すべての電話機の標準機能です。 設定が必要です。
標準的な 12 キー レイアウトと機能の分類 Cisco DX650 のキーパッドには標準的なキー レイアウトが採用されているため、ユーザは今までと同じまたは類似のキー ポジション(5 キーにある突起を含む)でキーパッドを使用できます。 すべての電話機の標準機能です。設定は必要ありません。

フォント サイズの変更

手順
    ステップ 1   設定アプリケーションで、[ユーザー補助] をタップします。
    ステップ 2   [フォントサイズ] をタップします。
    ステップ 3   フォント サイズを選択します。

    画面の明るさの変更

    手順
      ステップ 1   設定アプリケーションで、[ディスプレイ] をタップします。
      ステップ 2   [明るさ] をタップします。
      ステップ 3   バーを左にスライドすると画面が暗くなり、右にスライドすると明るくなります。
      ステップ 4   [OK] をタップします。

      画面ロックの音の有効化

      手順
        ステップ 1   設定アプリケーションで、[音] をタップします。
        ステップ 2   [画面ロックの音] をオンにします。

        パスワードの読み上げの有効化

        手順
          ステップ 1   設定アプリケーションで、[ユーザー補助] をタップします。
          ステップ 2   [パスワードを読み上げる] をオンにします。

          TalkBack の有効化

          手順
            ステップ 1   設定アプリケーションで、[ユーザー補助] をタップします。
            ステップ 2   [TalkBack] をタップします。
            ステップ 3   [TalkBack] をオンに切り替えます。
            ステップ 4   [OK] をタップします。

            Explore by Touch

            TalkBack を有効にすると、Explore by Touch 機能を使用するためのオプションが表示されます。 Explore by Touch を使用すると、画面上で指をゆっくりドラッグして指が触れる各アイテムの説明を表示することができます。 指を速くスライドすると、そのスライドは操作とみなされます。 

            Explore by Touch を使用可能にするには、TalkBack をオンにする必要があります。 初めて TalkBack をオンにすると、Explore by Touch をオンにするようプロンプトが表示されます。


            (注)  


            TalkBack がオンの場合に Explore by Touch をオンにしないよう選択しても、後でオンにすることができます。 [設定] > [アクセシビリティ] > [TalkBack] > [設定] に移動し、Explore by Touch の横にあるチェックボックスをタップします。 これらの手順に従い、いつでも Explore by Touch をオフにできます。

            指で行う各アクションでは、音だけでなく音声フィードバックでも通知されます(有効な場合)。

            Explore by Touch の操作


            (注)  


            これらの操作は TalkBack に固有です。 その他のアクセシビリティ サービスでは、別のアクションに同じ操作を使用する場合があります。


            表 1 Explore by Touch の操作
            操作 結果
            1 本の指をドラッグ 画面を探索し、触れているアイテムのオーディオ フィードバックを聞きます。
            シングルタップ 選択した要素にカーソルを移動します。
            画面の任意の位置をダブルタップ 最後に触れたアイテムを開いたり、アクティブにしたりします。
            タップして長押し 標準のタップと同様に機能し、動作を保留しますが、デバイスをロック解除することもできます。タップして長押ししてから、スワイプしてロックを解除します。
            2 本の指で上下にスワイプ リスト内をスクロールします。
            2 本の指で左右にスワイプ ページや画面を変更します。
            1 本の指で右にスワイプ 右側の要素に移動します。 この動作は、PC のキーボードで Tab キーを使って左のフォーム要素から右の要素に移動するのと同様です。
            1 本の指で左にスワイプ 左側の要素に移動します。 この動作は、PC のキーボードで Shift+Tab キーを使って右のフォーム要素から左の要素に移動するのと同様です。
            1 本の指で下にスワイプ 上の要素に移動します。
            1 本の指で上にスワイプ 下の要素に移動します。
            1 回の動作で下にスワイプしてから上にスワイプ テキスト ブロックを読み込んでいるときに次の読み込みレベルに遷移し、右にスワイプして次を読むか、左にスワイプして前を読みます。
            1 回の動作で上にスワイプしてから下にスワイプ テキスト ブロックを読み込んでいるときに前の読み込みレベルに遷移し、右にスワイプして次を読むか、左にスワイプして前を読みます。
            1 回の動作で右にスワイプしてから左にスワイプ 次のページに移動します。
            1 回の動作で左にスワイプしてから右にスワイプ 前のページに移動します。
            上にスワイプしてから右にスワイプ ローカル コンテキスト メニューを開きます。
            上にスワイプしてから左にスワイプ [ホーム] ボタンを有効にします。
            下にスワイプしてから右にスワイプ グローバル コンテキスト メニューを開きます。
            下にスワイプしてから左にスワイプ [戻る] ボタンを有効にします。
            右にスワイプしてから下にスワイプ 通知を開きます。
            左にスワイプしてから上にスワイプ [新着] ボタンを有効にします。

            Explore by Touch の画面キーボードの動作

            Explore by Touch が有効になっており、画面キーボードがアクティブな場合は、指をキー上でドラッグすると、各キーの名前が読み上げられます。 画面から指を放すと、最後に探索したキーが入力されます。

            Explore by Touch の有効化

            手順
              ステップ 1   [TalkBack] を有効にします。
              ステップ 2   [ユーザー補助] をタップします。
              ステップ 3   [タッチガイド] をタップします。
              ステップ 4   [タッチガイド] をオンに切り替えます。

              タッチ操作音の有効化

              手順
                ステップ 1   設定アプリケーションで、[音] をタップします。
                ステップ 2   [タッチ操作音] をオンにします。

                テキストの音声入力

                手順
                  ステップ 1   テキスト入力領域をタップします。 画面キーボードが表示されます。
                  ステップ 2   キーボード上のマイクロフォン キーをタップします。 キーボードは非表示になっており、マイクロフォンが[読み上げ開始] というメッセージと共に表示されます。
                  ステップ 3   画面に表示したい言葉を読み上げます。 音声入力を一時停止するには、マイクロフォン キーをタップして、数秒間読みあげをやめると、自動的に停止します。 音声入力を再開するには、マイクロフォン アイコンをもう一度タップします。
                  ステップ 4   画面キーボードに戻るには、音声入力を停止して、キーボードキーをタップします。