技術仕様
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物理仕様および動作環境仕様

表 1 Cisco DX シリーズ デバイスの物理仕様および動作環境仕様

仕様

値または範囲

寸法(高さ X 幅 X 奥行)

Cisco DX70:14.84 インチ(377.1 mm)X 13.91 インチ(353.1 mm)X 2.45 インチ(62.3 mm)

Cisco DX80:20.2 インチ(512 mm)X 22.2 インチ(565 mm)X 3.5 インチ(89 mm)

Cisco DX650:8.46 インチ(215 mm)X 10.35 インチ(263 mm)X 8.19 インチ(208 mm)

重量

Cisco DX70:8.5 ポンド(3.9 kg)

Cisco DX80:15.65 ポンド(7.1 kg)

Cisco DX650:3.81 ポンド(1.73 kg)

動作温度

0 ~ 40℃(32 ~ 104°F)

動作時の相対湿度

10 ~ 95%(結露しないこと)

保管温度

14 ~ 140°F (-10 ~ 60°C)

電力:Cisco DX70

定格:最大 12V で 3.5A

省電力スタンバイ モード

EnergyWise サポート統合

電力:Cisco DX80

定格:最大 60 W

省電力スタンバイ モード

EnergyWise サポート統合

電力:Cisco DX650

IEEE 802.3af (クラス 3)または IEEE 802.3at(クラス 4)Power over Ethernet(PoE)標準がサポートされます。

Cisco Discovery Protocol および Link Layer Discovery Protocol Media Endpoint Discovery (LLDP-MED) PoE スイッチ ブレードの両方と互換性があります。

電力バジェット:802.3AF および低電力 USB サポートの場合は 13.7W(Cisco Discovery Protocol)または 15.1W(LLDP)。高電力 USB サポートには、15.4W を超える電力および 802.3AT が必要です。

接続

内部 2 ポート Cisco イーサネット スイッチ

IEEE 802.11 a/b/g/n Wi-Fi

オーディオ コーデック サポート

ナローバンド音声圧縮コーデック:G.711a、G.711u、G.729a、G.729ab、および Internet Low Bitrate Codec(iLBC)

ワイドバンド音声圧縮コーデック:G.722、Internet Speech Audio Codec(iSAC)、iLBC、および AAC-LD 音声圧縮コーデック。

オペレーティング システム

Android 4.1.1(Jellybean)

プロセッサ

Cisco DX70:TI OMAP 4470 1.5GHz デュアルコア ARM Cortex-A9 プロセッサ

Cisco DX80:TI OMAP 4470 1.5GHz デュアルコア ARM Cortex-A9 プロセッサ

Cisco DX650:TI OMAP 4460 1.5GHz デュアルコア ARM Cortex-A9 プロセッサ

メモリ

2 GB RAM。Low Power Double Data Rate Synchronous Dynamic Random-Access Memory(LPDDR2 SDRAM)

ストレージ

8-GB eMMC NAND フラッシュ メモリ(マルチメディア カード内蔵、不揮発性)

ネットワーク ポートとコンピュータ ポートのピン割り当て

Cisco DX シリーズ デバイスには、ネットワーク接続に使用するネットワーク ポートとコンピュータ(アクセス)ポートが組み込まれています。 それぞれ異なる目的で使用され、ポートのピン割り当ても異なっています。

  • ネットワーク ポートは 10/100/1000 SW ポートです。

  • コンピュータ(アクセス)ポートは 10/100/1000 PC ポート です。

ネットワーク ポート コネクタのピン割り当て

表 2 ネットワーク ポート コネクタのピン割り当て

ピン番号

機能

1

BI_DA+

2

BI_DA-

3

BI_DB+

4

BI_DC+

5

BI_DC-

6

BI_DB-

7

BI_DD+

8

BI_DD-

BI は双方向を表し、DA、DB、DC、および DD はそれぞれ、データ Aデータ Bデータ C、およびデータ D を表します。

コンピュータ ポート コネクタのピン割り当て

表 3 コンピュータ(アクセス)ポート コネクタのピン割り当て

ピン番号

機能

1

BI_DB+

2

BI_DB-

3

BI_DA+

4

BI_DD+

5

BI_DD-

6

BI_DA-

7

BI_DC+

8

BI_DC-

(注)     

BI は双方向を表し、DA、DB、DC、および DD はそれぞれ、データ Aデータ Bデータ C、およびデータ D を表します。

Cisco DX シリーズ デバイスで使用されるポート

次の表に、Cisco DX シリーズ デバイスで使用するポートについて説明します。 詳細については、『TCP and UDP Port Usage Guide for Cisco Unified Communications Manager』を参照してください。

表 4 Cisco DX シリーズ デバイス ポート

送信元ポート

リモート デバイス ポート

基本プロトコル

プロトコル/サービス

注記

68

67

-

DHCP クライアント

動的な IP アドレスを取得する DHCP サポート

49152-53248

53

UDP

DNS クライアント

名前解決のための DNS サポート

49152-53248

69

UDP

TFTP クライアント

中央サーバから各種コンフィギュレーション ファイルとイメージ ファイルを取得するには、TFTP サポートが必要です。

49152-53248

80

TCP/UDP

HTTP クライアント

80

設定されたサーバ

TCP/UDP

HTTP サーバ

123

123

UDP

NTP クライアント

タイム ゾーンを取得するためのネットワーク タイム プロトコル

49152-53248

設定されたサーバ

TCP

HTTP クライアント

49152-53248

6970

TCP

TFTP クライアント

中央サーバから各種コンフィギュレーション ファイルとイメージ ファイルを取得するには、TFTP サポートが必要です。

49152-53248

5060

TCP

SIP TCP

デフォルトは 5060 です。管理者は設定を変更できます。

49152-53248

5061

TCP

SIP/TLS

デフォルトは 5061 です。管理者は設定を変更できます。

16384-32767

受信範囲

UDP

RTP

管理者は、ポート範囲を設定できます。

16384-32767

受信範囲

UDP

RTCP

RTCP ポートは RTP +1 です。

4224

PC ダイナミック レンジ

TCP

22

設定されたサーバ

TCP

セキュア シェル

4051

TCP

ロード アップグレード

4052

RDP

ロード アップグレード

4061

特殊なデバッグ

8443

連絡先検索

ネットワーク プロトコル

Cisco DX シリーズ デバイスは、音声通信に必要な複数の業界標準およびシスコのネットワーキング プロトコルに対応しています。 次の表に、デバイスでサポートされるネットワーク プロトコルの概要を示します。

表 5 サポートされるネットワーク プロトコル

ネットワーク プロトコル

目的

使用方法

Binary Floor Control Protocol(BFCP)

BFCP を使用すると、ユーザは進行中のビデオ会話内でプレゼンテーションを共有できます。

BFCP は自動的に有効にされます。

Bluetooth

Bluetooth は、短距離におけるデバイスの通信方法を指定する Wireless Personal Area Network(WPAN)プロトコルです。

デバイスは Bluetooth 3.0 をサポートします。

デバイスはハンズフリー プロファイル(HFP)、Advanced Audio Distribution Profile(A2DP)、Human Interface Device Profile(HID)、Object Push Profile(OPP)および Phone Book Access Profile(PBAP)をサポートします。

ブートストラップ プロトコル(BootP)

BootP は、特定の起動情報(IP アドレスなど)をネットワーク デバイスが検出できるようにするプロトコルです。

Cisco Discovery Protocol(CDP)

CDP は、シスコの製造するすべての装置で動作するデバイス検出プロトコルです。

デバイスは、CDP を使用して自身の存在をネットワーク内の他のデバイスにアドバタイズし、他のデバイスの情報を受信することができます。

補助 VLAN ID、ポートごとの電源管理の詳細情報、Quality of Service(QoS)設定情報などの情報を Cisco Catalyst スイッチとやり取りするために、デバイスで CDP が使用されます。

Cisco Peer-to-Peer Distribution Protocol(CPPDP)

CPPDP は、デバイスのピアツーピア階層を形成するために使用されるシスコ独自のプロトコルです。 この階層はピア デバイスからネイバー デバイスにファームウェア ファイルを配布するために使用されます。

ピア ファームウェア共有機能では CPPDP が使用されます。

ダイナミック ホスト コンフィギュレーション プロトコル(DHCP)

DHCP は、IP アドレスを動的に確保して、ネットワーク デバイスに割り当てるものです。

DHCP を使用すると、手動で IP アドレスを割り当てたり追加のネットワーク パラメータを構成したりすることなく、デバイスをネットワークに接続するだけで、そのデバイスを運用できるようになります。

DHCP は、デフォルトで有効になっています。 無効にした場合は、各デバイスで個別に IP アドレス、サブネット マスク、ゲートウェイ、および TFTP サーバを手動で設定する必要があります。

シスコでは、DHCP のカスタム オプション 150 を使用することを推奨します。 この方法では、TFTP サーバの IP アドレスをオプション値として設定します。 サポートされているその他の DHCP 設定については、『CiscoUnified Communications Manager System Guide』の「Dynamic Host Configuration Protocol」と「Cisco TFTP」の章を参照してください。

(注)     

オプション 150 を使用できない場合、DHCP オプション 66 の使用を試みることができます。

ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)

HTTP は、インターネットや Web 経由で情報を転送し、ドキュメントを移送するための標準的な手段です。

デバイスでは、XML サービス用およびトラブルシューティング用に HTTP が使用されます。

Hypertext Transfer Protocol Secure(HTTPS)

Hypertext Transfer Protocol Secure(HTTPS)は、サーバの暗号化とセキュアな ID を確保できるように、ハイパーテキスト転送プロトコルと SSL/TLS プロトコルを組み合わせたものです。

HTTP と HTTPS の両方をサポートする Web アプリケーションには 2 つの URL が設定されています。 HTTPS をサポートするデバイスは HTTPS URL を選択します。

IEEE 802.1X

IEEE 802.1X 標準は、クライアント/サーバベースのアクセス コントロールと認証プロトコルを定義します。これにより、未承認のクライアントが一般にアクセス可能なポートから LAN に接続するのを制限します。

クライアントが認証されるまでは、802.1X アクセス コントロールによって、クライアントが接続されているポートを経由する Extensible Authentication Protocol over LAN(EAPOL)トラフィックのみが許可されます。 認証が成功すると、通常のトラフィックがポートを通過できるようになります。

デバイスでは、EAP-FAST および EAP-TLS 認証方式をサポートすることにより IEEE 802.1X 標準が実装されます。

デバイスで 802.1X 認証が有効になっている場合、PC ポートとボイス VLAN を無効にする必要があります。

IEEE 802.11a/b/g/n

IEEE 802.11 標準は、ワイヤレス ローカル エリア ネットワーク(WLAN)におけるデバイスの通信方法を指定します。

802.11a は 5 GHz 帯域で動作し、802.11b および 802.11g は 2.4 GHz 帯域で動作します。

802.11.n は、2.4 GHz 帯域または 5GHz 帯域のいずれかで動作します。

802.11 インターフェイスは、イーサネットのケーブル接続が利用できないか望ましくない場合の展開オプションです。

インターネット プロトコル(IP)

IP は、パケットの宛先アドレスを指定し、ネットワーク経由で送信するメッセージング プロトコルです。

IP を使用して通信するには、ネットワーク デバイスに対して、IP アドレス、ドメイン名、ゲートウェイ、およびネットマスクが割り当てられている必要があります。

Dynamic Host Configuration Protocol(DHCP)を通じてデバイスを使用している場合、IP アドレス、サブネット、およびゲートウェイの識別情報が自動的に割り当てられます。 DHCP を使用しない場合は、各デバイスで個別にこれらのプロパティを手動で割り当てる必要があります。

デバイスは、IPv6 アドレスをサポートします。 詳細については、『『Features and Services Guide for Cisco Unified Communications Manager』』の「Internet Protocol Version 6 (IPv6)」の章を参照してください。

Link Layer Discovery Protocol(LLDP)

LLDP は、CDP と同様の標準化されたネットワーク検出プロトコルで、一部のシスコ デバイスとサードパーティ製デバイスでサポートされています。

デバイスは、PC ポートで LLDP をサポートします。

Link Layer Discovery Protocol - Media Endpoint Devices(LLDP-MED)

LLDP-MED は、音声製品用 LLDP 標準の拡張です。

デバイス は、次のような情報を通信するために SW ポート上で LLDP-MED をサポートします。

  • ボイス VLAN の設定
  • デバイスの検出
  • 電源管理
  • インベントリ管理

LLDP-MED サポートの詳細については、LLDP-MED および『Cisco Discovery Protocol』ホワイト ペーパーを参照してください。

http:/​/​www.cisco.com/​en/​US/​tech/​tk652/​tk701/​technologies_​white_​paper0900aecd804cd46d.shtml

リアルタイム転送プロトコル(RTP)

RTP は、インタラクティブな音声やビデオなどのリアルタイム データをデータ ネットワーク経由で転送するための標準プロトコルです。

デバイスは RTP プロトコルを使用して、リアルタイム音声トラフィックを他の電話機やゲートウェイとやり取りします。

リアルタイム制御プロトコル(RTCP)

RTCP は RTP と連動して、RTP ストリーム上で QoS データ(ジッター、遅延、ラウンドトリップ遅延など)を伝送します。

また、RTCP は、ビデオ エクスペリエンスが向上するように、オーディオ ストリームとビデオ ストリームを同期する際にも使用されます。

音声コールの RTCP は、デフォルトでは無効になっています。 (ビデオ コールの音声ストリームとビデオ ストリームの両方を含む)ビデオ コールの RTCP は、デフォルトでは無効になっています。 Cisco Unified Communications Manager Administration から、個々のデバイスの RTCP を有効または無効にできます。

セッション記述プロトコル(SDP)

SDP は SIP プロトコルの一部であり、2 つのエンドポイント間で接続が確立されている間に、どのパラメータを使用できるかを決定します。 会議は、会議に参加するすべてのエンドポイントがサポートする SDP 機能だけを使用して確立されます。

コーデック タイプ、DTMF 検出、コンフォート ノイズなどの SDP 機能は通常、運用中の Cisco Unified Communications Manager またはメディア ゲートウェイでグローバルに設定されます。 SIP エンドポイントの中には、これらのパラメータをエンドポイント上で設定できるものがあります。

セッション開始プロトコル(SIP)

SIP は、IP を介したマルチメディア会議のためのインターネット技術特別調査委員会(IETF)標準です。 SIP は、アプリケーション層の ASCII ベースの制御プロトコルであり(RFC 3261 で規定)、2 つ以上のエンドポイント間でコールを確立、維持、および終了するために使用できます。

他の VoIP プロトコルと同様に、SIP はシグナリングとセッション管理の機能をパケット テレフォニー ネットワークの内部で処理します。 シグナリングによって、ネットワーク境界を越えてコール情報を伝送することが可能になります。 セッション管理とは、エンドツーエンド コールの属性を制御する機能を提供することです。

Telepresence Interoperability Protocol(TIP)/Multiplex(MUX)

TIP/MUX は、メディアの受信前に、エンドポイント間で音声およびビデオのメディア オプションをネゴシエートするために使われる IP プロトコルです。

マルチパーティ会議用に TIP/MUX が呼び出されると、コンテンツ共有が有効になります。

伝送制御プロトコル(TCP)

TCP は、コネクション型の転送プロトコルです。

デバイスでは、Cisco Unified Communications Manager に接続したり XML サービスにアクセスしたりするために TCP が使用されます。

トランスポート層セキュリティ(TLS)

TLS は、通信のセキュリティ保護と認証に使用される標準プロトコルです。

セキュリティの実装後、デバイスは Cisco Unified Communications Manager への登録をセキュアに行う際に TLS プロトコルを使用します。

トリビアル ファイル転送プロトコル(TFTP)

TFTP を使用すると、ファイルをネットワーク経由で転送できます。

デバイスで TFTP を使用すると、デバイス タイプ固有の設定ファイルを取得できます。

TFTP は DHCP サーバが自動的に識別する TFTP サーバがネットワーク内に必要です。 DHCP サーバで指定されている以外の TFTP サーバをデバイスで使用するには、デバイスの設定アプリケーションを使用して、TFTP サーバの IP アドレスを手動で割り当てる必要があります。

詳細については、『Cisco Unified Communications Manager System Guide』の「"Cisco TFTP"」の章を参照してください。

ユーザ データグラム プロトコル(UDP)

UDP は、データ パケットを配信するためのコネクションレス型メッセージング プロトコルです。

UDP は RTP ストリームにのみ使用されます。 デバイスの SIP シグナリング機能は UDP をサポートしていません。

電力要件

Cisco DX シリーズ デバイスへの電源投入には、外部電源が使用されます。 外部電源は個別の電源装置によって提供されます。

Cisco DX650 への電源投入に Power over Ethernet(PoE)を使用することもできます。 スイッチは、イーサネット ケーブルを介して PoE を提供できます。


(注)  


外部電源を使用する場合、イーサネット ケーブルをデバイスに接続する前に、電源装置をデバイスに接続する必要があります。 外部電源から電力が供給されているデバイスを取り外す場合は、電源装置を取り外す前に、イーサネット ケーブルをデバイスから取り外してください。


電力に関するガイドライン

Cisco DX70Cisco DX80 に電源投入するには、付属の Lite-On PA-1600-2A-LF 電源装置または FSP075-DMAA1 を使用します。 Cisco DX650 に電源投入するには、次の表を参照してください。

表 6 Cisco DX650 電源に関する注意事項

電源の種類

ガイドライン

外部電源:CP-PWR-CUBE-4 外部電源を通じて電力を供給

デバイスでは、CP-PWR-CUBE-4 電源を使用します。

(注)     

デバイスをワイヤレス ネットワークに配置するときは、CP-PWR-CUBE-4 を使用する必要があります。

外部電源:Cisco Unified IP Phone Power Injector 経由で供給されます。

任意の Cisco DX650 で Cisco Unified IP Phone Power Injector を使用できます。 インジェクタは、ミッドスパン デバイスとして機能し、接続されている電話機にインラインパワーを供給します。 Cisco Unified IP Phone Power Injector は、スイッチ ポートと電話機を接続します。また、通電されていないスイッチと電話機の間で最大 100 m のケーブル長をサポートします。

PoE 電源:スイッチから、電話機に接続したイーサネット ケーブル経由で供給されます。

Cisco DX650 は、信号ペアおよび予備のペアで IEEE 802.3af Class 3 電源をサポートします。

これらのデバイスは、外部アドオン デバイス用に IEEE 802.3at をサポートします。

電話機を無停電で運用するには、スイッチがバックアップ電源を備えている必要があります。

スイッチ上で実行されている CatOS または IOS のバージョンが、予定している電話機配置をサポートしていることを確認します。 オペレーティング システムのバージョンに関する情報については、スイッチのマニュアルを参照してください。

NG-PoE+ のサポート:デバイスは、NG-PoE+ スイッチのサポートがある限り、IEEE 802.3at よりも強力なパワーを引き出すことができます。

電力削減

省電力モードまたは EnergyWise(Power Save Plus)モードを使用して、デバイスが消費する電力を削減できます。

省電力モード

省電力モードでは、デバイスを使用していない間、スクリーンのバックライトが消灯します。 デバイスは、ユーザがハンドセットを持ち上げるか、任意のボタンを押さない限り、スケジュールされた期間にわたって、電力節約モードのままになります。 Cisco Unified Communications Manager の [電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウの [プロダクト固有の設定(Product Specific Configuration)] 領域で、次のパラメータを設定します。

ディスプレイ非点灯日(Days Display Not Active)

バックライトを非アクティブのままにする日を指定します。

ディスプレイ点灯時刻(Display on Time)

バックライトを自動的にアクティブにする時刻をスケジュールします。

ディスプレイ点灯継続時間(Display on Duration)

プログラムされた時刻にバックライトがオンになった後、オン状態を保つ時間の長さを指定します。

EnergyWise モード

電力節約モードに加えて、デバイスでは Cisco EnergyWise(Power Save Plus)モードもサポートされています。 ネットワークに EnergyWise(EW)コントローラが含まれている場合(たとえば、Cisco スイッチで EnergyWise 機能が有効になっている場合)、これらのデバイスをスケジュールに基づいてスリープ状態(電源オフ)およびウェイク状態(電源オン)になるように設定して、電力消費をさらに抑えることができます。

EnergyWise は、デバイスごとに有効または無効に設定します。 EnergyWise を有効にした場合は、他のパラメータとともに、スリープと復帰の時刻を設定します。 これらのパラメータは、デバイス設定 XML ファイルの一部として電話機へ送信されます。 Cisco Unified Communications Manager の [電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウで、次のパラメータを設定します。

Power Save Plus の有効化(Enable Power Save Plus)

デバイスの電源をオフにする日のスケジュールを選択します。

電話機をオンにする時刻(Phone On Time)

[Power Save Plus の有効化(Enable Power Save Plus)] フィールドで選択した日について、デバイスの電源を自動的にオンにする時刻を決定します。

電話機をオフにする時刻(Phone Off Time)

[Power Save Plus の有効化(Enable Power Save Plus)] フィールドで選択した日について、デバイスの電源をオフにする時刻を決定します。

電話機をオフにするアイドル タイムアウト(Phone Off Idle Timeout)

デバイスの電源をオフにする前に、デバイスをアイドル状態にしておく必要がある時間の長さを決定します。

音声によるアラートの有効化(Enable Audio Alert)

これを有効にすると、[電話をオフにする時刻(Phone Off Time)] で指定した時刻の 10 分前にデバイスで音声アラートの再生が開始されます。

EnergyWise ドメイン(EnergyWise Domain)

そのデバイスが含まれる EnergyWise ドメインを指定します。

EnergyWise シークレット(EnergyWise secret)

EnergyWise ドメイン内での通信に使用するセキュリティの秘密パスワードを設定します。

EnergyWise オーバーライドを許可(Allow EnergyWise Overrides)

デバイスに電源レベルの更新を送信するための EnergyWise ドメイン コントローラのポリシーを許可するかどうかを決定します。

デバイスがスリープ状態のとき、Power Sourcing Equipment(PSE)はデバイスに電源/ロック ボタンを点灯するための最小限の電力を供給します。このため、スリープ中も電源/ロック ボタンを使用してデバイスを復帰させることができます。

LLDP での電力ネゴシエーション

デバイスとスイッチは、デバイスが消費する電力のネゴシエーションを行います。 デバイスは複数の電力設定で動作し、これにより、使用可能な電力が少ないときは電力消費が低減されます。

デバイスのリブートの後、スイッチは電力ネゴシエーション用の 1 つのプロトコル(CDP または LLDP)にロックされます。 スイッチは、デバイスが送信した最初のプロトコル(電力のしきい値限度値(TLV)を含む)にロックされます。 システム管理者がデバイス上でそのプロトコルを無効にすると、スイッチがもう一方のプロトコルでの電力要求に対して応答しないため、デバイスはアクセサリの電源を投入できなくなります。

電力ネゴシエーションをサポートしているスイッチにデバイスを接続する場合は、常に電力ネゴシエーションを有効(デフォルト)にすることを推奨します。

電力ネゴシエーションを無効にした場合、スイッチがデバイスに対して電力を供給しない可能性があります。 スイッチが電力ネゴシエーションをサポートしていない場合は、アクセサリの電源を PoE+ で投入する前に、電力ネゴシエーション機能を無効にします。 電力ネゴシエーション機能を無効にすると、デバイスは IEEE 802.3af-2003 規格で許容されている最大値まで、アクセサリに電源を供給できます。


(注)  


CDP および電力ネゴシエーション機能を無効にすると、デバイスは 15.4 W までアクセサリに電力を供給できます。


電力に関する追加情報

次の表にあるドキュメントは、次のトピックに関する詳細情報を提供します。

  • Cisco Unified IP Phone と連携する Cisco スイッチ

  • 双方向電力ネゴシエーションをサポートしている Cisco IOS リリース

  • 電力に関するその他の要件および制限事項

外部デバイス

弊社では、不要な無線周波数(RF)および可聴周波数(AF)を遮断するヘッドセット、ケーブル、コネクタなどの高品質の外部デバイスの使用を推奨しています。


(注)  


すべての Cisco IP Telephony 製品が外部デバイス、コードまたはケーブルをサポートしているわけではありません。 詳細については、デバイスのマニュアルを参照してください。


これらのデバイスの品質や、携帯電話および双方向ラジオなど他のデバイスとの間隔によっては、雑音が入ることもあります。 その場合は、次の方法で対処してください。
  • RF または AF の信号源から外部デバイスを離す。

  • RF または AF の信号源から外部デバイスのケーブルの経路を離す。

  • 外部デバイス用にシールドされたケーブルを使用するか、シールドおよびコネクタが高品質のケーブルを使用する。

  • 外部デバイスのケーブルを短くする。

  • 外部デバイスのケーブルに、フェライトまたは同様のデバイスを適用する。

シスコでは、外部デバイス、ケーブル、およびコネクタのパフォーマンスを保証できません。


注意    


欧州連合諸国では、EMC Directive(89/336/EC)に完全に準拠した外部スピーカー、マイクロフォン、ヘッドセットだけを使用してください。


USB ポートと USB シリアル コンソールのデータ情報

Cisco DX シリーズ デバイスには、USB ポートと、場合によっては micro-USB ポートが組み込まれています。 デバイスの USB ポートには最大 10 個のアクセサリを接続できます。 デバイスに接続する各アクセサリが、最大数に計上されます。 サポートされるアクセサリには、USB シリアル ケーブル、USB マウス、USB キーボード、USB 電源供給ハブ、USB メモリ スティックなどがあります。


(注)  


すべての USB ハブの電源をオンにする必要があるため、1 つ以上のハブを含むキーボードをデバイスで使用することはできません(電源供給のないハブが含まれることになるためです)。

また、Android Debug Bridge(ADB)アクセスに USB 接続を使用できます。 ADB にアクセスするには、Cisco DX650 および Cisco DX70 では micro-USB ポートを使用し、Cisco DX80 では USB タイプ B ポートを使用します。 ADB 利用の詳細については、http:/​/​developer.android.com/​index.html を参照してください。

USB シリアル コンソールでは、USB ポートをコンソールとして使用することで、シリアルポートが必要でなくなります。 次の表に、USB コンソールの設定項目を示します。

表 7 USB コンソールの設定

パラメータ

設定

ボー レート

115200

データ

8 ビット

パリティ

なし

停止

1 ビット

フロー制御

なし


(注)  


デバイスにはドライバがあらかじめ組み込まれているため、シスコがサポートするケーブル タイプの数には制限があります。 IOGEAR USB シリアル アダプタを使用することをお勧めします。


USB コンソールの使用

USB コンソール ケーブルは、一方に USB インターフェイス、そしてもう一方にシリアル インターフェイスを備えています。 USB インターフェイスは、デバイス上の USB ポートのいずれかに接続することが可能です。 シリアル インターフェイスは、PC のシリアル ポートに接続します。

Cisco DX650 では、側面または背面の USB タイプ A ポートを使用します。 Cisco DX70 および Cisco DX80 では、micro-USB ポートを使用します。


ヒント


PC/ラップトップにシリアル ポートがない場合は、背中合わせにした 2 本の USB コンソール ケーブルを、それらの間にヌル モデム ケーブルを挟んで接続できます。


手順
    ステップ 1   Cisco Unified Communications Manager のデバイス ページでクレデンシャルを設定します。
    ステップ 2   ウィンドウの [プロダクト固有の設定(Product Specific Configuration Layout)] 領域で、USB デバッグを有効にします。
    ステップ 3   デバイスに USB シリアル ケーブルを接続します。 デバイス コンソール出力が、端末画面に表示されます。
    ステップ 4   出力が停止したら、Return をタップしてサインインに進みます。
    ステップ 5   $ プロンプト画面の後に、問題を診断するための debugsh などのツールを使用できます。

    ネットワーク輻輳時の動作

    ネットワーク パフォーマンスの低下の原因となるものは、音声とビデオの品質にも影響を及ぼすため、場合によっては、コールがドロップする可能性があります。 ネットワーク速度低下の原因として、たとえば次のようなアクティビティがあります。

    • 内部ポート スキャンやセキュリティ スキャンなどの管理タスク

    • ネットワークで発生する DoS 攻撃などの攻撃

    悪影響を緩和または排除するには、デバイスが使用されていない時間帯に管理ネットワーク タスクを実行するようにスケジュールするか、テストからデバイスを除外します。