ディザスタ リカバリ システム
ディザスタ リカバリ システム

ディザスタ リカバリ システム

Cisco IME サーバのコマンドライン インターフェイス(CLI)から起動できるディザスタ リカバリ システム(DRS)には、Cisco IME サーバのフル データのバックアップ機能と復元機能が備わっています。 ディザスタ リカバリ システムを使用すると、スケジュールされた定期的な自動データ バックアップおよびユーザが起動するデータ バックアップを実行できます。

DRS は、バックアップ/復元プロセスの一部として、自身の設定(バックアップ デバイス設定およびスケジュール設定)を復元します。 DRS は、drfDevice.xml ファイルおよび drfSchedule.xml ファイルをバックアップおよび復元します。 これらのファイルを含めてサーバが復元されれば、DRS バックアップ デバイスとスケジュールを再設定する必要はありません。

バックアップ ファイルは、ローカル デバイスにもネットワーク デバイスにも保存できます。 Cisco IME サーバへの送信 SFTP アクセスがない場合は、ローカル デバイスを選択する必要があります。 ローカル デバイスにバックアップ ファイルを保存する場合、DRS は、/common/adminsftp/backup ディレクトリにバックアップ ファイルを保存します。 SFTP クライアントを開き、インストール時に設定した adminsftp ユーザと管理者パスワードを使用して Cisco IME サーバに接続することにより、Cisco IME サーバからローカル バックアップ ファイルを手動で移動する必要があります。


注意    


Cisco IME を復元する場合は事前に、サーバにインストールされている Cisco IME のバージョンが復元するバックアップ ファイルのバージョンと一致していることを確認してください。 ディザスタ リカバリ システムは、Cisco IME のバージョンが一致する場合に限り復元をサポートします。 たとえば、ディザスタ リカバリ システムではバージョン 8.0.(1).1000-1 からバージョン 8.0(2).1000-1 への復元や、バージョン 8.0.(1).1000-1 からバージョン 8.0(1).1000-2 への復元は行えません。


ディザスタ リカバリ システムには、次の機能があります。

  • バックアップ タスクおよび復元タスクを実行するためのコマンドライン インターフェイス。

  • バックアップ機能および復元機能を実行するための分散システム アーキテクチャ。

  • スケジュールされたバックアップ。

  • ローカル ドライブまたはリモート SFTP サーバへのバックアップのアーカイブ。 ディザスタ リカバリ システムでは、Cisco IME サーバ上のバックアップおよび復元で、テープ ドライブをサポートしていません。


(注)  


1 週間前よりも古いローカル バックアップ ファイルは自動的に削除されます。 バックアップの実行時に、ローカル バックアップ ファイルは 1 週間後に削除されるという内容の警告メッセージが表示されます。


ディザスタ リカバリ システムには、マスター エージェント(MA)とローカル エージェント(LA)という 2 つの主要機能があります。 マスター エージェントは、バックアップおよび復元操作をローカル エージェントと調整します。


注意    


コール処理の中断やサービスへの影響を避けるために、オフピーク時にバックアップするようスケジュールしてください。


バックアップと復元の手順

次の項では、バックアップ手順および復元手順の作業の概要を説明します。


(注)  


DRS は、drfDevice.xml ファイルおよび drfSchedule.xml ファイルをバックアップおよび復元します。 これらのバックアップ デバイス設定およびスケジュール設定は、バックアップ/復元プロセスの一部として復元されます。 これらのファイルを含めてサーバが復元された後は、DRS バックアップ デバイスとスケジュールを再設定する必要はありません。


データのバックアップ

ディザスタ リカバリ システムを使用してバックアップを行う場合に実行する必要がある主要な手順と、その詳しい説明へのクイック リファレンスを時系列順に示します。

手順
    ステップ 1   データのバックアップ先にするバックアップ デバイスを作成します。

    詳細については、バックアップ デバイスの管理を参照してください。

    ステップ 2   スケジュールに従ってデータをバックアップするためのバックアップ スケジュールを作成します。

    詳細については、バックアップ スケジュールの作成を参照してください。

    ステップ 3   データをバックアップするバックアップ スケジュールを使用可能または使用不可にします。

    詳細については、バックアップ スケジュールの管理を参照してください。

    ステップ 4   手動バックアップを実行します。

    詳細については、手動バックアップの開始を参照してください。

    ステップ 5   バックアップのステータスを確認します。

    バックアップの実行中、現在のバックアップ ジョブのステータスを確認できます。 詳細については、バックアップ ステータスの確認を参照してください。


    データの復元

    次の手順は、ディザスタ リカバリ システムを使用して復元を行う場合に実行する必要がある主要な手順と、その詳しい説明へのクイック リファレンスを時系列順に示します。

    手順
      ステップ 1   ローカル ディレクトリまたはネットワーク ディレクトリからバックアップ ファイルを復元します。

      Cisco Unified Communications Manager Business Edition 5000 のバックアップの復元についての詳細は、ローカル ディレクトリからのサーバの復元を参照してください。

      ステップ 2   復元のステータスを確認します。

      復元プロセスの実行中に、現在の復元ジョブのステータスを確認できます。 詳細については、復元ステータスの表示を参照してください。


      SFTP サーバの要件

      ネットワーク上のリモート デバイスにデータをバックアップするか、ローカル バックアップを別の場所に移動する場合は、設定済みの SFTP サーバが必要です。 どのような SFTP サーバ製品でも使用できますが、シスコでは Cisco Technology Developer Partner(CTDP)プログラムでシスコが認定した SFTP 製品を推奨します。 GlobalSCAPE などの CTDP パートナーは、自社製品での特定のバージョンの Cisco Unified Communications Manager の動作を保証しています。 ご使用のバージョンの Cisco Unified Communications Manager と自社製品の互換性を保証しているベンダーについては、次の URL を参照してください。

      http:/​/​www.cisco.com/​pcgi-bin/​ctdp/​Search.pl

      サポートされている Cisco Unified Communications バージョンの GlobalSCAPE での使用については、次の URL を参照してください。

      http:/​/​www.globalscape.com/​gsftps/​cisco.aspx

      シスコでは、次のサーバを内部テストに使用しています。 これらのサーバのいずれかを使用できますが、サポートについてはベンダーに問い合わせてください。


      (注)  


      バックアップまたは復元の実行中は、ディザスタ リカバリ システムがプラットフォーム API をロックしてすべての OS 管理要求をブロックするため、いずれの OS 管理タスクも実行できません。 ただし、プラットフォーム API ロック パッケージを使用するのは、CLI ベースのアップグレード コマンドのみであるため、大部分の CLI コマンドはブロックされません。



      ヒント


      バックアップは、ネットワーク トラフィックが少ないと思われる期間にスケジュールしてください。


      ディザスタ リカバリ システムへのアクセス

      ディザスタ リカバリ システムにアクセスするには、インストール時に作成したものと同じ管理者ユーザ名とパスワードを使用して、Cisco IME CLI にリモートまたはローカルでログインします。

      • SSH を使用すると、クライアント ワークステーションから CLI に安全に接続できます。

      • インストールに使用したモニタとキーボードを使用して、またはシリアル ポートに接続されているターミナル サーバを使用して、Cisco IME CLI に直接アクセスできます。 IP アドレスに関する問題がある場合は、この方法を使用してください。


      (注)  


      管理者ユーザ名とパスワードは、Cisco IME のインストール時に設定するもので、CLI を使用して管理者パスワードを変更したり、新規管理者アカウントを設定したりできます。 詳細については、『Cisco Intercompany Media Engine Command Line Interface Reference Guide』を参照してください。


      マスター エージェントの役割

      サーバ上のマスター エージェント(MA)は自動的にアクティブ化されます。 マスター エージェント(MA)は、次の機能を実行します。

      • システム全体のコンポーネント登録情報を保存します。

      • スケジュールされたタスクの完全なセットを単一の XML ファイルに保持します。 スケジュールの更新をユーザ インターフェイスから受け取ったときに、このファイルを更新します。 スケジュールに従って、実行可能なタスクを該当するローカル エージェントに送信します (ローカル エージェントは、遅延なしで即時にバックアップ タスクを実行します)。

      • ディザスタ リカバリ システムのユーザ インターフェイスから MA にアクセスすると、バックアップ デバイスの設定、バックアップ スケジュールの新規追加によるバックアップのスケジューリング、既存のスケジュールの表示または更新、実行したスケジュールのステータスの表示、システム復元の実行など、さまざまな操作を実行できます。

      • ローカル ディレクトリまたはリモート ネットワーク ロケーションにバックアップ データを保存します。

      ローカル エージェント

      サーバには、バックアップ機能および復元機能を実行するローカル エージェントがあります。 ローカル エージェントは、サーバ上でバックアップ スクリプトおよび復元スクリプトを実行します。

      バックアップ デバイスの管理

      ディザスタ リカバリ システムを使用する場合は事前に、バックアップ ファイルの保存先を設定する必要があります。 ローカル バックアップ デバイスまたはネットワーク バックアップ デバイスを作成できます。 ローカル バックアップ デバイスを作成した場合、ディザスタ リカバリ システムは、Cisco IME サーバ上の設定済みのディレクトリにバックアップ ファイルを保存します。 SFTP クライアントを開き、インストール時に設定した adminsftp ユーザと管理者パスワードを使用して Cisco IME サーバに接続することにより、Cisco IME サーバからローカル バックアップ ファイルを手動で移動する必要があります。

      バックアップ デバイスは 10 個まで設定できます。 バックアップ デバイスを設定する手順は、次のとおりです。

      手順
        ステップ 1   ディザスタ リカバリ システムにアクセスするには、ディザスタ リカバリ システムへのアクセスに説明されているとおり、Cisco IME CLI にログインします。

        CLI の管理プロンプトが表示されます。

        ステップ 2   ローカル デバイスを作成するには、utils disaster_recovery device local device_name number of backups コマンドを入力します。

        device_name は、バックアップ デバイスの名前です。 バックアップ デバイス名には、英数字、スペース( )、ダッシュ(-)、およびアンダースコア(_)だけを含めることができます。 他の文字は使用しないでください。 DRS は、デフォルトでは、ローカル デバイスの場合のバックアップ ファイルを /common/adminsftp/backup ディレクトリに保存します。

        number of backups は、このデバイスで許可されるバックアップの数です。

        ステップ 3   SFTP 接続を介してアクセスするネットワーク ドライブにバックアップ ファイルを保存できるようにネットワーク デバイスを作成するには、utils disaster_recovery device network device_name path server_name username number of backups コマンドを入力します。

        device_name は、バックアップ デバイスの名前です。 バックアップ デバイス名には、英数字、スペース( )、ダッシュ(-)、およびアンダースコア(_)だけを含めることができます。 他の文字は使用しないでください。

        path は、バックアップ ファイルの保存先にするディレクトリのパス名です。

        server_name は、ネットワーク サーバの名前または IP アドレスです。

        username は、リモート システム上のアカウントの有効なユーザ名です。

        number of backups は、このデバイスで許可されるバックアップの数です。

        (注)     

        ネットワーク ストレージ ロケーションを設定するには、SFTP サーバにアクセスできる必要があります。 SFTP パスは、バックアップの前に存在している必要があります。 SFTP サーバへのアクセスに使用するアカウントは、選択したパスへの書き込み権限を持つ必要があります。

        DRS マスター エージェントは、選択されたバックアップ デバイスを検証します。 ユーザ名、パスワード、サーバ名、またはディレクトリ パスが無効な場合、コマンドは失敗します。

        ステップ 4   バックアップ デバイスのリストを表示するには、utils disaster_recovery device list コマンドを入力します。

        各バックアップ デバイスのデバイス名、デバイス タイプ、およびデバイス パスが表示されます。

        ステップ 5   バックアップ デバイスを削除するには、utils disaster_recovery device delete device_name コマンドを入力します。

        device_name は、削除するデバイスの名前です。

        (注)     

        バックアップ スケジュールでバックアップ デバイスとして設定されているバックアップ デバイスは削除できません。 まず、このデバイス名を使用しているスケジュールを削除してから、このデバイスを削除する必要があります。


        バックアップ スケジュールの作成

        バックアップ スケジュールは 10 個まで作成できます。 各バックアップ スケジュールには、それぞれ、自動バックアップのスケジュール、バックアップする一連の機能、ストレージ ロケーションなどの一連のプロパティがあります。


        注意    


        コール処理の中断やサービスへの影響を避けるために、オフピーク時にバックアップするようスケジュールしてください。


        バックアップ スケジュールを作成する手順は、次のとおりです。

        手順
          ステップ 1   ディザスタ リカバリ システムにアクセスするには、ディザスタ リカバリ システムへのアクセスに説明されているとおり、Cisco IME CLI にログインします。

          CLI の管理プロンプトが表示されます。

          ステップ 2   utils disaster_recovery schedule add schedulename devicename featurelist datetime frequency コマンドを入力します。

          schedulename は、スケジュールの名前です。

          devicename は、ディザスタ リカバリ システムがバックアップ ファイルを保存する場所です。

          featurelist は、IME です。

          datetime は、ディザスタ リカバリ システムがバックアップを実行する日時です。 フォーマットは、yyyy/mm/dd-hh:mm です。 24 時間制の時間を入力してください。

          frequency は、ディザスタ リカバリ システムがバックアップを実行する頻度です。 オプションは、[一度(once)]、[毎日(daily)]、[毎週(weekly)]、および [毎月(monthly)] です。

          ステップ 3   スケジュールを使用可能にするには、utils disaster_recovery schedule enable schedulename コマンドを入力します。

          次回のバックアップは、設定した時間に自動的に実行されます。

          (注)     

          スケジュールを使用不可にしたり削除したりする場合は、バックアップ スケジュールの管理を参照してください。


          バックアップ スケジュールの管理

          バックアップ スケジュールを使用可能化、使用不能化、または削除するには、次の手順に従います。

          手順
            ステップ 1   ディザスタ リカバリ システムにアクセスするには、ディザスタ リカバリ システムへのアクセスに説明されているとおり、Cisco IME CLI にログインします。 CLI の管理プロンプトが表示されます。
            ステップ 2   バックアップ スケジュールのリストを表示するには、utils disaster_recovery schedule list コマンドを入力します。 各スケジュールのデバイス名およびステータスが CLI に表示されます。 デバイス名は、ディザスタ リカバリ システムがバックアップ ファイルを保存する場所を示しています。
            ステップ 3   次のいずれかの作業を実行します。
            • スケジュールを使用可能にするには、utils disaster_recovery schedule enable schedulename コマンドを入力します。
            • スケジュールを使用不可にするには、utils disaster_recovery schedule disable schedulename コマンドを入力します。
            • スケジュールを削除するには、utils disaster_recovery schedule delete schedulename コマンドを入力します。

              スケジュールは、1 度に 1 つだけ、使用可能化、使用不能化、または削除できます。


            手動バックアップの開始

            手動バックアップを開始するには、次の手順に従います。

            手順
              ステップ 1   ディザスタ リカバリ システムにアクセスするには、ディザスタ リカバリ システムへのアクセスに説明されているとおり、Cisco IME CLI にログインします。 CLI の管理プロンプトが表示されます。
              ステップ 2   utils disaster_recovery backup type featurelist device_name コマンドを入力します。

              type は、バックアップの場所であり、local または network のいずれかです。

              featurelist は、IME です。

              device_name は、バックアップ デバイスの名前です。

              ステップ 3   現在のバックアップのステータスを表示するには、utils disaster_recovery status backup コマンドを入力します。
              ステップ 4   現在のバックアップをキャンセルするには、utils disaster_recovery cancel_backup yes コマンドを入力します。

              バックアップ ステータスの確認

              現在のバックアップ ジョブについて、ステータスの確認とキャンセルを行うことができます。 バックアップ ファイルのリストを表示するには、復元ステータスの表示を参照してください。


              注意    


              リモート サーバへのバックアップが 20 時間以内に完了しない場合、バックアップ セッションは時間切れになります。 この場合は、新規バックアップを開始する必要があります。


              現在のバックアップ ジョブのステータスを確認する手順は、次のとおりです。

              手順
                ステップ 1   ディザスタ リカバリ システムにアクセスするには、ディザスタ リカバリ システムへのアクセスに説明されているとおり、Cisco IME CLI にログインします。 CLI の管理プロンプトが表示されます。
                ステップ 2   現在のバックアップのステータスを表示するには、utils disaster_recovery status backup コマンドを入力します。
                ステップ 3   現在のバックアップをキャンセルするには、utils disaster_recovery cancel_backup yes コマンドを入力します。
                (注)     

                バックアップは、現在のコンポーネントがバックアップ操作を完了してからキャンセルされます。


                バックアップ ファイルの表示

                次の手順を使用すると、ローカル ドライブまたはネットワーク ドライブに保存されているバックアップ ファイルのリストを参照できます。

                手順
                  ステップ 1   ディザスタ リカバリ システムにアクセスするには、ディザスタ リカバリ システムへのアクセスに説明されているとおり、Cisco IME CLI にログインします。 CLI の管理プロンプトが表示されます。
                  ステップ 2   バックアップ ファイルを表示するには、次のいずれかを行います。
                  • ローカル ディレクトリ(/common/adminsftp/backup)にあるバックアップ ファイルのリストを表示するには、utils disaster_recovery show_backupfiles local backup コマンドを入力します。

                  • ローカル復元ディレクトリ(/common/adminsftp/restore)にあるバックアップ ファイルのリストを表示するには、utils disaster_recovery show_backupfiles local restore コマンドを入力します。

                  • ネットワーク ドライブ上のバックアップ ファイルのリストを表示するには、utils disaster_recovery show_backupfiles network path servername userid コマンドを入力します。

                  path は、バックアップ ファイルが保存されているディレクトリのパス名です。

                  servername は、ネットワーク サーバの名前または IP アドレスです。

                  userid は、リモート システム上のアカウントの有効なユーザ ID です。


                  ローカル ディレクトリからのサーバの復元


                  注意    


                  データの復元先のサーバを選択すると、そのサーバにある既存のデータは、すべて上書きされます。


                  ネットワーク ディレクトリまたはローカル ディレクトリにあるバックアップ ファイルから Cisco IME サーバを復元できます。 以下の復元手順は、Cisco Unified Communications Manager Business Edition 5000 に該当します。

                  Cisco IME サーバをローカル ディレクトリから復元するには、次の手順を実行します。

                  はじめる前に

                  Cisco IME を復元する場合は事前に、サーバにインストールされている Cisco IME のバージョンが復元するバックアップ ファイルのバージョンと一致していることを確認してください。 ディザスタ リカバリ システムは、Cisco IME のバージョンが一致する場合に限り復元をサポートします。 たとえば、ディザスタ リカバリ システムではバージョン 8.0.(1).1000-1 からバージョン 8.0.(2).1000-1 への復元や、バージョン 8.0.(1).1000-1 からバージョン 8.0.(1).1000-2 への復元は行えません。 要するに、ディザスタ リカバリ システムCisco IME を復元するには、製品バージョンが完全に一致する必要があります。 ディザスタ リカバリ システムでは、厳格なバージョン チェックに従い、バージョンが一致する Cisco IME 間でのみ復元を実行できます。

                  手順
                    ステップ 1   SFTP クライアントを開き、インストール時に設定した adminsftp ユーザと管理者パスワードを使用して Cisco IME サーバに接続することにより、Cisco IME サーバにバックアップ ファイルをコピーします。 これを行うには、cd backup を入力してバックアップ ディレクトリに移動し、/common/adminsftp/restore ディレクトリにバックアップ ファイルをコピーします。
                    ステップ 2   ディザスタ リカバリ システムへのアクセスに説明されているとおり、Cisco IME CLI にログインし、ディザスタ リカバリ システムにアクセスします。 CLI の管理プロンプトが表示されます。
                    ステップ 3   utils disaster_recovery restore local restore_server tarfilename device_name コマンドを入力します。

                    restore_server は、復元するサーバのホスト名です。

                    tarfilename は復元するバックアップ ファイルの名前(拡張子を除く)で、たとえば、2008-01-21-18-25-03 です。

                    device_name は、バックアップ デバイスの名前です。

                    データが、選択したサーバ上に復元されます。
                    ステップ 4   復元のステータスを表示するには、utils disaster_recovery status restore コマンドを入力します。
                    ステップ 5   サーバを再起動します。

                    ネットワーク ディレクトリからのサーバの復元


                    注意    


                    データの復元先のサーバを選択すると、そのサーバにある既存のデータは、すべて上書きされます。


                    ネットワーク ディレクトリまたはローカル ディレクトリにあるバックアップ ファイルから Cisco IME サーバを復元できます。 Cisco IME サーバをネットワーク ディレクトリから復元するには、次のいずれかの手順を実行します。

                    はじめる前に

                    Cisco IME を復元する場合は事前に、サーバにインストールされている Cisco IME のバージョンが復元するバックアップ ファイルのバージョンと一致していることを確認してください。 ディザスタ リカバリ システムは、Cisco IME のバージョンが一致する場合に限り復元をサポートします。 たとえば、ディザスタ リカバリ システムではバージョン 8.0.(1).1000-1 からバージョン 8.0.(2).1000-1 への復元や、バージョン 8.0.(1).1000-1 からバージョン 8.0.(1).1000-2 への復元は行えません。 要するに、ディザスタ リカバリ システムCisco IME を復元するには、製品バージョンが完全に一致する必要があります。 ディザスタ リカバリ システムでは、厳格なバージョン チェックに従い、バージョンが一致する Cisco IME 間でのみ復元を実行できます。

                    手順
                      ステップ 1   ディザスタ リカバリ システムにアクセスするには、ディザスタ リカバリ システムへのアクセスに説明されているとおり、Cisco IME CLI にログインします。

                      CLI の管理プロンプトが表示されます。

                      ステップ 2   utils disaster_recovery restore network restore_server tarfilename device_name コマンドを入力します。

                      restore_server は、復元するサーバのホスト名です。

                      tarfilename は、復元するファイルの名前(拡張子を除く)で、たとえば、2008-01-21-18-25-03 です。

                      device_name は、バックアップ デバイスの名前です。

                      注意       

                      データの復元先のサーバを選択すると、そのサーバにある既存のデータは、すべて上書きされます。

                      データが、選択したサーバ上に復元されます。

                      ステップ 3   復元のステータスを表示するには、utils disaster_recovery status restore コマンドを入力します。
                      ステップ 4   サーバを再起動します。

                      復元ステータスの表示

                      現在の復元ジョブのステータスを確認する手順は、次のとおりです。

                      手順
                        ステップ 1   ディザスタ リカバリ システムにアクセスするには、ディザスタ リカバリ システムへのアクセスに説明されているとおり、Cisco IME CLI にログインします。 CLI の管理プロンプトが表示されます。
                        ステップ 2   現在の復元ジョブのステータスを表示するには、utils disaster_recovery status restore コマンドを入力します。 ステータスには、復元の割合、ログ ファイルの場所、タイムスタンプ、機能名、サーバ名、コンポーネント名、およびコンポーネントのステータスが表示されます。

                        トレース ファイル

                        ViPR の場合は、次のトレース ファイルがあります。

                        ディザスタ リカバリ システムのこのリリースでは、マスター エージェント、GUI、および各ローカル エージェントのトレース ファイルが次の場所に書き込まれます。

                        • マスター エージェントの場合、トレース ファイルは platform/drf/trace/drfMA0* にあります。

                        • 各ローカル エージェントの場合、トレース ファイルは platform/drf/trace/drfLA0* にあります。

                        ディザスタ リカバリ システムのアラーム

                        ディザスタ リカバリ システム(DRS)は、バックアップ手順または復元手順で発生することがあるさまざまなエラーのアラームを出します。 次の表に、Cisco DRS アラームのリストを示します。

                        表 1 ディザスタ リカバリ システムのアラーム

                        アラーム名

                        説明

                        意味

                        DRFBackupDeviceError

                        DRF バックアップ プロセスで、デバイスへのアクセスに問題があります。

                        DRS バックアップ プロセスでデバイスにアクセスしているときにエラーが発生しました。

                        DRFBackupFailure

                        Cisco DRF バックアップ プロセスが失敗しました。

                        DRS バックアップ プロセスでエラーが発生しました。

                        DRFBackupInProgress

                        別のバックアップがまだ実行されているときは、新規バックアップを開始できません。

                        別のバックアップがまだ実行されている場合、DRS は、新規バックアップを開始できません。

                        DRFInternalProcessFailure

                        DRF の内部プロセスでエラーが発生しました。

                        DRS の内部プロセスでエラーが発生しました。

                        DRFLA2MAFailure

                        DRF ローカル エージェントがマスター エージェントに接続できません。

                        DRS ローカル エージェントがマスター エージェントに接続できません。

                        DRFLocalAgentStartFailure

                        DRF ローカル エージェントが開始されません。

                        DRS ローカル エージェントが停止している可能性があります。

                        DRFLocalDeviceError

                        DRF で、ローカル デバイスへのアクセスに問題があります。

                        DRS でローカル デバイスにアクセスしているときにエラーが発生しました。

                        DRFMA2LAFailure

                        DRF マスター エージェントがローカル エージェントに接続しません。

                        DRS マスター エージェントがローカル エージェントに接続できません。

                        DRFMABackupComponentFailure

                        DRF でバックアップできないコンポーネントが 1 つ以上あります。

                        DRS は、コンポーネントにコンポーネントのデータのバックアップを要求しましたが、バックアップ プロセスの実行中にエラーが発生し、コンポーネントはバックアップされませんでした。

                        DRFMABackupNodeDisconnect

                        バックアップ中のノードが、完全にバックアップされる前にマスター エージェントから切断されました。

                        DRS マスター エージェントが Cisco Unified Communications Manager または Cisco Unity Connection ノードでバックアップ操作を実行していたときに、バックアップ操作が完了する前にノードが切断されました。

                        DRFMARestoreComponentFailure

                        DRF で復元できないコンポーネントが 1 つ以上あります。

                        DRS は、コンポーネントにコンポーネントのデータの復元を要求しましたが、復元プロセスの実行中にエラーが発生し、コンポーネントは復元されませんでした。

                        DRFMARestoreNodeDisconnect

                        復元中のノードが、完全に復元される前にマスター エージェントから切断されました。

                        DRS マスター エージェントが Cisco Unified Communications Manager または Cisco Unity Connection ノードで復元操作を実行していたときに、復元操作が完了する前にノードが切断されました。

                        DRFMasterAgentStartFailure

                        DRF マスター エージェントが開始されませんでした。

                        DRS マスター エージェントが停止している可能性があります。

                        DRFNoRegisteredComponent

                        使用可能な登録済みのコンポーネントがないためバックアップは失敗しました。

                        使用可能な登録済みのコンポーネントがないため DRS バックアップは失敗しました。

                        DRFNoRegisteredFeature

                        バックアップ対象として選択された機能はありません。

                        バックアップ対象として選択された機能はありません。

                        DRFRestoreDeviceError

                        DRF 復元プロセスで、デバイスへのアクセスに問題があります。

                        DRS 復元プロセスで、デバイスから読み取ることができません。

                        DRFRestoreFailure

                        DRF 復元プロセスが失敗しました。

                        DRS 復元プロセスでエラーが発生しました。

                        DRFSftpFailure

                        DRF SFTP 操作にエラーがあります。

                        DRS SFTP 操作にエラーがあります。

                        DRFSecurityViolation

                        DRF システムは、セキュリティ違反になるおそれのある迷惑パターンを検出しました。

                        コード挿入やディレクトリ トラバーサルなど、セキュリティ違反になるおそれのある迷惑パターンが DRF ネットワーク メッセージに含まれています。 DRF ネットワーク メッセージはブロックされました。

                        DRFTruststoreMissing

                        IPsec 信頼ストアがノード上にありません。

                        IPsec 信頼ストアがノード上にありません。 DRF ローカル エージェントがマスター エージェントに接続できません。

                        DRFUnknownClient

                        パブリッシャ上の DRF マスター エージェントは、クラスタ外の不明なサーバからのクライアント接続要求を受信しました。 要求は拒否されました。

                        パブリッシャ上の DRF マスター エージェントは、クラスタ外の不明なサーバからのクライアント接続要求を受信しました。 要求は拒否されました。