Cisco Unified Contact Center Express Operations Guide, Release 10.5(1)(Cisco Unified Contact Center Express 操作ガイド リリース 10.5(1))
バックアップと復元
バックアップと復元

バックアップと復元

シスコのディザスタ リカバリ システム(Cisco DRS)には、Cisco Unified Contact Center Expres Administration からアクセスでき、Cisco Unified Contact Center Express(Unified CCX)クラスタ内のすべてのサーバにデータ バックアップと復元の完全な機能を提供します。 Cisco DRS を使用すると、データのバックアップおよび復元を定期的に自動で実行したり、システム障害の発生時にユーザが呼び出すことで実行したりできます。

Cisco DRS にアクセスするには、[Cisco Unified CCX の管理(Cisco Unified CCX Administration)] ウィンドウの右上の隅にあるナビゲーション ドロップダウン リストから [ディザスタ リカバリ システム(Disaster Recovery System)] を選択します。 プラットフォーム管理者のクレデンシャルを使用して、ディザスタ リカバリ システムにログインします。

Cisco DRS は次のコンポーネントをバックアップし、復元します。
  • データ リポジトリのクラスタ設定およびアプリケーション プロファイル

  • データ リポジトリにすでにアップロードされているワークフロー スクリプト

  • Platform

  • データベース(db_cra、db_cra_repository、FCRasSvr データベースなど)

  • 設定データ(Open LDAP、フラット ファイルなど)

  • 録音ファイル

  • JTAPI 設定(jtapi.ini)

  • トレース収集ツール(TCT)

  • ユーザ プロンプト、文法、ドキュメント

  • CUIC_CONFIG 設定(コンフィギュレーション プロパティ ファイル、セキュリティ設定、Unified Intelligence Center Tomcat server.xml など)

  • Finesse コンポーネント

ハイ アベイラビリティ(HA)の場合、Cisco DRS は、クラスタ レベルのバックアップを実行します。つまり、Unified CCX クラスタ内のすべてのサーバのバックアップを中央の位置に収集し、バックアップ データをリモートの SFTP サーバにアーカイブします。

DRS は、それ自体の設定をバックアップし復元します。具体的には、drfDevice.xml ファイルに保存されているデバイス設定や、drfSchedule.xml ファイルに保存されているスケジュール設定をプラットフォームのコンポーネントの一部としてバックアップします。 サーバがこれらのファイルでリストアされたら、DRS バックアップ デバイスおよびスケジュールを再設定する必要はありません。


(注)  


Cisco DRS は、マスター エージェントとローカル エージェントとの間で SSL ベースの通信を使用して Unified CCX パブリッシャとサブスクライバ ノード間の認証とデータの暗号化を行います。 公開キー/秘密キーの暗号化には、DRS は IPSec 証明書を使用します。 [証明書の管理(Certificate Management)] ページから IPSec 信頼ストア(hostname.pem)ファイルを削除すると、Cisco DRS が想定どおりに機能しなくなることに注意してください。 IPSec 信頼ファイルを手動で削除する場合は、IPSec 証明書を IPSec-trust に必ずアップロードしてください。 詳細については、次の URL で入手可能な『Cisco Unified Communications Manager Security Guide(Cisco Unified Communications Manager セキュリティ ガイド)』の証明書の管理に関するヘルプのページを参照してください。

http:/​/​www.cisco.com/​en/​US/​products/​sw/​voicesw/​ps556/​prod_​maintenance_​guides_​list.html


重要な考慮事項

次に、バックアップと復元手順を実行する場合に重要な考慮事項を示します。
  • バックアップまたは復元を実行する前に、クラスタ内の両方のノードが Unified CCX と同じバージョンを実行していることを確認します。 異なるノードが異なるバージョンの Unified CCX を実行している場合は、証明書が不一致となり、バックアップまたは復元は失敗します。

  • Unified CCX を復元する前に、復元のホスト名、IP アドレス、DNS 設定、バージョン、および配置タイプが、復元するバックアップ ファイルのホスト名、IP アドレス、DNS 設定、バージョン、および展開タイプに一致することを確認します。

  • Unified CCX を復元する前に、サーバにインストールされている Unified CCX バージョンが復元するバックアップ ファイルのバージョンに一致することを確認します。 Cisco DRS は、一致する Unified CCX バージョンのリストアのみをサポートします。 たとえば、Cisco DRS では、バージョン 8.5(1).1000-1 からバージョン 9.0(1).1000-1 への復元や、バージョン 8.5(2).1000-1 からバージョン 9.0(1).1000-2 への復元は行えません。

  • コール処理が中断してサービスに影響が及ばないように、バックアップはオフピーク時間中にスケジュールしてください。

SFTP の要件

ネットワーク上のリモート デバイスにデータをバックアップするには、バックアップを実行するように設定済みで Unified CCX ノードからアクセスできる SFTP サーバが必要です。 任意の SFTP サーバ製品を使用できますが、Interoperability Verification Testing(IVT)プロセスを介してシスコで認定される SFTP 製品を推奨します。 GlobalSCAPE などの Cisco Developer Network(CDN)のパートナーは、Unified CCX の指定したバージョンのこれらの製品を認定しています。 お使いの Unified CCX バージョンを認定したベンダーに関する情報については、次の URL を参照してください。

https:/​/​marketplace.cisco.com/​catalog

サポートされている Cisco Unified Communications バージョンで GlobalSCAPE を使用する方法の詳細については、次の URL を参照してください。

http:/​/​www.globalscape.com/​gsftps/​cisco.aspx

シスコでは社内テストに次のサーバを使用しています。 いずれかのサーバを使用できますが、サポートについては各ベンダーにお問い合わせください。

シスコは 1 GB のファイル サイズの制限があるため、SFTP 製品 freeFTPD の使用をサポートしていません。


(注)  


  • IVT プロセスでまだ認定されていないサードパーティ製品で問題が発生した場合、サポートについてはそのサードパーティ ベンダーに問い合わせてください。

  • バックアップまたは復元の実行中、Cisco DRS はすべての OS 管理要求をブロックするため、オペレーティング システム(OS)の管理タスクを実行できません。 ただし、CLI コマンドを使用して、システムをバックアップまたは復元できます。


マスター エージェントとローカル エージェント

システムはクラスタの各ノードでマスター エージェント サービスを自動的に起動しますが、最初のノードでのみ機能できます。 Unified CCX クラスタのサーバは両方とも、バックアップおよび復元機能を実行するローカル エージェントを実行させておく必要があります。


(注)  


デフォルトでは、ローカル エージェントはクラスタの各ノードで自動的にアクティブになります。


マスター エージェントの役割

マスター エージェント(MA)は、次の役割を果たします。

  • システム全体のコンポーネントの登録情報を保存します。

  • スケジュールされた一連のタスクを XML ファイルに保持します。 MA は、ユーザ インターフェイスからスケジュール更新情報を受け取ると、このファイルを更新します。 MA は、スケジュールに従って実行可能タスクを該当するローカル エージェントに送信します ローカル エージェントは、遅滞なくただちにバックアップ タスクを実行します。

  • バックアップ デバイスの設定、新しいバックアップ スケジュールの追加によるバックアップのスケジュール、既存スケジュールの表示または更新、実行済みスケジュールのステータスの表示、システム復旧の実行などのアクティビティを実行できます。

  • リモート ネットワーク上の場所にバックアップ データを保存します。

ローカル エージェントの役割

Unified CCX クラスタでは、ローカル エージェントがクラスタ内の各ノードでバックアップおよび復元スクリプトを実行します。


(注)  


Cisco DRS は、マスター エージェントとローカル エージェントとの間で SSL ベースの通信を使用して Unified CCX パブリッシャとサブスクライバ ノード間の認証とデータの暗号化を行います。 Cisco DRS は、公開キーと秘密キーの暗号化に IPSec 証明書を使用します。 この証明書交換は内部で処理されます。この交換のために設定に変更を加える必要はありません。


バックアップ タスク

Cisco DRS を使用して、次のバックアップ タスクを実行できます。

  • バックアップ デバイスの管理

  • バックアップ スケジュールの作成

  • バックアップ スケジュールの管理

  • バックアップ tar ファイルのサイズの予測

  • 手動バックアップの実行

  • バックアップ ステータスの確認

  • 最後の 20 個のバックアップの履歴の表示

バックアップ デバイスの管理

Cisco DRS を使用する前に、バックアップ ファイルを保存する場所を設定する必要があります。 最大で 10 個のバックアップ デバイスを設定できます。 バックアップ デバイスを設定するには、次の手順を実行します。

手順
    ステップ 1   [ディザスタ リカバリ システム(Disaster Recovery System)] ページで、[バックアップ(Backup)] > [バックアップ デバイス(Backup Device)] を選択します。
    ステップ 2   新しいデバイスを追加する、または既存のバックアップ デバイスの設定を編集するには、該当するボタンをクリックします。
    ステップ 3   バックアップ デバイス名を入力し、バックアップ デバイスのタイプを選択します。
    (注)     

    バックアップ スケジュールにバックアップ デバイスとして設定されているバックアップ デバイスは削除できません。


    バックアップ スケジュールの管理

    最大で 10 個のバックアップ スケジュールを作成できます。 各バックアップ スケジュールには、自動バックアップのスケジュールや保存場所など、独自の一連のプロパティがあります。


    注意    


    コール処理が中断してサービスに影響が及ばないように、バックアップはオフピーク時間中にスケジュールしてください。


    手順
      ステップ 1   [ディザスタ リカバリ システム(Disaster Recovery System)] ページで、[バックアップ(Backup)] > [スケジューラ(Scheduler)] を選択します。
      ステップ 2   新しいスケジュールを追加する、または既存のバックアップ スケジュールの設定を編集するには、該当するボタンをクリックします。
      ステップ 3   フォームに記入し、バックアップ スケジュールを有効にします。
      (注)     
      • 2 ノード展開でバックアップをスケジュールする場合は、クラスタ内のサーバが両方とも Unified CCX の同じバージョンを実行し、ネットワークで通信していることを確認します。 スケジュール バックアップの時刻にサーバが通信していないと、そのサーバはバックアップされません。

      • データベース統計情報更新タスクの実行時間帯にバックアップをスケジューリングすることは避けてください。 デフォルトでは、このタスクは毎日午前 2 時に実行するように設定されます。


      手動バックアップの実行

      手順
        ステップ 1   [ディザスタ リカバリ システム(Disaster Recovery System)] ページで、[バックアップ(Backup)] > [手動バックアップ(Manual Backup)] を選択します。
        ステップ 2   バックアップ デバイスを選択し、バックアップを開始します。
        ステップ 3   バックアップ ファイルが SFTP サーバで消費するディスク容量の概算サイズを表示するには、[サイズの予測(Estimate Size)] をクリックします。

        仮想マシンのバックアップ タスクを実行するには、次の URL で入手可能な『Unified Communications VMware Requirements docwiki(nified Communications VMware の要件の docwiki)』を参照してください。

        http:/​/​docwiki.cisco.com/​wiki/​Unified_​Communications_​VMWare_​Requirements#Copy_​Virtual_​Machine


        バックアップ ステータスの確認

        [ディザスタ リカバリ システム(Disaster Recovery System)] ページで [バックアップ(Backup)] > [現在のステータス(Current Status)] を選択し、バックアップ ステータスを確認します。

        注意    


        リモート サーバへのバックアップが 20 時間以内に完了しないと、バックアップ セッションがタイムアウトします。 その場合は、新規バックアップを開始する必要があります。


        復元シナリオ

        クラスタ内のノードは復元することができます。


        (注)  


        • Unified CCX ノード間にバージョンの不一致がある場合は、復元を実行しないでください。

        • 使用可能なバックアップ サブスクライバがない場合は、Cisco DRS を使用して、どのノードでも復元アクティビティが実行できないことがあります。

        • 再構築せずに復元を実行した場合は、両方のノードを復元する必要があります。



        注意    


        • バックアップ .tar ファイルはランダムに生成されるパスワードで暗号化されるということに注意してください。 Unified CCX は、このパスワードを暗号化してバックアップ .tar ファイルとともに保存するために、クラスタ セキュリティ パスワードを使用します。 バックアップとリストアでこのセキュリティ パスワードを変更した場合、Cisco DRS は古いセキュリティ パスワードの入力を求めます。 このため、古いバックアップを使用するには、古いセキュリティ パスワードを記憶しておくか、パスワードをリセットまたは変更したらすぐに新規バックアップを実行することを奨励します。

        • Cisco DRS は、一致する Unified CCX バージョンのみを復元でサポートします。 たとえば、Cisco DRS では、バージョン 8.5(1).1000-1 からバージョン 9.0(1).1000-1 への復元や、バージョン 8.5(1).1000-2 からバージョン 9.0(1).1000-1 への復元は行えません。 (バージョン番号の最後の部分は、サービス リリースまたは Engineering Special をインストールすると変化します)。Cisco DRS で Unified CCX データベースの復元を正常に完了するには、製品バージョンがエンドツーエンドで一致する必要があります。

        • ノードを復元した後、ノードをリブートし、Cisco Unified CCX Administration の Web インターフェイスにログインして、データの再同期を手動で実行します。


        SA または HA 設定の復元(再構築なし)

        いずれのノードにも Unified CCX を再インストールせずに、最後の既知の正常な設定に、SA または HA 設定を復元する場合は、次の手順を実行します。 ハード ドライブの障害やその他のハードウェア障害の後にこの手順を実行しないでください。


        (注)  


        クラスタを復元する前に、クラスタ内の 2 番目のノードが機能しており、最初のノードと通信していることを確認します。 2 番目のノードが最初のノードと通信しているかどうかを確認するには、CLI コマンドの utils network connectivity を実行します。

        復元時に機能していない、または最初のノードと通信していない場合は、2 番目のノードの新規インストールを実行します。



        注意    


        HA 設定で SA バックアップの復元操作を実行しないでください。実行すると、クラスタで障害が発生し、2 番目のノードが孤立します。


        手順
          ステップ 1   [ディザスタ リカバリ システム(Disaster Recovery System)] ページで [復元(Restore)] > [復元ウィザード(Restore Wizard)] を選択します。

          復元プロセスを完了するためのウィザード画面の指示に従います。 復元実行中に単一ノードまたは両方のノードを選択できます。

          (注)     

          ノードを復元すると Unified CCX データベース全体が復元されます。 リストア対象のデータベースのサイズによっては、これに数時間かかる場合があります。

          ステップ 2   復元が成功し、ステータスが 100 パーセントになったら、SA サーバまたは HA クラスタを再起動します。

          再起動の詳細については、次の URL で入手可能な『Cisco Unified Communications Operating System Administration Guide(Cisco Unified Communications オペレーティング システム管理ガイド)』を参照してください。http:/​/​www.cisco.com/​en/​US/​products/​sw/​custcosw/​ps1846/​prod_​maintenance_​guides_​list.html

          ステップ 3   SA サーバまたは HA クラスタの再起動後に Cisco Unified CCX Administration の Web インターフェイスから [サブシステム(Subsystems)] > [Cisco Unified CM テレフォニー(Cisco Unified CM Telephony)] > [データの再同期(Data Resync)] を選択し、データの再同期を実行します。

          SA 設定の復元(再構築あり)

          次の場合に SA 設定を復元できます(再構築あり)。

          • ハード ドライブに障害が発生し、ハード ドライブ障害が発生する前に行った有効なバックアップがある。

          • サーバ ハードウェアを交換する必要がある。 交換する古いサーバ ハードウェアで実行しているときに Unified CCX のバックアップを行います。 Unified CCX の設定をシャットダウンする前にバックアップ デバイスの詳細を書き留めます。

          • アライメントされていないパーティションがある仮想マシンを修正するには、手動バックアップを最初に実行し、Unified Contact Center Express バーチャル マシン テンプレートから最新の OVF テンプレートを使用して新規インストールを実行し、手順に従う必要があります。


          ヒント


          ネットワーク カードの交換やメモリの増設など他のハードウェア アップグレードでは、次の手順を実行する必要はありません。


          手順
            ステップ 1   復元する前に、ノードで(以前に使用したものと同じ管理者クレデンシャル、ネットワーク設定、およびセキュリティ パスワードを使用して)同じバージョンの Unified CCX を新規インストールします。
            ステップ 2   [ディザスタ リカバリ システム(Disaster Recovery System)] ページで [復元(Restore)] > [復元ウィザード(Restore Wizard)] を選択します。

            復元プロセスを完了するためのウィザード画面の指示に従います。

            (注)     

            再構築を行う復元の場合は、[Unified CCX Administration(Unified CCX の管理)] ページで初期設定を実行する必要はありません。

            ステップ 3   復元が成功したらサーバを再起動し、[Unified CCX の管理(Unified CCX Administration)] ページを使用してデータの再同期を手動で実行します。
            (注)     

            手順 1 の新規インストール時に設定またはハードウェアの変更を行い、ライセンス MAC に影響を与えた可能性がある場合は、ライセンスの最ホスト メカニズムを使用してライセンスをもう一度再ホストします。

            ライセンス再ホストメカニズムの詳細については、次の URL で入手可能な『Cisco Unified Contact Center Express Installation and Upgrade Guide(Cisco Unified Contact Center Express インストールおよびアップグレード ガイド)』を参照します。http:/​/​www.cisco.com/​en/​US/​products/​sw/​custcosw/​ps1846/​prod_​installation_​guides_​list.html


            HA 設定の最初のノードのみの復元(再構築あり)

            ハイ アベイラビリティ(HA)設定で、ハード ドライブ障害、または 最初のノードの再構築が必要な、その他の重要なハードウェア障害またはソフトウェア障害がある場合は、次の手順を実行し、最初のノードの最期のバックアップ 状態に最初のノードをリカバリします。

            手順
              ステップ 1   復元する前に、ノードで(以前に使用したものと同じ管理者クレデンシャル、ネットワーク設定、およびセキュリティ パスワードを使用して)同じバージョンの Unified CCX を新規インストールします。
              ステップ 2   [ディザスタ リカバリ システム(Disaster Recovery System)] の Web インターフェイスで、[復元(Restore)] > [復元ウィザード(Restore Wizard)] を選択します。

              復元プロセスを完了するためのウィザード画面の指示に従います。

              (注)     
              • 復元するノードを選択するよう求めるメッセージが表示されたら、最初のノードを選択します。

              • パブリッシャ ノードですでに実行されたバックアップを使用して復元するか、サブスクライバ ノードから最新のデータを取得します。

              ステップ 3   復元プロセスが成功した後、2 番目のノードから次の CLI コマンドを実行します。

              utils uccx setuppubrestore

              ステップ 4   ノード データを取得する方法は次のとおりです。
              1. ターゲット ノードで次の CLI コマンドを実行し、パブリッシャ ノードのデータを取得します。

                utils uccx database forcedatasync

              2. 手順 4a を実行した後、2 番目のノードでこのコマンドを実行します。だたし、2 番目のノード データ(最新)を取得する場合は、パブリッシャ ノードでこのコマンドを実行します。
              注意        このコマンドは、サブスクライバから Cisco Finesse の特定のデータを取得しません。 Cisco Finesse のデータは、バックアップ ファイルからのみ取得できます。 バックアップされていない最新の Finesse 設定データは、Cisco Finesse の管理コンソールで手動で入力する必要があります。

              ステップ 5   両方のノードを再起動して、パブリッシャ ノードで次の CLI コマンドを実行し、レプリケーションを設定します。

              utils uccx dbreplication reset

              ステップ 6   Cisco Finesse データベースの複製をセットアップするには:
              1. サブスクライバ ノードで、次の CLI コマンドを実行します。

                utils dbreplication stop

              2. パブリッシャ ノードで次の CLI コマンドを実行します。

                utils dbreplication reset all

              注意       

              ライセンス MAC に影響することがある手順 1 の新規インストールの実行時に設定またはハードウェアの変更を実行している場合は、CLI コマンドの utils uccx dbreplication reset を実行する前に、再ホスト メカニズムを使用して、ライセンスを再ホストします。

              ライセンス再ホストメカニズムの詳細については、次の URL で入手可能な『Cisco Unified Contact Center Express Installation and Upgrade Guide(Cisco Unified Contact Center Express インストールおよびアップグレード ガイド)』を参照します。http:/​/​www.cisco.com/​en/​US/​products/​sw/​custcosw/​ps1846/​prod_​installation_​guides_​list.html

              HA 設定での 2 番目のノードの復元(再構築あり)


              注意    


              2 番目のノードがクラッシュし、使用可能なバックアップがない場合は、何も復元できないことがあります。 ただし、2 番目のノードをリカバリするには、2 番目のノードを最初のノードから削除し、2 番目のノードの詳細を再度追加し、次に 2 番目のノードを再構築します。 サーバにあった記録およびモニタリング データは、バックアップがないためリカバリできません。


              ハイ アベイラビリティ(HA)設定で、ハード ドライブ障害、または 2 番目のノードの再構築が必要な、その他の重要なハードウェア障害またはソフトウェア障害がある場合は、次の手順を実行し、2 番目のノードの最期のバックアップ 状態に 2 番目のノードをリカバリします。

              手順
                ステップ 1   復元する前に、ノードで(以前に使用したものと同じ管理者クレデンシャル、ネットワーク設定、およびセキュリティ パスワードを使用して)同じバージョンの Unified CCX を新規インストールします。
                ステップ 2   [ディザスタ リカバリ システム(Disaster Recovery System)] の Web インターフェイスで、[復元(Restore)] > [復元ウィザード(Restore Wizard)] を選択します。

                復元プロセスを完了するためのウィザード画面の指示に従います。

                (注)     

                復元するノードの選択を求められたら、2 番目のノードのみを選択します。

                ステップ 3   復元ステータスが 100 パーセントになったら、サーバを再起動します。

                再起動の詳細については、次の URL で入手可能な『Cisco Unified Communications Operating System Administration Guide(Cisco Unified Communications オペレーティング システム管理ガイド)』を参照してください。http:/​/​www.cisco.com/​en/​US/​products/​sw/​custcosw/​ps1846/​prod_​maintenance_​guides_​list.html


                HA 設定での両方のノードの復元(再構築あり)

                ハイ アベイラビリティ(HA)の設定ではクラスタ内の両方のノードの主要なハード ドライブで障害が発生した場合、あるいはハードディスクの移行または交換の場合、両方のノードの再構築が必要なことがあります。
                • ハード ドライブ障害の場合、その障害の前に有効なバックアップを行っていたときは、次の手順に従って最初のノードから順に、両方のノードを復元します。

                • サーバ ハードウェアを交換する場合は、交換する古いサーバ ハードウェア上で実行しているときに Unified CCX をバックアップします。 Unified CCX の設定をダウンする前にバックアップ デバイスの詳細を書き留めます。 この手順に従って、新しいサーバを起動します。

                • アライメントされていないパーティションがある仮想マシンを修正するには、手動バックアップを最初に実行し、Unified Contact Center Express バーチャル マシン テンプレートから最新の OVF テンプレートを使用して新規インストールを実行して手順に従い、最初のノードから両方のノードを復元する必要があります。


                注意    


                最初のノードに有効なバックアップがない場合は、新しいクラスタを設定します。


                手順
                  ステップ 1   Cisco Unified Contact Center Express の同じバージョンの新規インストールを(障害が発生する前に使用していた同じ管理者クレデンシャル、ネットワーク設定、セキュリティ パスワードを使用して)実行して最初のノードを再構築します。

                  Cisco Unified Contact Center Express のインストールの詳細については、次の URL で入手可能な『Cisco Unified Contact Center Express Installation and Upgrade Guide(Cisco Unified Contact Center Express インストールおよびアップグレード ガイド)』を参照してください。http:/​/​www.cisco.com/​en/​US/​products/​sw/​custcosw/​ps1846/​prod_​installation_​guides_​list.html

                  ステップ 2   HA 設定の最初のノードのみの復元(再構築あり)の手順に従って、最初のノードだけを復元します。
                  ステップ 3   最初のノードを再起動します。

                  再起動の詳細については、次の URL で入手可能な『Cisco Unified Communications Operating System Administration Guide(Cisco Unified Communications オペレーティング システム管理ガイド)』を参照してください。http:/​/​www.cisco.com/​en/​US/​products/​sw/​custcosw/​ps1846/​prod_​maintenance_​guides_​list.html

                  注意       

                  ライセンス MAC に影響する可能性がある手順 1 の最初のノードの新規インストール時に一部の設定またはハードウェアの変更を行った場合は、ライセンスの再ホスト メカニズムを使用して、ライセンスをもう一度最ホストします。 ライセンス再ホストメカニズムの詳細については、次の URL で入手可能な『nstalling Cisco Unified Contact Center Express(Cisco Unified Contact Center Express のインストール』を参照してください。http:/​/​www.cisco.com/​en/​US/​products/​sw/​custcosw/​ps1846/​prod_​installation_​guides_​list.html

                  ステップ 4   Cisco Unified Contact Center Express の同じバージョンの新規インストールを(障害が発生する前に使用していた同じ管理者クレデンシャル、ネットワーク設定、セキュリティ パスワードを使用して)実行して 2 番目のノードを再構築します。
                  ステップ 5   HA 設定での 2 番目のノードの復元(再構築あり)の手順に従って、2 番目のノードだけを復元します。
                  ステップ 6   2 番目のノードを再起動します。 クラスタ内の両方のノードでデータが復元されます。

                  トレース ファイル

                  マスター エージェント、ユーザ インターフェイス、各ローカル エージェント、JSch(Java セキュア チャネル)ライブラリのトレース ファイルは次の場所にあります。

                  • マスター エージェントの場合、トレース ファイルは platform/drf/trace/drMA0* にあります。

                  • 各ローカル エージェントの場合、トレース ファイルは platform/drf/trace/drfLA0* にあります。

                  • ユーザ インターフェイスの場合、トレース ファイルは platform/drf/trace/drfConfLib0* にあります。

                  • JSch の場合、トレース ファイルは platforms/drf/trace/drfJSch* にあります。

                  トレース ファイルを表示するには、コマンドライン インターフェイスを使用します。 詳細については、コマンドライン インターフェイスを参照してください。

                  コマンドライン インターフェイス

                  Cisco DRS では、次の表に示すように、いくつかのバックアップおよび復元タスクにコマンドラインからアクセスできます。

                  表 1 ディザスタ リカバリ システムのコマンドライン インターフェイス コマンド

                  コマンド(Command)

                  説明(Description)

                  utils disaster_recovery backup

                  Cisco DRS インターフェイスに設定されている機能を使用して手動バックアップを開始します。

                  utils disaster_recovery restore

                  復元を開始します。復元するバックアップの場所、ファイル名、機能、およびノードを指定するためのパラメータが必要です。

                  utils disaster_recovery status

                  進行中のバックアップ ジョブまたは復元ジョブのステータスを表示します。

                  utils disaster_recovery history

                  以前のバックアップおよび復元操作の履歴を表示します。

                  utils disaster_recovery show_backupfiles

                  既存のバックアップ ファイルを表示します。

                  utils disaster_recovery cancel_backup

                  進行中のバックアップ ジョブをキャンセルします。

                  utils disaster_recovery show_registration

                  現在設定されている登録を表示します。

                  utils disaster_recovery show_tapeid

                  テープ識別情報を表示します。

                  utils disaster_recovery device add

                  ネットワーク デバイスまたはテープ デバイスを追加します。

                  utils disaster_recovery device delete

                  デバイスを削除します。

                  utils disaster_recovery device list

                  すべてのデバイスを一覧表示します。

                  utils disaster_recovery schedule add

                  スケジュールを追加します。

                  utils disaster_recovery schedule delete

                  スケジュールを削除します。

                  utils disaster_recovery schedule disable

                  スケジュールを無効にします。

                  utils disaster_recovery schedule enable

                  スケジュールを有効にします。

                  utils disaster_recovery schedule list

                  すべてのスケジュールを一覧表示します。

                  アラーム

                  Cisco DRS(DRF)は、バックアップまたは復元手順の実行時に発生する可能性があるエラーのアラームを表示します。 次の表に、Cisco DRS のアラームを一覧表示します。

                  表 2 ディザスタ リカバリ システムのアラーム

                  アラーム名

                  説明(Description)

                  DRFBackupDeviceError

                  Cisco DRS バックアップ プロセスでデバイスへのアクセス中にエラーが発生しました。

                  DRFBackupFailure

                  Cisco DRS バックアップ プロセスでエラーが発生しました。

                  DRFBackupInProgress

                  Cisco DRS は、別のバックアップの実行中は新規バックアップを開始できません。

                  DRFInternalProcessFailure

                  Cisco DRS 内部プロセスでエラーが発生しました。

                  DRFLA2MAFailure

                  Cisco DRS ローカル エージェントが、マスター エージェントに接続できません。

                  DRFLocalAgentStartFailure

                  Cisco DRS ローカル エージェントがダウンしている可能性があります。

                  DRFMA2LAFailure

                  Cisco DRS マスター エージェントがローカル エージェントに接続できません。

                  DRFMABackupComponentFailure

                  Cisco DRS はコンポーネントがそれ自体のデータをバックアップするように要求しましたが、バックアップ プロセス中にエラーが発生し、コンポーネントのバックアップが失敗しました。

                  DRFMABackupNodeDisconnect

                  Cisco DRS マスター エージェントが Unified CCX ノードでバックアップ操作を実行しているときに、そのノードはバックアップ操作が完了する前に切断されました。

                  DRFMARestoreComponentFailure

                  Cisco DRS は、コンポーネントがそれ自体のデータを復元するように要求しましたが、復元プロセス中にエラーが発生し、コンポーネントは復元されませんでした。

                  DRFMARestoreNodeDisconnect

                  Cisco DRS マスター エージェントが Unified CCX ノードで復元操作を実行しているときに、そのノードは復元操作が完了する前に切断されました。

                  DRFMasterAgentStartFailure

                  Cisco DRS マスター エージェントがダウンしている可能性があります。

                  DRFNoRegisteredComponent

                  使用可能な登録済みコンポーネントがないため、Cisco DRS バックアップが失敗しました。

                  DRFNoRegisteredFeature

                  バックアップする機能が選択されませんでした。

                  DRFRestoreDeviceError

                  Cisco DRS 復元プロセスは、デバイスから読み取ることができません。

                  DRFRestoreFailure

                  Cisco DRS 復元プロセスでエラーが発生しました。

                  DRFSftpFailure

                  Cisco DRS SFTP 操作でエラーが発生しています。

                  DRFSecurityViolation

                  DRF ネットワーク メッセージには、コード インジェクションやディレクトリ トラバーサルなど、セキュリティ違反となる可能性がある悪意のあるパターンが含まれています。 DRF ネットワーク メッセージがブロックされています。

                  DRFTruststoreMissing

                  ノードで IPsec 信頼ストアが見つかりません。 DRF ローカル エージェントが、マスター エージェントに接続できません。

                  DRFUnknownClient

                  最初のノードの DRF マスター エージェントが、クラスタ外の不明なサーバからクライアント接続要求を受信しました。 その要求が拒否されました。

                  DRFLocalDeviceError

                  DRF は、ローカル デバイスにアクセスできません。

                  DRFBackupCompleted

                  DRF は正常にバックアップされました。

                  DRFRestoreCompleted

                  DRF は正常に復元されました。

                  DRFNoBackupTaken

                  アップグレード、移行または新規インストール後に、現在のシステムの有効なバックアップが見つかりませんでした。