Cisco Unified Contact Center Express Operations Guide, Release 10.5(1)(Cisco Unified Contact Center Express 操作ガイド リリース 10.5(1))
リアルタイム モニタリング
リアルタイム モニタリング

リアルタイム モニタリング

Cisco Unified Real-Time Monitoring Tool(RTMT)はクライアント側アプリケーションとして実行されるツールで、HTTPS および TCP を使用してシステム パフォーマンスをモニタします。 Unified RTMT は、HTTPS を使用してデバイスに直接接続し、システムの問題をトラブルシューティングできます。

Unified RTMT を使用すると、次の作業を実行できます。

  • システムの健全性をモニタするための、事前に定義された管理オブジェクトをモニタする。

  • 値がユーザ設定のしきい値を超えるか下回ったときに、オブジェクトのアラートを電子メール メッセージ形式で生成する。

  • トレースを収集し、RTMT に備わっているデフォルトのビューアで表示する。

  • SysLog ビューアで syslog メッセージを表示する。

  • パフォーマンス モニタリング カウンタと連動する。


(注)  


Unified RTMT がデスクトップ上のアプリケーションとして動作していない場合でも、アラームやパフォーマンス モニタリングの更新などのタスクは、サーバ上でバックグラウンド処理として続行されます。


インストールと設定

Unified RTMT は、[Cisco Unified Contact Center Express の管理(Cisco Unified Contact Center Express Administration)] Web インターフェイスの [ツール(Tools)] > [プラグイン(Plug-ins)] メニューからダウンロードできます。 インストールおよび設定手順については、次の URL で入手可能な『Cisco Unified Real-Time Monitoring Tool Administration Guide(Cisco Unified Real-Time Monitoring Tool 管理ガイド)』の「Cisco Unified Real-Time Monitoring Tool」の項を参照してください。

http:/​/​www.cisco.com/​en/​US/​partner/​products/​sw/​voicesw/​ps556/​prod_​maintenance_​guides_​list.html

パフォーマンス モニタリング

Unified CCX は、アプリケーション パフォーマンス モニタリングにパフォーマンス カウンタ(perfmon カウンタと呼ばれる)を提供します。 perfmon カウンタは、さまざまなパフォーマンス値を明確にするのに役立ち、アプリケーションのパフォーマンスをリアルタイムで追跡できるようにします。

perfmon カウンタには、カウンタの名前やカウンタのインデックス、スケール、タイプ、カウンタ設定時に設定するサブカウンタ、現在の値、カウンタ インスタンス データを含むマップなど、カウンタ ベースの情報が含まれています。 各パフォーマンス カウンタのインスタンス オブジェクトには、インスタンス ID や現在の値などのインスタンス ベースのデータが含まれています。

コンピュータで perfmon カウンタをローカルに記録し、Unified RTMT でパフォーマンス ログ ビューアを使用して、収集した perfmon CSV ログ ファイルまたは Real-time Information Server Data Collection(RISDC)の perfmon ログを表示することができます。 perfmon カウンタを表示するには、Unified RTMT ツールで [システム(System)] > [パフォーマンス(Performance)] を選択します。

パフォーマンス オブジェクト

Unified RTMT は、システムの健全性の監視に役立つ一連のデフォルト モニタリング オブジェクトを提供します。 デフォルトのオブジェクトには、システムおよびその他のサポート対象のサービスに関するパフォーマンス カウンタまたは重大イベントのステータスが含まれます。

事前に定義されたシステム カウンタについて、システムによって情報が 10 秒ごとに記録されます。

パフォーマンス カウンタ(Performance Counters)

システム パフォーマンスの問題をトラブルシューティングするには、perfmon オブジェクトに関連付けられたカウンタ(クエリー)をパフォーマンス モニターに追加し、カウンタに関するチャートを表示します。 新しいカウンターを追加するには、[System(システム)] > [Performance(パフォーマンス)] > [Open Performance Monitoring(パフォーマンス モニタリングを開く)] を選択します。

モニタリング オブジェクトおよびカウンタの詳細については、次の URL で入手可能な『Cisco Unified Real-Time Monitoring Tool Administration Guide(Cisco Unified Real-Time Monitoring Tool 管理ガイド)』の「パフォーマンスのモニタリング」の項を参照してください。

http:/​/​www.cisco.com/​en/​us/​products/​sw/​voicesw/​ps556/​prod_​maintenance_​guides_​list.html

Unified CCX のパフォーマンス オブジェクトとカウンタ

次に Unified CCX アプリケーション固有のオブジェクトを示します。
  • Unified CCX データベース モニタ

  • Unified CCX エンジンの JVM ヒープ

  • Intelligence Center のデータベースのパフォーマンス情報

  • Intelligence Center の JVM 統計情報

  • Intelligence Center のシステム状態テーブル

  • Intelligence Center のスレッド プール セクション

  • Intelligence Center の Tomcat コネクタ

  • レポート エンジン情報

  • Ramfs

  • SchedulerInfo


(注)  


カウンタを表示するために RTMT のオブジェクトを拡張します。 各カウンタを右クリックし、[カウンタの説明(Counter Description)] を選択して説明を表示します。


重要なサービス

重要なサービスのモニタリング機能は、重要なサービスの名前、ステータス(サービスが稼働しているか、ダウンしているか、アクティブ化されているか、管理者によって停止されているか、起動中か、停止中か、不明な状態か)、およびシステムでサービスが機能可能になっている間の経過時間を表示します。


(注)  


Unified RTMT は、Unified CCX のサービスの部分的な実行ステータスを表示しません。 たとえば、一部のサブシステムがダウンしている場合は、「重要なサービス」の下で"実行中"であるとしてサービスを表示しません。 Unified CCX サービスの部分的なステータスは、Unified CCX Serviceability Administration の Web インターフェイスからのみ表示できます。


ツール

Unified RTMT は、システムの問題を監視してトラブルシューティングを行うためのさまざまなツールを提供します。 次の項では、これらのツールについて簡単に説明します。

アラート(Alerts)

Unified CCX は、アクティブ化されたサービスが起動できなかった場合など、定義された条件が満たされた場合にアラート メッセージを生成し、管理者に通知します。 システムは、電子メールとしてアラートを送信するか、RTMT のポップアップ メッセージとしてアラートを表示します。

RTMT には、アラートの変更をサポートする、事前に設定されたアラートと、ユーザが定義したアラートが含まれています。 両方のタイプの設定作業を実行できますが、事前設定のアラートは削除できません(ユーザ定義のアラートの追加および削除は可能です)。 事前に定義されたアラートは、イベント(アラーム)通知 だけでなく、perfmon カウンタ値のしきい値に設定されます。

システム アラートとアラートの管理の詳細については、『Cisco Unified Real-Time Monitoring Tool Administration Guide(Cisco Unified Real-Time Monitoring Tool 管理ガイド)』の"アラート"に関するトピックを参照してください。

http:/​/​www.cisco.com/​en/​us/​products/​sw/​voicesw/​ps556/​prod_​maintenance_​guides_​list.html

Unified CCX アラート

次のリストに、事前に設定された Unified CCX アラートを示します。
  • 使用された DB CRA 領域の %(DB CRA % Space Used)

  • DBReplicationStopped

  • HistoricalDataWrittenToFiles

  • Intelligence Center CUIC_DATABASE_UNAVAILABLE

  • Intelligence Center CUIC_DB_REPLICATION_FAILED

  • Intelligence Center CUIC_REPORT_EXECUTION_FAILED

  • Intelligence Center CUIC_UNRECOVERABLE_ERROR

  • CCXToCUICAdminSyncFailed

  • CCXToCUICCVDSyncFailed

  • CCXToCUICEngineSyncFailed

  • MediasenseStatusDown

  • PurgeInvoked

  • UnifiedCCXEngineMemoryUsageHigh


(注)  


アラートの値を表示または編集するには、アラートをクリックし、[アラート/プロパティの設定(Set Alert/Properties...)] を選択します。


トレースとログ

RTMT の Trace and Log Central 機能では、特定の日付範囲や絶対時間に対してオンデマンドのトレース収集を設定できます。 指定した検索条件が含まれているトレース ファイルを収集し、後で使用するためにそのトレース収集条件を保存したり、繰り返し行う 1 つのトレース収集をスケジュールし、トレース ファイルをネットワーク上の SFTP サーバまたは FTP サーバにダウンロードしたり、クラッシュ ダンプ ファイルを収集したりできます。

ファイルを収集した後、それらのファイルは、RTMT 内の対応するビューアで表示できます。 また、リモート ブラウズ機能を使用すると、トレース ファイルをダウンロードしなくても、サーバ上のトレースを表示できます。 トレース ファイルは、RTMT に付属する内部ビューアを選択するか、外部ビューアとして適切なプログラムを選択することで、開くことができます。

トレースとログの詳細については、次の URL で入手可能な『Cisco Unified Real-Time Monitoring Tool Administration Guide(Cisco Unified Real-Time Monitoring Tool 管理ガイド)』の"Tools for traces, logs, and plug-ins(トレース、ログ、およびプラグイン用のツール)"を参照してください。

http:/​/​www.cisco.com/​en/​US/​partner/​products/​sw/​voicesw/​ps556/​prod_​maintenance_​guides_​list.html

CUCM テレフォニー データのモニタリング

次のエンティティは、CUCM テレフォニー データ RTMT を使用して監視できます。
  • トリガー

  • コール制御グループ

  • CTI ポート

CUCM テレフォニー データにアクセスするには、RTMT で [Cisco Unified CCX] タブをクリックします。

[トリガー(Triggers)] ページ

[トリガー(Triggers)] ページには、Unified CCX 用に設定されたトリガーに関する次の情報が表示されます。

表 1 [トリガー(Triggers)] ページのオプション

カウンタ

説明(Description)

TriggerDN

このフィールドには、トリガーに関連付けられたディレクトリ番号が表示されます。

トリガーの状態(Trigger State)

このフィールドには、トリガーの状態として、[インサービス(In Service)]、[アウトオブサービス(Out of Service)]、または [不明(Unknown)] のいずれが表示されます。

アプリケーション名(Application Name)

このフィールドには、トリガーに関連付けられた Unified CCX アプリケーションの名前が表示されます。

コール待機中(Ready for Call)

このフィールドには、トリガーがコールを受け付ける準備が整っているかどうかが示されます。

コール制御グループ ID(CallControlGroup ID)

このフィールドには、トリガーに関連付けられたコール制御グループの ID が表示されます。

メディア グループ ID(Media Group ID)

このフィールドには、トリガーに関連付けられたメディア グループの ID が表示されます。

状態の最終変更時刻(Last State Change Time)

このフィールドには、トリガーの状態が最後に変更された時刻が表示されます。

推奨処置

このフィールドには、トリガーの状態外アウトオブサービスまたは不明である理由が表示され、トリガー状態をインサービスに戻すための推奨処置が示されます。

(注)      このフィールドは、トリガーがアウトオブサービスまたは不明の状態の場合にのみ表示されます。

[コール制御グループ(Call Control Groups)] ページ

[コール制御グループ(Call Control Groups)] ページには、Unified CCX に設定されている現在のコール制御グループに関する次の情報が表示されます。

表 2 [コール制御グループ(Call Control Groups)] ページのオプション

カウンタ

説明(Description)

コール制御グループ ID(CallControlGroup ID)

このフィールドには、コール制御グループに関連付けられた ID が表示されます。

グループの状態(Group State)

このフィールドには、コール制御グループの状態として、[インサービス(In Service)]、[一部インサービス(Partial Service)]、または [アウトオブサービス(Out of Service)] のいずれかが表示されます。

合計ポート数(Total Ports)

このフィールドには、コール制御グループ用に設定された CTI ポートの合計数が表示されます。

インサービス ポート数(InService Ports)

このフィールドには、インサービスの CTI ポートの数が表示されます。

アウトオブサービス ポート数(OOS Ports) このフィールドには、アウトオブサービスの CTI ポートの数が表示されます。

[CTI ポート(CTI Ports)] ページ

[CTI ポート(CTI Ports)] ページには、Unified CCX に設定されている現在の CTI ポートについての次の情報が表示されます。

表 3 [CTI ポート(CTI Ports)] ページのオプション

カウンタ

説明(Description)

CTI ポートの DN(CTI Port DN)

このフィールドには、CTI ポートのディレクトリ番号が表示されます。

コール制御グループ ID(CallControlGroup ID)

このフィールドには、CTI ポートが所属するコール制御グループの ID が表示されます。

Port State

このフィールドには、[インサービス(In Service)] または [アウトオブサービス(Out of Service)] の CTI ポートの状態が表示されます。

Call lD(コール ID)

このフィールドには、ポートの状態が [アウトオブサービス(Out of Service)] に変化する前の CTI ポートで使用可能な最後のコールのコール ID が表示されます。

(注)      このフィールドは、ポートの状態が [アウトオブサービス(Out of Service)] の場合のみに自動的に入力されます。

状態の最終変更時刻(Last State Change Time)

このフィールドには、CTI ポートの状態が変化した最後の時刻が表示されます。

[概要(Summary)] ページ

[概要(Summary)] ページには次の情報が表示されます。

表 4 [概要(Summary)] ページのオプション

カウンタ

説明(Description)

全体的なテレフォニー サブシステムの状態

このフィールドには、Unified CCX テレフォニー サブシステムの状態として、[インサービス(In Service)]、[一部インサービス(Partial Service)]、または [アウトオブサービス(Out of Service)] のいずれかが表示されます。

インサービスのコール制御グループ(Call Control Groups In Service)

このフィールドには、インサービスのコール制御グループの数が表示されます。

アウトオブサービスのコール制御グループ(Call Control Groups Out Of Service)

このフィールドには、アウトオブサービスのコール制御グループの数が表示されます。

一部インサービスのコール制御グループ(Call Control Groups In Partial Service) このフィールドには、一部インサービスのコール制御グループの数が表示されます。
有効化されたトリガー(Enabled Triggers) このフィールドには、有効なコール制御グループ ID に関連付けられているトリガーの数が表示されます。
無効化されたトリガー(Disabled Triggers) このフィールドには、無効なコール制御グループ ID に関連付けられているトリガーの数が表示されます。
設定エラーのトリガー(Triggers With Config Errors) このフィールドは、設定エラーがあるトリガーの数が表示されます。

Cisco Unified Analysis Manager

トラブルシューティング操作を実行するには、Unified RTMT に含まれているツールの Cisco Unified Analysis Manager を使用します。 また Unified Analysis Manager を使用すると、ツールに追加されたデバイスのさまざまな側面を監視することができます。 Unified Analysis Manager は、システムからトラブルシューティング情報を収集し、その情報を分析するために使用されます。 システム内にあるサポート対象のUnified Communications(UC)製品とアプリケーションを特定し、これらの UC アプリケーションのコール障害をトラブルシューティングし、トレース ファイルやログ ファイル、他のプラットフォームの情報や設定情報を収集します。 この情報を使用して、自分自身でトラブルシューティングを実行したり、その情報を分析のために Cisco Technical Assistance に送信したりできます。

Unified CCX 用の Unified Analysis Manager

Unified Analysis Manager を使用して Unified CCX ベースのソリューションを監視し、トラブルシューティングするには、Unified Communications Manager サーバに接続し、Unified CCX ノードを必要に応じて追加します。 監視用の次のノードまたはサーバを追加できます。
  • Unified CCX ノード

  • コール レコード サーバ

監視用ノードまたはサーバを追加する場合は、次の点を考慮してください。
  • ノードまたはサーバを追加するには、[ノード タイプ(Node Type)] として [Unified CCX] を選択します。

  • コール レコード サーバを追加するには、[JDBC ユーザ名(JDBC ser Name)] フィールドに uccxsct を入力します。

    これらの操作の詳細な手順については、次の ULR で入手可能な『Cisco Unified Real-Time Monitoring Tool Administration Guide(Cisco Unified Real-Time Monitoring Tool 管理ガイド)』の「"Cisco Unified Analysis Manager の設定(Cisco Unified Analysis Manager preferences)"」の項を参照してください。

    http:/​/​www.cisco.com/​en/​us/​products/​sw/​voicesw/​ps556/​prod_​maintenance_​guides_​list.html