Cisco RF Gateway 10 ソフトウェア機能および コンフィギュレーション ガイド
モジュラ ケーブル モデム ターミネーション システム DOCSIS MPEG トランスポート手 動モード
モジュラ ケーブル モデム ターミネーション システム DOCSIS MPEG トランスポート手動モード
発行日;2012/05/10 | 英語版ドキュメント(2012/02/16 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 4MB) | フィードバック

目次

モジュラ ケーブル モデム ターミネーション システム DOCSIS MPEG トランスポート手動モード

機能情報の確認

内容

M-CMTS D-MPT 手動モードの前提条件

M-CMTS D-MPT 手動モードの制約事項

M-CMTS D-MPT 手動モードに関する情報

M-CMTS D-MPT 手動モードの設定方法

DEPI 手動セッションの作成

制約事項

DEPI 手動セッションの表示

その他の参考資料

関連資料

標準

MIB

RFC

シスコのテクニカル サポート

コマンド リファレンス

M-CMTS D-MPT 手動モードに関する機能情報

用語集

モジュラ ケーブル モデム ターミネーション システム DOCSIS MPEG トランスポート手動モード

Cisco RF ゲートウェイ 10(RFGW-10)Universal Edge Quadrature Amplitude Modulation(UEQAM; ユニバーサル エッジ直交振幅変調)の Modular Cable Modem Termination System(M-CMTS; モジュラ ケーブル モデム ターミネーション システム)DOCSIS MPEG Transport(D-MPT; DOCSIS MPEG トランスポート)手動モード機能は、M-CMTS コアから D-MPT トラフィックを処理します。

CLI を使用して D-MPT セッションを手動で設定できます。

機能情報の確認

ご使用のソフトウェア リリースによっては、このモジュールに記載されている機能の中に、一部サポートされていないものがあります。最新の機能情報と注意事項については、ご使用のプラットフォームとソフトウェア リリースに対応したリリース ノートを参照してください。本モジュールに記載されている機能についての情報と、各機能がサポートされているリリースの一覧については、「M-CMTS D-MPT 手動モードに関する機能情報」を参照してください。

プラットフォームのサポートと、Cisco IOS、Catalyst OS、および Cisco IOS XE ソフトウェア イメージのサポートについては、Cisco Feature Navigator を使用してください。Cisco Feature Navigator にアクセスするには、 http://www.cisco.com/go/cfn に移動します。Cisco.com のアカウントは不要です。

M-CMTS D-MPT 手動モードの前提条件

Downstream External PHY Interface(DEPI)がサポートされた EQAM ソフトウェアおよびハードウェア リビジョンを使用する必要があります。

M-CMTS D-MPT 手動モードの制約事項

Cisco uBR10000 シリーズ ユニバーサル ブロードバンド ルータ Shared Port Adapter(SPA; 共有ポート アダプタ)コントローラの設定は、EQAM ギガビット イーサネットおよび 10 ギガビット イーサネットの設定と RF の設定の両方に一致する必要があります。

dest_ip_address は、Cisco uBR10000 シリーズ ユニバーサル ブロードバンド ルータの SPA に接続された Cisco RFGW-10 UEQAM の前面パネルにあるギガビット イーサネット ポートのものである必要があります。

M-CMTS D-MPT 手動モードに関する情報

M-CMTS コアと EQAM 間のインターフェイスは Downstream External PHY Interface(DEPI)によって定義されます。DEPI は DOCSIS フレーム用のデータ パス、およびセッションのセットアップ、メンテナンス、解体用の制御パスの両方を含む IP トンネルです。DEPI は Layer 2 Tunneling Protocol version 3(L2TPv3; レイヤ 2 トンネリング プロトコル バージョン 3)に基づいています。DOCSIS MPT(D-MPT)モードと Packet Streaming Protocol(PSP)モードの 2 つの基本的な DOCSIS カプセル化テクニックを定義します。D-MPT は、MPEG Transport Packet(TP; トランスポート パケット)の整数を L2TP ペイロードに配置します。このモードは、レガシー ビデオ QAM デバイスとの相互運用性を維持するために定義されています。1 つの QAM チャネルに存在できるのは、1 つの D-MPT フローだけです。EQAM は DEPI ペイロード内の MPEG トランスポート パケットを抽出し、出力 QAM に転送します。

ダウンストリーム チャネル ボンディングを介してボンディングされた DOCSIS は、複数の QAM チャネルを 1 つのボンディング グループにグループ化して論理的なダウンストリーム チャネルに大きな集約帯域幅を提供するテクニックです。ボンディングされたトラフィックは D-MPT でカプセル化できます。D-MPT モードで、DOCSIS フレームは最初に 188 バイトの MPEG-TS パケットでカプセル化され、次に L2TPv3 に配置されます。1 つの IP パケットには最大 7 つの MPEG-TS パケットを配置できます。

M-CMTS コアからの D-MPT トラフィックには、SYNC メッセージ(DOCSIS タイム スタンプ)が含まれます。EQAM は D-MPT ペイロード内のすべての SYNC メッセージを見つけ、SYNC 値を修正します。

D-MPT モードは「ベストエフォート」モードと見なされます。つまり、ネットワークと EQAM の両方から最小の遅延で D-MPT データを処理するためにすべての手段が試されますが、Quality of Service(QoS)は保証されません。


) このリリースでは、PSP モードはサポートされません。


M-CMTS D-MPT 手動モードの設定方法

ここでは、Cisco RFGW-10 UEQAM で M-CMTS D-MPT 手動モードを設定する方法について説明します。

「DEPI 手動セッションの作成」

「DEPI 手動セッションの表示」

DEPI 手動セッションの作成

ここでは、DEPI 手動モードの設定方法について説明します。

制約事項

使用されるセッション ID は Cisco uBR10000 Series Universal Broadband Router の SPA のコントローラ設定と一致する必要があります。

セッション ID は一意である必要があり、同じシャーシに設定された他の DEPI セッションと共有できません。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. interface qam slot/port.channel

4. cable mode depi local

5. cable depi dest_ip ip_addr session-id id#

6. exit

7. write memory

手順の詳細

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable
 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

パスワードを入力します(要求された場合)。

ステップ 2

configure terminal
 
Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

interface qam slot/port.channel
 
Router(config)# interface qam 3/1.1

QAM ラインカード上でインターフェイスを設定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

cable mode depi local
 
Router(config-if)# cable mode depi local

DEPI の QAM インターフェイスを設定します。

設定を続ける前に DEPI モードを設定する必要があります。モード設定は QAM チャネル レベルで行われますが、QAM ポートのすべてのチャネルを DEPI に割り当てる必要があります。

ステップ 5

cable depi dest_ip ip_addr session-id id#
 
Router(config-if)# cable depi dest_ip 1.1.1.1 session-id 1

DEPI セッションを Cisco RFGW-10 UEQAM のセッション宛先 IP アドレスとセッション ID で設定します。

ステップ 6

exit
 

Router(config-depi-class)# exit

インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 7

write memory
 
Router# write memory

電源の再投入後も設定がシステムに保持されるように、設定を Nonvolatile Random Access Memory(NVRAM; 不揮発性 RAM)に保存します。

show running interface qam slot/port.channel コマンドの次の出力例は、Cisco RFGW-10 UEQAM で設定された DEPI 手動セッションを示しています。

Router# show running interface qam 3/1.1
Building configuration...
Current configuration : 196 bytes
!
interface Qam3/1.1
cable mode depi local
no cable downstream rf-shutdown
cable downstream frequency 477000000
cable depi dest-ip 11.12.13.15 session-id 311

DEPI 手動セッションの表示

DEPI 手動セッションの詳細を表示するには、特権 EXEC モードで次のコマンドを使用します。

Router# show cable depi-sessions manual {summary | session id}
 

次に、show cable depi-sessions manual summary コマンドの出力例を示します。

Router# show cable depi-sessions manual summary
List of the Configured Depi Sessions
ID Type State Qam-info PWtype
x-----------x-------------------x----------x----------x--------
311 MANUAL_DEPI_OVER_IP ACTIVE Qam3/01.1 DMPT
11012 MANUAL_DEPI_OVER_IP ACTIVE Qam3/01.2 DMPT
11013 MANUAL_DEPI_OVER_IP ACTIVE Qam3/01.3 DMPT
30011 MANUAL_DEPI_OVER_IP ACTIVE Qam5/01.1 DMPT
30012 MANUAL_DEPI_OVER_IP ACTIVE Qam5/01.2 DMPT
30013 MANUAL_DEPI_OVER_IP ACTIVE Qam5/01.3 DMPT
 

次に、show cable depi-sessions manual session id コマンドの出力例を示します。

Router#show cable depi-sessions manual 311
Detailed Info about Session with id# 311:
 
Type : MANUAL_DEPI_OVER_IP
Name :
State : ACTIVE
Remote id : 0
DestIP addr : 11.12.13.15
Qam slotid : 3
Qam portid : 1
Qam ch id : 1
Payload type : DEPI_PW_TYPE_D_MPT
Sync Mode : ENABLE
Sync Intl : 100
Up time : 00:08:26
 
 
<< Session Statistic >>
Session is off : 0
Broken seq num : 0
Bad depi header : 0
Bad MPEG sync byte : 0
In packet rate : 417 pps
In bit rate : 959048 bps
Out bit rate : 818936 bps
 
<< Flow Statistic >>
Total packet : 7060
Total byte : 1327280
Total segment : 7060
Discards : 0
Errors : 0
Bad pyld size : 0
Cmnd buf ovfw : 0

その他の参考資料

ここでは、M-CMTS D-MPT 手動モード機能に関連する参考資料を示します。

関連資料

関連項目
ドキュメント名

Cisco RFGW-10 コマンド

『Cisco RF Gateway 10 Command Reference』

http://www.cisco.com/en/US/docs/cable/rf_gateway/command/reference/RFGW-10_Book.html

Cisco IOS Release 12.2SQ の新しいソフトウェア機能

『Cisco RF Gateway 10 Software Feature and Configuration Guide』

(http://www.cisco.com/en/US/docs/cable/rf_gateway/feature/guide/rfgw_scg.html)

標準

標準
タイトル

CM-SP-DEPI-I07-100115

『Data-Over-Cable Service Interface Specifications Modular CMTS Downstream External PHY Interface Specification』

MIB

MIB
MIB のリンク

DOCS-IF-MCMTS-MIB

選択したプラットフォーム、Cisco IOS リリース、および機能セットに関する MIB を探してダウンロードするには、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用します。

http://www.cisco.com/go/mibs

RFC

RFC
タイトル

この機能でサポートされる新規の RFC または変更された RFC はありません。また、既存の RFC のサポートは変更されていません。

--

シスコのテクニカル サポート

説明
リンク

右の URL にアクセスして、シスコのテクニカル サポートを最大限に活用してください。

以下を含むさまざまな作業にこの Web サイトが役立ちます。
・テクニカル サポートを受ける
・ソフトウェアをダウンロードする
・セキュリティの脆弱性を報告する、またはシスコ製品のセキュリティ問題に対する支援を受ける
・ツールおよびリソースへアクセスする
- Product Alert の受信登録
- Field Notice の受信登録
- Bug Toolkit を使用した既知の問題の検索
・Networking Professionals(NetPro)コミュニティで、技術関連のディスカッションに参加する
・トレーニング リソースへアクセスする
・TAC Case Collection ツールを使用して、ハードウェアや設定、パフォーマンスに関する一般的な問題をインタラクティブに特定および解決する

この Web サイト上のツールにアクセスする際は、Cisco.com のログイン ID およびパスワードが必要です。

http://www.cisco.com/en/US/support/index.html

コマンド リファレンス

次のコマンドは、このモジュールに記載された機能で導入または変更されました。これらのコマンドについては、『Cisco RF Gateway 10 Command Reference』( http://www.cisco.com/en/US/docs/cable/rf_gateway/command/reference/RFGW-10_Book.html )を参照してください。すべての Cisco IOS コマンドについては、Command Lookup Tool( http://tools.cisco.com/Support/CLILookup )を使用するか、『 Cisco IOS Master Command List, All Releases 』( http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/mcl/allreleasemcl/all_book.html )を参照してください。

interface qam slot/port.channel

cable mode depi local

cable depi dest_ip ip_addr session-id id#

show cable depi-sessions manual {summary | session id}

M-CMTS D-MPT 手動モードに関する機能情報

表 1 に、この機能のリリース履歴を示します。

ご使用の Cisco IOS ソフトウェア リリースによっては、一部のコマンドを使用できない場合があります。特定のコマンドのリリース情報については、コマンド リファレンス マニュアルを参照してください。

プラットフォームおよびソフトウェア イメージのサポートに関する情報を参照するには、Cisco Feature Navigator を使用します。Cisco Feature Navigator を使用すると、特定のソフトウェア リリース、機能セット、またはプラットフォームをサポートする Cisco IOS、Catalyst OS、および Cisco IOS XE ソフトウェア イメージを調べることができます。Cisco Feature Navigator にアクセスするには、 http://www.cisco.com/go/cfn に移動します。Cisco.com のアカウントは不要です。


表 1 は、特定の Cisco IOS ソフトウェア リリース トレインの特定の機能がサポートされた Cisco IOS ソフトウェア リリースだけを示しています。特に明記しない限り、その Cisco IOS ソフトウェア リリース トレインの以降のリリースでも、その機能がサポートされています。


 

表 1 M-CMTS D-MPT 手動モードに関する機能情報

機能名
リリース
機能情報

M-CMTS D-MPT 手動モード

12.2(44)SQ

この機能は、Cisco RF ゲートウェイ 10 をサポートするために Cisco IOS Release 12.2(44)SQ で導入されました。

次のコマンドが導入または変更されました。

interface qam slot/port.channel

cable mode depi local

cable depi dest_ip ip_addr session-id id#

show cable depi-sessions manual {summary | session id}

用語集

DEPI:Downstream External PHY Interface

D-MPT:DOCSIS MPEG Transport(DOCSIS MPEG トランスポート)

DOCSIS:Data Over Cable Service Interface Specifications(データオーバーケーブル サービス インターフェイス仕様)

EQAM:Edge Quadrature Amplitude Modulation(エッジ直交振幅変調)。イーサネットなどのネットワーク インターフェイス経由で MPEG-TS フレームを受信し、それらを HFC プラントで使用するために QAM キャリアに変調するネットワーク要素。

L2TPv3:Layer 2 Tunneling Protocol version 3(レイヤ 2 トンネリング プロトコル バージョン 3)

M-CMTS:Modular Cable Modem Termination System(モジュラ ケーブル モデム ターミネーション システム)

PSP:Packet Streaming Protocol

QoS:Quality of Service

SPA:Shared Port Adapter(共有ポート アダプタ)