Cisco Media Experience Engine 3500 ユーザ ガイド
エンコーダ プロファイル
エンコーダ プロファイル
発行日;2012/02/06 | 英語版ドキュメント(2010/12/09 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 4MB) | フィードバック

目次

エンコーダ プロファイル

エンコーダの概要

エンコーダ プロファイルの作成

エンコーダ プロファイルの編集

エンコーダ プロファイルの削除

エンコーダ プロファイルのジョブ プロファイルへの追加

エンコーダ プロファイルからのエンコーダの削除

エンコーダ

Flash 7 エンコーダ

Flash 7 エンコーダの概要

Flash 7 エンコーダの設定について

Flash 8 エンコーダ

Flash 8 エンコーダの概要

Flash 8 エンコーダの設定について

Flash Grid

H.264 エンコーダ

H.264 エンコーダの概要

H.264 エンコーダの設定について

ドルビー プログラム オプティマイザ

MP3 エンコーダ

MP3 エンコーダの概要

MP3 エンコーダの設定について

MPEG エンコーダ

MPEG エンコーダの概要

MPEG エンコーダの設定について

QuickTime エンコーダ

QuickTime エンコーダの概要

QuickTime エンコーダ プロファイルの作成

QuickTime エンコーダ プロファイルの編集

QuickTime エンコーダの設定について

Real エンコーダ

Real エンコーダの概要

Real エンコーダの設定について

Speech-to-Text エンコーダ

Speech to Text エンコーダの概要

Speech-to-Text の設定について

WAV エンコーダ

WAV エンコーダの概要

WAV エンコーダの設定について

Windows Media エンコーダ

Windows Media エンコーダの概要

Windows Media エンコーダの設定について

エンコーダ プロファイル

エンコーダ プロファイルは、非圧縮のプリプロセッサ出力を配信用に圧縮する方法を Cisco MXE 3500 に指示します。

ここでは、次の内容について説明します。

「エンコーダの概要」

「エンコーダ プロファイルの作成」

「エンコーダ プロファイルの編集」

「エンコーダ プロファイルの削除」

「エンコーダ プロファイルのジョブ プロファイルへの追加」

「エンコーダ プロファイルからのエンコーダの削除」

「エンコーダ」

エンコーダの概要

Cisco MXE 3500 は、エンコーダ プロファイルを使用して、非圧縮のプリプロセッサ出力を配信用に圧縮する方法を制御するパラメータを設定します。たとえば、ケーブル モデムを使用してインターネットに接続する Microsoft Windows Media Player ユーザ向けのファイルには一連の要件があります。一方、T1 接続を使用してインターネットに接続する RealPlayer ユーザには、別の一連の要件があります。

各エンコーダ プロファイルに含まれる設定は、使用するエンコーダに特有です。各エンコーダ プロファイルの設定は、追加または調整してから、ジョブ プロファイルに追加します。

「エンコーダ」も参照してください。

エンコーダ プロファイルの作成

次の手順に従って、エンコーダ プロファイルを作成します。

手順


ステップ 1 [Toolbox] で [Profile Management] を展開し、[New Profile] をクリックします。[New Profile] ポップアップが表示されます。

ステップ 2 [Profile Class] ドロップダウンで [Encoder] を選択します。

図 5-1 エンコーダ プロファイルの新規作成

 

ステップ 3 エンコーダ タイプを強調表示し、[New Profile] ボタンをクリックします。[New Encoder Profile] ページが表示されます。

ステップ 4 適切なエンコーダ設定を入力し、[Save] をクリックします。


 

エンコーダ プロファイルの編集

次の手順に従って、エンコーダ プロファイルを編集します。

手順


ステップ 1 [Toolbox] で [Profile Management] を展開し、[Open Profile] をクリックします。[Open Profile] ポップアップが表示されます。

ステップ 2 [Profile Class] ドロップダウンで [Encoder] を選択します。

ステップ 3 プロファイル タイプを強調表示し、ダブルクリックします。

図 5-2 プロファイル タイプの選択

 

ステップ 4 プロファイル名を強調表示し、ダブルクリックします。[Edit Profile] ページが表示されます。

ステップ 5 該当するエンコーダ設定を変更し、[Save] をクリックします。


 

エンコーダ プロファイルの削除


) ジョブ プロファイル内のエンコーダ プロファイルを確認してジョブ プロファイルから削除してから、エンコーダ プロファイルを削除する必要があります。エンコーダ プロファイルの削除中に生成される警告またはエラー メッセージはありませんが、エンコーダ プロファイルが欠落しているジョブ プロファイルを使用してジョブを送信するときにエラーが表示されます。


次の手順に従って、エンコーダ プロファイルを削除します。

手順


ステップ 1 [Toolbox] で [Profile Management] を展開し、[Open Profile] をクリックします。[Open Profile] ポップアップが表示されます。

ステップ 2 [Profile Class] ドロップダウンで [Encoder] を選択します。

ステップ 3 プロファイル タイプを強調表示し、ダブルクリックします。

ステップ 4 プロファイル名を強調表示し、ダブルクリックします。[Edit Profile] ページが表示されます。

ステップ 5 [Delete] をクリックします。削除を確認するポップアップが表示されたら、[OK] をクリックします。


 

エンコーダ プロファイルのジョブ プロファイルへの追加

手順


ステップ 1 [Toolbox] で [Profile Management] を展開し、[New Profile] または [Open Profile] をクリックします。

ステップ 2 [Profile Class] ドロップダウンで [Job] を選択し、[New Profile] ボタンまたは [Open Profile] ボタンを選択します。

ステップ 3 [Encoding] セクションを展開します。

ステップ 4 1 つまたは複数の個別のエンコーダ プロファイルを強調表示します。エンコーダ プロファイルを選択すると、上部ペインのジョブ プロファイルにエンコーダ プロファイルが追加されます。

ステップ 5 [Save] をクリックします。

図 5-3 エンコーダ プロファイルのジョブ プロファイルへの追加

 


 

エンコーダ プロファイルからのエンコーダの削除

「既存ジョブ プロファイルの編集」も参照してください。

手順


ステップ 1 [Toolbox] で [Profile Management] を展開し、[Open Profile] をクリックします。

ステップ 2 [Profile Class] ドロップダウンで [Job] を選択し、[Open Profile] ボタンを選択します。

ステップ 3 [Encoding] セクションを展開します。

ステップ 4 [Encoding] セクションで、エンコーダ プロファイルの上にマウス ポインタを移動し、Ctrl キーを押した状態でクリックします。強調表示が消え、上部ペインのプロファイル リストからエンコーダ プロファイルが削除されます。

ステップ 5 [Save] をクリックします。


 

エンコーダ

ここでは、次の内容について説明します。

「Flash 7 エンコーダ」

「Flash 8 エンコーダ」

「H.264 エンコーダ」

「MP3 エンコーダ」

「MPEG エンコーダ」

「QuickTime エンコーダ」

「Real エンコーダ」

「Speech-to-Text エンコーダ」

「WAV エンコーダ」

「Windows Media エンコーダ」

Flash 7 エンコーダ

ここでは、次の内容について説明します。

「Flash 7 エンコーダの概要」

「Flash 7 エンコーダの設定について」

Flash 7 エンコーダの概要

Adobe Flash 7 は、オーディオ専用、ビデオ専用、および/または .swf 形式、.flv 形式、QuickTime 形式に適合するオーディオ/ビデオ メディアにメディアを符号化します。Flash 7 エンコーダ プロファイルでは、Flash 7 エンコーダで使用されるパラメータを定義してクリップの符号化方法を決定できます。

「エンコーダ プロファイルのジョブ プロファイルへの追加」も参照してください。

Flash 7 エンコーダの設定について

Flash 7 エンコーダ プロファイルでは、次の設定を変更できます。

「[Common](Flash 7 エンコーダ)」

「[Video](Flash 7 エンコーダ)」

「[Encode Mode](Flash 7 エンコーダ)」

「[Audio](Flash 7 エンコーダ)」

[Common](Flash 7 エンコーダ)

図 5-4 に [Common] セクションを示します。

図 5-4 Flash 7 エンコーダ:[Common] セクション

 

表 5-1 では、その設定について説明します。

 

表 5-1 Flash 7 エンコーダ:[Common] 設定と説明

設定
説明

[Profile Enabled]

ジョブ処理でこのプロファイルを有効にするには、このチェックボックスをオンにします。

[Audio Enabled]

このタスクのオーディオ出力を有効にします。

[Video Enabled]

このタスクのビデオ出力を有効にします。

[Task Mode]

このタスクの実行モード(standard、fast start、immediate)を設定します。

[Standard]:Cisco MXE 3500 は、前処理段階の出力として非圧縮の中間ファイル(AVI ファイル)を生成します。

[Fast Start]:[Fast Start] を選択すると、前処理が完了するまで待機するのではなく、十分なイメージが前処理された時点で符号化プロセスが開始されるので、ジョブの処理に必要な合計時間を短縮できます。大きいジョブを送信するときに、この機能を選択できます。

[Fast Start] の符号化には使用可能なコンピュータ処理サイクルが利用されるので、Cisco MXE 3500 では次の場合に限り [Fast Start] の符号化を使用します。

現在符号化されているクリップが他に 1 つしかない場合

続行中の Web 放送ジョブがない場合

前処理プロファイルにバンパーおよびトレーラが指定されていない場合

[Immediate]:[Immediate] の符号化を有効にすると、Cisco MXE 3500 では中間ファイルは使用されず、プリプロセッサとエンコーダ間でメモリベースのインターフェイスが使用されます。この設定は、MPEG や OMF など、データ量の多く、中間ファイルに相当大きなディスク容量を必要とする比較的長い入力クリップやフォーマットに非常に役立ちます。

(注) [Immediate] の符号化では、より多くのメモリ リソースを使用し、エンコーダによってプリプロセッサがデータを提供する速度を制御できるので、ファイル ジョブには適していますが、ライブ キャプチャには適していません。

[Audio Tracks]

Cisco MXE 3500 では、符号化された最終メディア ファイルに含める出力チャネルを定義できます。[Audio Tracks] ドロップダウンでは、エンコーダへの入力としてプリプロセッサから適切な出力トラックを選択できます。これらの選択したチャネルは、エンコーダに直接マップされます。

[User Data]

このフィールドに入力されたデータは、XML で $(user-data) の存在するすべての箇所に表示されます。

例:出力ファイル名に「Nightly News」というタイトルを付けるには、エンコーダ プロファイルの [User Data] を Nightly News に設定します。次に、出力プロファイルの [Output Filename] に $(userdata) が含まれるように設定します。たとえば、Windows Media 出力では、Nightly News.wmv ファイルとなります。

 

[Video](Flash 7 エンコーダ)

図 5-5 に [Video] セクションを示します。

図 5-5 Flash 7 エンコーダ:[Video] セクション

 

表 5-2 では、その設定について説明します。

 

表 5-2 Flash 7 エンコーダ:[Video] 設定と説明

設定
説明

[Output Format]

[Flash 7 SWF]: Macromedia ShockWave Flash 7 形式。任意の Flash 互換プレーヤーでの直接再生に適しています。

[Flash 7 FLV]:Macromedia Flash 7 Video 形式。通信アプリケーションおよび Flash MX プロジェクトへのインポートでの使用に適しています。

[QT]:QuickTime* 形式。選択した場合、コーデック タイプは [SV3Pro](Sorenson Video 3 Pro)です。

[Video Codec]

Flash 7 :[SPARK]

QT :[SV3Pro]

[Width]

[Width] は 320 に設定されます。これは必須の設定であり、変更できません。

[Height]

60 ~ 1300 ピクセル

[Frame Rate]

1 秒あたりのフレーム数で定義される離散値(1、5、6、7.5、8、10、12、12.5、15、24、25、29.97、および 30)

[Bit Rate]

符号化された出力ストリームの一部としてビデオの伝送速度を設定します。値は 1.0 ~ 50000.0 キロビット/秒です。

[Keyframe Interval]

キーフレーム間隔の最大許容秒数を定義します。キーフレームを検出せずに指定した秒数が経過すると、新しいキーフレームが作成されます。追加されたキーフレームは、ナチュラル キーフレームに加えられます。ナチュラル キーフレームが十分な頻度で発生しない場合、追加されないことがあります。この値を 0 に設定すると、非常に高品質な符号化が行われます。値は 0 ~ 3600 秒です。

[Recordable]

オン :ストリーミングされた出力ファイルをディスクに保存できます。

オフ :ファイルのコピーは保存できません。オフがデフォルトの状態です。

[Auto Play]

オン :ファイルにアクセスすると、クリップの再生が自動的に開始されます。

オフ :クリップを開始するには、エンド ユーザが QuickTime Player の [Play] ボタンをクリックする必要があります。

[Progressive Download]

ストリーミング用にファイルを符号化するか、プログレッシブ ダウンロード用にファイルを符号化するかを決定します。プログレッシブ ダウンロードは、オーディオおよびビデオの配信方式です。プログレッシブ ダウンロードは、標準 HTTP プロトコルを使用します。ファイルをローカル ドライブにダウンロードし、ダウンロードしながらファイルを再生することによって、ストリーミングに似た再生をエンド ユーザに提供します。プログレッシブ ダウンロード ファイルでは、ストリーミング サーバは必要ありません。

オン :クリップはプログレッシブ ダウンロード用に符号化されます。

オフ :クリップは、RTSP ストリーミング用に符号化されます。

(注) [Progressive Download] がオンの場合、ファイルにヒント情報は追加されません。このチェックボックスがオフの場合、ヒント情報が追加されます。ヒント情報によってストリーミングが可能になりますが、符号化されたファイルのサイズはやや大きくなります。


) [Output Format] として [QT] を選択する場合、[Auto Play]、[Recordable]、および [Progressive Download] の各チェックボックスは使用できません。[Recordable] チェックボックスおよび [Auto Play] チェックボックスは、[Progressive Download] ボックスがオンの場合に限り使用できます。「QuickTime エンコーダの設定について」も参照してください。


[Encode Mode](Flash 7 エンコーダ)

図 5-6 に [Encode Mode] セクションを示します。

図 5-6 Flash 7 エンコーダ:[Encode Mode] セクション

 

表 5-3 では、その設定について説明します。

 

表 5-3 Flash 7 エンコーダ:[Encode Mode] 設定と説明

設定
説明

[Encode Mode]

(Flash 7 FLV および SWF)

[CBR]:固定ビット レート符号化。符号化を通じて同じビット レートが維持されます。

[1-pass VBR]

[2-pass VBR]:1 回目のパスで、ビデオ エンコーダが最初から最後まで入力を分析してから、実際の符号化プロセスを開始します。入力分析中は、入力に関する情報がファイルまたはメモリに保存され、設定した入力ビット レート制限内で入力を符号化する最適な方法が決定されます。2 パス VBR を使用することによって、符号化プロセスは複雑な場面により多くのビットを使用して、符号化品質を向上できます。

[Encode Mode]

(QuickTime)

[CBR]、[1-pass VBR]、[2-pass VBR](QuickTime だけに適用):MPEG 動き予測の検索領域サイズを定義します。高い値を設定するとビデオ画質が向上しますが、符号化時間も増加します。値は 0(低画質)~ 99(最高画質)です。

[Audio](Flash 7 エンコーダ)

図 5-7 に [Audio] セクションを示します。

図 5-7 Flash 7 エンコーダ:[Audio] セクション

 

表 5-4 では、その設定について説明します。

 

表 5-4 Flash 7 エンコーダ:[Audio] 設定と説明

設定
説明

[Type]

Flash 7 :[MP3]

QuickTime :[MP3]、[QDesign]、および [QDesign Pro]

[Channels]

出力オーディオ ストリームのオーディオ チャネル数を決定します。

[Mono]:出力ファイルのオーディオは、単一チャネルとしてストリーミングされます。

[Stereo]:出力ファイルのオーディオは、ステレオでストリーミングされます。

[Bit Rate]

オーディオの伝送速度および符号化される出力ストリームの目標値の一部を設定します。単位は、キロビット/秒(kbps)です。

MP3 :有効な選択肢は、96、112、128、160、192、256、および 320 kbps です。

QDesign :有効な選択肢は、8、10、12、16、20、24、32、40、および 48 kbps です。

QDesign Pro :有効な選択肢は、8、10、12、16、20、24、32、40、48、56、64、80、96、112、および 128 kbps です。

[Sample Rate]

圧縮に使用されるオーディオ圧縮アルゴリズムを示します。単位は、キロヘルツ(kHz)です。

有効な選択肢は、8.0、11.025、16.0、22.05、32.0、44.1、および 48.0 です。

Flash 8 エンコーダ

ここでは、次の内容について説明します。

「Flash 8 エンコーダの概要」

「Flash 8 エンコーダの設定について」

「Flash Grid」

Flash 8 エンコーダの概要

Adobe Flash 8 は、オーディオ専用、ビデオ専用、および/または .swf 形式、.flv 形式、QuickTime 形式に適合するオーディオ/ビデオ メディアにメディアを符号化します。Flash 8 エンコーダ プロファイルでは、Flash 8 符号化パラメータを定義できます。

「エンコーダ プロファイルのジョブ プロファイルへの追加」も参照してください。

Flash 8 エンコーダの設定について

Flash 8 エンコーダのタブでは、次のサブタブの設定を変更できます。

「[Common](Flash 8 エンコーダ)」

「[Video](Flash 8 エンコーダ)」

「[Bit Rate Control](Flash 8)」

「[Audio](Flash 8)」

[Common](Flash 8 エンコーダ)

図 5-8 に [Common] セクションを示します。

図 5-8 Flash 8 エンコーダ:[Common] セクション

 

表 5-5 では、その設定について説明します。

 

表 5-5 Flash 8 エンコーダ:[Common] 設定と説明

設定
説明

[Profile Enabled]

ジョブ処理でこのプロファイルを有効にするには、このチェックボックスをオンにします。

[Audio Enabled]

このタスクのオーディオ出力を有効にします。

[Video Enabled]

このタスクのビデオ出力を有効にします。

[Task Mode]

このタスクの実行モード(standard、fast start、immediate)を設定します。

[Standard]:Cisco MXE 3500 は、前処理段階の出力として非圧縮の中間ファイル(AVI ファイル)を生成します。

[Fast Start]:[Fast Start] を選択すると、前処理が完了するまで待機するのではなく、十分なイメージが前処理された時点で符号化プロセスが開始されるので、ジョブの処理に必要な合計時間を短縮できます。大きいジョブを送信するときに、この機能を選択できます。

[Fast Start] の符号化には使用可能なコンピュータ処理サイクルが利用されるので、Cisco MXE 3500 では次の場合に限り [Fast Start] の符号化を使用します。

現在符号化されているクリップが他に 1 つしかない場合

続行中の Web 放送ジョブがない場合

前処理プロファイルにバンパーおよびトレーラが指定されていない場合

[Immediate]:[Immediate] の符号化を有効にすると、Cisco MXE 3500 では中間ファイルは使用されず、プリプロセッサとエンコーダ間でメモリベースのインターフェイスが使用されます。この設定は、MPEG や OMF など、データ量の多く、中間ファイルに相当大きなディスク容量を必要とする比較的長い入力クリップやフォーマットに非常に役立ちます。

[Grid]:多数の ECS ノードでジョブを処理(ロード バランス)するには、このオプションを選択します。[System Administration] ページの [Grid Computing] セクションを使用して、グリッドに含まれるノード数を設定します。Grid は、別個にライセンスされる任意コンポーネントです。

(注) [Immediate] の符号化では、より多くのメモリ リソースを使用し、エンコーダによってプリプロセッサがデータを提供する速度を制御できるので、ファイル ジョブには適していますが、ライブ キャプチャには適していません。

[Audio Tracks]

Cisco MXE 3500 では、符号化された最終メディア ファイルに含める出力チャネルを定義できます。[Audio Tracks] ドロップダウンでは、エンコーダへの入力としてプリプロセッサから適切な出力トラックを選択できます。これらの選択したチャネルは、エンコーダに直接マップされます。

[User Data]

このフィールドに入力されたデータは、XML で $(user-data) の存在するすべての箇所に表示されます。

例:出力ファイル名に「Nightly News」というタイトルを付けるには、エンコーダ プロファイルの [User Data] を Nightly News に設定します。次に、出力プロファイルの [Output Filename] に $(userdata) が含まれるように設定します。たとえば、Windows Media 出力では、Nightly News.wmv ファイルとなります。

 

[Video](Flash 8 エンコーダ)

図 5-9 に [Video] セクションを示します。

図 5-9 Flash 8 エンコーダ:[Video] セクション

 

表 5-6 では、その設定について説明します。

 

表 5-6 Flash 8 エンコーダ:[Video] 設定と説明

設定
説明

[Output Format]

[Flash 8 SWF]: Macromedia ShockWave Flash 8 形式。任意の Flash 互換プレーヤーでの直接再生に適しています。

[Flash 8 FLV]:Macromedia Flash 8 Video 形式。通信アプリケーションおよび Flash MX プロジェクトへのインポートでの使用に適しています。

[QT]:QuickTime* 形式。選択した場合、コーデック タイプは [SV3Pro](Sorenson Video 3 Pro)です。

[Codec]

[VP6] または [H263]

[Width]

値は 80 ~ 2000 ピクセルです。

[Height]

値は 60 ~ 1200 ピクセルです。

[Frame Rate]

値は 0.1 ~ 30 です。

[Bit Rate]

符号化された出力ストリームの一部としてビデオの伝送速度を設定します。値は 10 ~ 4096 キロビット/秒です。

[Noise Sensitivity]

符号化されるメディアに適用される前処理のレベルを設定します。値は 0(時間的前処理なし)~ 6(最高レベルの時間的前処理)です。値を入力しない場合、Cisco MXE 3500 ではデフォルト値の 0 が使用されます。

[Sharpness]

出力メディアの画像の鮮明さを設定します。低く設定すると、目に見えるアーチファクトが少なくなりますが、画像がぼやけることがあります。鮮明さを高く設定すると、画像がより鮮明に見えますが、目に見えるアーチファクトが多くなります。値は 0(最低)~ 10(最高)です。値を入力しない場合、Cisco MXE 3500 ではデフォルト値の 7 が使用されます。

[Keyframe Control]

[auto]:キーフレームは、必要な場合に生成されます。

[fixed]:キーフレームは、次の [Maximum Keyframe Interval] によって決定される一定間隔で生成されます。

[Maximum Keyframe Interval]

キーフレーム間隔の最大許容秒数を定義します。キーフレームを検出せずに指定した秒数が経過すると、新しいキーフレームが作成されます。追加されたキーフレームは、ナチュラル キーフレームに加えられます。ナチュラル キーフレームが十分な頻度で発生しない場合、追加されないことがあります。この値を 0 に設定すると、非常に高品質な符号化が行われます。値は 0 ~ 9 秒です。

[Minimum Keyframe Interval]

キーフレーム間隔の最小許容時間(0 ~ 9 秒)を設定します。このオプションを非常に低い値に設定すると、平均出力データ レートが増加することがあります。値を入力しない場合、Cisco MXE 3500 ではデフォルト値の 0.5 秒が適用されます。

[Auto-Keyframes]

このボックスがオンの場合、符号化中にはメディア ファイルに自動キーフレーム設定が適用されます。

[Auto-Keyframe Sensitivity]

フレームがどの程度前のフレームと異なっていると新しいキーフレームが挿入されるかを定義します。低い値を設定すると、生成されるキーフレームの数が少なくなります。高い値を設定すると、キーフレームが生成されます。

[Bit Rate Control](Flash 8)

図 5-10 に [Bit Rate Control] セクションを示します。

図 5-10 Flash 8 エンコーダ:[Bit Rate Control] セクション

 

表 5-7 では、その設定について説明します。

表 5-7 Flash 8 エンコーダ:[Bit Rate Control] 設定と説明

設定
説明

[Enabled]

ビット レート コントロールを有効にするには、チェックボックスをオンにします。

[Encode Mode]

符号化中にメディアに適用される符号化モードを決定します。

[CBR]:Transmission Control Protocol(TCP; 伝送制 御プロトコル)ネットワーク上のサーバへのストリーミングに最適な出力を作成します。

[2-Pass CBR]:1 回目のパスでメディアを分析し、2 回目のパスでメディアの固定ビット レート符号化を行います。

[1-Pass VBR]:帯域幅の変動が懸念事項ではない再生状況に合わせた出力を作成します。

[2-Pass VBR]:1 回目のパスでメディアを分析し、2 回目のパスでメディアの可変ビット レート符号化を行います。

[1-Pass Best quality]:帯域幅の変動が懸念事項ではない再生状況に合わせた出力を作成します。符号化時間および復号時間は最長です。

[2-Pass Best quality]:1 回目のパスでメディアを分析し、2 回目のパスでメディアの最高品質の符号化を行います。

[Realtime]:リアル タイムの期限に間に合わせつつ、メディアを符号化します。

[Allow Drop Frames]

オンの場合、定義したデータ ビット レートを符号化中に維持するために必要なときは、Cisco MXE 3500 でフレームがドロップされます。

[Speed]

[Encode Mode] ドロップダウンで [Realtime] が選択される場合、この設定によって、エンコーダが受信したフレームの圧縮を試行する速度が設定されます。0 に設定すると、エンコーダは、使用可能なすべてのサイクルを使用してビデオの圧縮を試行します。8 に設定すると、エンコーダは、使用可能なサイクルの半数を使用して試行します。16 に設定すると、サイクルは使用されません。値は 0(100%)~ 16(0%)です。値を入力しない場合、Cisco MXE 3500 ではデフォルト値の 7 が使用されます。

[Error Resilient Mode]

オンの場合、Cisco MXE 3500 は、取り込まれたメディア ファイル内のすべてのキーフレームのエラーチェックを起動することによって、誤伝送されたフレームによる破損からの保護を試みます。エラー回復モードは、ビデオ画質全体を最大 5% 低下させることがあります。

[Peak Bit Rate]

CBR 符号化では、ストリーム内での最大許容ビット レートです。符号化ビット レートの割合で示されます。

[Undershoot Target]

やや低いビット レートを目標とする出力を作成して、データ レート バッファでビットを使用可能にし、困難なセクションを向上させます。

[Prebuffer]

CBR 符号化では、再生開始前にメディア プレーヤーによって事前ロードされるバッファ サイズです。

[Optimal Buffer]

CBR 符号化では、特定のフレームによってバッファ オーバーフローが発生する場合にエンコーダが維持しようとするバッファ サイズです。

[Max Buffer]

CBR 符号化では、バッファの最大サイズです。

[Two Pass Controls Enabled]

このボックスがオンの場合、2 パス符号化の 2 番目のパスで、2 番目のパスの変動性管理設定がメディア ファイルに適用されます。

[Two Pass Controls Variability]

ほぼ固定ビット レート(0)から非常に変動性の高いビット レート(100)までのビット レートの変動性を決定します。これは、符号化される素材の難易度に比例します。値は、ビット レートの 0 ~ 100% です。デフォルトは、70 です。

[Two Pass Controls Min Section]

セクションの単純性にかかわらず、エンコーダですべてのセクションに許可される最低ビット ビットレートです。この値は、困難なセクションが単純なセクションのビットを流用しすぎないようにするために使用されます。値は、ビット レートの 0 ~ 100% です。デフォルトは、40 です。

[Two Pass Controls Max Section]

ストリーミングできる最高ビット レートです。セクションの困難度にかわらずエンコーダで許可される、最高ビットレートでもあります。値は、ビット レートの 100 ~ 1000% です。デフォルトは、400 です。

[Fixed Quality Enabled]

このボックスがオンの場合、符号化中のメディア ファイルに品質設定が適用されます。

[Quality]

低い値を設定すると、高品質のフレームが生成されます。しかしエンコーダは、フレームをドロップしなければ適切なビット レートを維持できないことがあります。値は 0(最高)~ 63(最低)です。デフォルトは、45 です。

[Audio](Flash 8)

図 5-11 に [Audio] セクションを示します。

図 5-11 Flash 8 エンコーダ:[Audio] セクション

 

表 5-8 では、その設定について説明します。

表 5-8 Flash 8 エンコーダ:[Audio] 設定と説明

設定
説明

[Type]

符号化中に適用されるオーディオ コーデックを選択します。

[Channels]

符号化中に適用されるオーディオ チャネルの数を設定します。

[Bit Rate]

符号化中に適用されるビット レートを設定します。

[Sample Rate]

符号化中に適用されるサンプル レートを設定します。

Flash Grid

ここでは、次の内容について説明します。

「Flash Grid について」

「Flash グリッドのアクティブ化」

Flash Grid について

グリッド符号化は、複数のシステムでメディアを並行処理することによって Flash コンテンツの生成に必要な遅延を低減します。グリッド処理では、符号化の遅延を低減するために複数のプロセッサおよびプロセッサ コアが使用されて、パフォーマンスを向上させます。

グリッド符号化は、次の重要な方法で一意です。

1. マトリクス復号: Cisco MXE 3500 は、複数のシステムにわたる復号および符号化の両方のセグメント化および配信を行います。それによって、完全にリソースを活用し、追加のプロセッサ数およびコア数によって直線的に拡大するパフォーマンスの向上を達成します。さらに、画質が著しく向上します。

2. 1 パスおよび 2 パス符号化: Cisco MXE 3500 は、Flash 符号化を使用して、1 パス符号化および 2 パス符号化の両方でグリッドの利点を実現します。2 パス符号化は、出力ビデオ画質を向上させますが、処理時間が長くなります。マトリクス復号では、1 パス符号化および 2 パス符号化によって直線的にパフォーマンスが拡大します。

3. グリッドおよびパラレル Flash 符号化: Cisco MXE 3500 は、最低遅延(グリッド)または最大スループット(非グリッド)Flash 処理を実現するために最適化する柔軟性を提供します。グリッド符号化が有効でない場合、Cisco MXE 3500 は複数のコア プロセッサを一意に使用して、スループット全体を向上させます。この場合、異なるメディア クリップを処理するために複数コアが割り当てられ、スループット全体に利点をもたらします。また、プロセッサ コアの数によって直線的に拡大してスループット全体を最大化します。

Flash グリッドのアクティブ化

次の手順に従って、グリッド機能をアクティブにします。

手順


ステップ 1 初めてグリッド機能を使用する前には、[System Administration] に移動し、[Grid Computing] セクションの [Grid Nodes] ボックスで、ノード数を入力します。この数は、ファイルが分割されるセグメントの数を示します。

ステップ 2 Flash 8 プロファイルの [Common] セクションの [Task Mode] ドロップダウンで、[Grid] を選択します。


) • [Grid] が選択されている場合、Cisco MXE 3500 でジョブが分割され、システムの Flash 有効ノードに分配されます。

[Grid] が 選択されて いない場合、ジョブは個々のノードで実行されます。


 

図 5-12 グリッドのアクティブ化

 


 

H.264 エンコーダ

ここでは、次の内容について説明します。

「H.264 エンコーダの概要」

「H.264 エンコーダの設定について」

「ドルビー プログラム オプティマイザ」

H.264 エンコーダの概要

H.264 エンコーダでは、H.264 ブロードキャスト サーバと互換性のあるクリップが生成されます。

最新の MainConcept H.264 SDK でサポートされる機能には、H.264 ビデオおよび AAC オーディオを MPEG-4 ストリームまたは 3GPP ストリームに多重化する機能が含まれます。さらに、Sony PlayStation Portable および Apple iPod 互換クリップも作成できます。

Macro-Block Adaptive Field Frame(MBAFF)符号化を使用してビデオを符号化することもできます。MBAFF 符号化は、フレームとして符号化された画像にマクロブロック ペア構造を使用して、フィールド モードで 16 × 16 のマクロブロック(MPEG-2 では 16 × 8 の半マクロブロック)を生成できます。

H.264 エンコーダでは、CableLabs 互換の出力を生成できます。CableLabs 形式用に有効なストリームを生成するには、入力ビデオ設定および入力オーディオ設定が、CableLabs 形式の要件を満たす必要があります。これは、設定が MPEG 互換である限り、CableLabs 形式の非標準的な設定も許可されるからです。

さらに、ディスプレイのピクセル アスペクト比を変更することもできます。ピクセル アスペクト比は、ピクセルの高さに対するピクセルの幅の比です。正方形のピクセルの比は 1:1 ですが、非正方形(長方形)のピクセルの高さと幅は同じではありません。この概念は、フレーム アスペクト比(画像の高さに対する画像の合計幅)に類似しています。これらのアスペクト比は、必ずしも一致するわけではありません。たとえば、ワイドスクリーンの画像(アクペクト比 16:9)は、正方形のピクセルで構成されることも、非正方形のピクセルで構成されることもあります。出力ビデオのサイズがソース ビデオと同じであり、ソース ビデオのピクセルが非正方形である場合、ソース ビデオのピクセル アスペクト比は、出力ビデオで自動的に保持されます。ビデオのピクセル アスペクト比を保持すると、ファイル サイズまたはストリーム ビット レートが増加します。フレーム アスペクト比(Ix:Iy)および画像ソースの高さや幅が既知の場合、次の式を使用してピクセル アスペクト比の x 値および y 値を決定できます。

PixelAspectRatioX / PixelAspectRatioY = (Ix ×高さ) / (Iy ×幅)

たとえば、画像サイズが 720 × 360 ピクセルであり、フレーム アスペクト比がワイドスクリーン(16:9)の場合、PixelAspectRatioX / PixelAspectRatioY = (16 × 360) / (9 × 720) = 8/9、つまり PixelAspectRatioX = 8 および PixelAspectRatioY = 9 になります。

画像サイズが 176 × 144 ピクセルであり、フレーム アスペクト比がワイドスクリーン(16:9)の場合、PixelAspectRatioX / PixelAspectRatioY = (16 × 144) / (9 × 176) = 16/11、つまり PixelAspectRatioX = 16 および PixelAspectRatioY = 11 になります。

「エンコーダ プロファイルのジョブ プロファイルへの追加」も参照してください。

[Common](H.264 エンコーダ)

図 5-13 に [Common] セクションを示します。

図 5-13 H.264 エンコーダ:[Common] セクション

 

表 5-9 では、その設定について説明します。

 

表 5-9 H.264 エンコーダ:[Common] 設定と説明

設定
説明

[Profile Enabled]

ジョブ処理でこのプロファイルを有効にするには、このチェックボックスをオンにします。

[Audio Enabled]

このタスクのオーディオ出力を有効にします。これは必須の設定であり、変更できません。

[Video Enabled]

このタスクのビデオ出力を有効にします。これは必須の設定であり、変更できません。

[Task Mode]

このタスクの実行モード(standard、fast start、immediate)を設定します。

[Standard]:Cisco MXE 3500 は、前処理段階の出力として非圧縮の中間ファイル(AVI ファイル)を生成します。

[Fast Start]:[Fast Start] を選択すると、前処理が完了するまで待機するのではなく、十分なイメージが前処理された時点で符号化プロセスが開始されるので、ジョブの処理に必要な合計時間を短縮できます。大きいジョブを送信するときに、この機能を選択できます。

[Fast Start] の符号化には使用可能なコンピュータ処理サイクルが利用されるので、Cisco MXE 3500 では次の場合に限り [Fast Start] の符号化を使用します。

現在符号化されているクリップが他に 1 つしかない場合

続行中の Web 放送ジョブがない場合

前処理プロファイルにバンパーおよびトレーラが指定されていない場合

[Immediate]:[Immediate] の符号化を有効にすると、Cisco MXE 3500 では中間ファイルは使用されず、プリプロセッサとエンコーダ間でメモリベースのインターフェイスが使用されます。この設定は、MPEG や OMF など、データ量の多く、中間ファイルに相当大きなディスク容量を必要とする比較的長い入力クリップやフォーマットに非常に役立ちます。

(注) [Immediate] の符号化では、より多くのメモリ リソースを使用し、エンコーダによってプリプロセッサがデータを提供する速度を制御できるので、ファイル ジョブには適していますが、ライブ キャプチャには適していません。

[Grid]:多数の ECS ノードでジョブを処理(ロード バランス)するには、このオプションを選択します。[System Administration] ページの [Grid Computing] セクションを使用して、グリッドに含まれるノード数を設定します。Grid は、別個にライセンスされる任意コンポーネントです。「[Single Node Mode]([System Administration])」も参照してください。

[User Data]

このフィールドに入力されたデータは、XML で $(user-data) の存在するすべての箇所に表示されます。

例:出力ファイル名に「Nightly News」というタイトルを付けるには、エンコーダ プロファイルの [User Data] を Nightly News に設定します。次に、出力プロファイルの [Output Filename] に $(userdata) が含まれるように設定します。たとえば、Windows Media 出力では、Nightly News.wmv ファイルとなります。

 

[Video](H.264 エンコーダ)

図 5-14 に [Video] セクションを示します。

図 5-14 H.264 エンコーダ:[Video] セクション

 

表 5-10 では、その設定について説明します。

表 5-10 H.264 エンコーダ:[Video] 設定と説明

設定
説明

[Format]

入力ソースの形式(NTSC または PAL)を定義します。

[Field Mode]

この設定は、[Profile] 設定に応じてロックされることがあります。

[Interlaced]:画像は、代替回線をスキャンするフィールドで構成されます。フレームを構築するには、2 つのフィールドが必要です。

[Progressive]:各フレームが順次示されます。

[Field Order]

インターレース解除中に上位フィールドとして使用されるフィールドを指定します(上部または下部)。

このフィールドは、[Field Mode] 設定に応じてロックされることがあります。

[Entropy Coding Mode]

[CAVLC]:Context-Adaptive Variable Length Coding(コンテキスト適応型可変長符号化)。

[CABAC]:Context-Adaptive Binary Arithmetic Coding(コンテキスト適応型 2 値算術符号化)。二分決定だけが符号化されます。非二分決定項目は、バイナリ コードに変換されてから符号化されます。

[Width]

符号化フレームの幅をピクセル単位で指定します。値は 16 ~ 1920 です。2 の倍数を指定する必要があります。

[Height]

符号化フレームの高さをピクセル単位で指定します。値は 16 ~ 1280 です。4 の倍数を指定する必要があります。

[FPS]

符号化出力のビデオ フレーム レート(フレーム/秒)。

値は 23.976(NTSC)、24.0、25.0(PAL)、29.97、30.0、50.0、59.94、または 60.0 です。

[Profile]

アプリケーション特有の状況でのパラメータ設定の範囲を設定します。たとえば、DVD オーサリング ソフトウェアは、メイン プロファイルだけを指定できます。したがって、符号化設定は、デコーダ機能に一致するように安全に推定されます。

[Baseline]:プログレッシブ CAVLC、B スライスなし、プログレッシブ符号化のみ

[Main]:CABAC および CAVLC、B スライス有効、インターフェイスおよびプログレッシブ符号化

[High]:CABAC および CAVLC、B スライス有効、インターフェイスおよびプログレッシブ符号化

[Level]

ビデオ符号化に可能な設定を制限します。

[Use B Slices]

双予測スライス(B スライス)を使用して符号化効率を向上させるかどうかを指定します。これは、ベースライン プロファイルでは選択できません。

[Use Hadamard Transform]

低ビットレート符号化での品質の最適化を可能にします。

[Optimize Rate Distortion]

レートの歪みを最適化するかどうかを指定します。レートの歪みは、品質とビット レートのトレードオフを定義します。

[Reference Frames]

フレームを符号化するために動き検出の補正および予測に使用できる参照フレームの最大数を指定します。複数の参照フレームを使用すると、参照フレームが失われた場合に別の参照フレームを使用することによって、フレーム予測プロセスおよびエラー耐性を向上できます。フレーム内では、最大 16 の参照フレームを使用できます。デフォルト値は 2 です。

[Write Sequence]

書き込みシーケンス パラメータ設定の動作。値は [per IDR](デフォルト)または [per I-frame] です。

[Write Picture]

画像書き込みシーケンス パラメータ設定の動作。値は [per IDR](デフォルト)または [per I-frame] です。

[VBV Initial Fullness]

(再生前の)Video Black Video(VBV)バッファ占有率の初期値(%)。デフォルトは 10% です。

[VBV Final Fullness]

(クリップ終了時の)VBV バッファ占有率の最終値(%)。デフォルトは 100% です。

[Aspect Ratio Enabled]

ピクセル アスペクト比を有効にします。ピクセル アスペクト比は、ピクセルの高さに対するピクセルの幅の比です。正方形のピクセルの比は 1:1 ですが、非正方形(長方形)のピクセルの高さと幅は同じではありません。

[Aspect Ratio Type]

[4:3]、[16:9]、[custom]

[Aspect X Ratio]

[Aspect Ratio Type] で [custom] を選択している場合に有効です。

[Aspect Y Ratio]

[Aspect Ratio Type] で [custom] を選択している場合に有効です。

[Bit Rate Control Mode]

CBR:Constant Bit Rate(固定ビット レート)。ストリームの固定ビット レートを維持します。

VBR:Variable Bit Rate(可変ビット レート)。ファイル サイズおよび帯域幅を最小化するために、ビット レートの変動を許可します。最大ビット レートは、符号化中にエンコーダがとどまる範囲を定義します。平均ビット レートは、符号化されたビット ストリームの適切な平均ビット レートです。

[VBR-CQT]:Variable Bit Rate - Constant Quantization(可変ビット レート - 固定量子化)。異なるスライス タイプ(I、B、および P)の量子化パラメータを許可します。このオプションを使用すると、制限なくストリーム ビット レートを変更できます。スライス量子化パラメータに低い値を設定すると、ビデオ画質が向上します。

[QUANT-pI]:I フレームの量子化。有効な値は 0 ~ 51 です。デフォルトは 28 です。

[QUANT-pP]:P フレームの量子化。有効な値は 0 ~ 51 です。デフォルトは 30 です。

[QUANT-pB]:B フレームの量子化。有効な値は 0 ~ 51 です。デフォルトは 32 です。

2-PASS VBR:ファイル サイズおよび帯域幅を最小化するために、ビット レートの変動を許可します。

[Bit Rate Buffer Size]

Hypothetical Reference Decoder(HRD; 仮想参照デコーダ)の Coded Picture Buffer(CPB; 符号化ピクチャ バッファ)のサイズを指定します。この値は、CBR 符号化のビット レートおよび VBR 符号化の最大ビット レートに合わせて調整して、多重化中の Decoding Time Stamp(DTS)/Presentation Time Stamp(PTS)アンダーフローを回避する必要があります。この値は、ビデオの符号化に必要なバッファ サイズを制御します。低い値を設定すると、バッファのオーバーフローが発生し、ビデオの途切れとして現れることがあります。通常、ソフトウェア デコーダはバッファ サイズを無視しますが、バッファ サイズが正しくない場合、ほとんどのハードウェア プレーヤーで問題が発生します。対象ハードウェア デコーダのバッファ サイズに一致させる必要があります。符号化フレームは、(仮想上)バッファに配置され、一定間隔でバッファから削除されます。ビデオ ストリームは、バッファがアンダーフロー(つまり、フレームを復号するときに空になる)したり、オーバーフロー(つまり、満杯になったために符号化フレームを保存できる容量がない)したりしないように、符号化フレームのサイズを変えることによって構成されます。

[Avg Bit Rate]

CBR 符号化ファイルおよび VBR 符号化ファイルの目標平均ビットレート。

[Max Bit Rate]

VBR 符号化ファイルの最大許容ビット レート。

[Inter Search Modes]

マクロ ブロック検索モードを指定します。以前符号化されたフレームから予測モデルを作成します。このボックスをオンにしなければ、16x16 値が標準です。[Profile] が [baseline] 設定の場合、有効ではありません。

[Quant-pI]

固定量子化の可変ビット レートで使用される、I スライスのマクロ ブロック量子化値を指定します。

[Quant-pP]

固定量子化の可変ビット レートで使用される、P スライスのマクロ ブロック量子化値を指定します。

[Quant-pB]

固定量子化の可変ビット レートで使用される、B スライスのマクロ ブロック量子化値を指定します。

[Chroma Offset R]

ハイ プロファイルでは、これが Cr 彩度量子化オフセットです。値は -51 ~ +51 です。

[Chroma Offset B]

ベースライン プロファイルおよびメイン プロファイルでは、これが彩度量子化オフセットです(Cb と Cr の両方)。ハイ プロファイルでは、これが Cb 彩度量子化オフセットです。値は -51 ~ +51 です。

[V-Chip/CGMS-A Override](H.264 エンコーダ)

CGMS-A は、CEA-608-B Line 21 Data Services Standard の一部として保護されるコピー防止メカニズムです。

図 5-15 に [V-Chip/CGMS-A Override] セクションを示します。

図 5-15 H.264 エンコーダ:[V-Chip/CGMS-A Override] セクション

 

表 5-11 では、その設定について説明します。

 

表 5-11 H.264 エンコーダ:[V-Chip/CGMS-A Override] 設定と説明

設定
説明

[V-Chip Enabled]

送信時に指定します。Cisco MXE 3500 プリプロセッサにより、[File Job Submission] ページや [Live Job Submission] ページで指定された視聴制限の画像ファイルが選択され、グラフィック ウォーターマーク機能を使用してそのファイルがビデオにオーバーレイされます。

[CGMS-A Enabled]

この設定では、V-Chip 同様にユーザが定義したメタデータを使用してジョブ単位で CGMS-A を設定できます。

[CGMS-A Code]

ドロップダウンから適切な項目を選択することによって CGMS-A コードを設定します。

[Copy Freely]

[Copy Once]

[Copy No More]

[Copy Never]

[Audio Common](H.264 エンコーダ)

図 5-16 に [Audio Common] セクションを示します。

図 5-16 H.264 エンコーダ:[Audio Common] セクション

 

表 5-12 では、その設定について説明します。

 

表 5-12 H.264 エンコーダ:[Audio Common] 設定と説明

設定
説明

[Sample Rate]

出力オーディオのサンプル レート(ヘルツ単位)。PCM では、48000 に設定する必要があります。24000、22050、および 16000 は、AAC および AAC-HE だけで有効な設定です。16000 未満のレートは、AAC だけです。

[Audio 1] ~ [Audio 8](H.264 エンコーダ)

Cisco MXE 3500 では、符号化された最終メディア ファイルに含める出力チャネルを定義できます。[Audio Tracks] セクションでは、エンコーダへの入力としてプリプロセッサから適切な出力トラックを選択できます。これらの選択したチャネルは、エンコーダに直接マップされます。

エンコーダでサポートされる数のトラックを選択できます。たとえば、エンコーダで最大 4 個の出力がサポートされる場合、最大 4 個のプリプロセッサ出力を選択できます。これらの出力は、順番にエンコーダ出力にマップされます。

図 5-17 に [Audio 1] ~ [Audio 8] セクションを示します。

図 5-17 H.264 エンコーダ:[Audio 1] ~ [Audio 8] セクション

 

表 5-13 では、その設定について説明します。

表 5-13 H.264 エンコーダ:[Audio 1] ~ [Audio 8] 設定と説明

設定
説明

[Audio Enabled]

このセクションの設定を使用して出力オーディオを有効にします。

[Track]

この出力オーディオ トラックに使用される入力ソース オーディオ トラックです。

[Config File]

このオプションは、ドルビー プログラム オプティマイザのオーディオ ソースが選択された場合だけ有効です。オプティマイザから設定ファイルを選択できるようになります。

[Audio Type]

AAC、PCM、WAV、AC3、Layer1、Layer2、AAC-HE V1、および AAC-HE V2 オーディオ 符号化を指定します。AAC、AAC-HE、AC3、Layer1、および Layer2 では、ストリームの多重化が可能です。AAC では、ヘッダーおよびビット レート モードの設定が可能です。

(注) AAC-HE V1 は Spectral Band Replication(SBR; スペクトル帯域複製)を使用して、周波数ドメイン周波数ドメインにおける圧縮効率を向上させます。AAC-HE V2 は SBR と Parametric Stereo(PS)を結びつけて、ステレオ信号の圧縮効率を向上させます。これは、AACplus コーデックの標準改良版です。

[Audio Channels]

出力に [mono]、[stereo]、[joint stereo]、[dual stereo]、または [2/0 channels] を選択します。

[Audio Sample Rate]

オーディオ品質と伝送帯域幅制限およびファイル サイズ制限のトレードオフを実現するオーディオ サンプリング レートを設定します。

[Audio Bit Rate]

オーディオ品質と伝送帯域幅制限およびファイル サイズ制限のトレードオフを実現するオーディオ ビット レートを設定します。

[De-emphasis]

Layer1 および Layer2 オーディオだけで有効です。プレーヤーのフラグを設定し、ディエンファシス モードが使用されていることを示します。選択肢は、[None]、[50/15 us]、[ccit.j17] です。DVD および SVCD には [None] を設定します。VCD には、[None] または [50/15 us] を設定します。

[Psychoacoustic Model]

Layer1 および Layer2 オーディオだけで有効です。使用する心理音響モデルを設定します。

[Audio Header]

AAC オーディオだけで有効です。[None](未処理の符号化出力)または [ADTS] (Advanced Digital Theater Systems)です。

[Audio Bit Rate Mode]

AAC オーディオだけで有効です。固定ビット レート符号化モードを使用するか、可変ビット レート符号化モードを使用するかを指定します。

[Audio Bit Rate Mode Quality]

AAC オーディオだけで有効です。可変ビット レート符号化モードでは、目標品質レベル(低~高)を指定します。

[Mute]

PCM オーディオだけで有効です。オーディオ フレームのすべてのサンプルが 0 に設定されている場合、プレーヤーのフラグを設定して出力を消音します。

[Emphasis]

PCM オーディオだけで有効です。プレーヤーのフラグを設定して、オーディオ ストリームの開始以降のすべてのサンプルにエンファシスを適用します。

[High Frequency Cutoff]

AAC オーディオだけで有効です。カットオフ周波数(ヘルツ単位)を選択します。

[Default] は、サンプリング周波数のカットオフ値を設定します。

[Not used] は、すべての周波数が維持されることを示します。

[Custom] は、指定周波数(Hz)値を超える周波数を削除します。

[Custom High Frequency Cutoff]

AAC オーディオだけで有効です。[High Frequency Cutoff] で [Custom] を選択した場合、指定周波数値を超えるすべての周波数が削除されます。値は 1000 ~ 48000 Hz です。

[Multiplexing](H.264 エンコーダ)

図 5-18 に [Multiplexing] セクションを示します。

図 5-18 H.264 エンコーダ:[Multiplexing] セクション

 

 

表 5-14 では、その設定について説明します。

 

表 5-14 H.264 エンコーダ:[Multiplexing] 設定と説明

設定
説明

[Multiplexing Enabled]

この機能を有効にします。

[Multiplexing Stream]

実行される多重化のタイプを指定します。

[mpeg1]:システム ストリームの多重化が有効です。

[MPEG-2]:プログラム ストリームの多重化が有効です。有効なオーディオ入力は、AAC、AC3、layer 1、または Layer 2 オーディオです。

[videocd]:ビデオ CD 作成要件を満たす、制約付きの多重化。

[vcd-padded]:冗長ビデオ CD 作成要件を満たす、制約付きの多重化。

[dvd]:DVD 作成要件を満たす、制約付きの多重化。

[transport]:トランスポートへの多重化。有効なオーディオ入力は、AAC、Layer 1、または Layer 2 オーディオです。

[external]:Manzanita マルチプレクサを使用した、トランスポート ストリームへの多重化。トランスポート ストリームを必要とするケーブル伝送アプリケーションおよび他のアプリケーションに適しています。有効なオーディオ入力は、AAC、AC3、Layer 1、または Layer 2 オーディオです。Manzanita マルチプレクサを制御する設定ファイルが必要です。

[none]:多重化は実行されません。別個のビデオ ファイルおよびオーディオ ファイルを必要とする DVD オーサリング システムに適しています。

[cablelabs]:CableLabs 仕様に適合する多重化。

[mp4]:mp4 準拠の出力を生成する多重化。

[ipod]:iPod で再生可能な出力を生成する多重化。

[3gpp]:3gpp 準拠の出力を生成する多重化。

[Config File]

外部トランスポート ストリーム多重化で使用される Manzanita 設定ファイルを指定します。このオプションは、外部ストリーム多重化タイプが選択されている場合に限り使用できます。

[Motion Estimation](H.264 エンコーダ)

図 5-19 に [Motion Estimation] セクションを示します。

図 5-19 H.264 エンコーダ:[Motion Estimation] セクション

 

表 5-15 では、その設定について説明します。

表 5-15 H.264 エンコーダ:[Motion Estimation] 設定と説明

設定
説明

[Spatial Search Range]

動きベクトルの範囲(ピクセルからの動きベクトルの円)を指定します。値は、使用されるレベルによって異なります。値は次のとおりです。

レベル 10(1.0):0 ~ 63

レベル 11(1.1)~ 20(2.0):0 ~ 127

レベル 21(2.1)~ 30(3.0):0 ~ 255

レベル 31(3.1)~ 51(5.1):0 ~ 511

[Subpixel Mode]

サブピクセルの動き検出深度。値は次のとおりです。

[full pixel]:フル ピクセル位置だけが確認されます。

[half pixel]:半ピクセル位置が検出に追加されます。

[quarter pixel]:半ピクセル位置および 4 分の 1 ピクセル位置が検出に追加されます。

[Multi Reference Frame]

複数参照フレームの動き予測検出モード。値は次のとおりです。

[complex]:遅いが、高品質

[fast]:速いが、低品質

[Sub Block]

サブブロックの動き予測検出モード。値は次のとおりです。

[complex]:遅いが、高品質

[fast]:速いが、低品質

[Rate Distortion Optimization]

レートの歪みを最適化する方法。値は次のとおりです。

[complex]:遅いが、高品質

[fast]:速いが、低品質

[Fast Inter Decisions]

エンコーダが高速インター符号化決定メトリクスを使用して、符号化プロセスを高速化できます。[yes] に設定した場合、品質は低下しますが、符号化時間が短縮されます。値は [yes] または [no](デフォルト)です。

[Fast Intra Decisions]

エンコーダが高速イントラ符号化決定メトリクスを使用して、符号化プロセスを高速化できます。[yes] に設定した場合、品質は低下しますが、符号化時間が短縮されます。値は [yes] または [no](デフォルト)です。

[Stream](H.264 エンコーダ)

図 5-20 に [Stream] セクションを示します。

図 5-20 H.264 エンコーダ:[Stream] セクション

 

表 5-16 では、その設定について説明します。

表 5-16 H.264 エンコーダ:[Stream] 設定と説明

設定
説明

[Slice Mode]

複数スライスを使用します。複数の物理 CPU または論理 CPU を備えるシステムでは、複数スライスの使用によって符号化を加速できます。

[Slice Count]

[Slice Mode] が有効の場合に使用されるスライスの数。値は、0(CPU の数を自動検出)、またはマクロブロック内の画像サイズを超えない正の数です。

[IDR Interval]

Instantaneous Decoder Refresh(IDR)間隔は、Group of Pictures(GOP)内のフレーム数または IDR フレーム間のフレーム数を指定します。GOP 内の最初のフレームは、常に IDR フレーム(I フレーム)です。これは参照フレームとして使用されます。最大限の情報が含まれているので、品質低下のない最初のフレームです。MPEG の I フレームに類似しています。IDR 間隔は、順序制御遅延値の倍数を指定する必要があります。このフィールドが 1 の場合、IDR フレームだけが生成されます。値 は 1 ~ 300 です。デフォルト値は 33 です。

[IDR Indexing]

H.264 エンコーダでは、シーン チェンジ検出アルゴリズムが使用され、ビデオのシーン チェンジ前後のビデオ画質が向上します。

[Index Sensitivity]

このフィールドは、[IDR Indexing] オプションによってアクティブになります。感度によって、シーン チェンジの発生を検出するダイナミックしきい値が変更されます。

[Reorder Delay]

連続的な I フレームと P フレームの間の B フレームの数を指定します。値が 1 の場合、B フレームは生成されません。値 は 1 ~ 4 です。デフォルト値は 3 です。

[Use B Slices as Reference]

B フレームを参照フレームとして使用できます。

ドルビー プログラム オプティマイザ

Cisco MXE 3500 でドルビー プログラム オプティマイザ(DP600)を使用する方法は次の 2 つです。

「エンコーダ レベル」

「プリプロセッサ レベル」

エンコーダ レベル

この方法は、H.264 符号化だけでサポートされます。ソース Dolby E データ、PCM データ、または Dolby E データと PCM データの組み合わせが、ソース ファイルからエンコーダへ直接渡されます。次に、エンコーダがドルビー プログラム オプティマイザを使用して、5.1 トラックまたは 2/0 AC3 トラックを作成します。AC3 トラックは、Cisco MXE 3500 エンコーディング システムに戻されてから、トランスポート ストリームに多重化されます。

H.264 エンコードにドルビー プログラム オプティマイザを使用するには、次の手順を実行します。

1. プリプロセッサ プロファイルの [Audio] セクションで [Audio Pass Through] を選択して、プレフィルタ内のすべてのオーディオ処理を無効にします。Dolby E オーディオ トラックが、変更されずにエンコーダに伝送されます。オーディオ処理パイプラインは通過しません。

2. H.264 エンコーダ プロファイルの [Audio Tracks] セクションで [Audio Type] を [AC3] に設定し、[Source] を [Dolby Program Optimizer] に設定します。

3. 対応するドルビー プログラム オプティマイザの 設定ファイル を選択します。典型的な設定ファイルを次に示します。

<dp600>
<url>http://dp600node/WorkorderService/WorkorderWsImpl</url>
<unc-path>¥¥output-node-name¥output-share-name</unc-path>
<user>username</user>
<password>password</password>
<profile>WAV/E_STITCH_AC3-1</profile>
</dp600>
 

dp600node は、ドルビー プログラム オプティマイザ ノードの名前です。

¥¥output-node-name¥output-share-name は、H.264 符号化の出力フォルダの unc パスです。

username は、ドルビー プログラム オプティマイザが ¥¥output-node-name¥output-share-name 共有に接続して読み書きを実行するために使用されます。

password は、ドルビー プログラム オプティマイザが ¥¥output-node-name¥output-share-name 共有に接続して読み書きを実行するために使用されます。

WAV/E_STITCH_AC3-1 は、ドルビー プログラム オプティマイザでデータ処理に使用されるプロファイルです。

4. [Multiplexing] セクションで [external] を選択し、多重化設定ファイルを選択します。単純な設定ファイルを次に示します(詳細については、Manzanita トランスポート ストリーム マルチプレクサのマニュアルを参照してください)。

Transport*
File = out.mpg
Program1*
ProgramNumber = 1
PMTPID = 0x01E0
PCRPID = 0x01E1
PCRper = 35
 
Video1$
File = video.h264
PID = 0x01E1
 
Audio1$
File = audio.h264
PID = 0x01E2

プリプロセッサ レベル

ソース Dolby E トラックは、前処理段階で非圧縮 PCM トラックに復号されます。生成された非圧縮トラックは、エンコーダに送られるか、オーディオ マッピングを使用して最初にダウンミックスされます。いずれの場合においても、プリプロセッサからドルビー プログラム オプティマイザを起動するには、[Audio Mapping] ダイアログを使用します(「[Input/Output Audio Channel Mapping](プリプロセッサ)」も参照)。このダイアログには、オーディオ入力をドルビー プログラム オプティマイザにルーティングするカラムがあります。プリプロセッサでオーディオ マッピングを設定するには、ソース ファイルのコンテンツに関する知識が必要です。通常、Dolby E トラックには 5.1 オーディオまたは 5.1 + 2 オーディオが含まれていますが、2+2+2+2 など他の設定が使用されることもあります。[Dolby E Cfg] カラムは、復号されたトラックに対応するためにプリセットする必要があり、これらの仮想トラックがプレフィルタ ファイルに存在するように設定します。

上記のシナリオでは、第 1 のステレオ ペアの 2 チャネル PCM(たとえば、英語のステレオ)および第 2 のステレオ ペアの 5.1+2 Dolby-E(たとえば、英語 5.1 とスペイン語のステレオ)を含むソース ファイルを前提としています。これは、ソースからの合計 10 チャネル(2 + 6 + 2)を示すので、[Audio Mapping] ダイアログで 10 個の離散入力を設定する必要があります。[Dolby-E] 設定カラムを空ではない値に設定すると、ドルビー プログラム オプティマイザに着信 Dolby E ストリームの解析方法が指示されます。この例では、2 チャネル トラック(英語ステレオ)、6 チャネル トラック(英語 5.1)、およびもう 1 つの 2 チャネル トラック(スペイン語ステレオ)の 3 個の出力オーディオ トラックが追加されます。これでエンコーダは、3 個すべての出力トラックを参照できるようになります。VOD などの 5.1 アウェア エンコーダは、トラック 2 を参照し、5.1 AC3 に符号化できます。ステレオ オーディオ ペアだけを符号化するエンコーダは、トラック 1(英語)、トラック 2(スペイン語)などを参照できます。

プリプロセッサベースの Dolby E 復号では、すべての符号化ノードの %bluerelease%¥bin フォルダに dp600config.xml 設定ファイルが必要です。典型的な設定ファイルを次に示します。

<dp600>
<url>http://dp600node/WorkorderService/WorkorderWsImpl</url>
<unc-path>¥¥tmp-node-name¥tmp-share-name</unc-path>
<user>username</user>
<password>password</password>
<profile>WAV/E_PCM-2</profile>
</dp600>
 

dp600node は、ドルビー プログラム オプティマイザ ノードの名前です。

¥¥tmp-node-name¥tmp-share-name は、中間プリプロセッサ ファイルの一時フォルダの unc パスです。

username は、ドルビー プログラム オプティマイザが ¥¥tmp-node-name¥tmp-share-name 共有に接続して読み書きを実行するために使用されます。

password は、ドルビー プログラム オプティマイザが ¥¥tmp-node-name¥tmp-share-name 共有に接続して読み書きを実行するために使用されます。

WAV/E_PCM-2 は、Dolby E 復号に使用されるドルビー プログラム オプティマイザ上のプロファイルです。

MP3 エンコーダ

ここでは、次の内容について説明します。

「MP3 エンコーダの概要」

「MP3 エンコーダの設定について」

MP3 エンコーダの概要

MP3 エンコーダは、オーディオ専用の MP3 ファイルを生成します。


) MP3 プレーヤーは、Cisco MXE 3500 で使用される標準的なビデオ メタデータに対応しないので、ジョブ送信中に入力されたメタデータはデータベースに保存されますが、出力ファイルには含まれません。


「エンコーダ プロファイルのジョブ プロファイルへの追加」も参照してください。

MP3 エンコーダの設定について

ここでは、次の内容について説明します。

「[Common](MP3 エンコーダ)」

「[Audio](MP3 エンコーダ)」

[Common](MP3 エンコーダ)

図 5-21 に [Common] セクションを示します。

図 5-21 MP3 エンコーダ:[Common] セクション

 

表 5-17 では、その設定について説明します。

 

表 5-17 MP3 エンコーダ:[Audio] 設定と説明

設定
説明

[Enabled]

ジョブ処理でこのプロファイルを有効にするには、このチェックボックスをオンにします。

[Task Mode]

このタスクの実行モード(standard、fast start、immediate)を設定します。

[Standard]:Cisco MXE 3500 は、前処理段階の出力として非圧縮の中間ファイル(AVI ファイル)を生成します。

[Fast Start]:[Fast Start] を選択すると、前処理が完了するまで待機するのではなく、十分なイメージが前処理された時点で符号化プロセスが開始されるので、ジョブの処理に必要な合計時間を短縮できます。大きいジョブを送信するときに、この機能を選択できます。

[Fast Start] の符号化には使用可能なコンピュータ処理サイクルが利用されるので、Cisco MXE 3500 では次の場合に限り [Fast Start] の符号化を使用します。

現在符号化されているクリップが他に 1 つしかない場合

続行中の Web 放送ジョブがない場合

前処理プロファイルにバンパーおよびトレーラが指定されていない場合

[Audio Tracks]

Cisco MXE 3500 では、符号化された最終メディア ファイルに含める出力チャネルを定義できます。[Audio Tracks] ドロップダウンでは、エンコーダへの入力としてプリプロセッサから適切な出力トラックを選択できます。これらの選択したチャネルは、エンコーダに直接マップされます。

[User Data]

このフィールドに入力されたデータは、XML で $(user-data) の存在するすべての箇所に表示されます。

例:出力ファイル名に「Nightly News」というタイトルを付けるには、エンコーダ プロファイルの [User Data] を Nightly News に設定します。次に、出力プロファイルの [Output Filename] に $(userdata) が含まれるように設定します。たとえば、Windows Media 出力では、Nightly News.wmv ファイルとなります。

 

[Audio](MP3 エンコーダ)

図 5-22 に [Audio] セクションを示します。

図 5-22 MP3 エンコーダ:[Audio] セクション

 

表 5-18 では、その設定について説明します。

 

表 5-18 MP3 エンコーダ:[Audio] 設定と説明

設定
説明

[Private Bit]

MP3 プライベート ビットをオンまたはオフにします。プライベート ビットは、クリップが再生されてアプリケーション特有のイベントが発生するときに使用できます。

[Copyright Bit]

符号化されたクリップが著作権で保護されているかどうかを示します。

[Original Bit]

符号化されたファイルがオリジナルか、コピーかを示します。

[Bit Rate @ Sample Rate]

ドロップダウン リストに、ビット レートとサンプル レートの有効な組み合わせが表示されます。ビット レートの範囲は 20 ~ 320 kbps です。サンプル レートは、11.025、22.050、および 44.100 kHz です。

[Channels]

出力オーディオ ストリームのオーディオ チャネル数を決定します。

[Mono]:出力ファイルのオーディオは、単一チャネルとしてストリーミングされます。

[Stereo]:出力ファイルのオーディオは、ステレオでストリーミングされます。

[Quality]

符号化出力の速度と圧縮品質のトレードオフを制御します。選択された品質は、符号化の速度と出力ファイル サイズの両方に次のように影響します。

[Low]:符号化の品質はあまり重視されず、できるだけ迅速に符号化が実行されます。

[Medium]:符号化では、速度と品質は等しく重視されます。

[High]:速度はあまり重視されず、符号化の品質が重視されます。

MPEG エンコーダ

ここでは、次の内容について説明します。

「MPEG エンコーダの概要」

「MPEG エンコーダの設定について」

MPEG エンコーダの概要

MPEG ワーカーは、入力素材をプログラムまたはトランスポート ストリームで MPEG-1/MPEG-2 ビデオ、および MPEG Layer1/2、WAV, AC-3、PCM、AES3 PCM のオーディオに符号化します。

「エンコーダ プロファイルのジョブ プロファイルへの追加」も参照してください。

[Common](MPEG エンコーダ)

図 5-23 に [Common] セクションを示します。

図 5-23 MPEG エンコーダ:[Common] セクション

 

表 5-19 では、その設定について説明します。

 

表 5-19 MPEG エンコーダ:[Common] 設定と説明

設定
説明

[Profile Enabled]

ジョブ処理でこのプロファイルを有効にするには、このチェックボックスをオンにします。

[Audio Enabled]

このタスクのオーディオ出力を有効にします。

[Video Enabled]

このタスクのビデオ出力を有効にします。

[Task Mode]

このタスクの実行モード(standard、fast start、immediate)を設定します。

[Standard]:Cisco MXE 3500 は、前処理段階の出力として非圧縮の中間ファイル(AVI ファイル)を生成します。

[Fast Start]:[Fast Start] を選択すると、前処理が完了するまで待機するのではなく、十分なイメージが前処理された時点で符号化プロセスが開始されるので、ジョブの処理に必要な合計時間を短縮できます。大きいジョブを送信するときに、この機能を選択できます。

[Fast Start] の符号化には使用可能なコンピュータ処理サイクルが利用されるので、Cisco MXE 3500 では次の場合に限り [Fast Start] の符号化を使用します。

現在符号化されているクリップが他に 1 つしかない場合

続行中の Web 放送ジョブがない場合

前処理プロファイルにバンパーおよびトレーラが指定されていない場合

[Immediate]:[Immediate] の符号化を有効にすると、Cisco MXE 3500 では中間ファイルは使用されず、プリプロセッサとエンコーダ間でメモリベースのインターフェイスが使用されます。この設定は、MPEG や OMF など、データ量の多く、中間ファイルに相当大きなディスク容量を必要とする比較的長い入力クリップやフォーマットに非常に役立ちます。

(注) [Immediate] の符号化では、より多くのメモリ リソースを使用し、エンコーダによってプリプロセッサがデータを提供する速度を制御できるので、ファイル ジョブには適していますが、ライブ キャプチャには適していません。

[Archive]

所定のジョブ プロファイルのプリプロセッサ設定を無視する 50Mbps の I フレーム MPEG-2 出力を自動的にロードするには、このボックスをオンにします。たとえば、Web 出力に音量正規化、グラフィック オーバーレイ、および トリミング制御を含め、さらにソース素材の高解像度アーカイブも含める場合、[Archive] オプションによって、ソース素材の単一の取り込みから Web 形式およびアーカイブ形式の両方が作成されます。

[Audio Tracks]

Cisco MXE 3500 では、符号化された最終メディア ファイルに含める出力チャネルを定義できます。[Audio Tracks] ドロップダウンでは、エンコーダへの入力としてプリプロセッサから適切な出力トラックを選択できます。これらの選択したチャネルは、エンコーダに直接マップされます。

エンコーダでサポートされる数のトラックを選択できます。たとえば、エンコーダで最大 4 個の出力がサポートされる場合、最大 4 個のプリプロセッサ出力を選択できます。これらの出力は、順番にエンコーダ出力にマップされます。

個々のエンコーダで、エンコーダの出力がステレオ(2 つの異なるチャネル)またはモノラルであるかを決定できます。モノラルでは、エンコーダへのステレオ入力が平均化され、このペアから 1 つの出力チャネルが作成されます。

[User Data]

このフィールドに入力されたデータは、XML で $(user-data) の存在するすべての箇所に表示されます。

例:出力ファイル名に「Nightly News」というタイトルを付けるには、エンコーダ プロファイルの [User Data] を Nightly News に設定します。次に、出力プロファイルの [Output Filename] に $(userdata) が含まれるように設定します。たとえば、Windows Media 出力では、Nightly News.wmv ファイルとなります。

 

[Subtitles]

字幕は、映画およびテレビ番組の会話のテキスト版です。通常、画面の下に表示されます。

次に示す [Subtitles] ポップアップを表示するには、[Subtitles] ボタンをクリックします。

[Enable Subtitles]:字幕の挿入を有効にします。注:[File Job Submission] ページの [File Information] セクションで字幕ファイルを添付する必要もあります。

[Format]:挿入する字幕のタイプを指定します。

[DVB Bitmap]:字幕は、再生デバイス(セットトップ ボックス)によって出力ビデオに表示されます。

[DVB Teletext]:字幕は Vertical Blanking Interval(VBI; 垂直帰線消去時間)に挿入されてから、テレビで復号されます。

[PID]:字幕が配置される出力パケット ID を指定します。

[Language Code]:(ISO 639、3 文字)Program Map Table(PMT)ディスクリプタに挿入される ISO 639-2 言語コード。セットトップ ボックスで言語を検出できる、有効な ISO 639-2 コードを指定する必要があります。すべてのコードのリストは、http://www.loc.gov/standards/iso639-2/php/code_list.php を参照してください。

[Timecode Sync Method]:

[Adhere to Timecode]:字幕は、ソース タイムコードおよび STL タイムコードに基づいて挿入されます。たとえば、ソース タイムコードが 00:00:20:00 であり、最初の STL エントリが 00:00:30:00 の場合、最初の字幕は 10 秒後に表示されます。

[First Frame]:ソース タイムコードおよび STL タイムコードは無視されます。最初の字幕は、最初のフレームに表示されます。

[Timecode Offset]:フレーム内のオフセット(00:00:10:00)または秒(12.375)を指定して、最初の字幕エントリを遅延させます。これは、バンパーで使用する場合に非常に便利です。たとえば、ソース タイムコードが 10:00:00:00、最初の STL エントリが 10:00:20:00、[Timecode Sync Method] が [Adhere to Timecode]、オフセットが 30 秒の場合、最初の字幕は 50 秒後に表示されます。[Timeocde Sync Method] が [First Frame] の場合、最初の字幕は 30 秒後に表示されます。

[Page ID]:Digital Video Broadcasting(DVB)ビットマップ構成ページ ID を指定します。1 ~ 65535 の正の整数を設定する必要があります。

[Font Name]:DVB ビットマップ字幕の表示に使用されるフォント。これらは、実際の Windows フォント名(Times New Roman、Arial など)です。[Default] の場合、デフォルト フォントが使用されます。

[Cell Height]:DVB ビットマップ字幕の高さをピクセル単位(1 ~ 1080)で指定します。

[Cell Width]:DVB ビットマップ字幕の幅をピクセル単位(1 ~ 1920)で指定します。

[Bottom Edge]:安全領域の下端を約 576 - (576 x 10%) に設定します。

[Top Edge]::安全領域の上端を約 (576 x 10%) に設定します。

[Left Edge]::安全領域の左端を約 (720 x 10%) に設定します。

[Right Edge]:安全領域の右端を約 720 - (720 x 10%) に設定します。

[Rewrap]

エンコーダのヘッダーで RAW データをリラップするには、このオプションを選択します。このオプションを選択すると、Cisco MXE 3500 ではビデオの解凍および再圧縮が行われないため、ジョブ処理が迅速になります。

(注) リラップは、ビデオの入力形式と出力形式に完全な互換性がある場合にだけ機能します。リラップは、DV 形式に最適です(オーディオ データおよびビデオ データの RAW 符号化形式は、「エッセンス」と呼ばれることがあります)。

[Closed Caption]

このエンコーダでクローズド キャプション機能を有効にするには、このオプションをオンにします。ジョブ全体でクローズド キャプションを有効にするには、プロセッサ プロファイルの [Closed Captioning] セクションで [Burn In] ボックスをオンにします。

[Timecode]

ソース ファイルから出力ファイルにタイムコードを挿入するには、このオプションをオンにします。

[Video](MPEG エンコーダ)

図 5-24 に [Video] セクションを示します。

図 5-24 MPEG エンコーダ:[Video] セクション

 

表 5-20 では、その設定について説明します。

表 5-20 MPEG エンコーダ:[Video] 設定と説明

設定
説明

[Type]

エンコーダによって作成される MPEG ビデオのタイプを識別します。[MPEG] タブの設定は、選択したタイプに応じて異なります。

[MPEG-1]:192 kbps ~ 104.857 Mbps のデータ レート向けに設計されています。主に PC マルチメディア アプリケーションに使用されます。

[Video-CD]:コンパクト ディスクにビデオを保存するための標準的なデジタル形式。

[MPEG-2]:MPEG-2 は、192 kbps ~ 300 mbps のデータ レート向けに設計されています。主にデジタル放送衛星およびデジタル テレビに使用されます。インターレース ビデオ、および MPEG-1 よりも大きいフレーム サイズとビット レートをサポートします。

[Super Video-CD]:Super Video CD(SVCD)は、標準的なコンパクト ディスクにビデオを保存するために使用されます。SVCD はビデオ CD の後継として、および DVD ビデオの代わりとして設計されましたが、技術的能力および画質の両面においてこれらの中間に位置するようになりました。

[DVD]:DVD ビデオは、デジタルビデオを DVD(DVD-ROM)に保存するために使用される消費者向けのビデオ形式です。

[Field Mode]

入力ソースのフィールド モードを指定します。値は progressive および interlaced です。MPEG-1、Video-CD、および Super Video-CD タイプの入力は、progressive を指定する必要があります。

[Chroma Format]

クロミナンス データの解像度を指定します。有効な値は、4:2:0 および 4:2:2 です。4:2:2 は、MPEG-2 4:2:2 プロファイルだけで有効です。

[Output Format]

NTSC 形式で符号化するか、PAL 形式で符号化するかを指定します。

[Resolution]

符号化フレームのサイズを指定します。事前設定された、使用可能な選択肢は、MPEG-1 と MPEG-2 で異なります。Video-CD、Super Video-CD、および DVD では、サイズは固定されています。MPEG-1 および MPEG-2 では、カスタム解像度によって、個別の高さおよび幅を入力できます。

[Width]

符号化によって作成される出力ファイルの幅をピクセル単位で指定します。値は 80 ~ 1920 ピクセルです。

[Height]

エンコーダによって作成される出力ファイルの高さをピクセル単位で指定します。値は 60 ~ 1088 ピクセルです。

[Encode Mode]

[CBR]:固定ビット レート符号化。符号化を通じて同じビット レートが維持されます。

[VBR]:複雑度および出力要件に応じて符号化中のビット レートが変化する、可変ビット レート符号化。

[VBR-Quality]:入力の複雑度および出力形式の要件に応じて、符号化中の品質がビット レート境界内に維持される可変ビット レート符号化。

[Original Format]

符号化前の画像表示を示す、オリジナルのビデオ形式。これは(シーケンス表示拡張ヘッダー内の)デコーダに対するフラグであり、ビデオの符号化には影響しません。値は次のとおりです。

[Component]

[PAL]

[NTSC](デフォルト)

[SECAM]

[MAC]

[Unspecified]

[Bit Rate]

符号化された出力ストリームの一部としてビデオの伝送速度を設定します。値は、4:2:0 クロマ形式では 192.0 ~ 100000.0 kbps、4:2:2 クロマ形式では 192.0 ~ 300000.0 kbps です。

(注) 可変ビット レートを選択した場合、この値は使用されません。

[Frame Rate]

符号化出力のフレーム レートを決定します。

[23.976]:3:2 プルダウンを使用する 29.97 NTSC (逆テレシネ)が適用されます。

[24.00]:フィルムベースのソース映像または 3:2 プルダウンを使用する 30 FPS NTSC(逆テレシネ)が適用されます。

[25.00]:PAL ビデオ ソース映像。

[29.97]:NTSC ビデオ ソース映像。

[30.00]:NTSC ドロップフレーム ビデオ ソース映像。

[50.00]:ダブル フレーム レート/プログレッシブ PAL ビデオ ソース映像。

[59.97]:ダブル フレーム レート NTSC ビデオ ソース映像。

[60.00]:ダブル フレーム レート NTSC ドロップフレーム ビデオ ソース映像。

[Pixel Aspect]

ピクセル アスペクト比を選択します。ここでのピクセル アスペクト比は、領域の高さに対する幅の割合を指し、ピクセルで示されます。

MPEG-1 に定義されるピクセル アスペクト比設定は、1.0(正方形)、0.06735(デフォルトの 3:4)、0.7031(9:16 の 625 ライン)、0.7615、0.8055、0.8473(9:16 の 525 ライン)、0.8935、0.9157(BT.601 の 625 ライン)、0.9815、1.0255、1.0950(BT.601 の 525 ライン)、1.1575、および 1.2015 のように浮動小数点数で指定されます。

MPEG-2 に定義されるピクセル アスペクト比設定は、比率として示されます。

[1:1]:正方形

[3:4]:デフォルト

[9:16]:アナモフィック(ワイドスクリーン)

[1:2.21]:ワイドスクリーン フィルム

[Profile & Level]

ストリームの復号に必要な MPEG-2 構文のサブセット、およびビット レート、サンプル レート、フレーム レートなど符号化パラメータの制約を指定します。次の組み合わせがサポートされます。

シンプル プロファイルとメイン レベル

メイン プロファイルとロー レベル

メイン プロファイルとメイン レベル

メイン プロファイルとハイレベル

ハイ プロファイルとハイ レベル

4:2:2 プロファイルとメイン レベル、または

4:2:2 プロファイルとハイ レベル

[VBV Buffer Size]

Virtual Buffer Verifier(VBV)のサイズを 2048 バイト単位で指定します。入力が 0 の場合、エンコーダによって VBV バッファ サイズが計算されます。この値は、MPEG-1 と MPEG-2 では異なります。MPEG-2 では、プロファイルとレベルの組み合わせによって最大値が決定されます。特定のサイズが必要な場合以外は、このパラメータに 0 を設定してエンコーダがサイズを選択できるようにします。

[Average Bit Rate]

維持する平均ビット レートを指定します。平均ビット レート値は、常に最大平均ビット レート値よりも小さい必要があります。値は、プロファイルとレベルの組み合わせに応じて、192.0 ~ 300000.0 kbps の範囲です。

(注) [Average Bit Rate] の値は、常に [Maximum Average Bit Rate] の値よりも小さい必要があります。

[Quantization Scale]

VBR 符号化に適切な画質を指定します。ビット レートは、適切な画質を達成するために必要な大きさになります。値の範囲は 1 ~ 31 ですが、適切な値は次のとおりです。

2 ~ 3:非常に良い画質で、非常に高いビット レート

4 ~ 5:良い画質で、高いビットレート

6 ~ 7:中程度の画質で、中程度のビット レート

8 ~ 9:低い画質で、低いビットレート

[Minimum Average Bit Rate]

適切な量子化値を達成するために維持する平均ビット レートの下限を指定します。値は、プロファイルとレベルの組み合わせに応じて、192.0 ~ 300000.0 kbps の範囲です。最小平均ビット レート値は、常に最大平均ビット レート値よりも小さい必要があります。

(注) [Minimum Average Bit Rate] の値は、常に [Maximum Average Bit Rate] の値よりも小さい必要があります。

[Maximum Average Bit Rate]

適切な量子化値を達成するために維持する平均ビット レートの上限を指定します。値は、プロファイルとレベルの組み合わせに応じて、192.0 ~ 300000.0 kbps の範囲です。

[Optimization Mode]

速度を低下させて画質を維持するか、画質を低下させて速度を維持するかを示します。値は [speed] または [quality] です。

[Optimization Level]

[Optimization Mode] が [quality] に設定されている場合、この数字は適切な画質 0 ~ 31(最高画質)を示します。

[Optimization Mode] が [speed] に設定されている場合、この数字は使用可能な CPU パフォーマンス(0 ~ 31 [最高パフォーマンス])を示します。

[GOP Properties](MPEG エンコーダ)

Group of Pictures(GOP)は、MPEG 符号化の中核です。GOP は、符号化されたキーフレーム(I フレーム)およびその差分フレームのすべて(P フレームおよび B フレーム)として定義されます。図 5-25 に [GOP Properties] セクションを示します。 表 5-21 では、その設定について説明します。

図 5-25 MPEG エンコーダ:[GOP Properties] セクション

 

表 5-21 [GOP Properties] の設定と説明

設定
説明

[P-Frames]

P フレームは、前方向予測の差分フレームです。P フレーム数を増加させると、キーフレーム間隔が増加し、出力ファイルが小さくなります。P フレーム値は、0 ~ 4 に設定する必要があります。デフォルト値は 3 です。

[B-Frames]

B フレームは、双方向予測の差分フレームであり、最小タイプのフレームです。B フレーム数を増加させるとファイル サイズが小さくなり、画像のノイズを減少できます。B フレーム値は、0 ~ 4 に設定する必要があります。デフォルト値は 3 です。

[Closed GOP Count]

1 秒あたりのクローズ GOP の数を示します。頻度を増加させると、ハイモーション映像の画質および出力クリップ内での検索機能が向上しますが、出力ファイルが大きくなります。頻度を減少させると、出力ファイルが小さくなります。

有効な選択肢は、次のとおりです。

[Only first GOP closed.]

[All GOPs closed.]

[One out of every 2 GOPs closed.]

[One out of every 3 GOPs closed.]

[One out of every 4 GOPs closed.]

[One out of every 5 GOPs closed.]

[One out of every 6 GOPs closed.]

[One out of every 7 GOPs closed.]

[One out of every 8 GOPs closed.]

[One out of every 9 GOPs closed.]

(注) クローズ GOP は、I フレーム(またはキーフレーム)で始まる一連の画像です。オープン GOP は B フレームで始まります。オープン GOP では、正常に復号するために前の GOP からの情報が必要です。したがって、出力クリップで編集ポイントとして使用することはできません。

[Sequence Header Count]

GOP に対するシーケンス ヘッダー配置の頻度を定義します。シーケンス ヘッダーには、クリップの復号に必要なバッファ サイズ、フレーム サイズ、アスペクト比、フレーム レート、ビット レートなどの情報が含まれています。シーケンス ヘッダーは、ビデオの任意のポイントでアクセスできるようにするために、編集されるか、ブロードキャストされる映像でより頻繁に発生する必要があります。DVD 用に符号化されたビデオは、最初だけにシーケンス ヘッダーを持つことができます。

有効な選択肢は、次のとおりです。

[Put sequence header before every GOP.]

[Put sequence header before one out of every 2 GOPs.]

[Put sequence header before one out of every 3 GOPs.]

[Put sequence header before one out of every 4 GOPs.]

[Put sequence header before one out of every 5 GOPs.]

[Put sequence header before one out of every 6 GOPs.]

[Put sequence header before one out of every 7 GOPs.]

[Put sequence header before one out of every 8 GOPs.]

[Put sequence header before one out of every 9 GOPs.]

[Multiplexing](MPEG エンコーダ)

図 5-26 に [Multiplexing] セクションを示します。 表 5-22 では、その設定について説明します。

図 5-26 MPEG エンコーダ:[Multiplexing] セクション

 

 

表 5-22 [Multiplexing] 設定と説明

設定
説明

[Stream]

実行される多重化のタイプを指定します。使用可能なオプションは、選択したビデオ タイプによって異なります。

[None]:多重化は実行されません。別個のビデオ ファイルおよびオーディオ ファイルを必要とする DVD オーサリング システムに適しています。

[System Stream]:このオプションは MPEG-1 符号化だけで使用可能です。

[Program Stream]:標準的な MPEG の使用に適しています。機能するのは、Layer 1 オーディオまたは Layer 2 オーディオだけです。

[Transport Stream]:ケーブル伝送およびトランポート ストリームを必要とする他のアプリケーションに適しています。機能するのは、Layer 1 オーディオ、Layer 2 オーディオ、または AC3 オーディオだけです。

[Video-CD]:Video-CD 作成要件を満たす制約付きの多重化。このオプションは、Video-CD 符号化または MPEG-1 符号化だけで使用可能です。

[Super Video-CD]:Super Video-CD 作成要件を満たす制約付きの多重化。このオプションは、MPEG-2 符号化または Super Video-CD 符号化だけで使用可能です。

[DVD]:Super Video-CD 作成要件を満たす制約付きの多重化。このオプションは、MPEG-2 符号化または DVD 符号化だけで使用可能です。

[Config File]

トランスポート ストリーム多重化で使用される Manzanita 設定ファイルを指定します。このオプションは、トランスポート ストリーム多重化タイプを選択している場合に限り使用できます。

[Audio Common](MPEG エンコーダ)

図 5-27 に [Audio Common] セクションを示します。 表 5-23 では、その設定について説明します。

図 5-27 MPEG エンコーダ:[Audio Common] セクション

 

 

表 5-23 [Audio Common] 設定と説明

設定
説明

[Sample Rate]

出力オーディオのサンプル レート(ヘルツ単位)。PCM および AES3 302M では、48000 を設定する必要があります。32000 未満のレートには、Layer 1 または 2 が必要です。

[Audio Tracks 1] ~ [Audio Tracks 8](MPEG エンコーダ)

図 5-28 に [Audio 1] ~ [Audio 8] セクションを示します。 表 5-24 では、その設定について説明します。

図 5-28 MPEG エンコーダ:[Audio 1] ~ [Audio 8]

 

 

表 5-24 MPEG エンコーダ:[Audio] 設定と説明

設定
説明

[Type]

実行するオーディオ処理のタイプを決定します。

[Layer 1]:MPEG Audio Layer 1(ISO/IEC 11172-3)。

[Layer 2]:MPEG Audio Layer 2(ISO/IEC 13818-3)。MPEG ファイルの標準的なオーディオ形式です。さまざまなビット レートを使用できます。オーディオ ストリームは、ビデオ ストリームとともに多重化されます。

[PCM]:通常、DVD 用の MPEG-2 オーサリング製品の多くで使用される非圧縮形式。出力の形式は、個別の WAV ファイルではありませんが、ビデオとともに DVD 出力に多重化されます。

[AES 302M]:AES3 インターフェイス標準への拡張。この設定では、既存のテレビ テクノロジーを使用して AC-3 圧縮オーディオ(マルチチャネル サラウンド サウンド)を伝送できます。

[WAV]:Pulse-Coded Modulation(PCM)形式の非圧縮オーディオ。PCM オーディオは、CD の標準的なオーディオ ファイル形式です。44,100 サンプル/秒、16 ビット/サンプルでサンプリングされた 2 チャネルのオーディオが含まれます。

[AC3]:DVD オーサリングまたはトランスポート ストリーム生成に使用する MPEG ビデオとの多重化に適した高品質の AC3 オーディオ。

[Channels]

出力オーディオ ストリームのオーディオ チャネル数を決定します。

[Mono]:出力ファイルのオーディオは、単一チャネルとしてストリーミングされます。

[Stereo]:出力ファイルのオーディオは、ステレオでストリーミングされます。

[Bit Rate]

オーディオ ストリームのビット レートを示します。有効な選択肢は、32 ~ 640 kbps です (選択したタイプによっては、一部の値を選択できません)。

ビット レートを増加させると、音質が向上し、ファイルが大きくなります。総ビット レートが限定されている場合にビット レートを増加させると、ビデオに使用できる総ビット レートが少なくなります。

[Sample Rate]

オーディオ圧縮アルゴリズムがデータの圧縮に使用するサンプル レートを示します。値は 32000、44100、48000 kHz です(選択したタイプによっては、一部の値を選択できません)。

[Psychoacoustic Model]

符号化に使用する MPEG-1 オーディオ仕様の MPEG 心理音響モデルを指定します。人間の聴覚に合わせることによって、低ビット レートでオーディオを最適化します。高ビット レート アプリケーションには推奨されません。

[1]:モデル 1 の計算を使用します。これらの計算は、モデル 2 を選択した場合に実行される計算よりも単純です。これらの計算の処理時間は速くなりますが、最適化においては速度が犠牲になります。

[2]:モデル 2 の計算を使用します。これらの計算は、モデル 1 を選択した場合に実行される計算よりも複雑です。これらの計算の処理時間は遅くなります。これはデフォルトの設定です。

[Emphasis]

符号化前にオーディオに適用されるエンファシスを定義します。エンコーダは、符号化前に入力サンプルを変更することはありません。このフィールドは、オリジナル ソース オーディオにエンファシスが適用されたことをデコーダに示すフラグにすぎません。

[0]:エンファシスなし。これは、デフォルトの設定です。

[1]:50/15 ミリ秒エンファシス

[2]:予約済み

[3]:CCITT J.17

[Private Bit]

オーディオ ヘッダーのユーザ定義の予備ビット。DVD 形式では、0 に設定するように指定されています。

[CRC-Protection]

Cyclic Redundancy Check(CRC; 巡回冗長検査)が各オーディオ フレームに組み込まれるように指定する CRC 保護を有効にするには、このボックスをオンにします。SVCD 形式および DVD 形式の両方では、CRC 保護を有効にするように指定されています。

[Mute]

オーディオ サンプルが 0 の場合にデコーダが使用する必要のある消音状態を有効にするには、このボックスをオンにします。これは、デコーダ用のフラグにすぎません。符号化には影響ありません。

[AC3] の設定と説明

[Dynamic Compression]

符号化されるプログラム素材の性質に応じて指定できる、圧縮プロファイルのプリセット。

[none]:再生時に圧縮を完全に停止

[film-standard]:ほとんどの映画用

[film-light]:低圧縮率、ダイナミック レンジの増加

[music-standard]:大部分の音楽専用入力用

[music-light]:音楽素材用、低圧縮率

[speech]:ほぼ会話専用の入力用

[Bit Stream Mode]

ビット ストリームが伝送するオーディオ サービスのタイプを示します。

[complete-main]:動作の通常モード。会話、音楽、および効果を含む完全なオーディオ プログラムを含みます。

[music-and-effect]:オーディオ プログラムの音楽と効果を含みますが、会話は含みません。

[visually-impaired]:視覚プログラム コンテンツの説明的な描写を含みます。

[hearing-impaired]:会話だけを含みます。聴覚障がいのために、音楽や音響効果があると会話を理解しにくい人が使用することを目的としています。会話は、聴覚障がい者が理解しやすいように処理されます。

[dialog]:プログラム素材が単一会話チャネルの制約に耐えられる場合、複数言語でのマルチチャネルを同時に最も効率的に提供するために使用します。

[commentary]:プライマリ プログラムの対話を伝送します。

[emergency]:緊急アナウンスを挿入可能にするために用意されています。緊急メッセージを伝えるために、通常のオーディオ サービスを必ずしも置き換える必要はありません。

[voice-over-karaoke]:complete-main モードにとともに複製するために用意されています。

[Dialog Normalization]

[Dialog Normalization] パラメータは、ドルビー デコーダで、異なるソースの会話レベルをほぼ一定に維持できるようにします。符号化する場合、このレベルを正しく設定することが重要です。たとえば、素材の会話が平均約 17 dBa の場合、[Dialog Normalization] の数字は 約 17 になります。値は 1 ~ 31 です。

[Lowpass Filter]

チャネル帯域幅のローパス フィルタは、ドルビー デジタル オーディオ帯域幅境界で指定された周波数のすぐ下で入力信号に含まれる高周波数コンテンツをロール オフします。このフィルタを使用すると、オーディオ信号が完全にドルビー デジタル オーディオ帯域幅内に含まれます。このフィルタは、帯域幅の上端で円滑に移行させることによって、入力信号に非常に多くの高周波エネルギーが含まれた場合に発生する可能性のあるアーチファクトを最小化できます。一般にこのフィルタは、符号化のエンジニアが、入力信号にドルビー デジタル オーディオ帯域幅を上回る相当の高周波エネルギーが含まれていないことを確信している場合を除き、有効にする必要があります。

[DC Filter]

Direct Current(DC; 直流)ハイパス フィルタは、DC のドルビー デジタル符号化を防ぐために使用します。これは重要です。DC オフセットは、聞き取れない音であっても符号化に若干のデータ レートを必要として、ビットを浪費するためです。このフィルタを使用することのもう 1 つの利点は非常に静かな一節の間は、メーター値が DC オフセット レベルにとどまらないことです(DC オフセットは、すぐに -60 dBFS を簡単に超えることがあります)。DC ハイパス フィルタは、符号化を担当するエンジニアが、入力オーディオに DC が含まれていないと絶対的に確信できる場合を除いて、常に有効にする必要があります。

[De-Emphasis]

デジタル ディエンファシス フィルタは、ドルビー デジタル エンコーダの入力に提供される可能性のある、50/15 μs のプリエンファシスがかけられた線形 PCM 信号のディエンファシスに使用されます。

プリエンファシスは、A/D コンバータおよび D/A コンバータの厳格さを低減させるために一般に使用されていた方法です。

[Pre-Emphasis Filter]

プリエンファシス フィルタは過負荷防止アルゴリズムに使用され、セットトップ ボックス デコーダにおける Radio Frequency(RF; 無線周波数)の過変調を防止します。

[Dolby Surround]

ドルビー サラウンド モードは、2 チャネルのドルビー デジタル ビットストリームがドルビー サラウンド符号化プログラムを伝送しているかどうかを示します。この情報は、ドルビー デジタル復号アルゴリズムでは使用されませんが、ドルビー サラウンド プロ ロジック デコーダなどオーディオ再生機器の他の部分で使用できます。

[Production Mixing Level]

この情報は、オリジナルのミキシングを担当したエンジニアが聞いたオーディオ プログラムの絶対 Sound Pressure Level(SPL; 音圧レベル)を示します。この情報により、まったく同じ音量、または既知の音量差でプログラムを再生できるようになります。このレベルは、再生中にデコーダで使用されます。

[Production Room Type]

この情報は、最終的なオーディオ ミキシング セッションで使用されたミキシング ルームのタイプおよび較正を示します。[Production Room Type] 値は、通常、ドルビー デジタル デコーダ内では使用されませんが、オーディオ システムの他の要素で使用できます。

[not-indicated]

[large-room]

[small-room]

[Extended Bit Stream Dolby Surround Ex-Mode]

入力素材が EX 符号化されたかどうかを示します。ドルビー デジタル EX は、実際には以前発表されたドルビーのプロロジック形式に類似しています。プロロジック形式は、マトリクス技術を使用して、ステレオ サウンドトラックに中央および後方(モノラル)のサラウンド チャネルを追加しました。EX は、マトリクス化された後方チャネルの形式で標準的な 5.1 チャネルのドルビー デジタル コーデックを拡張して、6.1 または 7.1 チャネル出力を作成します。しかし、この形式は、真の 6.1 または 7.1 チャネル コーデックとは見なされません。競合する DTS-ES コーデックとは異なり、別個の 6 番目のチャネルをサポートする機能に欠けているからです。

[Extended Bit Stream HDCD]

入力素材が、High Definition Compatible Digital(HDCD)符号化かどうかを示します。現在のデジタル録音技術に見られる歪みを修正することにより、HDCD A/D 変換、ダイナミック デジタル フィルタリング、ディザー、および振幅符号化/復号によるダイナミック レンジの拡張、明確な 3D サウンド ステージ、非常に自然な音色が提供されます。HDCD CD、DVD、またはインターネット配信のデジタル録音は、あらゆる再生システムで向上した音質を提供します。HDCD 装備システムで再生した場合、すべてのデジタル オーディオ リリース形式から 20 ビット以上優れた音質を提供します。

QuickTime エンコーダの概要

QuickTime エンコーダは、ストリーミング用またはプログレッシブ ダウンロード用のファイル作成に使用できます。複数の QuickTime プロファイルを単一のジョブ プロファイルに追加できます。

QuickTime プロファイルは、Cisco MXE 3500 Tools ユーザ インターフェイスを使用して作成または編集を行う必要がある点で、他のエンコーダ プロファイルとは異なります。

「エンコーダ プロファイルのジョブ プロファイルへの追加」も参照してください。

QuickTime エンコーダ プロファイルの作成

QuickTime Encoder Profile Creator/Editor は、Cisco MXE 3500 Tools アプリケーションです。


) ご使用の Windows テーマの設定に応じて、Cisco MXE 3500 Tools フレームは別の色で表示される場合があります。


手順


ステップ 1 QuickTime ツールにアクセスするには、[Start] > [All Programs] > [Cisco] > [Media Experience Engine] > [Media Experience Engine Tools] をクリックします。[QuickTime] タブが強調表示されていることを確認します。図 5-29 を参照してください。

図 5-29 QuickTime Creator/Editor

 

ステップ 2 左上隅の Cisco アイコンをクリックし、[New QT Profile] をクリックします。図 5-30 を参照してください。

図 5-30 New QuickTime プロファイルの作成

 

ステップ 3 必要に応じて設定を調整します。「QuickTime エンコーダの設定について」も参照してください。

ステップ 4 Cisco アイコンをクリックし、[Save QT Profile As] をクリックします。

ステップ 5 [Save the Cisco MXE 3500 Profile] ポップアップにプロファイル名を入力し、[OK] をクリックします。


) Cisco MXE 3500 UI の [Job Profile] セクションで作業している場合は、更新ボタンをクリックして、新規作成した QuickTime プロファイルを [Encoder] セクションに表示します。



 

QuickTime エンコーダ プロファイルの編集

QuickTime Encoder Profile Creator/Editor は、Cisco MXE 3500 Tools アプリケーションです。


) ご使用の Windows テーマの設定に応じて、Cisco MXE 3500 Tools フレームは別の色で表示される場合があります。


手順


ステップ 1 QuickTime ツールにアクセスするには、[Start] > [All Programs] > [Cisco] > [Media Experience Engine] > [Media Experience Engine Tools] をクリックします。[QuickTime] タブが強調表示されていることを確認します。次のように表示されます。

ステップ 2 左上隅の Cisco アイコンをクリックし、[Open QT Profile] をクリックします。

ステップ 3 必要に応じて設定を調整します。

ステップ 4 Cisco アイコンをクリックし、[Save QT Profile] をクリックします。


) Cisco MXE 3500 UI の [Job Profile] セクションで作業している場合は、更新ボタンをクリックして、編集した QuickTime プロファイルを [Encoder] セクションにロードします。



 

QuickTime エンコーダの設定について

QuickTime エンコーダ プロファイルでは、次の設定を変更できます。

「[Common](QuickTime エンコーダ)」

「[Audio/Video](QuickTime エンコーダ)」

「[Internal](QuickTime エンコーダ)」

「[Audio Tracks](QuickTime エンコーダ)」

[Common](QuickTime エンコーダ)

図 5-31 に、[Common] の設定を示します。 表 5-25 では、その設定について説明します。

図 5-31 QuickTime エンコーダ:[Common] 設定

 

 

表 5-25 QuickTime エンコーダ:[Common] 設定と説明

設定
説明

[Enabled]

ジョブ処理のためにこのプロファイルを有効にします。

[Audio Enabled]

このタスクのオーディオ出力を有効にします。

[Video Enabled]

このタスクのビデオ出力を有効にします。

[User Data]

このフィールドに入力されたデータは、XML で $(user-data) の存在するすべての箇所に表示されます。

例:出力ファイル名に「Nightly News」というタイトルを付けるには、エンコーダ プロファイルの [User Data] を Nightly News に設定します。次に出力プロファイルで、[Output Filename] に $(userdata) を含めるように設定します。

たとえば、Windows Media 出力では、Nightly News.wmv ファイルとなります。

[Task Mode]

このタスクの実行モード(standard、fast start、immediate)を設定します。

[Standard]:Cisco MXE 3500 は、前処理段階の出力として非圧縮の中間ファイル(AVI ファイル)を生成します。

[Fast Start]:[Fast Start] を選択すると、前処理が完了するまで待機するのではなく、十分なイメージが前処理された時点で符号化プロセスが開始されるので、ジョブの処理に必要な合計時間を短縮できます。大きいジョブを送信するときに、この機能を選択できます。

[Fast Start] の符号化には使用可能なコンピュータ処理サイクルが利用されるので、Cisco MXE 3500 では次の場合に限り [Fast Start] の符号化が使用されます。

現在符号化されているクリップが他に 1 つしかない場合

続行中の Web 放送ジョブがない場合

前処理プロファイルにバンパーおよびトレーラが指定されていない場合

[Audio/Video](QuickTime エンコーダ)

図 5-32 に [Audio/Video] 設定を示します。 表 5-26 では、その設定について説明します。

図 5-32 QuickTime エンコーダ:[Audio/Video] 設定

 

 

表 5-26 QuickTime エンコーダ:[Audio/Video] 設定と説明

設定
説明

[Auto Play]

オン:ファイルにアクセスすると、クリップの再生が自動的に開始されます。

オフ:クリップを開始するには、エンド ユーザが QuickTime Player の [Play] ボタンをクリックする必要があります。

[Recordable]

オン:ストリーミングされた出力ファイルをディスクに保存できます。

オフ:ファイルのコピーは保存できません。オフがデフォルトの状態です。

[Timecode Enabled/Timecode Burn-In]

QuickTime タイムコードは、表示されない標準タイムコード情報と QuickTime 7 Pro Player のアクティブ ビデオ領域の下に表示される任意のタイムコード(バーンイン)の 2 種類があります。

QuickTime 符号化中に標準タイムコード情報およびバーンイン タイムコード情報を挿入するかどうかは、[Timecode Enabled] チェックボックスおよび [Timecode Burn-In] チェックボックスによって制御されます。

次のように 2 つの設定を使用します。

 

[Progressive Download]

ストリーミング用にファイルを符号化するか、プログレッシブ ダウンロード用にファイルを符号化するかを決定します。プログレッシブ ダウンロードは、オーディオおよびビデオの配信方式です。プログレッシブ ダウンロードは、標準 HTTP プロトコルを使用します。ファイルをローカル ドライブにダウンロードし、ダウンロードしながらファイルを再生することによって、ストリーミングに似た再生をエンド ユーザに提供します。プログレッシブ ダウンロード ファイルでは、ストリーミング サーバは必要ありません。

オン:クリップはプログレッシブ ダウンロード用に符号化されます。

オフ:クリップは、RTSP ストリーミング用に符号化されます。

注:[Progressive Download] がオンの場合、ファイルにヒント情報は追加されません。このチェックボックスがオフの場合、ヒント情報が追加されます。ヒント情報によってストリーミングが可能になりますが、符号化されたファイルのサイズはやや大きくなります。

[Field Mode]

ビデオ画像がインターレースか、プログレッシブかを定義します。

[Progressive]:各フレームが順次示されます。

[Interlaced: Upper/Top Field First]:画像は、代替回線をスキャンするフィールドで構成されます。フレームを構築するには、2 つのフィールドが必要です。上部または最上部のフィールドがシーケンスの 1 番目になります。

[Interlaced: Lower/Bottom Field First]:画像は、代替回線をスキャンするフィールドで構成されます。フレームを構築するには、2 つのフィールドが必要です。最下部または下部のフィールドがシーケンスの 1 番目になります。

[Width]

出力ファイルの幅をピクセル単位で指定します。値は 80 ~ 2000 ピクセル です。[Settings] ボタンを使用して幅を設定した場合、値は自動的に設定されます。

[Height]

出力ファイルの高さをピクセル単位で指定します。値は 60 ~ 1200 ピクセルです。[Settings] ボタンを使用して高さを設定した場合、値は自動的に設定されます。

[Frame Rate]

符号化される出力ファイルのフレーム レートを指定します。[Settings] ボタンを使用してフレーム レートを設定した場合、値は自動的に設定されます。

[Video Bit Rate]

出力ファイルのビデオ ビットレートを指定します。値は 0 ~ 250,000 です。

[Audio Bit Rate]

出力ファイルのオーディオ ビットレートを指定します。値は 0 ~ 2000 です。

[File Extension]

符号化された出力ファイルに使用するファイル拡張子を指定します。ほとんどの形式は、このボックスにデフォルトの拡張子の値とともに表示されます。

[Master Stream]

クリップの長さおよび符号化パラメータによっては、最大 2 個の空白フレームがクリップの最後に表示されることがあります。これは、符号化されたオーディオ ストリームがビデオよりも長い場合に発生します。[Stream] 設定は、この制約を克服します。選択肢は、[None](デフォルト)、[Video]、および [Audio] です。[Video] を選択した場合、オーディオ時間の延長または短縮によって、ビデオに一致させます。

[Internal](QuickTime エンコーダ)

図 5-33 に [Internal] 設定を示します。 表 5-27 では、その設定について説明します。

図 5-33 QuickTime エンコーダ:[Internal] 設定

 

 

表 5-27 QuickTime エンコーダ:[Internal] 設定と説明

設定
説明

[QuickTime Format]

[QuickTime Movie Format]:Cisco MXE 3500 サーバにインストールされている任意の QuickTime プラグインにアクセスして、.mov 拡張子のファイルを生成できます。

[Other Formats]:Cisco MXE 3500 サーバにインストールされている任意の QuickTime エクスポート プラグインにアクセスして、.mov 以外の拡張子のファイルを生成できます。

[Internal Codec]

QuickTime の内部コーデック タイプを指定します。

[Settings]

選択した形式のビデオ パラメータおよびオーディオ パラメータを指定するための QuickTime ダイアログが表示されます。

[Audio Tracks](QuickTime エンコーダ)

図 5-34 に [Audio Tracks] を示します。

図 5-34 QuickTime エンコーダ:[Audio Tracks]

 

Cisco MXE 3500 では、符号化された最終メディア ファイルに含める出力チャネルを定義できます。[Audio Tracks] ドロップダウンでは、エンコーダへの入力としてプリプロセッサから適切な出力トラックを選択できます。これらの選択したチャネルは、エンコーダに直接マップされます。

エンコーダでサポートされる数のトラックを選択できます。たとえば、エンコーダで最大 4 個の出力がサポートされる場合、最大 4 個のプリプロセッサ出力を選択できます。これらの出力は、順番にエンコーダ出力にマップされます。

個々のエンコーダで、エンコーダの出力がステレオ(2 つの異なるチャネル)またはモノラルであるかを決定できます。モノラルでは、エンコーダへのステレオ入力が平均化され、このペアから 1 つの出力チャネルが作成されます。

Real エンコーダ

ここでは、次の内容について説明します。

「Real エンコーダの概要」

「Real エンコーダの設定について」

Real エンコーダの概要

Real エンコーダは、Real Player および Real 形式用に符号化された素材を再生できるその他すべてのアプリケーションで視聴できる出力を生成します。

「エンコーダ プロファイルのジョブ プロファイルへの追加」も参照してください。

Real エンコーダの設定について

Real エンコーダ プロファイルでは、次の設定を変更できます。

「[Common](Real エンコーダ)」

「[Network Properties](Real エンコーダ)」

「[Encoder Properties](Real エンコーダ)」

「[Stream](Real エンコーダ)」

[Common](Real エンコーダ)

図 5-35 に、[Common] の設定を示します。 表 5-28 では、その設定について説明します。

図 5-35 Real エンコーダ:[Common] 設定

 

 

表 5-28 Real エンコーダ:[Common] 設定と説明

設定
説明

[Profile Enabled]

ジョブ処理でこのプロファイルを有効にするには、このチェックボックスをオンにします。

[Audio Enabled]

このタスクのオーディオ出力を有効にします。

[Video Enabled]

このタスクのビデオ出力を有効にします。

[Task Mode]

このタスクの実行モード(standard、fast start、immediate)を設定します。

[Standard]:Cisco MXE 3500 は、前処理段階の出力として非圧縮の中間ファイル(AVI ファイル)を生成します。

[Fast Start]:[Fast Start] を選択すると、前処理が完了するまで待機するのではなく、十分なイメージが前処理された時点で符号化プロセスが開始されるので、ジョブの処理に必要な合計時間を短縮できます。大きいジョブを送信するときに、この機能を選択できます。

[Fast Start] の符号化には使用可能なコンピュータ処理サイクルが利用されるので、Cisco MXE 3500 では次の場合に限り [Fast Start] の符号化が使用されます。

現在符号化されているクリップが他に 1 つしかない場合

続行中の Web 放送ジョブがない場合

前処理プロファイルにバンパーおよびトレーラが指定されていない場合

[Immediate]:[Immediate] の符号化を有効にすると、Cisco MXE 3500 では中間ファイルは使用されず、プリプロセッサとエンコーダ間でメモリベースのインターフェイスが使用されます。この設定は、MPEG や OMF など、データ量の多く、中間ファイルに相当大きなディスク容量を必要とする比較的長い入力クリップやフォーマットに非常に役立ちます。

(注) [Immediate] の符号化では、より多くのメモリ リソースを使用し、エンコーダによってプリプロセッサがデータを提供する速度を制御できるので、ファイル ジョブには適していますが、ライブ キャプチャには適していません。

[Audio Tracks]

Cisco MXE 3500 では、符号化された最終メディア ファイルに含める出力チャネルを定義できます。[Audio Tracks] ドロップダウンでは、エンコーダへの入力としてプリプロセッサから適切な出力トラックを選択できます。これらの選択したチャネルは、エンコーダに直接マップされます。

エンコーダでサポートされる数のトラックを選択できます。たとえば、エンコーダで最大 4 個の出力がサポートされる場合、最大 4 個のプリプロセッサ出力を選択できます。これらの出力は、順番にエンコーダ出力にマップされます。

個々のエンコーダで、エンコーダの出力がステレオ(2 つの異なるチャネル)またはモノラルであるかを決定できます。モノラルでは、エンコーダへのステレオ入力が平均化され、このペアから 1 つの出力チャネルが作成されます。

[User Data]

このフィールドに入力されたデータは、XML で $(user-data) の存在するすべての箇所に表示されます。

例:出力ファイル名に「Nightly News」というタイトルを付けるには、エンコーダ プロファイルの [User Data] を Nightly News に設定します。次に、出力プロファイルの [Output Filename] に $(userdata) が含まれるように設定します。たとえば、Windows Media 出力では、Nightly News.wmv ファイルとなります。

 

[SureStream]

符号化出力が SureStream を使用してカプセル化されるかどうかを決定します。これにより、選択したビット レートごとに異なるファイルを作成するのではなく、複数のビット レートを同じファイルに符号化できます。

[Downloadable]

エンド ユーザがローカル再生用にファイルのコピーをダウンロードできるかどうかを決定します。デフォルトでは、このボックスはオフです。つまり、コピー防止機能が有効です。

[Recordable]

エンドユーザが、符号化されたファイルを録音できるかどうかを決定します。デフォルトでは、このボックスはオフです。つまり、コピー防止機能が有効です。

[Indexed by search engines]

Cisco MXE 3500 では、このオプションはサポートされなくなりました。

[Network Properties](Real エンコーダ)

図 5-36 に [Network Properties] を示します。 表 5-29 では、その設定について説明します。

図 5-36 Real エンコーダ:[Network Properties]

 

 

表 5-29 Real エンコーダ:[Network Properties] 設定と説明

設定
説明

[Loss Protection]

ブロードキャスト ストリームにエラー訂正パケットを追加することによって、パケット損失を防止します。パケットが失われると、エラー訂正パケットを使用して、Helix(TM) サーバが失われたパケットを復元できます。エラー訂正パケットは、User Datagram Protocol(UDP; ユーザ データグラム プロトコル)トランスポート プロトコルを使用するブロードキャスト ストリームだけでサポートされます。この設定は、TCP トランスポート プロトコルを使用するブロードキャスト ストリームでは無視されます。

損失防止機能によって、Helix ストリーム サーバへの帯域幅だけが増加します。Helix サーバによってプレーヤーに配信されるブロードキャスト ストリームの帯域幅には影響しません。損失防止機能は、インターネットなど損失の多いネットワークでブロードキャスト ストリームを送信する場合に最も有効です。同一のローカル エリア ネットワークでは、損失防止機能は不要です。

[Real-Time Events]

符号化出力にリアルタイム イベントを含めるかどうかを決定します。デフォルトはオフです。

[Encoder Properties](Real エンコーダ)

図 5-37 に [Encoder Properties] を示します。 表 5-30 では、その設定について説明します。

図 5-37 Real エンコーダ:[Encoder Properties]

 

 

表 5-30 Real エンコーダ:[Encoder Properties] 設定と説明

設定
説明

[Width]

完了した出力のピクセル単位で定義された幅。デフォルトは 320 です。

[Height]

完了した出力のピクセル単位で定義された高さ。デフォルトは 240 です。

[Encode Mode]

[CBR]:固定ビット レート(CBR)符号化は、ストリーミング ビデオの符号化で従来から行われている方法です。この方法では、ストリームで一貫したビット レートが維持されます。CBR 符号化は、350 Kbps 未満の帯域幅でストリーミングを行う場合、および多数のストリームを同じクリップまたはブロードキャストに符号化する場合(SureStream)に使用する必要があります。

[VBR Bitrate]:可変ビット レート(VBR)符号化は、CBR 符号化とは違って、一定のストリーミング レートを維持しません。その代わりに、目標平均ビット レートおよび最大ビット レートが設定されています。一般に VBR 符号化は、CBR 符号化よりも優れたビデオ画質を提供します。VBR 符号化は、圧縮するのが難しい場面に多くの帯域幅を提供します。違いは、動きが速くて、動きの多い場面が含まれるビデオで最も顕著になります。VBR には、SureStream テクノロジーとの互換性はありません。したがって、単一ストリームだけを符号化できます。VBR 符号化は、350 Kbps 以上の帯域幅に適しています。

[VBR Quality]:エンコーダが、目標最大ビット レートの制約内で指定された画質レベルを維持する必要のあることを指定します。目標ビット レート設定は無視されます(目標ビット レートと画質設定は、いずれかが無視されます)。この設定も、SureStream テクノロジーとの互換性はありません。

[VBR Quality]:エンコーダが、目標最大ビット レートの制約を受けずに指定された画質レベルを維持する必要のあることを指定します。この設定も、SureStream テクノロジーとの互換性はありません。

[Encode Passes]

ソース ファイルからの符号化に限り使用される 2 パス符号化では、エンコーダはソース全体を 1 回処理して、ソース ファイルの符号化に最適な方法に関する情報を収集します。次に、ソース ファイルで 2 回目のパスを行い、ストリームを符号化します。2 パス符号化は、符号化品質を大幅に向上させますが、符号化時間が長くなります。1 回目のパスには、1 人の対象視聴者のために、ソース ファイルの符号化と同じ時間がかかります。2 パス符号化は固定ビット レート符号化に役立ちますが、可変ビット レート(VBR)符号化により多くの利点もたらします。

1 パス符号化では、符号化中にソースが小さいセクションごとに連続して分析され、クリップ内に一連の VBR セクションが作成されます。

[Input Audio Type]

[Music](デフォルト)または [Voice]

[Max. Keyframe Spacing]

許容最大キーフレーム間隔を定義します。キーフレームが検出されずにこの間隔が経過すると、新しいキーフレームが作成されます。値は、キーフレーム間隔の秒数で定義されます。追加されたキーフレームは、ナチュラル キーフレームに加えられます。ナチュラル キーフレームが十分な頻度で発生しない場合、追加されないことがあります。値の範囲は、0 ~ 200 秒です。デフォルト値は 8 です。

キーフレームは、画像に関するすべての情報を含むフレームです。前のフレームまたは次のフレームに依存せずに画像を作成します。符号化出力内でキーフレームの数が増加させると、クリップの画質を向上できます。キーフレームにはより多くのデータが含まれるので、キーフレームの頻度が増加すると、ファイル サイズも増加します。この値を 0 に設定すると、ナチュラル キーフレームが許可されますが、追加はありません。

[Complexity]

この設定は、符号化と画質のバランスを決定します。

[Low]:符号化時間は最短になりますが、画質が低下します。

[Medium]:符号化時間と画質のバランスが取れます。これは、デフォルトです。

[High]:最高の結果を得られますが、最大の処理を必要とします。したがって、最長の符号化時間になります。

[Startup Latency]

RealVideo でライブ Web キャストを使用する場合、ストリーミング開始前に符号化出力が使用するバッファ サイズを秒単位で指定します。起動遅延は、プレーヤーがストリームの受信を開始してから、ビデオを表示するまでの時間を決定します。この値によって、ストリーム開始後にビデオがバッファを必要としなくなります。起動遅延には、プレーヤーの起動、ホスト Helix サーバの検出、要求の送信、およびサーバの応答の受信にかかる時間は含まれません。起動遅延は、低ビット レートでストリーミングするビデオおよび高アクション シーケンスで始まるビデオで増加させることができます。遅延が長くなると、シーケンスを開始するためにより大きいバッファが作成され、一般にビデオの画質が向上します。遅延時間が長くなると、気の短い視聴者が再生の開始前にビデオを停止してしまうことがあります。

遅延時間は、ダウンロードしたクリップが再生を開始するまでの時間には影響しません。しかし遅延の値を増加させると、高速アクションの連続で始まる、ダウンロードしたクリップの画質を向上できます。

[Quality]

VBR 画質 モードの適切な画質レベルを決定します。値の範囲は 0 ~ 100 です。デフォルトは 80 です。

[Video Quality]

ビデオ画質モードは、符号化されるビデオの画質に影響します。このモードは、映像の明瞭さとフレーム レートとのバランスを保つのに役立ち、一般に低帯域幅を符号化したビデオにより多くの影響を与えます。映像の明瞭さの強調または符号化フレーム レートの増加に役立ちます。次の値のうち 1 つを選択します。

[Smoothest Motion Video]:動きの速いビデオで最も円滑な画像を提供するために使用します。

[Normal Motion Video]:ビデオに標準的な動きが含まれる場合に使用します。

[Sharpest Image Video]:動きの遅い、または動きの少ないビデオで最も鮮明な画像を提供するために使用します。

[Slide Show Video]:スライド プレゼンテーション タイプのビデオに使用します。

[Stream](Real エンコーダ)

図 5-38 に [Stream] 設定を示します。 表 5-31 では、その設定について説明します。

図 5-38 Real エンコーダ:[Stream] 設定

 

 

表 5-31 Real エンコーダ:[Stream] 設定と説明

設定
説明

[Target Name]

符号化されるメディアの帯域幅要件をクライアント プレーヤーに指定します。

[Video Codec]

使用されるコーデックを指定します。

[RealVideo 10]:RealVideo 10 は最新のビデオ コーデックであり、RealVideo 9、RealVideo G2 などこれまでのすべてのコーデックに代わるものです。このコーデックがインストールされていない場合、クライアント プレーヤーで自動ソフトウェア ダウンロードを行う必要があります。したがって、場合によっては、古いコーデックがそのまま使用されます。

[RealVideo 9]:RealVideo 9 は RealVideo の旧バージョンです。

[RealVideo 8]:RealVideo 8 は RealVideo の旧バージョンです。

[Target Video Frame Rate]

符号化出力の 1 秒あたりの目標最大フレーム数(FPS)を定義します。値は 4 ~ 30 FPS です。

[Target Video Bit Rate]

符号化される出力ストリームの目標値の一部としてビデオの伝送速度を設定します。値は 4.0 ~ 5000.0 キロビット/秒(kbps)です。

[Maximum video bitrate]

符号化モードが VBR ビットレートの場合、符号化される出力ストリームの目標値の一部としてビデオの最大伝送速度を設定します。値は 4.0 ~ 5000.0 キロビット/秒(kbps)です。

[Audio Codec]

使用されるコーデックを指定します。

[Real Audio10]:Real Audio 10 は最新のオーディオ コーデックであり、これまでのすべてのコーデックに代わるものです。このコーデックでは、クライアント プレーヤーでの自動ソフトウェア ダウンロードが必要なことがあります。したがって、場合によっては、古いコーデックがそのまま使用されます。

[Real Audio 8]:Real Audio の旧バージョンです。

[G2 (Mono)]:Real Audio 8 の旧バージョンです。クライアント プレーヤー要件で Real Audio 8 がサポートされない場合に限り使用します。

[G2 (Stereo)]:Real Audio 8 の旧バージョンです。クライアント プレーヤー要件で Real Audio 8 がサポートされない場合に限り使用します。

[Audio Settings]

符号化出力のビット レートおよびサンプル周波数を定義します。

Speech-to-Text エンコーダ

この機能を使用するには、Speech-to-Text 機能のライセンスを購入し、スタンドアロンの Cisco MXE 3500 または Resource Manager デバイスにインストールする必要があります。詳細については、『 Deployment and Administration Guide for Cisco MXE 3500 』を参照してください。

Cisco MXE 3500 Speech-to-Text モジュールの目的は、ソース ビデオ ファイルの一部として含まれている音声オーディオからテキストへ変換したものを迅速に作成することです。これらの音声変換テキストには、テキストとビデオを同期可能にするタイムスタンプが含まれる場合があります。

Speech to Text は次のように使用できます。

音声変換テキストの作成を自動化し、Cisco TelePresence 会議、社内教育、製品トレーニング、または社内ブリーフィングで使用するキャプションまたは字幕ワークフローの一部として修正し、編集する。

ビデオ メディアのキーワードまたは特定の主題を検索するためのデータ索引を作成する。


) 現在 Speech to Text でサポートされているのは、ファイル ジョブ送信およびライブ ジョブ送信だけです。


ここでは、次の内容について説明します。

「Speech to Text エンコーダの概要」

「Speech-to-Text の設定について」

Speech to Text エンコーダの概要

Cisco MXE 3500 および Nuance Naturally Speaking トランスクリプション エンジンは、オーディオ ソースを WAVE ファイル(簡単なテキスト トランスクリプト)およびグラフィック オーバーレイ機能に適した XML ファイルに変換します。「[Graphics Overlay](プリプロセッサ)」も参照してください。

初期化中には、Cisco MXE 3500 ジョブ プロファイルで識別される Nuance スピーカーおよびボキャブラリ ファイルを使用して、Nuance Naturally Speaking トランスクリプション エンジンを設定します。


) 個別の音声認識の向上の詳細については、『Deployment and Administration Guide for Cisco MXE 3500』を参照してください。


初期化が完了すると、Speech to Text ワーカーは、Cisco MXE 3500 Preprocessor から未圧縮のオーディオ サンプルを受信します。これらのオーディオ サンプルは、標準的な WAVE ファイルに符号化されます。すべてのオーディオ サンプルの符号化が完了すると、WAVE ファイルの名前が Nuance エンジンに渡されて音声変換テキストが作成されます。

Nuance Naturally Speaking トランスクリプション エンジンは、WAVE ファイルのコンテンツを読み取り、ファイル内の音声に基づいてタイムスタンプ付きのテキストを生成します。このテキストおよび関連するタイムススタンプが Speech to Text(STT)に渡されます。次にこのテキストは、単純な変換テキスト ファイルに書き込まれるか、テンプレートにマージされて Cisco MXE 3500 グラフィック オーバーレイ機能への入力として後で使用可能なファイルが生成されます。

STT 出力を作成するには、STT エンコーダ プロファイルが存在しない場合は最初にこのプロファイルを作成し、STT プロファイルをジョブ プロファイルに追加します。「エンコーダ プロファイルの作成」および「エンコーダ プロファイルのジョブ プロファイルへの追加」も参照してください。

Speech-to-Text の設定について

Speech to Text エンコーダ プロファイルでは、次の設定を変更できます。

「[Common](Speech-to-Text エンコーダ)」

「[Settings](Speech-to-Text エンコーダ)」

「[Speakers](Speech-to-Text エンコーダ)」

[Common](Speech-to-Text エンコーダ)

図 5-39 に、[Common] の設定を示します。 表 5-32 では、その設定について説明します。

図 5-39 Speech-to-Text エンコーダ:[Common] 設定

 

 

表 5-32 Speech-to-Text エンコーダ:[Common] 設定と説明

設定
説明

[Profile Enabled]

ジョブ処理でこのプロファイルを有効にするには、このチェックボックスをオンにします。

[Audio Tracks]

ソース ファイルからオーディオ トラックを選択します。このオーディオ トラックがテキスト化されます。エンコーダは、プロファイルあたり 1 つのオーディオ トラックだけをテキスト化できます。

[Settings](Speech-to-Text エンコーダ)

図 5-40 に [Settings] を示します。 表 5-33 では、その設定について説明します。

図 5-40 Speech-to-Text エンコーダ:[Settings]

 

 

表 5-33 Speech-to-Text エンコーダ:[Settings] と説明

設定
説明

[Quality]

このパラメータの値は、変換プロセスの速度と変換テキストの正確さのバランスを設定します。[Quality] に高い値を設定すると、変換テキストの出力内容が向上します。しかし、高い値を設定すると変換の速度が低下します。

例:0(最速)

例:100(最高品質)

値は 0 ~ 100 です。

[Audio Output]

WAVE 出力ファイルを生成するには、このボックスをオンにします。注:Nuance Naturally Speaking トランスクリプション エンジンでは、常に WAVE ファイルが生成されます。このボックスがオフの場合、変換プロセスの完了後に WAVE ファイルが削除されます。

[Text Output]

テキスト トランスクリプト出力ファイルを生成するには、このボックスをオンにします。

[Overlay Output]

グラフィック オーバーレイ出力ファイルを生成するには、このボックスをオンにします。

[Nuance Speaker Profile]

初期化中に Speech to Text は、Nuance Naturally Speaking エンジンにスピーカー プロファイルをロードするように指示します。スピーカー プロファイルとは、特定の 1 人または複数のスピーカーの音声認識および他の詳細を設定する Nuance コンポーネントです。

』を参照してください。

[Nuance Topic/Vocabulary]

初期化中に Speech to Text は、Nuance Naturally Speaking エンジンにトピック/ボキャブラリ プロファイルをロードするように指示します。ボキャブラリ プロファイルとは、既知のボキャブラリおよびその発音のリストを提供する Nuance コンポーネントです。

(注) ボキャブラリ プロファイル名は、Nuance システムに不可欠な要素です。Cisco MXE 3500 によって作成または維持されるファイルやデータベースではありません。したがって Cisco MXE 3500 は、Nuance システムに設定されるボキャブラリ プロファイルのリストに直接アクセスすることはできません。Nuance ソフトウェア ツールにアクセスしてプロファイルを作成し、オーディオ システムを操作します。

[Graphics Template]

[Locate a graphics template] ページを表示するには、[Browse] ボタンをクリックします。このテンプレートにより、テキストの色、フォント、位置などのオーバーレイ要素が制御されます。

Speech to Text(STT)は、最終的なグラフィック オーバーレイ ファイルのベースとしてテンプレートを使用します。まずテンプレート ファイルを作成し、スピーカー名、音声から変換されたテキストなどの動的要素をそこに挿入します。生成される出力は、テンプレートの各要素が変換されたテキストと組み合わさった、新しいファイルとなります。

この機能を使用するには、グラフィック オーバーレイ機能のライセンスを購入し、スタンドアロンの Cisco MXE 3500 または Resource Manager デバイスにインストールする必要があります。詳細については、『 Deployment and Administration Guide for Cisco MXE 3500 』を参照してください。

[Speakers](Speech-to-Text エンコーダ)

オーディオ コンテンツで検出された最大 12 人のスピーカーの名前がリスト表示されます。グラフィック オーバーレイはこれらの名前を使用して、オーバーレイの導入処理中にスピーカーを識別します。図 5-41 に [Speakers] を示します。

図 5-41 Speech-to-Text エンコーダ:[Speakers]

 

WAV エンコーダ

ここでは、次の内容について説明します。

「WAV エンコーダの概要」

「WAV エンコーダの設定について」

WAV エンコーダの概要

WAV エンコーダは、ほとんどのオーディオ プレーヤーおよびメディア プレーヤーで再生可能なオーディオ専用の Waveform ファイルを作成します。「エンコーダ プロファイルのジョブ プロファイルへの追加」も参照してください。


) WAV ファイルはメタデータを保存しないので、ジョブが送信されたときに入力されたメタデータは、出力ファイルに含まれません。


WAV エンコーダの設定について

WAV エンコーダ プロファイルでは、次の設定を変更できます。

「[Common](WAV エンコーダ)」

「[Audio](WAV エンコーダ)」

[Common](WAV エンコーダ)

図 5-42 に、[Common] の設定を示します。 表 5-34 では、その設定について説明します。

図 5-42 WAV エンコーダ:[Common] 設定

 

 

表 5-34 WAV エンコーダ:[Common] 設定と説明

設定
説明

[Profile Enabled]

ジョブ処理でこのプロファイルを有効にするには、このチェックボックスをオンにします。

[Task Mode]

このタスクの実行モード(standard、fast start、immediate)を設定します。

[Standard]:Cisco MXE 3500 は、前処理段階の出力として非圧縮の中間ファイル(AVI ファイル)を生成します。

[Fast Start]:[Fast Start] を選択すると、前処理が完了するまで待機するのではなく、十分なイメージが前処理された時点で符号化プロセスが開始されるので、ジョブの処理に必要な合計時間を短縮できます。大きいジョブを送信するときに、この機能を選択できます。

[Fast Start] の符号化には使用可能なコンピュータ処理サイクルが利用されるので、Cisco MXE 3500 では次の場合に限り [Fast Start] の符号化が使用されます。

現在符号化されているクリップが他に 1 つしかない場合

続行中の Web 放送ジョブがない場合

前処理プロファイルにバンパーおよびトレーラが指定されていない場合

[Immediate]:[Immediate] の符号化を有効にすると、Cisco MXE 3500 では中間ファイルは使用されず、プリプロセッサとエンコーダ間でメモリベースのインターフェイスが使用されます。この設定は、MPEG や OMF など、データ量の多く、中間ファイルに相当大きなディスク容量を必要とする比較的長い入力クリップやフォーマットに非常に役立ちます。

(注) [Immediate] の符号化では、より多くのメモリ リソースを使用し、エンコーダによってプリプロセッサがデータを提供する速度を制御できるので、ファイル ジョブには適していますが、ライブ キャプチャには適していません。

[Audio Tracks]

Cisco MXE 3500 では、符号化された最終メディア ファイルに含める出力チャネルを定義できます。[Audio Tracks] ドロップダウンでは、エンコーダへの入力としてプリプロセッサから適切な出力トラックを選択できます。これらの選択したチャネルは、エンコーダに直接マップされます。

エンコーダでサポートされる数のトラックを選択できます。たとえば、エンコーダで最大 4 個の出力がサポートされる場合、最大 4 個のプリプロセッサ出力を選択できます。これらの出力は、順番にエンコーダ出力にマップされます。

個々のエンコーダで、エンコーダの出力がステレオ(2 つの異なるチャネル)またはモノラルであるかを決定できます。モノラルでは、エンコーダへのステレオ入力が平均化され、このペアから 1 つの出力チャネルが作成されます。

[User Data]

このフィールドに入力されたデータは、XML で $(user-data) の存在するすべての箇所に表示されます。

例:出力ファイル名に「Nightly News」というタイトルを付けるには、エンコーダ プロファイルの [User Data] を Nightly News に設定します。次に、出力プロファイルの [Output Filename] に $(userdata) が含まれるように設定します。たとえば、Windows Media 出力では、Nightly News.wmv ファイルとなります。

 

[Audio](WAV エンコーダ)

図 5-43 に [Audio] 設定を示します。 表 5-35 では、その設定について説明します。

図 5-43 WAV エンコーダ:[Audio] 設定

 

 

表 5-35 WAV エンコーダ:[Audio] 設定と説明

設定
説明

[Sample Rate]

圧縮に使用されるオーディオ圧縮アルゴリズムのサンプル レートを示します。値は kHz 単位で、8.000、11.025、22.050、44.100、および 48.000 です。

[Channels]

出力オーディオ ストリームのオーディオ チャネル数を決定します。

[Mono]:出力ファイルのオーディオは、単一チャネルとしてストリーミングされます。

[Stereo]:出力ファイルのオーディオは、ステレオでストリーミングされます。

[Sample Size]

各サンプルに使用されるビット数を決定します。有効な選択肢は 8 kbps または 16 kbps です。サンプル サイズを増加させると、出力ファイルの音質が向上し、サイズが大きくなります。

[Codec]

WAV 符号化で使用されるコーデックを決定します。

[PCM]:非圧縮デジタル形式の Pulse Code Modulation(PCM; パルス符号変調)を使用して符号化します。これは、デフォルト値です。

[ULAW]:μ-law アルゴリズムを使用して音声ファイルのサイズを減少させます。コンパンディング(companding)(圧縮 [compacting] と伸張 [expanding] の合成語)と呼ばれるこの方法では、最も使用頻度の高い可聴範囲内では最大増分が可能になり、この範囲外では大増分が可能です。

Windows Media エンコーダ

ここでは、次の内容について説明します。

「Windows Media エンコーダの概要」

「Windows Media エンコーダの設定について」

Windows Media エンコーダの概要

Windows Media エンコーダ プロファイルは、Microsoft 社で使用されるパラメータを定義して、Windows Media Player への出力用にクリップを符号化する方法を決定します。

「エンコーダ プロファイルのジョブ プロファイルへの追加」も参照してください。

Windows Media エンコーダの設定について

Windows Media エンコーダ プロファイルでは、次の設定を変更できます。

「[Common](Windows Media エンコーダ)」

「[Video Stream](Windows Media エンコーダ)」

「[Audio Stream](Windows Media エンコーダ)」

「[Stream 1] ~ [Stream 5](Windows Media エンコーダ)」

[Common](Windows Media エンコーダ)

図 5-44 に、[Common] の設定を示します。 表 5-36 では、その設定について説明します。

図 5-44 Windows Media エンコーダ:[Common] 設定

 

 

表 5-36 Windows Media エンコーダ:[Common] 設定と説明

設定
説明

[Enabled]

ジョブ処理でこのプロファイルを有効にするには、このチェックボックスをオンにします。

[Audio Enabled]

このジョブのオーディオ出力を有効にします。

[Video Enabled]

このジョブのビデオ出力を有効にします。

[Task Mode]

このタスクの実行モード(standard、fast start、immediate)を設定します。

[Standard]:Cisco MXE 3500 は、前処理段階の出力として非圧縮の中間ファイル(AVI ファイル)を生成します。

[Fast Start]:[Fast Start] を選択すると、前処理が完了するまで待機するのではなく、十分なイメージが前処理された時点で符号化プロセスが開始されるので、ジョブの処理に必要な合計時間を短縮できます。大きいジョブを送信するときに、この機能を選択できます。

[Fast Start] の符号化には使用可能なコンピュータ処理サイクルが利用されるので、Cisco MXE 3500 では次の場合に限り [Fast Start] の符号化が使用されます。

現在符号化されているクリップが他に 1 つしかない場合

続行中の Web 放送ジョブがない場合

前処理プロファイルにバンパーおよびトレーラが指定されていない場合

[Immediate]:[Immediate] の符号化を有効にすると、Cisco MXE 3500 では中間ファイルは使用されず、プリプロセッサとエンコーダ間でメモリベースのインターフェイスが使用されます。この設定は、MPEG や OMF など、データ量の多く、中間ファイルに相当大きなディスク容量を必要とする比較的長い入力クリップやフォーマットに非常に役立ちます。

(注) [Immediate] の符号化では、より多くのメモリ リソースを使用し、エンコーダによってプリプロセッサがデータを提供する速度を制御できるので、ファイル ジョブには適していますが、ライブ キャプチャには適していません。

[Audio Tracks]

Cisco MXE 3500 では、符号化された最終メディア ファイルに含める出力チャネルを定義できます。[Audio Tracks] ドロップダウンでは、エンコーダへの入力としてプリプロセッサから適切な出力トラックを選択できます。これらの選択したチャネルは、エンコーダに直接マップされます。

エンコーダでサポートされる数のトラックを選択できます。たとえば、エンコーダで最大 4 個の出力がサポートされる場合、最大 4 個のプリプロセッサ出力を選択できます。これらの出力は、順番にエンコーダ出力にマップされます。

個々のエンコーダで、エンコーダの出力がステレオ(2 つの異なるチャネル)またはモノラルであるかを決定できます。モノラルでは、エンコーダへのステレオ入力が平均化され、このペアから 1 つの出力チャネルが作成されます。

[User Data]

このフィールドに入力されたデータは、XML で $(user-data) の存在するすべての箇所に表示されます。

例:出力ファイル名に「Nightly News」というタイトルを付けるには、エンコーダ プロファイルの [User Data] を Nightly News に設定します。次に、出力プロファイルの [Output Filename] に $(userdata) が含まれるように設定します。たとえば、Windows Media 出力では、Nightly News.wmv ファイルとなります。

 

[Timecode]

ソース ファイルから出力ファイルにタイムコードを挿入するには、このオプションをオンにします。

[Encapsulated]

出力ファイルが単一のファイルとしてカプセル化されるように指定するには、このボックスをオンにします。

(注) [Encapsulated] がオフの場合、単一の出力ターゲットだけをジョブ プロファイルで定義できます。複数のカプセル化されていないファイルを符号化するには、ジョブ プロファイルに複数の Windows Media エンコーダ タブを追加します。

[Seekable]

エンド ユーザがプレーヤーのコントロールを使用して、任意の時点からクリップを視聴できるようにするには、このボックスをオンにします。オフの場合、クリップは最初から視聴する必要があります。

[Script Stream]

符号化出力でイベント スクリプト ストリームを有効にするには、このボックスをオンにします。

[Bit Rate]

イベント スクリプトのサイズをキロバイト/秒(kbps)単位で指定します。

[Packet Size Enabled]

符号化されたメディアの伝送に使用される最大 TCP/IP パケット サイズを指定するか、デフォルトのサイズを受け入れるには、このボックスをオンにします。

(注) 大きいパケット サイズを指定した場合、伝送の成功は、転送チェーン内のすべてのハードウェアおよびネットワーク コンポーネントが、大きいパケット サイズを処理できるかどうかに依存します。

[Maximum Packet Size]

最大パケット サイズをバイト単位で指定します。

[Allowed Dropped Frames]

サイクル数不足のために Windows Media エンコーダ コアにフレームが渡されなかった場合、このボックスをオンにして、出力が不完全であってもジョブの続行を許可します。

[Video Stream](Windows Media エンコーダ)

図 5-45 に [Video Stream] 設定を示します。 表 5-37 では、その設定について説明します。

図 5-45 Windows Media エンコーダ:[Video Stream] 設定

 

 

表 5-37 Windows Media エンコーダ:[Video Stream] 設定と説明

設定
説明

[Video Codec]

符号化しているビデオに使用されるコーデックを指定します。コーデックのオプションは次のとおりです。

[Windows Media Video V9]:このコーデックでは、クライアント プレーヤーでの自動ソフトウェア ダウンロードが必要なことがあります。したがって、場合によっては、古いコーデックがそのまま使用されます。

[Windows Media Video V8]:Windows Media Video 8 は、このコーデックの旧バージョンです。使用可能なプレーヤーに最新バージョンとの互換性がない場合に使用します。

[Windows Media Video V7]:Windows Media Video 7 は、このコーデックの旧バージョンです。使用可能なプレーヤーに最新バージョンとの互換性がない場合に使用します。

[ISO MPEG-4 Video V1]:ISO 準拠の MPEG-4 コーデックです。

[MPEG4V3]:MPEG4V3 は最初の Windows Media コーデックでした。.asf ファイルだけに符号化します。

[Windows Media Screen V7]:スクリーン キャプチャ録画および他の非標準ビデオ タイプに使用されるコーデックの旧バージョンです。

[Windows Media Screen V9]:スクリーン キャプチャ録画および他の非標準ビデオ タイプに使用されるコーデックです。

[Advanced Profile]:VC1 コーデックではこのプロファイルがサポートされます。

[Video Encode Mode]

出力が、可変ビット レート(VBR)でストリーミングされるか、固定ビット レート(CBR)でストリーミングされるかを決定します。

[VBR]:可変ビット レート符号化では、画像の複雑度による必要性に応じて、コーデックが各フレームのビット レートを変えることができます。各フレームが頻繁に変わる動きの多い場面では、高ビット レートが使用されます。低ビット レートは、動きの少ない場面で使用されます。

[CBR]:固定ビット レート符号化では、ビデオ画像の複雑度に関わらず、フレームあたりのビット レートは同一に維持されます。

[Encode Passes]

このオプションは、CBR だけで使用できます。符号化パスの実行回数を決定します。

[1]:単一パス符号化では、符号化が高速化されます。

[2]:2 パス符号化では、圧縮品質が上昇します。


) ライブ Web キャストには、単一パス符号化だけを使用できます。2 パス符号化では、Windows Media Video 9 コーデックを指定する必要があります。


[VBR Mode]

VBR 符号化モードを決定します。追加パラメータを設定する必要があります。

[Quality]:指定品質レベルを維持するために、エンコーダがビット レートを変化させるように指定します。

[Constrained]:エンコーダはビット レートを変化させますが、指定された最大ビット レートおよびピーク バッファ サイズを超えないように指定します。

[Unconstrained]:エンコーダが、制約無しでビット レートを変化させるように指定します。

[VBR Quality]

VBR 画質モードの適切な画質レベルを決定します。値の範囲は
0(低画質)~ 100(高画質)です。

[Max VBR Bit Rate]

可変ビット レート ビデオ符号化で使用できる最大ビット レート値を決定します。10 キロ ビット/秒~ 5 百万ビット/秒の値を入力します。最大 VBR ビット レートは、Constrained モードの VBR 符号化だけで使用できます。

[Peak Buffer Size]

可変ビット レート符号化に使用される最大許容バッファ サイズを秒単位で決定します。1 ~ 100 秒の値を入力します。ピーク バッファ サイズは、Constrained モードの VBR 符号化だけで使用できます。

[Aspect Ratio Enabled]

ピクセル アスペクト比を有効にします。ピクセル アスペクト比は、ピクセルの高さに対するピクセルの幅の比です。正方形のピクセルの比は 1:1 ですが、非正方形(長方形)のピクセルの高さと幅は同じではありません。

[Aspect Ratio Type]

[4:3]、[16:9]、[custom]

[Custom Aspect X-Ratio]

[Aspect Ratio Type] で [custom] を選択している場合に有効です。

[Custom Aspect Y-Ratio]

[Aspect Ratio Type] で [custom] を選択している場合に有効です。

[Audio Stream](Windows Media エンコーダ)

図 5-46 に [Audio Stream] 設定を示します。 表 5-38 では、その設定について説明します。

図 5-46 Windows Media エンコーダ:[Audio Stream] 設定

 

 

表 5-38 Windows Media エンコーダ:[Audio Stream] 設定と説明

設定
説明

[Audio Codec]

使用されるオーディオ コーデックを設定します。

[Windows Media Audio V9]:最新のコーデックです。音声と音楽の両方に使用されます。このコーデックでは、クライアント プレーヤーでの自動ソフトウェア ダウンロードが必要なことがあります。したがって、場合によっては、古いコーデックがそのまま使用されます。

[Windows Media Audio V9 Voice]:このコーデックは、特に音声用に最適化されています。

[Windows Media Audio V9 Lossless]:このコーデックは、可逆圧縮用に最適化されています。

[ACELP.net]:これは、非常に低帯域の音声専用オーディオで使用される古いコーデックです。

[Audio Encode Mode]

出力が、可変ビット レート(VBR)でストリーミングされるか、固定ビット レート(CBR)でストリーミングされるかを決定します。

[VBR]:可変ビット レート符号化では、画像の複雑度による必要性に応じて、コーデックが各フレームのビット レートを変えることができます。各フレームが頻繁に変わる動きの多い場面では、高ビット レートが使用されます。低ビット レートは、動きの少ない場面で使用されます。

[CBR]:固定ビット レート符号化では、ビデオ画像の複雑度に関わらず、フレームあたりのビット レートは同一に維持されます。

[Audio VBR Mode]

VBR 符号化モードを設定します。追加パラメータを設定する必要があります。

[Quality]:指定品質レベルを維持するために、エンコーダがビット レートを変化させるように指定します。

[Constrained]:エンコーダはビット レートを変化させますが、指定された最大ビット レートおよびピーク バッファ サイズを超えないように指定します。

[Unconstrained]:エンコーダが、制約無しでビット レートを変化させるように指定します。

[Max VBR Bit Rate]

可変ビット レート ビデオ符号化で使用される最大許容ビット レート値を設定します。10 キロ ビット/秒~ 5 百万ビット/秒の値を入力します。最大 VBR ビット レートは、Constrained モードの VBR 符号化だけで使用できます。

[Peak Buffer Size]

可変ビット レート ビデオ符号化に使用される最大許容バッファ サイズを秒単位で設定します。1 ~ 100 秒の値を入力します。ピーク バッファ サイズは、Constrained モードの VBR 符号化だけで使用できます。

[DRM Mode]

出力の符号化に Digital Rights Management(DRM; デジタル著作権管理)モードが使用されます。値は、[none]、[version 1]、または [version 7] です。

[Select Seed File]

符号化に使用された DRM 情報、復号に使用される DRM 情報、および出力が保存される場所であるファイルの名前。

[Stream 1] ~ [Stream 5](Windows Media エンコーダ)

図 5-47 に [Stream] 設定を示します。 表 5-39 では、その設定について説明します。

図 5-47 Windows Media エンコーダ:[Stream] 設定

 

 

表 5-39 Windows Media エンコーダ:[Stream] 設定と説明

設定
説明

[Enabled]

ストリームをアクティブにするには、このボックスをオンにします。

(注) 複数ストリームの設定を有効にするには、[Common] セクションの [Encapsulated] ボックスをオンにする必要があります。

[Video Target Name]

符号化されるメディアの帯域幅要件をクライアント プレーヤーに指定します。エンド ユーザのインターネット接続に基づいて名前を選択します。たとえば、512 kbps を超えるダウンロードを維持できる最速形式の DSL モデムを使用してインターネットに接続するエンド ユーザのために最適化される出力を作成するには、[xDSL.512¥Cable Modem] を選択します。これは必須フィールドです。

[Encoder Complexity]

符号化されたコンテンツの画質とビデオの符号化に必要な時間とのトレードオフを設定します。このパラメータの値は、auto、0、1、2、3、または 4 です。0 は最も複雑度が低く、4 は最も複雑です。

[Width]

出力ファイルの幅をピクセル単位で指定します。値は 80 ~ 2000 ピクセル です。これは必須フィールドです。

[Height]

作成される出力ファイルの高さをピクセル単位で指定します。値は 60 ~ 2000 ピクセル です。これは必須フィールドです。

[Target Frame Rate]

符号化の 1 秒あたりの目標最大フレーム数(FPS)を定義します。値は 1 ~ 60 FPS です。デフォルト値は、選択したターゲット名によって異なります。

(注) 出力ファイルの 1 秒あたりのフレーム数は、ソース ビデオの 1 秒あたりのフレーム数を超えることはできません。

[Target Video Bit Rate]

符号化される出力ストリームの目標値の一部としてビデオの伝送速度を設定します。値は、1 秒あたり 10 kbps ~ 20 百万ビットです。デフォルトは、選択した目標値によって異なります。 これは必須フィールドです。

(注) [Video] セクションおよび [Audio] セクションで入力した目標ビット レートの合計値は、選択した目標値の適切な合計ビット レートを超えてはいけません。指定した目標値を超えることは可能ですが、ストリーム出力の品質が低下します。

[Video Quality]

フレーム数と画像の鮮明さとの関係を制御することによって歪みを調整します。バーを左にスライド(減少)させるとフレームが増加し、空間画質が低下します。バーを右にスライド(増加)させるとフレームが減少し、空間画質が向上します。値は 0 ~ 100 です。

[Max Keyframe Spacing]

キーフレーム間隔の最大許容秒数を定義します。キーフレームが検出されずにこの間隔が経過すると、新しいキーフレームが作成されます。値の範囲は 0 ~ 200 です。

(注) この値を 0 に設定すると、ナチュラル キーフレームが許可されますが、追加はありません。

[Compression Buffer Size]

平均ビット レートを達成するためにエンコーダが使用する時間を指定します。大きいバッファを指定すると品質が向上しますが、遅延が増加します。

[Audio Channels]

出力オーディオ ストリームのオーディオ チャネル数を決定します。

[mono]:出力ファイルのオーディオは、単一チャネルとしてストリーミングされます。ステレオ ソースは、単一の出力チャネルにミックスされます。

[stereo]:出力ファイルのオーディオは、ステレオでストリーミングされます。

[Target Settings]

オーディオ符号化に使用されるビット レートおよびサンプル レートの選択を決定します。使用可能な一連の選択肢は、選択したオーディオ コーデックによって異なります。