Cisco Show and Share 5.3.x 管理者ガイド
ビデオ トランスコーディングおよびパルス ビデオ分析のための Cisco MXE 3500 の統合
ビデオ トランスコーディングおよびパルス ビデオ分析のための Cisco MXE 3500 の統合
発行日;2012/06/01 | 英語版ドキュメント(2012/03/28 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 3MB) | フィードバック

目次

ビデオ トランスコーディングおよびパルス ビデオ分析のための Cisco MXE 3500 の統合

Cisco Show and Share との Cisco MXE 3500 の統合について

トランスコーディング出力

MXE の統合によって有効になる機能

ガイドラインと制限事項

手順

Cisco MXE 3500 Release 3.3 を Cisco Show and Share 5.3 と統合

統合された Cisco MXE 3500 トランスコーディング プロファイルを更新して Cisco Show and Share 5.3 で使用

Cisco MXE 3500 デスクトップへのアクセス

Cisco DMS プロファイルのインストール

Cisco DMM での Cisco MXE 3500 の登録

Cisco Show and Share でのビデオ トランスコーディングの有効化

設定の検証

参照先

ビデオ トランスコーディングおよびパルス ビデオ分析のための Cisco MXE 3500 の統合

この章では、Cisco Media Experience Engine(MXE)3500 を Cisco Show and Share と統合してビデオを共通形式に自動的にトランスコードする方法について説明します。

この章の内容は、次のとおりです。

「Cisco Show and Share との Cisco MXE 3500 の統合について」

「ガイドラインと制限事項」

「手順」

「参照先」

Cisco Show and Share との Cisco MXE 3500 の統合について

Cisco MXE 3500 の統合が Cisco Show and Share で有効になっている場合、Cisco Show and Share にアップロードされたビデオは、Cisco MXE 3500 に配信されてトランスコーディングされ、場合によって、パルス音声キーワードおよびスピーカーの識別が行われます。トランスコーディングが完了すると、トランスコードされたビデオは Cisco Show and Share に返されます。トランスコードされたビデオは、Cisco Show and Share ビデオ エディタで編集可能です。

ビデオ作成者が Windows メディア ファイルのトランスコーディングをバイパスするように設定できます。Windows メディア ファイルには、クローズド キャプションまたはスライドが組み込まれている場合があります。これらは、そのビデオがトランスコードされると失われます。Windows メディア ファイルのトランスコーディングをバイパスすることによって、組み込み情報が失われなくなります。ただし、これらのファイルはビデオ エディタで編集不可になります。

ビデオ トランスコーディングの詳細については、次のトピックを参照してください。

「トランスコーディング出力」

「MXE の統合によって有効になる機能」

トランスコーディング出力

ビデオは、H.264 ビデオ コーデックを使用して MP4 ファイルにトランスコードされます。異なる解像度を使用して最高 3 つのバージョンのビデオを生成するようにトランスコーディング プロセスを設定できます。

360p:低解像度。これは、ビデオを表示するために Cisco Show and Share モバイル クライアントによって使用される解像度です。視聴者は低速接続でより滑らな再生を行うための解像度に対して、これを選択できます。

480p:中解像度。この解像度にトランスコードできるビデオは 360p にもトランスコードされます。

720p:高解像度。この解像度にトランスコードできるビデオは 480p と 360p にもトランスコードされます。

視聴者はビデオを再生する解像度を選択できます。ビデオ再生の途中で解像度を変更できます。より低い解像度では、より低速のネットワーク接続でより滑らかに再生が行われます。Cisco Show and Share モバイル アプリケーションの再生では、360p バージョンのビデオを使用します。

720p のトランスコード プロセスを設定できますが、必ずしも 720p バージョンのビデオを受け取るわけではありません。これは、Cisco MXE 3500 がビデオのアップスケーリングを行わないためです。たとえば、トランスコーディングを 3 つすべての解像度に対して設定したときに、作成者がビデオを 480p でアップロードした場合、Cisco Show and Share によって生成されるのは、480p と 360p バージョンのビデオのみになります。

表 12-1 に、それぞれのビデオ解像度の出力仕様を示します。

 

表 12-1 トランスコードされたファイルの仕様

解像度
サイズ
ビットレート
4:3
16:9

360p

480 × 360

640 × 360

400 kbps

480p

640 × 480

853 × 480

768 kbps

720p

960 × 720

1280 × 720

1300 kbps

MXE の統合によって有効になる機能

次の機能には、Cisco MXE 3500 が Cisco Show and Share と統合されていることが必要です。

ビデオ トランスコーディング。「Cisco Show and Share でのビデオ トランスコーディングの有効化」を参照してください。

パルス音声キーワードおよびスピーカー識別。「パルス音声キーワードおよびスピーカー識別の有効化」を参照してください。

Cisco Show and Share へのモバイル アプリケーション アクセス。「モバイル アプリケーション アクセスの有効化」を参照してください。

ガイドラインと制限事項

次の制限事項は、Cisco MXE 3500 と Cisco Show and Share との統合に適用されます。

Cisco Show and Share は、Cisco MXE 3500 アプライアンスとのみ互換性があります。

パルス ビデオ分析機能セットを使用するには、MXE ソフトウェア バージョン 3.3 を実行している MXE 3500 バージョン 2 ハードウェア(MXE-3500-V2)を使用する必要があります。初期バージョンの MXE をインストールしてある場合、次の 2 つのオプションがあります。

Cisco MXE 3500 を Release 3.3 にアップグレードできます。次の Cisco.com の『 Release Notes for Cisco Media Experience Engine 3500 Release 3.3 』を参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/docs/video/mxe/3500/sw/3_x/release/note/mxe3500rn_33.html

既存の Cisco MXE 3500 のプロファイルを更新してビデオ トランスコーディングとモバイル アプリケーション サポートを提供できますが、パルス ビデオ分析機能セットは利用できません。「統合された Cisco MXE 3500 トランスコーディング プロファイルを更新して Cisco Show and Share 5.3 で使用」を参照してください。

Cisco Show and Share に設定できるのは、1 つの Cisco MXE 3500 または Cisco MXE 3500 クラスタのみです。

モバイル アプリケーション アクセスが有効な場合、トランスコーディングは [Record a Video] オプションに対してのみ使用可能です。「モバイル アプリケーション アクセスの有効化」を参照してください。

手順

Cisco MXE 3500 を Cisco Show and Share と統合するには、次の手順を実行します。

1. 「Cisco MXE 3500 Release 3.3 を Cisco Show and Share 5.3 と統合」。古いバージョンの MXE ソフトウェアを実行している既存の MXE がある場合、「統合された Cisco MXE 3500 トランスコーディング プロファイルを更新して Cisco Show and Share 5.3 で使用」を参照してください。

2. 「Cisco DMM での Cisco MXE 3500 の登録」

3. 「Cisco Show and Share でのビデオ トランスコーディングの有効化」

4. 「設定の検証」

Cisco MXE 3500 Release 3.3 を Cisco Show and Share 5.3 と統合

Release 3.3 ソフトウェアを実行している Cisco MXE 3500 を Cisco Show and Share 5.3 と統合するには、次の Cisco.com の『 Integration Note for Configuring Cisco MXE 3500 Release 3.3 with Cisco Show and Share 』を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/docs/video/mxe/3500/sw/3_x/3_3/integration/note/integ_mxe33_sns.html

統合された Cisco MXE 3500 トランスコーディング プロファイルを更新して Cisco Show and Share 5.3 で使用

以前のバージョンの Cisco Show and Share と Cisco MXE 3500 を統合した場合は、それが Cisco Show and Share 5.3 と連携するようにトランスコーディング プロファイルを更新する必要があります。プロファイルをアップグレードすると、Cisco Show and Share はアップロードされ記録されたビデオをトランスコードできるようになります。ただし、パルス音声キーワードおよび話者の識別機能を有効にできなくなります。パルス ビデオ分析機能セットを有効にするには、Cisco MXE 3500 を Release 3.3 にアップグレードして Cisco Show and Share 5.3 で使用できるようにする必要があります。

前提条件

Cisco MXE で管理者特権がある。

Remote Desktop Connection ソフトウェア。Windows Remote Desktop Connection クライアントが Windows XP 以降で利用できる。

Cisco MXE のリモート デスクトップのユーザ名とパスワード。

作業前の準備

Cisco MXE 3500 クラスタを使用する場合、リソース マネージャとして動作している装置ですべての設定手順を実行します。

手順

1. 「Cisco MXE 3500 デスクトップへのアクセス」

2. 「Cisco DMS プロファイルのインストール」

Cisco MXE 3500 デスクトップへのアクセス

Windows Remote Desktop Connection を使用して Cisco MXE 3500 デスクトップにアクセスできます。

手順


ステップ 1 [Start] > [All Programs] > [Accessories] > [Communications] > [Remote Desktop Connection] を選択します。

[Remote Desktop Connection] ダイアログボックスが表示されます。

 

ステップ 2 Cisco MXE 3500 の IP アドレスまたはネットワーク名を [Computer] フィールドに入力します。

ステップ 3 [Connect] をクリックします。

Cisco MXE 3500 デスクトップ接続が開きます。ダイアログボックスでログイン クレデンシャルの入力が要求されます。

 

ステップ 4 MXE リモート デスクトップのユーザ名とパスワードを入力します。デフォルトのユーザ名/パスワードは mxe-service/Cisco1 です。


) パスワードの大文字と小文字は区別されます。


ステップ 5 リモート デスクトップ接続を開いたままにします。


 

Cisco DMS プロファイルのインストール

Cisco DMS プロファイルには、Cisco Show and Share から Cisco MXE 3500 に送信されたビデオをトランスコードするために使用する設定が入っています。

ここの手順によって次のファイルがインストールされます。

dms_sns_mp4_4x3_high_h264.awp:アスペクト比が 4:3 のビデオに対する 720p エンコード プロファイル。 このプロファイルは編集しないでください

dms_sns_mp4_4x3_med_h264.awp:アスペクト比が 4:3 のビデオに対する 480p エンコード プロファイル。 このプロファイルは編集しないでください

dms_sns_mp4_4x3_low_h264.awp:アスペクト比が 4:3 のビデオに対する 360p エンコード プロファイル。 このプロファイルは編集しないでください

dms_sns_mp4_16x9_high_h264.awp:アスペクト比が 16:9 のビデオに対する 720p エンコード プロファイル。 このプロファイルは編集しないでください

dms_sns_mp4_16x9_med_h264.awp:アスペクト比が 16:9 のビデオに対する 480p エンコード プロファイル。 このプロファイルは編集しないでください

dms_sns_mp4_16x9_low_h264.awp:アスペクト比が 16:9 のビデオに対する 360p エンコード プロファイル。 このプロファイルは編集しないでください

DMS_SNS_Output.out.awp:出力プロファイル。 このプロファイルは編集しないでください


) プリプロセッサ プロファイルのカスタム設定は、Cisco Show and Share プロファイルを作成し直す必要がある場合には失われます。


手順


ステップ 1 MXE に対するリモート デスクトップ接続内のブラウザで、 dmsProfileSpace.zip ファイルを Cisco.com ソフトウェア センターから MXE にダウンロードします。

http://www.cisco.com/cisco/software/type.html?mdfid=280171242&flowid=4305

ステップ 2 dms53ProfileSpace.zip ファイルを解凍します。

ステップ 3 ファイルを次の場所にコピーします。

 

ディレクトリ
ファイル

C:¥dmsProfileSpace¥h264¥

dms_sns_mp4_4x3_high_h264.awp

dms_sns_mp4_4x3_med_h264.awp

dms_sns_mp4_4x3_low_h264.awp

dms_sns_mp4_16x9_high_h264.awp

dms_sns_mp4_16x9_med_h264.awp

dms_sns_mp4_16x9_low_h264.awp

C:¥dmsProfileSpace¥out¥

DMS_SNS_Output.out.awp

ステップ 4 リモート デスクトップ接続を閉じます。


 

Cisco DMM での Cisco MXE 3500 の登録

統合手順で Cisco MXE 3500 を登録しなかった場合は、ビデオ トランスコーディングまたはパルス ビデオ分析機能セットを有効にする前に登録を行う必要があります。

手順


ステップ 1 管理者アカウントで、または スーパーユーザ として、Cisco Digital Media Manager(http:// dmm_server_name :8080)にログインします。

ステップ 2 [Administration] をクリックします。

ステップ 3 [Settings] > [External Servers] > [MXE] を選択します。

[Media Experience Engine] 設定ページが表示されます。

 

ステップ 4 [Enabled] を [Use of MXE] フィールドで選択します。

ステップ 5 MXE 完全修飾ドメイン名を [MXE FQDN] フィールドに入力します(たとえば、mxe.cisco.com)。

 

ステップ 6 Cisco MXE で設定した FTP クレデンシャルを入力します。

 

フィールド

Username

dmsftp

Password

dmsftp アカウントのパスワード。

ステップ 7 [Enabled] を [Use of MXE] フィールドで選択します。これにより、Cisco Show and Share は MXE を利用できるようになります。

ステップ 8 [Save] をクリックします。

Cisco DMM が Cisco MXE との接続を検証します。Cisco MXE と通信できない場合、エラー メッセージが表示されます。エラーを受け取った場合は、設定を検証してから、もう一度実行してください。


 

Cisco Show and Share でのビデオ トランスコーディングの有効化

手順


ステップ 1 管理者またはスーパーユーザの特権で Cisco Show and Share にログインします。

ステップ 2 グローバル ナビゲーションから [Administration] を選択します。

ステップ 3 [Setup] > [MXE Settings] を選択します。

[Media Experience Engine Settings] ページが表示されます。

 

ステップ 4 [Enable Media Experience Engine] を選択します。

デフォルトでは、[360p] が選択されています。

ステップ 5 ビデオをトランスコードするビデオ品質を選択します。中または高の品質を選択した場合、ビデオはそれより低い品質にもトランスコードされます。視聴者は再生中に表示するビデオの品質を選択できます。


) Cisco MXE 3500 はビデオのアップスケーリングを行いません。[720p] を選択して、作成者がビデオを 480p でアップロードした場合、Cisco MXE 3500 によって生成されるのは 480p および 360p の解像度のみです。


解像度設定を後で変更した場合は、以前にトランスコードされたビデオは、再パブリッシュまで、最初にトランスコードされた解像度を維持します。たとえば、これを最初に [720p] に設定して後で [480p] に変更した場合、以前に 720p バージョンを持っていたビデオは、新しい設定で再パブリッシュされるまで、そのバージョンを保持します。

ステップ 6 (オプション)WMV ファイルのトランスコードを許可するには、[Windows Media Files] チェックボックスをオンにします。

このチェックボックスをオンにすると、Windows メディア ファイルをアップロードする作成者に、トランスコーディングをスキップして Cisco Show and Share にファイルをネイティブに処理させるオプションが示されます。ただし、トランスコーディングをバイパスした場合、そのビデオで Cisco Show and Share エディタを使用することができなくなります。

このチェックボックスをオフにすると、ユーザは Windows メディア ファイル(.wmv、.wma、.asx、および .asf)のトランスコーディングをバイパスできなくなります。組み込まれているすべてのクローズド キャプションまたはスライドの同期が失われます。


 

設定の検証

Cisco MXE 3500 と Cisco Show and Share との統合が機能していることを確認するには、ビデオを Cisco Show and Share にアップロードしてそれを下書きとして保存します。[Processing - Draft] というステータスが表示されます。処理が完了すると、ビデオに [Draft] というステータスが表示されます。

参照先

トランスコーダ プロファイルのカスタマイズの詳細については、Cisco MXE 3500 マニュアル( http://www.cisco.com/en/US/docs/video/mxe/3500/sw/3_x/3_0/roadmap/mxe3500_30map.html )を参照してください。