Cisco コンテンツ デリバリ エンジン 100/200/300/400 ハードウェア インストレーション ガイド
コンテンツ デリバリ エンジンの 取り付け
コンテンツ デリバリ エンジンの取り付け
発行日;2012/01/10 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 3MB) | フィードバック

目次

コンテンツ デリバリ エンジンの取り付け

サーバの種類

必要な工具と部品

開梱手順

内容の確認

損傷の確認

CDE の取り付け

ラックに設置する際の安全に関する注意事項

ラック設置に関する CDE の準備

CDE のラックへの取り付け

物理的な接続

電源コードの接続

ネットワーク ケーブルの接続

ディスク ドライブの取り付けまたは取り外し

コンテンツ デリバリ エンジンの取り付け

この章では、コンテンツ デリバリ エンジン(CDE)を正しく取り付けるために必要な情報について説明します。具体的な内容は次のとおりです。

「サーバの種類」

「必要な工具と部品」

「開梱手順」

「内容の確認」

「損傷の確認」

「CDE の取り付け」


) この章では、2006 年 12 月 1 日以降に出荷された Lindenhurst チップセットを搭載した CDE についてのみ説明します。2006 年 12 月 1 日以前に出荷された Serverworks チップセットを搭載した CDE については、付録 C「Serverworks チップセット搭載 CDE」を参照してください。


サーバの種類

CDS には、Internet Streamer(IS; インターネット ストリーマ)と TV の 2 種類ありますどちらの CDS もイーサネット スイッチに接続するサーバで構成されています。Intel Xeon ベースのサーバには、大容量のハード ドライブが複数実装されています。

IS Content Delivery System には、3 つの異なるタイプのサーバがあります。

コンテンツ デリバリ システム マネージャ(CDSM) ― CDE100またはCDE200

サービス エンジン(SE) ― CDE200

サービス ルータ(SR) ― CDE200

ご使用のアプリケーションによって、複数の SE および SR を使用できます。1 つのネットワーク スイッチを使用して、大規模なネットワーク内にある複数のサーバをまとめてリンクします。

TVContent Delivery System には、4 つの異なるタイプのサーバがあります。

CDSM ― CDE100 または CDE200

Streamer ― CDE300

Vault ― CDE200 または CDE400

Integrated Streamer Vault(ISV) ― CDE200

ご使用のアプリケーションによって、複数の ストリーマ および Vault を使用できます。1 つのネットワーク スイッチを使用して、大規模なネットワーク内にある複数のサーバをまとめてリンクします。

必要な工具と部品

CDE の取り付けに必要な工具は次のとおりです。

CDE100、CDE200、CDE300、または CDE400

ハードディスク ドライブ

静電気防止用マット

適切にアースされた静電気防止用装置

1/4 インチのマイナス ドライバ

3/16 インチのマイナス ドライバ

No.2 プラス ドライバ

開梱手順

Cisco CDE は、それぞれ輸送用として厳重に梱包されています。カードや電源装置は、CDE に取り付けられた状態で出荷されます。


注意 シスコの装置を取り扱う際は、適切な Electrostatic Discharge(ESD; 静電放電)保護を実施してください。設置および保守担当者は、装置への静電破壊を防ぐために、静電気防止用ストラップを使用して適切にアースする必要があります。モジュールはシャーシから取り外すと、静電破壊の影響を受けやすくなります。

輸送用コンテナを開梱するには、次の手順に従ってください。


ステップ 1 梱包されたコンテナを点検します。

破損または取り扱いによる不具合などが明白であれば、開梱せずに、その地域の運送担当者およびシスコ システムズまでご連絡ください。運送担当者が、破損に対する請求に必要な手続きを説明します。

ステップ 2 慎重に開梱します。

ステップ 3 梱包資材をすべて取り除きます。

ステップ 4 箱からシャーシを取り出します。

ステップ 5 他の箱を慎重に開梱し、梱包資材を取り除き、ドライブや他の装置を取り出します。

ステップ 6 アクセサリ キットおよびケーブルなどが含まれている箱を開梱します。これらの箱の開梱には、ナイフを使用しないでください。


ヒント シスコシステムズへ返却しなければならないコンポーネントがある場合、開梱後の箱は捨てずに保管してください。



 

内容の確認

欠品の有無を確認するために、梱包リストと届いている内容物を比較し、注文内容がすべて届いていることを確認してください。

欠品または他に情報が必要な場合、次の URL からシスコのテクニカル サポートへお問い合わせください。

www.cisco.com/techsupport

損傷の確認

すべての装置が届いていることを確認したら、輸送による損傷がないか、CDE、カード、電源装置、ケーブルを慎重に点検します。輸送による損傷の恐れがある場合、その地域の運送担当者にお問い合わせください。損傷に対する請求に必要な手続きを説明します。

発注物に物理的な損傷がある場合、損傷している部品を日付入りの購入証明書のコピーと一緒に、シスコシステムズのサービス センターまたはシスコシステムズ認定のサービス センターへ配送することで、有効な保障期間内であれば通常の保障サービスを受けることができます。お住まいの地域内の最寄のサービス センターの場所については、シスコシステムズのテクニカル サポートへお問い合わせください。


) 取り付けを始める前に、注文したすべての部品が問題なく揃っていることを確認してください。発注した部品のリストとシリアル番号は保管してください。部品の欠品または損傷が見つかった場合、営業担当者までお問い合わせください。


CDE の取り付け

CDS の設置には次の作業が含まれます。

「ラックに設置する際の安全に関する注意事項」

「ラック設置に関する CDE の準備」

「CDE のラックへの取り付け」

「物理的な接続」

「ディスク ドライブの取り付けまたは取り外し」

ラックに設置する際の安全に関する注意事項

ラックに装置を設置する前に、次の注意事項を確認してください。

装置の設置は、訓練を受けた保守担当者が行ってください。

装置の設置は、システムの出入りが制限された場所で行ってください。

装置に取り付けられているハンドルは、位置を調整するためのもので、シャーシを持ち上げるためのものではありません。

重量のある装置の取り扱いについては、自社の注意事項および運営規則に従ってください。

装置をラックに設置する際は、2 人以上で作業してください。

室内温度が 95°F(35°C)未満であることを確認してください。

通気口をふさがないようにしてください。通常、適切な通気を確保するのに、6 インチ(15 センチ)のスペースが必要です。

装置はラックの下から順番に取り付けるように計画してください。

最も重い装置をラックの一番下に設置します。

ラックから一度に複数の装置を引き出さないでください。

取り付け作業が容易にできるように、ラックのドアとサイド パネルを取り外します。

装置は、正しくアースされたコンセントに接続してください。

ラックに複数の装置を設置する場合は、電源コンセントに過負荷がかからないようにしてください。

ラックに取り付けられた装置の上に、重量が 110 ポンド(50 kg)を超える物を載せないでください。

ラック設置に関する CDE の準備

次の手順を実行して、ハードウェア構成が正確かどうか確認してください。


ステップ 1 ネジを緩めて取り外し、シャーシからカバーを持ち上げることで、シャーシ上部のカバーを取り外します。

ステップ 2 次のようにシャーシを適切に構成します。

CDE100

a. ディスク アレイ ケースの背面にあるディップ スイッチを OFF(ダウン)に設定します。

b. CD-ROM ドライブがプライマリ IDE ケーブルに、コンパクト フラッシュ ドライブがセカンダリ IDE ケーブルに接続されていることを確認します。マザーボードには 2 つの IDE コネクタがあります。シャーシの前面パネルにあるパラレル コネクタが、プライマリ IDE コネクタです。右上にあるコネクタが、セカンダリ IDE コネクタです。必要であれば、内蔵 CD-ROM ドライブをコンパクト フラッシュ ドライブに取り替え、セカンダリ IDE ケーブルにしっかりと接続してください。

CDE200

a. 80-GB ハード ドライブがプライマリ IDE ケーブルに、コンパクト フラッシュ ドライブがセカンダリ IDE ケーブルに接続されていることを確認します。必要であれば、内蔵 CD-ROM ドライブをコンパクト フラッシュ ドライブに取り替え、セカンダリ IDE ケーブルにしっかりと接続してください。

b. 「JPA-1」とラベルのあるジャンパ ピンの 2、3 を(1、2の代わりに)使用して、オンボードの SCSI コントローラを無効にしてください。このジャンパ ピンは、中央の PCI-X スロット(5 つのスロットのうち 3 つめ)から 2 インチほど下に位置しています。ピン 1 は、ケースの背面に最も近く、ピン 3 は前面に最も近い位置にあります。

CDE300

a. 80-GB ハード ドライブがプライマリ IDE ケーブルに接続されていることを確認します。

b. 「JPA-1」とラベルのあるジャンパ ピンの 2、3 を(1、2の代わりに)使用して、オンボードの SCSI コントローラを無効にしてください。このジャンパ ピンは、中央の PCI-X スロット(5 つのスロットのうち 3 つめ)から 2 インチほど下に位置しています。ピン 1 は、ケースの背面に最も近く、ピン 3 は前面に最も近い位置にあります。

CDE400

a. 160-GB ハード ドライブがプライマリ IDE ケーブルに接続されていることを確認します。

ステップ 3 シャーシ上部のカバーを戻します。


 

CDE のラックへの取り付け

CDE は、幅 19インチ、奥行 30 インチの標準ラックにレールマウントされるよう設計されています。ラックへの CDE 設置に関しては、次の URL にある『 Cisco Content Delivery Engine 110 Hardware Installation Guide 』の「Installing the Cisco CDE110 in a Rack」を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/docs/video/cds/cde/cde110/installation/guide/ch3_inst.html#wp1051129


) CDE300 および CDE400 には、ラック マウント キットと手順書が同梱されています。



注意 装置を持ち上げ、ラックの所定の位置へ移動するには、少なくとも 2 人以上で装置をしっかりと支えて作業します。3人めの作業者が、装置をラックへ固定します。


注意 シャーシが曲がったりしないように、ラックの両端にシャーシがしっかり取り付けられているか確認してください。

CDE を取り付ける際には、次のことに注意してください。

動作環境温度の上昇 ― 閉鎖型の、または複数の装置が搭載されたラック アセンブリ内の温度が、ラックの動作環境温度になります。環境温度は、室内の周囲温度を上回ることがあります。周囲の温度 32 ~ 122°F(0 ~ 50°C)を上回らないようにしてください。

通気の減少 ― 運用を安全に行うため、通気の総量をしっかりと確保できるように装置を設置します。すべてのサーバ間に最低 1 RU の総量を確保することを推奨します。

機械的負荷 ― 機械を水平に設置しないために発生する負荷によって、危険な状態に陥らないように装置を設置します。

物理的な接続

サーバをラックに搭載したら、電源およびネットワークへ物理的に接続することにより、ハードウェアの設置を続行します。


注意 この装置は室内での使用を前提とし、多くの標準 USB およびイーサネット ポートを備えています。この製品はテレコミュニケーション ネットワーク システムに直接接続されることを想定していません。追加の準拠規格および法的要件によって、テレコミュニケーション ネットワーク システムへの直接接続が適用できます。この製品は、直接接続が許可された装置を介してのみテレコミュニケーション ネットワーク システムへ接続できます。


注意 製品のインストレーションを終了させたあとは、EMC 適合規格に従うため、イーサネット ポートへ取り付けたものを除いて、すべての I/O ケーブルを CDE から取り外す必要があります。他のケーブル接続は、システムを初期化するために一時的に使用しただけです。PS/2 キーボード、PS/2 マウス、USB インターフェイス、シリアル コンソール インターフェイス、VGA インターフェイス のすべてのケーブルを CDE 前面および背面の I/O ポートから取り外してください。

電源コードの接続

冗長電源コネクタは、シャーシの背面に位置します(図3-2図3-5 を参照)。電源接続には次のプロパティがあります。

シャーシの電源入力口 AC(120 V または 220 V)または -48 VDC。

CDE100 シャーシには 1 つの VAC 電源ポート、CDE200 シャーシには 2 つの VAC または VDC 電源ポート、CDE300 のシャーシには 3 つの VAC または VDC 電源ポート、CDE400 には 4 つの VAC または VDC 電源ポートが搭載されています。DC 電源への接続については、 を参照してください。


) ラベルのないポートはすべて使用しないポートです。未使用のポートにはケーブルを取り付けないでください。


図3-1 CDE100 のコネクタの位置

 

1

電源コネクタ

5

VGA インターフェイス

2

マウス コネクタ

6

管理インターフェイス(eth0)

3

キーボード コネクタ

7

取り込みインターフェイス(eth1)

4

シリアル コンソール インターフェイス

図3-2 CDE200 または CDE200 ISV のコネクタの位置

 

1

電源コネクタ

5

VGA インターフェイス

2

マウス コネクタ

6

管理インターフェイス(eth0)

3

キーボード コネクタ

7

取り込みインターフェイス(eth1)

4

シリアル コンソール インターフェイス

8

ストリーム インターフェイス(eth2 ~ eth5)

図3-3 CDE300(SX バージョン)のコネクタの位置

 

1

電源コネクタ

5

VGA インターフェイス

2

マウス コネクタ

6

ストリーム インターフェイス(eth2 ~ eth9)

3

キーボード コネクタ

7

管理インターフェイス(eth0)

4

シリアル コンソール インターフェイス

図3-4 CDE300 のコネクタの位置

 

1

電源コネクタ

5

VGA インターフェイス

2

マウス コネクタ

6

キャッシュ/ストリーム インターフェイス

3

キーボード コネクタ

7

管理インターフェイス(eth0)

4

シリアル コンソール インターフェイス

図3-5 CDE400 または CDE400 ISV のコネクタの位置

 

1

電源コネクタ

5

VGA インターフェイス

2

マウス コネクタ

6

管理インターフェイス(eth0)

3

キーボード コネクタ

7

取り込みインターフェイス(eth1)

4

シリアル コンソール インターフェイス

8

キャッシュ/ストリーム インターフェイス(eth2 ~ eth7)

ネットワーク ケーブルの接続

アプリケーション用に指定されたトポロジを使用して、イーサネット ケーブルを CDE 上のイーサネット インターフェイスに接続してください(図3-1図3-5 を参照)。

SE および SR システム

SE および SR の両方を実装および使用しているシステムでは、イーサネット ケーブルを使用して次の物理的接続を行います。

SR とスイッチ

SE とスイッチ

CDSM とスイッチ

Vault と Streamer システム

Vault および Streamer の両方を実装および使用しているシステムでは、イーサネット ケーブルを使用して次の物理的接続を行います。

Vault とスイッチ

Streamer とスイッチ

CDSM とスイッチ

物理的接続は、具体的には次のようになります。

 

インターフェイス
スイッチ ポート Mbps

Vault キャッシュ

1000 にする必要があります

Vault 取り込み

100/1000 にできますが、1000 を推奨します

Vault 管理

100/1000 にできます

Streamer キャッシュ

1000 にする必要があります

Streamer ストリーム

1000 にする必要があります

Streamer 管理

100/1000 にできます

CDSM 管理

100/1000 にできます

ISV システム

複数の ISV を実装および使用しているシステムでは、イーサネット ケーブルを使用して次の物理的接続を行います。

ISV とスイッチ

CDSM とスイッチ

物理的接続は、具体的には次のようになります。

 

インターフェイス
スイッチ ポート Mbps

ISV 取り込み

100/1000 にできますが、1000 を推奨します

ISV 管理

100/1000 にできます

ISV ストリーム

1000 にする必要があります

CDSM 管理

100/1000 にできます

ディスク ドライブの取り付けまたは取り外し

CDE のディスク ドライブは、個別に出荷されます。CDE を使用する前にディスク ドライブを取り付ける必要があります。基本的なソフトウェアのインストールに、少なくともディスクが 2 つ必要です(RAID-1 セットに使用)。CDE をコンテンツの保存に使用する場合は(SE として設定)、3 つ以上のディスクが必要になります。

メンテナンスまたはその他の目的で、シャーシからディスク ドライブを取り外す必要が生じることがあります。CDE100 のディスク ドライブは、Self-Monitoring, Analysis, and Reporting Technology(S.M.A.R.T; セルフモニタリング、分析、およびレポート テクノロジー)を使用して監視されます。統計情報は、Administrative Interface に表示されると同時に CDSM へ送信されます。S.M.A.R.T.の詳細については、『 Cisco Internet Streamer CDS 2.0-2.1 Software Configuration Guide 』を参照してください。

CDE100 には、4 台のディスク ドライブ(図3-6 を参照)、CDE200 には 12 台のディスク ドライブ(図3-7 を参照)、CDE300 には 16 台のディスク ドライブ(図3-8)、CDE400 には 24 台のディスク ドライブ(図3-9 を参照)が搭載されています。

図3-6 CDE100 のディスク ドライブの位置

 

図3-7 CDE200 のディスク ドライブの位置

 

CDE300 のディスク ドライブの配置は、BIOS 設定によって異なります。ランタイム時に、プログラムがドライブ構成を動的に確立します。

図3-8 CDE300 のディスク ドライブの位置

 

図3-9 CDE400 のディスク ドライブの位置

 

ディスク ドライブを取り付けるには、次の手順を実行します。

警告 作業中は、カードの静電破壊を防ぐため、必ず静電気防止用リスト ストラップを着用してください。感電する危険があるので、手や金属工具がバックプレーンに直接触れないようにしてください。

ステップ 1 ディスク ドライブの取り外しまたは取り付けを行う前に、CDE の電源をオフにします。

ステップ 2 CDE200、CDE300、CDE400 のディスク ドライブにアクセスする場合は、最初にカバーの左右にあるキーを回して、CDE から前面カバーを取り外します(図3-10 の 1 および 2 を参照)。

図3-10 CDE200 の前面カバー

 

ステップ 3 ラッチの前面にある安全ロック ボタンを押してラッチを開錠します(図3-11 を参照)。

ステップ 4 ロック クリップをはずしてディスク ドライブ トレイのラッチを開けると、メイン ラッチがすべり出ます(図3-11 を参照)。

ステップ 5 ドライブ トレイ スロットからディスク ドライブを慎重に引き出します。

ステップ 6 新しいディスク ドライブをドライブ トレイ スロットに挿入し、適切に装着されていることを確認します。

ステップ 7 ラッチをしっかり閉じ、安全ロック ボタンを押して元の位置にロックします。

図3-11 ディスク ドライブ トレイの取り付けおよび取り外し

 


 


) サーバの電源投入後、適切に通信できるようにシスコの技術者がサーバの初期設定を行います。詳細設定については、CDSM を使用します。詳細については、『Cisco TV CDS Software Configuration Guide』を参照してください。