Cisco Cable Modem Termination System (CMTS) の概要
はじめに
はじめに
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目次

はじめに

目的

対象読者

マニュアルの構成

表記法

用語および略語

関連資料

Cisco uBR シリーズの資料

その他の関連資料

マニュアルの入手方法、テクニカル サポート、およびセキュリティ ガイドライン

Japan TAC Web サイト

はじめに

改訂: February 5, 2007, OL-1467-08-J

ここでは、Cisco IOS Release12.3(21)BC またはそれ以前のリリースに対応する『Cisco Cable Modem Termination System(CMTS)の概要』の目的、対象読者、およびマニュアルの構成について説明します。さらに、このマニュアルで手順および情報の記述に使用している表記法について説明します。

「目的」

「対象読者」

「マニュアルの構成」

「表記法」

「用語および略語」

「関連資料」

「マニュアルの入手方法、テクニカル サポート、およびセキュリティ ガイドライン」

目的

Cisco Cable Modem Termination System(CMTS)の概要 』では、Cisco ユニバーサル ブロードバンド ルータの複数のプラットフォームをサポートする重要なソフトウェア機能について説明します。各章の機能について説明し、次の項目についても説明します。

サポートする Cisco IOS リリース

機能上の利点、制限事項、要件

サポートする標準

MIB または RFC、前提条件

機能の設定および実行に必要な設定作業および設定例

このマニュアルは、Cisco CMTS が常にリーダーシップを取って Multiple Service Operator(MSO; マルチプル サービス オペレータ)をサポートしていることの証しです。以下の Cisco CMTS プラットフォームの 2 つまたはそれ以上に機能サポート対象が広がると同時に、Cisco CMTS の開発も常に前進し続けます。

Cisco uBR7100 シリーズ ユニバーサル ブロードバンド ルータ

Cisco uBR7200 シリーズ ユニバーサル ブロードバンド ルータ

Cisco uBR10012 ユニバーサル ブロードバンド ルータ

対象読者

このマニュアルは、Cisco uBR7100 シリーズ、Cisco uBR7200 シリーズ、およびCisco uBR10012 ルータの設定、メンテナンス、トラブルシューティングを担当する、CMTS システム管理者、ネットワーク管理者、およびサポート エンジニアが対象です。

Cisco ルータの設定および CLI(コマンドライン インターフェイス)の使用に関して、ある程度の経験を積んでいることが前提です。Data-over-Cable Service Interface Specifications(DOCSIS)1.0、DOCSIS 1.0+ Quality of Service(QoS; サービス品質)の原理、SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)の基礎知識も望まれます。

ケーブル システムの管理者およびサポート エンジニアは、ケーブル データ ネットワークおよびWANの通信プロトコルを熟知している必要があります。ケーブル システムの技術者は、ケーブル プラントの基本動作パラメータおよび加入者サービスのラインナップを熟知している必要があります。ネットワーク管理者は、IP ルーティングおよびサブネット化の原理を理解しておく必要があります。また、一部の高度な設定には、アクセス リストおよびその使用方法についての知識が必要です。

マニュアルの構成

表1 に、各章の概要を示します。

 

表1 マニュアルの内容および構成

タイトル
説明

Cisco CMTS のアドミッション制御

Cisco CMTS のアドミッション制御機能について説明します。アドミッション制御とは、CMTS ヘッドエンドに QoS を実装する多面的な機能です。アドミッション制御により、効率的なリソースと帯域利用率が確立されます。

Cisco CMTS のケーブル インターフェイス バンドリングと仮想インターフェイス バンドリング

ケーブル インターフェイスのバンドル方法について説明し、図示します。バンドルされた複数のインターフェイスが 1 つの IP アドレスを共有するので、インターフェイスを簡単に設定し、IP アドレス スペースを維持することができます。

ケーブル インターフェイスをバンドルする際の仮想インターフェイスの使用についても説明します。この場合、仮想(非物理的)インターフェイスがバンドル マスターとして機能します。

Cisco CMTS のケーブル モニタおよび傍受機能

Cisco CMTS の複数の傍受機能について説明します。具体的には次のとおりです。

ケーブル インターフェイス上の外部 LAN パケット アナライザはケーブル モニタにより、Radio Frequency(RF; 無線周波数)ライン カードに接続されたケーブル モデムと Cisco CMTS 間の特定のトラフィック タイプにおける着信および発信データ パケットをモニタできます。

Service Independent Intercept(SII)は、任意の合法的な IP プロトコルの傍受をサポートします。SII は SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)(特に SNMPv3)を使用するので、SII を使用していることを CMTS の他のユーザに秘匿できます。

Cisco CMTS におけるケーブル重複 MAC アドレス拒否

クローン ケーブル モデム セキュリティ検知機能について説明します。また、 cable privacy bpi-plus-enforce コマンドとその他の追加コマンド、Cisco.com およびインターネットで入手可能な補足資料について記載します。

Cisco CMTS の COPS エンジン動作

Cisco CMTS に対する Common Open Policy Service(COPS)TCPのサポートです。COPS QoS ポリシー交換プロトコルは、ネットワーク QoS ポリシー情報通信の標準規格です。Cisco CMTS は、COPS 処理をイネーブル化して設定する 2 つの新しいコンフィギュレーション コマンドをサポートします。Cisco 12.3(13a)BC の COPS 機能を使用すると、次の COPS 機能がイネーブルになります。

Cisco CMTS に対する COPS DSCP マーキング

Cisco CMTS に対する COPS TCP ウィンドウ サイズ

アクセス リストは Cisco CMTS の COPS をサポートします。この機能は、Cisco CMTS のすべての COPS 待ち受けアプリケーションに対するインバウンド接続をサポートします。

Cisco Cable Modem Termination System(CMTS)の概要

オンボード サーバが、DOCSIS ネットワークで使用する Dynamic Host
Configuration Protocol(DHCP; 動的ホスト制御プロトコル)、Time-of-Day(ToD)、および Trivial File Transfer Protocol(TFTP; 簡易ファイル転送プロトコル)サービスを提供できるように、Cisco CMTS プラットフォームを設定する方法について説明します。さらに、外部 DHCP サーバで使用可能なオプションの設定に関する情報についても取り上げます。

Cisco CMTS の DOCSIS 1.1

Cisco CMTS での DOCSIS 1.1 動作の設定方法について説明します。

Cisco CMTS の DOCSIS 2.0 A-TDMA 変調プロファイル

DOCSIS 2.0 A-TDMA サービス機能について説明します。この機能は、Cisco ケーブル インターフェイス ライン カードと Broadband Processing Engine(BPE)の DOCSIS 2.0 Advanced Time Division Multiple Access(A-TDMA)アップストリーム変調プロファイルをサポートします。

Cisco CMTS の内臓 DOCSIS コンフィギュレーション ファイル ジェネレータ

DOCSIS コンフィギュレーション ファイルを生成して内部で保管する、CMTS の組み込みツールです。

Cisco CMTS の EtherChannel

EtherChannel とは、複数の物理イーサネット接続を構成して集約し、より高い帯域を持つ単一の論理ポートを形成する技術です。現在、EtherChannel テクノロジーは Cisco uBR7246VXR および Cisco uBR10012 ユニバーサル ブロードバンド ルータでサポートされています。

Cisco CMTS のフラップ リスト トラブルシューティング

フラップ リストは、ケーブル モデムの接続に関連するトラブルシューティング用の特許を得たツールです。フラップ リストは、「フラッピング」ケーブル モデム、すなわち、断続的に接続トラブルが発生するケーブル モデムを追跡します。断続的な接続トラブルは、ケーブル モデムの問題またはケーブル プラントのアップストリームまたはダウンストリームでの問題を示していることがあります。

Cisco CMTS の最大 CPE および Host パラメータ

ケーブル モデムを使用してケーブル ネットワークに接続できる CPE の最大数を設定する場合、および CMTS が認識する使用可能な CPE 装置数とケーブル モデムが認識する数を同期させる場合に使用する Cisco IOS コマンドについて説明します。

Cisco CMTS の N+1 冗長構成

Cisco CMTS ヘッドエンドおよび Cisco RF スイッチにおけるケーブル インターフェイス ライン カードの冗長構成をサポートする N+1 冗長機能について説明します。


) この機能は、Cisco IOS 12.3 BC ソフトウェア リリース トレインの複数のリリースで大幅に強化されました。


Cisco CMTS PacketCable および PacketCable のマルチメディア

PacketCable および PacketCable MultiMedia(PCMM)の動作に対して Cisco CMTS を設定する方法について説明します。

Cisco CMTS での PPPoE の終端

PPP over Ethernet(PPPoE)終端機能について説明します。これによりサービス プロバイダーは、PPP パケットをイーサネット MAC フレームにカプセル化することで、ケーブル ネットワークのユーザに対する既存の PPP ダイヤルアップ プロビジョニング システムを拡張できます。

Cisco CMTS のサービス フロー アドミッション制御

Cisco CMTS のサービス フロー アドミッション制御の概念、利点、設定、および監視機能について説明します。

Cisco CMTS の MPLS-VPN へのサービス フローのマッピング

サービス フローの Multiprotocol Label Switching(MPLS; マルチプロトコル ラベル スイッチング)Virtual Private Network(VPN; 仮想私設網)へのマッピングについて説明します。この機能により、Hybrid Fiber-Coaxial(HFC)ケーブル ネットワークおける複数の Internet Service Provider(ISP)サポートに柔軟性の高い管理アクセスが提供されます。

Cisco CMTS のスペクトル管理および高度なスペクトル管理

CMTS に備わっているソフトウェア/ハードウェア機能であるスペクトル管理について説明します。この機能によって CMTS はダウンストリームとアップストリームの両方でプラント障害を検知し、管理エンティティに通知し、可能な場合は自動的に障害を緩和できます。

Cisco CMTS の Telco リターン

双方向 RF 送信をサポートしていないケーブル会社、あるいはケーブル プラントまたは特定のサービス エリアをアップグレードしていないケーブル会社で、双方向ネットワークとは異なる、ケーブル プラントによるダウンストリームの高速データ サービス、および標準電話回線上の PSTN(公衆交換電話網)によるアップストリーム送信とを提供できるようにします。

Cisco CMTS の ToD サーバ

ケーブル モデムおよびケーブル インターフェイスに接続された他の CPE に対して、CMTS が ToD サーバを提供できるようにします。ToD サーバは、ケーブル モデムの SNMP メッセージおよびエラー ログ エントリにタイムスタンプを正確に組み込むことができるように、現在の日時を提供します。

Cisco CMTS の UDI 検索

Unique Device Identifier Retrieval(UDI 検索)機能について説明します。ID 情報を電子的に保存しているシスコ製品の UDI 情報を検索して表示することができる機能です。

Cisco CMTS のアップストリーム スケジューラ モード

アップストリーム スケジューラ モードの設定について説明します。Unsolicited Grant Service(UGS)または Real Time Polling Service(rtPS)スケジューリング タイプのいずれか一方を指定できます。また、パケットベースまたは TDM ベースのスケジューリングも指定できます。Low Latency Queuing(LLQ; 低遅延キューイング)は、DOCSIS の Time Division Multiplexing(TDM; 時分割多重)インフラストラクチャでパケットモードに似た動作をエミュレートします。

索引

マニュアル全体の索引です。

表記法

このマニュアルでは、コマンド構文および手順の説明に、次の表記法を使用しています。

 

表2 コマンド構文および表記法

表記
説明

太字

コマンドおよびキーワードは 太字 で示しています。

イタリック体

ユーザが値を指定する引数は、 イタリック体 で示しています。

[ ]

角カッコの中の要素は、省略可能です。

{ x | y | z ]

必ずどれか1つを選択しなければならない、相互に排他的な必須キーワードは、波カッコで囲み、縦棒で区切って示しています。

[ x | y | z ]

どれか 1 つを選択できる省略可能なキーワードは、角カッコで囲み、縦棒で区切って示しています。

ストリング

引用符を付けない一組の文字。ストリングの前後には引用符を使用しません。引用符を使用すると、その引用符も含めてストリングとみなされます。

screen フォント

システムが表示する端末セッションおよび情報は、screen フォントで示しています。

太字 screen フォント

ユーザが入力しなければならない情報は、 太字 screen フォントで示しています。

イタリック体 の screen フォント

ユーザが値を指定する引数は、イタリック体 の screen フォントで示しています。

^

^ 記号は、Ctrl キーを表します。たとえば、画面に表示される ^D というキーの組み合わせは、Ctrl キーを押しながら D キーを押すことを意味します。

< >

パスワードのように出力されない文字は、イタリック体が使用できない場合、かぎカッコで囲んで示しています。

[ ]

システム プロンプトに対するデフォルトの応答は、角カッコで囲んで示しています。

!、#

コードの先頭に感嘆符(!)またはポンド記号(#)がある場合には、コメント行であることを示します。


) 「注釈」です。役立つ情報や、このマニュアル以外の参照資料などを紹介しています。



ヒント問題解決に役立つ情報」です。



ワンポイント・アドバイス 「時間の節約に役立つ操作」です。記述されている操作を実行すると時間を節約できます。



注意 「要注意」の意味です。機器の損傷またはデータ損失を予防するための注意事項が記述されています。

用語および略語

このマニュアルの内容を十分理解するには、次の用語および略語を理解しておく必要があります。


) 用語および略語を漏れなく集めたリストについては、Cisco.com および Documentation CD-ROM で入手可能な『Dictionary of Cisco Internetworking Terms and Acronyms』を参照してください。


CoS ― class of service(サービス クラス)

CPE ― customer premises equipment(顧客宅内装置)

CRC ― cyclic redundancy check(巡回冗長検査)

CSU ― channel service unit(チャネル サービス ユニット)

DCE ― data communications equipment(データ通信装置)

IPSec ― IP Security Protocol

MAC ― Media Access Control(メディア アクセス制御)

MB ― megabyte(メガバイト)

NVRAM ― nonvolatile random-access memory(不揮発性 RAM)

OIR ― online insertion and removal(ホットスワップ)

PPP ― Point-to-Point Protocol(ポイントツーポイント プロトコル)

QoS ― quality of service(サービス品質)

RFI ― radio frequency interference(無線周波数干渉)

RIP ― Routing Information Protocol

SNMP ― Simple Network Management Protocol(簡易ネットワーク管理プロトコル)

TCP/IP ― Transmission Control Protocol/Internet Protocol

UBR ― unspecified bit rate(未指定ビット レート)

UDP ― User Datagram Protocol(ユーザ データグラム プロトコル)

UNI ― User-Network Interface

VPN ― Virtual Private Network(仮想私設網)

関連資料

Cisco uBR シリーズの資料

このマニュアルに記載されている手順は、設置場所での準備とハードウェアのセットアップが完了していることを前提としています。他の前提条件と参照情報については、必要に応じて以下のマニュアルを参照してください。


) 外部マニュアルへのハイパーテキスト リンクが動作しない場合は、Cisco.com ホーム ページの検索フィールドにマニュアルの正式な名称を入力またはペーストすると、目的のマニュアルを呼び出すことができます。
Go をクリックしてください。


Cisco uBR7100 Series Universal Broadband Routers 』マニュアルの Web ページ

Cisco uBR7200 Series Universal Broadband Routers 』マニュアルの Web ページ

Cisco uBR10012 Universal Broadband Router 』マニュアルの Web ページ

その他の関連資料

CMTS コマンド、構文、使用方法の詳細については、『 Cisco Broadband Cable Command Reference Guide 』を参照してください。

Cisco IOS ソフトウェアの設定およびサポートについては、ご使用のバージョンの Cisco IOS ソフトウェア/ハードウェアに対応するコンフィギュレーションおよびコマンド リファレンスを参照してください。具体的には、次のマニュアルが参考になります。

Cisco CLI を使用してブロードバンド ルータを設定する手順については、『 Cisco IOS Multiservice Applications Configuration Guide 』Release 12.1 を参照してください。

QoS の設定については、『 Cisco IOS Quality of Service Solutions Configuration Guide 』Release 12.2 および『 Cisco IOS Quality of Service Solutions Command Reference 』Release 12.2 を参照してください。

暗号化については、『 Cisco IOS Security Configuration Guide 』Release 12.2 および『 Cisco IOS Security Command Reference 』Release 12.2 を参照してください。

インターフェイスについては、『 Cisco IOS Interface Configuration Guide 』Release 12.2 および『 Cisco IOS Interface Command Reference 』Release 12.2 を参照してください。

IP については、『 Network Protocols Configuration Guide, Part 1 』および『 Network Protocols Command Reference, Part 1 』を参照してください。

シスコ ネットワーキング装置をファイアウォールとして動作させるための設定、およびアクセス制御リストを使用するトラフィック フィルタリング機能の設定については、Cisco.com の『 Cisco IOS Security Configuration Guide Release 12.2 の「 Traffic Filtering and Firewalls 」の章を参照してください。

また、ルータ上で使用しているソフトウェア バージョンに対応した Cisco IOS ソフトウェア リリース ノートも参照してください。Cisco.com のこれらの Web ページには、ユニバーサル ブロードバンド ルータのリリース ノートが含まれています。

Release Notes for the Cisco uBR7100 Series Universal Broadband Routers

Release Notes for the Cisco uBR7200 Series Universal Broadband Routers

Release Notes for the Cisco uBR10012 Universal Broadband Router

マニュアルの入手方法、テクニカル サポート、およびセキュリティ ガイドライン

マニュアルの入手、技術サポートの利用、マニュアルに関するフィードバックの提供、およびセキュリティ ガイドライン、推奨されるエイリアス、一般向けのシスコ ドキュメントの入手については、次の URL で月刊の『What's New in Cisco Product Documentation』を参照してください。ここには、シスコの新規および改訂版の技術文書がすべて列挙されています。

http://www.cisco.com/en/US/docs/general/whatsnew/whatsnew.html

Japan TAC Web サイト

Japan TAC Web サイトでは、利用頻度の高い TAC Web サイト( http://www.cisco.com/tac )のドキュメントを日本語で提供しています。Japan TAC Web サイトには、次の URL からアクセスしてください。

http://www.cisco.com/jp/go/tac

サポート契約を結んでいない方は、「ゲスト」としてご登録いただくだけで、Japan TAC Web サイトのドキュメントにアクセスできます。

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