Cisco Cable Modem Termination System (CMTS) の概要
Cisco CMTS の COPS エンジン動作
Cisco CMTS の COPS エンジン動作
発行日;2012/02/03 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 6MB) | フィードバック

目次

Cisco CMTS の COPS エンジン動作

内容

Cisco CMTS の COPS エンジンの前提条件

Cisco CMTS の COPS エンジンの制約事項

Cisco CMTS の COPS エンジンの概要

Cisco CMTS に COPS エンジンを設定するには

COPS TCP と DSCP マーキングの設定

COPS TCP ウィンドウ サイズの設定

COPS エンジンに対する ACL サポートの設定

次に行う作業

Cisco CMTS での COPS エンジン設定の表示と確認

COPS エンジン情報の show コマンド

ネットワークの COPS サーバを表示

ネットワークの COPS ポリシー情報を表示

COPS のアクセス リストを表示

Cisco CMTS の COPS エンジンのデバッグ

PacketCable の COPS のデバッグ

PacketCable ゲート コントロールのデバッグ

PacketCable サブスクライバのデバッグ

有効なデバッグ機能の表示

ケーブルに対する COPS エンジンの設定例

COPS サーバを指定する場合の例

COPS サーバの表示コマンド

参考資料

関連資料

標準規格

MIB

RFC

テクニカル サポート

コマンド リファレンス

cops ip dscp

cops listeners access-list

cops tcp window-size

Cisco CMTS の COPS エンジン動作

改訂: February 5, 2007, OL-1467-08-J

Cisco IOS Release 12.3(13a)BC で、Cisco ユニバーサル ブロードバンド ルータの Common Open Policy Service(COPS)エンジン機能へのサポートが導入されました。Cable Modem Termination System(CMTS; ケーブル モデム終端システム)も、COPS エンジンを持つ Access control list(ACL; アクセス制御リスト)をサポートします。

このマニュアルでは、Cisco CMTS の COPS エンジンのコンフィギュレーション、モニタリング、およびサンプルを説明します。COPS エンジンの概要および Cisco IOS リリースについて詳しくは、「参考資料」を参照してください。

COPS エンジン機能の履歴

機能履歴
リリース
変更

12.3(13a)BC

COPS エンジンのサポートおよび COPS の ACL が Cisco uBR10012 ルータおよび Cisco uBR7246VXR ルータに導入されました。

12.3(21)BC

PacketCable クライアント受け入れタイムアウト機能のサポートが追加されました。詳細については、次のマニュアルを参照してください。

PacketCable and PacketCable MultiMedia for the Cisco CMTS

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_feature_guide_chapter09186a008019b576.html

サポート対象プラットフォーム

Cisco uBR7246 VXR および Cisco uBR10012 ユニバーサル ブロードバンド ルータ

プラットフォームおよび Cisco IOS ソフトウェア イメージのサポート情報

プラットフォームおよび Cisco IOS ソフトウェア イメージのサポート情報を調べるには、Cisco Feature Navigator を使用します。Cisco Feature Navigator は、 http://www.cisco.com/go/fn からアクセスできます。Feature Navigator にアクセスするには、Cisco.com のアカウントが必要です。アカウントを登録していない場合、またはユーザ名とパスワードを忘れた場合には、ログイン ダイアログ ボックスで Cancel をクリックして表示される手順に従います。

Cisco CMTS の COPS エンジンの前提条件

Cisco CMTS での COPS エンジン サポートには、Cisco IOS Release 12.3(13a)BC または 12.3 BC 以降のリリースが必要です。

Cisco COPS QoS Policy Manager など、互換性のあるポリシー サーバがネットワークに接続されている必要があります。

Cisco CMTS でこの機能を使用するには、Computer Assisted Law Enforcement Act(CALEA)またはその他の lawful intercept(LI)などの管理ポリシーに準拠している必要があります。

Cisco CMTS の COPS エンジンの制約事項

Cisco CMTS では Resource Reservation Protocol(RSVP)は設定されません。Cisco CMTS の COPS エンジン設定は、RSVP と COPS サーバが個別に設定され動作するネットワークに限定されます。

Cisco CMTS の COPS エンジンの概要

COPS は、ネットワークのトラフィック ポリシー情報をネットワーク装置に伝えるプロトコルです。

COPS は RSVP に連動します。RSVP はネットワーク リソース(一義的には帯域)を確保するプロトコルで、指定された速度と品質でアプリケーションがインターネットをエンドツーエンドで通信できるようにします。Cisco CMTS には RSVP が設定されていませんが、ネットワークに設定されているとみなします。

RSVP の COPS の詳細については「参考資料」を参照してください。

Cisco CMTS に COPS エンジンを設定するには

ここでは、Cisco CMTS の RSVP 機能に COPS を設定する方法を説明します。

Cisco CMTS に COPS エンジンを設定するには、次に説明する手順を実行します。最初に必須手順を説明します。残りの手順は任意です。

Cisco CMTS に必要な COPS の設定

「COPS TCP と DSCP マーキングの設定」

「COPS TCP ウィンドウ サイズの設定」

Cisco CMTS で任意の COPS の設定

「COPS エンジンに対する ACL サポートの設定」

Cisco CMTS の COPS の確認とデバッグ

「Cisco CMTS での COPS エンジン設定の表示と確認」

「COPS エンジン情報の show コマンド」

「Cisco CMTS の COPS エンジンのデバッグ」

COPS TCP と DSCP マーキングの設定

この機能を使うと、Cisco ルータで送信または受信した COPS メッセージの Differentiated Services Code Point(DSCP)マーキングを変更できます。Cisco IOS Release 12.3(13a)BC で cops ip dscp コマンドを使用すると、この機能がサポートされます。cops ip dscp コマンドを使用すると、ケーブル ネットワークで Cisco ルータと COPS サーバを接続するデフォルトの IP パラメータが変更されます。

DSCP 値は、DSCP と IP precedence の関係の概要を示すために Cisco ルータの Quality of Service(QoS; サービス品質)設定で使用されます。このコマンドを使用すると、着信接続または発信接続のパケットを COPS に通知できます。

発信接続のデフォルト設定は 0 です。デフォルトの着信接続では、TCP 接続を開始する COPS サーバの DSCP 値が使用されます。


) この機能は、すべての COPS サーバのすべての TCP 接続に影響を与えます。


Cisco ルータが送信するメッセージのデフォルト DSCP 値は 0 です。

Cisco ルータの着信接続では、TCP 接続を開始する COPS サーバによって使用される DSCP 値がデフォルトとなります。

Cisco ルータで cops ip dscp コマンドを使用すると、着信接続または送信接続の COPS パケットを再度マーキングできます。

このコマンドは、すべての COPS サーバのすべての TCP 接続に影響を与えます。

このコマンドは、COPS サーバへの既存の接続には影響を与えません。このコマンドを指定すると、その後の新しい接続についてだけこの機能がサポートされます。

Cisco CMTS で COPS メッセージに対する任意の DSCP マーキングをイネーブルにするには、次のステップを実行します。

ステップの概略

1. enable

2. configure terminal

3. cops ip dscp [<0-63> | default | af11-af43 | cs1-cs7]

4. exit

ステップの詳細

 

コマンドまたは処理
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードを開始します。

必要な場合は、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

cops ip dscp [< 0-63 > | default | af11-af43 | cs1-cs7 ]

 

Router(config)#

Cisco ルータで送信される COPS メッセージのマーキングを指定します。

このコマンドの値は COPS メッセージで送信されるマーキングを指定します。Cisco CMTS ルータでサポートされている値は次のとおりです。

0-63 ― 0 ~ 63 の DSCP 値

af11 ― AF11 dscp(001010)を使用

af12 ― AF12 dscp(001100)を使用

af13 ― AF13 dscp(001110)を使用

af21 ― AF21 dscp(010010)を使用

af22 ― AF22 dscp(010100)を使用

af23 ― AF23 dscp(010110)を使用

af31 ― AF31 dscp(011010)を使用

af32 ― AF32 dscp(011100)を使用

af33 ― AF33 dscp(011110)を使用

af41 ― AF41 dscp(100010)を使用

af42 ― AF42 dscp(100100)を使用

af43 ― AF43 dscp(100110)を使用

cs1 ― CS1 dscp(001000)[precedence 1] を使用

cs2 ― CS2 dscp(010000)[precedence 2] を使用

cs3 ― CS3 dscp(011000)[precedence 3] を使用

cs4 ― CS4 dscp(100000)[precedence 4] を使用

cs5 ― CS5 dscp(101000)[precedence 5] を使用

cs6 ― CS6 dscp(110000)[precedence 6] を使用

cs7 ― CS7 dscp(111000)[precedence 7] を使用

default ― デフォルト dscp(000000)を使用

ef ― EF dscp(101110)を使用

ステップ 4

exit

 

Router(config)# exit

Router#

特権 EXEC モードに戻ります。

 

COPS TCP ウィンドウ サイズの設定

この機能により、COPS プロセスが使用するデフォルトの TCP 受信ウィンドウ サイズを上書きできます。この設定により、COPS サーバから一度に大量のデータを送信しないようにできます。Cisco IOS Release 12.3(13a)BC で cops tcp window-size bytes コマンドを使用すると、この機能がサポートされます。

Cisco CMTS の TCP ウィンドウ サイズを変更するには、次のステップを実行します。

ステップの概略

1. enable

2. configure terminal

3. cops tcp window-size bytes

4. exit

ステップの詳細

 

コマンドまたは処理
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードを開始します。

必要な場合は、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

cops tcp window-size bytes

 

Router#

Cisco CMTS のデフォルト TCP 受信ウィンドウ サイズを上書きします。TCP ウィンドウ サイズをデフォルト設定の 4 K に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

bytes ― TCP ウィンドウ サイズの設定(バイト)です。516 ~ 65535 バイトの値を設定できます。


) デフォルトの COPS TCP ウィンドウ サイズは 4000 バイトです。



) このコマンドは、COPS サーバへの既存の接続には影響を与えません。このコマンドを指定すると、その後の新しい接続についてだけこの機能がサポートされます。



) このコマンドは、すべての COPS サーバのすべての TCP 接続に影響を与えます。


ステップ 4

exit

 

Router(config)# exit

Router#

特権 EXEC モードに戻ります。

 

次の例では、TCP ウィンドウ サイズを 64000 バイトに設定します。

Router(config)# cops tcp window-size 64000
 

COPS エンジンに対する ACL サポートの設定

Cisco IOS Release 12.3(13)BC では、COPS に対する ACL のサポートが導入されました。Cisco CMTS に COPS ACL を設定するには、次のステップを実行します。


) ACL をケーブル モニタおよび Cisco uBR10012 ルータとともに使用する場合は複数の ACL を 1 つの ACL にまとめ、まとめた ACL を使ってケーブル モニタを設定します。


ステップの概略

1. enable

2. configure terminal

3. cops listeners access-list { acl-num | acl-name }

4. exit

ステップの詳細

 

コマンドまたは処理
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードを開始します。

必要な場合は、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

cops listeners access-list { acl-num | acl-name }

 

Router# cops listeners access-list 40

Cisco CMTS のすべての COPS 待ち受けアプリケーションへの着信接続に ACL を設定します。Cisco CMTS からこの設定を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。

acl-num ― 30 字以内の英数字で、現在のインターフェイスに適用する ACL を示す文字から開始します。

acl-name ― 現在のインターフェイスに適用するアクセス リストを示す数字です。標準アクセス リストの場合は 1 ~ 99、拡張アクセス リストの場合は 100 ~ 199 です。

ステップ 4

exit

 

Router(config)# exit

Router#

特権 EXEC モードに戻ります。

 

次に行う作業

アクセス リストを表示するには、特権 EXEC モードで show access-list コマンドを使用します。

Cisco CMTS での COPS エンジン設定の表示と確認

Cisco CMTS で COPS をイネーブルにして設定したら、次のステップで show コマンドの 1 つまたは全部を使用して設定を確認し、追跡します。

ステップの概略

1. enable

2. show cops servers

3. show ip rsvp policy cops

4. show ip rsvp policy

ステップの詳細

 

コマンドまたは処理
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードを開始します。

必要な場合は、パスワードを入力します。

ステップ 2

show cops servers

 

Router# show cops servers

サーバのアドレス、ポート、ステート、キープアライブ、およびポリシー クライアント情報を表示します。

ステップ 3

show ip rsvp policy cops

 

Router# show ip rsvp policy cops

ポリシー サーバのアドレス、ACL ID、およびクライアント/サーバの接続状態を表示します。

ステップ 4

show ip rsvp policy

 

Router# show ip rsvp policy

ACL ID と ACL ID の接続状態を表示します。

 

COPS エンジン情報の show コマンド

次に、Cisco ルータの COPS エンジンの設定例を 3 つ示します。それぞれの show コマンドで COPS エンジン設定を確認します。

show cops servers については、「ネットワークの COPS サーバを表示」 を参照してください。

show ip rsvp policy cops については、「ネットワークの COPS ポリシー情報を表示」 を参照してください。

show ip rsvp policy については、「COPS のアクセス リストを表示」 を参照してください。

ネットワークの COPS サーバを表示

この例では、ポリシー サーバのアドレス、ステート、キープアライブ、およびポリシー クライアント情報を表示します。

Router# show cops servers
 
COPS SERVER: Address: 161.44.135.172. Port: 3288. State: 0. Keepalive: 120 sec
Number of clients: 1. Number of sessions: 1.
COPS CLIENT: Client type: 1. State: 0.
 

ネットワークの COPS ポリシー情報を表示

この例では、ポリシー サーバのアドレス、ACL ID、およびクライアント/サーバの接続状態を示します。

Router# show ip rsvp policy cops
 
COPS/RSVP entry. ACLs: 40 60
PDPs: 161.44.135.172
Current state: Connected
Currently connected to PDP 161.44.135.172, port 0
 

COPS のアクセス リストを表示

この例では、ACL ID の番号と各 ACL ID のステータスを表示します。

Router# show ip rsvp policy
 
Local policy: Currently unsupported
COPS:
ACLs: 40 60 . State: CONNECTED.
ACLs: 40 160 . State: CONNECTING.
 

Cisco CMTS の COPS エンジンのデバッグ

Cisco IOS Release 12.3(13a)BC および以降のリリースは、Cisco CMTS で COPS エンジンをデバッグする次のコマンドをサポートします。

debug packetcable cops(PacketCable の COPS のデバッグ を参照)

debug packetcable gate control( を参照)

deb packetcable subscriber

show debug

PacketCable の COPS のデバッグ

COPS エンジンを使用して PacketCable のプロセスのデバッグをイネーブルにするには、特権 EXEC モードで debug packetcable cops コマンドを使用します。デバッグをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

debug packetcable cops

no debug packetcable cops

次に、 debug packetcable cops コマンドの例を示します。

Router# debug packetcable cops
Pktcbl COPS msgs debugging is on
 

PacketCable ゲート コントロールのデバッグ

PacketCable ゲート コントロールのデバッグ プロセスをイネーブルにして表示するには、特権 EXEC モードで debug packetcable gate control コマンドを使用します。デバッグをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

debug packetcable gate control

no debug packetcable gate control

次に、ゲート コントロールのデバッグの例を示します。

Router# debug packetcable gate control
Pktcbl gate control msgs debugging is on
 

PacketCable サブスクライバのデバッグ

PacketCable サブスクライバのデバッグ プロセスをイネーブルにして表示するには、特権 EXEC モードで debug packetcable subscriber コマンドを使用します。デバッグをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

debug packetcable subscriber IP-addr

no debug packetcable subscriber IP-addr

次に、指定した IP アドレスの debug packetcable subscriber コマンドを有効にする例を示します。

Router# debug packetcable subscriber 68.1.2.5
Pktcbl on the subscriber debugging is on
 

有効なデバッグ機能の表示

Cisco CMTS の PacketCable COPS メッセージが含まれる現在のデバッグ情報を表示するには、特権 EXEC モードで show debug コマンドを使用します。

Router# show debug
PacketCable Client:
Pktcbl COPS msgs debugging is on
PacketCable specific:
Debugging is on for Subscriber 68.1.2.4, Mask 255.255.255.255
SLOT 6/0: Nov 19 04:57:09.219: %UBR10000-5-UNREGSIDTIMEOUT: CMTS deleted unregistered Cable Modem 0002.8a8c.8c1a
SLOT 6/0: Nov 19 04:57:12.279: %UBR10000-5-UNREGSIDTIMEOUT: CMTS deleted unregistered Cable Modem 0002.8a8c.92ae
*Nov 19 04:57:19.751: PktCbl(cops): Received callback [code 2, handle: 0x63982B08] from COPS engine
*Nov 19 04:57:19.751: PktCbl(cops): Received a COPS DEC message, flags is 0x1
*Nov 19 04:57:19.755: PktCbl(cops): Received callback [code 2, handle: 0x63982B08] from COPS engine
*Nov 19 04:57:19.755: PktCbl(cops): Received a COPS DEC message, flags is 0x1
*Nov 19 04:57:19.755: PktCbl(cops): Received callback [code 2, handle: 0x63982B08] from COPS engine
*Nov 19 04:57:19.755: PktCbl(cops): Received a COPS DEC message, flags is 0x1
*Nov 19 04:57:19.755: PktCbl(cops): Received callback [code 2, handle: 0x63982B08] from COPS engine
*Nov 19 04:57:19.755: PktCbl(ndle: 0x63982B08] from COPS engine
 

ケーブルに対する COPS エンジンの設定例

ここでは、Cisco CMTS の RSVP に COPS を設定する例を示します。

COPS サーバを指定する場合の例

COPS サーバの表示コマンド

RSVP に対する COPS の設定については、「Cisco CMTS に COPS エンジンを設定するには」を参照してください。

COPS サーバを指定する場合の例

次に、COPS サーバを指定して、そのサーバで RSVP の COPS をイネーブルにする例を示します。どちらの機能も ip rsvp policy cops コマンドを使って実行します。実行時には、残りのすべての RSVP に対する COPS コマンドのデフォルト設定が適用されます。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# ip rsvp policy cops servers 161.44.130.168 161.44.129.6
Router(config)# exit

COPS サーバの表示コマンド

次に、ルータで RSVP に対して COPS を設定する場合の例を 3 つ示します。いずれも RSVP に対する COPS の設定を確認するために使用します。

この例では、ポリシー サーバのアドレス、ステート、キープアライブ、およびポリシー クライアント情報を表示します。

Router# show cops servers
 
COPS SERVER: Address: 161.44.135.172. Port: 3288. State: 0. Keepalive: 120 sec
Number of clients: 1. Number of sessions: 1.
COPS CLIENT: Client type: 1. State: 0.
 

この例では、ポリシー サーバのアドレス、ACL ID、およびクライアント/サーバの接続状態を示します。

Router# show ip rsvp policy cops
 
COPS/RSVP entry. ACLs: 40 60
PDPs: 161.44.135.172
Current state: Connected
Currently connected to PDP 161.44.135.172, port 0
 

この例では、ACL ID の番号と各 ACL ID のステータスを表示します。

Router# show ip rsvp policy
 
Local policy: Currently unsupported
COPS:
ACLs: 40 60 . State: CONNECTED.
ACLs: 40 160 . State: CONNECTING.
 

参考資料

次に、Cisco ユニバーサル ブロードバンド ルータのサポートや COPS に対する一般的な IOS サポートに関わりなく、COPS およびその他のケーブル傍受機能に関連する参考資料を示します。

関連資料

関連項目
資料名

ブロードバンド ケーブル コマンド リファレンス

Cisco Broadband Cable Command Reference Guide

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_command_reference_book09186a0080108e88.html

ケーブル モニタおよび傍受

Cable Monitor and Intercept Features for the Cisco CMTS

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/cable/ps2217/products_feature_guide_chapter09186a008019b571.html

メインライン Cisco IOS リリースにおける RSVP 用 COPS

Configuring COPS for RSVP

http://www.cisco.com/en/US/products/sw/iosswrel/ps1835/products_configuration_guide_chapter09186a00800b75c9.html

COPS for RSVP

http://www.cisco.com/en/US/products/sw/iosswrel/ps1835/products_configuration_guide_chapter09186a00800b679d.html#53452

標準規格

標準規格
タイトル

PKT-SP-ESP-I01-991229

PacketCable™ Electronic Surveillance Specification( http://www.packetcable.com

MIB

MIB
MIB リンク

この機能をサポートする MIB は導入または強化されていません。

選択したプラットフォーム、Cisco IOS リリース、およびフィーチャ セットの MIB を検索してダウンロードするには、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用します。

http://www.cisco.com/go/mibs

RFC

RFC
タイトル

一般的な RFC リソース

RFC Index Search Engine

http://www.rfc-editor.org/rfcsearch.html

SNMP:Frequently Asked Questions About MIB RFCs

http://www.cisco.com/en/US/tech/tk648/tk362/technologies_q_and_a_item09186a00800c2612.shtml

テクニカル サポート

説明
リンク

Cisco テクニカル サポートおよびマニュアルの Web サイトでは数千ページの技術コンテンツが検索可能で、製品、技術、ソリューション、技術ヒント、ツールへのリンクが含まれています。Cisco.com 登録ユーザは、このページからログインしてさらに豊富なコンテンツにアクセスできます。

http://www.cisco.com/techsupport

コマンド リファレンス

ここでは、Cisco IOS Release 12.3(13a)BC および以降のリリースの Cisco CMTS で COPS エンジンをサポートする新しいコマンドについて説明します。

cops ip dscp

cops listeners access-list

cops tcp window-size

cops ip dscp

Cisco ルータによって伝送される COPS メッセージのマーキングを指定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで cops ip dscp コマンドを使用します。このコンフィギュレーションを削除にするには、このコマンドの no 形式を使用します。

cops ip dscp x

no cops ip dscp

 
シンタックスの説明

x

この値は、COPS メッセージとともに送信されるマーキングを指定します。次の値がサポートされています。

0-63 ― 0 ~ 63 の DSCP 値

af11 ― AF11 dscp(001010)を使用

af12 ― AF12 dscp(001100)を使用

af13 ― AF13 dscp(001110)を使用

af21 ― AF21 dscp(010010)を使用

af22 ― AF22 dscp(010100)を使用

af23 ― AF23 dscp(010110)を使用

af31 ― AF31 dscp(011010)を使用

af32 ― AF32 dscp(011100)を使用

af33 ― AF33 dscp(011110)を使用

af41 ― AF41 dscp(100010)を使用

af42 ― AF42 dscp(100100)を使用

af43 ― AF43 dscp(100110)を使用

cs1 ― CS1 dscp(001000)[precedence 1] を使用

cs2 ― CS2 dscp(010000)[precedence 2] を使用

cs3 ― CS3 dscp(011000)[precedence 3] を使用

cs4 ― CS4 dscp(100000)[precedence 4] を使用

cs5 ― CS5 dscp(101000)[precedence 5] を使用

cs6 ― CS6 dscp(110000)[precedence 6] を使用

cs7 ― CS7 dscp(111000)[precedence 7] を使用

default ― デフォルト dscp(000000)を使用

ef ― EF dscp(101110)を使用

 
デフォルト

Cisco ルータが送信するメッセージのデフォルト DSCP 値は 0 です。

Cisco ルータの着信接続のデフォルトは、TCP 接続を開始する COPS サーバによって使用される DSCP 値です。

 
コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション モード

 
コマンド履歴

リリース
変更

12.3(13a)BC

このコマンドが導入されました。

 
使用上のガイドライン

Cisco ルータで cops ip dscp コマンドを使用すると、着信接続または送信接続の COPS パケットを再度マーキングできます。

このコマンドは、すべての COPS サーバのすべての TCP 接続に影響を与えます。

このコマンドは、COPS サーバへの既存の接続には影響を与えません。このコマンドを指定すると、その後の新しい接続についてだけこの機能がサポートされます。

次に、cops ip dscp コマンドおよびサポートされるコマンドの例を示します。

Router(config)# cops ip dscp ?
<0-63> DSCP value
af11 Use AF11 dscp (001010)
af12 Use AF12 dscp (001100)
af13 Use AF13 dscp (001110)
af21 Use AF21 dscp (010010)
af22 Use AF22 dscp (010100)
af23 Use AF23 dscp (010110)
af31 Use AF31 dscp (011010)
af32 Use AF32 dscp (011100)
af33 Use AF33 dscp (011110)
af41 Use AF41 dscp (100010)
af42 Use AF42 dscp (100100)
af43 Use AF43 dscp (100110)
cs1 Use CS1 dscp (001000) [precedence 1]
cs2 Use CS2 dscp (010000) [precedence 2]
cs3 Use CS3 dscp (011000) [precedence 3]
cs4 Use CS4 dscp (100000) [precedence 4]
cs5 Use CS5 dscp (101000) [precedence 5]
cs6 Use CS6 dscp (110000) [precedence 6]
cs7 Use CS7 dscp (111000) [precedence 7]
default Use default dscp (000000)
ef Use EF dscp (101110)
 

その他の COPS の情報

Cisco 12.3(13a)BC は、COPS とともに使用する ACL もサポートします。「COPS エンジンに対する ACL サポートの設定」を参照してください。

Cisco CMTS での COPS の設定について詳しくは Cisco.com で次のマニュアルを参照してください。

Configuring COPS for RSVP

http://www.cisco.com/en/US/products/sw/iosswrel/ps1835/products_configuration_guide_chapter09186a00800b75c9.html

COPS for RSVP

http://www.cisco.com/en/US/products/sw/iosswrel/ps1835/products_configuration_guide_chapter09186a00800b679d.html#53452

cops listeners access-list

Cisco CMTS ですべての待ち受けアプリケーションに着信接続する ACL を設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで cops listeners access-list コマンドを使用します。Cisco CMTS からこの設定を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。

cops listeners access-list { acl-num | acl-name }

no cops listeners access-list { acl-num | acl-name }

 
シンタックスの説明

acl-num

30 字以内の英数字で、現在のインターフェイスに適用する ACL を示す文字から開始します。

acl-name

現在のインターフェイスに適用するアクセス リストを示す数字です。標準アクセス リストの場合は 1 ~ 99、拡張アクセス リストの場合は 100 ~ 199 です。

 
コマンドのデフォルト設定

デフォルトでは、アクセス リストは Cisco ルータに設定されていません。

 
コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション モード

 
コマンド履歴

リリース
変更

12.3(13a)BC

このコマンドが導入されました。

 
使用上のガイドライン


) ACL をケーブル モニタおよび Cisco uBR10012 ルータとともに使用する場合は複数の ACL を 1 つの ACL にまとめ、まとめた ACL を使ってケーブル モニタを設定します。ケーブル モニタの詳細については、「Cisco CMTS のケーブル モニタおよび傍受機能」の章を参照してください。


次に、COPS 待ち受け機能に対する簡単なアクセス リスト コンフィギュレーションの例を示します。

Router# cops listeners access-list 40

cops tcp window-size

Cisco CMTS のデフォルト TCP 受信ウィンドウ サイズを上書きするには、グローバル コンフィギュレーション モードで cops tcp window-size コマンドを使用します。この設定により、COPS サーバから一度に大量のデータを送信しないようにできます。TCP ウィンドウ サイズをデフォルト設定の 4 K に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

cops tcp window-size bytes

no cops tcp window-size

 
シンタックスの説明

bytes

TCP ウィンドウ サイズ。バイト単位で設定します。516 ~ 65535 バイトの値を設定できます。

 
デフォルト

デフォルトの COPS TCP ウィンドウ サイズは 4000 バイトです。

 
使用上のガイドライン

このコマンドは、COPS サーバへの既存の接続には影響を与えません。このコマンドを指定すると、その後の新しい接続についてだけこの機能がサポートされます。

次の例では、TCP ウィンドウ サイズを 64000 バイトに設定します。

Router(config)# cops tcp window-size 64000
 

次に、このコマンドのオンライン ヘルプの例を示します。

Router(config)# cops tcp window-size ?
<516-65535> Size in bytes

 
コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション モード

 
コマンド履歴

リリース
変更

12.3(13a)BC

このコマンドが導入されました。

 

その他の COPS の情報

Cisco 12.3(13a)BC は、COPS とともに使用する ACL もサポートします。「COPS エンジンに対する ACL サポートの設定」を参照してください。

Cisco CMTS での COPS の設定について詳しくは Cisco.com で次のマニュアルを参照してください。

Configuring COPS for RSVP

http://www.cisco.com/en/US/products/sw/iosswrel/ps1835/products_configuration_guide_chapter09186a00800b75c9.html

COPS for RSVP

http://www.cisco.com/en/US/products/sw/iosswrel/ps1835/products_configuration_guide_chapter09186a00800b679d.html#53452